JP2000115193A - 無線ネットワークシステムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線ネットワークシステムおよび無線通信方法

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JP2000115193A
JP2000115193A JP10288084A JP28808498A JP2000115193A JP 2000115193 A JP2000115193 A JP 2000115193A JP 10288084 A JP10288084 A JP 10288084A JP 28808498 A JP28808498 A JP 28808498A JP 2000115193 A JP2000115193 A JP 2000115193A
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station
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transmission right
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JP10288084A
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Makoto Yagi
誠 八木
Masatoshi Umeyama
正利 梅山
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線的に長い距離にわたり配置されることも
ある複数の固定局間の無線通信、およびこの複数の固定
局と、この複数の固定局に沿って移動する移動局との間
の無線通信を、データの衝突を生ずることなく行うこと
のできる無線ネットワークシステム,無線通信方法を提
供する。 【解決手段】 たとえば、固定局3は、自己当ての送信
権付き、パケット形式のデータ12を受けとると、所要
のデータ12−4を載せた送信権付きのパケット形式の
データ12を形成し、ネットワークの状態をチェック
し、空きであれば、次の固定局4へ送信する。移動局1
1からのデータを受信した固定局はそのデータを一旦記
憶し、送信権を受けとった時、前述の固定局3と同様の
動作でそのデータを次の局へ伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列状に配置された
複数の固定局を備えた無線ネットワークシステムに関
し、特にこれら複数の固定局と、これら複数の固定局に
沿って移動する移動局との通信に好適な無線ネットワー
クシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線ネットワークシステムとして
は、2.4ギガヘルツのISMバンドで、CSMA/C
A(Carrier Sense Multiple
Access with Collisoion Av
oidanse, CSMA/CDともいう)方法によ
るものが知られている。このCSMA/CA方式では、
各固定局はデータの送信に際し、先づネットワークの状
態をチェックし、空きの状態であればデータを送信し、
データの衝突が発生した場合は、適宜の時間をおいて再
送信する方式である。このためネットワークは電波(ま
た赤外線)の届く範囲で構築される。
【0003】図2は、CSMA/CA方式による無線ネ
ットワークシステム(従来例1)の説明図である。10
1〜104はネットワークを構成する固定局である。た
とえば固定局102が所要のデータを固定局104へ送
信する際は、先づネットワークを構成する他の固定局1
01,103,104が送信中かチェックし、送信中で
なければ、着信局104,発信局102を示す信号およ
び所要のデータを含むパケット形式のデータ105の送
信を開始する。その際送信によるデータの衝突を検出し
た場合は、適宜の時間をおいて再度他の固定局101,
103,104が送信中かチェックし、送信中でなけれ
ば再送信を開始する。
【0004】衝突回避方式(アクセス方式ともいえる)
として、CSMA/CAの他にトークンパッシング(t
oken passing)方式が知られている。この
トークンパッシング方式は、トークンと呼ばれる信号を
受けたときだけデータを送信できる(ネットワークにア
クセスできる)方式であり、リング形(有線)のネット
ワークで用いられている。
【0005】図3はトークンパッシング方式によるリン
グ形ネットワークシステム(従来例2)の説明図であ
る。201〜204はノードであり、205はリング形
のネットワークである。ネットワーク205にはフリー
トークン206を巡回させておく。たとえば、ノード2
01がノード203に所要のデータを送信する場合は、
