JP2000107547A - 空気質活性装置 - Google Patents
空気質活性装置Info
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- JP2000107547A JP2000107547A JP10277990A JP27799098A JP2000107547A JP 2000107547 A JP2000107547 A JP 2000107547A JP 10277990 A JP10277990 A JP 10277990A JP 27799098 A JP27799098 A JP 27799098A JP 2000107547 A JP2000107547 A JP 2000107547A
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- JP
- Japan
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- air
- adsorption
- oxygen
- adsorbent
- enriched air
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定した酸素富化空気の生成を行いつつ、低
振動化および低騒音化が可能な空気質活性装置を提供す
るものである。 【解決手段】 空気質活性装置1は、窒素を吸着・脱着
可能な吸着剤54に空気を圧送することにより酸素富化
空気を生成するものであって、吸着剤54がそれぞれ封
入された少なくとも二つの吸着槽21、22と、吸引し
た空気を各吸着槽21、22に圧送するためのスクロー
ルコンプレッサ13と、このスクロールコンプレッサ1
3から吐出された空気の流路を切り換えることにより、
各吸着槽21、22を吸着行程と脱着行程とに交互に切
り換えると共に、何れかの吸着槽21、22を吸着行程
とした場合は、他の吸着槽22、21を脱着行程とする
流路制御手段とを備えており、この流路制御手段は、吸
着行程中の吸着槽21、22にて生成された酸素富化空
気の一部を、脱着行程中の吸着槽22、21に供給す
る。
振動化および低騒音化が可能な空気質活性装置を提供す
るものである。 【解決手段】 空気質活性装置1は、窒素を吸着・脱着
可能な吸着剤54に空気を圧送することにより酸素富化
空気を生成するものであって、吸着剤54がそれぞれ封
入された少なくとも二つの吸着槽21、22と、吸引し
た空気を各吸着槽21、22に圧送するためのスクロー
ルコンプレッサ13と、このスクロールコンプレッサ1
3から吐出された空気の流路を切り換えることにより、
各吸着槽21、22を吸着行程と脱着行程とに交互に切
り換えると共に、何れかの吸着槽21、22を吸着行程
とした場合は、他の吸着槽22、21を脱着行程とする
流路制御手段とを備えており、この流路制御手段は、吸
着行程中の吸着槽21、22にて生成された酸素富化空
気の一部を、脱着行程中の吸着槽22、21に供給す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤により空気
中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する空気質活性
装置に関するものである。
中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する空気質活性
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般家庭の居室や事務所、或い
は、車などの室内には空気中の塵埃や煙草の煙粒子を除
去するための空気清浄装置が設けられているが、近年で
はこれを一歩進めて、空気中の酸素を濃縮し、酸素富化
空気を生成して室内の空気質を活性化させる装置が開発
されて来ている。
は、車などの室内には空気中の塵埃や煙草の煙粒子を除
去するための空気清浄装置が設けられているが、近年で
はこれを一歩進めて、空気中の酸素を濃縮し、酸素富化
空気を生成して室内の空気質を活性化させる装置が開発
されて来ている。
【0003】この場合の酸素濃縮の手段として考えられ
るものは、例えば、ガス分離膜に空気を流通させ、この
膜によって空気中の窒素の通過を阻止することにより膜
を通過した後の空気中の酸素濃度を上げる方法や、ゼオ
ライト等の吸着剤を吸着槽内に封入し、この吸着槽内に
空気を通して吸着剤により窒素を吸着することで吸着槽
から出た空気中の酸素濃度を上げる方法があるが、前者
の場合には通常の室内の空気活性化には能力的に問題が
あるため、通常は後者の吸着剤による酸素濃縮法が用い
られる。
るものは、例えば、ガス分離膜に空気を流通させ、この
膜によって空気中の窒素の通過を阻止することにより膜
を通過した後の空気中の酸素濃度を上げる方法や、ゼオ
ライト等の吸着剤を吸着槽内に封入し、この吸着槽内に
空気を通して吸着剤により窒素を吸着することで吸着槽
から出た空気中の酸素濃度を上げる方法があるが、前者
の場合には通常の室内の空気活性化には能力的に問題が
あるため、通常は後者の吸着剤による酸素濃縮法が用い
られる。
【0004】係る吸着剤は、極性モーメントを利用して
空気中の窒素ガス分子を選択的に捕まえる圧力スイング
吸着法(PSA法)により窒素を吸着するものである
が、飽和すると吸着作用が著しく低下し、或いは、消失
してしまうため、一定期間の窒素吸着を行った後は、吸
着した窒素を吸着剤から脱着する必要がある。
空気中の窒素ガス分子を選択的に捕まえる圧力スイング
吸着法(PSA法)により窒素を吸着するものである
が、飽和すると吸着作用が著しく低下し、或いは、消失
してしまうため、一定期間の窒素吸着を行った後は、吸
着した窒素を吸着剤から脱着する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、従来では吸
着槽内を負圧とすることにより、吸着剤から窒素を引き
離す方法が採られていたが、係る方式では吸着槽から強
制的に排気を行う真空ポンプが必要となり、装置が大型
化すると共に、コストも高騰する問題があった。
着槽内を負圧とすることにより、吸着剤から窒素を引き
離す方法が採られていたが、係る方式では吸着槽から強
制的に排気を行う真空ポンプが必要となり、装置が大型
化すると共に、コストも高騰する問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、窒素を吸着・脱着可能な
吸着剤を備えた空気質活性装置により、安定した酸素富
化空気の生成を行いつつ、コストの低減と装置の小型化
を図ることを目的とする。
るために成されたものであり、窒素を吸着・脱着可能な
吸着剤を備えた空気質活性装置により、安定した酸素富
化空気の生成を行いつつ、コストの低減と装置の小型化
を図ることを目的とする。
【0007】さらに、空気の吸入/排気に用いる真空ポ
ンプは、一般的にレシプロ式のエアコンプレッサ用いら
れているが、このレシプロ式のエアコンプレッサはその
構造上、振動が多く、振動を抑制するための特別な耐震
設計を必要とするものであった。
ンプは、一般的にレシプロ式のエアコンプレッサ用いら
れているが、このレシプロ式のエアコンプレッサはその
構造上、振動が多く、振動を抑制するための特別な耐震
設計を必要とするものであった。
【0008】また、このレシプロ式のエアコンプレッサ
は、圧縮空気の吐出圧変動が大きく、変動に起因する騒
音も大きいものであり、充分な防音対策を必要としてい
た。
は、圧縮空気の吐出圧変動が大きく、変動に起因する騒
音も大きいものであり、充分な防音対策を必要としてい
た。
【0009】同様に圧縮空気を供給時の脈動を抑えるた
めには大容量のバッファタンク、各配管および継ぎ手の
圧力対策や圧縮空気の供給量に対してエアコンプレッサ
が大型化するなどの問題点があり、本発明はこのような
問題点の解決も目的としている。
めには大容量のバッファタンク、各配管および継ぎ手の
圧力対策や圧縮空気の供給量に対してエアコンプレッサ
が大型化するなどの問題点があり、本発明はこのような
問題点の解決も目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気質活性装置
は、窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を圧送するこ
とにより酸素富化空気を生成し、酸素富化空気を吸着剤
に供給して窒素の脱着を行わせるものであって、前記吸
着剤がそれぞれ封入された少なくとも二つの吸着槽と、
吸引した空気を各吸着槽に圧送するためのスクロールコ
ンプレッサと、このスクロールコンプレッサから吐出さ
れた空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を吸
