JP2000122894A - 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2000122894A
JP2000122894A JP10298059A JP29805998A JP2000122894A JP 2000122894 A JP2000122894 A JP 2000122894A JP 10298059 A JP10298059 A JP 10298059A JP 29805998 A JP29805998 A JP 29805998A JP 2000122894 A JP2000122894 A JP 2000122894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
setup
screen
changed
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10298059A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kawasaki
誠 川崎
Naoki Iwasa
直樹 岩佐
Yoshihisa Harada
義久 原田
Teruhiko Kimura
輝彦 木村
Hirozo Koizumi
博三 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10298059A priority Critical patent/JP2000122894A/ja
Priority to EP19990303911 priority patent/EP0996061A2/en
Priority to CN 99107012 priority patent/CN1251448A/zh
Publication of JP2000122894A publication Critical patent/JP2000122894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/2284Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing by power-on test, e.g. power-on self test [POST]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/32Monitoring with visual or acoustical indication of the functioning of the machine
    • G06F11/324Display of status information
    • G06F11/327Alarm or error message display

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラーが発生した場合に、ユーザーが、その
エラーの発生要因(変更すべき事項)を容易に特定し、
そのエラーを迅速かつ的確に解消できるようにする。 【解決手段】 起動時自己診断機能22によりエラーを
検出し、その検出に対応して、コンピュータシステムに
おける表示部15に、そのエラーを解消するために変更
すべき内容を変更するためのセットアップ画面を表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図38〜図45) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図37) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基本入出力
プログラム(BIOS:Basic Input Output System)に
よるセットアップ機能を有する情報処理装置において、
起動時自己診断機能(POST:Power On Self Test)
により検出されたエラーに対処するための方法に関し、
また、その方法を適用された、情報処置装置,制御装置
およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、情報処理装置、例えばパーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンと略記する場合があ
る)などのコンピュータシステムにおいては、キーボー
ド,ディスプレイ,フロッピディスクドライブ(FD
D),ハードディスクドライブ(HDD)などの各種ハ
ードウェア(入出力装置や周辺機器)を制御するための
基本入出力プログラム(以下、BIOSという)がRO
Mに格納されている。
【0004】また、コンピュータシステムの電源投入時
あるいは再起動時には、自己診断機能(以下、POST
という)により、コンピュータシステムにおけるメモ
リ,CPU,FDD,HDD等を含む全デバイスのチェ
ックと、コンピュータシステムにおける環境設定(日付
/時刻,シリアルポート,パラレルポート,サウンドデ
バイス,省電力モードなどの設定)のチェックとが自動
的に行なわれる。
【0005】POSTにより何らかのエラー(以下、P
OSTエラーという場合がある)が発生していることを
検知した場合、従来のコンピュータシステムは、そのエ
ラーについてのエラーメッセージをディスプレイに表示
し、そのエラーメッセージを参照したオペレータからの
操作/指示を待機している。オペレータは、ディスプレ
イに表示されたエラーメッセージを参照すると、そのエ
ラーメッセージに応じて対処することになる。
【0006】POSTエラーがハードウェアに起因する
ものである場合、オペレータは、対象ハードウェアの修
復を行なって対処する。一方、POSTエラーが前記環
境設定事項を変更することにより解消されるものである
場合、オペレータは、BIOSセットアップ機能(コン
ピュータシステムの環境設定のためのプログラム)を用
い、POSTエラーに応じたBIOSセットアップ項目
をディスプレイに呼び出し、そのディスプレイを参照し
ながらPOSTエラーの発生要因となった事項の設定を
変更する。
【0007】ここで、環境設定事項の変更により修復可
能なPOSTエラーの具体的な発生例、および、そのP
OSTエラーの修復手順について、図38〜図45を参
照しながら説明する。BIOSセットアップ機能で解消
可能なPOSTエラーとしては、例えば、ユーザー(オ
ペレータ)が、環境設定事項であるHDDパラメータや
システム日付を誤って設定してしまった場合に生じるも
のがある。これらのPOSTエラーとその修復手順とに
ついて、以下に、より具体的に説明する。
【0008】コンピュータシステムにおいて、HDDパ
ラメータであるタイプおよびサイズ(シリンダ数)とし
て、それぞれ、「ユーザー設定」および適当な値(自然
数)が設定されているものとする。このようなコンピュ
ータシステムに、ゼロサイズの設定をエラーとして扱う
HDDを取り付けて、BIOSセットアップを起動する
と、デフォルトデータがロードされ、タイプの設定状態
は、「ユーザー設定」から「自動」に戻される。なお、
タイプとして「自動」を選択した場合、起動時にデバイ
スのタイプが自動的に認識される一方、タイプとして
「ユーザー設定」を選択した場合、シリンダ数,ヘッド
数,セクタ数の各項目をユーザーが設定することができ
る。
【0009】そして、ユーザーが、例えば図41に示す
ようなセットアップ画面を参照しタイプが自動に戻って
いることに気付いて、タイプを「自動」から「ユーザー
設定」に変更したとする。タイプを「ユーザー設定」に
設定すると、サイズ(シリンダ数)として最小値である
ゼロが自動的に設定される。なお、タイプとして「自
動」が設定されている場合、画面上においてサイズの項
目「シリンダ数」,「ヘッダ数」,「セクタ数」は低輝
度で表示される。
【0010】このとき、ユーザーがサイズをゼロから適
当な値に変更・設定し忘れて、コンピュータシステムを
再起動すると、HDDがゼロサイズの設定をエラーとし
て扱うために、POSTエラーが発生し、BIOSは、
例えば図38に示すような自己診断画面を表示させてか
ら、ユーザーによるキー入力を待機することになる。こ
の図38に示す自己診断画面では、エラー診断結果とし
て、ハードディスク0に係わる、コード“0200”の
POSTエラーが発生した旨(エラーメッセージ)が表
示されている。
【0011】このようなPOSTエラーの診断結果を参
照したユーザーは、このままではHDDを使用できない
ので、F2キーを押下してBIOSセットアップに移行
して、HDDパラメータの設定を変更する必要がある。
つまり、ユーザーは、図38に示すような自己診断画面
を参照し、F2キーを押下して、図39に示すようなB
IOSセットアップのメインメニュー画面を表示させ
る。このとき、ユーザーが、図38に示す自己診断画面
でF2キーを押下すると、表示部の画面は、自己診断画
面から直ちに図39に示すBIOSセットアップのメイ
ンメニュー画面に切り換わる。
【0012】メインメニュー画面では、図39に示すよ
うに、複数のセットアップ項目「システム時刻」,「シ
ステム日付」,「フロッピーディスクA」,「プライマ
リマスター」,「セカンダリマスター」,「システムメ
モリ」,「拡張メモリ」,「言語(Language)」が表示
されている。表示状態をメインメニュー画面に切り換え
た直後、セットアップ項目を選択するためのカーソルC
は、図39に示すように、最上位置のセットアップ項目
「システム時刻」に位置している。実際には、カーソル
Cは、セットアップ項目「システム時刻」を囲む矩形領
域を明暗反転することにより表示されている。このカー
ソルCは“↑”キー,“↓”キーを操作することにより
上下方向に移動し、そのカーソルCの位置によってセッ
トアップ項目が選択されるようになっている。また、メ
インメニュー画面では、項目ヘルプも表示されている。
この項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付いている
セットアップ項目に関するヘルプ情報が表示される。従
って、図39に示すメインメニュー画面では、カーソル
Cが「システム時刻」に位置付いているので、この「シ
ステム時刻」に対応したヘルプ情報「現在の時刻を設定
します。<Tab> キー、<Shift-Tab> キー、<Enter> キー
で項目を選択します」が項目ヘルプの欄に表示されてい
る。
【0013】さて、ユーザーは、図39に示すBIOS
セットアップのメインメニュー画面が表示されると、
“↓”キーを押下し、カーソルCを、図40に示すよう
にハードディスク0にかかる「プライマリマスター」の
位置まで移動させてから、“Enter"キーを押下すること
により、セットアップ項目「プライマリマスター」を選
択する。これにより、表示部の画面は、図40に示すメ
インメニュー画面から図41に示すようなプライマリマ
スターのメニュー画面に切り換わる。なお、図40に示
す画面の項目ヘルプの欄には、カーソルCが位置付いて
いる「プライマリマスター」に対応したヘルプ情報「プ
ライマリマスターに接続されているATA/ATAPI デバイス
のタイプと動作モードを設定します」が表示されてい
る。
【0014】プライマリマスターのメニュー画面では、
図40に示すように、複数のセットアップ項目「タイ
プ」,「シリンダ数」,「ヘッダ数」,「セクタ数」,
「最大容量」,「マルチセクタ転送」,「LABモード
制御」,「転送モード」,「Ultra DMA モード」が表示
されている。表示状態をプライマリマスターのメニュー
画面に切り換えた直後、セットアップ項目を選択するた
めのカーソルCは、最上位置のセットアップ項目「タイ
プ」に位置している。実際には、カーソルCは、セット
アップ項目「タイプ」を囲む矩形領域を明暗反転するこ
とにより表示されている。このカーソルCは“↑”キ
ー,“↓”キーを操作することにより上下方向に移動
し、そのカーソルCの位置によってセットアップ項目が
選択される。また、プライマリマスターのメニュー画面
でも項目ヘルプが表示されており、この項目ヘルプの欄
には、カーソルCの位置付いているセットアップ項目
「タイプ」に関するヘルプ情報(図41参照)が表示さ
れる。
【0015】そして、ユーザーは、図41に示すプライ
マリマスターのメニュー画面が表示されると、“↓”キ
ーを押下し、カーソルCを、図42に示すように「シリ
ンダ数」の位置まで移動させてから、“−/Space"キー
を操作することにより、項目「シリンダ数」の右方に表
示されている数値表示部「[ 0]」内の数値を変更す
る。これにより、サイズゼロとなっているシリンダ数を
所定の値に変更・設定して、HDDパラメータ(シリン
ダ数)の誤設定に起因するPOSTエラーが解消され
る。なお、図42に示す画面の項目ヘルプの欄には、カ
ーソルCが位置付いている「シリンダ数」に対応したヘ
ルプ情報「ハードディスクのシリンダ数を設定します」
が表示されている。
【0016】一方、BIOSセットアップに際し、ユー
ザーが、システム日付の年度として設定範囲外の年度
(例えば1980年以前の年度)を誤って設定しまう
と、BIOSは、その年度を、設定範囲内の最小年度
(例えば1981年)に強制的に変更する。BIOSに
より変更された年度も誤ったものであるので、このまま
コンピュータシステムを起動すると、POSTエラーが
発生し、BIOSは、例えば図43に示すような自己診
断画面を表示させてから、ユーザーによるキー入力を待
機することになる。この図43に示す自己診断画面で
は、エラー診断結果として、エラーメッセージとして、
エラーコード“0271”と日付の設定をチェックする
旨(エラーメッセージ)とが表示されている。
【0017】誤った年度のままコンピュータシステムを
起動すると、例えば、パソコン用OSとして周知のMic
rosoft社のWindows95を採用したパソコンでは動作に不
具合が発生する可能性が大きい。従って、上述のような
POSTエラーの診断結果を参照したユーザーは、F2
キーを押下してBIOSセットアップに移行して、シス
テム日付の設定を変更する必要がある。
【0018】つまり、ユーザーは、図43に示すような
自己診断画面を参照し、F2キーを押下して、図44に
示すようなBIOSセットアップのメインメニュー画面
を表示させる。このとき、ユーザーが、図43に示す自
己診断画面でF2キーを押下すると、前述した通り、表
示部の画面は、自己診断画面から直ちに図44に示すB
IOSセットアップのメインメニュー画面に切り換わ
る。
【0019】図44に示すメインメニュー画面も図39
に示す画面とほぼ同様の表示内容を有しているが、図4
4に示すメインメニュー画面では、システム日付の年度
が“1981”に設定されている。表示状態を図44に
示すメインメニュー画面に切り換えた直後、セットアッ
プ項目を選択するためのカーソルCは、最上位置のセッ
トアップ項目「システム時刻」に位置しており、項目ヘ
ルプの欄には、カーソルCの位置付いているセットアッ
プ項目に関するヘルプ情報が表示される。
【0020】さて、ユーザーは、図44に示すBIOS
セットアップのメインメニュー画面が表示されると、
“↓”キーを押下し、カーソルCを、図45に示すよう
