JP2000111369A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JP2000111369A
JP2000111369A JP10282427A JP28242798A JP2000111369A JP 2000111369 A JP2000111369 A JP 2000111369A JP 10282427 A JP10282427 A JP 10282427A JP 28242798 A JP28242798 A JP 28242798A JP 2000111369 A JP2000111369 A JP 2000111369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量変動があっても流量計測の精度を確保す
ること。 【解決手段】 流量算出手段4の測定値に変動がある場
合に流路8の流量ゼロ時の流量を測定するオフセットキ
ャンセル量測定のタイミングが到来しても、オフセット
量の測定を行わないようにしている。これによって流量
変動がある時にオフセット量の測定を行い、誤ったオフ
セット量を以降の流量計測の補正に用いることを防ぐこ
とが出来、流量計測の精度を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスなどの流量を計
測する流量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の流量計測装置は図8に示
すように流体管路1の一部に熱式のフローセンサのよう
な流量検出手段2を備え、制御手段7の信号によって流
量計測を開始し、その出力信号を信号処理手段10で増
幅あるいはデジタル化し、流量算出手段により流量を算
出する。このように電子的に流量を計測する際、流路を
流れる実際の流量がゼロでも信号処理手段10を構成す
る電子部品の様々な要因(特性、バラツキ等)により、
その流量算出結果がある値(オフセット量)を示すこと
がある。
【0003】この値は本来の流量値に上乗せされて出力
され、その値自体が誤差となり流量計測の精度を低下さ
せる。そのため、これを補正し精度を確保するために一
般に流路の上流側に設けられる流路開閉手段を閉じて流
路の流量をゼロにして計測した流量測定値を、以後(流
路開閉手段を開に戻した状態)の流量測定値からキャン
セルしていた。
【0004】そして、このような流量ゼロ時の流量計測
(ゼロ点補正量計測)を一定時間毎または、一定積算流
量に達する毎に行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
家庭用のガス消費量を計量するガスメーターでは、流路
開閉手段は一般に流路の上流側に設けられ、流路開閉手
段を閉じても近くでガスエンジンが運転されると圧力変
動により流量がゼロにはならない。このような状態で流
量を計測しても圧力変動による流量を計測するため、流
路開閉手段を開状態に戻した後の流量計測値からこの流
量測定値をキャンセルしても前述の回路のオフセット量
をキャンセルできず、むしろ測定精度を低下させる原因
となる。
【0006】また、流体中に超音波を送信又は受信する
送受信器の間の超音波の伝搬時間より流量を検出する流
量測定装置に於いて、超音波の受信波の電圧レベルが変
動している不安定な状態に、ゼロ点の補正量の計測を行
うと上記の場合と同様に以降の流量測定精度を低下させ
る可能性がある。
【0007】従って、ゼロ点補正量の計測を正しく行い
測定精度を向上させるには、上記のようなゼロ点補正量
の計測に適さない状態を認識し、正しくゼロ点補正量の
計測が行える状態の時のみ、補正量の計測を行うことが
課題となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、流路を開閉する流路開閉手段と、流体の流量
を検出する流量検出手段と、前記流路開閉手段が閉時の
流量検出手段の測定値を記憶する誤差記憶手段と、前記
流量検出手段の測定値と誤差記憶手段の記憶値とから流
量を補正する流量補正手段と、前記流路開閉手段の制御
と流量検出手段の計測を開始させる制御手段とを有した
ものである。上記発明によれば周期検出手段により流れ
の変動を検出していないときに制御手段により流路開閉
手段を閉じて、流量検出手段による流量の測定値を誤差
記憶手段に記憶する。そして、流量補正手段により誤差