次のように行う。ノード201にフリートークン206
が到着すると、ビジートークンに変え、着信ノード20
3,発信ノード201を示す信号および所要のデータを
含むパケット形式のデータ207を形成し送信する。こ
のデータ207を受信したノード203は、ビジートー
クンを付けた、有信ノード201,発信ノード203を
示す信号および応答データを含むパケット形式のデータ
を形成し、送信する。このデータを受信したノード20
1はビジートークンをフリートークン206に変えてネ
ットワーク205に送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の無線ネット
ワークシステムは、前述のように電波(または赤外線)
の届く範囲で構築され、その距離は数100メートル程
度に限られるので、直線的に長い距離を移動する移動体
たとえば列車の制御には利用し難い。
【0007】また、従来例2のネットワークシステム
は、前述のように直線でかつリング形のネットワークシ
ステムなので、直線的に移動する移動体の制御にはなじ
まない。
【0008】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、直線的に長い距離にわたり配置されることも
ある複数の固定局間の通信およびこの複数の固定局とこ
れに沿って移動する移動局との間の通信に好適な、無線
ネットワークシステムおよび無線通信方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、無線ネットワークシステムを次の
(1)〜(9)のとおりに、そして無線通信方法を次の
(10)のとおりに構成する。
【0010】(1)列状に配置された複数の固定局を備
えた無線ネットワークシステムであって、各固定局は、
パケット形式のデータを無線受信する受信手段と、送信
権を与える信号を有するパケット形式のデータを無線送
信する送信手段と、前記受信手段によって前記パケット
形式のデータを受信し前記送信権を得た場合に、前記受
信手段によって前記ネットワークの状態をチェックし空
きの状態のとき、前記送信手段によって所要のデータを
送信するように制御する制御手段とを備えた無線ネット
ワークシステム。
【0011】(2)列状に配置された複数の固定局と、
この複数の固定局に沿って移動する移動局とを備えた無
線ネットワークシステムであって、各固定局は、パケッ
ト形式のデータを無線受信する第1の受信手段と、送信
権を与える信号を有するパケット形式のデータを無線送
信する第1の送信手段と、前記第1の受信手段によって
前記パケット形式のデータを受信し前記送信権を得た場
合に、前記第1の受信手段によってネットワークの状態
をチェックし空きの状態のとき、前記第1の送信手段に
よって所要のデータを送信するように制御する第1の制
御手段とを備え、前記移動局は、パケット形式のデータ
を無線受信する第2の受信手段と、パケット形式のデー
タを送信する第2の送信手段と、所定のタイミングで前
記第2の受信手段によって前記ネットワークの状態をチ
ェックし空きの状態のとき、前記第2の送信手段によっ
て所要のデータを送信するように制御する第2の制御手
段とを備えた無線ネットワークシステム。
【0012】(3)前記(1)または前記(2)記載の
無線ネットワークシステムにおいて、前記送信権は、所
定の固定局で発生し、他の固定局へ順次一方向に伝えら
れ、予め決められた固定局で折り返し他の固定局へ順次
他方向に伝えられ前記所定の固定局に戻るものである無
線ネットワークシステム。
【0013】(4)前記(3)記載の無線ネットワーク
システムであって、前記各固定局は、配置された順序に
従い、順次増大または減小する値のIDを有し、前記送
信権は、前記IDの値の小から大、大から小の順序で伝
えられるものである無線ネットワークシステム。
【0014】(5)前記(4)記載の無線ネットワーク
システムにおいて、前記ネットワークを立ち上げる際に
は、送信権を得た各固定局は、次に送信権を与える固定
局として自局のIDの値より次に大きいか、小さい値の
IDの固定局を指定して送信し、所定期間内に指定した
固定局から送信が開始されないとき、更に次に大きい
か、小さい値のIDの固定局を指定して再送信する処理
によって、前記送信権を順次次の固定局へ伝えネットワ
ークを順次立ち上げる無線ネットワークシステム。
【0015】(6)前記(5)記載の無線ネットワーク
システムにおいて、前記各固定局は、各固定局のIDを
格納するテーブルを有し、立ち上げ済みのネットワーク
部分の固定局のIDを、前記テーブルに格納し、次の固
定局に伝える無線ネットワークシステム。
【0016】(7)前記(4)記載の無線ネットワーク
システムにおいて、前記各固定局は、各固定局のIDを
格納するテーブルを有し、他の固定局から新規参加の要
求があった場合、前記テーブルにその固定局のIDを格
