JP2000122807A - 入出力装置 - Google Patents

入出力装置

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JP2000122807A
JP2000122807A JP29569098A JP29569098A JP2000122807A JP 2000122807 A JP2000122807 A JP 2000122807A JP 29569098 A JP29569098 A JP 29569098A JP 29569098 A JP29569098 A JP 29569098A JP 2000122807 A JP2000122807 A JP 2000122807A
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electrode
switch
liquid crystal
crystal display
input
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JP29569098A
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English (en)
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Masaaki Araki
雅昭 荒木
Kazuhiro Suzuki
一広 鈴木
Shoji Hisada
将司 久田
Yasuhisa Nakamura
泰久 中村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 可撓性のある表示手段の下に当該表示手
段の押圧位置を検出する検出手段を配置した入出力装置
において、表示手段を比較的小さな押圧力で押圧した場
合でも、当該押圧位置を確実に検出することが可能な入
出力装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 検出手段の電極の形状が、当該電極位置
を検出するための中心領域と、当該中心領域に隣接し当
該電極に隣接する電極との間の位置を検出するための周
辺領域とを含むように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリやプリンターなどのOA機器、あるいはパーソナ
ルコンピューターやワードプロセッサー、ハンディ端末
機器や携帯型情報通信機器、銀行のキャッシュディスペ
ンサーや交通機関の券売機、街頭の情報入出力ターミナ
ルなどに幅広く用いられる入出力装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複写機やファクシミリな
どのOA機器、あるいはパーソナルコンピューターやワ
ードプロセッサー、ハンディ端末機器や携帯型情報通信
機器等に使用される入出力装置としては、例えば、当該
機器の操作情報及びこの操作情報に応じた仮想操作ボタ
ンを表示する液晶表示画面等の情報入力ディスプレイを
備え、上記仮想操作ボタンの押圧によって機能選択やコ
ピー枚数の指示等の制御情報を当該機器に入力し得るも
のが知られている。
【0003】かかる入出力装置100としては、例え
ば、図30に示すように、板ガラスを貼り合わせて形成
されている透過型の液晶表示画面101と、この表示画
面の上に重畳配置されるタッチパネル102とから構成
されており、開口部103を有するパネル板104が当
該入出力装置100を覆うようになっている。また、上
記タッチパネル102は、2枚のガラス基板上に所定の
ピッチでITO等の透明な導電性薄膜のマトリックスを
形成した後に、これらガラス基板を僅かな間隙を持たせ
て貼り合わせたものであり、当該タッチパネル102の
任意の位置を押圧すると、かかる押圧力によって互いに
対向する導電性薄膜が局所的に接触して電気的導通を生
じ、出力信号のレベル変化に基づいてCPU回路105
がタッチパネル102上の押圧位置を特定するように構
成されている。尚、図中において、符号106は上記液
晶表示画面101を背後から照明する蛍光灯、符号10
7は蛍光灯106の反射光を液晶表示画面101の全面
に拡散させる光拡散板、符号108は上記蛍光灯106
を点灯させるインバータ回路である。
【0004】このような従来の入出力装置100におい
ては、当該機器の使用機能に応じた仮想操作ボタンを上
記液晶表示画面101に表示し、これをユーザーに押圧
させるようにすれば、ユーザーは、タッチパネル102
上から当該仮想操作ボタンを押圧することになるので、
タッチパネル102上の押圧位置と仮想操作ボタンの表
示位置との関係から、当該仮想操作ボタンが押圧された
か否かをチェックすることができる。従って、かかる入
出力装置100を有する従来のコントロールパネルで
は、上記液晶表示画面101の表示内容を使用機器毎に
変更することにより、一つの仮想操作ボタンに複数の機
能を割り付けることができるので、従来のコントロール
パネル等に設けられる物理的な操作ボタンの数を著しく
減少させることができる。
【0005】しかし、上記従来の入出力装置100にお
いては、図30に示すように、液晶表示画面101の前
面にタッチパネル102を配置していることから、表示
画面のコントラストが低下してその表示内容を見づらい
といった問題点があり、表示内容の見やすさを考慮する
場合、前述の如く液晶表示画面101を透過型にすると
共にその背面側にバックライト106を設けざるを得
ず、その分だけ構成が複雑となるという問題点もあっ
た。
【0006】また、タッチパネル102や液晶表示画面
101がガラス板を基板としていることから、タッチパ
ネル102の感度が悪化してきた場合など、ユーザーが
当該タッチパネル102を強く押圧する状況が生じた際
には、押圧力によってこれらガラス板が割れる虞れがあ
るという問題点をも有していた。
【0007】そこで、本出願人は、上記の問題点を解決
し、入出力装置に表示される操作情報や仮想操作ボタン
の視認性に優れると共に、かかる入出力装置の操作時に
おける破損の懸念がなく、しかも低コストで製造するこ
とが可能な入出力装置を提供するため、特開平9−29
2948号公報に係るものを既に提案している。
【0008】この特開平9−292948号公報に係る
入出力装置は、基本的に、可撓性のある表示画面上に情
報を表示する表示装置と、前記表示装置の下に設けられ
当該表示装置の視認側からの押圧により当該表示装置上
の位置を検出する検出手段を含む感圧型の入力装置とを
備えるように構成したものである。
【0009】さらに説明すると、上記特開平9−292
948号公報に係る入出力装置140は、種々の実施の
