JP2000107827A - 線材加工機における加熱切断方法及び装置 - Google Patents
線材加工機における加熱切断方法及び装置Info
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- JP2000107827A JP2000107827A JP10285622A JP28562298A JP2000107827A JP 2000107827 A JP2000107827 A JP 2000107827A JP 10285622 A JP10285622 A JP 10285622A JP 28562298 A JP28562298 A JP 28562298A JP 2000107827 A JP2000107827 A JP 2000107827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、線材を送り装置から送り出しなが
らコイル状又はその他の形状に曲げ加工する線材加工機
において、曲げ加工された線材を切断部とする部位にお
いて局部加熱して軟化した部分を切断又は集中応力を加
えて容易に分断することを可能として従来の問題点の解
決を図る。 【解決手段】 線材加工機において、曲げ加工された線
材の切断部となる部位にシール熱発生用の正負の電極を
相対して接触させ、通電により発熱し軟化した状態で該
部にねじり力又は剪断を加えて線材の切断を容易に行い
切断用刃物の破損や摩耗を極力防止して寿命を長からし
め、作業性とともに生産性を高めるのに役立つ。
らコイル状又はその他の形状に曲げ加工する線材加工機
において、曲げ加工された線材を切断部とする部位にお
いて局部加熱して軟化した部分を切断又は集中応力を加
えて容易に分断することを可能として従来の問題点の解
決を図る。 【解決手段】 線材加工機において、曲げ加工された線
材の切断部となる部位にシール熱発生用の正負の電極を
相対して接触させ、通電により発熱し軟化した状態で該
部にねじり力又は剪断を加えて線材の切断を容易に行い
切断用刃物の破損や摩耗を極力防止して寿命を長からし
め、作業性とともに生産性を高めるのに役立つ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１本の連続した線
材を、送り装置から間欠的に送り出しながらコイル状又
はその他の形状に曲げ加工する線材加工機の切断装置、
特に熱を加えて切断するようにした加熱切断方法及び装
置に関する。
材を、送り装置から間欠的に送り出しながらコイル状又
はその他の形状に曲げ加工する線材加工機の切断装置、
特に熱を加えて切断するようにした加熱切断方法及び装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】線材加工機、例えばコイルばねを形成す
るコイリングマシンでは、硬度の高いバネ鋼からなる線
材を使用して曲げ加工した後、切断刃物で切断するもの
である。図１に示すように従来のコイリングマシンで
は、線材Ｗを送りローラ１．２で挟圧し回転させること
により線ガイド３を通して前方へ送り出し、線ガイドの
出口部に対向する曲げ加工用の金型４に押し当ててコイ
ル状に巻成した後に芯金と呼ばれる固定刃物１０に対し
てその下にある移動刃物１１を作動させることにより硬
い材料をそのまま切断(剪断)するものである。
るコイリングマシンでは、硬度の高いバネ鋼からなる線
材を使用して曲げ加工した後、切断刃物で切断するもの
である。図１に示すように従来のコイリングマシンで
は、線材Ｗを送りローラ１．２で挟圧し回転させること
により線ガイド３を通して前方へ送り出し、線ガイドの
出口部に対向する曲げ加工用の金型４に押し当ててコイ
ル状に巻成した後に芯金と呼ばれる固定刃物１０に対し
てその下にある移動刃物１１を作動させることにより硬
い材料をそのまま切断(剪断)するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】コイリングマシンの固
定刃物と移動刃物は超硬合金や硬質焼結材料等で高硬度
につくられているが、高度に焼入れされたばね鋼を連続
且つ高速で自動運転されるコイリングマシンにおいて
は、刃物の損傷や破損が特に激しいため、危険性の問題
とともに、寿命が非常に短かい、という問題点を有して
いた。特に近年は、焼入れ硬化により材料の硬度が増々
高く、硬い材料が使用されるようなってきており、切断
作業が大きな問題になっている。
定刃物と移動刃物は超硬合金や硬質焼結材料等で高硬度
につくられているが、高度に焼入れされたばね鋼を連続
且つ高速で自動運転されるコイリングマシンにおいて
は、刃物の損傷や破損が特に激しいため、危険性の問題
とともに、寿命が非常に短かい、という問題点を有して
いた。特に近年は、焼入れ硬化により材料の硬度が増々
高く、硬い材料が使用されるようなってきており、切断