納すると共に、自局が送信権を得たときその固定局のI
Dを次の固定局に伝える無線ネットワークシステム。
【0017】(8)前記(7)記載の無線ネットワーク
システムにおいて、前記新規参加の要求を行う固定局
は、前記各固定局と同じ構成のものである無線ネットワ
ークシステム。
【0018】(9)前記(4)記載の無線ネットワーク
システムにおいて、各固定局は、各固定局のIDを格納
するテーブルを有し、自局の前の固定局が前記送信権を
受け取らない場合は、前記送信権を引き継ぎ、前記自局
の前の固定局が前記ネットワークから脱退した旨のデー
タを次の固定局に送信すると共に、前記テーブルから前
記自局の前の固定局のIDを削除する無線ネットワーク
システム。
【0019】(10)列状に配置された複数の固定局
と、この複数の固定局に沿って移動する移動局とを備え
た無線ネットワークシステムにおける無線通信方法であ
って、前記移動局は、所定のタイミングでネットワーク
の状況をチェックし、空の状態のとき所要のデータを送
信し、各固定局は、前記所要のデータを受信した場合に
は、前記ネットワークの送信権を受けとると、前記ネッ
トワークの状態をチェックし、空きの状態のとき前記所
要のデータと前記送信権の信号とを送信する無線通信方
法。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を無線ネ
ットワークシステムの実施例により詳しく説明する。な
お本発明は、無線ネットワークシステムの形に限らず、
無線通信方法の形で同様に実施することができる。
【0021】
【実施例】図1は実施例である“無線ネットワークシス
テム”の説明図である。図1において、1〜nは、線路
13に沿って、システムで用いる電波が一度で届く範囲
を超える範囲にわたって、略直線状に配置された固定局
である。11は、線路13上を一方向に(図1では左か
ら右へ)移動しながら、固定局1〜nと電波で交信する
移動局である列車である。移動局は複数であってもよ
い。12は本システムで用いるパケット形式のデータで
あり、12−1はトークンに類似する送信権を与える信
号、12−2は着信局を示す信号、12−3は発信局を
示す信号、12−4は発信局から着信局へ伝える所要の
データである。
【0022】本実施例は、CSMA/CA方法をベース
とし、これにトークンパッシング類似の方式を組み合せ
た方式により無線通信を行う無線ネットワークシステム
である。
【0023】先づ、本実施例システムの動作の概要を説
明する。本実施例システムでは、送信権は、所定の固定
局たとえば固定局1で発生し、固定局1,2,3と順次
伝えられ、所定の固定局たとえば固定局nで折り返し、
固定局n−1,n−2と伝えられ、固定局1に戻る。送
信権はパケット形式のデータ12により伝えられる。
【0024】所要のデータを送信しようとする固定局、
たとえば固定局3は、送信権付きのパケット形式のデー
タ12が自局当てに送られて来るのを待つ。自局当ての
送信権付きのパケット形式のデータ12が送られて来る
と、前記所要のデータを載せた、送信権付きのパケット
形式のデータ12を形成し、他の固定局および移動局が
送信中かネットワークをチェックし、送信中の局が無
い、すなわちネットワークの空きの状態を確認して、そ
のデータ12の送信を開始する。データ12を受信して
送信権を得た固定局4は送信を要する所要のデータがあ
る場合は、固定局3と同様に、その所要のデータを載せ
た送信権付きのパケット形式のデータ12を形成し、ネ
ットワークをチェックし、空きの状態を確認してそのデ
ータの送信を開始する。固定局4に送信を要する所要の
データが無い場合は、所要のデータを載せない送信権付
きのパケット形式のデータを形成し、ネットワークをチ
ェックし、空きの状態を確認して送信を開始する。
【0025】移動局11は、線路13上を移動しなが
ら、固定局1〜nの送信するデータを受信し、自局当て
のデータを取り込み、所定のタイミングで、ネットワー
クをチェックし空きの状態を確認して所要のデータを載
せたパケット形式のデータを送信する。このデータには
送信権の信号が付けられていない。この移動局11から
のデータを受信した固定局は、そのデータを一旦記憶し
て、自局当てに送信権付きパケット形式のデータが来る
のを待つ。送信権を得ると、記憶していた移動局11の
データを、前述した動作で次局に送信する。
【0026】以下、本実施例システムの内容を項目別に
詳しく説明する。
【0027】A.ネットワークプロトコル(概要) a.沿線の各固定局のうち送信権を受け取った固定局が
送信する権利をもつ。
【0028】b.送信権は始発の固定局(SCに接続さ
れた固定局が発生する)、(SC:Station C
omputer)。
【0029】c.受信は、たとえば同一周波数、同一コ
ードで受信した固定局は受信メッセージを記憶する。
