JP2000115340A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2000115340A
JP2000115340A JP10275876A JP27587698A JP2000115340A JP 2000115340 A JP2000115340 A JP 2000115340A JP 10275876 A JP10275876 A JP 10275876A JP 27587698 A JP27587698 A JP 27587698A JP 2000115340 A JP2000115340 A JP 2000115340A
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輝幸 頼田
Yasuhiko Hase
泰彦 長谷
Yoshitaka Motomura
剛毅 本村
Ritsu Wakui
立 和久井
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1人の相手先に対応づけて複数の項目が登録
されたアドレス帳の検索結果表示における検索該当項目
を明確にする。 【解決手段】 自宅及び勤務先(会社)の電話番号を1
つの名称に対応づけて記憶したアドレス帳検索により1
つの名称に対応して記憶されている自宅及び会社の電話
番号共に選択された場合には、上記両電話番号を区別す
るための情報を名称と共に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アドレス帳を内蔵
した通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ファクシミリ装置や電話装置等の
通信端末装置は、名称に電話番号等を対応づけて予め記
憶した所謂アドレス帳を有し、発信時に名称を検索する
ことにより所望の相手先を選択し、選択された相手先名
称に対応づけてアドレス帳内に格納されている電話番号
等のデータに基づいて発信を行うことを可能としている
(例えば、特開平9−214718号公報等参照。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、1相手先の通信
手段が多様化してきたため、アドレス帳には1つの相手
先(名称)に例えば通常の電話番号、ファクシミリ番
号、携帯電話番号、ポケベル番号、電子メールアドレス
を対応づけて登録可能とすると共に、更に電話番号、フ
ァクシミリ番号、電子メールアドレスに関しては自宅の
みならず勤務先のデータまでも登録可能とすることが要
望されている。しかし、このように1つの相手先に対応
づけて複数の項目を登録したアドレス帳を相手先名称の
読みで検索して選られた相手先名称を表示した場合、い
ずれの項目に対応したデータが選択表示されたのか不明
確であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題に鑑みてなされたもので、その特徴は、1つの名称デ
ータに対して複数の項目データを対応づけて格納可能な
アドレス帳を有する通信端末装置であって、上記アドレ
ス帳検索の結果選択された項目データの項目名と上記選
択された項目データに対応した名称データとを対で表示
することにある。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明を適用したな
る通信端末装置1の一実施例を示し、図1は上面図、図
2は正面図、図3は背面図、図4は左側面図、図5及び
図6は要部断面右側面図である。
【0006】本実施例装置1の本体2上面の背面側には
スピーカ3、タッチペン4の載置部5が形成され、上記
本体2の上面の左側面側にはフックスイッチ6を備えた
ハンドセット7(都合上、図4のみに記載)載置部8及
び電話番号等を入力するためのテンキーを含む複数の入
力キー9が配され、また上記本体2の上面の正面側には
ポインティングデバイス10、留守番電話モードの指定
/解除を指示するための留守ボタン11、表示指示キー
12等が配されている。上記表示指示キー12は電子メ
ール、留守番電話モードでの用件メッセージ及びファク
シミリ等の受信の有無を表示するためのランプを内蔵す
ると共にその受信に関するデータの表示を指示するため
のキーである。更に、上記本体2上面の略中央部から右
側面側にかけて形成された段部20(図5又は図6参
照)には表示機体13が配置されている。この表示機体
13上面には、液晶ディスプレイ表面に透明タッチパネ
ルを重畳してなる表示部14、マイク15、表示部14
の駆動をオン・オフするためのスイッチ16及び電源表
示ランプ17等が配されている。
【0007】上記表示機体13は、図5、図6に示す如
く、その裏面略中央において回動支持体21の一端に図
5、6中紙面垂直方向に延在する第1の回転軸22を中
心に揺動自在に軸支されている。また、上記回動支持体
21の他端は、上記段部20の背面側端部に図5、6中
紙面垂直方向に延在する第2の回転軸23を中心に回動
自在に軸支されている。
【0008】上記第2の回転軸23には、一端が段部2
0の上方で回動するように他端が軸支されたストッパ2
4が装着されている。このストッパ24の他端には、上
記第2の回転軸23直下の段部20底面に形成された連
通孔25を介して本体2内に一端が延在する回動力付与
片26及び回動規制片27が形成されている。上記回動
力付与片26には、他端が本体2内に固定されたバネ手
段28の一端が固定されている。このバネ手段28は上
記回動力付与片26が本体2正面方向に回動するように
常時付勢する。従って、上記ストッパ24に外力が付与
されない限り、ストッパ24の一端は常時本体2の背面
方向に回動しようとする。一方、上記回動規制片27
は、上記回動力付与片26より本体2の正面側に形成さ
れ、上記連通孔25の本体2正面側壁面に当接可能とな
っている。従って、バネ手段28から付与される回動力
に基づくストッパ24の本体2背面側への回動は、上記
回動規制片27が上記連通孔25の本体2正面側壁面に
当接した時点で停止することとなる。尚、この停止位置
は、上記ストッパ24が上記底面に対して略垂直となる
位置となっている。
【0009】また、上記ストッパ24は、図5に示す如
く本体2背面方向に回動した際、開口部が本体2正面方
向を向く略断面コ字状をなし、第2回転軸23を中心に
上記回動支持体21が本体2背面方向に回動した際に、
上記ストッパ24の本体2背面側壁面が当接して回動支
持体21のそれ以上の回動を阻止する(図6参照)。
【0010】更に、上記段部20は正面側前部20aと
この前部20aより低い背面側後部20bとからなる。
これは、図1及び図2に示す如く上記表示機体13を段
部20に収納した際に、上記表示機体13底面より下方
に突出する上記回転支持体21及びストッパ24を収納
可能とするためであり、これにより上記表示機体13の
表面が本体2表面と略水平になる。また、上記段部20
の前部20a表面にはキーボード30が配されている。
【0011】上記表示機体13は、上述の如く回動支持
体21に揺動支持されているため、上述した如く図1、
図2に示すように段部20に収納させた状態(第1状
態)に保持することも、また図5に示す如く表示機体1
3の背面側をストッパ24で支持することにより表示機
体13を若干傾斜させた状態(第2状態)に保持するこ
とも、更に図6に示すごとく回転支持体21がストッパ