着行程と脱着行程とに交互に切り換えると共に、何れか
の吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行
程とする流路制御手段とを備えており、この流路制御手
段は、吸着行程中の吸着槽にて生成された酸素富化空気
の一部を、脱着行程中の吸着槽に供給するように構成し
たものである。
は、窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を圧送するこ
とにより酸素富化空気を生成し、酸素富化空気を吸着剤
に供給して窒素の脱着を行わせるものであって、前記吸
着剤がそれぞれ封入された少なくとも二つの吸着槽と、
吸引した空気を各吸着槽に圧送するためのスクロールコ
ンプレッサと、このスクロールコンプレッサから吐出さ
れた空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を吸
着行程と脱着行程とに交互に切り換えると共に、何れか
の吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行
程とする流路制御手段とを備えており、この流路制御手
段は、吸着行程中の吸着槽にて生成された酸素富化空気
の一部を、脱着行程中の吸着槽に供給するように構成し
たものである。
【0011】本発明によれば、吸着剤がそれぞれ封入さ
れた吸着槽を少なくとも二つ設け、スクロールコンプレ
ッサにより吸引した空気を各吸着槽に圧送すると共に、
流路制御手段によってスクロールコンプレッサから吐出
された空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を
吸着行程と脱着行程とに交互に切り換え、且つ、何れか
の吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行
程とするように構成したので、各吸着槽において吸着と
脱着を交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素富化空
気の生成を実現することが可能となる。
れた吸着槽を少なくとも二つ設け、スクロールコンプレ
ッサにより吸引した空気を各吸着槽に圧送すると共に、
流路制御手段によってスクロールコンプレッサから吐出
された空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を
吸着行程と脱着行程とに交互に切り換え、且つ、何れか
の吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行
程とするように構成したので、各吸着槽において吸着と
脱着を交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素富化空
気の生成を実現することが可能となる。
【0012】特に、吸着行程中の吸着槽にて生成された
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じないも
のである。
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じないも
のである。
【0013】請求項2の発明の空気質活性装置は、上記
においてスクロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フ
ィルタを設けたものである。
においてスクロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フ
ィルタを設けたものである。
【0014】請求項2の発明によれば、上記に加えてス
クロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フィルタを設
けたので、スクロールコンプレッサに吸引される空気中
の塵埃や微粒子が除去され、スクロールコンプレッサや
吸着槽などの目詰まりの発生も解消されるものである。
クロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フィルタを設
けたので、スクロールコンプレッサに吸引される空気中
の塵埃や微粒子が除去され、スクロールコンプレッサや
吸着槽などの目詰まりの発生も解消されるものである。
【0015】請求項3の発明の空気質活性装置は、上記
各発明において流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空
気出口側にそれぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側を
それぞれ順方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を
相互に連通する連通管と、この連通管に介設されたオリ
フィスとを備えているものである。
各発明において流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空
気出口側にそれぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側を
それぞれ順方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を
相互に連通する連通管と、この連通管に介設されたオリ
フィスとを備えているものである。
【0016】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空気出口側に
それぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側をそれぞれ順
方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を相互に連通
する連通管と、この連通管に介設されたオリフィスとを
備えているので、吸着行程の吸着槽から酸素富化空気吐
出口に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽から脱着行程
中の吸着槽に向かう酸素富化空気の分流を、極めて簡単
な構成によって達成することができるようになり、更な
るコストの削減と構造の簡素化を実現することが可能と
なるものである。
えて流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空気出口側に
それぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側をそれぞれ順
方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を相互に連通
する連通管と、この連通管に介設されたオリフィスとを
備えているので、吸着行程の吸着槽から酸素富化空気吐
出口に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽から脱着行程
中の吸着槽に向かう酸素富化空気の分流を、極めて簡単
な構成によって達成することができるようになり、更な
るコストの削減と構造の簡素化を実現することが可能と
なるものである。
【0017】請求項4の発明は、上記各発明において吸
着剤は吸着行程において圧送された空気中の一酸化炭素
及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着するものである。
着剤は吸着行程において圧送された空気中の一酸化炭素
及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着するものである。
【0018】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて吸着剤は吸着行程において圧送された空気中の一酸
化炭素及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着するので、
空気質活性装置が設置された室内の一酸化炭素及び/又
は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、強制的な換気の必要性
を無くすことが可能となるものである。
えて吸着剤は吸着行程において圧送された空気中の一酸
化炭素及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着するので、
空気質活性装置が設置された室内の一酸化炭素及び/又
は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、強制的な換気の必要性
を無くすことが可能となるものである。
【0019】また、請求項1乃至請求項4の構成で空気
