JP2000121529A - コンクリートの試験装置 - Google Patents

コンクリートの試験装置

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JP2000121529A
JP2000121529A JP10295751A JP29575198A JP2000121529A JP 2000121529 A JP2000121529 A JP 2000121529A JP 10295751 A JP10295751 A JP 10295751A JP 29575198 A JP29575198 A JP 29575198A JP 2000121529 A JP2000121529 A JP 2000121529A
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concrete
concrete sample
chamber
density
inflow chamber
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JP10295751A
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English (en)
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Yoshiteru Dobashi
吉輝 土橋
Noriyuki Nishida
徳行 西田
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Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動性、分離抵抗性、間隙通過性、充填性を
1台の試験装置で行い、しかも、試験者による個人差も
生じさせないコンクリートの試験装置を提供する。 【解決手段】 コンクリート試料が投入される投入室2
と、コンクリート試料の流動の障害となる流動障害5を
通過して投入室2からコンクリート試料が流れ込む流入
室3を備えたコンクリートの試験装置1である。投入室
2の内部のコンクリート試料の密度を求めるための第1
のデータを測定する第1の密度測定手段8と、流入室3
の内部のコンクリート試料の密度を求めるための第2の
データを測定する第2の密度測定手段9を備える。投入
室2の内部のコンクリート試料の含水比を求めるための
第3のデータを測定する第1の含水比測定手段8と、流
入室3の内部のコンクリート試料の含水比を求めるため
の第4のデータを測定する第2の含水比測定手段9を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートの試
験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高流動コンクリートとは、高流動性(高
変形性)と高分離抵抗性を兼ね備えることによって締め
固め不要の自己充填性を有するコンクリートである。高
流動コンクリートにおいて評価しなければならない性能
項目は、流動性、分離抵抗性、間隙通過性、充填性の4
項目である。
【0003】流動性(変形性)とは、重力や外力による
流動のしやすさを表すフレッシュコンクリートの性能で
ある。分離抵抗性とは、重力や外力等による材料分離作
用に対してコンクリートの構成材料の分布の均一性を保
とうとするフレッシュコンクリートの性能である。間隙
通過性とは、振動締固め作業を行わなくとも自重のみで
鉄筋間などの狭窄部(流動障害)を、材料分離を伴わず
に通過するフレッシュコンクリートの性能である。充填
性とは、コンクリートの施工性に関する性能であり、打
込み時に型枠等の隅々まで均等に充填する能力である。
【0004】これらの性能の中で、施工上、最も重要と
されているのは充填性である。この充填性等を評価する
ための装置として、充填試験装置というものがある。図
3は従来のボックス型の充填試験装置(コンクリートの
試験装置)50を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は正断面図である。
【0005】図3に示されるように、従来のボックス型
の充填試験装置50はそれぞれ上部が開口され、仕切壁
4によって互いに隔てられた投入室2および流入室3を
有している。投入室2はコンクリート試料が投入される
室であり、流入室3は投入室2からコンクリート試料が
流入する室である。流入室3の高さは、投入室2の高さ
の半分程度に設定されている。コンクリートの試験装置
1を水平な場所においたときには投入室2の上端の開口
部が水平となるようになっている。
【0006】仕切壁4の下部には、コンクリート試料が
投入室2から流入室3へと流れ込む経路となる開口部1
3が形成されており、この開口部13には鉄筋を縦に複
数本並べた流動障害5が設置されている。この流動障害
5は、コンクリート試料が投入室2から流入室3へと流
れ込む際に障害となるものである。この障害の程度は、
鉄筋径や本数を適宜変更することで調節可能である。
【0007】仕切壁4の下部には仕切壁4に沿って上方
向に移動および下方向に復帰が可能で、開口部13を開