24の本体2背面側壁面に当接するまで回動させ、表示
機体13を略垂直に立ち上げた状態(第3状態)に保持
することもできる。
【0012】尚、上記第3状態においては、表示機体1
3の自重により下端部が本体2正面方向に摺動する可能
性がある。このため、本実施例では、段部20の前部2
0aと後部20bとの境界部分に本体2背面側に突出す
る係止片31を形成すると共に上記第3状態において上
記係止片31が嵌合する係止孔32を表示機体13に穿
設し、上記第3状態では図6に示す如く係止孔32に係
止片31を嵌合させることにより表示機体13の自重に
よる本体2正面方向への摺動を防止している。これによ
り、上記第3状態では上記段部20の前部20a表面に
配されたキーボード30の使用が可能となり、その使用
中に表示機体13の本体2正面方向への摺動が完全に防
止できるので、キーボード30の使用を妨げられる心配
はない。また、本実施例では上記第3状態では、上記回
動支持体21が上記ストッパ24の本体2背面側壁面に
当接して外観上一体的に見えるため美観的にも優れたも
のとなる。
【0013】また、上記ストッパ24は、上述した如く
バネ手段28により常時先端が本体2背面方向に回動す
るように付勢されているが、上記第1状態では表示器体
13の重量で上記バネ手段28の付勢力に抗して段部2
0底面側に回動されている。この状態から表示機体13
を上記第2状態にすべく表示機体13の背面側を持ち上
げると上記表示機体13の重量による抗力が消滅するた
め、上記ストッパ24は上記バネ手段28の付勢力によ
り回動し、図5及び図6に示すように回動規制片27が
上記連通孔25の本体2正面側壁面に当接して止まる。
更に、上記表示機体13を上記第3状態にすべく表示機
体13の背面側を持ち上げても上記ストッパ24の上記
第2状態と同じ位置に保持されたままであり、この時に
は、上記回動支持体21の第2回転軸23を中心とする
本体2背面方向への回動を規制する。
【0014】上記本体2の背面には図3に示すように、
電話回線と接続するための回線端子33、ファクシミリ
等のデータ端末と接続するための接続端子34、プリン
タと接続するためのプリンタ端子35及びスキャナと接
続するためのスキャナ端子36等が配されている。これ
により、電話回線を介しての電話・ファクシミリ通信、
各種データの読取・印字出力及びファクシミリをはじめ
とする各種データ端末との間での電話回線を不要とする
データ通信を行える。
【0015】本実施例装置において、表示機体13を上
記第1状態に保持した状態ではペン4を利用した表示部
14上からのペン入力を容易に行え、また表示機体13
を上記第2状態に保持した状態では本実施例装置を机上
に載置した状態でも表示部14の表示を見易くでき、更
に表示機体13を上記第3状態に保持した状態では表示
部14の表示を見ながらキーボード30からの入力を可
能とする。
【0016】図7は、本実施例装置の回路構成を示すブ
ロック図である。
【0017】図7において、CPU(Central
Processing Unit)100は予めリード
オンリメモリROM101に格納されている制御プログ
ラムに基づいて、以下で説明する各部の制御を司る。
尚、以下で説明する各部とCPU100とはバス102
を介して接続されている。
【0018】RAM103は、例えば半導体ランダムア
クセスメモリ等の書き替え可能なメモリからなり、後述
する各種データが格納される。入力部104は、上述し
た入力キー9、表示指示キー12等の各種キーの入力状
態を判定し、その結果をCPU100に知らせると共に
CPU100からの制御の下に表示指示キー12、電源
表示ランプ17等の点灯を制御する。
【0019】NCU105は、周知の網制御回路を含
み、CPU100の制御の下に電話回線L、ハンドセッ
ト7、モデム106、スピーカ3及びマイク15を相互
に切換接続する。上記モデム106は、COU100の
制御の下にNCU105を介して電話回線Lから受信し
たアナログ信号をデジタル信号に変換すると共にCPU
100により供給されたデジタル信号をアナログ信号に
変換してNCU105に出力する。
【0020】着信検出部107は、電話回線からの呼出
信号を検出し、その検出結果をCPU100に知らせる
と共に上記呼出信号に応答して内蔵のリンガを鳴動さ
せ、ユーザに着信を報知する。また、上記検出部107
は、発呼者番号案内サービスにより上記呼出信号と共に
発呼側を示す情報(電話番号)が電話回線Lより送信さ
れてきた際には、これを検出しCPU100に知らせ
る。
【0021】オフフック検出部108は、上記ハンドセ
ット7のフック状態を検出しCPU100に知らせる。
インターフェース部111は、上述したプリンタ端子3
5及びスキャナ端子36に接続されたプリンタ及びスキ
ャナのためのインターフェースである。
【0022】留守録制御部109は、CPU100の制
御の下に電話回線Lから受信し、モデム106でデジタ
ル信号に変換された用件メッセージを音声メモリ110
に格納すると共に上記音声メモリ110に記憶されてい
る応答メッセージ又は用件メッセージを読み出す。
【0023】本実施例装置は、基本的には、電子メール
機能(インターネット機能を含む)、電話機能、留守番
電話機能及びファクシミリ機能等の通信機能を有すると
共にこの通信のためのアドレス帳の編集、各通信のため
の送信データの作成及び受信データの表示確認等の処理
が行える。また、上記通信機能により受信したデータ
は、宛先が個人毎に明確な電子メールであれば個人毎に
管理し、留守録の用件メッセージあるいはファクシミリ
の受信データのように個人毎の宛先が不明確なものであ
れば一括管理を行える。
【0024】図8は、本実施例装置の個人別アドレス帳
200の概略を示す模式図であり、このアドレス帳20
0には、各個人毎に各種データ(名前、読み、住所、各
種番号(自宅(家)の電話番号/ファクシミリ番号、会
社の電話番号/ファクシミリ番号、家/会社の電子メー
ルアドレス、ポケベル番号、携帯電話番号等)、備考
等)が登録される。尚、上記備考欄には、任意のコメン
トを格納可能である。また、本実施例装置は、上記個人
別アドレス帳200の他にグループアドレス帳201を
有する。このグループアドレス帳201には、図9に示
すように、個人別アドレス帳200に登録されている個
人を任意のグループとして登録すると共に各グループに
登録されている個人メンバを更にFAXメンバーと電子
メールメンバーとに分けて登録する。
【0025】尚、上記個人別アドレス帳200及びグル
ープ別アドレス帳201は、共にRAM103に格納さ
れる。
【0026】次に本実施例装置の動作について説明す
る。
【0027】本実施例装置は、電源スイッチを有さない
ため、図示しない電源コンセントを商用電源に接続する
だけでCPU100がイニシャライズされ、制御プログ
ラムに従った各部の制御を開始する。具体的には、ま
ず、電源表示ランプ17を転倒させ、続いて各種機能の
立ち上げを行う。
【0028】本実施例装置における主な機能としては、
上記個人別アドレス帳200及びグループアドレス帳2
01の編集機能、上記アドレス帳200及び201を利
用して電話を掛ける機能、送受信メッセージ処理機能及
びインターネット機能等があり、これらの機能はCPU
100のイニシャライズ処理により全て立ち上げられ、
常にバックグラウンドで動作状態にある。従って、上記