を圧縮するためにスクロール式のエアコンプレッサを用
いることによって、振動、騒音、吐出圧力の脈動の低減
などが可能になるものである。
を圧縮するためにスクロール式のエアコンプレッサを用
いることによって、振動、騒音、吐出圧力の脈動の低減
などが可能になるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の空気質活性装置1の斜
視図、図2は空気質活性装置1の酸素富化空気生成部1
2の構成図、図3は空気質活性装置1の電気回路のブロ
ック図をそれぞれ示している。
形態を詳述する。図1は本発明の空気質活性装置1の斜
視図、図2は空気質活性装置1の酸素富化空気生成部1
2の構成図、図3は空気質活性装置1の電気回路のブロ
ック図をそれぞれ示している。
【0021】本発明の空気質活性装置1は、例えば一般
家庭の居室に設置されるものであり、容易に持ち運び可
能な寸法の本体ケース2内に各機器を内蔵して構成され
ている。この本体ケース2の前面にはスリット状の空気
吸込口3が形成されており、この空気吸込口3の内側に
はHEPAフィルタから成る空気清浄フィルタ4が取り
付けられている。また、この空気清浄フィルタ4の外側
には塵埃センサ6が設けられると共に、空気清浄フィル
タ4の更に内側には送風機7が取り付けられている。
家庭の居室に設置されるものであり、容易に持ち運び可
能な寸法の本体ケース2内に各機器を内蔵して構成され
ている。この本体ケース2の前面にはスリット状の空気
吸込口3が形成されており、この空気吸込口3の内側に
はHEPAフィルタから成る空気清浄フィルタ4が取り
付けられている。また、この空気清浄フィルタ4の外側
には塵埃センサ6が設けられると共に、空気清浄フィル
タ4の更に内側には送風機7が取り付けられている。
【0022】この送風機7は空気吸込口3から空気を吸
引し、空気清浄フィルタ4にて塵埃や煙粒子などを除去
した後、空気吸込口3の上側の本体ケース2前面に形成
された空気吹出口8から吹き出すものである。
引し、空気清浄フィルタ4にて塵埃や煙粒子などを除去
した後、空気吸込口3の上側の本体ケース2前面に形成
された空気吹出口8から吹き出すものである。
【0023】更に、本体ケース2内上部後側には電装ボ
ックス9が配設されると共に、その前側にはマイナスイ
オン発生器11が設けられている。このマイナスイオン
発生器11は送風機7から吐出され、空気吹出口8から
吹き出される空気中にマイナスイオンを付加するもので
ある。
ックス9が配設されると共に、その前側にはマイナスイ
オン発生器11が設けられている。このマイナスイオン
発生器11は送風機7から吐出され、空気吹出口8から
吹き出される空気中にマイナスイオンを付加するもので
ある。
【0024】そして、係る本体ケース2内には更に本発
明に係る酸素富化空気生成部12が内蔵される。この酸
素富化空気生成部12は、圧縮空気を供給するスクロー
ルコンプレッサ13、サクションタンク14、冷却コイ
ル16、五方弁17、18、吸着槽21、22、バッフ
ァタンク23、24、逆止弁26、27、28、サイレ
ンサ31、32、送風機33及び酸素富化空気吐出口と
してのマスク34などから構成されている。
明に係る酸素富化空気生成部12が内蔵される。この酸
素富化空気生成部12は、圧縮空気を供給するスクロー
ルコンプレッサ13、サクションタンク14、冷却コイ
ル16、五方弁17、18、吸着槽21、22、バッフ
ァタンク23、24、逆止弁26、27、28、サイレ
ンサ31、32、送風機33及び酸素富化空気吐出口と
してのマスク34などから構成されている。
【0025】尚、スクロールコンプレッサ13の一例は
図6、図7を用いて後記する。
図6、図7を用いて後記する。
【0026】前記サクションタンク14はスクロールコ
ンプレッサ13の吸引側に配管接続されると共に、前記
サイレンサ31はサクションタンク14の入口に接続さ
れ、且つ、前記空気清浄フィルタ4の内側に配置され
る。前記冷却コイル16はスクロールコンプレッサ13
の吐出側に接続されると共に、冷却コイル16の出口は
五方弁17の第1ポート17Aに配管接続されている。
ンプレッサ13の吸引側に配管接続されると共に、前記
サイレンサ31はサクションタンク14の入口に接続さ
れ、且つ、前記空気清浄フィルタ4の内側に配置され
る。前記冷却コイル16はスクロールコンプレッサ13
の吐出側に接続されると共に、冷却コイル16の出口は
五方弁17の第1ポート17Aに配管接続されている。
【0027】この五方弁17の第2ポート17Bは吸着
槽21の下端の空気入口21Aに配管36により接続さ
れると共に、第3ポート17Cは吸着槽22の下端の空
気入口22Aに配管37により接続されている。この五
方弁17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは三方
配管38により共に五方弁18の第2ポート18Bに連
通接続されている。
槽21の下端の空気入口21Aに配管36により接続さ
れると共に、第3ポート17Cは吸着槽22の下端の空
気入口22Aに配管37により接続されている。この五
方弁17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは三方
配管38により共に五方弁18の第2ポート18Bに連
通接続されている。
【0028】尚、この五方弁17は電磁コイルにより駆
動され、ON状態で図2中実線で示す如く第1ポート1
7Aを第2ポート17Bに連通させ、且つ、第5ポート
17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、OFF
状態では図2中破線で示す如く第1ポート17Aを第3
ポート17Cに連通させ、且つ、第2ポート17Bを第
4ポート17Dに連通させるように流路を切り換えるも
のである。
動され、ON状態で図2中実線で示す如く第1ポート1
7Aを第2ポート17Bに連通させ、且つ、第5ポート
17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、OFF
状態では図2中破線で示す如く第1ポート17Aを第3
ポート17Cに連通させ、且つ、第2ポート17Bを第
4ポート17Dに連通させるように流路を切り換えるも
のである。
【0029】また、五方弁18の第3ポート18Cは配
管39を介し、吸着槽22の上端の酸素富化空気出口2
2Bに接続された配管41に連通されている。更に、五
方弁18の第5ポート18Eは配管42を介し、吸着槽
21の上端の酸素富化空気出口21Bに接続された配管
43に連通接続されている。
管39を介し、吸着槽22の上端の酸素富化空気出口2
2Bに接続された配管41に連通されている。更に、五
方弁18の第5ポート18Eは配管42を介し、吸着槽
21の上端の酸素富化空気出口21Bに接続された配管
43に連通接続されている。
【0030】尚、五方弁18は電磁コイルにより駆動さ
れ、ON状態で図2中実線で示す如く第3ポート18C
を第5ポート18Eに連通させ、OFF状態では破線で
示す如く第3ポート18Cを第1ポート18Aに切り換
える。この第1ポート18Aは封止されており、第2ポ
ート18Bと第4ポート18Dとは常時連通されてい
る。この第4ポート18Dには配管40が接続され、こ
の配管40はバッファタンク24、逆止弁28を順次経
てサイレンサ32に接続されている。尚、逆止弁28は
サイレンサ32方向を順方向とされている。
れ、ON状態で図2中実線で示す如く第3ポート18C
を第5ポート18Eに連通させ、OFF状態では破線で
示す如く第3ポート18Cを第1ポート18Aに切り換
える。この第1ポート18Aは封止されており、第2ポ
ート18Bと第4ポート18Dとは常時連通されてい
る。この第4ポート18Dには配管40が接続され、こ
の配管40はバッファタンク24、逆止弁28を順次経
てサイレンサ32に接続されている。尚、逆止弁28は
サイレンサ32方向を順方向とされている。
【0031】そして、配管43はほこり・バクテリアフ
ィルタ62と前記逆止弁26を介して配管44に接続さ
れ、配管41はほこり・バクテリアフィルタ61と前記
逆止弁27を介して配管44に接続されている。前記逆
止弁26及び27は配管44方向を順方向とされると共
に、各配管41、43は各フィルタ61、62の手前、
即ち、各逆止弁26、27の上流側において連通管46
により相互に連通されている。そして、連通管46には
オリフィス47が介設されている。配管41若しくは4
3内を配管44方向に向かう空気はオリフィス47の抵
抗により、その1/5が連通管46に分流される。
ィルタ62と前記逆止弁26を介して配管44に接続さ
れ、配管41はほこり・バクテリアフィルタ61と前記