作業が大きな問題になっている。
【０００４】本発明は、高硬度に焼入れされた鋼でも、
摂氏５００度以上に加熱すると性質が急速に変化して軟
化する、という性質を利用して、線材の切断となる一部
分を局部加熱して軟化した部分を切断又は集中応力を加
えて容易に分断することを可能として、前述の問題点を
解決しようとするものである。
摂氏５００度以上に加熱すると性質が急速に変化して軟
化する、という性質を利用して、線材の切断となる一部
分を局部加熱して軟化した部分を切断又は集中応力を加
えて容易に分断することを可能として、前述の問題点を
解決しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における線材加工機の加熱切断方法は、線
材Ｗを上下一対のローラ１．２で挟圧し回転させること
により線ガイド３を通して強制的に送り出し、送り出さ
れた線材を曲げ加工用金型４に押し当てて曲げ加工する
線材加工機において、線ガイド３の出口部３ａにおいて
切断すべく該線材の切断部となる部位ａに、ジュール熱
発生用の正負(＋．−)の一対の電極工具５．６を相対し
て接触させ、通電により発熱し軟化した状態で該部にね
じり又は剪断力を加えて曲げ加工された線材を後続の線
材より分断するものである。
めに、本発明における線材加工機の加熱切断方法は、線
材Ｗを上下一対のローラ１．２で挟圧し回転させること
により線ガイド３を通して強制的に送り出し、送り出さ
れた線材を曲げ加工用金型４に押し当てて曲げ加工する
線材加工機において、線ガイド３の出口部３ａにおいて
切断すべく該線材の切断部となる部位ａに、ジュール熱
発生用の正負(＋．−)の一対の電極工具５．６を相対し
て接触させ、通電により発熱し軟化した状態で該部にね
じり又は剪断力を加えて曲げ加工された線材を後続の線
材より分断するものである。
【０００６】また、本発明における線材加工機の加熱切
断装置は、線材Ｗを上下一対のローラ１．２で挟圧し回
転させることにより線ガイド３を通して強制的に送り出
す装置と、送り出された線材を線ガイドの出口部３ａに
対設された曲げ加工用の金型４に押し当てて曲げ加工す
る装置、及び曲げ加工された線材を線ガイド３の出口部
３ａにおいて切断する切断装置とを備えた線材加工機に
おいて、曲げ加工された線材を切断すべく該線材の切断
部となる部位ａにジュール熱発生用の正負(＋．−)の一
対の電極工具５．６を、切断時に線材と接触して通電に
より発熱するように相対して設けるとともに、切断装置
の固定刃物と移動刃物の間に発熱して軟化した部位が臨
むように線材を送り出して該部にねじり又は剪断力を加
えて分断するように構成してなるものである。
断装置は、線材Ｗを上下一対のローラ１．２で挟圧し回
転させることにより線ガイド３を通して強制的に送り出
す装置と、送り出された線材を線ガイドの出口部３ａに
対設された曲げ加工用の金型４に押し当てて曲げ加工す
る装置、及び曲げ加工された線材を線ガイド３の出口部
３ａにおいて切断する切断装置とを備えた線材加工機に
おいて、曲げ加工された線材を切断すべく該線材の切断
部となる部位ａにジュール熱発生用の正負(＋．−)の一
対の電極工具５．６を、切断時に線材と接触して通電に
より発熱するように相対して設けるとともに、切断装置
の固定刃物と移動刃物の間に発熱して軟化した部位が臨
むように線材を送り出して該部にねじり又は剪断力を加
えて分断するように構成してなるものである。
【０００７】そして、切断装置の固定刃物となる芯金
と、この芯金に対向して移動する移動刃物を正負(＋．
−)の電極として兼用する。
と、この芯金に対向して移動する移動刃物を正負(＋．
−)の電極として兼用する。
【０００８】さらに、切断装置の固定刃物とるな芯金と
この芯金に対向して移動する移動刃物の夫々に、ジュー
ル熱発生用の正負の電極工具５５．５６を併設してこの
電極工具５．６を移動刃物より先に移動して切断部とな
る部位ａに接触し、接触により発熱し軟化した部位を前
記刃物で切断するように構成してなるものである。
この芯金に対向して移動する移動刃物の夫々に、ジュー
ル熱発生用の正負の電極工具５５．５６を併設してこの
電極工具５．６を移動刃物より先に移動して切断部とな
る部位ａに接触し、接触により発熱し軟化した部位を前
記刃物で切断するように構成してなるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１０】図２乃至図５は、コイルばねを成形するコ
イリングマシンであり、同図において、１．２は線材送
りローラで、上下一対のもので線材Ｗを挟圧し回転させ
ることにより線ガイド３を通して強制的に前方へ間欠的
に送り出す。線ガイド３の出口部３ａに対向する位置に
曲げ加工用金型４が配置され、この金型により線材を芯
金１５の回わりにコイル状に曲げ加工する。芯金１５は
固定刃物を兼ねるもので、この芯金に対向する位置(下
位)に移動刃物１６がある。