に「システム日付」の位置まで移動させる。カーソルC
が「システム日付」に位置付けられると、画面の項目ヘ
ルプの欄には、図45に示すように、「システム日付」
に対応したヘルプ情報「現在の日付を設定します。<Tab
> キー、<Shift-Tab> キー、<Enter> キーで項目を選択
します」が表示される。
【0021】このような表示状態で、ユーザーは、"Ta
b" キー,"Shift-Tab" キー,"Enter" キーを操作して
年度を選択した後、“−/Space"キーを操作することに
より、間違っている年度“1981”を正しい年度、例
えば“1998”に変更・設定する。これにより、シス
テム日付(年度)の誤設定に起因するPOSTエラーが
解消される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
コンピュータシステムでは、何らかのPOSTエラーが
発生した場合、BIOSは、エラーメッセージを表示さ
せ、そのままユーザーのキー操作待ち状態(F2キーの
押下待ち状態)となっている。ここで、POSTエラー
の発生時にユーザーのキー操作待ち状態となるのは、従
来、BIOSセットアップ項目等の設定の変更はユーザ
ーの自主的な意志で行なわれるべきであるという考えに
よるものである。キー操作待ち状態でも、従来、F1キ
ーを押下した場合には、システムは起動される。つま
り、ユーザーがBIOSセットアップ項目の設定状態に
多少問題があってもそのままシステムを起動することを
望むような場合には、ユーザーはF1キーを押下すれば
よい。
【0023】これに対し、ユーザーがそのPOSTエラ
ーを解消すべくBIOSセットアップ項目の設定・変更
を望む場合、ユーザーは、前記キー操作待ち状態で画面
に表示されたエラーメッセージをチェックし、発生した
POSTエラーがBIOSセットアップ機能で解消可能
であれば、前述した通り、F2キーを押下してBIOS
セットアップのメインメニュー画面を表示させ、自分で
変更が必要なBIOSセットアップ項目を含む画面を表
示させてから、POSTエラーの発生要因となっている
設定事項を変更しなければならない。
【0024】しかし、ユーザーによっては、エラーメッ
セージの意味を正しく理解できずPOSTエラーに対し
て何ら対処できなかったり、理解できたとしても変更す
べきBIOSセットアップ項目の表示画面へ移行させる
ことができない場合がある。POSTエラーとしては、
上述した2種類以外にも、後述するごとくいくつか存在
しており、その全てをユーザーが常時把握していること
は困難である。
【0025】また、ユーザーがマニュアルを参照しなが
ら所望のBIOSセットアップ項目の表示画面を表示さ
せることも可能であるが、POSTエラーによってはマ
ニュアルのかなり深い部分まで参照しなければならず、
POSTエラーに対して迅速に対処することができな
い。一方、近年、パソコンが極めて広範に普及し、パソ
コンについての知識をほとんどもたないユーザーがパソ
コンを操作するような状況では、設定変更をユーザーの
自主的な意志で行なわせるよりも、強制的に設定変更を
ユーザーに促すようにした方がユーザーにとって望まし
く、ユーザに対するサービス性の向上にもつながると考
えられている。従って、近年、POSTエラーの発生時
にはそのPOSTエラーを解消すべくBIOSセットア
ップ項目の設定変更をユーザーに強制的に促せるように
することが望まれている。
【0026】本発明は、このような状況に鑑み創案され
たもので、エラーが発生した場合、ユーザーが、そのエ
ラーの発生要因(変更すべき事項)を容易に特定し、そ
のエラーを迅速かつ的確に解消できるようにした、情報
処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御
装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能
な記録媒体を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報処理装置におけるエラー対処方法(請
求項1)は、情報処理装置の起動時自己診断機能により
検出されたエラーにセットアップ機能により対処するた
めの方法であって、前記起動時自己診断機能によりエラ
ーを検出し、その検出に応答して、情報処理装置におけ
る表示部に、そのエラーを解消するために変更すべき内
容を変更するためのセットアップ画面を表示させること
を特徴としている。
【0028】このとき、エラーが前記セットアップ機能
を用いて解消可能なものである場合に、情報処理装置に
おける表示部に、そのエラーを解消するためのセットア
ップ画面を表示してもよいし(請求項2)、セットアッ
プ画面で、エラーの詳細およびエラーを解消するために
変更すべき内容をエラー情報として通知してもよい(請
求項3)。
【0029】また、セットアップ画面として、エラーを
解消するために変更すべき内容に対応するセットアップ
項目を含む画面を表示してもよく(請求項4)、このと
き、セットアップ画面においてセットアップ項目を強調
的に表示してもよい(請求項5)。さらに、前記起動時
自己診断機能により検出されうるエラーと、そのエラー
を解消するために変更すべき内容を変更するためのセッ
トアップ画面との対応を、該情報処理装置に予め設定し
ておき、その対応に基づいて、情報処理装置における表
示部に、エラーを解消するために変更すべき内容を変更
するためのセットアップ画面を表示させてもよい(請求
項6)。
【0030】同様に、前記起動時自己診断機能により検
出されうるエラーと、そのエラーを解消するために変更
すべき内容を変更するためのセットアップ項目との対応
を、情報処理装置に予め設定しておき、その対応に基づ
いて、情報処理装置における表示部に、エラーを解消す
るために変更すべき内容を変更するためのセットアップ
項目を表示させてもよい(請求項7)。
【0031】このとき、エラーに対応するエラーメッセ
ージ情報を情報処理装置に予め設定しておき、情報処理
装置における表示部に、エラーメッセージ情報を表示さ
せてもよい(請求項8)。また、前記起動時自己診断機
能により検出されうるエラーのうち前記セットアップ機
能を用いて解消可能なエラーと、そのエラーの詳細およ
びそのエラーを解消するために変更すべき内容を含むエ
ラー情報との対応を、情報処理装置に予め設定してお
き、その対応に基づいて、セットアップ画面で通知すべ
きエラー情報を決定してもよい(請求項9)。
【0032】なお、前記セットアップ機能としては、情
報処理装置の基本入出力プログラムによるものを用いて
もよい(請求項10)。一方、本発明の情報処理装置
(請求項11)は、起動時自己診断機能によりエラーが
検出された場合、セットアップ機能を起動し、表示部の
表示画面に、そのエラーを解消するために変更すべき内
容を変更するためのセットアップ画面を表示させる制御
部をそなえたことを特徴としている。
【0033】このとき、エラーが前記セットアップ機能
を用いて解消可能なものである場合に、制御部が、表示
部に、エラーを解消するためのセットアップ画面を表示
させるように制御してもよいし(請求項12)、制御部
が、セットアップ画面で、エラーの詳細およびエラーを
解消するために変更すべき内容をエラー情報として通知
させるように制御してもよい(請求項13)。
【0034】また、制御部が、セットアップ画面とし
て、エラーを解消するために変更すべき内容に対応する
セットアップ項目を含む画面を表示させるように制御し
てもよく(請求項14)、このとき、制御部が、セット
アップ画面においてセットアップ項目を強調的に表示さ
せるように制御してもよい(請求項15)。さらに、前
記起動時自己診断機能により検出されうるエラーと、そ
のエラーを解消するために変更すべき内容を変更するた
めのセットアップ画面との対応を予め記憶する記憶部を
そなえ、制御部が、記憶部に記憶された前記対応に基づ
いて、表示部に、エラーを解消するために変更すべき内
容を変更するためのセットアップ画面を表示させてもよ
い(請求項16)。
【0035】同様に、前記起動時自己診断機能により検
出されうるエラーと、そのエラーを解消するために変更
すべき内容を変更するためのセットアップ項目との対応
を予め記憶する記憶部をそなえ、制御部が、記憶部に記
憶された前記対応に基づいて、表示部に、エラーを解消
するために変更すべき内容を変更するためのセットアッ
プ項目を表示させてもよい(請求項17)。
【0036】このとき、記憶部は、エラーに対応するエ
ラーメッセージ情報を有し、制御部が、表示部に、エラ
ーメッセージ情報を表示させてもよい(請求項18)。
また、前記起動時自己診断機能により検出されうるエラ
ーのうち前記セットアップ機能を用いて解消可能なエラ
ーと、そのエラーの詳細およびそのエラーを解消するた
めに変更すべき内容を含むエラー情報との対応を予め記
憶する記憶部をそなえ、制御部が、記憶部に記憶された
前記対応に基づいて、セットアップ画面で通知すべきエ
ラー情報を決定してもよい(請求項19)。
【0037】なお、上述のような本発明の情報処理装置
に、表示部をそなえてもよい(請求項20)。また、前
記セットアップ機能としては基本入出力プログラムによ
るものを用いてもよい(請求項21)。本発明の制御装
置(請求項22)は、起動時自己診断機能およびセット
アップ機能を有する情報処理装置のためのものであっ
て、前記起動時自己診断機能によりエラーが検出された
場合、前記セットアップ機能を起動し、情報処理装置に
おける表示部の表示画面に、エラーを解消するために変
更すべき内容を変更するためのセットアップ画面を表示
させる制御部をそなえたことを特徴としている。
【0038】このとき、エラーが前記セットアップ機能
を用いて解消可能なものである場合に、制御部が、情報
処理装置における表示部に、エラーを解消するためのセ
ットアップ画面を表示させるように制御してもよいし
(請求項23)、制御部が、セットアップ画面で、エラ
ーの詳細およびエラーを解消するために変更すべき内容
をエラー情報として通知させるように制御してもよい
(請求項24)。
【0039】また、制御部が、セットアップ画面とし
て、エラーを解消するために変更すべき内容に対応する
セットアップ項目を含む画面を表示させるように制御し
てもよく(請求項25)、このとき、制御部が、セット
アップ画面においてセットアップ項目を強調的に表示さ
せるように制御してもよい(請求項26)。さらに、前
記起動時自己診断機能により検出されうるエラーと、そ
のエラーを解消するために変更すべき内容を変更するた
めのセットアップ画面との対応を予め記憶する記憶部を
そなえ、制御部が、記憶部に記憶された前記対応に基づ
いて、情報処理装置における表示部に、エラーを解消す
るために変更すべき内容を変更するためのセットアップ
画面を表示させてもよい(請求項27)。
【0040】同様に、前記起動時自己診断機能により検
出されうるエラーと、そのエラーを解消するために変更
すべき内容を変更するためのセットアップ項目との対応
を予め記憶する記憶部をそなえ、制御部が、記憶部に記
憶された前記対応に基づいて、情報処理装置における表
示部に、エラーを解消するために変更すべき内容を変更
するためのセットアップ項目を表示させてもよい(請求
項28)。
【0041】このとき、記憶部は、エラーに対応するエ
ラーメッセージ情報を有し、制御部が、情報処理装置に
おける表示部に、エラーメッセージ情報を表示させても
よい(請求項29)。また、前記起動時自己診断機能に
より検出されうるエラーのうち前記セットアップ機能を
用いて解消可能なエラーと、そのエラーの詳細およびそ
のエラーを解消するために変更すべき内容を含むエラー
情報との対応を予め記憶する記憶部をそなえ、制御部
が、記憶部に記憶された前記対応に基づいて、セットア
ップ画面で通知すべきエラー情報を決定してもよい(請
求項30)。
【0042】なお、前記セットアップ機能としては、情
報処理装置の基本入出力プログラムによるものを用いて
もよい(請求項31)。そして、本発明のコンピュータ
読取可能な記録媒体(請求項32)は、セットアップ機
能および起動時自己診断機能をコンピュータに実行させ
るためのプログラムを格納するものであって、そのプロ
グラムが、起動時自己診断機能により検出されたエラー
に対応して、前記セットアップ機能を起動し、表示部の
表示画面に、そのエラーを解消するために変更すべき内
容を変更するためのセットアップ画面を表示させる制御
部として、コンピュータを機能させることを特徴として
いる。
【0043】このとき、エラーが前記セットアップ機能
を用いて解消可能なものである場合、プログラムが、コ
ンピュータを制御部として機能させる際に、表示部に、
そのエラーを解消するためのセットアップ画面を表示さ
せてもよいし(請求項33)、プログラムが、コンピュ
ータを制御部として機能させる際に、セットアップ画面
で、エラーの詳細およびエラーを解消するために変更す
べき内容をエラー情報として通知させてもよい(請求項
34)。
【0044】また、プログラムが、コンピュータを制御
部として機能させる際に、セットアップ画面として、エ
ラーを解消するために変更すべき内容に対応するセット
アップ項目を含む画面を表示させてもよく(請求項3
5)、このとき、プログラムが、セットアップ画面にお
いてセットアップ項目を強調的に表示させてもよい(請
求項36)。
【0045】さらに、プログラムが、前記起動時自己診
断機能により検出されうるエラーと、そのエラーを解消
するために変更すべき内容を変更するためのセットアッ
プ画面との対応を予め記憶する記憶部をそなえ、コンピ
ュータを制御部として機能させる際に、記憶部に記憶さ
れた前記対応に基づいて、表示部に、エラーを解消する
ために変更すべき内容を変更するためのセットアップ画
面を表示させてもよい(請求項37)。
【0046】同様に、プログラムが、前記起動時自己診
断機能により検出されうるエラーと、そのエラーを解消
するために変更すべき内容を変更するためのセットアッ
プ項目との対応を予め記憶する記憶部をそなえ、コンピ
ュータを制御部として機能させる際に、記憶部に記憶さ
れた前記対応に基づいて、表示部に、エラーを解消する
ために変更すべき内容を変更するためのセットアップ項
目を表示させてもよい(請求項38)。
【0047】このとき、記憶部にエラーに対応するエラ
ーメッセージ情報が格納されており、プログラムが、コ
ンピュータを制御部として機能させる際に、記憶部を参
照させ、表示部に表示すべきエラーメッセージ情報を決
定させてもよい(請求項39)。また、プログラムが、
前記起動時自己診断機能により検出されうるエラーのう
ち前記セットアップ機能を用いて解消可能なエラーと、
そのエラーの詳細およびそのエラーを解消するために変
更すべき内容を含むエラー情報との対応を予め記憶する
記憶部を有し、コンピュータを制御部として機能させる
際に、記憶部に記憶された対応に基づいて、セットアッ
プ画面で通知すべきエラー情報を決定させてもよい(請
求項40)。
【0048】なお、前記セットアップ機能としては、基
本入出力プログラムによるものを用いてもよい(請求項
41)。上述した本発明の情報処理装置におけるエラー
対処方法(請求項1〜10),情報処理装置(請求項1