記憶手段と流量検出手段との値から流量を補正するよう
ようにしたものであり、以降の流量測定において回路の
オフセット量をキャンセル出来、流量計測の精度を向上
することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る流量計測
装置は流路を開閉する流路開閉手段と、流体の流量を検
出する流量検出手段と、前記流路開閉手段が閉時の流量
検出手段の測定値を記憶する誤差記憶手段と、前記流量
検出手段の測定値と誤差記憶手段の記憶値とから流量を
補正する流量補正手段と、前記流量検出手段からの入力
により前記流路開閉手段の制御と流量検出手段の計測を
開始させる制御手段とを有するものである。そして、流
量検出手段に於いて流量変動があると判断した場合に
は、流量検出手段の流量測定値の補正を行うための流路
の流量ゼロ時の流量を測定するオフセットキャンセル量
測定のタイミングが到来しても、オフセット量の測定を
行わないようにしたもので、それにより家庭用のガスメ
ータ等では近くでガスエンジンが使用され、流量変動が
ある時にオフセット量の測定を行い、誤ったオフセット
量を以降の流量計測の補正に用いることを防ぐことが出
来、流量計測の精度を確保することが出来る。
【0010】本発明の請求項2に係る流量計測装置は流
路を開閉する流路開閉手段と、流体の流量を検出する流
量検出手段と、前記流量検出手段の測定値の変動に基づ
いて周期を検出する周期検出手段と、前記流路開閉手段
が閉時の流量検出手段の測定値を記憶する誤差記憶手段
と、前記流量検出手段の測定値と誤差記憶手段の記憶値
とから流量を補正する流量補正手段と、前記流路開閉手
段の制御と流量検出手段の計測を開始させる制御手段と
を有するものである。そして、流量検出手段の測定値よ
り周期検出手段が流量の変動周期を検出し、その値が所
定の値を超えた場合に流量のオフセットキャンセル量の
測定タイミングが到来しても、オフセット量の測定を行
わないようにしたもので、請求項1の流量計測装置と同
様に流量計測の精度を確保することが出来る。
【0011】本発明の請求項3に係る流量計測装置は流
路を開閉する流路開閉手段と、流体の流量を検出する流
量検出手段と、流体の流量変動を検出する流量変動検出
手段と、前記流路開閉手段が閉時の流量検出手段の測定
値を記憶する誤差記憶手段と、前記流量検出手段の測定
値と誤差記憶手段の記憶値とから流量を補正する流量補
正手段と、前記流量検出手段、流量変動検出手段からの
入力により前記流路開閉手段の制御と流量検出手段の計
測を開始させる制御手段とを備えたものである。
【0012】そして、流量変動検出手段が検出した流量
の変動が所定以上であれば流量のオフセットキャンセル
量の測定タイミングが到来しても、オフセット量の測定
を行わないようにしたもので、請求項1の流量計測装置
と同様に流量計測の精度を確保することができる。
【0013】本発明の請求項4に係る流量計測装置は、
制御手段は流量検出手段の測定値に基づいて、流量変動
検出手段を起動させるようにしたものである。そして、
流量検出手段の測定値に基づいて流量変動検出手段を起
動させるので、流量変動があったときのみ流量変動検出
手段を作動させればよく請求項1の流量計測装置と同様
に流量計測の精度を確保しながら、かつ低消費電力とす
ることができる。
【0014】本発明の請求項5に係る流量計測装置は、
流量変動手段は流体の圧力変動を検出する圧力検出器か
ら構成される。そして流量変動手段により周期的な圧力
変化の大きさが所定レベルを越えたときに、制御手段に
オフセット量測定禁止信号を出力し、流量のオフセット
キャンセル量の測定タイミングが到来しても、オフセッ
ト量の測定を行わないようにしたもので、請求項1の流
量計測装置と同様に流量計測の精度を確保することが出
来る。
【0015】本発明の請求項6に係る流量計測装置は、
流量検出手段は、流体中に超音波を送信又は受信する送
受信器の間の超音波の伝搬時間より流量を検出する。そ
して、流量変動検出手段により周期的な流量の変動を検
出し、その変動値がある値を超えた場合に流量のオフセ
ットキャンセル量の測定タイミングが到来しても、オフ
セット量の測定を行わないようにしたもので、請求項1
の流量計測装置と同様に流量計測の精度を確保すること
が出来る。
【0016】本発明の請求項7に係る流量計測装置は、