イリングマシンであり、同図において、１．２は線材送
りローラで、上下一対のもので線材Ｗを挟圧し回転させ
ることにより線ガイド３を通して強制的に前方へ間欠的
に送り出す。線ガイド３の出口部３ａに対向する位置に
曲げ加工用金型４が配置され、この金型により線材を芯
金１５の回わりにコイル状に曲げ加工する。芯金１５は
固定刃物を兼ねるもので、この芯金に対向する位置(下
位)に移動刃物１６がある。
【００１１】ジュール熱発生用の正負(＋．−)の電極工
具５．６は、線材Ｗの切断部となる部位ａに接触する位
置に配置する。図２では、一対の電極工具５．６を芯金
１５と移動刃物１６を利用してこれらを電極として使用
し、移動刃物１６が上昇すると、コイル状に曲げ加工さ
れた線材に接触するように構成されている。従って、い
ま芯金１５と移動刃物１６が線材Ｗの切断部となる部位
ａに接触して通電すると、該部位ａが発熱し軟化され
る。この状態で割り込み工具１７を図７に示すようにコ
イルのピッチ間に割り込ませて押し広げるように作動す
ると、発熱により軟らかくなった部分に回転ねじり応力
が集中する為前記部位ａから破断するに至る。ばね線材
のように高炭素鋼の場合は、赤熱後、冷却されると極端
にもろくなる性質があり、容易に破断される。
具５．６は、線材Ｗの切断部となる部位ａに接触する位
置に配置する。図２では、一対の電極工具５．６を芯金
１５と移動刃物１６を利用してこれらを電極として使用
し、移動刃物１６が上昇すると、コイル状に曲げ加工さ
れた線材に接触するように構成されている。従って、い
ま芯金１５と移動刃物１６が線材Ｗの切断部となる部位
ａに接触して通電すると、該部位ａが発熱し軟化され
る。この状態で割り込み工具１７を図７に示すようにコ
イルのピッチ間に割り込ませて押し広げるように作動す
ると、発熱により軟らかくなった部分に回転ねじり応力
が集中する為前記部位ａから破断するに至る。ばね線材
のように高炭素鋼の場合は、赤熱後、冷却されると極端
にもろくなる性質があり、容易に破断される。
【００１２】図３に示すように芯金１５を上部の固定刃
物にし、これに対応する下部の移動刃物１６とで曲げ加
工された材料を切断する直前に送りを一旦停めて曲げ加
工金型４と下部の移動刃物１６との間に正負(＋．−)の
電極工具５．６を配備して接触させ、同様に通電により
発熱させると、切断部となる部位が局部的に軟らかくな
る。次いで電極工具５．６を後退させた後、さらに線材
Ｗを再送りて発熱により軟らかくなった部位ａを切断部
に臨ませ、その位置で移動刃物１６を芯金１５に向けて
移動させると、曲げ加工された線材は軟化した部分に剪
断応力が作用し瞬時に切断される。
物にし、これに対応する下部の移動刃物１６とで曲げ加
工された材料を切断する直前に送りを一旦停めて曲げ加
工金型４と下部の移動刃物１６との間に正負(＋．−)の
電極工具５．６を配備して接触させ、同様に通電により
発熱させると、切断部となる部位が局部的に軟らかくな
る。次いで電極工具５．６を後退させた後、さらに線材
Ｗを再送りて発熱により軟らかくなった部位ａを切断部
に臨ませ、その位置で移動刃物１６を芯金１５に向けて
移動させると、曲げ加工された線材は軟化した部分に剪
断応力が作用し瞬時に切断される。
【００１３】図４は電極工具５．６を下部の移動刃物１
６を中央に挟んで左右に配置するとともに、夫々個別に
上下スライド式とした場合であり、このようにすると、
切断部となる部位ａが送り出しと同時に切断位置に臨む
ため、再送りなしで発熱により軟化した部位ａを１回の
送り停止時に同時に切断することができる。
６を中央に挟んで左右に配置するとともに、夫々個別に
上下スライド式とした場合であり、このようにすると、
切断部となる部位ａが送り出しと同時に切断位置に臨む
ため、再送りなしで発熱により軟化した部位ａを１回の
送り停止時に同時に切断することができる。
【００１４】さらに、図５に示すように、芯金１５と下
部の移動刃物１６に夫々内接するように上下スライド式
に正負(＋．−)の電極工具５５．５６を設けて、芯金１
５と下部の移動刃物１６で材料を切断する直前に電極工
具５５．５６を移動させて通電加熱させるようにして、
同様に発熱により軟らかくなった部位ａを切断するもの
である。下部の電極工具６は移動刃物１６と一体に取付
けたホルダー１８に対してウレタンからなるクッション
材１９を介して取付けられている。
部の移動刃物１６に夫々内接するように上下スライド式
に正負(＋．−)の電極工具５５．５６を設けて、芯金１
５と下部の移動刃物１６で材料を切断する直前に電極工
具５５．５６を移動させて通電加熱させるようにして、
同様に発熱により軟らかくなった部位ａを切断するもの
である。下部の電極工具６は移動刃物１６と一体に取付
けたホルダー１８に対してウレタンからなるクッション
材１９を介して取付けられている。
【００１５】図６は線材Ｗを鉤状に曲げ加工する場合の
線材加工機であり、この加工機では曲げ加工され線材の
