JP2000115029A - スペクトラム拡散通信システム - Google Patents

スペクトラム拡散通信システム

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JP2000115029A
JP2000115029A JP11263152A JP26315299A JP2000115029A JP 2000115029 A JP2000115029 A JP 2000115029A JP 11263152 A JP11263152 A JP 11263152A JP 26315299 A JP26315299 A JP 26315299A JP 2000115029 A JP2000115029 A JP 2000115029A
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Takamoto Uta
隆基 雅樂
Takashi Yano
隆 矢野
Nobukazu Doi
信数 土居
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA方式を適用したパケット無線通信に
おける上り回線での長周期符号の同期時間の問題を解決
した移動通信システム、および拡散符号の同期方法を提
供するものである。 【解決手段】 長周期符号の上り伝送パケットの送信に
先立ち、移動端末は予約チャネル上において短周期符号
の短いパケットを送信する。基地局では、予約チャネル
において、チップ同期タイミングをとる初期同期回路
と、時間的に重なりあったパケット同士を分離するパケ
ット分離回路を経て、各パケットの伝搬遅延測定をおこ
なう。ここで測定された伝搬遅延時間情報は、同移動端
末から伝送チャネルで送信された長周期符号のパケット
を拡散する時、マッチドフルタに適切なタイミングで係
数を設定することにより同期逆拡散をおこなう。 【効果】 本発明によれば、スペクトル拡散パケット通
信において伝送路で大きな遅延をもつ場合においても、
ハードウエア規模の大きな増大なしに長周期の拡散符号
の高速同期が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
および移動端末装置に関し、更に詳しくは、符号分割多
元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)方
式を適用した予約方式の移動通信システム、およびそれ
に適用する上り回線の拡散符号の同期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、例えば、文献、菊田徹、「直接
拡散スプレッドアロハ通信用復調器の一構成法」、 電
子情報通信学会技術研究報告 A・P95-10(1995-04), pp3
9-46 に述べられているように、CDMA方式を適用し
たパケット無線通信における上り回線の高速同期方式が
知られている。
【0003】図17に従来例の送受信部のブロック図を
示す。移動端末において送信データは、PN発生器(短
周期符号)80により発生するシンボルごとに繰り返す
拡散符号(以後、短周期符号と呼ぶ)と乗算され拡散され
た後、高周波回路404を経てアンテナ400aから送
信される。基地局受信部では、アンテナ400bより受
信された信号は、高周波回路403を経てマッチドフィ
ルタ601で相関処理を施される。上記のマッチドフィ
ルタ104の出力から受信データを抽出するために、初
期同期回路603は、後述するパケットのプリアンブル
202において、同期信号を検出する。パケット分離回
路605は、上記の初期同期回路603により得られる
同期信号を基準として、マッチドフィルタ601の出力
を1シンボル周期でサンプリングした値を出力する。パ
ケット分離回路605から出力された信号は、検波回路
607により復調される。
【0004】従来例で送受信されるパケットのフォーマ
ットを図2に示す。パケットは、図2(A)の示すよう
に、先頭から順に、全"1"からなるプリアンブル202
a、プリアンブルとデータとを区切るフレーム開始デリ
ミタ203a、情報データ204aで構成される。そし
て、(B)、(C)に示される様に、拡散符号はシンボ
ル周期と等しい短周期符号が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDS−CDMA無線通信システムにおいて、パケット
通信をおこなおうとしたとき、同期捕捉に要する時間の
制約により拡散符号には短周期符号が割り当てられる。
ところが、短周期符号では多元接続の場合、符号間の相
互干渉がおこり、通話できる端末数が減少する。そのた
め、CDMAシステムでは長周期符号の使用が望ましい
のであるが、長周期符号は拡散符号の同期に時間を要す
るという問題がある。同期の要する時間を減らす為に
は、より演算量の多いマッチドフィルタを用意しなけれ
ばならず、回路の規模の制約により現実的ではない。
【0006】本発明の目的は、CDMA方式を適用した
パケット無線通信における上り回線での長周期符号の同
期時間の問題を解決した移動通信システム、および拡散
