JP2000109107A - 缶用キャップ - Google Patents

缶用キャップ

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JP2000109107A
JP2000109107A JP10299089A JP29908998A JP2000109107A JP 2000109107 A JP2000109107 A JP 2000109107A JP 10299089 A JP10299089 A JP 10299089A JP 29908998 A JP29908998 A JP 29908998A JP 2000109107 A JP2000109107 A JP 2000109107A
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beverage
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Kazuo Urushiya
和夫 漆屋
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OITA KIKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶容器に確実に嵌合して、簡単に外れるよう
なことがなく、しかも缶容器からの取り外しを容易に行
うことのできる缶用キャップを提供する。 【解決手段】 容器本体23の上部の開口部の周縁に、
ワンタッチ開口部18が設けられている天板17の周縁
をかしめて接合し、かしめ部21の直下に縮径部22が
設けられた缶容器15の上部に被せる缶用キャップ10
であって、缶容器15の天板17を覆う円形板部11を
備え、円形板部11の周囲に一体として連接する周壁1
2の下部には、縮径部22に密着嵌合する環状シール部
14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー、ビー
ル、茶、又はジュースの飲料缶や自動車用エンジンオイ
ルを入れるオイル缶等の缶容器の上部に被せて使用する
缶用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】スチールやアルミ等の金属からなる缶容
器の多くは、その天板に設けられたタブを引き起こすこ
とによって飲み口や排出口となるワンタッチ開口部を開
口させるプルタブ方式が一般に採用されている。そし
て、ワンタッチ開口部を一旦開口して内容物を缶容器に
残した場合には、ワンタッチ開口部が開いた状態になっ
ているので、内容物を周囲にこぼさないように取り扱い
を慎重に行わなければならない。例えば、車の運転中で
あれば、車内に準備した固定具等に飲みかけの飲料缶を
配置する必要がある。しかも車内の埃やタバコの煙等が
飲料缶の中の飲料に混入するおそれもあり、また開口前
でもワンタッチ開口部の周囲が汚れて不衛生になること
があった。このため、従来は図5(A)、(B)に示す
ように、開口した飲料缶50の上部を覆う硬いブラスチ
ック製キャップ51を準備し、これを飲料缶50に被せ
ることにより、埃等の混入防止や内容物のこぼれ防止を
図るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
ラスチック製キャップ51を用いて飲料缶50に蓋をす
る従来の方法では、以下の〜に示すような問題があ
った。 プラスチック製キャップ51が硬いプラスチックから
なるので、飲料缶50に確実に密着させることが困難で
ある。このため、タバコの煙や埃等が内部に侵入した
り、プラスチック製キャップ51が外れ易くなったりす
るという欠点があった。 プラスチック製キャップ51と飲料缶50とには、両
者を確実に締結する嵌合機構が備えられていないので、
少しの力で簡単に外れてしまうことが多く、密封の確実
性に乏しいという欠点がある。 プラスチック製キャップ51と飲料缶50との間の隙
間を小さくして、両者の結合を強くした場合、取り外し
を容易にするために、プラスチック製キャップ51の外
周部に着脱用の把手52が設けられることがあるが、こ
の把手52が突出して外観を損ねたり、多数の飲料缶5
0を並べて配置する際に障害となる。 また、前記のケースのようにプラスチック製キャッ
プ51と飲料缶50との間隙を小さくして結合を強化
し、しかも把手52を設けていない場合には、プラスチ
ック製キャップ51を取り外す際に手に引っかかる部分
がないので、手先が滑りやすく着脱が不便である。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、缶容
器に確実に嵌合して、簡単に外れるようなことがなく、
しかも缶容器からの取り外しを容易に行うことのできる
缶用キャップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明の
缶用キャップは、縮径部が設けられた缶容器に被せて使
用する缶用キャップであって、缶容器の天板を覆う円形
板部の周囲に連接する周壁の下部に、缶容器の縮径部に
