JPH1119453A - 空気質活性装置 - Google Patents
空気質活性装置Info
- Publication number
- JPH1119453A JPH1119453A JP9179833A JP17983397A JPH1119453A JP H1119453 A JPH1119453 A JP H1119453A JP 9179833 A JP9179833 A JP 9179833A JP 17983397 A JP17983397 A JP 17983397A JP H1119453 A JPH1119453 A JP H1119453A
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- Japan
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- air
- adsorption
- oxygen
- port
- air pump
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 窒素を吸着・脱着可能な吸着剤を備えた空気
質活性装置により、安定した酸素富化空気の生成を行い
つつ、騒音とコストの低減、装置の小型化を図る。 【解決手段】 空気質活性装置は、窒素を吸着・脱着可
能な吸着剤に空気を圧送することにより酸素富化空気を
生成するものであって、吸着剤がそれぞれ封入された少
なくとも二つの吸着槽と、吸引した空気を各吸着槽に圧
送するための空気ポンプ13と、この空気ポンプ13か
ら吐出された空気の流路を切り換えることにより、各吸
着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切り換えると共
に、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着
槽を脱着行程とする五方弁17、18などを備えてお
り、この流路制御手段は、吸着行程中の吸着槽にて生成
された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸着槽に供
給する。空気ポンプ13と五方弁17、18を筺体9内
に設ける。
質活性装置により、安定した酸素富化空気の生成を行い
つつ、騒音とコストの低減、装置の小型化を図る。 【解決手段】 空気質活性装置は、窒素を吸着・脱着可
能な吸着剤に空気を圧送することにより酸素富化空気を
生成するものであって、吸着剤がそれぞれ封入された少
なくとも二つの吸着槽と、吸引した空気を各吸着槽に圧
送するための空気ポンプ13と、この空気ポンプ13か
ら吐出された空気の流路を切り換えることにより、各吸
着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切り換えると共
に、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合は、他の吸着
槽を脱着行程とする五方弁17、18などを備えてお
り、この流路制御手段は、吸着行程中の吸着槽にて生成
された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸着槽に供
給する。空気ポンプ13と五方弁17、18を筺体9内
に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤により空気
中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する空気質活性
装置に関するものである。
中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する空気質活性
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般家庭の居室や事務所、或い
は、車などの室内には空気中の塵埃や煙草の煙粒子を除
去するための空気清浄装置が設けられているが、近年で
はこれを一歩進めて、空気中の酸素を濃縮し、酸素富化
空気を生成して室内の空気質を活性化させる装置が開発
されて来ている。
は、車などの室内には空気中の塵埃や煙草の煙粒子を除
去するための空気清浄装置が設けられているが、近年で
はこれを一歩進めて、空気中の酸素を濃縮し、酸素富化
空気を生成して室内の空気質を活性化させる装置が開発
されて来ている。
【0003】この場合の酸素濃縮の手段として考えられ
るものは、例えば、ガス分離膜に空気を流通させ、この
膜によって空気中の窒素の通過を阻止することにより膜
を通過した後の空気中の酸素濃度を上げる方法や、ゼオ
ライト等の吸着剤を吸着槽内に封入し、この吸着槽内に
空気を通して吸着剤により窒素を吸着することで吸着槽
から出た空気中の酸素濃度を上げる方法があるが、前者
の場合には通常の室内の空気活性化には能力的に問題が