逆止弁27を介して配管44に接続されている。前記逆
止弁26及び27は配管44方向を順方向とされると共
に、各配管41、43は各フィルタ61、62の手前、
即ち、各逆止弁26、27の上流側において連通管46
により相互に連通されている。そして、連通管46には
オリフィス47が介設されている。配管41若しくは4
3内を配管44方向に向かう空気はオリフィス47の抵
抗により、その1/5が連通管46に分流される。
【0032】また、配管44は前記バッファタンク23
の入口に接続され、バッファタンク23の出口はニード
ルバルブ48を介し、可撓性のホース49に接続されて
いる。そして、このホース49の先端には前記マスク3
4が取り付けられ、これらホース49とマスク34は本
体ケース34上面の収納部51内に納出自在に格納され
ている。尚、52は収納部51を開閉自在に閉塞する蓋
である。ここで、前記吸着槽21及び22は金属若しく
は硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状(縦寸法4
00mm〜500mm、直径80mm〜85mm)に構
成されており、その内側下部には吸湿剤53(350
g)が封入され、その上側には吸着剤54(1kg)が
封入されている。
の入口に接続され、バッファタンク23の出口はニード
ルバルブ48を介し、可撓性のホース49に接続されて
いる。そして、このホース49の先端には前記マスク3
4が取り付けられ、これらホース49とマスク34は本
体ケース34上面の収納部51内に納出自在に格納され
ている。尚、52は収納部51を開閉自在に閉塞する蓋
である。ここで、前記吸着槽21及び22は金属若しく
は硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状(縦寸法4
00mm〜500mm、直径80mm〜85mm)に構
成されており、その内側下部には吸湿剤53(350
g)が封入され、その上側には吸着剤54(1kg)が
封入されている。
【0033】前記吸湿剤53は直径2mm〜3mmの粒
状の例えば活性アルミナであり、その下側には高さ30
mm程の範囲で空間が構成されている。この吸湿剤53
は図4左側に示す如く空気入口21A或いは22Aから
流入した室内空気中の水分を吸収し、吸着剤54の水分
による機能低下を防止するものである。
状の例えば活性アルミナであり、その下側には高さ30
mm程の範囲で空間が構成されている。この吸湿剤53
は図4左側に示す如く空気入口21A或いは22Aから
流入した室内空気中の水分を吸収し、吸着剤54の水分
による機能低下を防止するものである。
【0034】また、吸着剤54も同程度の寸法の粒状の
例えばゼオライトであり、吸湿剤53と吸着剤54との
間は通気性の部材にて仕切られている。また、吸着剤5
4の上側にも高さ30mm程の範囲で空間が構成されて
いる。
例えばゼオライトであり、吸湿剤53と吸着剤54との
間は通気性の部材にて仕切られている。また、吸着剤5
4の上側にも高さ30mm程の範囲で空間が構成されて
いる。
【0035】ここで、前記吸着剤54を構成するゼオラ
イトは、図4左側に示す如く空気入口21A或いは22
Aから1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲー
ジ圧で室内空気(吸湿剤53で水分を除去されている)
が圧送されると、当該室内空気中の窒素分子、一酸化炭
素分子及び二酸化炭素分子を極性モーメントを利用して
選択的に吸着する(圧力スイング吸着法(PSA
法))。以後、これを吸着行程と称する。これにより、
上端の酸素富化空気出口21B或いは22Bからは酸素
濃度35%〜40%の酸素富化空気が出てくるものであ
る。
イトは、図4左側に示す如く空気入口21A或いは22
Aから1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲー
ジ圧で室内空気(吸湿剤53で水分を除去されている)
が圧送されると、当該室内空気中の窒素分子、一酸化炭
素分子及び二酸化炭素分子を極性モーメントを利用して
選択的に吸着する(圧力スイング吸着法(PSA
法))。以後、これを吸着行程と称する。これにより、
上端の酸素富化空気出口21B或いは22Bからは酸素
濃度35%〜40%の酸素富化空気が出てくるものであ
る。
【0036】また、図4の右側に示す如く上記酸素富化
空気が、ゲージ圧0kg/平方センチメートルの圧力で
酸素富化空気出口21B或いは22Bから吸着槽21或
いは22内に流入すると、内部の酸素分圧は急激に上昇
する。この状態では吸着剤54は、上記吸着行程にて吸
着した前記窒素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分
子を放出する。以後、これを脱着行程と称する。これに
より、下端の空気入口21A或いは22Aからは窒素、
一酸化炭素、二酸化炭素が富化された空気が流出するよ
うになる。尚、このとき吸湿剤53からは水分も放出さ
れる。次ぎに、図3において56は汎用マイクロコンピ
ュータから構成された制御装置であり、前記電装ボック
ス9内に収納されている。この制御装置56には運転ス
イッチ57及び前記塵埃センサ6の出力が入力される。
また、制御装置56の出力には前記スクロールコンプレ
ッサ13のモータ13M、送風機7及び33のモータ7
M及び33M、マイナスイオン発生器11、五方弁1
7、18がそれぞれ接続されている。
空気が、ゲージ圧0kg/平方センチメートルの圧力で
酸素富化空気出口21B或いは22Bから吸着槽21或
いは22内に流入すると、内部の酸素分圧は急激に上昇
する。この状態では吸着剤54は、上記吸着行程にて吸
着した前記窒素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分
子を放出する。以後、これを脱着行程と称する。これに
より、下端の空気入口21A或いは22Aからは窒素、
一酸化炭素、二酸化炭素が富化された空気が流出するよ
うになる。尚、このとき吸湿剤53からは水分も放出さ
れる。次ぎに、図3において56は汎用マイクロコンピ
ュータから構成された制御装置であり、前記電装ボック
ス9内に収納されている。この制御装置56には運転ス
イッチ57及び前記塵埃センサ6の出力が入力される。
また、制御装置56の出力には前記スクロールコンプレ
ッサ13のモータ13M、送風機7及び33のモータ7
M及び33M、マイナスイオン発生器11、五方弁1
7、18がそれぞれ接続されている。
【0037】以上の構成で、次ぎに図5のタイミングチ
ャートを参照しながら、本発明の空気質活性装置1の酸
素富化空気生成部12の動作を説明する。運転スイッチ
57が操作されると制御装置56は空気質活性装置1の
運転を開始する。制御装置56はスクロールコンプレッ
サ13のモータ13Mを駆動すると共に、送風機7及び
33のモータ7M、33Mを駆動する。また、五方弁1
7をONすると共に、五方弁18を1秒間ONした後、
OFFする。
ャートを参照しながら、本発明の空気質活性装置1の酸
素富化空気生成部12の動作を説明する。運転スイッチ
57が操作されると制御装置56は空気質活性装置1の
運転を開始する。制御装置56はスクロールコンプレッ
サ13のモータ13Mを駆動すると共に、送風機7及び
33のモータ7M、33Mを駆動する。また、五方弁1
7をONすると共に、五方弁18を1秒間ONした後、
OFFする。
【0038】スクロールコンプレッサ13が運転される
と、空気清浄フィルタ4を通過した室内空気はサイレン
サ31からサクションタンク14を経てスクロールコン
プレッサ13に吸引される。尚、このサクションタンク
14によって吸込量が均一化される。そして、吸引され
た室内空気はスクロールコンプレッサ13から冷却コイ
ル16に吐出される。この冷却コイル16には前記送風
機33から送風されており、冷却コイル16内に流入し
た室内空気は、そこを通過する過程で冷却された後、五
方弁17の第1ポート17Aに入る。
と、空気清浄フィルタ4を通過した室内空気はサイレン
サ31からサクションタンク14を経てスクロールコン
プレッサ13に吸引される。尚、このサクションタンク
14によって吸込量が均一化される。そして、吸引され
た室内空気はスクロールコンプレッサ13から冷却コイ
ル16に吐出される。この冷却コイル16には前記送風
機33から送風されており、冷却コイル16内に流入し
た室内空気は、そこを通過する過程で冷却された後、五
方弁17の第1ポート17Aに入る。
【0039】五方弁17の第1ポート17Aに入った室
内空気は第2ポート17Bから流出し、配管36を通っ
て吸着槽21下端の空気入口21Aから吸着槽21内に
圧送される。このときの吸着槽21内の圧力は前述の