形態を含むものであるが、大別して、図31に示すよう
に、フレキシブルな表示装置としての液晶表示パネル1
41と、この液晶表示パネル141の下に設けられた入
力装置としてのメンブレンスイッチ142とから構成さ
れている。上記液晶表示パネル141は、その層構成の
中央部に液晶表示部143を備えており、この液晶表示
部143は、透明なITO電極144をマトリックス状
に形成した2枚のPESシート145によって液晶14
6を挟持して構成されている。また、上記液晶表示部1
43の表裏両面側には、一対の偏光板147を配置する
とともに、当該液晶表示部143の裏面側には、反射板
149を配置するように構成されている。
【0010】また、上記メンブレンスイッチ142は、
図32及び図33に示すように、円形状の電極153が
マトリックス状に形成された電極パターン151をそれ
ぞれ縦方向及び横方向に沿って所定のピッチでそれぞれ
有する一対のスイッチシート152、152と、これら
一対のスイッチシート152、152の間に配置され、
電極パターン151のスイッチ用電極153に対応した
領域154が円形状に切り欠かれたスペーサシート15
5からなるものが用いられる。上記スペーサシート15
5としては、例えば、厚さが約100μmのPET(ポ
リエチレンテレフタレート)からなるものが用いられ
る。上記メンブレンスイッチ142は、図33に示すよ
うに、指等で押された領域のスイッチシート152、1
52が撓んで、これら一対のスイッチシート152、1
52が形成されたスイッチ用電極153が互いに接触す
ることにより、押された位置の座標を検出するものが用
いられる。
【0011】さらに、上記特開平9−292948号公
報は、フレキシブルな液晶表示パネル141の下にメン
ブレンスイッチ142を配置した情報入出力装置140
において、図31に示すように、メンブレンスイッチ1
42を反応させるためにフレキシブルな液晶表示パネル
141を押す際に、フレキシブルではあるが局部屈折に
弱い液晶表示部143を壊さないよう、フレキシブルな
液晶表示パネル141を補強する補強板150や、フレ
キシブルな液晶表示パネル141の視認側に上からの力
を緩衝させるゲル状やゴム状の樹脂からなる緩衝層14
8を設ける構成をも提案している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記特開平9−292948号公報に係る入出力装
置200の場合には、図31に示すように、情報入力の
際に、フレキシブルな液晶表示パネル141の上から荷
重を加えても、フレキシブルな液晶表示パネル141下
のメンブレンスイッチ142に荷重が伝わりにくく、メ
ンブレンスイッチ142が反応しにくいという問題点が
あった。
【0013】かかる問題点について更に説明すると、上
記メンブレンスイッチ142としては、図32に示すよ
うに、スイッチシート152、152に設けられたスイ
ッチ用電極153を円形状に形成するとともに、スペー
サシート155にスイッチシート152、52のスイッ
チ用電極153に対応した位置に切り欠き部154を、
当該スイッチ用電極153よりも若干直径の大きな円形
状に形成したものが用いられている。そのため、上記メ
ンブレンスイッチ142は、図33に示すように、フレ
キシブルな液晶表示パネル141の下のスイッチ用電極
153の間を押したときに、スイッチ用電極153上を
押したときと比べて、反応に要する入力荷重をより強く
する必要があるという問題点があった。また、極端な場
合には、スイッチ用電極153からずれた位置を液晶表
示パネル141上から押圧すると、メンブレンスイッチ
142がまったく反応しない虞れがあるという問題点を
抱えていた。特に、従来のメンブレンスイッチ142
は、上下のスイッチ用電極153の間に厚さが約100
μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる
スペーサ155を挟み、力が加わらない時にメンブレン
スイッチ142の上下のスイッチ用電極153が接触し
ないようにしていたため、上下のスイッチ用電極153
の距離を狭くすることができず、反応に要する入力荷重
をより強くする必要があった。
【0014】かかる問題点は、上述したように、メンブ
レンスイッチ142を反応させるためにフレキシブルな
液晶表示パネル141を押す際に、フレキシブルではあ
るが局部屈折に弱い液晶表示部143を壊さないよう、
フレキシブルな液晶表示パネル141を補強する補強板
150や、フレキシブルな液晶表示パネル141の視認
側に上からの力を緩衝させるゲル状やゴム状の樹脂から
なる緩衝層148を設けた場合には、より一層顕著とな
る。
【0015】また、上記特開平9−292948号公報
に係る入出力装置140の場合には、図34に示すよう
に、メンブレンスイッチ141の隣接するスイッチ用電
極153間の中央の位置を押圧し、隣接する2つのスイ
ッチ用電極153が共にON状態となった場合に、隣接
する2つのスイッチ用電極153の中間の位置が押され
たと検知して、メンブレンスイッチ142の分解能をス
イッチ用電極153の配列ピッチの2倍にする構成をも
含んでいる。
【0016】しかし、上述したように、スイッチ電極1
53からずれた位置を液晶表示パネル140上から押圧
すると、メンブレンスイッチ142がまったく反応しな
い虞れがあり、このような隣接する2つのスイッチ用電
極153が共にON状態となった場合に、隣接する2つ
のスイッチ用電極153の中間の位置が押されたと検知
して、メンブレンスイッチ142の分解能を確実にスイ
ッチ用電極153の配列ピッチの2倍とすることができ
ないという問題点をも有していた。
【0017】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その第1の目
的とするところは、可撓性のある表示手段の下に当該表
示手段の押圧位置を検出する検出手段を配置した入出力
装置において、表示手段を比較的小さな押圧力で押圧し
た場合でも、当該押圧位置を確実に検出することが可能
な入出力装置を提供することにある。
【0018】また、この発明の第2の目的とするところ
は、可撓性のある表示手段の下に当該表示手段の押圧位
置を検出する検出手段を配置した入出力装置において、
可撓性のある表示手段の破損を防止するため、補強板や
緩衝層等を設けた場合でも、表示手段を比較的小さな押
圧力で押圧した場合でも、当該押圧位置を確実に検出す
ることが可能な入出力装置を提供することにある。
【0019】さらに、この発明の第3の目的とするとこ
ろは、可撓性のある表示手段の下に当該表示手段の押圧
位置を検出する検出手段を配置した入出力装置におい
て、前記検出手段の検出ピッチの中間位置を押圧して、