直線部分を線ガイド３の前方へ送り出してその直線部分
に２点間接触で２つの電極工具５．６を接触させ、通電
により発熱後に、一旦線材を後方へ逆戻りさせて軟化部
位を切断部に臨ませる。この状態で上部の移動刃物９を
下降させて、この移動刃物と線ガイド３の先端エッジ部
３ｂとで切断する。
線材加工機であり、この加工機では曲げ加工され線材の
直線部分を線ガイド３の前方へ送り出してその直線部分
に２点間接触で２つの電極工具５．６を接触させ、通電
により発熱後に、一旦線材を後方へ逆戻りさせて軟化部
位を切断部に臨ませる。この状態で上部の移動刃物９を
下降させて、この移動刃物と線ガイド３の先端エッジ部
３ｂとで切断する。
【００１６】
【発明の効果】本発明は上記のように、線材加工機の線
ガイド出口部における線材の切断部となる部位に、ジュ
ール熱発生用の正負一対の電極を相対するように設けて
切断が行われる直前に接触させ、通電により発熱し軟化
した状態で該部にねじり又は剪断力を加えて曲げ加工さ
れた線材を後続の線材から分断するものであって、硬度
に焼付けされた線材でも発熱により軟らかくなった部位
を切断するため、切断が容易に行われるとともに、早期
に刃物が破損したり、摩耗が早められたりすることがな
く、切断用刃物の耐久性を高め寿命を長くすることがで
きる。特にコイリングマシンのように線材を強制的に送
り出しながら曲げ加工及び切断に至る全工程を全自動で
連続して行うものでは、部品交換に伴う機械の運転中断
の時間を大巾に短縮できるため、作業性を高め生産力増
進を図ることが可能である。
ガイド出口部における線材の切断部となる部位に、ジュ
ール熱発生用の正負一対の電極を相対するように設けて
切断が行われる直前に接触させ、通電により発熱し軟化
した状態で該部にねじり又は剪断力を加えて曲げ加工さ
れた線材を後続の線材から分断するものであって、硬度
に焼付けされた線材でも発熱により軟らかくなった部位
を切断するため、切断が容易に行われるとともに、早期
に刃物が破損したり、摩耗が早められたりすることがな
く、切断用刃物の耐久性を高め寿命を長くすることがで
きる。特にコイリングマシンのように線材を強制的に送
り出しながら曲げ加工及び切断に至る全工程を全自動で
連続して行うものでは、部品交換に伴う機械の運転中断
の時間を大巾に短縮できるため、作業性を高め生産力増
進を図ることが可能である。
【００１７】又、本発明においては固定刃物としての芯
金及びこの芯金に対向して移動する移動刃物の一方又は
両方をジュール発生用の正負の電極として利用すること
ができるため、構成が簡単で実施化が容易であり、コス
ト的にも有利である、といった実用上の効果が期待でき
る。
金及びこの芯金に対向して移動する移動刃物の一方又は
両方をジュール発生用の正負の電極として利用すること
ができるため、構成が簡単で実施化が容易であり、コス
ト的にも有利である、といった実用上の効果が期待でき
る。
【図１】従来のコイリングマシンの要部の側面図で、一
部は断面で示されている。
部は断面で示されている。
【図２】コイリングマシンに本発明を実施した一例を示
す要部の側面図である。
す要部の側面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【図４】本発明のもう一つの実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図５】本発明のさらにもう一つの実施例を示す側面図
である。
である。
【図６】本発明のその他の実施例を示す側面図である。
【図７】図５における切断部からみた縦断正面図であ
る。
る。
【図８】(イ)は、図５における線材の断面直前の状態を
示す説明図であり、(ロ)は同切断中の状態を示す説明図
である。
示す説明図であり、(ロ)は同切断中の状態を示す説明図
である。
１．２ ローラ ３ 線ガイド ４ 曲げ加工用金型 ５．６、５５．５６ 電極工具 ａ 部位 ３ａ 出口部
Claims (4)
- 【請求項１】 線材(Ｗ)を上下一対のローラ(１．２)で
挟圧し回転させることにより線ガイド(３)を通して強制
的に送り出し、送り出された線材を曲げ加工用金型(４)
に押し当てて曲げ加工する線材加工機において、線ガイ
ド(３)の出口部(３ａ)において切断すべく該線材の切断
部となる部位(ａ)に、ジュール熱発生用の正負(＋．−)
の一対の電極工具(５．６)を相対して接触させ、通電に
より発熱し軟化した状態で該部にねじり又は剪断力を加
えて曲げ加工された線材を後続の線材より分断すること
を特徴とする線材加工機における加熱切断方法。 - 【請求項２】 線材(Ｗ)を上下一対のローラ(１．２)で
挟圧し回転させることにより線ガイド(３)を通して強制
的に送り出す装置と、送り出された線材を線ガイドの出
口部(３ａ)に対設された曲げ加工用の金型(４)に押し当
てて曲げ加工する装置、及び曲げ加工された線材を線ガ
