JP2000115923A - 配電盤用空気浄化装置 - Google Patents

配電盤用空気浄化装置

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JP2000115923A
JP2000115923A JP10283636A JP28363698A JP2000115923A JP 2000115923 A JP2000115923 A JP 2000115923A JP 10283636 A JP10283636 A JP 10283636A JP 28363698 A JP28363698 A JP 28363698A JP 2000115923 A JP2000115923 A JP 2000115923A
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door
fan
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filter
switchboard
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JP10283636A
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Takahiro Oda
隆弘 織田
Masataka Mitsumizo
正孝 三溝
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電盤の空気浄化を安価な設備とランニング
コストで行う。 【解決手段】 密閉形配電盤1の内部にフィルタ3とこ
のフィルタ3内を空気が通るように小形ファン4を設置
し、盤1の扉にドアスイッチ5を設け、このドアスイッ
チにより制御され扉開から扉閉時に一定時間小形ファン
を運転する制御機能及び扉の開閉と関係なく24時間タ
イマの設定間隔で小形ファンを強制運転する制御機能を
設けて、扉開から扉閉時及び24時間タイマの設定間隔
でファンを所定時間運転する。ファンの運転時間が短く
てすむと共に大きくて高価な空気源装置、エアパージセ
ット等を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型ファンと活
性炭吸着フィルタ若しくは化学薬剤吸着フィルタを用い
た配電盤用空気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配電盤内への腐食性ガス侵入防止
対策は、主に下記の方法で行っている。
【0003】(1)配電盤の扉部の周囲にゴムパッキン
を施し、盤の機密性を高めた密閉形構造を取り、扉部か
らの腐食性ガスの侵入を防ぐ。 (2)ケーブル立ち上がり部のクリート部分周囲に堰を
設けて、エポキシ系コーキング剤を流し込み、ケーブル
引込部からの腐食性ガスの侵入を防ぐ。 (3)配電盤の機密性を保った配電盤内に空気源装置を
用いて新鮮な空気を導いて、エアパージを行い、盤内を
正圧に保って外部からの腐食性ガスの侵入を防ぐ。
【0004】即ち、上記(1)〜(3)の方式は共に、
配電盤の開閉により侵入する腐食性ガスの除去対策が行
われていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来配電盤扉の開閉に
より侵入する腐食性ガスの除去を行っていないために、
盤内に収納されている電機部品に使用されている銅、銀
に代表される金属が腐食性ガスにより侵され、補助継電
器接点部の接触抵抗の増大、プリント基板銅エッチング
部分の断線等の空気故障を起こす原因となっている。
【0006】上記(3)のエアパージ方式は、配電盤外
にパージ空気を逃す構造を取れば、配電盤内の空気の入
れ換えが可能となるので、腐食性ガスの除去が行われる
ことになるが、下記の対策が必要となるので、簡単な対
策とは言い難い。
【0007】(1)空気源装置の空気取り入れ口に腐食
性ガス除去対策を行うことが必要。 (2)パージ空気量を一定に保つために配電盤内に、エ
アパージセットを設けなければならないので、スタンド
形、壁掛形のように小形の配電盤には適用が困難。 (3)配電盤の面数が多くなればなるほど必要とする空
気量も比例して増加するので、空気源装置も大型化する
必要があるので、設備建設費及びランニングコスト(電
気代,機器保守費等)が増加する。 (4)配電盤がパージ空気を外部に逃す構造を有してい
るので、空気源装置が停止した時の外部空気侵入対策が
必要。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、設備費及びランニ
ングコストが安価で小形配電盤にも適用可能な配電盤用
空気浄化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の配電盤用空気
浄化装置は、腐食性ガスを吸収しうる吸着剤が充填され
た吸着フィルタと、盤内空気を前記吸着フィルタを通る
ように強制循環させる小型ファンと、盤の扉開から扉閉
