JP2000113710A - 平面照明装置 - Google Patents

平面照明装置

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JP2000113710A
JP2000113710A JP28276598A JP28276598A JP2000113710A JP 2000113710 A JP2000113710 A JP 2000113710A JP 28276598 A JP28276598 A JP 28276598A JP 28276598 A JP28276598 A JP 28276598A JP 2000113710 A JP2000113710 A JP 2000113710A
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reflector
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JP28276598A
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Tadaaki Nakane
忠明 中根
Tsukasa Endo
司 遠藤
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Nippon Denyo Co Ltd
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Nippon Denyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的には線状光源からの光やリフレクタ等
からの反射光を無駄なく導光板に入射し、機械的には線
状光源に加わる振動、圧力やショック等を三次元的に分
散させて衝撃力を吸収して導光板の入射端面部および導
光板本体に与えないようにし、電気的にはリーク電流を
抑えることのできる平面照明装置を提供する。 【解決手段】 線状光源3とリフレクタ4および導光板
2の入射端面部2aとの間に緩衝性と防耐性および絶縁
性を有する無色透明な膠化体5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源とリフレク
タおよび導光板の入射端面部との間に膠化体を介在する
もので、光源から導光板に入射する直接光以外の光を効
率良く反射させ、さらにリーク電流を激小させるととも
に外力等の衝撃を回避することを可能にする平面照明装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平面照明装置としては、実開平6
−37805号公報に開示されるように、蛍光ランプの
放電状態の不安定を防止する目的で、蛍光ランプとリフ
レクタにおける細管の蛍光ランプの両電極の中間に対
し、蛍光ランプの外径にほぼ等しい内径と、リフレクタ
の内寸にほぼ等しい外径に成形したリングを設けたもの
が知られている。
【0003】また、実開平4−87626号公報に開示
されるように、線状の光源が光源を覆う内面が反射面で
ある管ホルダ(リフレクタ)との間に隙間を生ずるよう
に配置され、光源の長手方向における両端部の領域と両
端部の領域の間に位置する中央部の領域に光源の外周部
分に非導電性の合成樹脂又はゴム等からなるOリング等
の弾性部材を設けて光源からの光を有効に利用し、しか
も電流のリークを生じないようにしたものが知られてい
る。
【0004】さらに、導光板入射端面部と線状光源との
間隔を一定に保つ目的で、線状光源の長手方向における
両端部に設けたリード線の被覆を兼ね備えたホルダーゴ
ムと線状光源の有効発光長以外との間に、リフレクタ形
状と導光板の入射端面部形状とに合わせた半月形のゴム
ホルダを設けたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
線状光源に代表される冷陰極管(CFL)は、使用する
液晶表示装置等の軽量化、小型化の要求が進むに伴い、
同様に軽量化や小型化の求めに対し管径の細管化、管厚
の薄肉厚化が進み、さらに液晶表示部の拡大化により線
状光源の伸長化とともに高輝度化、低電力化に対応させ
た2重管の使用が進むにつれ以下のような課題がある。
【0006】実開平6−37805号公報に開示される
ように、蛍光ランプとリフレクタにおける細管の蛍光ラ
ンプの両電極の中間に蛍光ランプの外径にほぼ等しい内
径と、リフレクタの内寸にほぼ等しい外径に成形したリ
ングを設ける構成では、細い管状の蛍光ランプの両電極
の中間のみにリングを設けるので特に管長が長くなる程
集中応力がかかってしまう課題がある。
【0007】また、リフレクタの内寸にほぼ等しい外径