イド(３)の出口部(３ａ)において切断する切断装置とを
備えた線材加工機において、曲げ加工された線材を切断
すべく該線材の切断部となる部位(ａ)にジュール熱発生
用の正負(＋．−)の一対の電極工具(５．６)を、切断時
に線材と接触して通電により発熱するように相対して設
けるとともに、切断装置の固定刃物と移動刃物の間に発
熱して軟化した部位が臨むように線材を送り出して該部
にねじり又は剪断力を加えて分断するように構成してな
ることを特徴とする線材加工機における加熱切断装置。 - 【請求項３】 切断装置の固定刃物となる芯金と、この
芯金に対向して移動する移動刃物を正負(＋．−)の電極
として兼用した請求項２記載の線材加工機における加熱
切断装置。 - 【請求項４】 切断装置の固定刃物とるな芯金とこの芯
金に対向して移動する移動刃物の夫々に、ジュール熱発
生用の正負(＋．−)の電極工具(５５．５６)を併設して
移動刃物より先に移動して切断部となる部位(ａ)に接触
して該部を発熱し軟化するように構成した請求項２及び
３記載の線材加工機における加熱切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10285622A JP2000107827A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 線材加工機における加熱切断方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10285622A JP2000107827A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 線材加工機における加熱切断方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000107827A true JP2000107827A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17693923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10285622A Pending JP2000107827A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 線材加工機における加熱切断方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000107827A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102989928A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-03-27 | 太原科技大学 | 钢绞线锚索的全自动下料方法及其设备 |
| CN107405674A (zh) * | 2015-02-26 | 2017-11-28 | 日本发条株式会社 | 绕线机及线圈弹簧的制造方法 |
| CN109773892A (zh) * | 2019-01-27 | 2019-05-21 | 应鸿 | 节能环保的塑料编织袋切割机 |
| WO2020161998A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | 日本発條株式会社 | コイリングマシン、コイルばねの製造方法およびコイルばね |
| CN114700444A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-05 | 四川伟力得能源股份有限公司 | 一种熔断剪切装置 |
-
1998
- 1998-10-07 JP JP10285622A patent/JP2000107827A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2020161998A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2021-11-11 | 日本発條株式会社 | コイリングマシン、コイルばねの製造方法およびコイルばね |
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| WO2020161998A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-13 | 日本発條株式会社 | コイリングマシン、コイルばねの製造方法およびコイルばね |
| JP7066880B2 (ja) | 2019-02-06 | 2022-05-13 | 日本発條株式会社 | コイリングマシン、コイルばねの製造方法およびコイルばね |
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