JP2000119109A - 乳酸を含有する蚊忌避剤 - Google Patents

乳酸を含有する蚊忌避剤

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JP2000119109A JP10295204A JP29520498A JP2000119109A JP 2000119109 A JP2000119109 A JP 2000119109A JP 10295204 A JP10295204 A JP 10295204A JP 29520498 A JP29520498 A JP 29520498A JP 2000119109 A JP2000119109 A JP 2000119109A
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Yoshikazu Shirai
良和 白井
Tasuke Seki
太輔 関
Kiyoshi Kamimura
清 上村
Masaaki Morohashi
正昭 諸橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体に安全で効果的な蚊忌避剤を提供する。 【解決手段】 L(+)-乳酸を含有する液剤、化粧品、入浴
剤を提供し、皮膚に塗布したり、入浴することによっ
て、野外活動、入浴後の散歩などの行動、睡眠などの場
面で効果的に蚊を忌避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蚊類による刺咬及
び吸血を防ぎ、蚊を寄せ付けないようにするために、皮
膚に付着させて用いる蚊忌避剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、蚊忌避剤の主成分として
DEET(N,N-ジエチルトルアミド)が広く使われ、DEETを
含有した虫よけ剤が多くの人に使われている。しかし、
多用すると突然変異の恐れがある、皮膚障害が出る可能
性があるなどの欠点があった。
【0003】日本において、主に夏から秋にヒトを刺し
て吸血し、かゆみを起こさせる蚊は、イエカ属とヤブカ
属がほとんどである。イエカ属の蚊を代表するアカイエ
カやコガタイエカは、夜間に活動し、就寝中のヒトを吸
血する。この対策として、殺虫剤や蚊取線香が主に使用
されている。しかし、昼間に森林、墓地、庭先、神社、
寺などでヒトを吸血する、ヒトスジシマカなどのヤブカ
属の対策は、屋外であることからも蚊忌避剤スプレ−を
塗布するしかない場合が多い。
【0004】そのため、蚊忌避剤に関する研究は、永年
の間にわたり、多くの研究者の間で行われてきた。植物
精油の中に、蚊を忌避する成分が発見され、製品化され
ているものもあるが、すぐに揮発して効果が低くなった
りするなど、実際の使用場面において効果がみられない
こともしばしばである。植物精油の中にはモノテルペン
系化合物を含有していることもあってアレルギ−反応を
起こすとも言われている。そこで、DEETの忌避効果に匹
敵もしくはそれを上回り、かつ人体に安全な成分が待ち
望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点を鑑
みてなされたものであり、汗中に含まれ、体内および体
表に存在するなど、人体に自然に存在する生体成分を含
有することによって安全かつ効果の高い蚊忌避剤を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、乳酸を含有する溶液を皮膚に塗布したり、
乳酸を含有する化粧品を皮膚に塗布したり、乳酸を含有
する入浴剤中にヒトが漬かるなど、乳酸を含有する液
剤、化粧品、入浴剤などの蚊忌避剤を提供することによ
って、ヤブカやイエカなどの吸血性昆虫からの吸血を減
らし、野外での活動を快適にし、睡眠中の蚊吸血被害を
減らして安眠することができ、蚊に刺咬された部位を引
っ掻くことも少なくすることができる。さらに、請求項
2記載の発明のように、乳酸のうち、L(+)-乳酸を用い
ることによって、より蚊忌避効果を高くすることができ
る。また、請求項3記載の発明のように、L(+)-乳酸を1
〜10%含有する蚊忌避剤を提供したり、請求項4記載の
発明のように、L(+)-乳酸を0.0001〜0.001%含有する蚊