あるため、通常は後者の吸着剤による酸素濃縮法が用い
られる。
るものは、例えば、ガス分離膜に空気を流通させ、この
膜によって空気中の窒素の通過を阻止することにより膜
を通過した後の空気中の酸素濃度を上げる方法や、ゼオ
ライト等の吸着剤を吸着槽内に封入し、この吸着槽内に
空気を通して吸着剤により窒素を吸着することで吸着槽
から出た空気中の酸素濃度を上げる方法があるが、前者
の場合には通常の室内の空気活性化には能力的に問題が
あるため、通常は後者の吸着剤による酸素濃縮法が用い
られる。
【0004】係る吸着剤は、極性モーメントを利用して
空気中の窒素ガス分子を選択的に捕まえる圧力スイング
吸着法(PSA法)により窒素を吸着するものである
が、飽和すると吸着作用が著しく低下し、或いは、消失
してしまうため、一定期間の窒素吸着を行った後は、吸
着した窒素を吸着剤から脱着する必要がある。
空気中の窒素ガス分子を選択的に捕まえる圧力スイング
吸着法(PSA法)により窒素を吸着するものである
が、飽和すると吸着作用が著しく低下し、或いは、消失
してしまうため、一定期間の窒素吸着を行った後は、吸
着した窒素を吸着剤から脱着する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、従来では吸
着槽内を負圧とすることにより、吸着剤から窒素を引き
離す方法が採られていたが、係る方式では吸着槽から強
制的に排気を行う真空ポンプが必要となり、装置が大型
化すると共に、コストも高騰する問題があった。
着槽内を負圧とすることにより、吸着剤から窒素を引き
離す方法が採られていたが、係る方式では吸着槽から強
制的に排気を行う真空ポンプが必要となり、装置が大型
化すると共に、コストも高騰する問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、窒素を吸着・脱着可能な
吸着剤を備えた空気質活性装置により、安定した酸素富
化空気の生成を行いつつ、騒音及びコストの低減と、装
置の小型化を図ることを目的とする。
るために成されたものであり、窒素を吸着・脱着可能な
吸着剤を備えた空気質活性装置により、安定した酸素富
化空気の生成を行いつつ、騒音及びコストの低減と、装
置の小型化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の空気質活性装置
は、窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を圧送するこ
とにより酸素富化空気を生成し、酸素富化空気を吸着剤
に供給して窒素の脱着を行わせるものであって、吸着剤
がそれぞれ封入された少なくとも二つの吸着槽と、吸引
した空気を各吸着槽に圧送するための空気ポンプと、こ
の空気ポンプから吐出された空気の流路を切り換えるこ
とにより、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切
り換えると共に、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合
は、他の吸着槽を脱着行程とする流路制御手段とを単一
のユニット内に収納し、且つ、このユニット内に設けら
れた筺体内に少なくとも空気ポンプと流路制御手段とを
設け、流路制御手段は、吸着行程中の吸着槽にて生成さ
れた酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸着槽に供給
するものである。
は、窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を圧送するこ
とにより酸素富化空気を生成し、酸素富化空気を吸着剤
に供給して窒素の脱着を行わせるものであって、吸着剤
がそれぞれ封入された少なくとも二つの吸着槽と、吸引
した空気を各吸着槽に圧送するための空気ポンプと、こ
の空気ポンプから吐出された空気の流路を切り換えるこ
とにより、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交互に切
り換えると共に、何れかの吸着槽を吸着行程とした場合
は、他の吸着槽を脱着行程とする流路制御手段とを単一
のユニット内に収納し、且つ、このユニット内に設けら
れた筺体内に少なくとも空気ポンプと流路制御手段とを
設け、流路制御手段は、吸着行程中の吸着槽にて生成さ
れた酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸着槽に供給
するものである。
【0008】本発明によれば、吸着剤がそれぞれ封入さ
れた吸着槽を少なくとも二つ設け、空気ポンプにより吸
引した空気を各吸着槽に圧送すると共に、流路制御手段
によって空気ポンプから吐出された空気の流路を切り換
えることにより、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交