密着嵌合する環状シール部が設けられている。このた
め、缶用キャップを缶容器の上部に位置付けて周壁の下
部を押し込むことにより、環状シール部が縮径部に密着
嵌合して、円形板部がワンタッチ開口部の設けられた天
板を覆って確実に封止させることができる。従って、缶
容器の移動の際等に内容物がこぼれたり、周囲の埃等が
内容物に混入することがないので、内容物が適正に保持
される。缶容器が飲料缶の場合には、ワンタッチ開口部
が設けられた天板を衛生的に維持させることができる。
【0005】さらに、本発明の缶用キャップにおいて
は、環状シール部の外周部を、その直上部の周壁の外径
より拡径した拡径部を形成させることもできる。この場
合には、缶用キャップを掴んで缶容器から取り外す際
に、この拡径した部分(拡径部)が抵抗となって手先が
滑るようなことが少なく着脱を容易にできる。また、環
状シール部の外側にフランジ又は把手を設けて、缶用キ
ャップの缶容器からの取り外しを容易にすることも可能
である。円形板部の上側に、一部が円形板部に連結され
た引出し把手を設けるようにしてもよい。これによっ
て、引出し把手を掴んで引っ張ることで缶用キャップの
取り外しをさらに容易にすると共に、引出し把手が缶容
器の外周面より外側にはみ出すことがないので、このよ
うな缶用キャップの装着された缶容器を並べる際に相互
間の干渉を少なくでき、コンパクトに配置させることが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1(A)、(B)はそれぞ
れ本発明の第1の実施の形態に係る缶用キャップの平面
図及び側断面図、図2は本発明の第1の実施の形態に係
る缶用キャップの缶容器への装着前の状態の説明図、図
3は同缶用キャップの缶容器への装着状態の説明図、図
4(A)、(B)はそれぞれは本発明の第2の実施の形
態に係る缶用キャップの平面図及び側断面図である。
【0007】本発明の第1の実施の形態に係る缶用キャ
ップについて、その使用形態を示す図1〜図3を参照し
ながら説明する。図1〜図3に示すように缶用キャップ
10は、中央部を形成する略円盤状の円形板部11と、
円形板部11の周縁に連接して配置された円筒状の周壁
12とを有している。そして、周壁12の下端部には、
その円筒状の外径側に向かって突出する拡径部13と内
径側に向かって突出する環状シール部14とが備えられ
ている。円形板部11、周壁12はシリコーンゴムを素
材としており、圧縮成形機や射出成形機等を用いて、こ
れらの全体が一体に成形されて缶用キャップ10が製造
されている。従って、このような缶用キャップ10は適
度の弾力性を有したキャップ用の部材である。
【0008】ここで、円形板部11及び周壁12を一体
に形成させ、かつ確実なシール性を付与させるための材
料には、前記シリコーンゴムの他に、アクリルゴム、ポ
リエチレン、ポリウレタン、又は非塩素系ポリマー等か
ら適度の弾力性を有する合成樹脂を選択して使用するこ
とができる。なお、これらの合成樹脂の表面部分に銅や
銀等の抗菌性成分を分散させたり、あるいは抗菌性成分
を含む塗料等を表面に塗布したりして、缶用キャップ1
0が雑菌等に触れて不衛生になるのを効果的に防止する
ことも可能である。即ち、抗菌作用を有する銀又は銅の
成分を缶用キャップに添加することによって、缶用キャ
ップが空気中の水分と接触し、銀又は銅のイオンが放出
され、雑菌の発生や繁殖を効果的に抑制することができ
る。
【0009】周壁12の外側に向かって突出し、環状シ
ール部14の外周部に形成させる拡径部13は、その断
面が丸味を帯びた形状になっているが、鋸歯状の凹凸等
をその表面に設けるようにして、缶用キャップ10を手
で掴んだ時の摩擦力を大きくし、さらに取り外しの操作
性を向上させることもできる。以上説明したように、周
壁12の下端部に形成される拡径部13と環状シール部
14とは互いに背中合わせに配置されていて、環状シー
ル部14の外周部が、周壁12の外側に向かって突出す
る拡径部13を形成するようになっている。周壁12に
よって囲まれる円形板部11の上面11aは、周壁12
の頂部より0.5〜1.5mm程度低い高さに形成さ
れ、円形板部11の下面11bは、若干凹んで形成され
ている。これによって必要な場合には、円形板部11の
上面11aや、下面11bに宣伝用のシール類等を貼付
しやすくすることができる。また、缶用キャップ10に
は、環状シール部14に対応する外側部分、又は周壁1
2の外側部分に突出して簡単に把持することのできる大
きさ、形状のフランジ又は把手を設けて、缶用キャップ
の取り外しの際の利便性を向上させることもできる。こ
こで、缶用キャップ10の寸法について図2を参照しな
がら説明すると、周壁12上部の外周の直径Aは約6
2.5mmであり、周壁12の内周の直径Bは59.5
mmである。そして、周壁12の下端部に形成される環
状シール部14の最も狭まった部分は上記内周の面より
内側に約0.8〜1.2mmの範囲で突出して形成さ
れ、環状シール部14に背中合わせに形成される外周
部、即ち拡径部13は上記外周の面より約1.1〜1.