符号の同期方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動通信システムでは、基地局と移動端末
との間の無線通信区間に、移動端末から基地局へ向かう
上り方向のデータパケットおよび基地局から移動端末へ
向かう下り方向のデータパケットの送信に使用する複数
の伝送チャネルと、移動端末から基地局に伝送チャネル
割り当て要求を示す予約パケットを送信するために使用
される予約チャネルと、基地局から移動端末に対してデ
ータ送受信すべき伝送チャネルを示す応答パケットを送
信するために使用される応答チャネルを設け、上記予
約、応答および伝送の各チャネルにはCDMA方式によ
るスペクトラム拡散を適用し、データ送信要求をもつ移
動端末が、上記予約チャネル上の基準タイミングに同期
して予約パケットを送信し、基地局から上記応答チャネ
ルに送信した応答パケットによって、各移動端末に使用
すべき伝送チャネルと送信タイミングを指定し、各移動
端末が、上記応答パケットで指定された伝送チャネル上
の指定された送信タイミングでデータパケットの送受信
を行なうようにしたことを特徴とする。
【0008】加えて基地局から移動端末へ向かう方向に
パイロットチャネルを設け、常に"0"(もしくは、常に"
1")であるパイロット信号を送信する。移動端末は、上
記のパイロット信号に同期し、常に同期を保持する。下
り方向の応答および伝送の各チャネルは、このパイロッ
ト信号と同期して送信されるため、移動端末は、応答お
よび伝送の各チャネルの信号を逆拡散できる。
【0009】上記予約、応答、伝送およびパイロットの
各チャネルには、それぞれ固有の拡散符号、例えば疑似
雑音(PN:Pseudo Noise)を割り当て、特に、予約チャ
ネルには、他の応答用および伝送用のチャネルよりも短
い短周期符号を割り当てる。移動端末は、パイロット信
号を基準として予約チャネルおよび上り伝送チャネルの
送信基準タイミングを構成する。上記基準タイミングに
同期して移動端末より送信された予約パケットおよび上
り伝送パケットが基地局に到着するタイミングは、各移
動端末と基地局との往復の伝搬路の距離による伝搬遅延
時間分、基地局の基準タイミングから遅延する。
【0010】基地局では、1シンボル周期に係数を切替
えるマッチドフィルタを使用して長周期符号で拡散され
た信号を逆拡散するため、上記の伝搬遅延により上り伝
送パケットの受信タイミングと基地局のタイミングのず
れが1シンボル時間以上のある場合は正常に逆拡散処理
できず、信号は復調できない。
【0011】この問題を解決する為、上記したように予
約パケットはMFの係数の切替えの必要がない短周期符
号を割り当る。基地局では予約パケット受信時おいて、
伝搬遅延時間を測定し、上りの伝送パケットの受信タイ
ミングを1シンボル精度で合わせ込むことにより、上り
伝送チャネルの逆拡散処理が可能となる。
【0012】尚、上記の拡散符号の同期を確実に行なう
ため、パケットの先頭のプリアンブル部分においてマッ
チドフィルタの出力をシンボル周期で巡回加算処理をお
こなう。
【0013】基地局は、複数の移動端末から時間的にお
互いに重なりをもって送信された複数の予約パケットの
信号をマッチドフィルタによって識別し、各パケット対
応にビット信号の処理をおこない、あわせて各パケット
の伝搬遅延を測定する。
【0014】移動端末から予約パケットを受信すると、
基地局は、スケジュール制御によって各伝送チャネルに
おける送信タイミングの割当を行ない、その結果を応答
パケットで各移動端末宛に通知する。本発明の第1実施
例によれば、上記したように伝搬遅延をもち、長周期の
拡散符号を割り当てられた上り伝送チャネルパケットの
同期を捕捉するために、上記予約チャネルで測定した伝
搬遅延から上り伝送チャネルのパケットの伝搬遅延を推
測し、シンボル周期で係数を切替える伝送チャネル用マ
ッチドフィルタにより高速同期を実現する。
【0015】本発明の第2の実施例によれば、上記した
ように伝搬遅延をもち、長周期の拡散符号を割り当てら
れた上り伝送チャネルパケットの同期を捕捉するため
に、あらかじめ上記予約チャネルで測定した伝搬遅延
を、応答チャネルを通じて移動端末に知らせ、上り伝送
パケットの送信タイミングを補正することにより、シン
ボル周期で係数を切替える伝送チャネル用マッチドフィ
ルタを用いて高速同期を実現する。
【0016】本発明の第3の実施例によれば、第1の実
施例、第2の実施例の基地局の伝送チャネル受信部にお
いてパケット分離回路と合成回路を持ち、多重通進路を
通って時間的に重なってきた信号を個々に検波したのち
合成することによりRAKE受信をおこない、同期捕捉
の確率の向上およびS/Nの向上を実現する。
【0017】
【発明の実施の形態】発明実施の形態の第1の実施例を
図1において示す。
【0018】図1は、実施例1における上り伝送パケッ
トの受信タイミングを説明する図である。本発明におい
て、パケットの送信はあらかじめ定められた基準タイミ
ングに同期しておこなう。下りに回線については、基地
局が、適切な周期をもつPN系列を用いたスペクトル拡
散によって生成したパイロット信号を送信し続け、各移
動端末が、上記パイロット信号をモニターすることによ
って同期信号(基準信号)抽出し、応答信号および下り伝