互に切り換え、且つ、何れかの吸着槽を吸着行程とした
場合は、他の吸着槽を脱着行程とするように構成したの
で、各吸着槽において吸着と脱着を交互に、且つ、同時
に行い、連続した酸素富化空気の生成を実現することが
可能となる。
れた吸着槽を少なくとも二つ設け、空気ポンプにより吸
引した空気を各吸着槽に圧送すると共に、流路制御手段
によって空気ポンプから吐出された空気の流路を切り換
えることにより、各吸着槽を吸着行程と脱着行程とに交
互に切り換え、且つ、何れかの吸着槽を吸着行程とした
場合は、他の吸着槽を脱着行程とするように構成したの
で、各吸着槽において吸着と脱着を交互に、且つ、同時
に行い、連続した酸素富化空気の生成を実現することが
可能となる。
【0009】また、吸着行程中の吸着槽にて生成された
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じない。
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じない。
【0010】特に、各吸着槽、空気ポンプ、流路制御手
段を単一のユニット内に収納すると共に、少なくとも空
気ポンプと流路制御手段は、ユニット内に設けた筺体内
に設けたので、空気ポンプや流路制御手段が駆動した場
合に発生する騒音を低減することができるようになるも
のである。
段を単一のユニット内に収納すると共に、少なくとも空
気ポンプと流路制御手段は、ユニット内に設けた筺体内
に設けたので、空気ポンプや流路制御手段が駆動した場
合に発生する騒音を低減することができるようになるも
のである。
【0011】請求項2の発明の空気質活性装置は、上記
において各吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげ
る配管は、空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気
との連通を遮断する構成を備えているものである。
において各吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげ
る配管は、空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気
との連通を遮断する構成を備えているものである。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて各
吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげる配管は、
空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気との連通を
遮断する構成を備えているので、停止時に、各吸着槽内
の吸着剤が大気中の窒素を吸着することを未然に防止す
ることができるようになる。これにより、吸着剤の寿命
を延長することが可能となるものである。
吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげる配管は、
空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気との連通を
遮断する構成を備えているので、停止時に、各吸着槽内
の吸着剤が大気中の窒素を吸着することを未然に防止す
ることができるようになる。これにより、吸着剤の寿命
を延長することが可能となるものである。
【0013】請求項3の発明の空気質活性装置は、請求
項1において筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数
の区域に区画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御
手段とをそれぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の
区域を流れて筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸
着槽と対向する位置に設けられた通風口とを備えている
ものである。
項1において筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数
の区域に区画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御
手段とをそれぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の
区域を流れて筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸
着槽と対向する位置に設けられた通風口とを備えている
ものである。
【0014】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数の区域に区