閉するための仕切りゲート6が設けられており、この仕
切りゲート6の流入室3側の面には仕切りゲート6を上
下に操作するための把手7が設けられている。また、流
入室3の側面には、流入室3に流れ込んだコンクリート
試料を採取するための開閉ゲート51が設けられてい
る。
【0008】このような従来のボックス型の充填試験装
置50を用いたコンクリートの試験は、以下のようにし
て行う。まず、投入室2の上端までコンクリート試料を
流し込み、投入室2の上端に合わせてならした後、1分
間静置する。そして、仕切りゲート6を一気に開き、流
動障害5を通過して流入室3へのコンクリート試料の充
填が停止するまで静置する。その後、流入室3の下端か
ら流入室3のコンクリート試料の上面までの高さを、流
入室3の幅方向において両端部および中央部の3カ所で
測定し、これら測定値の平均値を充填高さHとする。一
方、仕切りゲート6を開けたときから、コンクリート試
料の流動が停止するまでの時間を測定しておき、これを
充填時間Tとする。また、開閉ゲート51を開けて、流
入室3のコンクリート試料を採取する。
【0009】従来のボックス型の充填試験装置50を用
いたコンクリートの試験では、充填時間Tが短いほど、
また、充填高さHが高いほど、流動性および間隙通過性
が高いと判定していた。
【0010】また、分離抵抗性および充填性が良いと判
定する1つの基準が、流動障害通過後のコンクリート試
料の均一性である。従って、コンクリート試料が良好な
分離抵抗性・充填性を有している場合、流動障害通過後
のコンクリート試料中の骨材量があまり変化せず、コン
クリート試料の分離抵抗性・充填性が不良な場合では、
流動障害通過後のコンクリート試料中の骨材量が少なく
なることが予想される。よって、投入室2と流入室3の
骨材量を洗い試験により確認・比較することにより、流
動障害5を通過した後でコンクリート試料中の骨材量が
少なくなったかどうか、あるいは、どの程度少なくなっ
たかを調べ、流動障害5の通過前後での骨材量の変化が
少ないほど充填性・材料分離抵抗性が良いと判定してい
た。ここで、洗い試験とは、水洗いにより未だ固まらな
いコンクリート試料から骨材を取り出す試験であり、こ
の場合骨材の分布を比較する試験である。
【0011】このように、従来のボックス型の充填試験
装置50を用いたコンクリートの試験では、洗い試験を
行う必要があったため、材料分離抵抗性・充填性の評価
に時間がかかり、現場では実施されないのが一般的であ
った。
【0012】従って、従来は現場で充填性を評価するた
めには、変形性(流動性)、分離抵抗性、間隙通過性を
評価するスランプフロー試験、Vロート試験、L型フロ
ー試験などの中から幾つかを組み合わせた試験を行い、
これらの試験の結果から充填性を評価するのが一般的で
あった。
【0013】スランプフロー試験とは、円錐台形状の筒
状のスランプコーンと呼ばれるものを用いて行う試験で
ある。スランプフロー試験では、まず、スランプコーン
にコンクリート試料を詰めた後、直ちにスランプコーン
を引き上げ、平板上でのコンクリート試料の動きが止ま
った後にコンクリート試料の広がりの直径(広がりが最
大の直径と、これと直交する直径との平均値)を求め
る。また、同時に、フロー到達時間(スランプコーン引
き上げ開始時から広がりが最大の直径が500mmに達
するまでの時間)を1/10秒単位で測定する。さら
に、コンクリート試料の動きが止まるまでの時間(流動
停止時間)を測定する。加えて、目視により、材料分離
の有無を確認する。
【0014】スランプフロー試験では、コンクリート試
料の広がりの直径が大きいほど、また、コンクリート試
料の流動停止時間が短いほど、流動性が高いと判定す
る。さらに、目視による材料分離の有無の確認によっ
て、材料分離抵抗性を判定する。
【0015】図4はV漏斗を示す斜視図である。Vロー
ト試験とは、図4に示されるような形状のV漏斗と呼ば
れる漏斗を用いて行う試験である。V漏斗の吐出口には
瞬時に開口できる水密な底蓋が設けられている。このよ
うなV漏斗を、V漏斗の上端が水平になるように設置
し、前記底蓋を閉じた状態でコンクリート試料をV漏斗
の上端まで流し込み、上端を平滑にならした後、底蓋を
開けて吐出口を開口し、吐出口からコンクリート試料を
流出させる。この時に、コンクリート試料が全量流出す
るまでの時間を測定し、あわせて流下中の状況(途中で
閉塞ぎみになったか否か等)を観察する。
【0016】Vロート試験では、コンクリート試料が全
量流出するまでの時間が短いほど、流動性、間隙通過性
が高いと判定する。また、途中で閉塞ぎみになったか否
か等の流下中の状況によっても、流動性、間隙通過性を
判定する。
【0017】図5はL型フロー試験器を示す斜視図であ
る。L型フロー試験とは、図5に示されるようなL型フ
ロー試験器を用いて行う試験である。L型フロー試験器
は、図5に示されるように立設された内部が空洞の投入
室と、投入室の片側の下部に形成された開口部と、この
開口部を開閉するための仕切りゲートと、開口部と連通
され投入室から開口部を介してコンクリート試料が流れ
込む流入箱とを有している。このようなL型フロー試験
器の投入室にコンクリート試料を詰め、上端をならした