押圧位置に隣接する2つの位置で共に押圧状態を検知し
た場合に、中間位置が押されたことを確実に検出して検
出手段の分解能を2倍にすることが可能な入出力装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、上記課題を解決するために、可撓性のある表示画
面上に情報を表示する表示手段と、前記表示手段の下に
設けられ当該表示手段の視認側からの押圧により表面画
面上の位置を検出する検出手段とを備えた入出力装置に
おいて、前記検出手段は、互いに対向するように近接し
て配置される少なくとも上側が可撓性を有する一対のシ
ート状部材と、前記一対のシート状部材の対向する複数
の位置に設けられた電極と、前記一対のシート状部材間
の電極が設けられた位置以外に介在されるスペーサ部材
とを備え、前記電極の形状が、当該電極位置を検出する
ための中心領域と、当該中心領域に隣接し当該電極に隣
接する電極との間の位置を検出するための周辺領域とを
含むものである。
【0021】また、請求項2に記載された発明は、前記
検出手段のスペーサ部材が、少なくとも一方のシート状
部材上に積層されたレジスト層からなることを特徴とす
る請求項1に記載の入出力装置である。
【0022】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記検出手段の電極が矩形状に形成されていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の入出力装置である。
【0023】また更に、請求項4に記載された発明は、
前記スペーサ部材には、前記検出手段の電極と同じ形状
であって当該電極よりも大きく形成された開口部が設け
られていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載の入出力装置である。
【0024】又、請求項5に記載された発明は、前記検
出手段の電極がマトリックス状に配列されており、隣接
する電極の中間の位置が押圧され、隣接する一対の電極
が同時にON状態となった場合に、隣接する電極の中間
の位置が押圧されたと検出することを特徴とする請求項
1乃至4のいずれかに記載の入出力装置である。
【0025】
【作用】この発明によれば、検出手段の電極の形状が、
当該電極位置を検出するための中心領域と、当該中心領
域に隣接し当該電極に隣接する電極との間の位置を検出
するための周辺領域とを含むように構成されているの
で、検出手段の検出ピッチの中間位置を押圧して、押圧
位置に隣接する2つの位置で共に押圧状態を検知したと
きに、中間位置が押されたことを検出する場合に、検出
手段の電極の形状が中心領域と周辺領域とを含むため、
当該電極の感応領域が広く、検出手段の検出ピッチの中
間位置が押圧された際に、検出手段の電極の周辺領域が
互いに確実に接触するため、中間位置が押されたことを
確実に検出して検出手段の分解能を向上させることが可
能となる。また、検出手段の電極の形状が中心領域と周
辺領域とを含むため、当該電極の感応領域が広く、表示
手段を比較的小さな押圧力で押圧した場合でも、上下の
電極が確実に接触して、当該押圧位置を確実に検出する
ことが可能となる。
【0026】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、前記検出手段のスペーサ部材が、少なくとも一方の
シート状部材上に積層されたレジスト層からなるように
構成したので、当該スペーサ部材の厚さを薄く設定する
ことができるので、検出手段の検出感度を向上させるこ
とが可能となる。
【0027】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、前記検出手段の電極が矩形状に形成されているの
で、電極が円形状の場合に比べて、当該円形状の中心領
域の外側に位置する検出手段の電極の周辺領域を広く設
定することができ、検出手段の検出感度を向上させるこ
とが可能となる。
【0028】また更に、請求項4に記載された発明によ
れば、前記スペーサ部材には、前記検出手段の電極と同
じ形状であって当該電極よりも大きく形成された開口部
が設けられているので、上記の如く検出手段の電極の形
状が中心領域と周辺領域とを含むように構成し、表示手
段の押圧位置を確実に検出することを可能とした場合で
も、当該検出手段の電極の外周には、スペーサ部材が存
在するため、検出手段の電極が不本位に接触して誤検知
するのを確実に防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明の実
施の形態について説明する。
【0030】実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1に係る情報入力が可能な
入出力装置を示す断面図である。
【0031】この実施の形態1に係る入出力装置1は、
図1に示すように、大きく分けて、当該入出力装置1が
適用される機器の機能に応じて種々の画面が表示される
表示手段としての液晶表示パネル2と、この液晶表示パ
ネル2の下部に配置される検出手段としてのメンブレン
スイッチ3とから構成されている。
【0032】上記液晶表示パネル2は、反射型の液晶表
示パネルからなり、可撓性を備えたシート状に形成され
ている。液晶表示パネル2は、液晶表示素子4の表裏両
面側に一対の偏光板5、5を配置して構成されている
が、これらの一対の偏光板5、5は、液晶表示素子4に
直接積層されている必要はなく、一対の偏光板5、5と
液晶表示素子4との間に他の層や板状部材を介在させて
も良い。この液晶表示パネル2のうち、液晶表示素子4
は、図1に示すように、透明電極であるITO(Int
ium Tin Oxide)電極6が所定のピッチで
直線状に蒸着等により形成された一対のPES(ポリエ
ーテルサルフォン)製のシート7、7の間に、液晶8を
積層して構成されている。また、一対のPESシート
7、7の外側には、偏光板5、5が配置されている。上
記一対のPESシート7、7にそれぞれ蒸着されるIT
O電極6は、互いに直交するように所定のピッチで直線
状に配置されており、上側の電極6と下側の電極6とで
マトリックスを形成するようになっている。さらに、上
記一対のPESシート7、7の間に積層される液晶8と
しては、例えば、強誘電性高分子液晶が用いられるが、
これに限定されるものではなく、他の種類の液晶を用い
ても勿論よい。
【0033】上記液晶表示パネル2の液晶表示素子4と
しては、例えば、基本的な構成及び動作が特許第251
2290号公報等に開示されているように構成したもの
が用いられるが、更に具体的には、出光興産(株)社の
出願に係る特開平5−61061号公報や特開平5−2
73531号公報等に開示されているように構成したも