時に一定時間前記小型ファンを運転する制御機能および
24時間タイマの設定間隔で前記小型ファンを強制的に
運転し、配電盤を密閉構造とすることにより発生する盤
内温度の不均衡を防止するための制御機能を有する制御
部とを備えてなるものである。
【0010】また、吸着フィルタは、吸着剤がハニカム
構造の充填部に充填するのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について図
1〜図5を用いて説明する。
【0012】図1について、配電盤1は密閉型構造と
し、盤内部にフィルタ3とファン4を有する空気清浄化
装置2を設け、ファンの運転により内部空気をフィルタ
3を通るように循環させてフィルタ3により有害物質を
取り除く。ファン4の運転は、盤1にドアスイッチ5と
24時間タイマ16を設け、ドアの開閉時と24時間タ
イマ出力部オン時に行う。
【0013】図2,図3に空気清浄化装置2の構造を示
す。図2Aは天井板の一部を破断して示す平面図,図2
Bは正面図、図3Aは図2BのA−A矢視図、図3Bは
図2BのB−B矢視図、図3Cは図2AのC−C矢視図
である。
【0014】図2、図3について、この空気清浄化装置
は仕切板31で左右に仕切られており、右側の部屋の上
部にフィルタ3の入ったカートリッジ34が通風可能に
左右のすべり板38により前方へ引き出し可能に支持さ
れ、その下部にはファン4が設けられている。仕切板3
1の左側の部屋はファン制御室で、ソケット26を有す
る機器取付板25にタイマ27,補助リレー28が着脱
可能に設けられている。
【0015】正面板21の下部には端子台29,36が
設けられ、正面板21の左側には機器出し入れ用の窓穴
44が穿けられており、この窓穴を塞ぐ継ぎ板45がナ
イラッチ46により着脱可能に設けられている。
【0016】天井板32のフィルタ3が位置する部分に
は通気穴37が穿けられている。また、側面板23には
取付脚47が設けられている。
【0017】フィルタ3は図4に示すように、枠3−1
内のハニカムコア3−2に活性炭3−3が詰められ上下
を網3−4で覆った構造となっている。
【0018】このフィルタは吸着剤である活性炭の充填
部がハニカム構造となっているので、吸着剤の充填の偏
りや、輸送中の揺れによる吸着剤同志の接触による細粒
化が防止される。
【0019】図5はファン制御回路を示すもので、a,
bは配線用遮断器11を介して電源が入力する電源ライ
ン、51〜54は配電盤のドアスイッチで並列に接続され
ている。15(1X)は電源ラインa,b間にドアスイ
ッチ51〜54と直列に接続されたドアリレー、16は電
源ラインa,b間に接続された24時間タイマ、2は空
気浄化装置で、タイマ27(T),補助リレー28
(X),ファン4の主要電気部品で構成されている。
【0020】24時間タイマ16の出力側(端子5,
4)とドアリレー15の接点1Xa及び補助リレー28
の接点Xa2は並列に接続されその一端が電源ラインa
に接続され、その他端側のラインCと電源ラインbとの
間にタイマ27の接点Tbを介して補助リレー28が接
続されている。
【0021】また、タイマ27は上記ラインCと電源ラ
インbとの間にドアリレー15の接点1Xb,補助リレ
ー28の接点Xa1と直列に接続されている。ファン4
はタイマ27と並列に接続されている。
【0022】次にファン制御回路の動作について説明す
る。盤の扉が閉じている時、ドアスイッチ5はオフ状態
にあるので、ドアリレー15は非付勢状態にあり、その
接点1Xaはオフ、1Xbはオン状態となっている。
【0023】そのため補助リレー28は非付勢状態にあ
り、その接点Xa1,Xa2,Xa3はオフ状態となっ
ておりタイマ27及びファン4には通電しない。
【0024】この状態において、盤の扉を開くとドアス
イッチ5はオンしドアリレー15は付勢され、その接点
1Xaはオン,1Xbはオフとなる。
【0025】接点1Xaのオンによりタイマ27の接点
Tbを介して補助リレー28が付勢され、その接点a1
〜a3がオンし、接点a2により自己保持される。この
時接点1Xbはオフであるからタイマ27及びファン4
には通電しない。
【0026】この状態において盤の扉を閉じると、ドア
スイッチ5はオフとなりドアリレー15は復帰し、その
接点1Xaはオフ、1Xbはオンとなる。そのため接点
Xa2,1Xb,Xa1,タイマ27の電流ルートが形
成され、タイマ27及びファン4に通電される。タイマ
27がタイムアップし、その接点Tbがオフすると補助
リレー28は復帰し、その接点a1〜a3はオフとなる
ので、タイマ27及びファン4の電流が切れる。即ち、
ファン4は扉開の状態から扉閉の状態になった後タイマ
27の設定時間運転する。
【0027】また、24時間タイマ16は盤の扉の開閉
に関係なく、24時間タイマの設定間隔で出力部がオン
する。このオンによりタイマ27の接点Tbを介して補
助リレー28が付勢され、その接点a1〜a3がオン
し、補助リレー28は接点a2により自己保持される。