後、仕切りゲートを引き上げ、投入室から流入室へとコ
ンクリート試料を流出させる。このときの、仕切りゲー
トからコンクリート試料の先端までの距離をLフローと
する。任意のLフローに到達するまでの時間を測定し、
これをLフロー到達時間とする。コンクリート試料の動
きが止まった時点でのLフローを最大Lフローとする。
また、投入室でのコンクリート試料の沈下量を測定す
る。さらに、目視により、材料分離の有無を確認する。
【0018】L型フロー試験では、Lフロー到達時間が
短いほど、また、最大Lフローが大きいほど、さらに、
沈下量が大きいほど、流動性が高いと判定する。一方、
目視による材料分離の有無により、材料分離抵抗性を判
定する。
【0019】また、最終的には、スランプフロー試験、
Vロート試験、L型フロー試験等の試験の中から幾つか
を組み合わせて行った、それぞれの結果を総合的に評価
して、充填性を評価していた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術では、現場で高流動コンクリートの充填性を
評価するために、変形性(流動性)、分離抵抗性、間隙
通過性を評価するスランプフロー試験、Vロート試験、
L型フロー試験などの中から幾つかを組み合わせて評価
を行っていたため、作業が繁雑であり、しかも多くの人
員を要するといった問題があった。また、スランプフロ
ー試験やL型フロー試験は主に流動性を判定する試験で
あるが、併せて分離抵抗性を判定するときには目視観察
により骨材の分布状態を判定する。このため、個人差が
生じて曖昧さが残るといった問題があり、この問題に対
する解決策が臨まれている。
【0021】そこで、本発明の目的は、流動性、分離抵
抗性、間隙通過性、充填性を1台の試験装置で行い、し
かも、試験者による個人差も生じさせないことが可能な
コンクリートの試験装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、コンクリートの試験装置であっ
て、コンクリート試料が投入される投入室と、コンクリ
ート試料の流動の障害となる流動障害を通過して前記投
入室からコンクリート試料が流れ込む流入室と、を備え
たコンクリートの試験装置であって、前記投入室の内部
のコンクリート試料の密度を求めるための第1のデータ
を測定する第1の密度測定手段と、前記流入室の内部の
コンクリート試料の密度を求めるための第2のデータを
測定する第2の密度測定手段と、を備えたこと、を特徴
としている。
【0023】第1の密度測定手段、および第2の密度測
定手段としては、例えば、RI(radioisoto
pe)密度計(詳細は実施の形態例参照)を用いること
が挙げられるが、密度を測定できるものであれば、その
他でも良い。RI密度計による密度の測定は、原則とし
て密度が既知の物質を測定して得た密度較正曲線を予め
作成しておき、実際の測定値をこの密度較正曲線と比較
することにより、測定対象物の密度を求める。従って、
本発明に係るコンクリートの試験装置を用いてコンクリ
ートの密度を求めるためには、原則として、予めコンク
リートの密度較正曲線を作成しておくこととする。
【0024】ここで、コンクリート試料が良好な材料分
離抵抗性、良好な充填性を有している場合、流動障害を
通過する前後でのコンクリート試料の密度は変化しな
い。従って、コンクリート試料の材料分離抵抗性、およ
び充填性を評価するためには、投入室に投入したコンク
リート試料の密度と、流動障害を通過して投入室から流
入室へと流入したコンクリート試料の密度とを比較すれ
ばよい。
【0025】また、請求項1記載の発明に係るコンクリ
ートの試験装置は、従来のボックス型の充填試験装置
(従来の技術参照)と同様の概略構成であるため、従来
のボックス型の充填試験装置と同様に、コンクリート試
料の流動性および間隙通過性を評価することができる。
【0026】請求項1記載の発明によれば、第1の密度
測定手段により投入室の内部のコンクリート試料の密度
を求めるための第1のデータを測定することができ、第
2の密度測定手段により流入室の内部のコンクリート試
料の密度を求めるための第2のデータを測定することが
できる。これら第1のデータおよび第2のデータを、例
えば予め作成しておいたコンクリートの密度較正曲線と
比較することにより、投入室と流入室のコンクリート試
料の密度をそれぞれ求めることができる。従って、投入
室に投入されたコンクリート試料が流動障害を通過して
流入室に流れ込む前後でのコンクリート試料の密度を比
較することができ、コンクリート試料の材料分離抵抗性
および充填性を評価することができる。また、従来のボ
ックス型の充填試験装置と同様に、コンクリート試料の
流動性および間隙通過性を評価することができる。
【0027】請求項2記載の発明は請求項1記載のコン
クリートの試験装置であって、前記流入室の内部の複数
箇所で前記第2のデータが測定可能であること、を特徴
としている。
【0028】請求項2記載の発明では、流入室の内部の
複数箇所で第2のデータが測定可能であればよいため、
例えば、複数のガンマ線源(詳細は実施の形態例を参
照)を備えたRI密度計を用いることの他、複数のRI