1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ圧と
なる。吸着槽21内に入った室内空気は、前述の如く吸
湿剤53により水分を除去された後、吸着剤54にて窒
素、一酸化炭素、二酸化炭素が吸着され、酸素富化空気
となって上端の酸素富化空気出口21Bより流出する
(吸着行程)。
内空気は第2ポート17Bから流出し、配管36を通っ
て吸着槽21下端の空気入口21Aから吸着槽21内に
圧送される。このときの吸着槽21内の圧力は前述の
1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ圧と
なる。吸着槽21内に入った室内空気は、前述の如く吸
湿剤53により水分を除去された後、吸着剤54にて窒
素、一酸化炭素、二酸化炭素が吸着され、酸素富化空気
となって上端の酸素富化空気出口21Bより流出する
(吸着行程)。
【0040】このとき(運転開始から1秒経過後)、吸
着槽21から出た酸素富化空気は五方弁18の第3ポー
ト18Cが第1ポート18Aに接続されているため、逆
止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述の如くそ
の4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通管46に
分流される。逆止弁26に向かった酸素富化空気は配管
44からバッファタンク23、ニードルバルブ48、ホ
ース49を経てマスク34から流出する。使用者はこの
マスク34を口に当てることにより、酸素富化空気を吸
引することができるようになる。
着槽21から出た酸素富化空気は五方弁18の第3ポー
ト18Cが第1ポート18Aに接続されているため、逆
止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述の如くそ
の4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通管46に
分流される。逆止弁26に向かった酸素富化空気は配管
44からバッファタンク23、ニードルバルブ48、ホ
ース49を経てマスク34から流出する。使用者はこの
マスク34を口に当てることにより、酸素富化空気を吸
引することができるようになる。
【0041】尚、バッファタンク23とニードルバルブ
48によりマスク34からの吐出量が均等化される。
48によりマスク34からの吐出量が均等化される。
【0042】一方、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を
経て出口22Bより吸着槽22内に流入する。吸着槽2
2内に酸素富化空気が流入すると、前述の如く内部の酸
素分圧が上昇するため、前述の如く吸着剤54は吸着し
ている窒素、一酸化炭素、二酸化炭素を放出する(脱着
行程)。このときの内部圧力は0kg/平方センチメー
トルである。そして、下端の空気入口22Aから配管3
7に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポー
ト17E、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24、逆
止弁28を通ってサイレンサ32から排出される。
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を
経て出口22Bより吸着槽22内に流入する。吸着槽2
2内に酸素富化空気が流入すると、前述の如く内部の酸
素分圧が上昇するため、前述の如く吸着剤54は吸着し
ている窒素、一酸化炭素、二酸化炭素を放出する(脱着
行程)。このときの内部圧力は0kg/平方センチメー
トルである。そして、下端の空気入口22Aから配管3
7に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポー
ト17E、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24、逆
止弁28を通ってサイレンサ32から排出される。
【0043】制御装置51は運転開始から20秒経過す
ると、今度は五方弁17をOFFとし、同時に1秒間だ
け五方弁18をONする。この五方弁18がONされる
ことにより、第3ポート18Cと第5ポート18Eが連
通されるので、これまで吸着行程であった吸着槽21と
これまで脱着行程であった吸着槽22が、配管42、3
9を介して連通される。
ると、今度は五方弁17をOFFとし、同時に1秒間だ
け五方弁18をONする。この五方弁18がONされる
ことにより、第3ポート18Cと第5ポート18Eが連
通されるので、これまで吸着行程であった吸着槽21と
これまで脱着行程であった吸着槽22が、配管42、3
9を介して連通される。
【0044】従って、この1秒間で吸着槽21内と吸着
槽22内の圧力が均一化されるので、以後の吸着槽22
内の昇圧及び吸着槽21内の降圧が円滑に行われるよう
になると共に、吸着行程から脱着行程の圧力に急激に降
下させたときに各吸着槽21、22にて生じる騒音を低
減できる。また、五方弁17がOFF状態となり、第1
ポート17Aが第3ポート17Cに連通されるので、冷
却コイルから出た室内空気は配管37を経て下端の空気
入口22Aから吸着槽22内に圧送されるようになる。
槽22内の圧力が均一化されるので、以後の吸着槽22
内の昇圧及び吸着槽21内の降圧が円滑に行われるよう
になると共に、吸着行程から脱着行程の圧力に急激に降
下させたときに各吸着槽21、22にて生じる騒音を低
減できる。また、五方弁17がOFF状態となり、第1
ポート17Aが第3ポート17Cに連通されるので、冷
却コイルから出た室内空気は配管37を経て下端の空気
入口22Aから吸着槽22内に圧送されるようになる。
【0045】そして、前述の如く吸着槽22内では酸素
富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口22Bか
ら配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に
向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1
/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった
酸素富化空気は配管44からバッファタンク23、ニー
ドルバルブ48、ホース49を経て同様にマスク34か
ら流出する。
富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口22Bか
ら配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に
向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1
/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった
酸素富化空気は配管44からバッファタンク23、ニー
ドルバルブ48、ホース49を経て同様にマスク34か
ら流出する。
【0046】また、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を
経て出口21Bより吸着槽21内に流入する。吸着槽2
1内では前述の如く吸着剤54が吸着している窒素、一
酸化炭素、二酸化炭素の放出が行われる(脱着行程)。
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を
経て出口21Bより吸着槽21内に流入する。吸着槽2
1内では前述の如く吸着剤54が吸着している窒素、一
酸化炭素、二酸化炭素の放出が行われる(脱着行程)。
【0047】そして、下端の空気入口21Aから配管3
6に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポー
ト17D、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24、逆
止弁28を通ってサイレンサ32から前述同様に排出さ
れることになる。
6に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポー
ト17D、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24、逆
止弁28を通ってサイレンサ32から前述同様に排出さ
れることになる。
【0048】尚、五方弁17が切り替わった際、吸着行
程であった吸着槽内の圧力は、脱着行程であった吸着槽
に加わる他、配管40にも加わるが、バッファタンク2
4の存在によって急激な圧力上昇が緩和されるので、配