忌避剤を提供することによって、さらに一層効果の高い
蚊忌避剤とすることができる。
【0007】本発明による乳酸を含有した蚊忌避剤は、
エアゾール剤の剤型として、皮膚に噴射してもよいし、
ノンガススプレーの剤型として、皮膚に噴射してもよ
い。また、溶液やゲルの剤型にして皮膚に塗布してもよ
い。化粧品中に含有させることによって、化粧と同時に
蚊忌避効果を得ることもできる。化粧品の剤型として
は、液体、クリーム、ゲル、ムース、ミスト、パウダー
などが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、
入浴剤に含有することによって、入浴と同時に蚊忌避効
果を得、入浴後、例えば調理時、散歩、庭いじり、夕涼
み、睡眠中に蚊からの吸血被害を軽減することができ
る。
【0008】さらに、従来から使われているDEET(N,N-
ジエチルトルアミド)、シトロネラオイル、レモングラ
スオイル、ハーブオイル、ユーカリオイル、ヒノキオイ
ルを適量混合することによって共力効果を得ることも可
能である。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0010】実施例1 以下に示す処方例に従い、液体タイプ蚊忌避剤を作製し
た。 L(+)-乳酸 1.00(w/w) 防腐剤 適量 香料 微量 精製水 〜100(w/w)
【0011】実施例2 次に、以下に示す処方例に従い、通常の製造方法にて粉
末の入浴剤を作製した。入浴剤の場合には、浴槽の湯で
L(+)-乳酸濃度も薄められるため、L(+)-乳酸濃度を高め
にした製剤にする必要がある。 乾燥硫酸ナトリウム 20.0(w/w) 炭酸水素ナトリウム 70.0(w/w) L(+)-乳酸 10.0(w/w) 無水ケイ酸 適量 香料 微量 着色料 微量
【0012】実施例3 次に、以下に示す処方例に従い、通常の製造方法にて液
体の入浴剤を作製した。同様に、入浴剤の処方である本
実施例においてもL(+)-乳酸濃度を高めにした処方とな
っている。 流動パラフィン 90.0(w/w) L(+)-乳酸 10.0(w/w) 香料 微量 着色料 微量
【0013】実施例4次に、以下に示す処方例に従い、
通常の製造方法にて保湿用ロ−ションを作製した。 L(+)-乳酸 1.0(w/w) プロピレングリコ−ル 3.0(w/w) 70%ソルビット液 5.0(w/w) ポリオキシエチレンソルビットラウリルエ−テル 0.1(w/w) エタノ−ル 5.0(w/w) クエン酸−クエン酸ナトリウム 0.3(w/w)(PH 4.5〜5.5) 防腐剤 適量 精製水 〜100(w/w)
【0014】参考例1 L(+)-乳酸の水溶液の、0.0001%、0.001%、0.01%、0.
1%、1%の5濃度区を、それぞれ4リットル作製し
た。次に、L(+)-乳酸の水溶液中に左の手から前腕を、
蒸留水中に右の手から前腕を同時に10秒間浸漬し、風乾
した。次に、羽化後30〜40日齢のヒトスジシマカ未吸血
雌成虫を、5℃の恒温室に入れて麻酔し、横に寝かせて
口吻のみを脚や触角と交わらない位置に移動し、口吻を
2分の1に切断した。このようにして、吸血しようとヒ
ト皮膚に止まるものの、吸血できない蚊を作出した。口
吻は先端部さえ切ってあればどのくらいの長さで切って
もよいが、なるべく長期にわたって飼育する際には、水
が飲めるようにあまり長く切らない方がよい。この方法
は、他のヤブカや、イエカ、ハマダラカをはじめとする
蚊類のほか、様々な吸血性昆虫に利用可能であり、吸血
誘引性、吸血忌避性の試験に幅広く応用可能である。こ
の蚊を幅60cm×奥行き29cm×高さ36cmのガラス製容器内
に40頭入れ、その中に、L(+)-乳酸を処理した左手と、
蒸留水を処理した右手を挿入し、30秒毎に左右の手に止
まった蚊の数を10分間数えた。結果を図1(A),図1
(B)に示す。降着率が低いほど、忌避性が高い。ま
た、1%処理した場合の30秒毎の降着数を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】全ての濃度区にわたって、蒸留水処理した
試験区よりも、L(+)-乳酸処理した試験区の方が、皮膚
上に止まった(以下、降着した、という)蚊の数が少な
く(降着率が低く)なり、L(+)-乳酸は、蚊に対する忌
避性を示した。特に、0.0001%区で蒸留水処理区の44.9