のを用いることができる。この液晶表示パネル2の液晶
表示素子4は、例えば、透明な電極となるITO電極
6、6が蒸着された一対のPESシート7、7の一方又
は双方に、強誘電性高分子液晶等からなる液晶8を塗布
して製膜し、対向する一対のPESシート7、7をラミ
ネートした後、複数のローラ間を通過させることによっ
て曲げによる配向処理を施して製造される。ここで、強
誘電性高分子液晶からなる液晶8を用いた液晶表示パネ
ル2は、メモリ性を有しているため、電圧の印加を停止
した状態でも、表示画面を保持可能であるという特性を
有している。
【0034】また、上記液晶表示パネル2の表面側、即
ち視認側には、PESシート7と偏光板5との間に、乱
反射等を防止して当該液晶表示パネル2の視認性を向上
させるための視認性向上シートからなる緩衝層9が積層
状態に配置されている。この視認性向上シートからなる
緩衝層9としては、例えば、ゲル状の樹脂またはゴム状
の樹脂からなるものが用いられる。この視認性向上シー
トからなる緩衝層9の表面には、電場が加えられた液晶
の光学的異方性の変化に基づいて表示画像の濃淡を明ら
かにするために、偏光板5が積層配置されている。その
際、可撓性を有する液晶表示素子4と偏光板5との間に
介在される緩衝層9は、他の部材と屈折率が大きく異な
ると、外光の反射を起こしてしまい、液晶表示パネル2
の表示品質が悪くなる。そのため、上記視認性向上シー
トからなる緩衝層9としては、空気の屈折率が1.0で
あるのに対して、強誘電性液晶8や偏光板5等を構成す
る合成樹脂の屈折率は1.4付近であるため、透明な緩
衝層9のゲル状樹脂またはゴム状樹脂の屈折率は1.4
近傍のものを用いるのが最適である。
【0035】これに適したものとして、例えば、日東電
工社製の視認性向上シートが屈折率1.46であること
から、緩衝層9としては、例えば、厚さ400μmの粘
着性を持った日東電工社製の視認性向上シートが用いら
れ、この視認性向上シート9は、液晶表示パネル2と偏
光板5との間に、その粘着性によって接着保持された状
態で介在される。上記緩衝層9として用いられる視認性
向上シートは、例えば、アクリル系ポリマー等のゲル状
樹脂や、シリコーン系樹脂ポリマー等のゴム状樹脂から
なるものが用いられる。
【0036】また、上記液晶表示素子4の裏面側には、
何らの部材を介在することなく偏光板5がそのまま積層
配置されており、この裏面側の偏光板5は、液晶表示パ
ネル2の表面側に配置される偏光板5と直交するように
配置されている。さらに、上記液晶表示パネル2の裏面
側に配置された偏光板5の下部には、液晶表示パネル2
の表面側から入射する光を反射する反射板10が積層配
置されている。この反射板10としては、例えば、アル
ミニウム箔等が用いられる。また更に、上記反射板10
の下部には、液晶表示パネル2の押圧力に対する補強
と、後述するメンブレンスイッチ3の分解能を向上させ
るための補強板11が積層配置されている。この補強板
11としては、例えば、アクリル板やプラスチック板等
が用いられる。
【0037】さらに、上記補強板11の裏面側には、液
晶表示パネル2の表面側から指やペン等によって押され
た位置を検出するための検出手段としてのメンブレンス
イッチ3が配置されている。
【0038】ところで、この実施の形態では、検出手段
が、互いに対向するように近接して配置される少なくと
も上側が可撓性を有する一対のシート状部材と、前記一
対のシート状部材の対向する複数の位置に設けられた一
対の電極と、前記一対のシート状部材間の電極が設けら
れた位置以外に介在されるスペーサ部材とを備え、前記
電極の形状が、当該電極位置を検出するための中心領域
と、当該中心領域に隣接し当該電極に隣接する電極との
間の位置を検出するための周辺領域とを含むものである
ように構成されている。また、前記検出手段のスペーサ
部材は、例えば、少なくとも一方のシート状部材上に積
層されたレジスト層からなるように構成される。さら
に、前記検出手段の電極は、例えば、矩形状に形成され
る。また、前記スペーサ部材には、例えば、前記検出手
段の電極と同じ形状であって当該電極よりも大きく形成
された開口部が設けられる。
【0039】すなわち、この実施の形態で用いられるメ
ンブレンスイッチ3は、図3に示すように、薄い合成樹
脂製のシートからなる一対のスイッチシート31、31
を備えており、これらの一対のスイッチシート31、3
1は、液晶表示パネル2と略同一の大きさの平面形状に
形成されているとともに、隣接する端縁31a、31a
がフレキシブルな折り曲げ部32を介して互いに連結さ
れている。このフレキシブルな折り曲げ部32は、スイ
ッチシート31、31と別の部材によって構成しても勿
論良いが、スイッチシート31、31と一体的に構成し
てもよい。また、上記スイッチシート31、31の相対
向する面には、矩形状のスイッチ用電極33が、所定の
ピッチで縦方向及び横方向に沿って碁盤の目状に形成さ
れている。上記スイッチ用電極33は、例えば、1辺の
長さが6.5mmの正方形状に形成され、縦方向及び横
方向に9.8mmのピッチで配列される。さらに、上記
一対のスイッチシート31、31の電極は、一方のスイ
ッチシート31の各電極33が、直線状の接続部33a
を介して横方向に沿って互いに接続されているととも
に、他方のスイッチシート31の各電極33が、直線状
の接続部33aを介して縦方向に沿って接続されてい
る。
【0040】また、上記一対のスイッチシート31、3
1の縦方向及び横方向に沿って互いに接続された各スイ
ッチ用電極33は、縦方向及び横方向の列毎に、一方の
スイッチシート31に設けられた引出し部34に、引出
し用の配線35を介して接続されている。これらの一対
のスイッチシート31上に形成された各スイッチ用電極
33及びこれらの各電極33をつなぐ接続用の配線33
a、並びに引出し用の配線35は、例えば、当該スイッ
チシート31上に導電性インクを用いて印刷することに
よって形成されるが、当該スイッチシート31上に金属
の薄膜等の導電性材料を一様に形成し、エッチング処理
することなどによって形成しても勿論よい。さらに、上
記一対のスイッチシート31、31上には、図3乃至図
5に示すように、各スイッチ用電極33及び引出し用配
線35の端部を除いて、合成樹脂等からなる絶縁性のレ
ジストからなるスペーサ層36が、片側30mm〜45
μm程度の厚さに印刷によって形成されている。上記ス
ペーサ層36には、図4に示すように、スイッチ用電極
33に対応した位置に、当該スイッチ用電極33の形状
と同じく正方形状であって、スイッチ用電極33の形状
よりもわずかに大きな開口部37が設けられている。そ
の結果、上記スペーサ層36の開口部37とスイッチ用
電極33の端縁との間には、例えば、0.1mm〜2.