1〜21),制御装置(請求項22〜31)およびプロ
グラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体(請
求項32〜41)では、起動時自己診断機能によりエラ
ーが検出されると、そのエラーを解消するために変更す
べき内容を変更するためのセットアップ画面が直ちに表
示されるので、情報処理装置のユーザー(オペレータ)
は、エラーに応じたハードウェア構成やシステムリソー
スの変更を適切かつ容易に行なうことができる。
【0049】このとき、セットアップ画面で、エラーの
詳細およびエラーを解消するために変更すべき内容を含
むエラー情報を表示してユーザーに通知することによ
り、情報処理装置のユーザーは、エラーの発生要因(変
更すべき事項)を容易に特定することができる(請求項
3,13,24,34)。また、セットアップ画面とし
て、エラーを解消するために変更すべき内容に対応する
セットアップ項目を含む画面を表示することで、エラー
情報を通知されたユーザーは、そのセットアップ画面上
で直ちに対応セットアップ項目の設定・変更を行なえる
(請求項4,14,25,35)。
【0050】さらに、セットアップ画面において対応セ
ットアップ項目を強調的に表示することにより、セット
アップ画面内に各種項目が表示されていても、ユーザー
は、対応セットアップ項目を直ちに視認して特定するこ
とが可能になる(請求項5,15,26,36)。また
さらに、予め設定したエラーとセットアップ画面/セッ
トアップ項目/エラー情報との対応を用いて、セットア
ップ画面で通知すべきセットアップ画面/セットアップ
項目/エラー情報を容易かつ迅速に決定できるので、エ
ラー検出結果を受けて発生したエラーに対応するエラー
情報を直ちにセットアップ画面で通知することができる
(請求項6〜9,16〜19,27〜30,37〜4
0)。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本実施形態のコンピュータ
システム(情報処理装置)の全体構成を示すブロック図
であり、この図2に示すように、本実施形態のコンピュ
ータシステム(情報処理装置;例えばパーソナルコンピ
ュータ)10は、CPU11,キーボードコントローラ
(KBC)12,ハードディスクドライブ(HDD)1
3,表示制御部(ディスプレイコントローラ)14,デ
ィスプレイ(表示部;例えばCRT,LCDなど)1
5,サウンドデバイス16,I/O17,RAM18,
BIOSROM19およびバス20をそなえて構成され
ている。
【0052】ここで、CPU11は、プログラムを実行
することにより各種演算処理を行なうほか、後述するB
IOSROM19から読み出したBIOS(基本入出力
プログラム)を実行することにより、キーボード12
a,ディスプレイ15,フロッピディスクドライブ(F
DD)17a,HDD13などの各種ハードウェア(入
出力装置や周辺機器)を制御するように動作するもの
で、図1を参照しながら後述するごとく、セットアップ
機能部21やPOST機能部22として動作するほか、
エラー分析機能部23および制御機能部24として動作
する。
【0053】キーボードコントローラ12は、キーボー
ド12aやマウス12bを接続されており、ユーザー
(以下、オペレータという)がこれらのキーボード12
aやマウス12bを操作して入力した各種情報を取り込
んでCPU11へ送出するものである。表示制御部14
は、CPU11からの指示に応じてディスプレイ15の
表示状態(表示画面15a)を実際に制御するものであ
る。
【0054】I/O17は、FDD17a,シリアルポ
ート17b,パラレルポート17cおよびMODEMコ
ネクタ17dを接続され、これらのFDD17a,シリ
アルポート17b,パラレルポート17cおよびMOD
EMコネクタ17dとコンピュータシステム10との間
のインタフェースとして機能するものである。RAM1
8は、CPU11が各種演算処理を実行する際のワーキ
ングエリアとして用いられるものであり、例えば、後述
するBIOSROM19から読み出されたBIOS(基
本入出力プログラム)を格納するものであり、BIOS
ROM19は、BIOS(基本入出力プログラム)を予
め格納するもので、本実施形態のBIOSの機能構成に
ついては、図1を参照しながら後述する。
【0055】バス20は、上述したCPU11,キーボ
ードコントローラ12,HDD13,表示制御部14,
サウンドデバイス16,I/O17,RAM18および
BIOSROM19の相互間を接続し、これらの間で各
種データを伝送するものである。ついで、図1を参照し
ながら、本実施形態のコンピュータシステム10の要部
構成(BIOS実行時の機能構成)およびBIOSの機
能構成を説明する。
【0056】本実施形態のCPU11は、BIOSRO
M19から読み出したBIOS(基本入出力プログラ
ム)を実行することにより、図1に示すように、POS
T機能部22,エラー分析機能部23およびセットアッ
プ機能部24として動作する。BIOSは、表示データ
格納部26とともに図3に示すようなテーブル25を有
するほか、CPU11を、POST機能部22,エラー
分析機能部23およびセットアップ機能部24として動
作させるようにプログラミングされている。
【0057】なお、本実施形態では、BIOSをROM
19に格納した状態でコンピュータシステム10内にプ
リインストールしているが、本実施形態のBIOSを、
ハードディスク,磁気テープ,フロッピディスク,光デ
ィスク,光磁気ディスク,CD−ROM等のコンピュー
タ読取可能な記録媒体に格納した状態で提供し、その記
録媒体からコンピュータシステム10内のRAM等の記
憶部にインストールするように構成してもよい。
【0058】ここで、POST機能部22は、コンピュ
ータシステム10の電源投入時(起動時)や再起動時
(リセット後の再起動等も含む)に、CPU11に、コ
ンピュータシステム10の自己診断を行なわせるための
もので、その自己診断により、コンピュータシステム1
0におけるCPU11,HDD13,FDD17a,R
AM18,等を含む全デバイスのチェックと、コンピュ
ータシステム10における環境設定(日付/時刻,シリ
アルポート17b,パラレルポート17c,サウンドデ
バイス16,省電力モードなどの設定)のチェックとが
自動的に行なわれる。
【0059】エラー分析機能部(エラー分析部)23
は、POST機能部22による診断結果を分析し、PO
STエラーの発生を検知した場合には、さらに、そのP
OSTエラーを分析し、その分析結果に応じてセットア
ップ機能部24や表示制御部14に対し動作指示を出力
するものである。また、エラー分析機能部23は、PO
STエラーが発生しなかった場合や、分析の結果、発生
したPOSTエラーがBIOSセットアップによる設定
とは直接関係しないものである場合には、コンピュータ
システム10を起動させるように動作するほか、分析の
結果、発生したPOSTエラーがBIOSセットアップ
により解消可能なものである場合(BIOSセットアッ
プに移行して改修すべきエラーである場合)、セットア
ップ機能部21を直ちに起動させるようにも動作するも
のである。
【0060】セットアップ機能部(制御部)24は、上
述した各種ハードウェアの動作パラメータやシステム日
付などを含む環境設定事項を設定・変更するためのもの
で、セットアップ時には、後述する表示データ格納部2
6からデータを読み出し、表示画面15aとしてBIO
Sセットアップ画面をディスプレイ15に表示させるよ
うに表示制御部14に対して表示動作指示を出力するも
のであり、さらに、その表示を参照したオペレータがキ
ーボード12aを操作して入力した情報に基づいて、B
IOSセットアップ項目の設定状態の変更を行なうもの
である。なお、本実施形態でディスプレイ15に表示さ
れる画面の具体例については、図17〜図37を参照し
ながら後述する。
【0061】そして、本実施形態のセットアップ機能部
(制御部)24は、エラー分析機能部23により起動さ
れると、ディスプレイ15の表示画面15aを、図17
〜図37にて後述するようなBIOSセットアップ画面
へ移行させ、そのBIOSセットアップ画面で、POS
Tエラーの詳細およびそのPOSTエラーを解消するた
めに変更すべき内容を含むエラー情報(エラーメッセー
ジ)をポップアップメニュー(ウィンドウ)として表示
させるものである。
【0062】ディスプレイ15で表示されるBIOSセ
ットアップ画面のベースとなるのは例えば図5〜図9に
示すような画面である。実際には、図17〜図37を参
照しながら後述するごとく、本実施形態により表示され
るBIOSセットアップ画面には、発生したPOSTエ
ラーを解消するために変更すべき内容(BIOSセット
アップ項目)が含まれており、本実施形態では、変更す
べきBIOSセットアップ項目を強調すべく、その項目
の左端部に例えばアスタリスクマーク(*)が表示され
るようになっている(図17〜図37参照)。
【0063】また、ポップアップメニューは、例えば図
10〜図16に示すもので、エラー情報(エラーメッセ
ージ;POSTエラーの詳細およびそのPOSTエラー
を解消するために変更すべき内容)をオペレータに通知
して所定項目の設定変更を要求すべく、POSTエラー
に応じたBIOSセットアップ画面を表示すると同時に
ウィンドウ表示される。
【0064】ディスプレイ15で表示すべきデータ、つ
まり、BIOSセットアップ画面のベース画面,エラー
メッセージ,強調表示すべきBIOSセットアップ項目
は、それぞれ、コードに対応させて表示データ格納部2
6に保持されている。表示データ格納部26において
は、BIOSセットアップ画面のベース画面として、例
えば、図5に示すメインメニュー画面がBIOSセット
アップ画面コードBSS1で保持され、図6に示すプラ
イマリマスターメニュー画面がBIOSセットアップ画
面コードBSS2で保持され、図7に示す詳細メニュー
画面がBIOSセットアップ画面コードBSS3で保持
され、図8に示す周辺機器設定メニュー画面がBIOS
セットアップ画面コードBSS4で保持され、図9に示
すマルチメディア設定メニュー画面がBIOSセットア
ップ画面コードBSS5で保持されている。セットアッ
プ機能部24は、BIOSセットアップ画面コードを指
定することにより、そのコードに対応したベース画面を
表示データ格納部26から読み出すことができるように
なっている。
【0065】なお、図5〜図9において、符号Cはセッ
トアップ項目を選択するためのカーソルであり、各画面
では、画面表示直後の状態、つまり、カーソルCが最上
位置のセットアップ項目に位置付けられている状態が示
されている。実際には、カーソルCは、セットアップ項
目を囲む矩形領域を明暗反転することにより表示されて
いる。各画面の項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置
付いているセットアップ項目に関するヘルプ情報が表示
される。
【0066】また、表示データ格納部26においては、
強調表示すべきBIOSセットアップ項目として、例え
ば、図5のメインメニュー画面中の「システム日付」が
BIOSセットアップ項目コードBSI1で保持され、
図8の周辺機器設定メニュー画面中のFIR用の「I/
Oベースアドレス」がBIOSセットアップ項目コード
BSI2で保持され、図8の周辺機器設定メニュー画面
中のシリアルポートA用の「I/Oベースアドレス」が
BIOSセットアップ項目コードBSI3で保持され、
図8の周辺機器設定メニュー画面中のシリアルポートB
用の「I/Oベースアドレス」がBIOSセットアップ
項目コードBSI4で保持され、図8の周辺機器設定メ
ニュー画面中のパラレルポート用の「I/Oベースアド
レス」がBIOSセットアップ項目コードBSI5で保
持され、図9のマルチメディア設定メニュー画面中の
「DMAチャネル」がBIOSセットアップ項目コード
BSI6で保持され、図6のメインメニュー画面中の
「タイプ」,「シリンダ数」,「ヘッダ数」,「セクタ
数」がそれぞれBIOSセットアップ項目コードBSI
7〜BSI10で保持されている。セットアップ機能部
24は、BIOSセットアップ項目コードを指定するこ
とにより、そのコードに対応したBIOSセットアップ
項目を表示データ格納部26から読み出して特定するこ
とができるようになっている。
【0067】さらに、表示データ格納部26において
は、エラーメッセージとして、例えば図10〜図16に
示すエラー情報通知用のポップアップメニュー(セット
アップ警告)が、それぞれ、エラーメッセージコードE
M1〜EM7で保持されている。セットアップ機能部2
4は、エラーメッセージコードを指定することにより、
そのコードに対応したエラーメッセージを表示データ格
納部26から読み出すことができるようになっている。
なお、エラーメッセージの詳細については後述する。
【0068】一方、テーブル(記憶部)25には、図3
に示すように、BIOSセットアップにより解消可能な
POSTエラーのエラーコードE1〜E7毎に、そのP
OSTエラーを解消するために変更すべき内容(BIO
Sセットアップ項目)を含むBIOSセットアップ画面
のベース画面を指定する情報(BIOSセットアップ画
面コード)と、そのBIOSセットアップ項目を指定す
る情報(BIOSセットアップ項目コード)と、そのP
OSTエラーに対応するエラーメッセージ(そのエラー
の詳細およびそのエラーを解消するために変更すべき内
容を含むエラー情報)を指定する情報(エラーメッセー
ジコード)とが予め設定されている。
【0069】本実施形態において、BIOSセットアッ
プにより解消可能なPOSTエラーとして扱われるエラ
ーは、例えば、システム日付の設定エラー,I/O
ベースアドレス,割り込み番号またはDMA(Direct Me
mory Access)チャネルが他のデバイスと競合して発生す
るエラー,シリアルポートの設定エラー,パラレル
ポートの設定エラー,サウンドデバイスの設定エラ
ー,ハードディスクのエラーである。
【0070】ここでは、例えば、システム日付の設定
エラーのエラーコードをE1、上記のエラーのうちF
IR用のI/Oベースアドレスが他のデバイスと競合し
て発生しているエラーのエラーコードをE2、上記の
エラーのうちシリアルポートAのI/Oベースアドレス
の設定エラーのエラーコードをE3、上記のエラーの
うちシリアルポートBのI/Oベースアドレスの設定エ
ラーのエラーコードをE4、上記のエラーのうちI/
Oベースアドレスの設定エラーのエラーコードをE5、
上記のエラーのうちDMAチャネルの設定エラーのエ
ラーコードをE6、ハードディスクのエラーのエラー
コードをE7とする。
【0071】図3に示すテーブル25においては、上述
のエラーコードE1〜E7毎に、各エラーに対応して表
示すべきデータの情報、即ち、BIOSセットアップ画
面(ベース画面)のコード,強調表示すべきBIOSセ
ットアップ項目のコード,エラーメッセージのコードが
予め設定・登録されている。例えば、エラーコードE1
に対しては、BIOSセットアップ画面コードBSS
1,BIOSセットアップ項目コードBSI1,エラー
メッセージコードEM1が設定されている。以下同様