管40からサイレンサ32に至る経路における騒音の発
生も抑えられる。
程であった吸着槽内の圧力は、脱着行程であった吸着槽
に加わる他、配管40にも加わるが、バッファタンク2
4の存在によって急激な圧力上昇が緩和されるので、配
管40からサイレンサ32に至る経路における騒音の発
生も抑えられる。
【0049】以後、制御装置56はこれを繰り返す。即
ち、20秒後には再び五方弁17をONに切り換え、五
方弁18を1秒間だけONするものである。
ち、20秒後には再び五方弁17をONに切り換え、五
方弁18を1秒間だけONするものである。
【0050】このように、本発明では吸着剤54がそれ
ぞれ封入された吸着槽21と吸着槽22を設け、スクロ
ールコンプレッサ13により吸引した空気を各吸着槽2
1、22に圧送すると共に、五方弁17、18でスクロ
ールコンプレッサ13から吐出された空気の流路を切り
換えることによって、各吸着槽21、22を吸着行程と
脱着行程とに交互に切り換え、且つ、吸着槽21が吸着
行程であるときには吸着槽22を脱着行程とし、吸着槽
21が脱着行程であるときには吸着槽22を吸着行程と
するように構成したので、各吸着槽21、22において
吸着と脱着を交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素
富化空気の生成を実現することが可能となる。
ぞれ封入された吸着槽21と吸着槽22を設け、スクロ
ールコンプレッサ13により吸引した空気を各吸着槽2
1、22に圧送すると共に、五方弁17、18でスクロ
ールコンプレッサ13から吐出された空気の流路を切り
換えることによって、各吸着槽21、22を吸着行程と
脱着行程とに交互に切り換え、且つ、吸着槽21が吸着
行程であるときには吸着槽22を脱着行程とし、吸着槽
21が脱着行程であるときには吸着槽22を吸着行程と
するように構成したので、各吸着槽21、22において
吸着と脱着を交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素
富化空気の生成を実現することが可能となる。
【0051】特に、吸着行程中の吸着槽21或いは22
にて生成された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸
着槽22或いは21に供給するようにしているので、脱
着行程中の吸着槽21或いは22内では酸素分圧が上昇
するため、吸着剤54は円滑に窒素を脱着する。これに
より、従来の如き真空ポンプを用いること無く吸着剤5
4から窒素を脱着することができるようになるので、コ
ストの低減と装置の小型化を実現できる。また、脱着行
程中の吸着槽21或いは22に供給する酸素富化空気は
少量であるので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生
じない。
にて生成された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸
着槽22或いは21に供給するようにしているので、脱
着行程中の吸着槽21或いは22内では酸素分圧が上昇
するため、吸着剤54は円滑に窒素を脱着する。これに
より、従来の如き真空ポンプを用いること無く吸着剤5
4から窒素を脱着することができるようになるので、コ
ストの低減と装置の小型化を実現できる。また、脱着行
程中の吸着槽21或いは22に供給する酸素富化空気は
少量であるので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生
じない。
【0052】また、スクロールコンプレッサ13の吸引
側には室内空気の清浄に用いる空気清浄フィルタ4が位
置しているので、スクロールコンプレッサ13に吸引さ
れる空気中の塵埃や微粒子も除去される。従って、格別
なフィルタをスクロールコンプレッサ13に設けること
無くスクロールコンプレッサ13や吸着槽21、22な
どの目詰まりの発生も解消される。
側には室内空気の清浄に用いる空気清浄フィルタ4が位
置しているので、スクロールコンプレッサ13に吸引さ
れる空気中の塵埃や微粒子も除去される。従って、格別
なフィルタをスクロールコンプレッサ13に設けること
無くスクロールコンプレッサ13や吸着槽21、22な
どの目詰まりの発生も解消される。
【0053】特に、吸着行程の吸着槽21或いは22か
らマスク34に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽21
或いは22から脱着行程中の吸着槽22或いは21に向
かう酸素富化空気の分流を、各吸着槽21、22の酸素
富化空気出口21B、22B側にそれぞれ接続され、マ
スク34側をそれぞれ順方向とされた逆止弁26、27
と、各逆止弁26、27の上流側を相互に連通する連通
管46と、この連通管46に介設されたオリフィス47
にて行っているので、構成が簡素化され、更なるコスト
の削減と構造の簡素化を実現することが可能となる。
らマスク34に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽21
或いは22から脱着行程中の吸着槽22或いは21に向
かう酸素富化空気の分流を、各吸着槽21、22の酸素
富化空気出口21B、22B側にそれぞれ接続され、マ
スク34側をそれぞれ順方向とされた逆止弁26、27
と、各逆止弁26、27の上流側を相互に連通する連通
管46と、この連通管46に介設されたオリフィス47
にて行っているので、構成が簡素化され、更なるコスト
の削減と構造の簡素化を実現することが可能となる。
【0054】また、吸着剤54は吸着行程において圧送
された空気中の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を合わ
せて吸着するので、空気質活性装置1が設置された室内
の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、
強制的な換気の必要性を無くすことが可能となる。
された空気中の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を合わ
せて吸着するので、空気質活性装置1が設置された室内
の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、
強制的な換気の必要性を無くすことが可能となる。
【0055】尚、実施例では2個の吸着槽21、22を
用いたが、それに限らず、3個以上の吸着槽を設けて、
順次吸着行程と脱着行程を行わせても良い。
用いたが、それに限らず、3個以上の吸着槽を設けて、
順次吸着行程と脱着行程を行わせても良い。
【0056】図6は空気圧縮用のスクロールコンプレッ
サの一例を示す縦断面図であり、101はスクロールコ
ンプレッサで、このスクロールコンプレッサは上側のス
クロール圧縮要素102と、下側の電動要素103とで
構成されている。スクロール圧縮要素102は中央に主
軸受104を有するフレーム105と、このフレームに
固定された固定スクロール106と、この固定スクロー
ルとフレームとの間に挟持された揺動スクロール107
とで構成されている。
サの一例を示す縦断面図であり、101はスクロールコ
ンプレッサで、このスクロールコンプレッサは上側のス
クロール圧縮要素102と、下側の電動要素103とで
構成されている。スクロール圧縮要素102は中央に主
軸受104を有するフレーム105と、このフレームに
固定された固定スクロール106と、この固定スクロー
ルとフレームとの間に挟持された揺動スクロール107
とで構成されている。
【0057】固定スクロール106は円板状の鏡板10
8と、この鏡板の一方の面周縁に突出された環状壁10
9と、この環状壁で囲まれた鏡板108に立設された渦
巻き状のラップ110とで構成されている。そして、固
定スクロール106は環状壁109及びラップ110の
突出方向を下向きにしている。
8と、この鏡板の一方の面周縁に突出された環状壁10
9と、この環状壁で囲まれた鏡板108に立設された渦
巻き状のラップ110とで構成されている。そして、固
定スクロール106は環状壁109及びラップ110の
突出方向を下向きにしている。
【0058】揺動スクロール107は円板状の鏡板11
1と、この鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラッ
プ112と、鏡板111の他方の面の中央に突出された
ボス部113とで構成されている。そして、揺動スクロ
ール107はラップ112の突出方向を上向きにしてい
る。
1と、この鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラッ
プ112と、鏡板111の他方の面の中央に突出された