送信号に同期する。伝搬距離により基地局におけるフレ
ームタイミング102と移動端末のフレームタイミング
103には、時間差が生じるため、移動端末が送信した
予約パケット104を基地局が受信したとき、距離に応
じた伝搬遅延時間Δt1をもつ。
【0019】基地局は、予約に対応して応答パケット1
05を移動端末に送信した後、上りの伝送パケットを受
信するが、そのさい、予約パケット104で測定した伝
搬遅延Δt1を用いて、基準106からΔt1経過した時
間から伝送パケット107の受信を開始する。
【0020】予約パケットの構成と割り当てられる拡散
符号を、図2に示す。従来例と同様なので、説明は省略
する。
【0021】伝送パケットの構成と割り当てられる拡散
符号を、図3に示す。伝送パケットは、図3(A)の示
すように、先頭から順に、全"1"からなるプリアンブル
202b、プリアンブルとデータとを区切るフレーム開
始デリミタ203b、情報データ204bで構成され
る。伝送パケットの割り当てられる拡散符号を、図3
(C)に示す。割り当てられる拡散符号の周期は、伝送
パケットの周期と等しい。この特徴において、伝送パケ
ット105が予約パケット104と大きく異なる。つま
り、伝送パケット中の1シンボル205に注目したと
き、それは他の1シンボルとは異なった拡散符号で逆拡
散されている。
【0022】図4は、本発明を適用したCDMA無線通
信システム用の基地局の構成例を示す図である。基地局
は、網インターフェイス部422により、移動通信網4
23と接続している。パケット制御部419は、網イン
ターフェイス422から送信情報421を受け取り、そ
れぞれの移動端末に対して、応答信号513または下り
伝送信号514を送信する。加えて、上記パケット制御
部419は、上り伝送信号515を受け取り、網インタ
ーフェイス422に受信情報420を送信する。また、
パケット制御部419は、受信した予約チャネルの信号
を読み、データの送信要求をもつ端末にデータ送信のス
ケジューリングをおこなう。上記スケジューリングは、
予約信号を送信した移動端末宛に応答信号を送信するこ
とによっておこなう。
【0023】発信器411は、チップクロック411を
発生する。チップクロック411は、PN発生器(長周期)
415などのクロックに入力される。分周器412は、
上記発信器411により発生したをチップクロック41
1を分周し、シンボルクロック413を発生する。ま
た、上記分周器412は、後述するパイロット信号用の
PN発生器(長周期)415から発生するフレームクロッ
ク408をリセット信号として用いる。
【0024】基地局は、パイロット信号512、応答信
号513、下り伝送信号514を送信する。これらの信
号は、それぞれ長周期符号PN発生器415、416、
471で作られる互いに同期した拡散符号と乗算器でそ
れぞれ乗じられ加算器で足し合わされた後、高周波回路
403、サーキュレータ401を経て、アンテナ101
から送信される。また、パイロット信号用のPN発生器
(長周期)415は、長周期の拡散符号の周期のフレーム
クロック408発生する。
【0025】アンテナ400で受信された信号は、サー
キュレータ401を経て高周波回路402に入力され、
ベースバンドのスペクトル拡散信号404に変換され
る。上記のベースバンド信号404は、予約チャネル受
信部405、伝送チャネル受信部409に入力される。
【0026】予約チャネル受信部405は、ベースバン
ド信号404から予約信号516を分離しパケット制御
部419に出力する役割と、それぞれの予約パケットの
伝搬遅延情報407を伝送チャネル受信部409に出力
する役割をもつ。
【0027】伝送チャネル受信部409は、予約パケッ
ト受信部405から伝搬遅延情報407を入力し、受信
すべき伝送パケットの受信タイミングを予測する。伝送
チャネル受信部409は、上記の受信タイミングよりベ
ースバンド信号404の復調を行ない上り伝送信号51
5を出力する。上り伝送信号515は、パケット制御部
419に入力される。
【0028】図5は、図4で示した基地局に対応する移
動端末の構成の例を示した図である。アンテナ400で
受信された信号は、サーキュレータ401、高周波回路
403を経てベースバンド信号に変調される。ベースバ
ンド信号は、それぞれのチャネルのPN符号発生器41
5〜417で発生されるPN符号と乗算器により乗算さ
れ、逆拡散処理を受ける。上記の逆拡散処理を受けた信
号は、累算器506に入力され一定時間累積され、受信
データとなる。応答信号513と下り伝送信号514
は、パケット制御部419においてパケットから元のデ
ータに変換され受信情報420として、ユーザインター
フェイス510に送られる。ユーザーインタフェイス5
10は、上記受信情報420に信号処理を施し入出力装
置511へ出力する。
【0029】逆に、入出力装置511からユーザインタ
フェイス510に入力された場合、ユーザインタフェイ
ス510は送信情報421を、パケット制御部419に
出力する。パケット制御部419において、送信要求が
あることを基地局に伝える予約信号516を送信する。
基地局からの返答は応答信号513で返される。パケッ
ト制御部は、上記応答信号513を読み基地局から指示