【0030】d.自局に送信権が来たときに、自局が記
憶している情報のうち最優先で伝送すべき情報を伝送す
る(情報伝播の優先度によって伝播が制御される)。
【0031】e.それぞれの固定局は自局のIDを持っ
ていて、下り情報はIDの値が小さい方から大きい方へ
情報が伝播される(その逆でも可)。
【0032】f.上り情報はその逆にIDの値が大きい
ほうから小さいほうに情報が伝播される(その逆でも
可)。
【0033】g.固定局がネットワークより脱退した場
合は、冗長系が保管し、脱退した固定局のIDを各固定
局が伝送中に自局のテーブルより削除しながら伝送し最
後にSCに通知する。
【0034】h.移動局は一定時間間隔ごとに送信す
る。
【0035】i.移動局からの情報を聞いた沿線の固定
局はその情報を記憶し、次回の自局の送信順番のときに
最優先情報から情報を指定された方向に伝播する。
【0036】j.送信データは、送信権信号,着信局I
D,発信局ID,所要のデータをパケット形式に形成し
たものである。
【0037】B.ネットワークコンフィグレーション a.一番小さい値のIDを持つ固定局(端の局)が最初
に送信権を生成する。冗長性を考慮して端にある数個の
固定局を最初に送信権を作成することができるようにす
ることも可能である。
【0038】b.最初に送信する固定局は自局のIDの
次のIDを持つ固定局を指定して送信する。指定された
固定局がそれを受信して次の固定局に送信しているのを
聞いた最初の固定局は自局が指定した固定局が生きてい
ると認識し自局のIDテーブルに記録する。
【0039】c.上記の送信を確認できなかった場合
は、IDの値を一つ増やして再度送信する。そして応答
のあった固定局のIDを記録する(送信権はIDを一つ
ずつ伝播すると仮定されるが、指定されたIDを持つ固
定局が一定期間応答しない場合は応答しない固定局の次
のIDを指定して再度送信権を送信する。)。
【0040】d.上記の送信権が再び最初に送信した固
定局に返ってくることにより、すべての固定局はどのI
Dの固定局がネットワークに参加できているのかを知
る。
【0041】e.その後通常の運用に入る。
【0042】C.通常の運用 a.最初の固定局(IDの値が一番小さい局)は、自局
が最初に出したネットワークコンフィグレーションメッ
セージが往復して返ってきたことを確認して通常の運用
フローに入る。
【0043】b.通常の運用フローに入った最初の固定
局は、送信権と伝播するべきメッセージを自局の持って
いるIDテーブルを見て自局の次にある固定局に送る。
【0044】c.その送信権を受け取った固定局は、送
るべき情報と送信権を、自局のIDテーブルを見て次の
固定局を指定して送信する。
【0045】d.上記のとき受け取るべき固定局が一定
時間送信を行わないことをその次の固定局(以下この項
で“その固定局”という)がそれを知り、そのような場
合はその固定局が代りに次の送信を担う。その時前の固
定局が対答しない(ネットワークから脱退した)旨を記
録しメッセージと一緒に伝播する。またその固定局は自
局のIDテーブルから前の固定局のIDを削除する。
【0046】e.同じようにメッセージはIDの値を増
やしながら伝わっていく。
【0047】f.最終IDを持つ端末まできたら、今度
は逆にIDの値を小さくしながら伝播していく。
【0048】g.移動局は、電波到達範囲の沿線固定局
からの情報をすべて聞き、自局ID宛ての情報を聞いた
ときに自局の情報として取り込む。
【0049】h.移動局は、情報を沿線固定局から聞い
てもどこにも伝播はしない。
【0050】i.移動局は、一定時間間隔で自局のメッ
セージを送信する。沿線固定局や他列車の送信と衝突し
た場合はCSMA/CD(A)プロトコルで回避する。
【0051】j.移動局からのメッセージを受け取った
一つまたは複数の固定局は一旦自局のメモリにその情報
を記録しておき、次回の自局の送信順番の際に伝播メッ
セージの候補に入れる。
【0052】k.それぞれのメッセージは伝播優先度が
付加されており、自局の送信順番になったときに優先順
位の高いものから伝播される。
【0053】l.それぞれのメッセージはメッセージの
生成ごとにユニークな番号と生成時間が付加される。受
信した固定局は、自局が持っているもしくは今まで送っ
た情報のユニーク番号と生成時間と、新しく来たメッセ
ージのユニーク番号と生成時間を比較して伝播する情報
か廃棄する情報かを判断する。
【0054】m.なお、ネットワークの有効利用を考え
て送信権は電波の混信が起きない範囲で複数持つことが
可能である。
【0055】D.固定局のネットワークへの参加 (最初のネットワークコンフィグレーション時に参加し
ていなくて後から追加される固定局の参加方法。) a.新規にネットワークに参入しようとする固定局(W
AYSIDE RADIO)には、その設置位置の順番