5mmの範囲で拡径して形成されている。なお、このよ
うな形状及び寸法は一例を示すものであって、缶用キャ
ップ10が被せられる缶容器の形状によって異なるのは
勿論である。
【0010】続いて、缶用キャップ10が装着される缶
容器の一例である飲料缶15の構成を図1(A)、
(B)及び図2を参照しながら説明する。ジュース、コ
ーヒー等の飲料16が入れられる飲料缶15は円盤状の
天板17の周縁部と容器本体23の上端部とを、容器本
体23の軸まわりに公転させて周縁部を絞り込むための
巻締めロール及び天板部を固定保持させるための巻締め
チャックとを用いて、かしめることによって製造されて
いる。そして、天板17には飲み口となるワンタッチ開
口部18とこれを開口するためのタブ19が設けられて
いる。タブ19はピン20によって天板17上に固定さ
れていて、タブ19を引き上げることにより、タブ19
の基端部側がピン20を支点として押し下げられてワン
タッチ開口部18が開口するようになっている。このワ
ンタッチ開口部18を有する天板17の周縁には外側に
向かって突出するかしめ部21が設けられており、その
直下に縮径部22が形成されている。なお、このような
かしめ部21は天板17と容器本体23との接合部分で
あって、アルミ又はスチールの薄板を深絞り成形して得
られる底付き円筒状の容器本体23の上部の図示しない
開口部の周縁に、別に成形された天板17の周縁をかし
めて接合、密封する際に必然的に形成されるものであ
る。例えば、ジュースを入れる飲料缶15の場合では、
かしめ部21の外径Cが59.5mm、高さHが約2m
mとなっており、缶用キャップ10の環状シール部14
が密着嵌合する縮径部22の最小直径Dは、かしめ部2
1の外径C(59.5mm)よりも1.4〜2.2mm
程度小さくなるように形成されている。
【0011】次いで、ワンタッチ開口部18を開口し
て、飲み残しの飲料16を保持する飲料缶15に缶用キ
ャップ10を被せることにより、周囲の埃やごみ等のワ
ンタッチ開口部18からの侵入を防ぐと共に、飲料16
等のこぼれを防止する方法について、図2と図3を参照
しながら説明する。まず、図2に示すように缶用キャッ
プ10の周壁12の下端12aを、飲料缶15の天板1
7に対向させる。そして、周壁12の環状シール部14
を飲料缶15のかしめ部21に押し入れることにより、
図3に示すように環状シール部14が飲料缶15の縮径
部22に密着して、缶用キャップ10が開口された飲料
缶15の上部にしっかりと固定されるようになってい
る。即ち、缶用キャップ10は適度の弾力性を有する合
成樹脂からなるので、缶用キャップ10を飲料缶15の
上部に位置付けて押し込む際には、この環状シール部1
4が飲料缶15のかしめ部21で一旦広がって弾性変形
し、かしめ部21の直下の縮径部22で復帰して密着嵌
合させることができる。
【0012】これによって、飲料缶15が転倒したり、
大きく揺れたりした場合にも、缶用キャップ10が簡単
に外れてしまうようなことがなく、ワンタッチ開口部1
8の開口後に飲料16のこぼれを防止すると共に、埃等
の混入や付着によって残存する飲料16やワンタッチ開
口部18の周囲が不衛生になるのを防ぐことができる。
さらに、缶用キャップ10の環状シール部14の外周
部、即ち拡径部13は、その直上部の周壁12の外径A
より拡径して形成されているので、缶用キャップ10を
飲料缶15から取り外す際に、缶用キャップ10を手で
掴み易くすることができる。
【0013】なお、開口していない状態のワンタッチ開
口部18を有する缶容器にこのような缶用キャップ10
を装着しておくこともできる。この場合には、運搬中や
保存中におけるワンタッチ開口部18やその周囲への汚
れの付着を防止できると共に、この缶用キャップ10を
用いて、開口後にも残余の飲料16の保存を適正にでき
て便利である。さらに、飲料缶15の天板17を覆う円
形板部11の上面11aに宣伝用のロゴ、アニメキャラ
クター及び/又は文章を予め印刷しておくことも可能で
ある。例えば、各人によって好みの異なるジュース、ビ
ール、お茶等が入れられた多種類の飲料缶のそれぞれ
に、飲料缶提供者等のロゴが表示された缶用キャップ1