密度計を用いることが挙げられる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、流入室の内
部の複数箇所で第2のデータが測定可能であるので、第
2のデータの信頼度を増すことができ、より厳密に流入
室の内部のコンクリート試料の密度を求めることができ
る。
【0030】請求項3記載の発明は、コンクリートの試
験装置であって、コンクリート試料が投入される投入室
と、コンクリート試料の流動の障害となる流動障害を通
過して前記投入室からコンクリート試料が流れ込む流入
室と、を備えたコンクリートの試験装置であって、前記
投入室の内部のコンクリート試料の含水比を求めるため
の第3のデータを測定する第1の含水比測定手段と、前
記流入室の内部のコンクリート試料の含水比を求めるた
めの第4のデータを測定する第2の含水比測定手段と、
を備えたこと、を特徴としている。
【0031】第1の含水比測定手段、および第2の含水
比測定手段は、例えば、RI(radioisotop
e)密度計(詳細は実施の形態例参照)であることが挙
げられるが、含水比を測定できるものであれば、その他
でも良い。RI密度計による含水比の測定は、原則とし
て含水比が既知の物質を測定して得た含水比較正曲線を
予め作成しておき、実際の測定値をこの含水比較正曲線
と比較することにより、測定対象物の含水比を求める。
従って、本発明に係るコンクリートの試験装置を用いて
コンクリートの密度を求めるためには、原則として、予
めコンクリートの含水比較正曲線を作成しておくことと
する。
【0032】ここで、コンクリート試料が良好な材料分
離抵抗性、良好な充填性を有している場合、流動障害を
通過する前後でのコンクリート試料の含水比は変化しな
い。従って、コンクリート試料の材料分離抵抗性、およ
び充填性を評価するためには、投入室に投入したコンク
リート試料の含水比と、流動障害を通過して投入室から
流入室へと流入したコンクリート試料の含水比とを比較
すればよい。
【0033】また、請求項3記載の発明に係るコンクリ
ートの試験装置は、従来のボックス型の充填試験装置
(従来の技術参照)と同様の概略構成であるため、従来
のボックス型の充填試験装置と同様に、コンクリート試
料の流動性および間隙通過性を評価することができる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、第1の含水
比測定手段により投入室の内部のコンクリート試料の含
水比を求めるための第3のデータを測定することがで
き、第2の含水比測定手段により流入室の内部のコンク
リート試料の密度を求めるための第4のデータを測定す
ることができる。これら第3のデータおよび第4のデー
タを、例えば予め作成しておいたコンクリートの含水比
較正曲線と比較することにより、投入室と流入室のコン
クリート試料の含水比をそれぞれ求めることができる。
従って、投入室に投入されたコンクリート試料が流動障
害を通過して流入室に流れ込む前後でのコンクリート試
料の含水比を比較することができ、コンクリート試料の
材料分離抵抗性および充填性を評価することができる。
また、従来のボックス型の充填試験装置と同様に、コン
クリート試料の流動性および間隙通過性を評価すること
ができる。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項3記載のコ
ンクリートの試験装置であって、前記流入室の内部の複
数箇所で前記第4のデータが測定可能であること、を特
徴としている。
【0036】請求項4記載の発明では、流入室の内部の
複数箇所で第4のデータが測定可能であればよいため、
例えば、複数の中性子線源(詳細は実施の形態例を参
照)を備えたRI密度計を用いることの他、中性子線源
を備えた複数のRI密度計を用いることが挙げられる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、流入室の内
部の複数箇所で第4のデータが測定可能であるので、第
4のデータの信頼度を増すことができ、より厳密に流入
室の内部のコンクリート試料の含水比を求めることがで
きる。
【0038】請求項5記載の発明は、コンクリートの試
験装置であって、コンクリート試料が投入される投入室
と、コンクリート試料の流動の障害となる流動障害を通
過して前記投入室からコンクリート試料が流れ込む流入
室と、を備えたコンクリートの試験装置であって、前記
投入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるための
第1のデータを測定する第1の密度測定手段と、前記流
入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるための第
2のデータを測定する第2の密度測定手段と、前記投入
室の内部のコンクリート試料の含水比を求めるための第
3のデータを測定する第1の含水比測定手段と、前記流
入室の内部のコンクリート試料の含水比を求めるための
第4のデータを測定する第2の含水比測定手段と、を備
えたこと、を特徴としている。
【0039】このように、請求項5記載の発明は、要す
るに、請求項1記載の発明と請求項3記載の発明とを組
み合わせたものであり、投入室に投入されたコンクリー