に則したIDを与える(すなわち前もって与えておくI
Dは隙間を作っておく)。
【0056】b.電源を投入されたこの固定局は自局が
ネットワークに参加したい旨を送信する(送信後一定時
間送信しない)。
【0057】c.これを受信した近くのすべての固定局
はそのメッセージを記憶する。
【0058】d.これを受信した各固定局は自局の送信
順番の際にそのメッセージ(新しい固定局が参加要求を
出している旨の)を伝播させる。
【0059】e.各固定局はその情報が届くと自局のI
Dテーブルに追加する。
【0060】f.SCまでそのメッセージが届くとSC
は新しい固定局が参加したことを自局のIDテーブルに
追加する。
【0061】g.新しく参加した固定局が自局の隣りに
入った固定局は、その後の送信権を新しく参加した固定
局に指定してメッセージを送信する。
【0062】E.固定局のネットワークからの脱退 (最初のネットワークコンフィグレーション時に参加し
ていて後から脱退する固定局の脱退方法。) a.脱退はいつでも無許可で可能とする。
【0063】b.脱退した固定局は自局当てに送信権が
きてもそれに反応しない。
【0064】c.送信権を受け取るべき固定局の次の固
定局は、その受け取るべき固定局が次に送信しないこと
を見て、自局が代りに次の送信を付け持つ。その時応答
しなかった固定局のIDを自局のテーブルから抹消し、
次局に伝播する。その時送信局は、先ほどのIDの固定
局がネットワークから脱退した旨をメッセージに付加し
て伝送する。
【0065】d.脱退した固定局のIDは、伝送される
最中に各固定局のIDテーブルから抹消される。
【0066】e.SCにその情報がついた時点でSCの
IDテーブルから抹消される。
【0067】このようにして、本実施例によれば、ネッ
トワークで用いられる電波が一度では届かない範囲を含
む、直線的に長い距離にわたって配置された複数の固定
局間でデータの衝突を生ずることなく無線通信を行うこ
とができる。更にこの複数の固定局と、これらの複数の
固定局に沿って移動する移動局との間でデータの衝突を
生ずることなく無線通信を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直線的に長い距離にわたり配置されることもある複数の
固定局間の無線通信、およびこの複数の固定局と、この
複数の固定局に沿って移動する移動局との間の無線通信
をデータの衝突を生ずることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の説明図
【図2】 従来例1の説明図
【図3】 従来例2の説明図
【符号の説明】
1〜n 固定局 11 移動局 12 パケット形式のデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA05 BA06 CA15 CC01 DA02 DA11 DA19 EC04 5K067 AA11 BB21 BB43 CC08 DD17 EE02 EE06 EE12 EE44 GG01 GG11 HH21 HH23 JJ02 JJ03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に配置された複数の固定局を備えた
    無線ネットワークシステムであって、各固定局は、パケ
    ット形式のデータを無線受信する受信手段と、送信権を
    与える信号を有するパケット形式のデータを無線送信す
    る送信手段と、前記受信手段によって前記パケット形式
    のデータを受信し前記送信権を得た場合に、前記受信手
    段によって前記ネットワークの状態をチェックし空きの
    状態のとき、前記送信手段によって所要のデータを送信
    するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る無線ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 列状に配置された複数の固定局と、この
    複数の固定局に沿って移動する移動局とを備えた無線ネ
    ットワークシステムであって、各固定局は、パケット形
    式のデータを無線受信する第1の受信手段と、送信権を
    与える信号を有するパケット形式のデータを無線送信す
    る第1の送信手段と、前記第1の受信手段によって前記
    パケット形式のデータを受信し前記送信権を得た場合
    に、前記第1の受信手段によってネットワークの状態を
    チェックし空きの状態のとき、前記第1の送信手段によ
    って所要のデータを送信するように制御する第1の制御
    手段とを備え、前記移動局は、パケット形式のデータを
    無線受信する第2の受信手段と、パケット形式のデータ
    を送信する第2の送信手段と、所定のタイミングで前記
    第2の受信手段によって前記ネットワークの状態をチェ