0を被せて宣伝効果を発揮させるようなことができる。
また、缶用キャップ10と飲料缶15の天板17との隙
間に、その場で当たる籤やクイズ類が記載された円形又
は矩形のカード、手拭き用のティッシュ又は増量用の砂
糖、香料等を予め収納しておき、購買意欲を喚起させる
ようにしてもよい。この場合には、カード、ティッシュ
等を缶用キャップ10の円形板部11の下面11bに予
め貼り付けて固定しておくようにすると、多数の飲料缶
15に簡単に装着することができる。さらに、缶用キャ
ップ10は透明な合成樹脂を用いて製造し、缶用キャッ
プ10と飲料缶15の天板17との隙間に挿入されるカ
ード等が見えるようにしておくことが好ましい。
【0014】続いて、本発明の第2の実施の形態に係る
缶用キャップ30について、その使用形態を示す図4
(A)、(B)を参照しながら説明する。図4に示すよ
うに缶用キャップ30は、中央部を形成する円形板部3
1と円形板部31の周縁に連接して配置された略円筒状
の周壁32とを有し、その基部が周壁32の内周面側に
連結され、又は一部が円形板部31に連結された、円形
板部31の上面に沿って伸延する引出し把手33(プル
リング)を備えている。円筒状の周壁32の下端部に
は、その円筒状の外側に向かって突出する拡径部34と
内側に向かって突出する環状シール部35とが備えられ
ている。なお、周壁32における拡径部34と環状シー
ル部35とは、第1の実施の形態で説明した周壁12に
おける拡径部13、環状シール部14とほぼ同様の構成
であって、同様の作用効果を有するので、これらの詳し
い説明は省略する。
【0015】引出し把手33は、缶容器の一例であるオ
イル缶36の上部に装着された缶用キャップ30を簡単
に取り外すための例えばポリエチレンからなる部材であ
る。そして、同じくポリエチレンを素材とする円形板部
31、周壁32を含めて、これらが一体に成形されて缶
用キャップ30が製造されるようになっている。周壁3
2の内周面から舌状に伸延する引出し把手33の中央部
には円形若しくは長円形の開口37が設けられていて、
これを掴んだ時の把持性を良好にしている。引出し把手
33は、その基端部が周壁32の内周面側に連結されて
いる場合には、これを引く際に周壁32の一部に力を集
中して付与できるので、缶用キャップ30をオイル缶3
6から容易に取り外すことができる。また、引出し把手
33と円形板部31との間に、例えば手拭き用のティッ
シュやメモカード類等を挟んで挿入しておくこともで
き、従来のような挿入部分のないキャップ51等に較べ
て、缶用キャップ30を使用した場合の利便性を向上さ
せることが可能である。引出し把手33の変形例として
は、引出し把手を矩形板状に形成して、その矩形板の両
端を周壁の内周面にブリッヂ状に連結させ、円形板部3
1の面に対して所定の間隔を有して配置されるようなも
のが可能である。この場合には、引出し把手33のよう
に一端が自由端となっていないので、引出し把手と円形
板部との間にメモカード等を紛失することなく確実に保
持させることができる。
【0016】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこのような実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば、本実施の形態においては、缶容器
としての飲料缶とオイル缶に適用する缶用キャップの例
についてそれぞれ説明したが、本発明の缶用キャップは
これらの用途の缶容器に限定されることなく適用できる
のは勿論である。
【0017】
【発明の効果】請求項1〜4記載の缶用キャップにおい
ては、円形板部の周囲に連接する周壁の下部に、缶容器
の縮径部に密着嵌合する環状シール部が設けられている
ので、缶用キャップを缶容器の上部に位置付けて押し込
むことにより、環状シール部が縮径部に密着嵌合して、
円形板部がワンタッチ開口部の設けられた天板を覆っ
て、確実に封止することができ、簡単に外れるようなこ
ともない。このため、缶容器の移動の際に内容物がこぼ
れたり、周囲の埃等が内容物に混入することがなく、ま
た天板を汚すことなく維持できる。特に、請求項2記載
の缶用キャップにおいては、環状シール部の外周部を、