されたスケジューリングにしたがって、送信情報421
をパケット化した上り伝送信号を送信する。パイロット
信号512は基地局から常時送信されており、DLL制
御部507はこのパイロット信号を用いて同期を保持す
る。DLL制御部507で作られるシステムクロック5
06は、各PN発生器に入力される。基地局と同様に移
動端末のパイロット信号用のPN発生器(長周期符号)
415は、長周期の拡散符号の周期のフレームクロック
509を発生する。上記フレームクロック509は、P
N発生器(長周期)416,417,504,505の同期
をとる為に、格PN発生器のリセットに入力される。上
り伝送信号515は、PN発生器504が発生する拡散
符号と乗算器により乗算され、スペクトル拡散処理を行
なわれる。予約信号516は、PN発生器505が発生
する拡散符号と乗算器により乗算され、スペクトル拡散
処理を行なわれた後、加算器により上記のスペクトル拡
散された上り伝送信号と加えられ、高周波回路404、
サーキュレータ401を経てアンテナ400から送信さ
れる。
【0030】予約チャネル受信部405の構成を図6に
示す。予約チャネル受信部は、ベースバンド信号を入力
し逆拡散処理を施し予約信号406−1〜406−mを
出力する。また、多重化した予約パケットの伝搬遅延時
間情報407を測定する機能を有する。まずベースバン
ド信号404は、マッチドフィルタ601により相関値
出力602に変換される。上記相関値出力602は、2
つに分けられ一方は初期同期回路603に入力し、もう
一方はパケット分離回路に入力される。初期同期回路6
03は、パケットのプリアンブル部において、チップ同
期タイミング信号604を抽出する。パケット分離回路
605は、上記初期同期回路603で得られたチップ同
期タイミング信号604を用いて相関値出力602を入
力し、時間的にずれて重なりあったパケット同士を分離
する。分離されたパケットのチップタイミング58−1
〜58−mと受信信号59−1〜59−mは、それぞれ
伝搬遅延測定回路606−1〜606−mに接続され
る。伝搬遅延測定回路は、フレームクロック408を基
準として分離された各パケットの要した伝搬遅延時間を
測定し、伝搬遅延時間情報407を出力する。検波回路
607−1〜607−mは、分離された各パケットを検
波し、データを復調する。
【0031】伝送チャネル受信部409の構成を図7に
示す。伝送チャネル受信部は、ベースバンド信号404
を入力し逆拡散施し伝送信号410を出力する役割をも
つ。逆拡散処理の際、同一移動端末から送信された予約
パケットの伝搬遅延時間情報407を利用する特徴をも
つ。タイマ701は、フレームクロック408によりリ
セットされたとき、伝搬遅延時間情報407を初期値に
とる。以後、タイマ701は、チップクロック414を
クロック入力しカウントダウンし、伝搬遅延相当の時間
後PN切替え器702を起動する。予約チャネルは、短
周期符号のPN系列を使用しマッチドフィルタの係数は
固定であるが、伝送チャネルは長周期符号のPN系列を
使用するためシンボル毎にマッチドフィルタの係数を切
替える為、PN切替え器702が付随する。PN切替え
器702は、PN信号704とマッチドフィルタ係数ロ
ード信号703をマッチドフィルタ601にたいして出
力し、シンボル周期で伝送チャネル用の拡散符号をマッ
チドフィルタ601の係数に設定する。伝送チャネル受
信部409における初期同期回路603は、予約チャネ
ルと同じである。パケット分離回路605'は、初期同
期回路603でつくられたチップ同期タイミング信号6
04に従ってシンボル周期でマッチドフィルタの出力か
らサンプリングし、分離されたパケットのチップタイミ
ング58と受信信号59が、デリミタ検出回路705に
出力される。 時間的にずれて多重しているパケットの
うち1つだけを分離することが、予約チャネルのパケッ
ト分離回路と異なる。デリミタ検出回路705では、図
3で述べたパケットの構成でフレーム先頭デリミタ20
3bを検出し情報データ204bのみを検波回路608
にわたす。検波回路608は、分離された各パケットを
検波し伝送信号410を出力する。
【0032】マッチドフィルタ601の原理構造図を図
8に示す。マッチドフィルタ601は、PN系列のチッ
プ幅に等しい遅延時間Tをもつ多段接続された複数の遅
延素子801と、係数レジスタ805と、係数用遅延素
子806と、初段の入力タップと各遅延素子の出力タッ
プ毎に設けられた複数の係数乗算器802からなる。入
力された信号404が遅延素子601を伝達していくと
き、設定された係数レジスタ805の値と一致したと
き、上記の各係数乗算器802の出力の符号がそろうた
め、加算器803によりたし合わされた結果、相関値出
力602はピーク値をもつ。上記のタイミング以外では
乗算結果の符号がランダムなため、相関値の値は小さ
い。長周期符号の逆拡散に対応する為に、図7の係数切
替え器702からマッチドフィルタ係数ロード信号70
3と、PN信号704を入力し、係数レジスタ805の
値の更新をおこなう機能を有する。係数用遅延素子80
6は、PN切替え器702からのPN符号を一つずつ読
み込み、係数用遅延素子806に流し込む。係数遅延素