画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御手段とをそ
れぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の区域を流れ
て筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸着槽と対向
する位置に設けられた通風口とを設けたので、空気ポン
プ及び流路制御手段を空冷して動作の安定化と長寿命化
を図れると共に、空気ポンプから圧送される空気を冷却
して各吸着槽における酸素富化空気の生成効率を向上さ
せることが可能となる。
て筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数の区域に区
画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御手段とをそ
れぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の区域を流れ
て筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸着槽と対向
する位置に設けられた通風口とを設けたので、空気ポン
プ及び流路制御手段を空冷して動作の安定化と長寿命化
を図れると共に、空気ポンプから圧送される空気を冷却
して各吸着槽における酸素富化空気の生成効率を向上さ
せることが可能となる。
【0015】特に、空気ポンプと流路制御手段は区画壁
にて区画された異なる区域に収納されているので、通風
口から漏れる空気ポンプからの騒音を最小限に抑え、更
なる低騒音化を図ることができるようになるものであ
る。
にて区画された異なる区域に収納されているので、通風
口から漏れる空気ポンプからの騒音を最小限に抑え、更
なる低騒音化を図ることができるようになるものであ
る。
【0016】請求項4の発明の空気質活性装置は、上記
において送風機は通風口に設けられているものである。
において送風機は通風口に設けられているものである。
【0017】請求項4の発明によれば、上記に加えて送
風機を通風口に設けたので、送風機と空気ポンプ或いは
流路制御手段との干渉を防止し、筺体を小型化してユニ
ット全体の更なる小型化を図ることが可能となる。
風機を通風口に設けたので、送風機と空気ポンプ或いは
流路制御手段との干渉を防止し、筺体を小型化してユニ
ット全体の更なる小型化を図ることが可能となる。
【0018】特に、送風機が各吸着槽と対向するかたち
となるので、送風機によって空気を各吸着槽の周囲に流
し、各吸着槽の温度調節を行う構成を採ることも可能と
なるものである。
となるので、送風機によって空気を各吸着槽の周囲に流
し、各吸着槽の温度調節を行う構成を採ることも可能と
なるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の空気質活性装置1の縦
断側面図、図2は空気質活性装置1の背面図、図3は空
気質活性装置1のユニット2の背面板2Aを取り除いた
状態の後方斜視図、図4は空気質活性装置1の酸素富化
空気生成部12の構成図、図5は空気質活性装置1の電
気回路のブロック図をそれぞれ示している。
形態を詳述する。図1は本発明の空気質活性装置1の縦
断側面図、図2は空気質活性装置1の背面図、図3は空
気質活性装置1のユニット2の背面板2Aを取り除いた
状態の後方斜視図、図4は空気質活性装置1の酸素富化
空気生成部12の構成図、図5は空気質活性装置1の電
気回路のブロック図をそれぞれ示している。
【0020】尚、図1乃至図3、及び、後述する図6で
は配管は省略している。
は配管は省略している。
【0021】本発明の空気質活性装置1は、例えば一般
家庭の居室に設置されるものであり、底面板2C四隅に
取り付けられたキャスタ15・・・によって容易に移動
可能とされた矩形ケース状のユニット2内に、各機器を
内蔵して構成されている。このユニット2の前面板2B
にはスリット状の空気吸込口3が形成されており、この
空気吸込口3の内側にはHEPAフィルタから成る空気
清浄フィルタ4が取り付けられている。また、空気清浄
フィルタ4の内側上部には送風装置としての送風機7が
取り付けられている。
家庭の居室に設置されるものであり、底面板2C四隅に
取り付けられたキャスタ15・・・によって容易に移動
可能とされた矩形ケース状のユニット2内に、各機器を
内蔵して構成されている。このユニット2の前面板2B
にはスリット状の空気吸込口3が形成されており、この
空気吸込口3の内側にはHEPAフィルタから成る空気
清浄フィルタ4が取り付けられている。また、空気清浄
フィルタ4の内側上部には送風装置としての送風機7が
取り付けられている。
【0022】この場合、ユニット2内の後部上隅部は仕
切板5によって下方と区画され、内部に第4の区画6D