入力部104からのキー入力又は表示部14上の所定領
域のタッチにより上記機能の1つを表示部14に切換表
示することができる。
【0029】本実施例装置が有する上記4機能のうちイ
ンターネット機能に関しては、従来のインターネット機
能と何ら替わりがないので詳細な説明を省略し、残りの
3能について説明する。 [アドレス帳編集機能]この機能が選択されると、CP
U104は表示部14上に図10に示すアドレス検索用
の画面を表示する。この画面中、203は新規個人デー
タ入力モードへの切換指示領域であり、該領域上をペン
4でタッチすることにより新規個人データ入力モードへ
を移行する。204は新規グループデータ入力モードへ
の切換指示領域であり、該領域上をペン4でタッチする
ことにより新規グループデータ入力モードへを移行す
る。206及び207は検索すべきデータの読みの先頭
文字を指定するための先頭文字指示領域であり、上記領
域206または207をペン4でタッチすることにより
先頭文字表示領域208に「あいうえお・・・」の正順
又は逆順に1文字ずつ文字が表示される。
【0030】そして、上記先頭文字表示領域208に表
示された文字を読みの先頭に有する個人別アドレス帳2
00及びグループアドレス帳201のデータが検索さ
れ、その検索結果が第1〜第3の検索結果表示領域20
9〜211に表示される。上記各検索結果表示領域20
9〜211に表示される内容は、検索されたデータの名
前又はグループ名を表示すると共にそのデータがグルー
プアドレス帳201に格納されたデータである場合に
は、表示されたグループ名の前に「グループ」と表示さ
れる。これにより、検索結果が個人データであるかグル
ープデータであるかを一目で確認できる。
【0031】一例として、今図10に示す如く、先頭文
字表示領域208に「や」という文字が表示されている
状態では、図8及び図9に示した個人別アドレス帳20
0及びグループアドレス帳201より読みの先頭が
「ヤ」の「山田太郎」及び「大和テニス」が選択され、
第1、第2の検索結果表示領域209、210にそれぞ
れ表示される。尚、この例では、検索結果として検索結
果表示領域の数より少ない2つのデータしか選択されな
かったが、検索結果表示領域の数より多い数のデータが
検索された際には、そのデータ全てを一度に表示するこ
とができない。この際には、検索結果表示領域209〜
211の右側に表示されている上下スクロール領域21
2、213をペン4でタッチすること(以下、単にペン
タッチという)により検索されたデータを正逆順に順次
スクロール表示することができる。
【0032】このようにして編集すべきデータが検索結
果表示領域209〜211に表示された際、その編集す
べきデータが表示された検索結果表示領域をペン4でタ
ッチすることによりそのデータを編集するモードに移行
する。
【0033】図11は、例えば図10に示す状態におい
て第1検索結果表示領域209がペン4でタッチされ、
「山田太郎」のデータの編集を行うように指示した際の
表示部14の表示状態を示す。
【0034】図11において、220は図10に示した
アドレス検索用画面に戻ることを指示するための指示領
域、221は現在表示部14上に表示されているデータ
を破棄することを指示するための指示領域であり、該領
域221上がペンタッチされると現在表示部14上に表
示されているデータの表示が消去されると共に個人別ア
ドレス帳200からもこのデータは削除される。223
は図10に示した新規個人データ入力モードへの切換指
示領域203と同様の指示領域であり、この指示領域2
23がペンタッチされると、現在表示部14上に表示さ
れているデータの表示が消去され、新規個人データの入
力が可能となる。
【0035】尚、図10に示した新規個人データ入力モ
ードへの切換指示領域203がペンタッチされた際にも
上記指示領域223がペンタッチされた場合と同様に新
規個人データの入力が可能となる。
【0036】図11に示すデータ編集画面上には、更に
図8に示した個人別アドレス帳200において各個人デ
ータ毎に格納されている項目(名前、読み、住所、家の
電話番号/ファクシミリ番号、会社の電話番号/ファク
シミリ番号、家/会社の電子メールアドレス、ポケベル
番号、携帯電話番号、備考)を上記項目名に対応付けて
表示する。一例として、図11には「山田太郎」のデー
タを表示している。
【0037】また、このデータ編集画面上における家の
電話番号/ファクシミリ番号、会社の電話番号/ファク
シミリ番号、家/会社の電子メールアドレス、ポケベル
番号、携帯電話番号の入力領域224a〜hは変更可能
である。
【0038】具体的には、上記入力領域224a〜hの
直前の項目名表示領域225a〜hに表示された項目名
を変更することにより各入力領域224a〜hに入力さ
れる項目の種別を変更できる。
【0039】この項目名変更は、変更すべき上記項目名
表示領域225a〜hの1つをペンタッチすることによ
り、表示部14上の表示が図12に示す如き項目変更モ
ードに表示に切り換わり、家の電話番号/ファクシミリ
番号、会社の電話番号/ファクシミリ番号、家/会社の
電子メールアドレス、ポケベル番号、携帯電話番号の各
項目名226a〜hが表示される。
【0040】この状態において、上記表示項目名226
a〜hの1つをペンタッチにより選択することにより、
図11に示すデータ編集画面上で選択された項目名表示
領域に表示された項目名が上記選択項目名に変更され
る。また、図12の項目変更モード画面上のキャンセル
領域227をペンタッチすると、図11に示したデータ
編集画面に戻る。
【0041】また、本実施例では、同一項目の二重登録
を避けるために、既登録済みの項目については項目名の
変更を禁止している。即ち、図11に示す如く全ての入
力領域224a〜hに項目データが格納されている際に
は、上記項目名表示領域225a〜hの1つをペンタッ
チしても項目変更モードへは移行しない。また、図13
に示す如く「鳥取一郎」のデータのように項目データの
一部が空白となっている場合には、項目データが存在し
ない項目名表示領域225a〜hの1つをペンタッチす
ることにより項目変更モードへ移行するが、既に項目デ
ータが登録されている項目名の選択を禁止する。
【0042】具体的には、今、図13に示すデータ編集
画面において項目データが登録されていない例えば「家
のFAX」と表示された項目名表示領域225eをペン
タッチすると、項目変更モード画面は図14に示す如
く、図13に示すデータ編集画面において項目データが
登録されている項目名(「家のTEL」、「家のメー
ル」、「携帯電話」)の選択を禁止すると共にその禁止
された項目名を選択可能な項目名と表示形態を異ならせ
る。
【0043】図14に示した項目変更モード画面におい
て「ポケベル」と表示されている表示項目名226dが
選択されると、図13における項目名表示領域225e
は「ポケベル」という表示に変更される。またこの時、
図13のデータ編集画面の元々「ポケベル」と表示され
ていた項目名表示領域225dの表示は「家のFAX」
に変更される。尚、この表示変更に替えて、単に元々
「ポケベル」と表示さていた項目名表示領域225dの
表示を消去しても良い。
【0044】上記データ編集画面での編集を終了させる
際には、指示領域220をペンタッチすれば良く、この
ペンタッチに基づいてCPU100は図10に示すアド
レス検索モードに処理を戻すと共に上記データ編集画面