に、エラーコードE2に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS4,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI2,エラーメッセージコードEM2が設定さ
れ、エラーコードE3に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS4,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI3,エラーメッセージコードEM3が設定さ
れ、エラーコードE4に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS4,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI4,エラーメッセージコードEM4が設定さ
れ、エラーコードE5に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS4,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI5,エラーメッセージコードEM5が設定さ
れ、エラーコードE6に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS5,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI6,エラーメッセージコードEM6が設定さ
れ、エラーコードE7に対しては、BIOSセットアッ
プ画面コードBSS2,BIOSセットアップ項目コー
ドBSI7〜BSI10,エラーメッセージコードEM
7が設定されている。なお、図3に示すBIOSセット
アップ画面コード,BIOSセットアップ項目コード,
エラーメッセージコードは、それぞれ図5〜図16によ
り前述したものに対応している。
【0072】そして、本実施形態のエラー分析機能部2
3は、POSTエラーが発生した場合には、そのPOS
Tエラーのエラーコードでテーブル25を検索し、その
エラーコードがテーブル25に存在するか否かによっ
て、発生したPOSTエラーがBIOSセットアップに
より解消可能なエラーであるか否かを判断するようにな
っている。
【0073】エラー分析機能部23が、BIOSセット
アップにより解消可能なPOSTエラーが発生したと判
断した場合、本実施形態のセットアップ機能部24は、
その旨を、発生したPOSTエラーのエラーコードとと
もにエラー分析機能部23から受け、そのエラーコード
でテーブル25を検索し、そのエラーコードに対応する
BIOSセットアップ画面コード,BIOSセットアッ
プ項目コードおよびエラーメッセージコードを得た後、
これらのコードをもつBIOSセットアップ画面,BI
OSセットアップ項目およびエラーメッセージを表示デ
ータ格納部26から読み出し、ディスプレイ15の表示
画面15aにおける、BIOSセットアップ画面および
エラーメッセージの表示や、BIOSセットアップ項目
の強調表示を制御するものである。
【0074】次に、上述のごとく構成された本実施形態
のコンピュータシステム10の動作について、図4〜図
37を参照しながら説明する。まず、図4に示すフロー
チャート(ステップS11〜S31)に従い、本実施形
態におけるエラー対処手順について説明する。コンピュ
ータシステム10が電源投入もしくは再起動されると
(ステップS11)、POST機能部22により起動時
自己診断(POST)が開始される(ステップS1
2)。
【0075】エラー分析機能部23は、POST機能部
22からの診断結果を受けて、まず最初に、致命的なハ
ードウェアエラーが発生しているか否かを判断する(ス
テップS13)。ここで、致命的なハードウェアエラー
とは、その発生原因がハードウェアにあるために、BI
OSセットアップによる設定変更では修復不可能なPO
STエラーのことである。このようなエラーは本発明の
対象外である。具体的な致命的なハードウェアエラーと
しては、 (1)カードバス(Card Bus)の設定エラー,(2)
キーボードコントローラのエラー,(3)システムメモリの
エラー,(4)シャドウメモリのエラー,(5)拡張メモリのエ
ラー,(6)システムタイマーのエラー,(7)リアルタイムク
ロック(RTC)のエラー,(8)メモリキャッシュのエラ
ーなどがある。
【0076】致命的なハードウェアエラーが発生してい
る場合(ステップS13のYESルート)、エラー分析
機能部23は、その分析結果を表示制御部14に対して
通知し、致命的なハードウェアエラーが発生した旨を、
図38や図42と同様の自己診断画面でディスプレイ1
5に表示させてから、コンピュータシステム10をハン
グアップ状態に移行させる(ステップS14)。
【0077】致命的なハードウェアエラーが発生してい
ない場合(ステップS13のNOルート)、POST機
能部22は、環境設定ミスやリソース競合によるPOS
Tエラーが生じていないかをチェックする(ステップS
15)。エラー分析機能部23は、POST機能部22
によるチェック結果を受け、その結果を分析し、上述の
ようなPOSTエラーが生じていないと判断した場合
(ステップS16のNOルート)には、コンピュータシ
ステム10を通常通り起動させる(ステップS17)。
【0078】これに対し、環境設定ミスやリソース競合
によるPOSTエラーが生じている場合(ステップS1
6のYESルート)、POST機能部22からの診断結
果を受けたエラー分析機能部23は、発生したPOST
エラーのエラーコードでテーブル25を検索しそのエラ
ーコードがテーブル25に存在するか否かにより、その
POSTエラーがBIOSセットアップに移行して改修
すべきエラー(つまり、BIOSセットアップにより修
復可能なエラー)であるか否かを判断する(ステップS
18)。
【0079】エラー分析機能部23がエラーコードでテ
ーブル25を検索した結果、そのエラーコードがテーブ
ル25に存在しない場合(ステップS19のNOルー
ト)、発生したPOSTエラーがBIOSセットアップ
に移行して改修すべきエラーではないと判断し、エラー
分析機能部23は、その分析結果を表示制御部14に対
して通知し、POSTエラーが発生した旨(後述する警
告メッセージ)を、図38や図42と同様の自己診断画
面でディスプレイ15に表示させる(ステップS2
0)。この後、自己診断画面を参照したオペレータによ
るF1キー入力待ち状態となり(ステップS21)、F
1キー入力を受けると(ステップS21のYESルー
ト)、コンピュータシステム10が起動される(ステッ
プS22)。
【0080】ここで、BIOSセットアップに移行して
改修する必要のないPOSTエラーとは、その発生原因
が動作環境に依存するタイプのもので、BIOSセット
アップによる設定とは直接関係しないエラーである。こ
のようなエラーは、本発明の対象外であり、具体的に
は、 (a)システムのバッテリが無い場合や、 (b)システ
ムCMOSのチェックサムが正しく無い場合や、 (c)前
回の起動が正常に完了していない場合に生じる。
【0081】なお、前記 (a)の場合、警告メッセージと
して「システムのバッテリがありません。バッテリを交
換して、コンピュータを再起動して下さい。」(英文表
記では“System battery is dead - Replace and run S
ETUP”)が自己診断画面で表示される。また、前記 (b)
の場合、警告メッセージとして「システムCMOSのチ
ェックサムが正しくありません。標準設定値が設定され
ました。」(英文表記では“System CMOS checksum bad
- Default cofiguration used”)が自己診断画面で表
示され、前記 (c)の場合、警告メッセージとして「前回
の起動が正常に完了しませんでした。標準設定値が設定
されました。」(英文表記では“Previous boot incomp
lete - Default cofiguration used”)が自己診断画面
で表示される。
【0082】一方、エラー分析機能部23がエラーコー
ドでテーブル25を検索した結果、そのエラーコードが
テーブル25に存在する場合(ステップS19のYES
ルート)、発生したPOSTエラーがBIOSセットア
ップに移行して改修すべきエラーであると判断し、エラ
ー分析機能部23は、その分析結果を発生したPOST
エラーのエラーコードとともにセットアップ機能部24
に対して通知する(ステップS23)。この通知により
セットアップ機能部24が起動され、コンピュータシス
テム10はBIOSセットアップへ直ちに移行する(ス
テップS24)。
【0083】このとき、本実施形態において、セットア
ップ機能部24は、エラー分析機能部23から通知され
たエラーコードでテーブル25を検索し、そのエラーコ
ードに対応するBIOSセットアップ画面コード,BI
OSセットアップ項目コードおよびエラーメッセージコ
ードを得てから(ステップS25)、これらのコードを
もつBIOSセットアップ画面,BIOSセットアップ
項目およびエラーメッセージを表示データ格納部26か
ら読み出す(ステップS26)。
【0084】そして、セットアップ機能部24は、ディ
スプレイ15において、表示データ格納部26から読み
出されたBIOSセットアップ画面(ベース画面)を表
示させると同時にその画面上にエラーメッセージをウィ
ンドウ表示させ、さらにPOSTエラーに対応する所定
のBIOSセットアップ項目にアスタリスクマーク
(*)を付して強調表示させるように、表示制御部14
に対して表示動作指示を出力する(ステップS27)。
【0085】従って、BIOSセットアップに移行して
改修すべきPOSTエラーが発生した場合、本実施形態
のディスプレイ15では、図38や図42に示した自己
診断画面は、表示されることなく(もしくは一瞬表示さ
れるだけで)、直ちに、POSTエラーに対応したBI
OSセットアップ画面(例えば図17,図20,図2
3,図26,図29,図32,図35参照)が表示され
る。これにより、オペレータに対して、POSTエラー
が詳細に表示されるとともに、所定項目の設定変更要求
が成されることになる。なお、POSTエラーに対応し
たBIOSセットアップ画面の具体例の詳細については
後述する。
【0086】ここで、ステップS19においてYES判
定されるPOSTエラーとは、その発生原因がBIOS
セットアップによる設定に関係しBIOSセットアップ
による設定で確実に回避可能なエラー(エラー〜
)、もしくは、その発生原因がハードウェアまたはB
IOSセットアップによる設定に関係しておりBIOS
セットアップによる設定変更で回避できるかもしれいな
いエラー(エラー)であり、いずれも、本発明の対象
となるエラーである。
【0087】これらのエラーの具体例としては、前述し
た通り、システム日付の設定エラー,I/Oベース
アドレス,割り込み番号またはDMAチャネルが他のデ
バイスと競合して発生するエラー,シリアルポートの
設定エラー,パラレルポートの設定エラー,サウン
ドデバイスの設定エラー,ハードディスクのエラーな
どがある。
【0088】以下に、上述したエラー〜がそれぞれ
発生した場合に本実施形態のディスプレイ15において
表示されるBIOSセットアップ画面およびエラーメッ
セージのほか、強調表示例や項目の設定変更手順につい
て、図17〜図37を参照しながら、各エラー毎に説明
する。システム日付の設定エラーは、前述した通り、
オペレータがシステム日付の年度として設定範囲外の年
度(例えば1980)を誤って設定した場合に発生する
ものである。
【0089】このようなエラーが発生した場合、その
エラーのエラーコードE1で図3に示すテーブル25
を検索することにより、BIOSセットアップ画面コー
ドBSS1,BIOSセットアップ項目コードBSI1
およびエラーメッセージコードEM1が得られる。そし
て、これらのコードBSS1,BSI1およびEM1に
対応するデータが、表示データ格納部26から読み出さ
れてディスプレイ15に表示される。
【0090】本実施形態では、図17に示すように、シ
ステム日付をBIOSセットアップ項目としてもつ、図
5に示すBIOSセットアップ画面コードBSS1のベ
ース画面(メインメニュー画面)が読み出されて表示さ
れると同時に、図10に示すエラーコードEM1のエラ
ーメッセージ「システム日付の設定に誤りがあります!
日付と時刻の設定を確認してください。 何かキーを
押してください。」がウィンドウW1によりベース画面
のほぼ中央部に表示される。これに加えて、コードBS
S1のベース画面上においては、BIOSセットアップ
項目コードBSI1の項目つまり内容を変更すべき項目
「システム日付」の左端部にアスタリスクマークMを付
与することにより、エラーにかかる項目「システム日
付」が強調的に表示されている。
【0091】図17に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW1によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW1で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図18に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0092】図18に示す画面では、オペレータがシス
テム日付の年度として設定範囲外の年度(例えば198
0)を誤って設定したために、システム日付の年度が設
定範囲内の最小年度“1981”に設定されている。図
17や図18に示す画面の表示時点では、セットアップ
項目を選択するためのカーソルCは、最上位置のセット
アップ項目「システム時刻」に位置しており、項目ヘル
プの欄には、カーソルCの位置付いているセットアップ
項目に関するヘルプ情報「現在の時刻を設定します。<T
ab> キー、<Shift-Tab> キー、<Enter> キーで項目を選
択します」が表示されている。
【0093】オペレータは、図18に示すBIOSセッ
トアップ画面を参照し、“↓”キーを押下し、カーソル
Cを、図19に示すように、アスタリスクマークMを付
された項目「システム日付」の位置まで移動させる。カ
ーソルCがその項目「システム日付」に位置付けられる
と、画面の項目ヘルプの欄には、図19に示すように、
その項目「システム日付」に対応したヘルプ情報「現在
の日付を設定します。<Tab> キー、<Shift-Tab> キー、
<Enter> キーで項目を選択します」が表示される。この
ような表示状態で、オペレータは、"Tab" キー,"Shift
-Tab" キー,"Enter" キーを操作して年度を選択した
後、“−/Space"キーを操作することにより、間違って
いる年度“1981”を正しい年度、例えば“199
8”に変更する。これにより、システム日付(年度)の
誤設定に起因するPOSTエラーが解消される。
【0094】他のデバイスとの競合エラーは、例え
ば、既に使用しているI/Oベースアドレス(または割
り込み番号,DMAチャネル)を新しいデバイスに割り
当てようとした場合に発生するものである。このような