が区画形成されており、前記送風機7はこの第4の区画
6D内に配設されている。また、第4の区画6Dは空気
吸込口3に連通しており、送風機7は空気吸込口3から
空気を吸引し、空気清浄フィルタ4にて塵埃や煙粒子な
どを除去した後、空気吸込口3の上側のユニット2の前
面板2Bに形成された空気吹出口8から吹き出すもので
ある。
切板5によって下方と区画され、内部に第4の区画6D
が区画形成されており、前記送風機7はこの第4の区画
6D内に配設されている。また、第4の区画6Dは空気
吸込口3に連通しており、送風機7は空気吸込口3から
空気を吸引し、空気清浄フィルタ4にて塵埃や煙粒子な
どを除去した後、空気吸込口3の上側のユニット2の前
面板2Bに形成された空気吹出口8から吹き出すもので
ある。
【0023】更に、空気吸込口3下方のユニット2内前
部には矩形状の筺体9が配設されており、この筺体9の
上面後端部からは前記仕切板5に至る仕切板10が取り
付けられている。そして、仕切板5、10、筺体9及び
背面板2Aにて囲繞されるユニット2内に第1の区画6
Aが区画形成されると共に、筺体9内に第2の区画6B
が画成され、更に、前面板2B、仕切板5、10及び筺
体9にて囲繞されるユニット2内に第3の区画6Cが区
画形成されている。
部には矩形状の筺体9が配設されており、この筺体9の
上面後端部からは前記仕切板5に至る仕切板10が取り
付けられている。そして、仕切板5、10、筺体9及び
背面板2Aにて囲繞されるユニット2内に第1の区画6
Aが区画形成されると共に、筺体9内に第2の区画6B
が画成され、更に、前面板2B、仕切板5、10及び筺
体9にて囲繞されるユニット2内に第3の区画6Cが区
画形成されている。
【0024】そして、係るユニット2内に本発明に係る
酸素富化空気生成部12が内蔵される。この酸素富化空
気生成部12は、空気ポンプ13、サクションタンク1
4、冷却コイル16、五方弁17、18、吸着槽21、
22、バッファタンク23、24、逆止弁26、27、
28、サイレンサ31、排気口32、送風機33及び酸
素富化空気吐出口34などから構成されている。
酸素富化空気生成部12が内蔵される。この酸素富化空
気生成部12は、空気ポンプ13、サクションタンク1
4、冷却コイル16、五方弁17、18、吸着槽21、
22、バッファタンク23、24、逆止弁26、27、
28、サイレンサ31、排気口32、送風機33及び酸
素富化空気吐出口34などから構成されている。
【0025】前記サクションタンク14は空気ポンプ1
3の吸引側に配管接続されると共に、空気取入口となる
前記サイレンサ31はサクションタンク14の入口に接
続され、且つ、後述する如く前記空気清浄フィルタ4の
内側に配置される。前記冷却コイル16は空気ポンプ1
3の吐出側に接続されると共に、冷却コイル16の出口
は逆止弁28を介して五方弁17の第1ポート17Aに
配管接続されている。尚、逆止弁28は五方弁17方向
を順方向としている。
3の吸引側に配管接続されると共に、空気取入口となる
前記サイレンサ31はサクションタンク14の入口に接
続され、且つ、後述する如く前記空気清浄フィルタ4の
内側に配置される。前記冷却コイル16は空気ポンプ1
3の吐出側に接続されると共に、冷却コイル16の出口
は逆止弁28を介して五方弁17の第1ポート17Aに
配管接続されている。尚、逆止弁28は五方弁17方向
を順方向としている。
【0026】この五方弁17の第2ポート17Bは吸着
槽21の下端の空気入口21Aに配管36により接続さ
れると共に、第3ポート17Cは吸着槽22の下端の空
気入口22Aに配管37により接続されている。この五
方弁17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは三方
配管38により共に五方弁18の第2ポート18Bに連
通接続されている。
槽21の下端の空気入口21Aに配管36により接続さ
れると共に、第3ポート17Cは吸着槽22の下端の空
気入口22Aに配管37により接続されている。この五
方弁17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは三方
配管38により共に五方弁18の第2ポート18Bに連
通接続されている。
【0027】尚、この五方弁17は電磁コイルにより駆
動され、ON状態で図2中実線で示す如く第1ポート1
7Aを第2ポート17Bに連通させ、且つ、第5ポート
17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、OFF
状態では図2中破線で示す如く第1ポート17Aを第3
ポート17Cに連通させ、且つ、第2ポート17Bを第
4ポート17Dに連通させるように流路を切り換えるも
のである。
動され、ON状態で図2中実線で示す如く第1ポート1
7Aを第2ポート17Bに連通させ、且つ、第5ポート