に表示されているデータに基づいて個人別アドレス帳2
00の各項目データを修正する。
【0045】尚、データ編集画面において各入力領域2
24a〜hの右に表示された領域はワンタッチキーへの
登録を指示するための領域であり、この領域をペンタッ
チすることにより選択的に上記各入力領域224a〜h
をワンタッチ番号(アドレス)として登録及び/または
その解除を行うことができる。
【0046】一方、図10に示すアドレス検索モードに
おいて、第2検索結果表示領域210がペンタッチさ
れ、「大和テニス」という名のグループデータの編集を
行うように指示されると、CPU100は上記グループ
名に対応してグループ別アドレス帳201に記憶されて
いるファクス及び電子メールの各メンバー数を検索する
と共にその検索結果を図15に示す如く表示部にグルー
プ詳細画面を表示すると共にその中のファクスメンバ数
表示領域230及び電子メールメンバ数表示領域231
に表示する。
【0047】図15に示したグループ詳細画面中におい
て、領域232は上述したアドレス検索用画面に戻るこ
とを指示するための指示領域220と同様な領域であ
り、領域233は現在表示部14上に表示されているデ
ータを破棄することを指示するための指示領域であり、
該領域233上がペンタッチされると現在表示部14上
に表示されているデータの表示が消去されると共にグル
ープ別アドレス帳201からもこのデータは削除され
る。234は図10に示した新規グループデータ入力モ
ードへの切換指示領域204と同様の指示領域であり、
この指示領域22がペンタッチされると、現在表示部1
4上に表示されているデータの表示が消去され、新規グ
ループデータの入力が可能となる。尚、図10に示した
新規グループデータ入力モードへの切換指示領域204
がペンタッチされた際にも上記指示領域223がペンタ
ッチされた場合と同様に新規グループデータの入力が可
能となる。
【0048】また上記グループ詳細画面中にはグループ
名及びこれと対応してグループ別アドレス帳201に記
憶されている読みデータも表示され、かつ、編集可能と
なっている。
【0049】図15に示したグループ詳細画面中のファ
クスメンバ数表示領域230がペンタッチされると、C
PU100は、表示部14の表示を図16に示すファク
スメンバー登録表示画面に切換え、メンバーの削除及び
追加を可能とする。
【0050】図16において、領域235には上述した
グループ詳細画面に戻ることを指示するための領域であ
り、領域236は現在表示部14上に表示されているデ
ータを破棄することを指示するための指示領域であり、
メンバー表示領域237a〜hに表示されたメンバーの
1人をペンタッチにより選択後、上記領域236上がペ
ンタッチされる選択されたファクスメンバーのデータの
表示が消去されると共にグループ別アドレス帳201か
らもそのデータが削除される。
【0051】また、新たなファクスメンバーを新規に登
録する場合は、ファクスメンバー検索部238上の検索
すべきデータの読みの先頭文字を指定するための先頭文
字指示領域239及び240をペンタッチすることによ
り先頭文字表示領域241に「あいうえお・・・」の正
順又は逆順に1文字ずつ文字が表示され、その文字を読
みの先頭に有する個人別アドレス帳200に格納されて
いる個人データの中からファクシミリ番号を有するもの
が検索され、その検索結果が第1〜第3の検索結果表示
領域242a〜cに表示される。この表示領域242a
〜cに表示された個人名をペンタッチすることにより新
たなファクスメンバーとしてメンバー表示領域237a
〜hの空き領域に表示されると共にグループ別アドレス
帳201にも格納される。尚、検索結果が検索結果表示
領域の数より多い数のデータが検索された際には、その
データ全てを一度に表示することができないので、この
際には、検索結果表示領域242a〜cの右側に表示さ
れている上下スクロール領域243、244をペンタッ
チすることにより検索されたデータを正逆順に順次スク
ロール表示することができる。
【0052】更に、ファクスメンバー登録表示画面中の
ワンタッチ登録領域245をペンタッチすることによ
り、この画面中に表示されているメンバーを一括して一
つのワンタッチキーに対応して登録できる。
【0053】一方、図15に示したグループ詳細画面中
の電子メールメンバ数表示領域231がペンタッチされ
ると、CPU100は、表示部14の表示を図17に示
す電子メールメンバー登録表示画面に切換え、メンバー
の削除及び追加を可能とする。
【0054】図17に示す電子メールメンバー登録表示
画面中の領域246〜256は、上述した図16に示し
たファクスメンバー登録表示画面中の領域235〜24
5と基本的には同一であり、唯一の相違点は、検索結果
表示領域253a〜cに表示される個人データが個人別
アドレス帳200に格納されている個人データの中から
電子メールアドレスを有するものである点である。従っ
て、図17に示す電子メールメンバー登録表示モードの
詳細な説明は省略する。
【0055】このように本実施例では、グループ名で登
録されたデータも個人データと同様に検索できると共に
各グループ中のメンバーを連絡手段毎に分けている(フ
ァクスメンバーと電子メールメンバ)ので、後述するフ
ァクシミリ送信時及び電子メール送信時に非常に役立
つ。また、連絡手段毎に分けられたメンバを1つのワン
タッチとしても登録可能であるため、後述するように送
信先の選択操作が極めて簡便となる。更に、個人別アド
レス帳200へのデータ登録画面においてデータ入力位
置の項目を任意に変更できるので個人別データの登録時
におけるデータ入力をユーザ毎に適した形とし、入力操
作性及び確認性を高めることができると共に同一項目の
二重登録を防止できる。 [電話発信機能]この機能が選択されると、CPU10
4は表示部14上に図18に示す電話発信用の画面を表
示する。尚、上記電話発信機能の選択は、入力部104
からのキー入力、表示部14上の特定領域のペンタッチ
入力、或いはオフフック検出部108におけるハンドセ
ット7のオフフック検出をCPU104が検出すること
により行われる。
【0056】図18に示した電話発信用画面は、通話中
の相手を表示する通話先表示領域300と、キャッチホ
ンサービス等により待機状態にある相手先を表示する待
機先表示領域301と、テンキー302a、リダイヤル
キー302b、キャッチキー302c及び受信キー30
2dの各領域が表示された電話番号入力領域302と、
発信先をワンタッチ、電話帳検索等により指定するため
の電話番号検索領域303とを有する。
【0057】上記電話番号検索領域303は、ワンタッ
チ電話番号入力画面303a、ミニアドレス検索画面3
03b、発信履歴表示画面303c及び着信履歴画面3
03dが重畳表示され、ペンタッチされた画面が最前面
に表示される。
【0058】図18に示す如く、ワンタッチ電話番号入
力画面303aが最前面に表示された状態では、上記画
面303a上には、上述した図13の個人別アドレス帳
200の各項目データのデータ編集画面上でワンタッチ
キーへの登録が指示された電話番号に対応した情報が表
示される。従って、その一つをペンタッチすることによ
りダイヤル発信できる。
【0059】また、図19に示す如くミニアドレス検索
画面303bが最前面に表示された状態では、上記画面
303b上には、個人別アドレス帳200中の各種電話