流路を開閉する流路開閉手段と、流体中に設けられ超音
波信号を送信または受信する第1送受信器及び第2送受
信器と、前記第1送受信器から前記第2送受信器に送信
する第1送信モードと前記第2送受信器から前記第1送
受信器に送信する第2送信モードと変更する切換手段
と、受信波形を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の増
幅度の変化を監視する増幅監視手段と、第1、第2送信
モードのそれぞれ伝搬時間を計測する計時手段と、前記
計時手段のそれぞれの計時値の差に基づいて流量を検出
する流量検出手段と、流体の流量変動を検出する流量変
動検出手段と、前記流路開閉手段が閉時の流量検出手段
の測定値を記憶する誤差記憶手段と、前記流量検出手段
の測定値と誤差記憶手段の記憶値とから流量を補正する
流量補正手段と、前記増幅度監視部、流量検出手段から
の入力により流路開閉手段の制御と流量検出手段の計測
を開始させる制御手段とを有するものである。そして、
増幅監視手段により増幅手段の増幅度の変化を検出し、
増幅度の変化がある場合にはオフセットキャンセル量の
測定を行わないようにしたもので、流量の変化、圧力ま
たは温度の変化により増幅手段の増幅度が変化した時に
オフセット量の測定を行い、誤ったオフセット量を以降
の流量計測の補正に用いることを防ぐことが出来、流量
計測の精度を確保することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1の流
量計測装置を示すブロック図である。
【0019】図1において、流路8の流れの中に、例え
ば発熱体の温度変化によって流量を検出する熱式フロー
センサのような流量検出部2を配置する。制御手段7の
信号によって流量検出部2を加熱させ、流量検出部2の
出力信号を信号処理手段10で増幅、フィルタ、あるい
はA/Dコンバータでデジタル化する。この信号処理手
段10の信号は流量算出手段4で流路8の大きさや流量
サンプリングの時間などを考慮して流量値に変換され
る。前記流量検出部2、信号処理手段10、流量算出手
段4とで流量検出手段21を構成している。流路8内の
流れが安定している場合、すなわち大きく変動していな
い状態では、低消費電力化をはかるため流量サンプリン
グは数秒間に1回行われている。この状態で制御手段7
により一定時間経過または一定の積算流量を測定する毎
に、流路開閉手段1を閉じて、その時の流量算出手段4
の値を流量ゼロ時のオフセット量として誤差記憶手段5
に記憶して、流量補正手段6により以降の流量算出手段
4の流量値よりキャンセルする。
【0020】しかし流路8内の流れに周期的な変動があ
る場合には、図2に示すように流量測定値がQ1、Q2、
Q3のように変動が生じる。そこで流量検出手段4にお
いて流量測定値Q1〜Q3までの変動値が所定レベルより
大きく流量変動があると判断したときは、オフセット量
算出禁止の信号を制御手段7に出力し、これにより制御
手段7では前述の流量ゼロ時の測定タイミングが到来し
ても、この測定は実行せず誤差記憶手段5の記憶値の更
新は行わない。このように、流量オフセットのキャンセ
ルのための流量誤差記憶手段5の記憶値は流量変動の少
ないときに限り更新されるものである。それにより、近
くでガスエンジンが使用され、流量変動の大きい場合に
誤差記憶手段5の記憶値が更新され、それ以降の流量の
測定値に影響することはない。
【0021】(実施例2)図3は本発明の実施例2の流
量計測装置のブロック図である。実施例1と異なるとこ
ろは、流量検出手段の測定値の変動に基づいて周期を検
出する周期検出手段を設けた点にある。すなわち、図2
に示すように流量検出手段の測定値の変動所定レベルよ
り大きい流量変動がある判断した場合には、図4に示す
ように小さい周期でt0〜tnまで流量サンプリングを
行う。このサンプリングにより周期検出手段3で周期T
を求め、この周期Tが所定より大きい値であればオフセ
ット量算出禁止の信号を制御手段7に出力する。制御手
段7ではこれにより、実施例1で述べた制御手段7によ
る流量ゼロ時の測定タイミングが到来しても、オフセッ
ト量の測定は実行せず、従って誤差記憶手段5の記憶値
の更新も行わない。
【0022】つまり誤差記憶手段5の記憶値の更新は周
期検出手段3よりオフセット量算出禁止信号が出力され
ていない流量の変動が少ない場合に限られる。こうする