17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、OFF
状態では図2中破線で示す如く第1ポート17Aを第3
ポート17Cに連通させ、且つ、第2ポート17Bを第
4ポート17Dに連通させるように流路を切り換えるも
のである。
【0028】また、五方弁18の第3ポート18Cは配
管39を介し、吸着槽22の上端の酸素富化空気出口2
2Bに接続された配管41に連通されている。更に、五
方弁18の第5ポート18Eは配管42を介し、吸着槽
21の上端の酸素富化空気出口21Bに接続された配管
43に連通接続されている。
管39を介し、吸着槽22の上端の酸素富化空気出口2
2Bに接続された配管41に連通されている。更に、五
方弁18の第5ポート18Eは配管42を介し、吸着槽
21の上端の酸素富化空気出口21Bに接続された配管
43に連通接続されている。
【0029】尚、五方弁18も電磁コイルにより駆動さ
れ、OFF状態で図2中破線で示す如く第3ポート18
Cを第5ポート18Eに連通させ、第2ポート18Bを
第1ポート18Aに切り換える。尚、第1ポート18A
は封止されている。また、ON状態では実線で示す如く
第3ポート18Cを第1ポート18Aに切り換え、第2
ポート18Bを第4ポート18Dに連通させる。
れ、OFF状態で図2中破線で示す如く第3ポート18
Cを第5ポート18Eに連通させ、第2ポート18Bを
第1ポート18Aに切り換える。尚、第1ポート18A
は封止されている。また、ON状態では実線で示す如く
第3ポート18Cを第1ポート18Aに切り換え、第2
ポート18Bを第4ポート18Dに連通させる。
【0030】この第4ポート18Dには配管40が接続
され、この配管40はバッファタンク24を経て排気口
32に連通されている。
され、この配管40はバッファタンク24を経て排気口
32に連通されている。
【0031】そして、配管43はほこり・バクテリアフ
ィルタ72と前記逆止弁26を介して配管44に接続さ
れ、配管41はほこり・バクテリアフィルタ71と前記
逆止弁27を介して配管44に接続されている。前記逆
止弁26及び27は配管44方向を順方向とされると共
に、各配管41、43は各フィルタ71、72の手前、
即ち、各逆止弁26、27の上流側において連通管46
により相互に連通されている。そして、連通管46には
オリフィス47が介設されている。配管41若しくは4
3内を配管44方向に向かう空気はオリフィス47の抵
抗により、その1/5が連通管46に分流される。
ィルタ72と前記逆止弁26を介して配管44に接続さ
れ、配管41はほこり・バクテリアフィルタ71と前記
逆止弁27を介して配管44に接続されている。前記逆
止弁26及び27は配管44方向を順方向とされると共
に、各配管41、43は各フィルタ71、72の手前、
即ち、各逆止弁26、27の上流側において連通管46
により相互に連通されている。そして、連通管46には
オリフィス47が介設されている。配管41若しくは4
3内を配管44方向に向かう空気はオリフィス47の抵
抗により、その1/5が連通管46に分流される。
【0032】また、配管44は前記バッファタンク23
の入口に接続され、バッファタンク23の出口はニード
ルバルブ48を介し、可撓性のホース49に接続されて
いる。そして、このホース49の先端には前記酸素富化
空気吐出口34が取り付けられている。
の入口に接続され、バッファタンク23の出口はニード
ルバルブ48を介し、可撓性のホース49に接続されて
いる。そして、このホース49の先端には前記酸素富化
空気吐出口34が取り付けられている。
【0033】そして、前記各吸着槽21、22は前記第
1の区画6A内に配設され、前記酸素富化空気吐出口3
4は第4の区画6D内の送風機7から吐出される空気流
中に引き込まれている。また、第1の区画6A内に位置
する底面板2Cには通風口11が形成されている。
1の区画6A内に配設され、前記酸素富化空気吐出口3
4は第4の区画6D内の送風機7から吐出される空気流
中に引き込まれている。また、第1の区画6A内に位置
する底面板2Cには通風口11が形成されている。
【0034】一方、前記空気ポンプ13、冷却コイル1
6や各五方弁17、18は前記筺体9内の第2の区画6
B内に収納されると共に、前記サイレンサ31及びサク
ションタンク14は筺体9の天面から引き出されて前記
第3の区画6C内に引き込まれ、サイレンサ31は空気
清浄フィルタ4の内側に配置されている。
6や各五方弁17、18は前記筺体9内の第2の区画6
B内に収納されると共に、前記サイレンサ31及びサク
ションタンク14は筺体9の天面から引き出されて前記
第3の区画6C内に引き込まれ、サイレンサ31は空気
清浄フィルタ4の内側に配置されている。
【0035】また、筺体9内は図6に示す如く区画壁5
1、52によって左右に区画されており、向かって右側