番号(含:FAX番号、携帯電話番号、ポケベル番号)
を有する個人データを検索するための各種領域が存在す
る。具体的には、検索すべきデータの読みの先頭文字を
指定するための先頭文字指示領域304a及び304b
をペンタッチすることにより先頭文字表示領域304c
に「あいうえお・・・」の正順又は逆順に1文字ずつ文
字が表示され、その文字を読みの先頭に有する個人別ア
ドレス帳200に格納されている個人データの中から各
種電話番号を有するものが検索され、その検索結果が第
1〜第3の検索結果表示領域305a〜cに表示され
る。この表示領域305a〜cに表示された個人名をペ
ンタッチすることによりその個人名に対応して人別アド
レス帳200に格納されている電話番号がダイヤル発信
される。尚、検索結果が検索結果表示領域の数より多い
数のデータが検索された際には、そのデータ全てを一度
に表示することができないので、この際には、検索結果
表示領域305a〜cの右側に表示されている上下スク
ロール領域306a及び306bをペンタッチすること
により検索されたデータを正逆順に順次スクロール表示
することができる。
【0060】更に、図20に示す如く発信履歴表示画面
303cが最前面に表示された状態では、この画面上に
上下スクロールを指示する上下スクロール領域307a
及び307bが表示され、この領域をペンタッチするこ
とにより最近発信した例えば10件の相手先を表示領域
308a〜cに順次スクロール表示する。そして、この
表示領域308a〜cに表示されたデータの1つををペ
ンタッチすることにより上記データに対応してRAM1
03に格納されている電話番号がダイヤル発信される。
【0061】また、図示しないもの着信履歴表示画面3
03dにも発信履歴表示画面303cと同様の領域を有
し、最近着信した例えば10件の相手先を表示領域に順
次スクロール表示する。そして、この表示領域表示され
たデータの1つををペンタッチすることにより上記デー
タに対応してRAM103に格納されている電話番号が
ダイヤル発信される。尚、着信履歴表示画面303dに
表示されるデータは、着信時に発呼者番号案内サービス
に基づいて送られてくるデータに基づく。
【0062】上記通話先表示領域300には、通話中の
相手方の電話番号と、この電話番号が個人別アドレス帳
200に登録されている場合にはその対応する名前とを
表示する領域の他に、詳細表示指示領域309が存在す
る。この指示領域309がペンタッチされると、通話中
の相手先に対応づけて個人別アドレス帳200に格納さ
れている通話相手先の住所及び備考データを含む相手先
詳細画面310が図21に示すように表示部14上に重
畳表示される。但し、通話中の相手方のデータが個人別
アドレス帳200に格納されていない場合には、上記指
示領域309のペンタッチは無効となる。尚、この相手
先詳細画面310は、この画面上時表示される「閉じ
る」と表示された領域311をペンタッチすることによ
り閉じられる。
【0063】上記待機先表示領域301には、キャッチ
ホンサービスにより通話を待機させた相手方の電話番号
と、この電話番号が個人別アドレス帳200に登録され
ている場合にはその対応する名前とが表示される。この
待機先表示領域301に表示された電話番号及び名前の
各データと通話先表示領域300に表示された電話番号
及び名前の各データとは、キャッチキー領域302cが
ペンタッチされることにより通話相手が切り換わると同
時に変更される。
【0064】尚、発信すべき電話番号は電話番号検索領
域303だけではなく、電話番号入力領域302のテン
キー302a又は上述の入力キー9を利用しても入力可
能であり、この際には入力された電話番号が通話先表示
領域300上に表示され、またこの表示電話番号が個人
別アドレス帳200に登録されている場合にはその対応
する名前も表示される。
【0065】このように、本実施例では、電話発信用の
画面が表示された電話発信モードでは一画面上におい
て、発呼相手の検索及び入力を種々の方法で行えるため
操作性が向上する。また、選択した相手の詳細情報も同
一画面で確認できるため間違い電話を防止することがで
きる。更に、ハンドセット7をオフフックするだけで表
示部14上に電話発信用の画面が表示されるので、電話
発信モードへの移行操作を知らない人でも簡単に電話を
かけることができる。 [送受信メッセージ処理機能] A.送信 送信処理が選択されるとCPU100は、表示部14上
の表示を図22に示す送信方法選択画面に切換える。そ
して、この画面上のファクス送信選択領域400aがペ
ンタッチされると、図23に示すファクス文書作成画面
に表示部14の表示を切換える。
【0066】このファクス文書作成画面上には、文書作
成領域401と、宛先選択画面への移行指示領域402
とが表示される。上記文書作成領域401上をペンタッ
チすることにより所望の文字、図形等を手書入力でき、
入力された文字、図形等は表示部14に表示される。一
方、移行指示領域402がペンタッチされると、図24
に示したFAX宛先入力画面に表示部14の表示を切換
える。尚、FAX宛先入力画面上の「戻る」と表示され
た領域403がペンタッチされると、図22に示した送
信方法選択画面に戻る。
【0067】上記FAX宛先入力画面上には、図18に
示した電話発信用画面上に表示されたテンキー302a
及び電話番号検索領域303と同様な領域404及び4
05が表示される。
【0068】上記FAX宛先入力画面上の電話番号検索
領域405には、電話発信用画面上の電話番号検索領域
303とは異なり、ワンタッチ電話番号入力画面405
a、ミニアドレス検索画面405b及び発信履歴表示画
面405cの3画面しか有さない。ワンタッチ電話番号
入力画面405aには、上述した図13の個人別アドレ
ス帳200の各項目データのデータ編集画面上でワンタ
ッチキーへの登録が指示されたファクシミリ番号に対応
した情報及び上述した図16のファクスメンバー登録表
示画面において登録されたグループに対応した情報が選
択的に表示される。また、ミニアドレス検索画面405
b上で検索可能なデータは、個人別アドレス帳200中
のファクシミリ番号を有する個人名及びグループ別アド
レス帳201中のファクスメンバーが登録されたグルー
プ名のみであり、更に発信履歴表示画面405cで検索
可能な宛先は以前にファクス送信を行った宛先のみが検
索可能となる。
【0069】上記電話番号検索領域405において検索
された宛先は、宛先表示領域406へ表示され、その後
送信指示領域407がペンタッチされると、図23の文
書作成領域401入力された手書文字、図形等からなる
送信データを上記宛先表示領域406へ表示された宛先
へのファクシミリ送信を開始する。
【0070】尚、発信すべき電話番号は電話番号検索領
域405だけではなく、テンキー404又は上述の入力
キー9を利用しても入力可能であり、この際には入力さ
れた電話番号が宛先表示領域406上に表示され、また
この表示電話番号が個人別アドレス帳200に登録され
ている場合にはその対応する名前が宛先表示領域406
に表示される。また、FAX宛先入力画面上の「戻る」
と表示された領域408がペンタッチされると、図23
に示したファクス文書作成画面に戻る。
【0071】一方、図22に示した送信方法選択画面上
の電子メール送信選択領域400bがペンタッチされる
と、図25に示す電子メール文書作成画面に表示部14
の表示を切換える。