エラーが、例えば、FIR用のI/Oベースアドレス
が他のデバイスと競合して発生するエラーである場合、
そのエラーのエラーコードE2で図3に示すテーブル2
5を検索することにより、BIOSセットアップ画面コ
ードBSS4,BIOSセットアップ項目コードBSI
2およびエラーメッセージコードEM2が得られる。そ
して、これらのコードBSS4,BSI2およびEM2
に対応するデータが、表示データ格納部26から読み出
されてディスプレイ15に表示される。
【0095】本実施形態では、図20に示すように、F
IR用のI/OベースアドレスをBIOSセットアップ
項目としてもつ、図8に示すBIOSセットアップ画面
コードBSS4のベース画面(周辺機器設定メニュー画
面)が読み出されて表示されると同時に、図11に示す
エラーコードEM2のエラーメッセージ「システムリソ
ース割り当てに誤りがあります! 〔*〕の付いている
項目を再確認してください。 何かキーを押してくださ
い。」がウィンドウW2によりベース画面のほぼ中央部
に表示される。これに加えて、コードBSS4のベース
画面上においては、BIOSセットアップ項目コードB
SI2の項目つまり内容を変更すべき項目「I/Oベー
スアドレス」の左端部にアスタリスクマークMを付与す
ることにより、エラーにかかる項目「I/Oベースア
ドレス」が強調的に表示されている。
【0096】図20に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW2によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW2で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図21に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0097】図20や図21に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「シリアルポートA」に位
置しており、項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付
いているセットアップ項目「シリアルポートA」に関す
るヘルプ情報が表示されている。オペレータは、図21
に示すBIOSセットアップ画面を参照し、“↓”キー
を押下し、カーソルCを、図22に示すように、アスタ
リスクマークMを付された項目「I/Oベースアドレ
ス」の位置まで移動させる。カーソルCがその項目「I
/Oベースアドレス」に位置付けられると、画面の項目
ヘルプの欄には、図22に示すように、その項目「I/
Oベースアドレス」に対応したヘルプ情報「FIR用の
I/Oベースアドレスを設定します。」が表示される。
このような表示状態で、オペレータは、“−/Space"キ
ーを操作することにより、FIR用のI/Oベースアド
レスの割当事項を変更する。これにより、システムリソ
ース割り当ての誤設定に起因するPOSTエラーが解消
される。シリアルポートの設定エラーは、例えば、シ
リアルポートBの使用しているI/Oベースアドレスを
ポートAに割り当てようとした場合、あるいは、シリア
ルポートAの使用しているI/Oベースアドレスをポー
トBに割り当てようとした場合に発生するものである。
なお、図2ではシリアルポートを1つしか図示していな
いが、ここでは2つのシリアルポートA,Bがそなえら
れているものとして説明する。
【0098】このようなエラーが、例えばシリアルポ
ートAのI/Oベースアドレスの設定エラーである場
合、そのエラーのエラーコードE3で図3に示すテーブ
ル25を検索することにより、BIOSセットアップ画
面コードBSS4,BIOSセットアップ項目コードB
SI3およびエラーメッセージコードEM3が得られ
る。そして、これらのコードBSS4,BSI3および
EM3に対応するデータが、表示データ格納部26から
読み出されてディスプレイ15に表示される。
【0099】本実施形態では、図23に示すように、シ
リアルポートAのI/OベースアドレスをBIOSセッ
トアップ項目としてもつ、図8に示すBIOSセットア
ップ画面コードBSS4のベース画面(周辺機器設定メ
ニュー画面)が読み出されて表示されると同時に、図1
2に示すエラーコードEM3のエラーメッセージ「シリ
アルポートAの設定に誤りがあります! 〔*〕の付い
ている項目を再確認してください。 何かキーを押して
ください。」がウィンドウW3によりベース画面のほぼ
中央部に表示される。これに加えて、コードBSS4の
ベース画面上においては、BIOSセットアップ項目コ
ードBSI3の項目つまり内容を変更すべき項目「I/
Oベースアドレス」の左端部にアスタリスクマークMを
付与することにより、エラーにかかる項目「I/Oベ
ースアドレス」が強調的に表示されている。
【0100】図23に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW3によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW3で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図24に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0101】図23や図24に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「シリアルポートA」に位
置しており、項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付
いているセットアップ項目「シリアルポートA」に関す
るヘルプ情報が表示されている。オペレータは、図24
に示すBIOSセットアップ画面を参照し、“↓”キー
を押下し、カーソルCを、図25に示すように、アスタ
リスクマークMを付された項目「I/Oベースアドレ
ス」の位置まで移動させる。カーソルCがその項目「I
/Oベースアドレス」に位置付けられると、画面の項目
ヘルプの欄には、図25に示すように、その項目「I/
Oベースアドレス」に対応したヘルプ情報「シリアルポ
ートAのI/Oベースアドレスを設定します。」が表示
される。このような表示状態で、オペレータは、“−/
Space"キーを操作することにより、シリアルポートAの
I/Oベースアドレスの割当事項を変更する。これによ
り、シリアルポートAのI/Oベースアドレスの誤設定
に起因するPOSTエラーが解消される。
【0102】同様に、上述のようなエラーが、例えば
シリアルポートBのI/Oベースアドレスの設定エラー
である場合、そのエラーのエラーコードE4で図3に示
すテーブル25を検索することにより、BIOSセット
アップ画面コードBSS4,BIOSセットアップ項目
コードBSI4およびエラーメッセージコードEM4が
得られる。そして、これらのコードBSS4,BSI4
およびEM4に対応するデータが、表示データ格納部2
6から読み出されてディスプレイ15に表示される。
【0103】本実施形態では、図26に示すように、シ
リアルポートBのI/OベースアドレスをBIOSセッ
トアップ項目としてもつ、図8に示すBIOSセットア
ップ画面コードBSS4のベース画面(周辺機器設定メ
ニュー画面)が読み出されて表示されると同時に、図1
3に示すエラーコードEM4のエラーメッセージ「シリ
アルポートBの設定に誤りがあります! 〔*〕の付い
ている項目を再確認してください。 何かキーを押して
ください。」がウィンドウW4によりベース画面のほぼ
中央部に表示される。これに加えて、コードBSS4の
ベース画面上においては、BIOSセットアップ項目コ
ードBSI4の項目つまり内容を変更すべき項目「I/
Oベースアドレス」の左端部にアスタリスクマークMを
付与することにより、エラーにかかる項目「I/Oベ
ースアドレス」が強調的に表示されている。
【0104】図26に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW4によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW4で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図27に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0105】図26や図27に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「シリアルポートA」に位
置しており、項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付
いているセットアップ項目「シリアルポートA」に関す
るヘルプ情報が表示されている。オペレータは、図27
に示すBIOSセットアップ画面を参照し、“↓”キー
を押下し、カーソルCを、図28に示すように、アスタ
リスクマークMを付された項目「I/Oベースアドレ
ス」の位置まで移動させる。カーソルCがその項目「I
/Oベースアドレス」に位置付けられると、画面の項目
ヘルプの欄には、図28に示すように、その項目「I/
Oベースアドレス」に対応したヘルプ情報「シリアルポ
ートBのI/Oベースアドレスを設定します。」が表示
される。このような表示状態で、オペレータは、“−/
Space"キーを操作することにより、シリアルポートBの
I/Oベースアドレスの割当事項を変更する。これによ
り、シリアルポートBのI/Oベースアドレスの誤設定
に起因するPOSTエラーが解消される。
【0106】パラレルポートの設定エラーは、例え
ば、サウンドデバイスの使用しているDMAをパラレル
ポートに割り当てようとした場合に発生するものであ
る。このようなエラーが、例えばパラレルポートのI
/Oベースアドレスの設定エラーである場合、そのエラ
ーのエラーコードE5で図3に示すテーブル25を検索
することにより、BIOSセットアップ画面コードBS
S4,BIOSセットアップ項目コードBSI5および
エラーメッセージコードEM5が得られる。そして、こ
れらのコードBSS4,BSI5およびEM5に対応す
るデータが、表示データ格納部26から読み出されてデ
ィスプレイ15に表示される。
【0107】本実施形態では、図29に示すように、パ
ラレルポートのI/OベースアドレスをBIOSセット
アップ項目としてもつ、図8に示すBIOSセットアッ
プ画面コードBSS4のベース画面(周辺機器設定メニ
ュー画面)が読み出されて表示されると同時に、図14
に示すエラーコードEM5のエラーメッセージ「パラレ
ルポートの設定に誤りがあります! 〔*〕の付いてい
る項目を再確認してください。 何かキーを押してくだ
さい。」がウィンドウW5によりベース画面のほぼ中央
部に表示される。これに加えて、コードBSS4のベー
ス画面上においては、BIOSセットアップ項目コード
BSI5の項目つまり内容を変更すべき項目「I/Oベ
ースアドレス」の左端部にアスタリスクマークMを付与
することにより、エラーにかかる項目「I/Oベース
アドレス」が強調的に表示されている。
【0108】図29に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW5によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW5で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図30に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0109】図29や図30に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「シリアルポートA」に位
置しており、項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付
いているセットアップ項目「シリアルポートA」に関す
るヘルプ情報が表示されている。オペレータは、図30
に示すBIOSセットアップ画面を参照し、“↓”キー
を押下し、カーソルCを、図31に示すように、アスタ
リスクマークMを付された項目「I/Oベースアドレ
ス」の位置まで移動させる。カーソルCがその項目「I
/Oベースアドレス」に位置付けられると、画面の項目
ヘルプの欄には、図31に示すように、その項目「I/
Oベースアドレス」に対応したヘルプ情報「パラレルポ
ートのI/Oベースアドレスを設定します。」が表示さ
れる。このような表示状態で、オペレータは、“−/Sp
ace"キーを操作することにより、パラレルポートのI/
Oベースアドレスの割当事項を変更する。これにより、
パラレルポートのI/Oベースアドレスの誤設定に起因
するPOSTエラーが解消される。
【0110】サウンドデバイスの設定エラーは、例え
ば、パラレルポートの使用しているDMAチャネルをサ
ウンドデバイスに割り当てようとした場合に発生するも
のである。このようなエラーが例えばDMAチャネル
の設定エラーである場合、そのエラーのエラーコードE
6で図3に示すテーブル25を検索することにより、B
IOSセットアップ画面コードBSS5,BIOSセッ
トアップ項目コードBSI6およびエラーメッセージコ
ードEM6が得られる。そして、これらのコードBSS
5,BSI6およびEM6に対応するデータが、表示デ
ータ格納部26から読み出されてディスプレイ15に表
示される。
【0111】本実施形態では、図32に示すように、サ
ウンドデバイスのDMAチャネルをBIOSセットアッ
プ項目としてもつ、図9に示すBIOSセットアップ画
面コードBSS5のベース画面(マルチメディア設定メ
ニュー画面)が読み出されて表示されると同時に、図1
5に示すエラーコードEM6のエラーメッセージ「サウ
ンドデバイスの設定に誤りがあります! 〔*〕の付い
ている項目を再確認してください。 何かキーを押して
ください。」がウィンドウW6によりベース画面のほぼ
中央部に表示される。これに加えて、コードBSS5の
ベース画面上においては、BIOSセットアップ項目コ
ードBSI6の項目つまり内容を変更すべき項目「DM
Aチャネル」の左端部にアスタリスクマークMを付与す
ることにより、エラーにかかる項目「DMAチャネ
ル」が強調的に表示されている。
【0112】図32に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW6によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW6で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図33に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0113】図32や図33に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「マルチメディアデバイ
ス」に位置しており、項目ヘルプの欄には、カーソルC