    ックし空きの状態のとき、前記第2の送信手段によって
    所要のデータを送信するように制御する第2の制御手段
    とを備えたことを特徴とする無線ネットワークシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の無線ネッ
    トワークシステムにおいて、前記送信権は、所定の固定
    局で発生し、他の固定局へ順次一方向に伝えられ、予め
    決められた固定局で折り返し他の固定局へ順次他方向に
    伝えられ前記所定の固定局に戻るものであることを特徴
    とする無線ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無線ネットワークシステ
    ムであって、前記各固定局は、配置された順序に従い、
    順次増大または減小する値のIDを有し、前記送信権
    は、前記IDの値の小から大、大から小の順序で伝えら
    れるものであることを特徴とする無線ネットワークシス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の無線ネットワークシステ
    ムにおいて、前記ネットワークを立ち上げる際には、送
    信権を得た各固定局は、次に送信権を与える固定局とし
    て自局のIDの値より次に大きいか、小さい値のIDの
    固定局を指定して送信し、所定期間内に指定した固定局
    から送信が開始されないとき、更に次に大きいか、小さ
    い値のIDの固定局を指定して再送信する処理によっ
    て、前記送信権を順次次の固定局へ伝えネットワークを
    順次立ち上げることを特徴とする無線ネットワークシス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の無線ネットワークシステ
    ムにおいて、前記各固定局は、各固定局のIDを格納す
    るテーブルを有し、立ち上げ済みのネットワーク部分の
    固定局のIDを、前記テーブルに格納し、次の固定局に
    伝えることを特徴とする無線ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の無線ネットワークシステ
    ムにおいて、前記各固定局は、各固定局のIDを格納す
    るテーブルを有し、他の固定局から新規参加の要求があ
    った場合、前記テーブルにその固定局のIDを格納する
    と共に、自局が送信権を得たときその固定局のIDを次
    の固定局に伝えることを特徴とする無線ネットワークシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の無線ネットワークシステ
    ムにおいて、前記新規参加の要求を行う固定局は、前記
    各固定局と同じ構成のものであることを特徴とする無線
    ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の無線ネットワークシステ
    ムにおいて、各固定局は、各固定局のIDを格納するテ
    ーブルを有し、自局の前の固定局が前記送信権を受け取
    らない場合は、前記送信権を引き継ぎ、前記自局の前の
    固定局が前記ネットワークから脱退した旨のデータを次
    の固定局に送信すると共に、前記テーブルから前記自局
    の前の固定局のIDを削除することを特徴とする無線ネ
    ットワークシステム。
  10. 【請求項10】 列状に配置された複数の固定局と、こ
    の複数の固定局に沿って移動する移動局とを備えた無線
    ネットワークシステムにおける無線通信方法であって、
    前記移動局は、所定のタイミングでネットワークの状況
    をチェックし、空の状態のとき所要のデータを送信し、
    各固定局は、前記所要のデータを受信した場合には、前
    記ネットワークの送信権を受けとると、前記ネットワー
    クの状態をチェックし、空きの状態のとき前記所要のデ
    ータと前記送信権の信号とを送信することを特徴とする
    無線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006186872A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Japan Telecom Co Ltd 列車との無線lanシステム
JP2013042344A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Nippon Signal Co Ltd:The 無線通信ネットワークシステム

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