0mm程度の隙間が形成されるようになっている。
【0041】このように、メンブレンスイッチ3のスイ
ッチ用電極33は、図6に示すように、当該電極位置を
検出するための円形状の中心領域33aと、当該中心領
域33aに隣接し当該電極に隣接する電極との間の位置
を検出するための周辺領域33bとを含むように形成さ
れており、この実施の形態では、スイッチ用電極33の
形状が正方形状に設定されている。
【0042】そして、上記メンブレンスイッチ3は、図
4に示すように、指等で押された領域のスイッチシート
31、31が撓んで、これら一対のスイッチシート3
1、31に形成された上下のスイッチ用電極33が互い
に接触することにより、押された位置を検出可能となっ
ている。
【0043】また、この実施の形態では、図1に示すよ
うに、メンブレンスイッチ2の上部のスイッチシート3
1の上面に、スイッチ用電極33に対応した位置に突起
12が設けられている。この突起12は、例えば、メン
ブレンスイッチ2の上部のスイッチシート31の上面
に、エポシキ樹脂等の熱硬化性樹脂を滴下して硬化させ
ることにより、断面略円弧状に形成されるが、当該突起
12の材質や形成の仕方、及び形状はこれに限定される
ものではなく、シリコンゴム等による先端が尖った山型
など、他のものであっても勿論よい。
【0044】ところで、この実施の形態に係る入出力装
置1は、図1に示すように、フレキシブルな液晶表示パ
ネル2の上部に、視認性向上シートからなる緩衝層9が
配置されており、この視認性向上シートからなる緩衝層
9としては、例えば、ゲル状の樹脂またはゴム状の樹脂
からなるものが用いられる。そのため、入出力装置1の
表面に位置する偏光板5上から加えられた押圧力Fは、
図7に示すように、偏光板5の下部に配置されたゲル状
の樹脂またはゴム状の樹脂からなる緩衝層9に伝わり、
ゲル状の樹脂またはゴム状の樹脂からなる緩衝層9が変
形することで、ゲル状の樹脂またはゴム状の樹脂からな
る緩衝層9が押圧力Fを吸収する。したがって、入出力
装置1の表面から加えられた押圧力Fを緩衝層9が吸収
することにより、入出力装置1の表面から加えられた押
圧力Fが弱められた状態で液晶表示素子4に作用するた
め、液晶8の配向こわれ等を確実に防止することができ
る。
【0045】このように、フレキシブルな液晶表示素子
4上の視認性向上シート9側に位置する偏光板5の上か
ら押圧力Fを加えることにより、緩衝層9を通して液晶
表示素子4に力が作用するが、表面の偏光板5から加え
られた押圧力Fは、図7に示すように、緩衝層9で分散
又は吸収されるので、液晶表示パネル2に加わる力F
は、局部的に集中することがなく、押圧力Fを加えた箇
所を中心に緩やかに液晶8に伝わることになる。そのた
め、偏光板5の上から加えられた押圧力Fは、緩衝層9
で分散又は吸収されて緩衝され、フレキシブル液晶表示
パネル2に対しては、緩やかな変形を生じさせるのみと
なる。
【0046】さらに、フレキシブルな液晶表示パネル2
の下部に位置する偏光板5及び反射板10の下方には、
補強板11が配置されている。このフレキシブルな液晶
表示パネル2の下方に配置された補強板11は、フレキ
シブルな液晶表示パネル2の保護と、液晶表示パネル2
の下方に位置するメンブレンスイッチ3の入力の確実性
や分解能の向上に役立つようになっている。
【0047】これに対して、液晶表示素子4の表面側に
緩衝層9が無く、液晶表示素子4のみの場合には、図7
に示すように、上からの押圧力Fがそのままフレキシブ
ルな液晶表示素子4にそのまま加わり、液晶8の内部の
配向が壊れることになる。一方、上記液晶表示素子4の
表面側に緩衝層9を設けた場合には、図7に示すよう
に、上からの押圧力Fを緩衝層9が吸収して、局部に集
中する力を分散させる。このため、液晶表示素子4に加
わった局部応力が全体的に大きな曲率を持った応力分布
に変わる。さらに、液晶表示素子4の下に補強板11を
配置することにより、緩衝層9の存在によって局部応力
が大きな曲率の応力分布に変わったものを、液晶表示素
子4の下に補強板11を配置することによって、さらに
平面に近い状態に戻し、液晶8の配向こわれの原因であ
る液晶内部の配向のずれを最小限にとどめることができ
る。
【0048】さらに説明すると、図8に示すように、液
晶表示パネル2の下に補強板11を配置しない場合、つ
まりフレキシブル液晶表示パネル2の下方が空間また
は、柔らかい材質のものを配置した場合には、フレキシ
ブル液晶表示パネル2に作用する押圧力Fによって、図
9に示すように、このフレキシブル液晶表示パネル2が
大きく撓んでしまい、液晶8の部分的な変位量が大きく
なって液晶8の配向こわれが発生しやすくなる。これに
対して、フレキシブル液晶表示パネル2の下に補強板1
1を配置した場合には、図10に示すように、補強板1
1の強度のためにフレキシブル液晶表示パネル2が全体
的に曲がり、それに伴いフレキシブル液晶表示パネル2
の変位量が、図11に示すように小さく抑えられるの
で、液晶8の配向こわれが発生するのを確実に防止する
ことができる。
【0049】また、液晶表示パネル2の下方に配置され
るメンブレンスイッチ3の分解能の観点からも、液晶表
示パネル2の下方に補強板11を配置するのが望まし
い。
【0050】すなわち、液晶表示パネル2の下方に配置
されるメンブレンスイッチ3は、スイッチ用電極33の
形状が矩形状に形成されているが、スイッチ用電極33
の密度がそれ程高くない場合も多い。液晶表示パネル2
の下方に補強板11を配置しない場合は、図12に示す
ように、スイッチの間を押した時にメンブレンスイッチ
3のスイッチシート31が局所的にたわみ、押した箇所
の上下のメンブレンスイッチシート31間の距離が近づ
くが、上下のスイッチ用電極33は接触せず、導通の反
応がないためにこの位置での分解能はないことになる。
【0051】一方、液晶表示パネル2の下方に補強板1
1を配置した場合は、図13に示すように、補強板11
が大きくたわむことにより、メンブレンスイッチ3のシ
ート31間で押される部分が多くなり、押した箇所の両
側の上下スイッチシート31が確実に接触することにな
り、スイッチの導通反応がある。このように、補強板1
1を設けることにより、メンブレンスイッチ3のシート
31、31に設けられたスイッチ用電極33どうしが確
実に接触するので、液晶表示パネル2の下方に補強板1
1を配置することが、メンブレンスイッチ3の入力の確
実性や分解能を向上させる上でも望ましい。
【0052】図2は上記の如く構成される入出力装置1
の制御基板との配線を示すものである。
【0053】図2において、2は液晶表示パネルを示す
ものであり、この液晶表示パネル2の下側には、メンブ
レンスイッチ3が積層状態に配置されている。液晶表示
パネル2の配線は、液晶表示パネル2のITO電極6に
フレキシブル基板15を介して所定の駆動電圧を印加す
るSTN液晶用ドライバーIC16をTCP(Tape
Carier Package)17とし、液晶表示
パネル2の透明樹脂シート7のITO電極6を異方導電
接着シート18により熱圧着接続している。また、上記
TCP17は、プリント基板19に接続されている。
【0054】図14は上記の如く構成される入出力装置
1の制御回路を示すブロック図である。
【0055】図14において、60は入出力装置1を制
御するためのCPUを示すものであり、この入出力装置