に成形したリングを設けるために、リフレクタ等に外力
を受けた時に導光板の入射端面部にリングと点接触して
いる中間部に外力を受けてしまう課題がある。
【0008】さらに、実開平4−87626号公報に開
示されているように、光源からの光を有効に利用し、し
かも電流のリークを生じさせないために、線状の光源が
光源を覆う内面が反射面である管ホルダ(リフレクタ)
との間に隙間を生ずるように配置され、光源の長手方向
における両端部の領域と両端部の領域の間に位置する中
央部の領域に光源の外周部分に非導電性の合成樹脂又は
ゴム等からなるOリング等の弾性部材を設ける場合は、
管長が長い線状光源では光源の長手方向における両端部
の領域と両端部の領域の間に位置する中央部の領域のみ
に合成樹脂又はゴム等からなるOリング等の弾性部材を
設けても集中応力がかかってしまう課題がある。
【0009】また、単に弾性部材では、一般にOリング
等はJIS Aの測定方法でショア50程度の硬度を有
するので衝撃力のような短時間に大きな力が加わった時
に外力を吸収できずにOリングを通して導光板に外力を
与えてしまう課題がある。
【0010】また、導光板入光端面と線状光源との間隔
を一定に保つ目的で、線状光源の長手方向における両端
部に設けたリード線の被覆を兼ね備えたホルダーゴムと
線状光源の有効発光長以外との間に、リフレクタ形状と
導光板の入光端面形状とに合わせた半月形のゴムホルダ
等を用いた場合には、ホルダーゴムと線状光源の有効発
光長とが接近している時に用いることができない課題が
ある。
【0011】さらに、リフレクタ形状と導光板の入射端
面部形状の種類に対応させた各種の半月形のゴムホルダ
を製作しなければならない課題がある。
【0012】このように、従来の線状光源にスペイサ的
に用いられたものは、非電導性なゴム等の材質で何れも
電気的、弾性力に優れているが緩衝性があまりなく衝撃
力等に対し外力を伝えてしまうとともに線状光源と合い
対する間隙に対しての自由度をなくし、ゴム等によって
光源からの光を遮光してしまう課題がある。
【0013】また、これら上記の弾性体では細径管や薄
肉厚管および2重管のように小さな応力や衝撃および管
両端にかかる力のアンバランス、歪み量等によって破損
する課題がある。
【0014】そこで、本発明は、上記のような課題を解
決するためなされたものであり、その目的は線状光源
(冷陰極管等)とリフレクタおよび導光板の入射端面部
との間に緩衝性と防振性および絶縁性を有する無色透明
な膠化体を設け、光学的には線状光源からの光やリフレ
クタ等からの反射光を無駄なく導光板に入射し、機械的
には線状光源に加わる振動、圧力やショック等を三次元
的に分散させて衝撃力を吸収して導光板の入射端面部お
よび導光板本体に与えないようにし、電気的にはリーク
電流を抑えることのできる平面照明装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。請求項1の発明は、光源3と、該光源3か
らの光を導く入射端面部2aと一方向に光を出射する表
面部2eとを有する導光板2と、前記光源3の前記入射
端面部2a以外の光を反射して前記導光板2の前記入射
端面部2aに再入射させるリフレクタ4とを備えた平面
照明装置1において、前記光源3と前記リフレクタ4お
よび前記入射端面部2aとの間に密着する膠化体5を介
在することを特徴とする。
【0016】請求項1の発明に係る平面照明装置1は、
光源3とリフレクタ4および入射端面部2aとの間に密
着する膠化体5を介在するので、光源の位置を一定に保
ち、光源からの光やリフレクタ等からの反射光を透過し
無駄なく導光板に入射端面部から導くことができる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の平面照明装
置1において、前記膠化体5はJIS C2123に準
拠する測定方法での体積抵抗を1×1015Ω・cm〜
1.5×1015Ω・cmおよび絶縁破壊強度を12〜1
7KV/mmを有するとともに無色透明で屈折率が約
1.4〜1.7からなり、前記光源3からの光や反射光
を伝送し、且つ圧縮永久歪率が3〜5%からなり、JI
S K2207に準拠する測定方法での針入度が100
〜170(10〜17mm)の硬度を有し、前記光源3
と前記リフレクタ4とにかかる圧力を三次元的に分散さ
せることを特徴とする。
【0018】請求項2の発明に係る平面照明装置1によ
れば、膠化体5にJIS C2123に準拠する測定方
法での体積抵抗を1×1015Ω・cm〜1.5×1015
Ω・cmおよび絶縁破壊強度を12〜17KV/mmを
有するとともに無色透明で屈折率が約1.4〜1.7か
らなり光源3からの光や反射光を伝送し、且つ圧縮永久