子806すべてに係数が流し込まれたとき、マッチドフ
ィルタ係数ロード信号703がオンになり、係数レジス
タ805に係数遅延素子806の値がロードされる。
初期同期回路603の詳細な構成図を図9に示す。初期
同期回路603は、巡回加算回路901と閾値判定回路
904と時間窓処理回路905から構成されている。さ
らに巡回加算回路901は、加算器902と遅延素子9
03から構成される。上記の遅延素子903は、フレー
ムクロック408をリセットに入力し、パケットのフレ
ーム毎にクリアされる。マッチドフィルタ601から出
力される相関値出力602は、加算器902により1シ
ンボル時間前の信号と加算され、再び遅延素子903に
入力される。遅延素子903は、入力された相関値を1
シンボル分記憶し、1シンボル時間遅れて出力する。上
記の巡回加算回路901により、全"1"からなるプリア
ンブル部においてマッチドフィルタ601から出力され
る1シンボルの周期をもつ相関ピークの振幅値は、巡回
加算を重ねる程増加し、雑音はランダムであるのでピー
ク値と比較して相対的に軽減される。閾値判定回路90
4は、加算器902の出力が閾値を越えているか判定
し、閾値を越えていた時にだけオン(「1」状態)とな
る。時間窓処理回路905は、フレームクロック408
を基準としてパケットのプリアンブル202を受信され
うる期間内だけ閾値判定回路904の出力を有効とし、
チップ同期タイミング信号604として出力する。
【0033】図10は、パケット分離回路605の構成
の1例を示す。初期同期回路から得られるチップ同期タ
イミング信号604は、AND回路50に入力される。
上記のAND回路50の他の入力は初期状態においてオ
フ状態であり、これらが反転して入力されている為、A
ND回路50は、上記比較器出力によって開かれ、その
出力がオン状態(「1」状態)となる。AND回路50の
オン出力は、AND回路52aと53aに入力される。
【0034】上記のAND回路53bは、他方の入力に
レジスタ51aの出力の否定信号が入力されている。初
期状態において、上記のレジスタ51aの出力はオフ
(「0」)状態となっているため、AND回路50の出力
がオンとなった時点で、AND回路53aの出力もオン
状態となる。上記AND回路53aのオン状態は、タイ
ミングレジスタ54aにイネーブル信号として入力さ
れ、このとき、PN符号のチップ周期でカウント動作し
シンボル周期で初期値に戻るカウンタ60の値が、上記
のレジスタ54aに設定される。
【0035】上記のAND回路53aのオン出力は、A
ND回路52aと53aの他方の入力を制御するレジス
タ51aをオンの状態にする。上記のレジスタ51a
は、フレーム同期信号513により次のフレームの先頭
でリセットされるまで、オン状態に維持し、この期間が
経過するまで、上記AND回路53aを閉じて、上記の
タイミングレジスタ54aに他のカウンタ値が設定され
るのを防止する。
【0036】レジスタ51aがオンの状態のとき、マッ
チドフィルタから次のピーク値が出力されると、AND
回路50から出力されたオン出力は、レジスタ51aの
出力で開かれた状態にあるAND回路52aと、次のタ
イミングレジスタ54bと対をなすAND回路53bを
介して、次のタイミングレジスタ54bのイネーブル端
子に入力される。この結果、タイミングレジスタ54b
にカウンタ60の出力値が設定される。この時、タイミ
ングレジスタ54bと対をなすレジスタ51bがオン状
態になり、上記したレジスタ51aと同様の動作によっ
て、フレームの終了までの間、レジスタ54bへの他の
値の設定を禁止するとともに、次回発生したイネーブル
信号を更に次のレジスタ53cへ入力するよう動作す
る。
【0037】この実施例では、3つのタイミングレジス
タ54a〜54cを備えている為、以下、同様の動作の
繰り返しによって、時間的に重複して発生する複数の予
約パケットのうち、発生順に3つのパケットについて、
同期捕捉タイミングが記憶される。
【0038】タイミングレジスタ54aに設定された同
期捕捉タイミングの値は、比較器55aにおいて、カウ
ンタ60の出力と比較され、カウンタ値が上記のタイミ
ングレジスタ54aに設定された同期捕捉タイミングと
一致する度に、比較器55aがオン状態になる。上記比
較器のオン出力は、レジスタ51aがオン状態にある間
は開かれた状態にあるAND回路56aを介して、デー
タレジスタ57aのイネーブル端子に入力される。この
結果、データレジスタ57aには、上記同期捕捉タイミ
ングにおけるマッチドフィルタの出力が入力される。他
のタイミングレジスタ54b〜54cも、上記と同様に
動作し、データレジスタ57b〜57cに予約パケット
に対応したマッチドフィルタの出力がシンボル毎に保持
される。図11に、例として拡散比3で拡散されパケッ
ト長5シンボルの3つのパケット61a〜61cのパケ
ット分離動作の概念図を示す。初期同期回路603から
のチップ同期タイミング信号604の出力を 62aa
〜62ceで示す。AND回路53a〜53cの出力を
それぞれ63a〜63cで示す。レジスタ51a〜51
cの出力をそれぞれ64a〜64cで示す。タイミング
レジスタ54a〜54cの出力をそれぞれ66a〜66