事により、流量変動の大きい場合に誤差記憶手段5の記
憶値を更新して、それ以降の流量の測定値に影響すると
いうことはなくなる。
【0023】(実施例3)図5は本発明の実施例3の流
量計測装置のブロック図である。実施例1と異なるとこ
ろは、流れの変動を直接検出する検出器を設けた点にあ
る。すなわち流路8の流れの中に流量変動検出手段11
を設ける。この流量変動検出手段11によって周期的な
流量の変動を検出し、その変動値がある値を超えた場合
には、その旨のオフセット量算出禁止の信号を制御手段
7に出力し、制御手段7ではこれにより、実施例1で述
べた制御手段7による流量ゼロ時の測定タイミングが到
来しても、オフセット量の測定は実行せず、従って誤差
記憶手段5の記憶値の更新も行わない。つまり、誤差記
憶手段5の記憶値の更新は流量変動検出手段11よりオ
フセット量算出禁止信号が出力されていない流量の変動
が少ない場合に限られる。こうする事により、流量変動
の大きい場合に誤差記憶手段5の記憶値を更新して、そ
れ以降の流量の測定値に影響するということはなくな
る。
【0024】流量変動検出手段11として圧力検出器を
使用することができる。圧力検出器は流路8内の圧力を
検出し、圧力変動と流量変動の関係をあらかじめ求めて
おけば流量変動の大きさに換算でき、周期的な圧力変化
の大きさが所定レベルを越えたときに、制御手段7にオ
フセット量測定禁止信号を出力する。
【0025】圧力検出器が流体の供給圧力の異常や流路
8から外部への漏洩を検出するために設けられている場
合には兼用することもできる。また、流量変動検出手段
11は常時流体の変動を監視している必要はなく、流量
算出手段4によって周期的な変動がある場合のみ変動を
監視すればよい。すなわち、図6に示すように流量算出
手段4によって流量が周期的な変動を起こしたと判断さ
れたとき、制御手段7で流量変動検出手段11を起動し
て流路を流れる流体の変動を測定する。そして、流量変
動検出手段11により周期的な流量の変動を検出し、そ
の変動値がある値を超えた場合には、その旨のオフセッ
ト量算出禁止の信号を制御手段7に出力し、制御手段7
では、流量ゼロ時の測定タイミングが到来しても、オフ
セット量の測定を実行しない。
【0026】(実施例4)図7は本発明の実施例4を示
すもので、実施例1と異なるところは流量検出手段とし
て超音波を使用している点にある。すなわち図7におい
て、流路8の途中に超音波を送信する第1送受信器11
と受信する第2送受信器12が流れ方向に配置されてい
る。13は第1送受信器11への送信回路、14は第2送
受信器12で受信した信号の増幅回路で、この増幅され
た信号は基準信号と比較回路15で比較され、基準信号
以上の信号が検出されたとき回数設定手段16で設定さ
れた回数だけ繰り返し手段17で、制御手段7で超音波
信号を繰り返し発信する。繰り返しの回数設定手段16
で設定された回数が繰り返されたときの時間をタイマカ
ウンタのような計時手段18で求める。
【0027】次に切操手段19で第1送受信器11と第
2送受信器12の送受信を切り換えて、第2送受信器12
から第1送受信器11すなわち下流から上流に向かって
超音波信号を送信し、この送信を前述のように繰り返
し、その時間を計時する。そしてその時間差から流路の
大きさや流れの状態を考慮して流量算出手段4で流量値
を求める。この流量値が周期的に変動している場合には
オフセット量算出禁止の信号を制御手段7に出力し、こ
れにより制御手段7では前述の流量ゼロ時の測定タイミ
ングが到来しても、オフセット量の測定は実行せず、従
って誤差記憶手段5の記憶値の更新も行わない。
【0028】つまり流量変動検出手段3よりオフセット
量測定の可否の信号が出力され、誤差記憶手段5の記憶
値の更新は流量変動検出手段3よりオフセット量算出禁
止信号が出力されていない流量の変動が少ない場合に限
られる。
【0029】(実施例5)図8は本発明の実施例5を示
すもので、実施例3と異なるところは増幅手段の増幅度
を監視し、制御手段に信号を送出する増幅監視手段を備
えた点にある。すなわち図8において、増幅手段14の
増幅度を監視し、増幅度に変化があればその旨を制御手
段7に知らせる増幅監視手段20が設けられている。
【0030】図8は増幅手段14の動作の説明図であ
る。増幅手段14は第1送受信器11、及び第2送受信
器12で受信した信号が後段の比較手段15において正