の位置付いているセットアップ項目「マルチメディアデ
バイス」に関するヘルプ情報「マルチメディアデバイス
の設定を行います。」が表示されている。
【0114】オペレータは、図33に示すBIOSセッ
トアップ画面を参照し、“↓”キーを押下し、カーソル
Cを、図34に示すように、アスタリスクマークMを付
された項目「DMAチャネル」の位置まで移動させる。
カーソルCがその項目「DMAチャネル」に位置付けら
れると、画面の項目ヘルプの欄には、図34に示すよう
に、その項目「DMAチャネル」に対応したヘルプ情報
「サウンドデバイスのDMAチャネルを設定します。」
が表示される。このような表示状態で、オペレータは、
“−/Space"キーを操作することにより、サウンドデバ
イスのDMAチャネルの設定事項を変更する。これによ
り、サウンドデバイスのDMAチャネルの誤設定に起因
するPOSTエラーが解消される。
【0115】ハードディスクのエラーは、ハードディ
スクの物理的障害、もしくは、図38〜図42により前
述したごとくBIOSセットアップによる設定事項の誤
りによって発生するものである。このようなエラーが
発生した場合、そのエラーのエラーコードE7で図3
に示すテーブル25を検索することにより、BIOSセ
ットアップ画面コードBSS2,BIOSセットアップ
項目コードBSI7およびエラーメッセージコードEM
7が得られる。そして、これらのコードBSS2,BS
I7およびEM7に対応するデータが、表示データ格納
部26から読み出されてディスプレイ15に表示され
る。
【0116】本実施形態では、図35に示すように、ハ
ードディスクの設定事項をBIOSセットアップ項目と
してもつ、図6に示すBIOSセットアップ画面コード
BSS2のベース画面(プライマリマスターメニュー画
面)が読み出されて表示されると同時に、図16に示す
エラーコードEM7のエラーメッセージ「ハードディス
クにエラーが発生しました! 設定を確認してくださ
い。 何かキーを押してください。」がウィンドウW7
によりベース画面のほぼ中央部に表示される。これに加
えて、コードBSS2のベース画面上においては、BI
OSセットアップ項目コードBSI7〜BSI10の項
目つまり内容を変更すべき項目「タイプ」,「シリンダ
数」,「ヘッダ数」,「セクタ数」の左端部にアスタリ
スクマークMを付与することにより、エラーにかかる
4つの項目が強調的に表示されている。
【0117】図35に示すBIOSセットアップ画面を
参照したオペレータは、ウィンドウW7によるセットア
ップ警告に従い、キーボード12aの何れかのキーを押
下する。セットアップ機能部24は、キーボード12a
の何れかのキーの押下を検知すると(図4のステップS
28のYESルート)、ウィンドウW7で表示されてい
るポップアップメニュー(エラーメッセージ)を消去し
(図4のステップS29)、図36に示すようなBIO
Sセットアップ画面を表示させる。
【0118】図35や図36に示す画面の表示時点で
は、セットアップ項目を選択するためのカーソルCは、
最上位置のセットアップ項目「タイプ」に位置してお
り、項目ヘルプの欄には、カーソルCの位置付いている
セットアップ項目「タイプ」に関するヘルプ情報が表示
されている。オペレータは、図36に示すBIOSセッ
トアップ画面を参照し、タイプが“ユーザー設定”に設
定されているにも関わらずシリンダ数が“0”に設定さ
れていることを認識すると、“↓”キーを押下し、カー
ソルCを、図37に示すように、アスタリスクマークM
を付された項目のうちの一つ「シリンダ数」の位置まで
移動させる。カーソルCがその項目「シリンダ数」に位
置付けられると、画面の項目ヘルプの欄には、図37に
示すように、その項目「シリンダ数」に対応したヘルプ
情報「ハードディスクのシリンダ数を設定します。」が
表示される。このような表示状態で、オペレータは、
“−/Space"キーを操作することにより、シリンダ数の
設定事項を変更する。これにより、ハードディスクの設
定事項の誤りに起因するPOSTエラーが解消される。
【0119】そして、図4に示すように、セットアップ
機能部24は、上述したようなBIOSセットアップ項
目の設定変更入力を認識すると(ステップS30のYE
Sルート)、その設定変更を行なってから(ステップS
31)、再度、POST機能部22によるチェックを実
行させる(ステップS15)。このPOST機能部22
による診断結果をエラー分析機能部23が分析し、PO
STエラーが解消されていれば(ステップS16のNO
ルート)、コンピュータシステム10を起動させる(ス
テップS17)。
【0120】従来、エラー〜が発生した場合、オペ
レータは、自己診断画面からBIOSセットアップへ移
行し、まず、図5に示すメインメニュー画面を一旦表示
させる。そして、オペレータは、自己診断画面に表示さ
れたエラー情報を理解して、メインメニュー画面から、
図7に示す詳細メニュー画面へ移行し、この詳細メニュ
ー画面上で、周辺機器設定(エラー〜)もしくはマ
ルチメディア設定(エラー)を選択して、図8に示す
周辺機器設定メニュー画面もしくは図9に示すマルチメ
ディア設定メニュー画面へ移行しなければならなかっ
た。
【0121】これに対し、本発明の一実施形態によれ
ば、BIOSセットアップにより修復可能なPOSTエ
ラーが発生した場合、そのエラーを解消すべく設定事項
の変更を行なうためのBIOSセットアップ画面(図1
7,図20,図23,図26,図29,図32,図35
参照)が自動的に表示され、さらには、そのBIOSセ
ットアップ画面で、エラーメッセージ〔ポップアップメ
ニュー(図10〜図16参照);エラーの詳細や変更す
べき内容〕が自動的に表示されてユーザーに通知され
る。
【0122】従って、コンピュータシステム10のオペ
レータ(ユーザー)は、POSTエラーの発生要因(変
更すべき事項)を容易に特定でき、そのPOSTエラー
に応じてハードウェア構成やシステムリソースを適切か
つ容易に変更できるので、POSTエラーを迅速かつ的
確に解消することができる。また、BIOSセットアッ
プ画面として、エラーを解消するために変更すべき内容
に対応するBIOSセットアップ項目を含む画面を表示
することで、ポップアップメニューを参照したユーザー
は、そのBIOSセットアップ画面上で直ちに対応セッ
トアップ項目の設定・変更を行なえるので、POSTエ
ラーをより迅速に解消することができる。
【0123】さらに、BIOSセットアップ画面におい
て、変更すべきBIOSセットアップ項目を強調的に表
示することにより、BIOSセットアップ画面内に各種
項目が表示されていても、ユーザーは、変更すべきBI
OSセットアップ項目を直ちに視認して特定することが
可能になり、POSTエラーの解消がさらに迅速化され
ることになる。
【0124】また、本実施形態によれば、BIOSセッ
トアップを用いて解消可能なPOSTエラーと、そのP
OSTエラーについてのポップアップメニュー(エラー
メッセージ),BIOSセットアップ画面,BIOSセ
ットアップ項目との対応関係をテーブル25として予め
設定しておくことにより、このテーブル25を用い、制
御機能部24は、POSTエラーに応じて表示すべきB
IOSセットアップ画面や、強調表示すべきBIOSセ
ットアップ項目や、BIOSセットアップ画面上で表示
すべきポップアップメニューを容易かつ迅速に決定でき
る。従って、ディスプレイ15の表示状態をPOSTエ
ラーに対応して迅速に制御し、ポップアップメニュー等
を迅速にユーザーに通知することができ、エラー解消の
さらなる迅速化に寄与することになる。
【0125】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。例えば、上述した実
施形態では、BIOSセットアップ項目の強調表示をア
スタリスクマーク(*)を付して行なっているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば高輝度表示
や色替え表示などによってBIOSセットアップ項目の
強調表示を行なってもよい。
【0126】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の情報処理
装置におけるエラー対処方法(請求項1〜10),情報
処理装置(請求項11〜21),制御措置(請求項22
〜31)およびプログラムを格納したコンピュータ読取
可能な記録媒体(請求項32〜41)によれば、以下の
ような効果ないし利点を得ることができる。
【0127】〔1〕起動時自己診断機能によりエラーが
検出されると、そのエラーを解消するために変更すべき
内容を変更するためのセットアップ画面が直ちに表示さ
れ、情報処理装置のユーザーは、エラーに応じたハード
ウェア構成やシステムリソースを適切かつ容易に変更で
きるので、エラーを迅速かつ的確に解消することができ
る(請求項1〜41)。
【0128】〔2〕セットアップ画面で、エラーの詳細
およびエラーを解消するために変更すべき内容を含むエ
ラー情報を表示してユーザーに通知することにより、情
報処理装置のユーザーは、エラーの発生要因(変更すべ
き事項)を容易に特定でき、より迅速かつ的確にエラー
に対処することができる(請求項3,13,24,3
4)。
【0129】〔3〕セットアップ画面として、エラーを
解消するために変更すべき内容に対応するセットアップ
項目を含む画面を表示することで、エラー情報を通知さ
れたユーザーは、そのセットアップ画面上で直ちに対応
セットアップ項目の設定・変更を行なえるので、より迅
速にエラーを解消することができる(請求項4,14,
25,35)。
【0130】〔4〕セットアップ画面において対応セッ
トアップ項目を強調的に表示することにより、セットア
ップ画面内に各種項目が表示されていても、ユーザー
は、対応セットアップ項目を直ちに視認して特定するこ
とが可能になり、エラー解消のさらなる迅速化に寄与す
ることになる(請求項5,15,26,36)。〔5〕
セットアップ機能を用いて解消可能なエラーとそのエラ
ー情報との対応を用いて、セットアップ画面で通知すべ
きエラー情報を容易かつ迅速に決定できるので、エラー
に対応するエラー情報を直ちにセットアップ画面で通知
することができ、エラー解消のさらなる迅速化に寄与す
ることになる(請求項6〜9,16〜19,27〜3
0,37〜40)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのコンピュータシス
テム(情報処理装置)の要部構成(BIOS実行時の機
能構成)およびBIOSの機能構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】本実施形態のコンピュータシステム(情報処理
装置)の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるエラー情報用テーブルの構
成を説明するための図である。
【図4】本実施形態におけるエラー対処手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本実施形態におけるBIOSセットアップ画面
(メインメニュー画面)を示す図である。
【図6】本実施形態におけるBIOSセットアップ画面
(プライマリマスターメニュー画面)を示す図である。
【図7】本実施形態におけるBIOSセットアップ画面
(詳細メニュー画面)を示す図である。
【図8】本実施形態におけるBIOSセットアップ画面
(周辺機器設定メニュー画面)を示す図である。
【図9】本実施形態におけるBIOSセットアップ画面
(マルチメディア設定メニュー画面)を示す図である。
【図10】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図11】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図12】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図13】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図14】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図15】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図16】本実施形態におけるエラー情報通知用のポッ
プアップメニュー(セットアップ警告,エラーメッセー
ジ)を示す図である。
【図17】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図18】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図19】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図20】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図21】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図22】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図23】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図24】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図25】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図26】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図27】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図28】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図29】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図30】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図31】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図32】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図33】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図34】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図35】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図36】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図37】POSTエラー発生時における本実施形態で
のBIOSセットアップ画面表示状態を説明するための
図である。