そのため24時間タイマの出力側(端子5,4),ドア
リレーの接点1Xb,補助リレーの接点a1の電流ルー
トが形成され、タイマ27及びファンに通電される。
【0028】タイマ27がタイムアップし、その接点T
bがオフすると補助リレー28は復帰し、その接点a1
〜a3はオフとなるので、ファン4は24時間タイマの
設定間隔で強制運転される。
【0029】以下に活性炭吸着剤の充填量計算例を示
す。活性炭フィルタ寿命の式は次の通りである。
【0030】
【数1】
【0031】
【表1】
【0032】密閉型盤(図1)内活性炭フィルタ量 1)ファン風量 Q=7.0(m3/min)のファンを使用する。
【0033】2)フィルタの年間使用量 フィルタは、活性フィルタとする。1日6回扉を開ける
ものとして、1回に3分ファンを運転するとした場合、
ファン年間運転時間は、 T1year=365×6×3/60=109.5
(h) 1年間で使用される吸着剤重量は上記寿命の式から、
【0034】
【数2】
【0035】となり、1台分のフィルタ量は、 W=WSO2+WH2S=0.126+0.224=0.35
kg となる。
【0036】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏する。 (1)配電盤1面単位で、腐食性ガス対策が可能であ
る。 (2)空気源装置、エアパージセット及び空気管を必要
としないので設置費が安価となる。 (3)配電盤の面数が増えても、エアパージ方式のよう
に空気源装置増設の考慮が不要である。 (4)装置自体が小さいので、スタンド形,壁掛形のよ
うな小形の配電盤にも適用可能である。 (5)小形ファンを間欠運転するのみなので、電気代及
びファン寿命についても問題ない。
【0037】(6)装置のメンテナンスは吸着剤ユニッ
トを定期的に変換するのみであるから手間がかからな
い。
【0038】(7)吸着フィルタの吸着剤充填部は、ハ
ニカム構造となっているので、吸着剤の充填の偏りや、
輸送中の揺れによる吸着剤同志の接触による細粒化が防
止され、充填状態均一化による圧力損失の減少と有効性
ガス接触面積の確保ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる配電盤用空気浄化装置の設
備内容概略説明図。
【図2】同装置の構造を示すもので、Aは一部破断して
示す平面図、Bは正面図。
【図3】同装置の要部構造を示すもので、Aは図2のA
−A矢視図、Bは図2のB−B矢視図、Cは図2のC−
C矢視図。
【図4】同装置のフィルタの構造を一部破断して示す斜
視図。
【図5】同装置のファン制御回路図。
【符号の説明】
1…配電盤 2…空気浄化装置 3…フィルタ 4…ファン 5…ドアスイッチ 6…上部サーモスイッチ 7…下部サーモスイッチ 11…配電遮断器 15…ドアリレー 16…24時間タイマ 21…正面板 22…背面板 23…側面板 24…床板 25…機器取付板 26…ソケット 27…タイマ 28…補助リレー 29…端子台 31…仕切板 32…天井板 34…フィルタのカートリッジ 35…ファスナ 36…端子台 37…通気穴 38…すべり板 41…ゴムブッシュ 42…通気網 43…センサ 44…窓孔 45…継ぎ板 46…ナイラッチ 47…取付脚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐食性ガスを吸収しうる吸着剤が充填さ
    れた吸着フィルタと、盤内空気を前記吸着フィルタを通
    るように強制循環させる小型ファンと、 盤の扉開から扉閉時に一定時間前記小型ファンを運転す
    る制御機能および24時間タイマの設定間隔で前記小型
    ファンを強制的に運転する制御機能を有する制御部と、
    を備えていることを特徴とする配電盤用空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記吸着フィルタ
    は、吸着剤がハニカム構造の充填部に充填されているこ
    とを特徴とする配電盤用空気浄化装置。
JP10283636A 1998-10-06 1998-10-06 配電盤用空気浄化装置 Pending JP2000115923A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204074A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Kawamura Electric Inc 回路遮断器
JP2011115000A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Nissin Electric Co Ltd 腐食性ガス対策装置及び密閉型筐体
KR101374288B1 (ko) * 2013-08-28 2014-03-14 주식회사 일렉콤 내부공기 정화식 수배전설비

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