ト試料が流動障害を通過して流入室に流れ込む前後での
コンクリート試料の密度および含水比を比較することが
できるため、コンクリート試料の材料分離抵抗性および
充填性をより厳密に評価することができる。
【0040】請求項6記載の発明は、コンクリートの試
験装置であって、前記流入室の内部の複数箇所で前記第
2のデータが測定可能であり、前記流入室の内部の複数
箇所で前記第4のデータが測定可能であること、を特徴
としている。
【0041】このように、請求項6記載の発明は、要す
るに、請求項2記載の発明と請求項4記載の発明とを組
み合わせたものである。従って、流入室の内部の複数箇
所で第2のデータが測定可能であるとともに、流入室の
内部の複数箇所で第4のデータが測定可能であるので、
第2のデータの信頼度を増すことができるとともに、第
4のデータの信頼度を増すことができ、より厳密に流入
室の内部のコンクリート試料の密度および含水比を求め
ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施の形態
例を図1および図2に基づいて説明する。図1は本発明
に係るコンクリートの試験装置1を示す図であり、この
うち(a)および(c)は正断面図、(b)は平面図で
ある。図2はRI密度計を示す図であり、このうち
(a)は平面図、(b)は測定原理を説明するための概
略平面図である。
【0043】図1に示される本発明に係るコンクリート
の試験装置1の各構成要素のうち、従来例のボックス型
の充填試験装置50と同様の構成要素には、同一の符号
を付して、その説明を省略する。図1に示されるよう
に、コンクリートの試験装置1は従来の充填試験装置5
0とほぼ同様の概略構成となっているが、コンクリート
の試験装置1の流入室3の側面には、開閉ゲート51が
設けられている必要はない。
【0044】また、コンクリートの試験装置1の投入室
2の側壁2aには、本発明に係る構成要素であるRI
(radioisotope)密度計(密度測定手段兼
含水比測定手段)8が、流入室3の側壁3aには本発明
に係る構成要素であるRI密度計(密度測定手段兼含水
比測定手段)9が、それぞれ設けられている。
【0045】ここで、RI密度計とは図2に示されるよ
うな測定器であり、放射性元素を封入した線源が、本体
に取付けられた線源棒の先端部に設けられている。この
線源からはガンマー線および中性子線が放射される。
【0046】RI密度計の本体にはガンマー線を検出す
るガンマー線検出器と、このガンマー線検出器による単
位時間あたりのガンマー線の検出数をカウントする計数
回路とを有するガンマー線検出部を備えている。ガンマ
ー線は、Si,O,Alなどの原子を通過するときにコ
ンプトン散乱を起こす。従って、線源からガンマー線検
出部の経路に測定対象物を配置した状態で、ガンマー線
検出部によりガンマー線の単位時間あたりの検出数をカ
ウントすることで、測定対象物の密度が判定できるよう
になっている。ここで、散乱、吸収の過程が複雑であり
計算による推定は非現実的であるので、一般には密度が
既知の物質を予め計測して得た較正曲線との対比により
測定対象物の密度を求める。
【0047】中性子線は水素原子に衝突すると他の原子
に衝突した場合よりも大きくエネルギーを失い、熱中性
子と呼ばれる低速中性子に変化するという性質を有して
いる。RI密度計の本体には熱中性子を検出する熱中性
子検出器と、この熱中性子検出器による単位時間あたり
の熱中性子線の検出数をカウントする計数回路とを有す
る熱中性子検出部が備えられている。この熱中性子検出
部により熱中性子の単位時間あたりの検出数をカウント
することで測定対象物(中に含まれる水素原子のほとん
どが水分子中のものである物質)の水分量(含水比)が
判定できるようになっている。この場合も密度の判定と
同様に、含水比が既知の物質を予め計測して得た較正曲
線との対比により測定対象物の含水比を求める。
【0048】従って、本発明に係り、コンクリートの試
験装置1を用いてコンクリートの密度および含水比を測
定するためには、コンクリートの密度を求めるためのコ
ンクリートの密度較正曲線と、コンクリートの含水比を
求めるためのコンクリートの含水比較正曲線と、をとも
に予め作成しておく。このように、RI密度計は、RI
密度計による測定値と、各較正曲線との比較により、測
定対象物の密度および水分量(含水比)を求めることが
できるものである。
【0049】コンクリートの試験装置1の投入室2に対
応して設けられたRI密度計8に備えられた線源棒20
は投入室2の側壁2aを貫通して投入室2の内部へと突
出しており、この線源棒20の先端には線源21が封入
されている。一方、流入室3に対応して設けられたRI
密度計9に備えられた線源棒25,26はそれぞれ流入
室3の側壁3aを貫通して流入室3の内部へと突出して
おり、これら線源棒25,26の先端部にはそれぞれ線
源27,28が封入されている。また、RI密度計8,
9はそれぞれガンマー線検出部(図示省略)を備えてい
る。これらガンマー線検出部はそれぞれガンマー線を検
出するガンマー線検出器と、このガンマー線検出器によ
る単位時間あたりのガンマー線の検出数をカウントする
計数回路とを有している。
【0050】RI密度計8によっては、投入室2に投入