確に比較が行われるように、図のように所定の電圧幅に
信号のピーク又は平均値が入るように増幅する。この増
幅度は流体の条件、例えば流量、流体の温度、圧力に変
化がなければほぼ一定である。増幅監視手段20では増
幅手段14の増幅度を監視していて、変化があれば制御
手段7にその旨の信号を出力する。制御手段7ではこの
増幅監視手段20より増幅度に変化があった旨の信号を
入力してから後、一定時間は、流量ゼロ時の測定タイミ
ングが到来しても、この測定を実行せず誤差記憶手段5
の記憶値の更新は行わない。誤差記憶手段5の記憶値が
更新されないので、誤差記憶手段5の記憶値は前回測定
されたオフセット量の測定値のままである。つまり、増
幅手段14の増幅度が何らかの原因で変化した時に、オ
フセットのキャンセルのための流量ゼロ時の測定を行わ
ないようにするものである。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
請求項1に係る流量計測装置は、流量検出手段に於いて
流量変動があると判断した場合には、流量検出手段の流
量測定値の補正を行うための流路の流量ゼロ時の流量を
測定するオフセットキャンセル量測定のタイミングが到
来しても、オフセット量の測定を行わないようにしたも
ので、それにより家庭用のガスメータ等では近くでガス
エンジンが使用され、流量変動がある時にオフセット量
の測定を行い、誤ったオフセット量を以降の流量計測の
補正に用いることを防ぐことが出来、流量計測の精度を
確保できるという効果がある。
【0032】また、請求項2に係る流量計測装置は、流
路の流れの中に設けた流量変動検出手段により周期的な
流量の変動を検出し、その変動値がある値を超えた場合
に流量のオフセットキャンセル量の測定タイミングが到
来しても、オフセット量の測定を行わないようにしたも
ので、請求項1の流量計測装置と同様に流量計測の精度
を確保できるという効果がある。
【0033】また、請求項3に係る流量計測装置は、流
路の流れの中に設けた流量変動検出手段により周期的な
流量の変動を検出し、その変動値がある値を超えた場合
に流量のオフセットキャンセル量の測定タイミングが到
来しても、オフセット量の測定を行わないようにしたも
ので、請求項1の流量計測装置と同様に流量計測の精度
を確保できるという効果がある。
【0034】また、請求項4に係る流量計測装置は、流
量算出手段4によって流量が周期的な変動を起こしたと
判断されたとき、制御手段7で流量変動検出手段11を
起動して流路を流れる流体の変動を検出し、その変動値
がある値を超えた場合に流量のオフセットキャンセル量
の測定タイミングが到来しても、オフセット量の測定を
行わないようにしたもので請求項1の流量計測装置と同
様に流量計測の精度を確保できるという効果がある。
【0035】また、請求項5に係る流量計測装置は、圧
力検出器からなる流量変動検出手段により周期的な流量
の変動を検出し、その変動値がある値を超えた場合に流
量のオフセットキャンセル量の測定タイミングが到来し
ても、オフセット量の測定を行わないようにしたもの
で、請求項1の流量計測装置と同様に流量計測の精度を
確保できるという効果がある。
【0036】また、請求項6に係る流量計測装置は、流
体中に超音波を送信または受信流量算出手段4で流量値
を求める。この流量値が周期的に変動している場合には
流量のオフセットキャンセル量の測定タイミングが到来
しても、オフセット量の測定を行わないようにしたもの
で、請求項1の流量計測装置と同様に流量計測の精度を
確保できるという効果がある。
【0037】また、請求項7に係る流量計測装置は、増
幅監視手段により増幅手段の増幅度の変化を検出し、増
幅度の変化がある場合にはオフセットキャンセル量の測
定を行わないようにしたもので、流量の変化、圧力また
は温度の変化により増幅手段の増幅度が変化した時にオ
フセット量の測定を行い、誤ったオフセット量を以降の
流量計測の補正に用いることを防ぐことが出来、流量計
測の精度を確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における流量計測装置のブロ
ック図
【図2】同装置における流量変動の波形図
【図3】本発明の実施例2における流量計測装置のブロ
ック図
【図4】同装置における周期検出手段の動作を説明する
波形図
【図5】本発明の実施例3における流量計測装置のブロ