ボス部113とで構成されている。そして、揺動スクロ
ール107はラップ112の突出方向を上向きにしてい
る。
【0059】固定スクロール106と揺動スクロール1
07とはラップ110,112を互に向かい合わせてか
み合うようにして内部に複数の圧縮空間114を形成す
るようにしている。
07とはラップ110,112を互に向かい合わせてか
み合うようにして内部に複数の圧縮空間114を形成す
るようにしている。
【0060】電動要素103はフレーム105に固定さ
れたモータカバー115と、このモータカバー内に固定
された固定子116と、この固定子の内側に配置された
回転子117と、この回転子の中央に挿着された回転軸
118とで構成されている。モータカバー115には回
転軸を軸支する補助軸受119が設けられている。
れたモータカバー115と、このモータカバー内に固定
された固定子116と、この固定子の内側に配置された
回転子117と、この回転子の中央に挿着された回転軸
118とで構成されている。モータカバー115には回
転軸を軸支する補助軸受119が設けられている。
【0061】主軸受104には回転軸118の段部12
0に嵌合されるボールベアリング124が取付けられて
いる。
0に嵌合されるボールベアリング124が取付けられて
いる。
【0062】125は電動要素103の回転力を揺動ス
クロール107に伝える駆動装置で、この駆動装置は揺
動スクロール107の不平衡力とバランスさせるバラン
スウェイト126と、この揺動スクロールのボス部11
3のボス孔内に挿入して揺動スクロール107を公転さ
せる偏心ブッシュ128と、この偏心ブッシュとバラン
スウェイトとの位置決めを行うピン129と、偏心ブッ
シュ128を回転軸118に固定するボルト130とで
構成されている。
クロール107に伝える駆動装置で、この駆動装置は揺
動スクロール107の不平衡力とバランスさせるバラン
スウェイト126と、この揺動スクロールのボス部11
3のボス孔内に挿入して揺動スクロール107を公転さ
せる偏心ブッシュ128と、この偏心ブッシュとバラン
スウェイトとの位置決めを行うピン129と、偏心ブッ
シュ128を回転軸118に固定するボルト130とで
構成されている。
【0063】固定スクロール106には環状壁109に
外側の圧縮空間114に連通する吸込孔131が、鏡板
108の中央に圧縮空間114に連通する吐出孔132
が夫々形成されている。前記揺動スクロール107のボ
ス部113と偏心ブッシュ128と間には、ニードルベ
アリング133及びシール部材134が設けられてい
る。
外側の圧縮空間114に連通する吸込孔131が、鏡板
108の中央に圧縮空間114に連通する吐出孔132
が夫々形成されている。前記揺動スクロール107のボ
ス部113と偏心ブッシュ128と間には、ニードルベ
アリング133及びシール部材134が設けられてい
る。
【0064】121は、揺動スクロール107を前記固
定スクロール106に対して自転しないよう旋回運動さ
せるオルダムリングである。前記フレーム105の上面
105aには、後述するプレート123と接する面と、
オルダムリング121の収容溝105cとが形成されて
いる。123は前記フレーム105の上面105aと後
述するスペーサ122との間に介在され前記揺動スクロ
ール107のスラスト荷重を受けるプレートであり、ス
ラスト面と、前記オルダムリング121の凸部を逃がす
逃がし溝とが形成されている。
定スクロール106に対して自転しないよう旋回運動さ
せるオルダムリングである。前記フレーム105の上面
105aには、後述するプレート123と接する面と、
オルダムリング121の収容溝105cとが形成されて
いる。123は前記フレーム105の上面105aと後
述するスペーサ122との間に介在され前記揺動スクロ
ール107のスラスト荷重を受けるプレートであり、ス
ラスト面と、前記オルダムリング121の凸部を逃がす
逃がし溝とが形成されている。
【0065】122は、前記プレート123と固定スク
ロール106の下面との間に設けられ、両スクロール1
06、107のスラスト方向の間隔を調整するドーナツ
状のスペーサである。 このように構成されたスクロー
ルコンプレッサにおいて、電動要素103を回転させる
と、その回転力が回転軸118を介して揺動スクロール
107に伝えられる。すなわち、揺動スクロール107
はこのスクロールのボス部113に挿入された回転軸1
18に取付けた駆動装置125の偏心ブッシュ128で
駆動され、オルダムリング121によって固定スクロー
ル106に対して自転しないように円軌道上を公転させ
られる。
ロール106の下面との間に設けられ、両スクロール1
06、107のスラスト方向の間隔を調整するドーナツ
状のスペーサである。 このように構成されたスクロー
ルコンプレッサにおいて、電動要素103を回転させる
と、その回転力が回転軸118を介して揺動スクロール
107に伝えられる。すなわち、揺動スクロール107
はこのスクロールのボス部113に挿入された回転軸1
18に取付けた駆動装置125の偏心ブッシュ128で
駆動され、オルダムリング121によって固定スクロー
ル106に対して自転しないように円軌道上を公転させ
られる。
【0066】そして、固定スクロール106と揺動スク
ロール107とはこれらのスクロールで形成された圧縮
空間114を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、
吸込孔131から流入した空気を圧縮している。この圧
縮された空気は固定スクロール106の鏡板108の吐
出孔132から吐出されている。
ロール107とはこれらのスクロールで形成された圧縮
空間114を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、
吸込孔131から流入した空気を圧縮している。この圧
縮された空気は固定スクロール106の鏡板108の吐
出孔132から吐出されている。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、吸着
剤がそれぞれ封入された吸着槽を少なくとも二つ設け、
スクロールコンプレッサにより吸引した空気を各吸着槽
に圧送すると共に、流路制御手段によってスクロールコ
ンプレッサから吐出された空気の流路を切り換えること
により、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切り
換え、且つ、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合は、
他の吸着槽を脱着行程とするように構成したので、各吸
着槽において吸着と脱着を交互に、且つ、同時に行い、
連続した酸素富化空気の生成を実現することが可能とな
る。
剤がそれぞれ封入された吸着槽を少なくとも二つ設け、
スクロールコンプレッサにより吸引した空気を各吸着槽
に圧送すると共に、流路制御手段によってスクロールコ
ンプレッサから吐出された空気の流路を切り換えること
により、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切り
換え、且つ、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合は、
他の吸着槽を脱着行程とするように構成したので、各吸
着槽において吸着と脱着を交互に、且つ、同時に行い、
連続した酸素富化空気の生成を実現することが可能とな
る。
【0068】特に、吸着行程中の吸着槽にて生成された
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じないも
のである。
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じないも
のである。
【0069】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えてスクロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フィル
タを設けたので、スクロールコンプレッサに吸引される
空気中の塵埃や微粒子が除去され、スクロールコンプレ
ッサや吸着槽などの目詰まりの発生も解消されるもので
ある。
えてスクロールコンプレッサの吸引側に空気清浄フィル
タを設けたので、スクロールコンプレッサに吸引される
空気中の塵埃や微粒子が除去され、スクロールコンプレ
ッサや吸着槽などの目詰まりの発生も解消されるもので
ある。
【0070】更に、請求項3の発明によれば、上記各発
明に加えて流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空気出