%の降着率となり、1%区で蒸留水処理区の3.6%の降
着率となり、明らかにL(+)-乳酸に対する忌避性が高か
った。
【0017】参考例2 L(+)-乳酸の1%溶液と、シトロネラオイルおよびレモ
ングラスオイルを含有した市販品Aの1%溶液を作製
し、左右の手から前腕をそれぞれの溶液中に10秒間浸漬
し、風乾した。次に、参考例1と同様にして、蚊の降着
数を数えた。結果を表2に示す。3回目の試験では、L
(+)-乳酸1%溶液は市販品A1%溶液よりも蚊の降着を
忌避した。なお、1回目から3回目は連続して行ったも
のであり、3回目では市販品Aは有効成分が揮発して効
果が低くなった。3回目でL(+)-乳酸が市販品Aより忌
避性を示したことは、L(+)-乳酸処理後の有効持続時間
が長いことを示唆していた。
【0018】
【表2】
【0019】参考例3 左右両方の手をL(+)-乳酸の1%溶液に浸漬し、参考例
1と同様にして蚊の降着数を調べ、乳酸の絶対的な忌避
効果を調べた。結果を表3に示す。一方、左右両方の手
を無処理として、参考例1と同様にして蚊の降着数を調
べた結果を表4に示す。表3において、L(+)-乳酸1%
溶液処理区にも降着したものの、表4における無処理の
場合よりも、降着数が非常に少なくなっており、L(+)-
乳酸1%溶液の忌避効果が確かめられた。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】参考例4 L(+)-乳酸の1%溶液と蒸留水をそれぞれ、200ミリリッ
トル作製した。次に、ヘアレスマウスをネンブタール麻
酔液で麻酔し、頭部のみを液面上に出して、それぞれの
溶液に1頭ずつ10秒間浸漬し、風乾した。その後、幅45
cm×奥行き30cm×高さ30cmのガラス製容器に、羽化後30
〜40日齢のヒトスジシマカ未吸血雌成虫30頭を、口吻を
切断せずに入れ、その中に、処理したヘアレスマウスを
置いた。10分間に、ぞれぞれのマウスを吸血した蚊数を
数えた。結果を表5に示す。L(+)-乳酸の1%溶液処理
区における吸血蚊数は、蒸留水処理区における吸血蚊数
以下となり、L(+)-乳酸の1%溶液処理により蚊の吸血
被害を軽減できることが、マウスを用いた実験でも確か
められた。
【0023】
【表5】
【0024】参考例5 参考例1の実験において、同時に手および前腕の6点の
皮表コンダクタンス(角質水分含量)をIBS社製SKICON-
200にて計測した。1回毎の6点の平均値、3回行った
その平均値を表6に示した。L(+)-乳酸処理した場合
に、角質水分含量が蒸留水処理区に比べて高くなり、同
時に保湿効果もあることが確かめられた。
【0025】
【表6】
【0026】
【発明の効果】本発明による、乳酸を含有した液剤、化
粧品、入浴剤を皮膚に付着させることで、生体成分を利
用した点でアレルギ−反応を起こすことが少なく安全に
蚊を忌避することができ、かつ保湿効果もある製剤を提
供することができる。乳酸は植物精油のように強い香り
がせず、無臭に近いので応用範囲が広く、すぐに揮発す
る成分でないため、長期間忌避効果を持続させることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B) 本発明によるL(+)-乳酸含有溶液の、蚊忌避効果を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H011 AC02 AC06 BA01 BB06 BB18 DA13 DA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳酸を含有することを特徴とする蚊忌避
    剤。
  2. 【請求項2】前記乳酸のうち、L(+)-乳酸を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の蚊忌避剤。
  3. 【請求項3】 L(+)-乳酸を1〜10%含有することを特徴
    とする請求項2記載の蚊忌避剤。
  4. 【請求項4】 L(+)-乳酸を0.0001〜0.001%含有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の蚊忌避剤。
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