されたコンクリート試料の密度及び含水比を求めるため
のデータ(後述する第1のデータおよび第3のデータ)
が測定可能である。また、RI密度計9の線源27,2
8は互いに位置を違えて設けられており、RI密度計9
によっては、流入室3内に流れ込んだコンクリート試料
の2カ所で密度及び含水比を求めるためのデータ(後述
する第2のデータおよび第4のデータ)が測定可能であ
る。
【0051】このような構成の本発明に係るコンクリー
トの試験装置1を用いた試験は、例えば以下のようにし
て行う。先ず、コンクリートの試験装置1を水平な場所
に設置し、投入室2の上端の開口部を水平にする。仕切
りゲート6を閉じた状態で、ジョッキ等を用いて、図1
の(a)に示されるように、投入室2にコンクリート試
料を流し込む。ここで、突き棒による突きや叩きを行わ
ないで、投入室2の上端まで連続的にコンクリート試料
を流し込む。
【0052】投入室2の上端までコンクリート試料を流
し込むと、線源21とRI密度計8の本体8aとの間隔
にはコンクリート試料が介在した状態となる。この状態
で、RI密度計8の本体8aに設けられた図示しないガ
ンマー線検出部によりガンマー線の単位時間あたりの検
出数をカウントすることで、投入室2のコンクリート試
料の密度を求めるための第1のデータを測定する。同様
に、RI密度計8の熱中性子検出部により熱中性子の単
位時間当たりの検出数をカウントすることで、投入室2
のコンクリート試料の含水比を求めるための第3のデー
タを測定する。
【0053】次ぎに、例えば金属製の定規や金ごて等を
用いて余分なコンクリート試料を取り除き、ストレート
エッジ等で投入室2の上端に合わせてコンクリート試料
をならした後、そのまま1分間静置する。
【0054】1分間静置したら、仕切りゲート6を一気
に持ち上げて開く。すると流動障害5を通過して投入室
2から流入室3へとコンクリート試料が流れ込む。その
後コンクリート試料の流動がおさまり、図1の(b)に
示される状態になるまで静置する。
【0055】コンクリート試料の流動がおさまると、流
入室3の下端から流入室3のコンクリート試料の上面ま
での高さを、流入室3の幅方向において両端部および中
央部の3カ所で、メジャー等を用いて例えば1mmオー
ダーまで測定する。3カ所の測定値の平均値を充填高さ
Hとする。
【0056】また、仕切りゲート6を開けたときから、
コンクリート試料の流動が停止するまでの時間を、スト
ップウォッチを用いるなどして測定しておき、これを充
填時間Tとする。
【0057】コンクリート試料の流動がおさまると、線
源27,28とRI密度計9の本体9aとの間隔にはコ
ンクリート試料が介在した状態となる。この状態で、R
I密度計9の本体9aに設けられた図示しないガンマー
線検出部によりガンマー線の単位時間あたりの検出数を
カウントすることで、流入室3のコンクリート試料の密
度を求めるための第2のデータを2カ所で測定する。同
様に、RI密度計9の熱中性子検出部により熱中性子の
単位時間当たりの検出数をカウントすることで、流入室
3のコンクリート試料の含水比を求めるための第4のデ
ータを2カ所で測定する。
【0058】以上のようにコンクリートの試験を行った
後、コンクリートの評価は、以下のようにして行う。ま
ず、流動性、間隙通過性に関しては、従来と同様に、充
填時間Tが短いほど、また、充填高さHが高いほど、流
動性および間隙通過性が高いと評価する。
【0059】次に、第1のデータを、予め作成しておい
たコンクリートの密度較正曲線と比較することにより流
動障害5の通過前のコンクリート試料の密度を求め、第
3のデータをコンクリートの密度較正曲線と比較するこ
とにより流動障害5の通過後の2カ所のコンクリート試
料の密度を求める。
【0060】また、第2のデータを、予め作成しておい
たコンクリートの含水比較正曲線と比較することにより
流動障害5の通過前のコンクリート試料の含水比を求
め、第4のデータをコンクリートの含水比較正曲線と比
較することにより流動障害5の通過後の2カ所のコンク
リート試料の含水比を求める。
【0061】コンクリート試料が良好な材料分離抵抗
性、充填性を持っていれば、流動障害5を通過する前後
のコンクリート試料の密度および含水比は同じ値となる
ため、流動障害5を通過する前後でコンクリート試料の
密度にどの程度の差が生じているかを調べることによ
り、コンクリート試料の材料分離抵抗性および充填性を
評価する。さらに、同様に、流動障害5を通過する前後
でコンクリート試料の含水比にどの程度の差が生じてい
るかを調べることにより、コンクリート試料の材料分離
抵抗性および充填性を評価する。
【0062】ここで、流動障害5の通過前後でのコンク
リート試料の密度の変化を調べることにより、コンクリ
ート試料の材料分離抵抗性、および充填性を評価すると
ともに、流動障害5の通過前後でのコンクリート試料の
含水比の変化を調べることによっても、コンクリート試
料の材料分離抵抗性、および充填性を評価するため、よ
り厳密なコンクリート試料の材料分離抵抗性、および充
填性の評価がなされている。
【0063】加えて、第2のデータ及び第4のデータ
は、それぞれ流入室3の内部の2カ所で測定されたもの