歪率が3〜5%からなり、JIS K2207に準拠す
る測定方法での針入度が100〜170(10〜17m
m)の硬度を有し光源3とリフレクタ4とにかかる圧力
を三次元的に分散させるので、リーク電流を抑え、光源
からの光を無駄なく入射端面部に導くことができるとと
もに外部からの振動や圧力およびショック等を光源や導
光板に与えないようにすることができる。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2の平面
照明装置1において、前記膠化体5は前記光源3のガラ
ス部または/および端子部の任意の部分に任意の長さに
設けることを特徴とする。
【0020】請求項3の発明に係る平面照明装置1によ
れば、膠化体5を光源3のガラス部または/および端子
部の任意の部分に任意の長さに設けるので、リーク電流
や集中応力および衝撃力等に対して設計の自由度を広げ
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。本発明は光源(冷陰極管等)と
リフレクタおよび導光板の入射端面部との間に緩衝性や
防振性等を有する無色透明の膠化体を用い、光学的およ
び機械的に安定性と信頼性のある平面照明装置を提供す
るものである。
【0022】図1は本発明に係る平面照明装置の断面
図、図2は本発明に係る平面照明装置の平面図である。
【0023】図1および図2に示すように、平面照明装
置1は、導光板2と光源3とリフレクタ4と膠化体5お
よび反射体6とを備えて概略構成される。
【0024】導光板2は、光源3に対面して光源3から
の光を導く入射端面部2a、入射端面部2aに対面する
反射端面2b、側面部2c、2d、光を一方向に出射す
る表面部2e、表面部2eに対面する裏面部2fを有す
る矩形状をなしている。導光板2は、屈折率が1.4〜
1.7程度の透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカ
ーボネート(PC)などで形成され、表面部2eや裏面
部2fには図示しない微小の凸状部や凹状部が施されて
いる。これにより、導光板2の入射端面部2a近傍に設
けた線状の光源3からの光は凸状部や凹状部で反射、拡
散や偏向を行い、さらに裏面部2fの外部に漏れた光は
裏面部2fの下側に設けた反射体6により上方に反射し
て表面部2eから外部に出射する。
【0025】また、導光板2は、内部を直進した光を反
射端面部2bに設けた反射体6で再度導光板2に戻し、
表面部2eの凸状部や凹状部、および裏面部2fの凸状
部や凹状部で再び偏向、拡散等を繰り返して表面部2e
から外部に出射する。
【0026】光源3は、線状の冷陰極管(CFL)等か
らなり単管、2重管等で形状も直状、L状、コ状など有
り、さらに直径も一般的にφ1.6〜φ4.8程度の各
種色々なものがあり、これら光源3を導光板2の入射端
面部2a近傍に設け、直接光は直接または膠化体5を透
過して導光板2の入射端面部2aから導光板2内に入射
し、他の光はリフレクタ4で反射され直接または膠化体
5を透過して導光板2内に再度入射する。
【0027】また、光源3は、光の最大効率の良い導光
板2の入射端面部2aとの距離等の位置を膠化体5によ
って一定に位置決めして固定する。さらに、光源3は、
両端部に電極リード7を有しており、リーク電流等を考
慮に入れ、その両端部が膠化体5によって一定に位置決
めして固定されている。
【0028】リフレクタ4は、白色の絶縁性材料をシー
ト状にしたものや、このシートにアルミニウム等の金属
を蒸着したもの、さらに白色シート間に金属をサンドイ
ッチしたシート等からなり、導光板2の入射端面部2a
と線状の光源3とを包囲し、線状の光源3から導光板2
の入射端面部2aに入光する以外の光を反射し、反射光
を導光板2の入射端面部2aに入射させる。
【0029】また、リフレクタ4は、導光板2の裏面部
2fの下側に設けた反射体6と一緒に、または一体化し
ても良い。
【0030】膠化体5は、無色透明なシリコーン等を主
体にした柔らかいゲル状からなり、そのために光源3の
冷陰極管や導光板2に対してタック性が良いのでよく密
着し、光源3からの光やリフレクタ4によって反射され
た光を外部に漏らさず最大限有効に導光板2の入射端面
部2aに伝送するとともに衝撃力等を三次元的に分散す
るのでわずかな厚さで衝撃を吸収する性能があり、その
ために振動減衰時間が短く微振動まで除去する。
【0031】さらに、膠化体5は、JIS K2207
に準拠する測定方法により、恒温槽にてスレンレス製針
の射入値をダイヤルゲージで読み取った針入度が100
〜170(10〜17mm)の硬度を有しており、柔ら
かさにより光源3の冷陰極管や導光板2どうしに傷を与
えず、外部からの圧力や衝撃力に対して吸収性に優れて