の区域9A内に前記空気ポンプ13が配設され、五方弁
17、18やその他の部品は向かって左側の区域9B内
に配設されている。前記区画壁51、52は相互に間隔
を存し、筺体9の前後の壁から対向する壁に向かって途
中までそれぞれ延在しており、先端部分は左右方向にお
いて相互に重合する配置とされている。
1、52によって左右に区画されており、向かって右側
の区域9A内に前記空気ポンプ13が配設され、五方弁
17、18やその他の部品は向かって左側の区域9B内
に配設されている。前記区画壁51、52は相互に間隔
を存し、筺体9の前後の壁から対向する壁に向かって途
中までそれぞれ延在しており、先端部分は左右方向にお
いて相互に重合する配置とされている。
【0036】これにより、各区画壁51、52間には区
域9Aと9Bとを連通するジグザグの連通路61が構成
される。また、区域9Bの背面上部には通風口62が形
成されており、この通風口62に前記送風機33が取り
付けられている。この場合、通風口62は第1の区画6
A内の各吸着槽21、22と対向する位置に形成されて
いる。また、空気ポンプ13の下面には底面板2Cを貫
通して外部に連通したスリット状の通風口63が形成さ
れている。
域9Aと9Bとを連通するジグザグの連通路61が構成
される。また、区域9Bの背面上部には通風口62が形
成されており、この通風口62に前記送風機33が取り
付けられている。この場合、通風口62は第1の区画6
A内の各吸着槽21、22と対向する位置に形成されて
いる。また、空気ポンプ13の下面には底面板2Cを貫
通して外部に連通したスリット状の通風口63が形成さ
れている。
【0037】ここで、前記吸着槽21及び22は金属若
しくは硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状(縦寸
法400mm〜500mm、直径80mm〜85mm)
に構成されており、その内側下部には吸湿剤53(35
0g)が封入され、その上側には吸着剤54(1kg)
が封入されている。
しくは硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状(縦寸
法400mm〜500mm、直径80mm〜85mm)
に構成されており、その内側下部には吸湿剤53(35
0g)が封入され、その上側には吸着剤54(1kg)
が封入されている。
【0038】前記吸湿剤53は直径2mm〜3mmの粒
状の例えば活性アルミナであり、その下側には高さ30
mm程の範囲で空間が構成されている。この吸湿剤53
は図7左側に示す如く空気入口21A或いは22Aから
流入した室内空気中の水分を吸収し、吸着剤54の水分
による機能低下を防止するものである。
状の例えば活性アルミナであり、その下側には高さ30
mm程の範囲で空間が構成されている。この吸湿剤53
は図7左側に示す如く空気入口21A或いは22Aから
流入した室内空気中の水分を吸収し、吸着剤54の水分
による機能低下を防止するものである。
【0039】また、吸着剤54も同程度の寸法の粒状の
例えばゼオライトであり、吸湿剤53と吸着剤54との
間は通気性の部材にて仕切られている。また、吸着剤5
4の上側にも高さ30mm程の範囲で空間が構成されて
いる。
例えばゼオライトであり、吸湿剤53と吸着剤54との
間は通気性の部材にて仕切られている。また、吸着剤5
4の上側にも高さ30mm程の範囲で空間が構成されて
いる。
【0040】更に、前記吸着剤54を構成するゼオライ
トは、図7左側に示す如く空気入口21A或いは22A
から1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ
圧で室内空気(吸湿剤53で水分を除去されている)が
圧送されると、当該室内空気中の窒素分子、一酸化炭素
分子及び二酸化炭素分子を極性モーメントを利用して選
択的に吸着する(圧力スイング吸着法(PSA法))。
以後、これを吸着行程と称する。これにより、上端の酸
素富化空気出口21B或いは22Bからは酸素濃度35
%〜40%の酸素富化空気が出てくるものである。
トは、図7左側に示す如く空気入口21A或いは22A
から1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ
圧で室内空気(吸湿剤53で水分を除去されている)が
圧送されると、当該室内空気中の窒素分子、一酸化炭素
分子及び二酸化炭素分子を極性モーメントを利用して選
択的に吸着する(圧力スイング吸着法(PSA法))。
以後、これを吸着行程と称する。これにより、上端の酸
素富化空気出口21B或いは22Bからは酸素濃度35
%〜40%の酸素富化空気が出てくるものである。
【0041】また、図7の右側に示す如く上記酸素富化
空気が、ゲージ圧0kg/平方センチメートルの圧力で
酸素富化空気出口21B或いは22Bから吸着槽21或
いは22内に流入すると、内部の酸素分圧は急激に上昇