であるため、これらデータの信頼度を向上させることが
でき、より厳密に流入室3のコンクリート試料の密度お
よび含水比を求めることができる。従って、より厳密に
コンクリート試料の材料分離抵抗性、および充填性を評
価することができる。
【0064】このように、本発明に係るコンクリートの
試験装置1によれば、コンクリート試料が投入される投
入室2、および、流動障害5を通過して投入室2からコ
ンクリート試料が流れ込む流入室3にそれぞれRI密度
計8,9を備えているため、流動障害5の通過前後のコ
ンクリート試料の密度および含水比を容易に求めること
ができ、コンクリート試料の材料分離抵抗性、および充
填性を容易に評価することができる。
【0065】また、従来の充填試験装置と同様に、コン
クリート試料の流動性、および間隙通過性を評価するこ
とができるため、高流動コンクリートにおいて評価しな
ければならない流動性、間隙通過性、材料分離抵抗性、
および充填性の4つの性能項目を1台の装置を用いて全
て評価することができる。
【0066】さらに、スランプフロー試験、Vロート試
験、L型フロー試験などの複数の試験を組み合わせて行
い、これらの試験結果を総合的に評価するといった必要
が無く、作業の簡略化、および作業人員の削減が可能と
なり、また、評価を短時間で行うことができる。
【0067】加えて、例えばRI密度計等の測定器によ
る測定値を基に材料分離抵抗性および充填性を評価する
ため、目視観察などのように個人差が生じて曖昧さが残
るといったことがなく、また、測定に特別な技巧や熟練
度を必要とせず、常に安定して評価を行うことが可能と
なる。
【0068】なお、上記の実施の形態例では、投入室に
ガンマ線源と中性子線源とを備えた線源を有するRI密
度計を設け、流入室にガンマ線源と中性子線源とを備え
た2つの線源を有するRI密度計を設け、評価の信頼度
を向上させることを可能とするものを例示したが(請求
項6に対応)、例えば、ガンマ線源のみを用いて流動障
害通過前後のコンクリート試料の密度を測定し、流動障
害通過前後のコンクリート試料の密度の変化により材料
分離抵抗性、および充填性を評価することとしても良い
(請求項1、又は2に対応)。また、中性子線源のみを
用いて流動障害通過前後のコンクリート試料の含水比を
測定し、流動障害通過前後のコンクリート試料の含水比
の変化により材料分離抵抗性、および充填性を評価する
こととしても良い(請求項3、又は4に対応)。さら
に、流入室のRI密度計の線源は2つに限らず、1つ、
あるいは3つ以上としてもよく、評価作業の簡略化、あ
るいは、緻密化をはかっても良い。加えて、密度測定手
段、含水比測定手段として、ともにRI密度計を用いる
こととしたが、密度、あるいは含水比を測定できるもの
であれば、その他でも良い。また、その他、具体的細部
構造等は、適宜に変更可能である。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るコンクリート
の試験装置によれば、従来の充填試験装置と同様に、コ
ンクリート試料の流動性、および間隙通過性の評価が可
能であるとともに、流動障害通過前後のコンクリート試
料の密度を求めることができ、これにより、コンクリー
ト試料の材料分離抵抗性、および充填性を評価すること
ができる。従って、1台の装置で、高流動コンクリート
において評価しなければならない流動性、間隙通過性、
材料分離抵抗性、および充填性の4つの性能項目を全て
評価することができる。さらに、スランプフロー試験、
Vロート試験、L型フロー試験などの複数の試験を組み
合わせて行い、これらの試験結果を総合的に評価すると
いった必要が無く、作業の簡略化、および作業人員の削
減が可能となり、また、評価を短時間で行うことができ
る。加えて、例えばRI密度計等の測定器による測定値
を基に材料分離抵抗性および充填性を評価するため、目
視観察などのように個人差が生じて曖昧さが残るといっ
たことがなく、また、測定に特別な技巧や熟練度を必要
とせず、常に安定して評価を行うことが可能となる。
【0070】請求項2記載の発明に係るコンクリートの
試験装置によれば、流入室の内部の複数箇所で第2のデ
ータが測定可能であるので、第2のデータの信頼度を増
すことができ、より厳密に流入室の内部のコンクリート
試料の密度を求めることができる。
【0071】請求項3記載の発明に係るコンクリートの
試験装置によれば、従来の充填試験装置と同様に、コン
クリート試料の流動性、および間隙通過性の評価が可能
であるとともに、流動障害通過前後のコンクリート試料
の含水比を求めることができ、これにより、コンクリー
ト試料の材料分離抵抗性、および充填性を評価すること
ができる。従って、1台の装置で、高流動コンクリート
において評価しなければならない流動性、間隙通過性、
材料分離抵抗性、および充填性の4つの性能項目を全て
評価することができる。さらに、スランプフロー試験、
Vロート試験、L型フロー試験などの複数の試験を組み
合わせて行い、これらの試験結果を総合的に評価すると
いった必要が無く、作業の簡略化、および作業人員の削
減が可能となり、また、評価を短時間で行うことができ
る。加えて、例えばRI密度計等の測定器による測定値
を基に材料分離抵抗性および充填性を評価するため、目