1のマトリックス状に形成されたメンブレンスイッチ3
は、X方向又はY方向の一方向に沿って所定のピッチで
配列された電極33が、CPU60からバッファ回路6
1を介して出力されるスキャン出力によってスキャンさ
れ、他の方向に沿って所定のピッチで配列された電極3
3からの出力信号が、ドライバー回路62を介してCP
U60に入力され、CPU60は、液晶表示パネル2の
視認側から指等で押圧された位置の座標を検出するよう
に構成されている。
【0056】また、上記CPU60は、入力情報に基づ
いた表示画面を液晶表示パネル2の液晶表示素子4に表
示する。すなわち、CPU60は、表示する画面の構成
データ(以下、フレームデータと呼ぶ)に基づいて、ド
ライバー回路63を介して液晶表示素子4への描画処理
を行うようになっている。上記液晶表示素子4に画面を
表示するためのフレームデータとしては、例えば、図1
5に示すように、そのフレーム上に表示される仮想ボタ
ン等の領域を示す表示、さらにはアイコンイメージなど
のオブジェクトの表示情報(描画用)65と、所定の領
域を押下することにより入力を行うタッチ領域の範囲を
指定する検出領域情報66が含まれている。さらに、上
記オブジェクトの表示情報(描画用)65は、図15に
示すように、ボタンオブジェクト情報への座標や明暗等
の表示を指定するポインター67と、アイコンイメージ
オブジェクト情報への座標や明暗等の表示を指定するポ
インター68として機能するオブジェクトテーブルを備
えている。
【0057】以上の構成において、この実施の形態に係
る入出力装置では、次のようにして、可撓性のある表示
手段の下に当該表面手段の押圧位置を検出する検出手段
を配置した入出力装置において、表面手段の押圧位置を
比較的小さな押圧力で押圧した場合でも、当該押圧位置
を確実に検出することが可能となっている。
【0058】また、この実施の形態に係る入出力装置で
は、可撓性のある表示手段の下に当該表面手段の押圧位
置を検出する検出手段を配置した入出力装置において、
可撓性のある表示手段の破損を防止するため、補強板や
緩衝層等を設けた場合でも、表面手段の押圧位置を比較
的小さな押圧力で押圧した場合でも、当該押圧位置を確
実に検出することが可能となっている。
【0059】さらに、この実施の形態に係る入出力装置
では、可撓性のある表示手段の下に当該表面手段の押圧
位置を検出する検出手段を配置した入出力装置におい
て、前記検出手段の検出ピッチの中間位置を押圧して、
押圧位置に隣接する2つの位置で同時に押圧状態を検知
した場合に、中間位置が押されたことを確実に検出して
検出手段の分解能を2倍にすることが可能となってい
る。
【0060】すなわち、この実施の形態に係る入出力装
置1は、図1に示すように、フレキシブルな液晶表示パ
ネル2の視認側から指等によって押圧することにより、
情報を入力する際に、フレキシブルな液晶表示素子4の
視認側にフレキシブルな液晶表示素子4及び偏光板5と
屈折率が近い視認性向上シート9が配置されているた
め、この視認性向上シート9からなる緩衝層によって、
前述したように、フレキシブルな液晶表示素子4に加え
られる力を緩衝させることができる。また、上記入出力
装置1は、フレキシブルな液晶表示素子4の下に補強板
11が配置されているので、前述したように、フレキシ
ブルな液晶表示素子4の保護及びメンブレンスイッチの
感度の向上等が可能となる。
【0061】ところで、この実施の形態に係る入出力装
置1では、図1に示すように、補強板11の下に配置さ
れるメンブレンスイッチ3のスイッチ用電極33の形状
を正方形にし、力が加わらない時にメンブレンスイッチ
3の上下のスイッチ用電極33が接触しないようにする
スペーサ層36を絶縁性のレジストで作り、そのスペー
サ層36の開口部37の形状をメンブレンスイッチ3の
電極33の形状と同じ正方形で電極33の形状より大き
くしたことが特徴である。
【0062】このメンブレンスイッチ3を用いると、情
報入力の際にフレキシブルな液晶表示パネル2の上から
低い押圧力で押した場合でも、これを確実に検出するこ
とができ、しかも、メンブレンスイッチ3の配置密度の
2倍のスイッチ分解能を可能にすることができる。
【0063】また、上記メンブレンスイッチ3のスイッ
チ用電極33の中心から外れた位置を押しても反応し、
さらにスイッチ用の矩形電極33と隣接の矩形電強33
との距離を人間の指の幅よりも小さくすることで、液晶
表示パネル2上を押した時に反応しない個所を無くすこ
とができる。
【0064】さらに説明すると、この実施の形態では、
メンブレンスイッチ3のスイッチ用電極33の形状を正
方形状に形成したので、当該スイッチ用電極33は、そ
の中央部33a以外の周辺部33bを押された場合で
も、上下のスイッチ用電極33が接触しやすく、フレキ
シブルな液晶表示パネル2の上から低い押圧力で押した
場合でも、これを確実に検出することができる。
【0065】また、上記実施の形態に係る入出力装置1
の場合には、図16に示すように、隣接する2つのスイ
ッチ用電極33の中間の位置が押され、当該隣接する2
つのスイッチ用電極33が同時にON状態を検出したと
きに、2つのスイッチ用電極33の中央の位置が押され
たとCPUが判断することにより、メンブレンスイッチ
3の配置密度の2倍のスイッチ分解能を可能にすること
ができる。この場合でも、メンブレンスイッチ3は、ス
イッチ用電極33の形状が正方形状に形成されていると
ともに、レジスト層36の開口部37もスイッチ用電極
33と同じく正方形状に形成されているので、隣接する
2つのスイッチ用電極33の中間の位置が押された場合
でも、上下のスイッチ用電極33が変形して互いに接触
し、隣接する2つのスイッチ用電極33が確実に同時に
ON状態を検出することができる。そのため、上記メン
ブレンスイッチ3の検出ピッチの中間位置を押圧して、
押圧位置に隣接する2つの位置で同時に押圧状態を検知
した場合に、中間位置が押されたことを確実に検出して
メンブレンスイッチ3の分解能を2倍にすることが可能
となっている。
【0066】実施の形態2 図17はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、メンブレンスイッチの
電極の形状が、前記実施の形態と異なるように構成され
ている。
【0067】すなわち、この実施の形態2では、図17
(a)(b)に示すように、メンブレンスイッチ3のス
イッチ用電極33の形状が、正6角形状や正8角形状に
形成されている。
【0068】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同一であるので、その説明を省略する。
【0069】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の一実施例に係
る入出力装置について説明する。
【0070】実施例1 図1はこの発明の実施例1に係る入出力装置をも示すも
のであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符
号を付して説明する。
【0071】上記入出力装置1における液晶表示パネル
3の液晶表示素子4としては、例えば、厚さ2μmの強
誘電性液晶8の表裏両面側に、厚さ100μmのPES
シート7を積層配置したものが用いられる。これらのP
ESシート7には、例えば、幅0.27mmの直線状の