いる。(例えば、外部からリフレクタ4に加わった力を
吸収して光源3の冷陰極管に影響を与えないために、2
次元的に光源3の冷陰極管や導光板2への影響は全くな
い。)
【0032】また、膠化体5は、圧縮永久歪率が3〜5
%であるので一度光源3の冷陰極管の装着を行えば、外
部から衝撃や圧力を受けても最初に設定した位置に戻
る。
【0033】さらに、膠化体5は、屈折率が約1.4〜
1.7であり、導光板2の屈折率(1.4〜1.7程
度)に等しく密着性が良いので導光板2との境界面であ
る入射端面部2aにおいて光源3からの光の反射を防
ぎ、無駄なく光源3の冷陰極管からの光を導光板2に導
く。
【0034】また、膠化体5は、JIS C2123に
準拠する測定方法により、体積抵抗を1×1015Ω・c
m〜1.5×1015Ω・cm、および絶縁破壊強度を1
2〜17KV/mmを有しており、ゴム系の絶縁材料と
同等以上にリーク電流を抑え、さらに図示しない高電
圧、高周波のかかる光源3の冷陰極管の両端部やリード
線接続部等に対しても絶縁破壊強度が高いので高電圧に
耐えられる。
【0035】このように、膠化体5は、光源3の直細の
冷陰極管ガラス部や端子部等の任意の部分に任意の長さ
に自由に設けることができる。そして、膠化体5は、体
積抵抗や絶縁破壊強度が高いためリーク電流等を抑える
ことができる。しかも、膠化体5は、密着性が良く屈折
率が導光板2と同等のため、光源3からの光を導光板2
に漏れなく入射し、柔らかな弾力により外力や集中応力
および衝撃力等を吸収して光源3の保護等を行うことが
できる。また、膠化体5は、圧縮永久歪率が少ないの
で、常に一定位置に光源3を保つことができ、設計の自
由度が広げられる。
【0036】反射体6は、導光板2の裏面部2fの下方
面と反射端面部2bおよびこれらと接続する図示しない
側面部の近傍に接触するように設け、光源3からの光が
導光板2内に入射し、導光板2の表面部2eや裏面部2
fに施した凸状部や凹状部によって反射、拡散や偏向を
行い、裏面部2fから外部に漏れた光を上方に反射して
表面部2eから外部に出射するようにする。
【0037】また、反射体6は、導光板2の内部を直進
し反射端面部2bに達した光を反射して再度導光板2に
戻し、表面部2eの凸状部や凹状部で、および裏面部2
fの凸状部や凹状部で再び偏向、拡散等を繰り返して反
射体6に入射した光を全て導光板2の表面部2eの外部
に出射する。
【0038】そして、上記平面照明装置1において、線
状の光源3(冷陰極管等)とリフレクタ4および導光板
2の入射端面部2aとの間に密着して設けられる膠化体
5は、絶縁性が優れ緩衝性、密着性および防振性を有す
る無色透明な部材なので、光学的、電気的要素から冷陰
極管の何処の部分でも制約なく設けられる。これによ
り、光源3からの光やリフレクタ4等からの反射光を無
駄なく導光板2に入射し、外部から光源3に加わる振
動、圧力やショック等を三次元的に分散させて衝撃力を
吸収し、導光板2本体や入射端面部2aに与えないよう
にすることができる。
【0039】図3(a),(b)は、本発明の実施した
膠化体の伝達特性図および温度依存図である。なお、図
3(a)は各周波数に対応した伝達率(dB)を示す。
また、図3(b)は温度に対する複素せん断弾性率(P
a)を示す。
【0040】膠化体5は、図3(a)に示すように、J
IS K2207に準拠する測定方法での針入度が10
0〜170(10〜17mm)程度の柔らかな硬度によ
り平面照明装置1に外部から受けた衝撃等を柔らかく受
け、その力を留めずにすぐに伝達し、特に低周波領域
(10Hz程度の振動を15dBで伝達)の伝達率に優
れ、また受けた力を三次元的に分散させるために伝達さ
れた力を急激に減衰する。
【0041】また、膠化体5は、圧縮永久歪率が3〜5
%程度のために復元性に優れ、外部から受けた衝撃や圧
力に対しても元の位置に戻る形状追従性があるので、常
に定位置に光源の維持ができるとともに振動減衰時間が
短いので微振動に対する振動も吸収する。
【0042】膠化体5は、図3(b)に示すように、温
度−20℃〜100℃までの範囲において温度が変わっ
ても損失率が無く(損失係数tanδ=1.5〜1程
度)、同様に複素剪断弾性率等(複素剪断弾性率Pa=
3.5×104 〜4×104 程度)の動的粘弾性(柔ら
かさ、防振性、反発弾性等)が変わらず安定に定位置に
光源の維持ができる。なお、本実施の形態の膠化体5に
は、シーゲル(株)製のαタイプの類似なものを用い
た。
【0043】このように、膠化体5は、光源に対し外部
からの衝撃等を柔らかく受け、伝達率に優れ、力を留め
ずに受けた力を三次元的に分散させるとともに復元性に
優れ、さらに損失率や複素剪断弾性率等の温度依存性が