cで示す。AND回路56a〜56cの出力をそれぞれ
67a〜67cで示す。
【0039】AND回路53aの出力63aにより、タ
イミングレジスタ54aにカウンタ60の値65aがロ
ードされる。以後56aの出力67aは、タイミングレ
ジスタ54aの出力値66aとカウンタ60の出力値が
等しくなるタイミングでオン状態となる。
【0040】同様に、AND回路53b〜53cの出力
値63b〜64cにより、タイミングレジスタ54b〜
54cにカウンタ60の値65b〜65cがロードされ
る。以後50b〜56cの出力67b〜67cは、タイ
ミングレジスタ56b〜56cの出力値67b〜67c
とカウンタ60の出力値が等しくなるタイミングでオン
状態となる。
【0041】図12は、伝搬遅延測定回路606を示す
図である。デリミタ検出回路705は、パケット構成に
おけるフレーム開始デリミタ203を検出し、情報デー
タ204のみを受信データとして出力する。同時に上記
フレーム開始デリミタ203を検出したタイミングを伝
搬遅延計算回路71に知らせる。シンボルカウンタ70
は、フレームの先頭でリセットされシンボル毎にカウン
トされるカウンタである。伝搬遅延計算回路71は、フ
レーム開始デリミタ203が検出された時のシンボルカ
ウンタ70からシンボル単位でのパケットの遅延を得
る。上記のシンボル単位でのパケットの遅延とパケット
分離回路605で得られたチップタイミングレジスタ5
8の値を合わせ受信部での処理に要する時間を差引いた
のち、受信パケットの伝搬遅延時間情報407を出力す
る。
【0042】本発明による第2の実施例を図13、図1
4、図15に示す。図13は、実施例2における上り伝
送パケットの受信タイミングを説明する図である。基地
局は、予約パケットで測定した伝搬遅延Δt2の符号を
反転し、最大遅延時間Δtmaxから差し引いた時間Δ
tmax−Δt2を遅延制御信号として、応答パケット
105'に埋め込み移動端末に知らせる。移動端末で
は、応答パケットから遅延制御信号を解読し、遅延制御
信号に指示される時間、フレームタイミングから遅らせ
て上り伝送パケットを送信する。上記の移動端末での伝
搬遅延補正により、基地局は、パケットフレームタイミ
ング106からΔtmax遅れたのタイミング108から上
り伝送パケット107の受信を開始する。
【0043】図14は、第2の実施例における基地局構
成図である。この実施例では、予約パケットを用いて測
定した伝搬遅延時間情報407を応答信号513をもち
いて移動端末に伝え、移動端末が上り伝送チャネル上に
て伝搬遅延を補正したデータの送信をおこなうようにし
ている。図において、図4と同一の回路要素には同一の
符号を付してあり、これらの回路要素は図4と同様の機
能をもつ。
【0044】本実施例では、予約チャネル受信部405
において測定された伝搬遅延時間情報407を最大遅延
量450から差し引き、遅延制御信号451をつくる。
上記遅延制御信号451は、MUX452により応答信号
513に埋め込まれ、移動端末へ送信される。後述する
が、移動端末において上記の遅延制御信号451は解読
され、上り伝送パケットは移動端末内部のタイミングか
ら遅延制御信号451に応じて遅延送信される。上り伝
送パケットは、基地局では見かけ上、伝搬遅延が最大遅
延量450となり、伝送チャネル受信部409の内部の
PN切替器702は、最大遅延量450から動作する。
【0045】図15は第2の実施例における移動端末の
構成図である。図において、図5と同一の回路要素には
同一の符号を付してあり、これらの回路要素は図5と同
様の機能をもつ。遅延制御信号解読回路550は、応答
信号513から取り出した遅延制御信号451を、遅延
制御部552へ出力する。上記の可遅延制御部552
は、上記の遅延制御信号に指示される時間、フレームク
ロックとのデータを遅延させる。
【0046】本発明による第3の実施例を図16に示
す。
【0047】図16は、第1の実施例の基地局におい
て、RAKE受信を考慮した上り伝送チャネル受信部4
09の構成図を示す。図において、図7と同一の回路要
素には同一の符号を付してあり、これらの回路要素は図
7と同様の機能をもつ。この実施例では、伝送チャネル
受信部409においても、予約と同様にパケット分離回
路605により、時間的にずれて重っているパケットを
分離する。上記のパケット分離回路605において分離
された信号は、RAKE受信部750において合成され
る。
【0048】RAKE受信部750では、複数のデリミ
タ検出回路701a〜701bと検波回路607a〜6
07cをもち、上記のパケット分離回路605において
分離されたパケット個々に、検波をおこなった後、合成
回路757で合成する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、スペクトル拡散パケッ
ト通信において伝送路で大きな遅延をもつ場合において
も、ハードウエア規模の大きな増大なしに長周期の拡散
符号の高速同期が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の動作を説明する図。
【図2】本発明の予約パケットの構成を示す図。
【図3】本発明の伝送パケットの構成を示す図。