その直上部の周壁の外径より拡径して形成させるので、
缶用キャップを掴んで缶容器から取り外す際に、この拡
径した部分が抵抗となって手先が滑るようなことが少な
く着脱を容易にできる。また、請求項3記載の缶用キャ
ップにおいては、環状シール部の外側にフランジ又は把
手を設けているので、缶用キャップの缶容器からの取り
はずしを容易に行うことができる。請求項4記載の缶用
キャップにおいては、円形板部の上側に、一部が円形板
部に連結された引出し把手を設けているので、引出し把
手を掴んで引っ張ることで缶用キャップの取り外しをさ
らに容易にすると共に、引出し把手が缶容器の外周面よ
り外側にはみ出すことがなく、このような缶用キャップ
の装着された缶容器を並べる際に相互間の干渉が少なく
コンパクトに配置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第1の実施
の形態に係る缶用キャップの平面図及び側断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る缶用キャップ
の缶容器への装着前の状態の説明図である。
【図3】同缶用キャップの缶容器への装着状態の説明図
である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第2の実施
の形態に係る缶用キャップの平面図及び側断面図であ
る。
【図5】従来例の缶用キャップの使用形態を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 缶用キャップ 11 円形板部 11a 上面 11b 下面 12 周壁 12a 下端 13 拡径部 14 環状シー
ル部 15 飲料缶(缶容器) 16 飲料 17 天板 18 ワンタッ
チ開口部 19 タブ 20 ピン 21 かしめ部 22 縮径部 23 容器本体 30 缶用キャ
ップ 31 円形板部 32 周壁 33 引出し把手 34 拡径部 35 環状シール部 36 オイル缶
(缶容器) 37 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA22 AA23 AB01 AB02 AB03 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC01 CC02 CC03 CC04 DA01 DB13 DB14 DC01 DC02 DC03 DC04 FA09 FC01 FD08 GA08 GB08 GB12 GB13 GB17 HA03 HB01 HC03 HD03 KA12 KA15 KB01 LA02 LA07 LA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上部の開口部の周縁に、ワン
    タッチ開口部が設けられている天板の周縁をかしめて接
    合し、かしめ部の直下に縮径部が設けられた缶容器の上
    部に被せる缶用キャップであって、 前記缶容器の天板を覆う円形板部を備え、該円形板部の
    周囲に一体として連接する周壁の下部には、前記縮径部
    に密着嵌合する環状シール部を設けたことを特徴とする
    缶用キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の缶用キャップにおいて、
    前記環状シール部の外周部は、その直上部の周壁の外径
    より拡径していることを特徴とする缶用キャップ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の缶用キャップにおいて、
    前記環状シール部の外側にフランジ又は把手を設けたこ
    とを特徴とする缶用キャップ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の缶
    用キャップにおいて、前記円形板部の上側には、一部が
    該円形板部に連結された引出し把手が設けられたことを
    特徴とする缶用キャップ。
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