ないので、モバイル情報機器や自動車搭載等に用いられ
る平面照明装置における振動や温度変化等の使用環境に
対応できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に係る平面照明装置は、光源とリフレクタおよび導光板
の入射端面部との間に密着する膠化体を介在する構成な
ので、光源の位置を一定に保ち、光源からの光やリフレ
クタ等からの反射光を透過し、導光板に対して入射端面
部から光を無駄なく導くことができ、明るく安定な光源
が得られる。
【0045】請求項2に係る平面照明装置は、膠化体に
JIS C2123に準拠する測定方法での体積抵抗を
1×1015Ω・cm〜1.5×1015Ω・cmおよび絶
縁破壊強度を12〜17KV/mmを有するとともに無
色透明で屈折率が約1.4〜1.7からなり、光源から
の光や反射光を伝送し、且つ圧縮永久歪率が3〜5%か
らなり、JIS K2207に準拠する測定方法での針
入度が100〜170(10〜17mm)の硬度を有
し、光源とリフレクタとにかかる圧力を三次元的に分散
させる。これにより、リーク電流を抑え、光源からの光
を無駄なく導光板の入射端面部に導くことができるとと
もに外部からの振動や圧力およびショック等を光源や導
光板に与えないようにすることができ、さらに小さな応
力でも吸収し歪みの発生をなくすことができ、余分な電
力消費もなく経済性や安全性に優れるとともに機動性に
対応した平面照明装置が得られる。
【0046】請求項3に係る平面照明装置は、膠化体を
光源のガラス部または/および端子部の任意の部分に任
意の長さに設けるので、リーク電流や集中応力および衝
撃力等に対して設計の自由度が広げることができ、経済
性、生産性の向上を図ることができる。
【0047】このように、光源とリフレクタおよび導光
板の入射端面部との間に設けた柔らかで圧縮永久歪率が
小さく、外力を三次元的に分散する無色透明な膠化体に
よって、外部からの衝撃や圧力を吸収する衝撃吸収性能
に優れ、タック性が良く抗原とリフレクタおよび導光板
とを密着させるとともに光源の電極部のような凹凸した
部分にフィットし、さらに振動に対し振動減衰時間が短
く微振動まで除去し、外部から衝撃や圧力を受けても最
初に設定した位置に戻る形状追従性があり、常に安定し
た位置を確保でき機械的に安全であるとともに鮮明で安
定した光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平面照明装置の断面図
【図2】本発明に係る平面照明装置の平面図
【図3】(a),(b)本発明の実施した膠化体の伝達
特性図および温度依存図
【符号の説明】
1…平面照明装置、2…導光板、2a…入射端面部、2
b…反射端面部、2c,2d…側面部、2e…表面部、
2f…裏面部、3…光源、4…リフレクタ、5…膠化
体、6…反射体、7…電極リード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの光を導く入射端面
    部と一方向に光を出射する表面部とを有する導光板と、
    前記光源の前記入射端面部以外の光を反射して前記導光
    板の前記入射端面部に再入射させるリフレクタとを備え
    た平面照明装置において、 前記光源と前記リフレクタおよび前記入射端面部との間
    に密着する膠化体を介在することを特徴とする平面照明
    装置。
  2. 【請求項2】 前記膠化体はJIS C2123に準拠
    する測定方法での体積抵抗を1×1015Ω・cm〜1.
    5×1015Ω・cmおよび絶縁破壊強度を12〜17K
    V/mmを有するとともに無色透明で屈折率が約1.4
    〜1.7からなり、前記光源からの光や反射光を伝送
    し、且つ圧縮永久歪率が3〜5%からなり、JIS K
    2207に準拠する測定方法での針入度が100〜17
    0(10〜17mm)の硬度を有し、前記光源と前記リ
    フレクタとにかかる圧力を三次元的に分散させることを
    特徴とする請求項1記載の平面照明装置。
  3. 【請求項3】 前記膠化体は前記光源のガラス部または
    /および端子部の任意の部分に任意の長さに設けること
    を特徴とする請求項1又は2記載の平面照明装置。
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JP2006164564A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Hitachi Chem Co Ltd 面光源装置及び面光源装置の組み立て方法

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