ITO電極6が、0.3mmのピッチで形成されてい
る。また、上記液晶表示パネル3の表面側に配置される
視認性向上シート9としては、例えば、日東電工社製の
厚さ400μmの視認性向上シートが用いられる。さら
に、上記液晶表示パネル2の液晶表示素子4の表面側に
配置される偏光板5としては、例えば、厚さ145μm
のものが用いられ、液晶表示素子4の裏面側に配置され
る偏光板5と反射板10しては、例えば、両者を合わせ
て厚さ245μmのものが用いられる。また、上記反射
板10の下側に配置される補強板11としては、例え
ば、厚さ500μmのポリカーボネイト板が用いられ
る。
【0072】
【実験例】実験例1 次に、本発明者らは、実施例1に示す材料と同一の材料
を用いて、図1に示すように、表面側から偏光板5と、
ゲル状樹脂からなる緩衝層9と、液晶表示素子4と、偏
光板5と、反射板10と、補強板11と、メンブレンス
イッチ3とを、順次積層して配置してなる入出力装置1
を試作し、入出力装置1の表面を押圧する押圧力Fの大
きさを種々変化させ、図18に示すように、メンブレン
スイッチ3の電極配列ピッチの1/2である4.8mm
の正方形の領域を、仮想的なデジタルスイッチ1個の大
きさとし、2.4mmのピッチで直径5mmの打鍵キー
で1回/secの時間だけ押圧したときに、ON状態を
検出した位置を調べる実験を行なった。
【0073】図19は従来のメンブレンスイッチで電極
の形状が直径6.5mmで円形であり、メンブレンスイ
ッチの上下電極間に厚さ100μmのPETスペーサを
挟んだ場合に液晶表示パネル上から入力した時の検知箇
所を黒く塗りつぶしたものである。
【0074】メンブレンスイッチの配置密度は9.6m
mであるが、表の枡目はその半分の4.8mmピッチで
切ってある。
【0075】ただし、メンブレンスイッチの接触した箇
所が複数の場合は計算によりその中心を押したと判断し
ている。なお、この計算方法によりスイッチの分解能は
スイッチの配置密度の倍に設定することができる。
【0076】図19から明らかなように、従来のメンブ
レンスイッチによれば、表示パネル上から5.0Nの荷
重を加えても、4.8mmピッチがすべて反応したと判
断することができないことがわかる。
【0077】また、標準的な仕様である3.5N以下の
荷重を表示パネル上から加えても、表示パネル下のスイ
ッチはまったく感知しなかった。
【0078】図20はメンブレンスイッチ3の電極形状
を一辺が6.5mmの正方形に変更し、メンブレンスイ
ッチ3の上下電極間は従来通りに厚さ100μmのPE
T製のスペーサを挟んだ場合に表示パネルから入力した
時の検知箇所を黒く塗りつぶした。
【0079】図20から明らかなように、図19に比べ
てスイッチの反応を示す塗りつぶしの箇所が増えている
が、表示パネルの上から5.0Nの荷重を加えても、
4.8mmピッチのすべてが反応したと判断できないこ
とがわかる。
【0080】図21はこの発明によるメンブレンスイッ
チ3の電極形状の1辺が6.5mmの正方形でスイッチ
の電極間を、厚さ40μmの絶縁性のレジストでスペー
シングした例である。
【0081】メンブレンスイッチ3として3つのサンプ
ルについて実験した結果、3.5Nの荷重でメンブレン
スイッチ3が4.8mmの検知表をすべて感知したこと
がわかる。
【0082】図21の結果からフレキシブルな液晶表示
パネル2が上でメンブレンスイッチ3を表示パネル2の
下に設置する構造の情報入出力装置1において、表示パ
ネル2下のスイッチ3の上下の電極形状を矩形にし、ス
イッチ2の上下電極33の間を絶縁性のレジスト36で
スペーシングし、絶縁性のレジスト36によるスペーシ
ングの開口部37をスイッチ3の電極形状と同じ形状で
電極形状よりも大きくしたことにより、表示パネル2に
加える力が小さくても表示パネル2下のスイッチ3を検
知し、スイッチ3の配置密度の倍以上の分解能を有する
ことができることがわかる。
【0083】さらに、表示素子4下のスイッチ3の電極
形状が円形の場合は、不感応領域が存在し、その不感応
領域を解消するためには電極密度を上げるとコストアッ
プするという問題があったが、本発明によれば、コスト
アップさせずに不感応領域をなくしスイッチ電極の間を
押した時でも反応するように入出力装置を可能にする。
【0084】実験例2 次に、本発明者らは、実験例1に示す材料と同一の材料
を用いて、メンブレンスイッチ3の電極33の形状を円
形状と正方形状とし、これら円形状及び正方形状の電極
33の直径及び1辺の長さを、8.5mm、8.0m
m、7.5mm、7.0mm、6.5mm、6.0mm
に変化させた場合に、スイッチの検知領域がどのように
変化するかを調べる実験を行なった。
【0085】図22〜図27は上記実験の結果を示すも
のである。
【0086】また、図28及び図29は、図22〜図2
7の実験結果を横軸に打鍵力を、縦軸に検知率をとった
グラフとして表したものである。
【0087】これらの結果からわかるように、メンブレ
ンスイッチ3の電極33の形状を正方形状とした方が、
円形状のものよりも検知率が高く、電極33の形状を円
形状とした場合には、直径を8.5mm〜6.0mmに
変化させても検知率を確実に100%にすることができ
ないのに対し、電極33の形状を正方形状とした場合に
は、1辺の長さを8.5mm〜6.0mmに変化させた
とき、安定して高い検知率を得ることができ、1辺の長
さが8.5mmから6.0mmに変化させた場合でも検
知率をほぼ確実に100%にすることができることがわ
かる。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
検出手段の電極の形状が、当該電極位置を検出するため
の中心領域と、当該中心領域に隣接し当該電極に隣接す
る電極との間の位置を検出するための周辺領域とを含む
ように構成されているので、検出手段の検出ピッチの中
間位置を押圧して、押圧位置に隣接する2つの位置で共
に押圧状態を検知したときに、中間位置が押されたこと
を検出する場合に、検出手段の電極の形状が中心領域と
周辺領域とを含むため、当該電極の感応領域が広く、検
出手段の検出ピッチの中間位置が押圧された際に、検出
手段の電極の周辺領域が互いに確実に接触するため、中
間位置が押されたことを確実に検出して検出手段の分解
能を向上させることが可能となる。また、検出手段の電
極の形状が中心領域と周辺領域とを含むため、当該電極
の感応領域が広く、表示手段を比較的小さな押圧力で押
圧した場合でも、上下の電極が確実に接触して、当該押
圧位置を確実に検出することが可能となる。
【0089】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、前記検出手段のスペーサ部材が、少なくとも一方の
シート状部材上に積層されたレジスト層からなるように
構成したので、当該スペーサ部材の厚さを薄く設定する
ことができるので、検出手段の検出感度を向上させるこ
とが可能となる。
【0090】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、前記検出手段の電極が矩形状に形成されているの
で、電極が円形状の場合に比べて、当該円形状の中心領
域の外側に位置する検出手段の電極の周辺領域を広く設
定することができ、検出手段の検出感度を向上させるこ
とが可能となる。