【図4】本発明によるCDMA移動通信システムの第1
の実施例における基地局の構成を示すブロック図。
【図5】本発明によるCDMA移動通信システムの第1
の実施例における基地局に対応する移動端末の構成を示
すブロック図。
【図6】本発明による基地局予約チャネル受信部の構成
を示す図。
【図7】本発明による基地局伝送チャネル受信部の構成
を示す図。
【図8】マッチドフィルタの構成を示す図。
【図9】初期同期回路の構成を示す図。
【図10】本発明におけるパケット分離の構成の1例を
示す図。
【図11】パケット分離の動作概念図。
【図12】本発明における伝搬遅延測定回路の構成の1
例を示す図。
【図13】本発明の実施例2の動作を説明する図。
【図14】本発明によるCDMA移動通信システムの第
2の実施例における基地局の構成を示すブロック図。
【図15】本発明によるCDMA移動通信システムの第
2の実施例における基地局に対応する移動端末の構成を
示すブロック図。
【図16】本発明によるCDMA移動通信システムに第
3の実施例における基地局の伝送チャネル受信部の構成
を示すブロック図。
【図17】従来技術における送受信部の構成を示す図。
【符号の説明】
50:AND回路、51:レジスタ、52:AND回
路、53:AND回路、54:レジスタ、55:比較
器、56:AND回路、57:レジスタ、58:チップ
タイミング、59:受信信号、60:カウンタ、61:
パケット、62aa〜62ae:初期同期回路からの出
力(1番目のパケット)、62ba〜62be:初期同期
回路からの出力(1番目のパケット)、62ca〜62c
e:初期同期回路からの出力(1番目のパケット)、64
a〜64c:AND回路53a〜53cの出力、65a
〜65c:レジスタ51a〜51cの出力、66a〜6
6c:カウンタ60の出力、67a〜67c:レジスタ
54a〜54cの出力、68a〜68c:AND回路5
6a〜56cの出力、70:カウンタ、71:伝搬遅延
計算回路、80:PN発生器(短周期符号)、101:
フレーム周期、102:基地局フレームタイミング(そ
の1)、103:移動端末フレームタイミング、10
4:予約パケット、105:応答パケット、106:基
地局フレームタイミング(その2)、107:伝送パケッ
ト、108:受信タイミング、201:予約パケット、
202:プリアンブル、203:フレーム開始デリミ
タ、204:情報データ、205:1シンボル、20
6:短周期拡散符号、301:伝送パケット、302:
長周期拡散符号、400:アンテナ、401:サーキュ
レータ、402:RX高周波回路、403:TX高周波
回路、404:ベースバンド信号、405:予約チャネ
ル受信部、406:予約チャネル受信信号、407:伝
搬遅延情報、408:フレームクロック、409:伝送
チャネル受信部、410:伝送チャネル受信信号、41
1:発信器、412:分周器、413:シンボルクロッ
ク、414:チップクロック、415:パイロット信号
用PN発生器、416:応答信号用PN発生器、41
7:下り伝送信号用PN発生器、418:下り伝送信
号、419:パケット制御部、420:受信情報、42
1:送信情報、422:網インターフェイス、423:
移動通信網、452:MUX、450:最大遅延量、5
04:上り伝送信号用PN発生器、505:予約信号用
PN発生器、506:累算器、507:DLL制御部、
508:システムクロック、509:フレームクロッ
ク、512:パイロット信号、513:応答信号、51
4:下り伝送信号、515:上り伝送信号、516:予
約信号、550:遅延制御信号解読回路、552:可変
遅延素子、551:遅延制御信号、601:マッチドフ
ィルタ、602:相関値出力、603:初期同期回路、
604:チップ同期タイミング信号、605:パケット
分離回路、606:伝搬遅延測定回路、607:検波回
路、701:タイマ、702:PN切替え器、703:
マッチドフィルタ係数ロード信号、704:PN信号、
705:デリミタ検出回路、750:RAKE受信部、
757:合成回路、801:遅延素子、802:係数乗
算器、803:加算器、804:マッチドフィルタ出
力、805:係数レジスタ、806:係数用遅延素子、
901:巡回加算回路、902:加算器、903:遅延
素子、904:閾値判定回路、905:時間窓処理回
路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主局と従局との間でスペクトル拡散通信を
    行なうスペクトル拡散通信システムにおいて、従局が主
    局から送信した下り方向の基準信号に基づいてフレーム
    同期をとり、上記フレーム同期に基づいて上り方向の制
    御信号を送出し、主局が下り方向の制御信号と上り方向
    の制御信号の関係から無線区間における伝搬遅延時間を
    求め、従局がフレーム同期信号に同期して上りデータ信
    号を送出し、主局が該伝搬遅延時間に応じたタイミング
    で上記上りデータ信号を受信するスペクトル拡散通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスペクトル拡散通信シス
    テムおいて、主局から従局へ向かう下り方向へ基準信号