口側にそれぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側をそれ
ぞれ順方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を相互
に連通する連通管と、この連通管に介設されたオリフィ
スとを備えているので、吸着行程の吸着槽から酸素富化
空気吐出口に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽から脱
着行程中の吸着槽に向かう酸素富化空気の分流を、極め
て簡単な構成によって達成することができるようにな
り、更なるコストの削減と構造の簡素化を実現すること
が可能となるものである。
明に加えて流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空気出
口側にそれぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側をそれ
ぞれ順方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を相互
に連通する連通管と、この連通管に介設されたオリフィ
スとを備えているので、吸着行程の吸着槽から酸素富化
空気吐出口に向かう酸素富化空気と、当該吸着槽から脱
着行程中の吸着槽に向かう酸素富化空気の分流を、極め
て簡単な構成によって達成することができるようにな
り、更なるコストの削減と構造の簡素化を実現すること
が可能となるものである。
【0071】更にまた、請求項4の発明によれば、上記
各発明に加えて吸着剤は吸着行程において圧送された空
気中の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着
するので、空気質活性装置が設置された室内の一酸化炭
素及び/又は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、強制的な換
気の必要性を無くすことが可能となるものである。
各発明に加えて吸着剤は吸着行程において圧送された空
気中の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を合わせて吸着
するので、空気質活性装置が設置された室内の一酸化炭
素及び/又は二酸化炭素濃度の上昇を抑え、強制的な換
気の必要性を無くすことが可能となるものである。
【0072】また、空気を圧送するためにスクロールコ
ンプレッサを用いることによって、振動、騒音、吐出圧
力の脈動の低減などが可能になるものである。従って、
従来、振動、騒音のために容易に利用できなかった、病
院、研究室、静養室、図書館等でも利用が可能になるも
のであった。
ンプレッサを用いることによって、振動、騒音、吐出圧
力の脈動の低減などが可能になるものである。従って、
従来、振動、騒音のために容易に利用できなかった、病
院、研究室、静養室、図書館等でも利用が可能になるも
のであった。
【図1】本発明の空気質活性装置の斜視図である。
【図2】本発明の空気質活性装置の酸素富化空気生成部
の構成図である。
の構成図である。
【図3】本発明の空気質活性装置の電気回路のブロック
図である。
図である。
【図4】吸着槽における窒素分子の吸着、脱着作用を説
明するための図である。
明するための図である。
【図5】本発明の空気質活性装置の五方弁の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
するためのタイミングチャートである。
【図6】スクロールコンプレッサの一例を示す断面図で
ある。
ある。
1 空気質活性装置 4 空気清浄フィルタ 13 スクロールコンプレッサ 17、18 五方弁 21、22 吸着槽 26、27 逆止弁 34 マスク 46 連通管 47 オリフィス 54 吸着剤 56 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 真司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中山 敏男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D012 CA01 CA05 CB16 CD07 CE01 CF03 CF10 CG01 CH01 CH10 CJ03 CJ07 4G042 BA15 BB02
Claims (4)
- 【請求項1】 窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を
圧送して窒素の量を減らした酸素富化空気を生成する過
程と、酸素富化空気の一部を吸着剤に供給して窒素を吸
着した前記吸着剤から窒素を脱着させる過程とを交互に
切り換えて酸素富化空気の供給を可能にした空気質活性
装置において、前記吸着剤がそれぞれ封入された少なく
とも二つの吸着槽と、 吸引した空気を圧送するための
スクロールコンプレッサと、このスクロールコンプレッ
サから吐出された空気の流路を切り換えることにより、
前記各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切り換え
ると共に、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合は、他
の吸着槽を脱着行程とする流路制御手段とを備え、この
流路制御手段は、吸着行程中の前記吸着槽にて生成され
た酸素富化空気の一部を、脱着行程中の前記吸着槽に供
給する流路を備えたことを特徴とする空気質活性装置。 - 【請求項2】 スクロールコンプレッサの吸引側には空
気清浄フィルタを設けたことを特徴とする請求項1の空
気質活性装置。 - 【請求項3】 流路制御手段は、各吸着槽の酸素富化空
気出口側にそれぞれ接続され、酸素富化空気吐出口側を
それぞれ順方向とされた逆止弁と、各逆止弁の上流側を
相互に連通する連通管と、この連通管に介設されたオリ
フィスとを備えていることを特徴とする請求項1又は請
求項2の空気質活性装置。 - 【請求項4】 吸着剤は吸着行程において圧送された空
気中の一酸化炭素及び/又は二酸化炭素を吸着可能にし
たことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の
空気質活性装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277990A JP2000107547A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 空気質活性装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277990A JP2000107547A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 空気質活性装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000107547A true JP2000107547A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17591099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10277990A Pending JP2000107547A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 空気質活性装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000107547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106390678A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-02-15 | 大连理工大学 | 附壁振荡脉动吸附装置与方法 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10277990A patent/JP2000107547A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106390678A (zh) * | 2016-10-24 | 2017-02-15 | 大连理工大学 | 附壁振荡脉动吸附装置与方法 |
CN106390678B (zh) * | 2016-10-24 | 2022-04-12 | 大连理工大学 | 附壁振荡脉动吸附装置与方法 |
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