【0072】上記電子メール文書作成画面には、文書作
成領域410と、宛先選択画面への移行指示領域411
と、「戻る」と表示された領域412とが表示される。
上記文書作成領域411には、キーボード30より入力
された送信データ(電子メール)が表示される。一方、
移行指示領域411がペンタッチされると、図26に示
した電子メール宛先入力画面に表示部14の表示を切換
える。また、上記領域412がペンタッチされると、図
22に示した送信方法選択画面に戻る。
【0073】図26に示した電子メール宛先入力画面に
は、図24に示したFAX宛先入力画面と同様に、ワン
タッチ電話番号入力画面413a、ミニアドレス検索画
面413b及び発信履歴表示画面413cの3画面を有
する電子メールアドレス検索領域413と、宛先表示領
域414と、送信指示領域415と、「戻る」と表示さ
れた領域416とが表示されると共に、更にFAX送信
指示領域417も表示される。
【0074】上記電子メールアドレス検索領域413の
各画面413a〜c上で検索できる宛先は夫々、上述し
た図13の個人別アドレス帳200の各項目データのデ
ータ編集画面上でワンタッチキーへの登録が指示された
電子メールアドレスに対応した情報及び上述した図17
の電子メールメンバー登録表示画面においてワンタッチ
登録されたグループに対応した情報、個人別アドレス帳
200中の電子メールアドレスを有する個人名及びグル
ープ別アドレス帳201中の電子メールメンバーが登録
されたグループ名、又は、以前に電子メール送信を行っ
た宛先である。
【0075】上記電子メールアドレス検索領域413に
おいて検索された宛先は、宛先表示領域414へ表示さ
れ、その後送信指示領域415がペンタッチされると、
図25の文書作成領域410に入力された送信データを
上記宛先表示領域414に表示された宛先への電子メー
ル送信を開始する。
【0076】尚、電子メールアドレスは電子メールアド
レス検索領域413だけではなく、キーボード30を利
用しても入力可能であり、この際には入力された電子メ
ールアドレスが宛先表示領域414上に表示され、また
この表示電子メールアドレスが個人別アドレス帳200
に登録されている場合にはその対応する名前が宛先表示
領域414に表示される。また、電子メール宛先入力画
面上の「戻る」と表示された領域416がペンタッチさ
れると、図25に示した電子メール作成画面に戻る。
【0077】また、FAX送信指示領域417がペンタ
ッチされると、CPU100は、図25に示した電子メ
ール作成画面の文書作成領域410に入力された送信デ
ータをファクシミリ送信可能なビットマップデータに変
換した後、図24に示したFAX宛先入力画面を表示部
14に表示させ、ファクシミリ送信宛先を入力させる。
そして、ファクシミリ送信宛先入力に続いて送信指示領
域407がペンタッチされると、図25に示した電子メ
ール作成画面の文書作成領域410に入力された送信デ
ータのビットマップデータをファクシミリデータとして
送信する。
【0078】このように、本実施例によれば、スキャナ
等の光学的読取手段がなくともファクシミリ送信データ
の作成が可能である。また、ファクシミリ送信或いは電
子メール送信時の宛先指定も予めアドレス帳200、2
01に登録されているデータのうち送信すべきデータ種
別に対応したデータのみを検索することができるので、
宛先指定のための検索時間を短縮できると共にグループ
毎に一括指定することもできるので送信操作が簡便とな
る。 B.受信 留守番電話の用件メッセージ、ファクシミリデータ或い
は電子メールの受信は、バックグラウンドで実行されて
おり、これらのいずれかのデータを受信すると、CPU
100は図1に示した表示指示キー12を点灯させる。
尚、この時受信データの種類毎に上記表示指示キー12
の点灯方式を異ならせることもできる。
【0079】上記表示指示キー12の点灯に気付いたユ
ーザが、上記キー12を押下すると、CPU100は、
表示部14上に図27に示した受信メッセージリスト画
面を表示する。
【0080】このリスト画面には、未再生の留守録用件
メッセージ件数を表示する領域500と、内容を確認し
ていない未開封ファクシミリ受信データ件数を表示する
領域501と、未開封の着信電子メール件数を表示する
領域502とが表示される。また、上記電子メール件数
表示領域502は、更に電子メールアドレスを所有する
ユーザ個々への未開封電子メール件数を表示する領域5
02a〜dに分けられている。
【0081】尚、上記未再生留守録用件メッセージは音
声メモリ110に記憶され、その件数は留守録制御部1
09が管理し、また未開封ファクシミリ受信データ及び
未開封着信電子メールは共にRAM103に記憶され、
その件数はCPU100が直接管理する。従って、図2
7に示すリスト画面上の表示件数は、上記各管理データ
に基づいてCPU100が制御する。
【0082】上記未再生留守録用件メッセージ件数表示
領域500がペンタッチされると、CPU100は、表
示部14の表示を図28に示す用件メッセージ一覧表示
画面に切換える。
【0083】この用件メッセージ一覧表示画面には、音
声メモリ110に格納されている各用件メッセージ毎に
その発信元の電話番号と、その電話番号で特定される発
信元の名前と、受信日時を示す日付とを1行中に対応し
て表示する用件メッセージ情報表示領域503a〜d
と、用件メッセージの再生を制御するための指示入力を
行うための指示領域504a〜dと、音声メモリ110
中の用件メッセージの消去を指示する領域505と、図
27に示した表示状態に戻ることを指示する領域506
と、上下スクロール指示領域507a、bが表示され
る。
【0084】尚、上記用件メッセージ情報表示領域50
3a〜dに表示される電話番号は発呼者番号案内サービ
スにより提供された情報であり、また名前はこの情報
(電話番号)に対応して個人別アドレス帳200に予め
格納されている名前データである。従って、電話番号が
発呼者番号案内サービスにより提供されなかった場合に
は、上記情報表示領域503a〜dには電話番号も名前
も表示されず日付だけが表示され、また電話番号が発呼
者番号案内サービスにより提供されたとしても、この電
話番号が個人別アドレス帳200に予め格納されていな
い場合には、名前は表示されないこととなる。
【0085】上記用件メッセージ情報表示領域503a
〜dの1つをペンタッチにより選択し、再生指示入力領
域504a〜dをペンタッチすることにより選択された
領域に表示された情報で特定される音声メモリ110中
の用件メッセージの再生、停止、速聞、遅聞を行うこと
ができ、その再生音声はスピーカ3より出力される。ま
た、消去指示領域505がペンタッチされると、選択さ
れた領域に表示された情報を表示部14上から消去する
と共にその情報で特定される音声メモリ110中の用件
メッセージも消去する。
【0086】尚、再生指示入力領域504a〜dは、4
件分の用件メッセージしか表示できないが、これ以上の
用件メッセージがある場合には上下スクロール指示領域
507a、bをペンタッチすることにより順次スクロー
ル表示できる。
【0087】図27のリスト表示画面上の未開封ファク
シミリ受信データ件数表示領域501がペンタッチされ
るとCPU100は表示部14上の表示を図29に示す
受信ファクシミリ一覧表示画面に切換える。
【0088】この受信ファクシミリ一覧表示画面には、