【0091】また更に、請求項4に記載された発明によ
れば、前記スペーサ部材には、前記検出手段の電極と同
じ形状であって当該電極よりも大きく形成された開口部
が設けられているので、上記の如く検出手段の電極の形
状が中心領域と周辺領域とを含むように構成し、表示手
段の押圧位置を確実に検出することを可能とした場合で
も、当該検出手段の電極の外周には、スペーサ部材が存
在するため、検出手段の電極が不本位に接触して誤検知
するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る入出力
装置を示す断面図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る入出力
装置を示す平面図である。
【図3】 図3はメンブレンスイッチを示す展開平面図
である。
【図4】 図4はメンブレンスイッチを示す断面図であ
る。
【図5】 図5はメンブレンスイッチを示す平面図であ
る。
【図6】 図6はメンブレンスイッチの電極形状を示す
説明図である。
【図7】 図7はフレキシブル液晶表示パネルの押圧状
態を示す説明図である。
【図8】 図8はフレキシブル液晶表示パネルの押圧状
態を示す説明図である。
【図9】 図9はフレキシブル液晶表示パネルの押圧状
態を示す説明図である。
【図10】 図10はフレキシブル液晶表示パネルの押
圧状態を示す説明図である。
【図11】 図11はフレキシブル液晶表示パネルの押
圧状態を示す説明図である。
【図12】 図12はフレキシブル液晶表示パネルの押
圧状態を示す説明図である。
【図13】 図13はフレキシブル液晶表示パネルの押
圧状態を示す説明図である。
【図14】 図14はこの発明の実施の形態1に係る入
出力装置の制御回路を示すブロック図である。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態1に係る入
出力装置の画像表示方法を示す説明図である。
【図16】 図16はメンブレンスイッチの隣接する電
極間の位置を押圧した状態を示す説明図である。
【図17】 図17はメンブレンスイッチの電極の変形
例を示す説明図である。
【図18】 図18はメンブレンスイッチの押圧状態を
示す説明図である。
【図19】 図19はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図20】 図20はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図21】 図21はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図22】 図22はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図23】 図23はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図24】 図24はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図25】 図25はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図26】 図26はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図27】 図27はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【図28】 図28はメンブレンスイッチの打鍵力と検
知率との関係を示すグラフである。
【図29】 図29はメンブレンスイッチの打鍵力と検
知率との関係を示すグラフである。
【図30】 図30は従来の入出力装置を示す分解斜視
図である。
【図31】 図31は従来の入出力装置を示す断面図で
ある。
【図32】 図32は従来のメンブレンスイッチを示す
構成図である。
【図33】 図33は従来のメンブレンスイッチを示す
断面図である。
【図34】 図34はメンブレンスイッチを押圧した検
知結果を示す説明図である。
【符号説明】
1:入出力装置、2:フレキシブル液晶表示パネル、
3:メンブレンスイッチ、4:液晶表示素子、5:偏向
板、6:ITO電極、7:PESシート、8:液晶、
9:緩衝層、10:反射板、11:補強板、31:スイ
ッチシート、33:スイッチ用電極、36:レジスト
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久田 将司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 中村 泰久 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA00 AA04 AA09 AB04 AE00 AE01 AE09 CC02 CC13 CC14 CC16 CC18 CC41 DD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のある表示画面上に情報を表示す
    る表示手段と、前記表示手段の下に設けられ当該表示手
    段の視認側からの押圧により表面画面上の位置を検出す
    る検出手段とを備えた入出力装置において、 前記検出手段は、互いに対向するように近接して配置さ
    れる少なくとも上側が可撓性を有する一対のシート状部
    材と、前記一対のシート状部材の対向する複数の位置に
    設けられた電極と、前記一対のシート状部材間の電極が
    設けられた位置以外に介在されるスペーサ部材とを備
    え、前記電極の形状が、当該電極位置を検出するための
    中心領域と、当該中心領域に隣接し当該電極に隣接する
    電極との間の位置を検出するための周辺領域とを含むも
    のであることを特徴とする入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段のスペーサ部材が、少なく
    とも一方のシート状部材上に積層されたレジスト層から
    なることを特徴とする請求項1に記載の入出力装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段の電極が矩形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の入出力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ部材には、前記検出手段の
    電極と同じ形状であって当該電極よりも大きく形成され
    た開口部が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の入出力装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段の電極がマトリックス状に
    配列されており、隣接する電極の中間の位置が押圧さ
    れ、隣接する一対の電極が同時にON状態となった場合
    に、隣接する電極の中間の位置が押圧されたと検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の入
    出力装置。
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