【図38】POSTエラー発生時(ハードディスクエラ
ー発生時)の自己診断画面の表示例を示す図である。
【図39】BIOSセットアップのメインメニュー画面
を示す図である。
【図40】BIOSセットアップのメインメニュー画面
を示す図である。
【図41】BIOSセットアップのプライマリマスター
メニュー画面を示す図である。
【図42】BIOSセットアップのプライマリマスター
メニュー画面を示す図である。
【図43】POSTエラー発生時(日付誤設定時)の自
己診断画面の表示例を示す図である。
【図44】BIOSセットアップのメインメニュー画面
を示す図である。
【図45】BIOSセットアップのメインメニュー画面
を示す図である。
【符号の説明】
10 コンピュータシステム(情報処理装置,パーソナ
ルコンピュータ) 11 CPU 12 キーボードコントローラ(KBC) 12a キーボード 12b マウス 13 HDD(ハードディスクドライブ) 14 表示制御部(ディスプレイコントローラ) 15 ディスプレイ(表示部) 15a 表示画面 16 サウンドデバイス 17 I/O 17a FDD(フロッピディスクドライブ) 17b シリアルポート 17c パラレルポート 17d MODEMコネクタ 18 RAM 19 BIOSROM 20 バス 22 POST機能部 23 エラー分析機能部(エラー分析部) 24 セットアップ機能部(制御部) 25 テーブル(記憶部) 26 表示データ格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 義久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 木村 輝彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小泉 博三 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B048 AA00 CC11 DD09

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置の起動時自己診断機能によ
    り検出されたエラーに、該情報処理装置のセットアップ
    機能により対処するための方法であって、 前記起動時自己診断機能により検出された該エラーを分
    析し、 該検出に応答して、該情報処理装置における表示部に、
    該エラーを解消するために変更すべき内容を変更するた
    めのセットアップ画面を表示させることを特徴とする、
    情報処理装置におけるエラー対処方法。
  2. 【請求項2】 該エラーが前記セットアップ機能を用い
    て解消可能なものである場合に、該情報処理装置におけ
    る表示部に、該エラーを解消するためのセットアップ画
    面を表示することを特徴とする、請求項1記載の情報処
    理装置におけるエラー対処方法。
  3. 【請求項3】 該セットアップ画面で、該エラーの詳細
    および該エラーを解消するために変更すべき内容をエラ
    ー情報として通知することを特徴とする、請求項1また
    は請求項2に記載の情報処理装置におけるエラー対処方
    法。
  4. 【請求項4】 該セットアップ画面として、該エラーを
    解消するために変更すべき内容に対応するセットアップ
    項目を含む画面を表示することを特徴とする、請求項1
    〜請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置におけ
    るエラー対処方法。
  5. 【請求項5】 該セットアップ画面において該セットア
    ップ項目を強調的に表示することを特徴とする、請求項
    4記載の情報処理装置におけるエラー対処方法。
  6. 【請求項6】 前記起動時自己診断機能により検出され
    うるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき内
    容を変更するためのセットアップ画面との対応を、該情
    報処理装置に予め設定しておき、 該対応に基づいて、該情報処理装置における該表示部
    に、該エラーを解消するために変更すべき内容を変更す
    るためのセットアップ画面を表示させることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報処
    理装置におけるエラー対処方法。
  7. 【請求項7】 前記起動時自己診断機能により検出され
    うるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき内
    容を変更するためのセットアップ項目との対応を、該情
    報処理装置に予め設定しておき、 該対応に基づいて、該情報処理装置における該表示部
    に、該エラーを解消するために変更すべき内容を変更す
    るためのセットアップ項目を表示させることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報処
    理装置におけるエラー対処方法。
  8. 【請求項8】 該エラーに対応するエラーメッセージ情
    報を該情報処理装置に予め設定しておき、該情報処理装
    置における該表示部に、該エラーメッセージ情報を表示
    させることを特徴とする、請求項6または請求項7に記
    載の情報処理装置におけるエラー対処方法。
  9. 【請求項9】 前記起動時自己診断機能により検出され
    うるエラーのうちセットアップ機能を用いて解消可能な
    エラーと、そのエラーの詳細およびそのエラーを解消す
    るために変更すべき内容を含むエラー情報との対応を、
    該情報処理装置に予め設定しておき、 該対応に基づいて、該セットアップ画面で通知すべきエ
    ラー情報を決定することを特徴とする、請求項1〜請求
    項5のいずれか1項に記載の情報処理装置におけるエラ
    ー対処方法。
  10. 【請求項10】 前記セットアップ機能は、該情報処理
    装置の基本入出力プログラムによるものであることを特
    徴とする、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の
    情報処理装置におけるエラー対処方法。
  11. 【請求項11】 起動時自己診断機能によりエラーが検
    出された場合、セットアップ機能を起動し、表示部の表
    示画面に、該エラーを解消するために変更すべき内容を
    変更するためのセットアップ画面を表示させる制御部が
    そなえられたことを特徴とする、情報処理装置。
  12. 【請求項12】 該エラーが前記セットアップ機能を用
    いて解消可能なものである場合に、該制御部が、該表示
    部に、該エラーを解消するためのセットアップ画面を表
    示させるように制御することを特徴とする、請求項11
    記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 該制御部が、該セットアップ画面で、
    該エラーの詳細および該エラーを解消するために変更す
    べき内容をエラー情報として通知させるように制御する
    ことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載
    の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 該制御部が、該セットアップ画面とし
    て、該エラーを解消するために変更すべき内容に対応す
    るセットアップ項目を含む画面を表示させるように制御
    することを特徴とする、請求項11〜請求項13のいず
    れか1項に情報処理装置。
  15. 【請求項15】 該制御部が、該セットアップ画面にお
    いて該セットアップ項目を強調的に表示させるように制
    御することを特徴とする、請求項14記載の情報処理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ画面との対応を予め
    記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該表示部に、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ画面を表示させるこ
    とを特徴とする、請求項11〜請求項15のいずれか1
    項に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ項目との対応を予め
    記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該表示部に、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ項目を表示させるこ
    とを特徴とする、請求項11〜請求項15のいずれか1
    項に記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 該記憶部は、該エラーに対応する、エ
    ラーメッセージ情報を有し、該制御部が、該表示部に、
    該エラーメッセージ情報を表示させることを特徴とす
    る、請求項16または請求項17に記載の情報処理装
    置。
  19. 【請求項19】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーのうち前記セットアップ機能を用いて解消
    可能なエラーと、そのエラーの詳細およびそのエラーを
    解消するために変更すべき内容を含むエラー情報との対
    応を予め記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該セットアップ画面で通知すべきエラー情報を決定
    することを特徴とする、請求項11〜請求項15のいず
    れか1項に記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 該表示部を有することを特徴とする、
    請求項11〜請求項19のいずれか1項に記載のセット
    アップ機能を有する情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記セットアップ機能は基本入出力プ
    ログラムによるものであることを特徴とする、請求項1
    1〜請求項20のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 起動時自己診断機能およびセットアッ
    プ機能を有する情報処理装置のための制御装置であっ
    て、 前記起動時自己診断機能によりエラーが検出された場
    合、前記セットアップ機能を起動し、該情報処理装置に
    おける表示部の表示画面に、該エラーを解消するために
    変更すべき内容を変更するためのセットアップ画面を表
    示させる制御部がそなえられたことを特徴とする、制御
    装置。
  23. 【請求項23】 該エラーが前記セットアップ機能を用
    いて解消可能なものである場合に、該制御部が、該情報
    処理装置における該表示部に、該エラーを解消するため
    のセットアップ画面を表示させるように制御することを
    特徴とする、請求項22記載の制御装置。
  24. 【請求項24】 該制御部が、該セットアップ画面で、
    該エラーの詳細および該エラーを解消するために変更す
    べき内容をエラー情報として通知させるように制御する
    ことを特徴とする、請求項22または請求項23に記載
    の制御装置。
  25. 【請求項25】 該制御部が、該セットアップ画面とし
    て、該エラーを解消するために変更すべき内容に対応す
    るセットアップ項目を含む画面を表示させるように制御
    することを特徴とする、請求項22〜請求項24のいず
    れか1項に制御装置。
  26. 【請求項26】 該制御部が、該セットアップ画面にお
    いて該セットアップ項目を強調的に表示させるように制
    御することを特徴とする、請求項25記載の制御装置。
  27. 【請求項27】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ画面との対応を予め
    記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該情報処理装置における該表示部に、該エラーを解
    消するために変更すべき内容を変更するためのセットア
    ップ画面を表示させることを特徴とする、請求項22〜
    請求項26のいずれか1項に記載の制御装置。
  28. 【請求項28】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーと、該エラーを解消するために変更すべき
    内容を変更するためのセットアップ項目との対応を予め
    記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該情報処理装置における該表示部に、該エラーを解
    消するために変更すべき内容を変更するためのセットア
    ップ項目を表示させることを特徴とする、請求項22〜
    請求項26のいずれか1項に記載の制御装置。
  29. 【請求項29】 該記憶部は、該エラーに対応する、エ
    ラーメッセージ情報を有し、該制御部が、該情報処理装
    置における該表示部に、該エラーメッセージ情報を表示
    させることを特徴とする、請求項27または請求項28
    に記載の制御装置。
  30. 【請求項30】 前記起動時自己診断機能により検出さ
    れうるエラーのうち前記セットアップ機能を用いて解消
    可能なエラーと、そのエラーの詳細およびそのエラーを
    解消するために変更すべき内容を含むエラー情報との対
    応を予め記憶する記憶部をそなえ、 該制御部が、該記憶部に記憶された前記対応に基づい
    て、該セットアップ画面で通知すべきエラー情報を決定
    することを特徴とする、請求項22〜請求項26のいず
    れか1項に記載の制御装置。
  31. 【請求項31】 前記セットアップ機能は、該情報処理
    装置の基本入出力プログラムによるものであることを特
    徴とする、請求項22〜請求項30のいずれか1項に記
    載の制御装置。
  32. 【請求項32】 セットアップ機能および起動時自己診
    断機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを
    格納したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 該プログラムが、 起動時自己診断機能により検出されたエラーに対応し
    て、前記セットアップ機能を起動し、表示部の表示画面
    に、該エラーを解消するために変更すべき内容を変更す
    るためのセットアップ画面を表示させる制御部として、