ック図
【図6】同装置に於いて流量変動検出装置を制御手段に
より起動する場合を示すブロック図
【図7】本発明の実施例4における流量計測装置のブロ
ック図
【図8】同装置における流量計測装置のブロック図
【図9】従来の流量計測装置のブロック図
【符号の説明】
1 流路開閉手段 4 流量算出手段 5 誤差記憶手段 6 流量補正手段 7 制御手段 8 流路
フロントページの続き (72)発明者 竹村 晃一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CA03 CA10 CB02 CC13 CD11 CD15 CD17 CE02 CE32 CF20 2F035 DA19 EA04 EA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路を開閉する流路開閉手段と、流体の流
    量を検出する流量検出手段と、前記流路開閉手段が閉時
    の流量検出手段の測定値を記憶する誤差記憶手段と、前
    記流量検出手段の測定値と前記誤差記憶手段の記憶値と
    から流量を補正する流量補正手段と、前記流量検出手段
    からの入力により前記流路開閉手段の制御と前記流量検
    出手段の計測を開始させる制御手段とを備えた流量計測
    装置。
  2. 【請求項2】流路を開閉する流路開閉手段と、流体の流
    量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の測定
    値の変動に基づいて周期を検出する周期検出手段と、前
    記流路開閉手段が閉時の前記流量検出手段の測定値を記
    憶する誤差記憶手段と、前記流量検出手段の測定値と前
    記誤差記憶手段の記憶値とから流量を補正する流量補正
    手段と、前記流路開閉手段の制御と前記流量検出手段の
    計測を開始させる制御手段とを備えた流量計測装置。
  3. 【請求項3】流路を開閉する流路開閉手段と、流体の流
    量を検出する流量検出手段と、流体の流量変動を検出す
    る流量変動検出手段と、前記流路開閉手段が閉時の前記
    流量検出手段の測定値を記憶する誤差記憶手段と、前記
    流量検出手段の測定値と前記誤差記憶手段の記憶値とか
    ら流量を補正する流量補正手段と、前記流量検出手段及
    び前記流量変動検出手段からの入力により前記流路開閉
    手段の制御と前記流量検出手段の計測を開始させる制御
    手段とを備えた流量計測装置。
  4. 【請求項4】制御手段は流量検出手段の測定値に基づい
    て、流量変動検出手段を起動させる請求項3記載の流量
    計測装置。
  5. 【請求項5】流量変動検出手段は流体の圧力変動を検出
    する圧力検出器から構成される請求項3又は請求項4記
    載の流量計測装置。
  6. 【請求項6】流量検出手段は、流体中に超音波を送信又
    は受信する送受信器の間の超音波の伝搬時間より流量を
    検出する請求項1記載の流量計測装置。
  7. 【請求項7】流路を開閉する流路開閉手段と、流体中に
    設けられ超音波信号を送信または受信する第1送受信器
    及び第2送受信器と、前記第1送受信器から前記第2送
    受信器に送信する第1送信モードと前記第2送受信器か
    ら前記第1送受信器に送信する第2送信モードを変更す
    る切換手段と、受信波形を増幅する増幅手段と、前記増
    幅手段の増幅度の変化を監視する増幅監視手段と、前記
    第1送信モード及び前記第2送信モードのそれぞれの伝
    搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段のそれぞれ
    の計時値の差に基づいて流量を検出する流量検出手段
    と、前記流路開閉手段が閉時の前記流量検出手段の測定
    値を記憶する誤差記憶手段と、前記流量検出手段の測定
    値と前記誤差記憶手段の記憶値とから流量を補正する流
    量補正手段と、前記増幅度監視部、前記流量検出手段か
    らの入力により前記流路開閉手段の制御と前記流量検出
    手段の計測を開始させる制御手段とを備えた流量計測装
    置。
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