視観察などのように個人差が生じて曖昧さが残るといっ
たことがなく、また、測定に特別な技巧や熟練度を必要
とせず、常に安定して評価を行うことが可能となる。
【0072】請求項4記載の発明に係るコンクリートの
試験装置によれば、流入室の内部の複数箇所で第4のデ
ータが測定可能であるので、第4のデータの信頼度を増
すことができ、より厳密に流入室の内部のコンクリート
試料の含水比を求めることができる。
【0073】請求項5記載の発明に係るコンクリートの
試験装置によれば、投入室に投入されたコンクリート試
料が流動障害を通過して流入室に流れ込む前後でのコン
クリート試料の密度および含水比を比較することがで
き、コンクリート試料の材料分離抵抗性および充填性を
より厳密に判定することができる。
【0074】請求項6記載の発明に係るコンクリートの
試験装置によれば、流入室の内部の複数箇所で第2のデ
ータが測定可能であるとともに、流入室の内部の複数箇
所で第4のデータが測定可能であるので、第2のデータ
の信頼度を増すことができるとともに、第4のデータの
信頼度を増すことができ、より厳密に流入室の内部のコ
ンクリート試料の密度および含水比を求めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートの試験装置を示す図
であり、このうち(a)および(c)は正断面図、
(b)は平面図である。
【図2】RI密度計を示す図であり、このうち(a)は
平面図、(b)は測定原理を説明するための概略平面図
である。
【図3】従来のボックス型の充填試験装置(コンクリー
トの試験装置)を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は正断面図である。
【図4】V漏斗を示す斜視図である。
【図5】L型フロー試験器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリートの試験装置 2 投入室 3 流入室 5 流動障害 8 RI密度計 9 RI密度計 21 線源 27 線源 28 線源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート試料が投入される投入室と、
    コンクリート試料の流動の障害となる流動障害を通過し
    て前記投入室からコンクリート試料が流れ込む流入室
    と、を備えたコンクリートの試験装置であって、 前記投入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるた
    めの第1のデータを測定する第1の密度測定手段と、 前記流入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるた
    めの第2のデータを測定する第2の密度測定手段と、を
    備えたこと、を特徴とするコンクリートの試験装置。
  2. 【請求項2】前記流入室の内部の複数箇所で前記第2の
    データが測定可能であること、を特徴とする請求項1記
    載のコンクリートの試験装置。
  3. 【請求項3】コンクリート試料が投入される投入室と、
    コンクリート試料の流動の障害となる流動障害を通過し
    て前記投入室からコンクリート試料が流れ込む流入室
    と、を備えたコンクリートの試験装置であって、 前記投入室の内部のコンクリート試料の含水比を求める
    ための第3のデータを測定する第1の含水比測定手段
    と、 前記流入室の内部のコンクリート試料の含水比を求める
    ための第4のデータを測定する第2の含水比測定手段
    と、を備えたこと、を特徴とするコンクリートの試験装
    置。
  4. 【請求項4】前記流入室の内部の複数箇所で前記第4の
    データが測定可能であること、を特徴とする請求項3記
    載のコンクリートの試験装置。
  5. 【請求項5】コンクリート試料が投入される投入室と、
    コンクリート試料の流動の障害となる流動障害を通過し
    て前記投入室からコンクリート試料が流れ込む流入室
    と、を備えたコンクリートの試験装置であって、 前記投入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるた
    めの第1のデータを測定する第1の密度測定手段と、 前記流入室の内部のコンクリート試料の密度を求めるた
    めの第2のデータを測定する第2の密度測定手段と、 前記投入室の内部のコンクリート試料の含水比を求める
    ための第3のデータを測定する第1の含水比測定手段
    と、 前記流入室の内部のコンクリート試料の含水比を求める
    ための第4のデータを測定する第2の含水比測定手段
    と、を備えたこと、を特徴とするコンクリートの試験装
    置。
  6. 【請求項6】前記流入室の内部の複数箇所で前記第2の
    データが測定可能であり、 前記流入室の内部の複数箇所で前記第4のデータが測定
    可能であること、を特徴とする請求項5記載のコンクリ
    ートの試験装置。
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