    該コンピュータを機能させることを特徴とする、プログ
    ラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  33. 【請求項33】 該エラーが前記セットアップ機能を用
    いて解消可能なものである場合、該プログラムが、該コ
    ンピュータを該制御部として機能させる際に、該表示部
    に、該エラーを解消するためのセットアップ画面を表示
    させることを特徴とする、請求項32記載のプログラム
    を格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 該プログラムが、該コンピュータを該
    制御部として機能させる際に、該セットアップ画面で、
    該エラーの詳細および該エラーを解消するために変更す
    べき内容をエラー情報として通知させることを特徴とす
    る、請求項32または請求項33に記載のプログラムを
    格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  35. 【請求項35】 該プログラムが、該コンピュータを該
    制御部として機能させる際に、該セットアップ画面とし
    て、該エラーを解消するために変更すべき内容に対応す
    るセットアップ項目を含む画面を表示させることを特徴
    とする、請求項32〜請求項34のいずれか1項に記載
    のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒
    体。
  36. 【請求項36】 該プログラムが、該セットアップ画面
    において該セットアップ項目を強調的に表示させること
    を特徴とする、請求項35記載のプログラムを格納した
    コンピュータ読取可能な記録媒体。
  37. 【請求項37】 該プログラムが、 前記起動時自己診断機能により検出されうるエラーと、
    該エラーを解消するために変更すべき内容を変更するた
    めのセットアップ画面との対応を予め記憶する記憶部を
    そなえ、 該コンピュータを該制御部として機能させる際に、該記
    憶部に記憶された前記対応に基づいて、該表示部に、該
    エラーを解消するために変更すべき内容を変更するため
    のセットアップ画面を表示させることを特徴とする、請
    求項32〜請求項36のいずれか1項に記載のプログラ
    ムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  38. 【請求項38】 該プログラムが、 前記起動時自己診断機能により検出されうるエラーと、
    該エラーを解消するために変更すべき内容を変更するた
    めのセットアップ項目との対応を予め記憶する記憶部を
    そなえ、 該コンピュータを該制御部として機能させる際に、該記
    憶部に記憶された前記対応に基づいて、該表示部に、該
    エラーを解消するために変更すべき内容を変更するため
    のセットアップ項目を表示させることを特徴とする、請
    求項32〜請求項36のいずれか1項に記載のプログラ
    ムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  39. 【請求項39】 該記憶部に該エラーに対応するエラー
    メッセージ情報が格納されており、該プログラムが、該
    コンピュータを該制御部として機能させる際に、該記憶
    部を参照させ、該表示部に表示すべきエラーメッセージ
    情報を決定させることを特徴とする、請求項37または
    請求項38に記載のプログラムを格納したコンピュータ
    読取可能な記録媒体。
  40. 【請求項40】 該プログラムが、 前記起動時自己診断機能により検出されうるエラーのう
    ち前記セットアップ機能を用いて解消可能なエラーと、
    そのエラーの詳細およびそのエラーを解消するために変
    更すべき内容を含むエラー情報との対応を予め記憶する
    記憶部を有し、 該コンピュータを該制御部として機能させる際に、該記
    憶部に記憶された該対応に基づいて、該セットアップ画
    面で通知すべきエラー情報を決定させることを特徴とす
    る、請求項32〜請求項36のいずれか1項に記載のプ
    ログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  41. 【請求項41】 前記セットアップ機能は基本入出力プ
    ログラムによるものであることを特徴とする、請求項3
    2〜請求項40のいずれか1項に記載のプログラムを格
    納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP10298059A 1998-10-20 1998-10-20 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体 Pending JP2000122894A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10298059A JP2000122894A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体
EP19990303911 EP0996061A2 (en) 1998-10-20 1999-05-20 Error handling method
CN 99107012 CN1251448A (zh) 1998-10-20 1999-05-24 出错处理方法、信息处理系统、控制部件及存储媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10298059A JP2000122894A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000122894A true JP2000122894A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17854609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10298059A Pending JP2000122894A (ja) 1998-10-20 1998-10-20 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0996061A2 (ja)
JP (1) JP2000122894A (ja)
CN (1) CN1251448A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398306B2 (en) 2001-08-13 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
JP2009110110A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nec Computertechno Ltd 監視制御システム、監視制御方法、および監視制御プログラム
JP2010231381A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Toshiba Tec Corp 電子機器

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200401188A (en) 2003-09-16 2004-01-16 Via Tech Inc Debug device and method thereof
CN100342348C (zh) * 2003-10-08 2007-10-10 威盛电子股份有限公司 一种除错装置及其方法
US7197433B2 (en) 2004-04-09 2007-03-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Workload placement among data centers based on thermal efficiency
CN1324464C (zh) * 2004-08-04 2007-07-04 英业达股份有限公司 可针对电脑装置的错误状况即时提出解决方案的方法
TW200923658A (en) * 2007-11-30 2009-06-01 Giga Byte Tech Co Ltd Detection system for the peripheral apparatus
CN103809988B (zh) * 2012-11-07 2017-09-29 联想(北京)有限公司 一种信息处理方法及电子设备
US9092404B2 (en) * 2013-01-09 2015-07-28 Dell Products, Lp System and method to remotely recover from a system halt during system initialization
KR20150019836A (ko) * 2013-08-16 2015-02-25 현대모비스 주식회사 부팅 시 오류 검출 기능을 갖는 멀티미디어 장치 및 그 동작 방법
WO2019151519A1 (ja) * 2018-02-05 2019-08-08 株式会社ミスミ 設計支援システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398306B2 (en) 2001-08-13 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
US8161124B2 (en) 2001-08-13 2012-04-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
US8626858B2 (en) 2001-08-13 2014-01-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
US9811408B2 (en) 2001-08-13 2017-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
US10180870B2 (en) 2001-08-13 2019-01-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information transmission system
JP2009110110A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nec Computertechno Ltd 監視制御システム、監視制御方法、および監視制御プログラム
JP2010231381A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Toshiba Tec Corp 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN1251448A (zh) 2000-04-26
EP0996061A2 (en) 2000-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1118750C (zh) 初始化和重新启动操作系统
US5388251A (en) Help display system for a computer
JP2000122894A (ja) 情報処理装置におけるエラー対処方法,情報処理装置,制御装置およびプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体
KR100704629B1 (ko) 변경된 위치의 마스터 부트 레코드의 바이러스 감염 여부를판단하고 치료하는 장치 및 방법
JP4385900B2 (ja) 通信設定プログラム、起動プログラム、通信設定方法およびアプリケーションの起動方法
US5463766A (en) System and method for loading diagnostics routines from disk
US7133141B1 (en) Apparatus and method for automatically learning control sequences of application programs
KR20130100879A (ko) 전자 장치, mbr 복원 방법 및 컴퓨터 판독가능 기록매체
TWI323843B (en) Method and device for pc component diagnostic test before executing operation system
JP5391918B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
CN100483358C (zh) 信息处理设备及其控制方法
US20020193985A1 (en) Method and system for displaying a user interface of an application program in a computer system, and a recording medium therefor
TWI813869B (zh) 資料儲存裝置及維持資料儲存裝置正常開機運作的方法
TWI526934B (zh) 用以啓動一資訊處理系統的方法、裝置、及電腦程式產品
US7627789B2 (en) Polymorphic management of embedded devices using web interfaces
WO1998034170A1 (en) Method and apparatus for allowing continued operation for overflow and invalid data
CN111522690B (zh) 数据储存装置及维持数据储存装置正常开机运作的方法
JP2008097611A (ja) 有効な信号を生成する方法及びシステム
JP3696916B2 (ja) 情報処理方法及び装置
US20060069908A1 (en) Information processing apparatus and boot control method
CN1122220C (zh) 键盘输入系统异常的检错方法
JP2000163109A (ja) ラダープログラミング装置及びラダープログラミング方法
EP0545396B1 (en) Apparatus and method for information processing
KR930005807B1 (ko) 하드 디스크장치의 자동 설정장치 및 방법
US20240053885A1 (en) Electronic apparatus and hotkey prompt method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020716