図28に示した用件メッセージ情報表示領域503a〜
d、図27に示した表示状態に戻ることを指示する領域
506と、上下スクロール指示領域507a、bと夫々
同様の機能を有する受信ファクシミリ情報表示領域50
8a〜dと、図27に示した表示状態に戻ることを指示
する領域509と、上下スクロール指示領域510a、
bとが表示される。
【0089】尚、受信ファクシミリ情報表示領域508
a〜dに表示される電話番号は発呼者番号案内サービス
により提供されなかった場合であっても、ファクシミリ
通信時にはそのファクシミリ信号中に電話番号が含まれ
ていることが有るので、この電話番号検出して表示す
る。また、ファクシミリ信号中より検出した電話番号が
予め個人別アドレス帳200内に格納されている場合に
は、その電話番号と対応する名前が表示される。
【0090】上記受信ファクシミリ情報表示領域508
a〜dの1つの領域が選択的にペンタッチされると、C
PU100は、選択された領域に表示された情報と対応
してRAM103に記憶されている未開封ファクシミリ
受信データを読み出し、図30に示すように表示部14
に表示する。
【0091】図30に示すファクシミリ受信データ表示
画面には、上記ファクシミリ受信データを表示するデー
タ表示領域511と、この領域511に表示されたデー
タのズーム、回転及び消去を指示する領域512a〜c
と、図29に示した表示状態に戻ることを指示する領域
513とが表示される。
【0092】従って、上記領域512a、bをペンタッ
チすることにより、領域511に表示されたデータのズ
ーミング及び回転表示を行える。また、消去指示領域5
12cがペンタッチされると、領域511に表示された
データの表示を消去すると共に対応するRAM103中
のデータも消去し、図29に示した表示状態に戻す。こ
の時、図30のファクシミリ受信データ表示画面におい
て消去されたデータに対応する受信ファクシミリ情報表
示領域508a〜d上の情報は消去され、表示されな
い。
【0093】図27のリスト表示画面上の未開封電子メ
ール件数表示領域502a〜d501の1つがペンタッ
チされるとCPU100は表示部14上の表示を図31
に示す受信電子メール一覧表示画面に切換える。
【0094】この受信電子メール一覧表示画面には、図
29に示した受信ファクシミリ情報表示領域508a〜
d、図27に示した表示状態に戻ることを指示する領域
509及び上下スクロール指示領域510a、bと同様
の受信電子メール情報表示領域514a〜dと、図27
に示した表示状態に戻ることを指示する領域515と、
上下スクロール指示領域516a、bとが表示される。
【0095】尚、上記受信電子メール情報表示領域51
4a〜dに表示される情報は、受信ファクシミリ情報表
示領域508a〜dの電話番号に代えて送信元の電子メ
ールアドレスが表示されると共に電子メールに記載のタ
イトルも表示される。上記アドレス及びタイトルは、電
子メールのデータの一部として送信されてきたものであ
り、従って受信電子メール中から取り出して表示する。
また、受信ファクシミリ情報表示領域508a〜dに表
示される名前は、電子メールの送信者の名前であり、こ
の送信者の名前も電子メールのデータの一部として含ま
れることも有り、その場合には受信電子メール中に含ま
れた送信者の名前を取り出して表示するが、そうでない
場合には、上記アドレスが個人別アドレス帳200に格
納されているか否かを判定し、格納されていると判定し
た際に上記アドレスと対応して個人別アドレス帳200
に格納されている名前を表示する。
【0096】上記受信電子メール情報表示領域514a
〜dの1つの領域が選択的にペンタッチされると、CP
U100は、選択された領域に表示された情報と対応し
てRAM103に記憶されている未開封受信電子メール
データを読み出し、図32に示すように表示部14に表
示する。
【0097】図32に示す受信電子メールデータ表示画
面には、上記受信電子メールデータを表示するデータ表
示領域517と、この領域517に表示されたデータの
消去を指示する領域518と、図31に示した表示状態
に戻ることを指示する領域519とが表示される。
【0098】上記消去指示領域518がペンタッチされ
ると、CPU100は、領域517に表示されたデータ
の表示を消去すると共に対応するRAM103中のデー
タも消去し、図31に示した表示状態に戻す。この時、
図31の受信電子メールデータデータ表示画面において
消去されたデータに対応する受信電子メール情報表示領
域514a〜d上の情報は消去され、表示されない。
【0099】このように、本実施例によれば、受信デー
タの確認操作が簡便となるので、操作性を向上できる。
【0100】また、上述した本実施例装置の主な機能の
動作中に、電話回線Lを介して着信が有ると、CPU1
00は、表示部14上の最前面にポップアップ画面を表
示する。例えば上述の受信電子メール一覧表示画面(図
31)が表示された状態で着信が有ると図33に示す如
く上記受信電子メール一覧表示画面の上にポップアップ
画面600を重畳表示する。
【0101】このポップアップ画面600には、電話番
号と名前とが表示されるが、この電話番号は発呼者番号
案内サービスにより提供された電話番号であり、また名
前はその電話番号と対応して予め個人別アドレス帳20
0に格納されている名前データである。従って、発呼者
番号案内サービスにより電話番号が提供されなかった場
合には上記ポップアップ画面600には電話番号も名前
も表示されず、また発呼者番号案内サービスにより提供
された電話番号が個人別アドレス帳200に格納されて
いない場合には電話番号だけが表示され、名前は表示さ
れないこととなる。
【0102】また、ポップアップ画面600には、この
ポップアップ画面600を閉じることを指示するための
領域601と、留守番電話への移行を指示する領域60
2と、発呼者の詳細情報を表示することを指示する領域
603とが表示される。
【0103】上記領域601がペンタッチされると、ポ
ップアップ画面600が閉じられ、着信時に行っていた
処理を再開できる。また、留守番電話移行指示領域60
2がペンタッチされると、CPU100は留守録制御部
109を制御して着信に対して留守録応答を開始する。
更に、詳細情報表示指示領域603がペンタッチされる
と、CPU100はポップアップ画面600に表示され
ている名前と対応して個人別アドレス帳200に格納さ
れている住所及び備考データを読み出し、図34に示す
如く表示する。尚、住所及び備考データが表示された際
には、ポップアップ画面600上の詳細情報表示指示領
域603は非表示となる。また、上記住所及び備考デー
タの表示は、これらデータが個人別アドレス帳200に
格納されていることが条件であり、この条件を満足しな
い場合にはポップアップ画面600には名前も表示され
ないので、ポップアップ画面600に名前が表示されな
い際には常に詳細情報表示指示領域603を非表示とす
る。
【0104】また、通話中にキャッチホンサービスに従
って別の着信(第2の着信)が有ると、CPU100は
図35に示す如くキャッチ用ポップアップ画面700を
表示部14上に表示する。
【0105】このキャッチ用ポップアップ画面700に
は、上記ポップアップ画面600と同様にして電話番号
と名前とが表示される。また、上記画面700には、上
記ポップアップ画面600に表示された領域601、6
03と同様の領域701、702が表示されると共に通