    を送信する下りパイロットチャネルと、従局から主局へ
    向かう上り方向へデータを伝送する1シンボル時間と等
    しい繰り返し周期をもつ拡散符号により拡散される上り
    制御チャネルと、1シンボル時間よりも長い繰り返し周
    期をもつ拡散符号により拡散される上り伝送チャネル
    と、主局は、前期の上り制御チャネルを受信するための
    第1のマッチドフィルタと、1シンボル周期で係数を切
    替えるしくみをもつ前期の上り伝送チャネルを受信する
    ための第2のマッチドフィルタと、第1のマッチドフィ
    ルタにより復調された信号のタイミングと主局内の基準
    タイミングとの比較によって伝搬遅延を測定する機構
    と、上記の伝搬遅延の測定結果を用いて第2のマッチド
    フィルタの係数切替えタイミングを制御する機構を備
    え、従局は、下りパイロットチャネルにおいて基準信号
    を受信することで主局の基準タイミングを抽出する機構
    と、下り制御信号から抽出した前記基準タイミングに同
    期して上り伝送チャネル上に上りデータ信号を送信する
    機構を備えるスペクトラム拡散通信システム。
  3. 【請求項3】従局から上りのチャネル上に送信されたデ
    ータの先頭部に固定データパターンを有するデータ構造
    と、主局において第2のマッチドフィルタの出力を周期
    的に加算する巡回加算器を持ち、巡回加算器の出力を用
    いて従局から第2のチャネル上に送信されたデータの先
    頭部において、同期を確立することを特徴とする請求項
    2に記載のスペクトル拡散通信システム。
  4. 【請求項4】主局において、第2のマッチドフィルタの
    出力から複数のピークを分離する手段を持ち、従局から
    第2のチャネル上に送信され異なった伝送路を経て時間
    的にずれて受信された信号を、前記のピークを分離する
    手段を用いて分離し復調したのち合成することを特徴と
    する請求項2に記載のスペクトル拡散通信システム。
  5. 【請求項5】主局と従局との間でスペクトル拡散通信と
    行なうスペクトル拡散通信システムにおいて、従局が主
    局から送信した上り方向の基準信号に基づいてフレーム
    同期をとり、上りフレーム同期に基づいて上り方向の制
    御信号を送出し、下り方向の制御信号と上り方向の制御
    信号の関係から無線区間における伝搬遅延時間を求め、
    主局が該伝搬遅延時間の情報を下りのチャネルを通して
    従局に伝え、従局が伝搬遅延に応じたタイミングで上り
    データ信号を送出し、主局が上りデータ信号を受信する
    スペクトル拡散通信システム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のスペクトル拡散通信シス
    テムおいて、主局から従局へ向かう方向へ基準信号を送
    信する下りパイロットチャネルと、主局から従局へ向か
    う方向へ信号を送信する下り制御チャネルと、従局から
    主局へ向かう方向へデータを伝送する1シンボル時間と
    等しい繰り返し周期をもつ拡散符号により拡散される上
    り制御チャネルと、1シンボル時間よりも長い繰り返し
    周期をもつ拡散符号により拡散される上り伝送チャネル
    と、主局は、前期の上り制御チャネルを受信するための
    第1のマッチドフィルタと、1シンボル周期で係数を切
    替えるしくみをもつ前期の上り伝送チャネルを受信する
    ための第2のマッチドフィルタと、第1のマッチドフィ
    ルタにより復調された信号のタイミングと主局内の基準
    タイミングとの比較によって伝搬遅延を測定する機構
    と、伝搬遅延の情報を下り制御チャネルに送信する機構
    と、従局は、下りパイロットチャネルを受信することで
    主局の基準タイミングを抽出する機構と、下り制御信号
    を受信し主局にて測定された伝搬遅延を抽出する機構
    と、下り制御信号から抽出した前記伝搬遅延に応じたタ
    イミングで上り伝送チャネル上に上りデータを送信する
    機構を備えるスペクトラム拡散通信システム。
  7. 【請求項7】従局から上り制御チャネル上に送信された
    データの先頭部に固定データパターンを有するデータ構
    造と、主局において第2のマッチドフィルタの出力を周
    期的に加算する巡回加算器を持ち、従局から第2のチャ
    ネル上に送信されたデータの先頭部において、前記巡回
    加算器の出力を用いて、同期を確立することを特徴とす
    る請求項6に記載のスペクトル拡散通信システム。
  8. 【請求項8】主局において、第2のマッチドフィルタの
    出力から複数のピークを分離する手段を持ち、従局から
    第2のチャネル上に送信され異なった伝送路を経て時間
    的にずれて受信された信号を、前記のピークを分離する
    手段を用いて分離し復調したのち合成することを特徴と
    する請求項6に記載のスペクトル拡散通信システム。
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