話相手の切換を指示するキャッチ指示領域703が表示
される。
【0106】このキャッチ指示領域703がペンタッチ
されると、CPU100は現在通話中の相手を保留し、
第2の着信に応答するように制御する。
【0107】尚、図36は図35に示した状態において
詳細情報表示指示領域702がペンタッチされた際の詳
細表示状態を示す。
【0108】このように、本実施例装置では着信を検出
すると、表示部14上にポップアップ表示を行い着信を
知らせると共にそのポップアップ画面の特定領域をペン
タッチすることにより着信相手の詳細情報を知ることが
できる。また、上記ポップアップ画面で相手を確認後、
留守番電話装置を起動できるので不所望な相手の電話は
直接受ける必要がない。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、アドレス帳検索により
得られた結果を名称データと検索対象となったアドレス
帳中の項目データを示す項目名とを対で表示するので、
いずれの項目から選択されたデータであるかが一目で確
認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す上面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す背面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す左側面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す要部断面右側面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例を示す要部断面右側面図であ
る。
【図7】本発明の一実施例の回路構成を示すブロック図
である。
【図8】本実施例の個人別アドレス帳200を示す模式
図である。
【図9】本実施例のグループ別アドレス帳201を示す
模式図である。
【図10】本実施例のアドレス検索用画面を示す模式図
である。
【図11】本実施例の個人データ入力画面を示す模式図
である。
【図12】本実施例の項目変更モード画面を示す模式図
である。
【図13】本実施例の個人データ入力画面を示す模式図
である。
【図14】本実施例の項目変更モード画面を示す模式図
である。
【図15】本実施例のグループ詳細画面を示す模式図で
ある。
【図16】本実施例のファクスメンバー登録表示画面を
示す模式図である。
【図17】本実施例の電子メールメンバー登録表示画面
を示す模式図である。
【図18】本実施例の電話発信用画面を示す模式図であ
る。
【図19】本実施例のミニアドレス検索画面303bを
示す模式図である。
【図20】本実施例の発信履歴表示画面303cを示す
模式図である。
【図21】本実施例の相手先詳細画面310を示す模式
図である。
【図22】本実施例の送信方法選択画面を示す模式図で
ある。
【図23】本実施例のファクス文書作成画面を示す模式
図である。
【図24】本実施例のFAX宛先入力画面を示す模式図
である。
【図25】本実施例の電子メール文書作成画面を示す模
式図である。
【図26】本実施例の電子メール宛先入力画面を示す模
式図である。
【図27】本実施例の受信メッセージリスト画面を示す
模式図である。
【図28】本実施例の用件メッセージ一覧表示画面を示
す模式図である。
【図29】本実施例の受信ファクシミリ一覧表示画面を
示す模式図である。
【図30】本実施例のファクシミリ受信データ表示画面
を示す模式図である。
【図31】本実施例の受信電子メール一覧表示画面を示
す模式図である。
【図32】本実施例の受信電子メールデータ表示画面を
示す模式図である。
【図33】本実施例の受信電子メール一覧表示画面を示
す模式図である。
【図34】本実施例の受信電子メール一覧表示画面を示
す模式図である。
【図35】本実施例の受信電子メール一覧表示画面を示
す模式図である。
【図36】本実施例の受信電子メール一覧表示画面を示
す模式図である。
【符号の説明】
14 表示部 100 CPU 103 RAM 200 個人別アドレス帳 201 グループ別アドレス帳 242 検索結果表示領域 253 検索結果表示領域 305 検索結果表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 泰彦 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 本村 剛毅 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 和久井 立 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA25 GA26 GB04 JA31 JB01 KA01 KB06 KC44 LB14 5C062 AA02 AB23 AB38 AB42 AC51 AF02 BA04 BD09 5K036 AA00 AA15 BB01 DD11 DD18 DD46 DD48 JJ02 JJ13 5K101 KK01 KK02 NN01 NN17 NN21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの名称データに対して複数の項目デ
    ータを対応づけて格納可能なアドレス帳を有する通信端
    末装置であって、上記アドレス帳検索の結果選択された
    項目データの項目名と上記選択された項目データに対応
    した名称データとを対で表示することを特徴とする通信
    端末装置。
  2. 【請求項2】 1つの名称データに対して複数の項目デ
    ータをを対応づけて登録可能なアドレス帳と、該アドレ
    ス帳中に登録されているデータのうち選択された項目デ
    ータを有する名称データを検索する手段と、該検索手段
    の検索結果を表示する手段とを備えた通信端末装置にお
    いて、上記表示手段には上記検索手段で検索された上記
    アドレス帳中の名称データ及び項目名を表示することを
    特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 主データに対応して複数種類の副データ
    を格納可能な記憶手段を備えた装置において、上記記憶
    手段に格納されているデータのうち指示された種別の副
    データを有する主データを検索する手段と、該検索手段
    の検索の結果得られた主データを上記指示された種別の
    副データの項目名と共に表示する手段とを備えたことを
    特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の上記主データは名称であり、
    副データは各種通信方式に応じた相手先特定情報であ
    り、上記種別は上記通信方式であることを特徴とする通
    信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の上記通信方式は電話通信、フ
    ァクシミリ通信及び電子メール通信であることを特徴と
    する通信端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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