する。この状態では吸着剤54は、上記吸着行程にて吸
着した前記窒素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分
子を放出する。以後、これを脱着行程と称する。これに
より、下端の空気入口21A或いは22Aからは窒素、
一酸化炭素、二酸化炭素が富化された空気が流出するよ
うになる。尚、このとき吸湿剤53からは水分も放出さ
れる。
空気が、ゲージ圧0kg/平方センチメートルの圧力で
酸素富化空気出口21B或いは22Bから吸着槽21或
いは22内に流入すると、内部の酸素分圧は急激に上昇
する。この状態では吸着剤54は、上記吸着行程にて吸
着した前記窒素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分
子を放出する。以後、これを脱着行程と称する。これに
より、下端の空気入口21A或いは22Aからは窒素、
一酸化炭素、二酸化炭素が富化された空気が流出するよ
うになる。尚、このとき吸湿剤53からは水分も放出さ
れる。
【0042】次ぎに、図5において56は汎用マイクロ
コンピュータから構成された制御装置であり、前記電装
ボックス9内に収納されている。この制御装置56には
運転スイッチ57の出力が入力される。また、制御装置
56の出力には前記空気ポンプ13のモータ13M、送
風機7及び33のモータ7M及び33M、五方弁17、
18がそれぞれ接続されている。
コンピュータから構成された制御装置であり、前記電装
ボックス9内に収納されている。この制御装置56には
運転スイッチ57の出力が入力される。また、制御装置
56の出力には前記空気ポンプ13のモータ13M、送
風機7及び33のモータ7M及び33M、五方弁17、
18がそれぞれ接続されている。
【0043】以上の構成で、次ぎに図8のタイミングチ
ャートを参照しながら、本発明の空気質活性装置1の酸
素富化空気生成部12の動作を説明する。運転スイッチ
57が操作されると制御装置56は空気質活性装置1の
運転を開始する。制御装置56は空気ポンプ13のモー
タ13Mを駆動すると共に、送風機7及び33のモータ
7M、33Mを駆動する。また、五方弁17をONする
と共に、五方弁18を1秒間OFFした後、ONする。
ャートを参照しながら、本発明の空気質活性装置1の酸
素富化空気生成部12の動作を説明する。運転スイッチ
57が操作されると制御装置56は空気質活性装置1の
運転を開始する。制御装置56は空気ポンプ13のモー
タ13Mを駆動すると共に、送風機7及び33のモータ
7M、33Mを駆動する。また、五方弁17をONする
と共に、五方弁18を1秒間OFFした後、ONする。
【0044】空気ポンプ13が運転されると、空気清浄
フィルタ4を通過した室内空気(大気)はサイレンサ3
1からサクションタンク14を経て空気ポンプ13に吸
引される。尚、このサクションタンク14によって吸込
量が均一化される。そして、吸引された室内空気は空気
ポンプ13から冷却コイル16に吐出される。
フィルタ4を通過した室内空気(大気)はサイレンサ3
1からサクションタンク14を経て空気ポンプ13に吸
引される。尚、このサクションタンク14によって吸込
量が均一化される。そして、吸引された室内空気は空気
ポンプ13から冷却コイル16に吐出される。
【0045】このとき、前記送風機33は運転されて通
風口63、区域9A、連通路61、区域9B、通風口6
2、通風口11を流れ、筺体9外に空気を導く気流を実
現している。これにより、筺体9内に設けられた冷却コ
イル16は空冷されており、冷却コイル16内に流入し
た室内空気は、そこを通過する過程で冷却された後、逆
止弁28を経て五方弁17の第1ポート17Aに入る。
風口63、区域9A、連通路61、区域9B、通風口6
2、通風口11を流れ、筺体9外に空気を導く気流を実
現している。これにより、筺体9内に設けられた冷却コ
イル16は空冷されており、冷却コイル16内に流入し
た室内空気は、そこを通過する過程で冷却された後、逆
止弁28を経て五方弁17の第1ポート17Aに入る。
【0046】五方弁17の第1ポート17Aに入った室
内空気は第2ポート17Bから流出し、配管36を通っ
て吸着槽21下端の空気入口21Aから吸着槽21内に
圧送される。このときの吸着槽21内の圧力は前述の
1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ圧と
なる。吸着槽21内に入った室内空気は、前述の如く吸
湿剤53により水分を除去された後、吸着剤54にて窒
素、一酸化炭素、二酸化炭素が吸着され、酸素富化空気
となって上端の酸素富化空気出口21Bより流出する
(吸着行程)。
内空気は第2ポート17Bから流出し、配管36を通っ
て吸着槽21下端の空気入口21Aから吸着槽21内に
圧送される。このときの吸着槽21内の圧力は前述の
1.2〜1.5kg/平方センチメートルのゲージ圧と
なる。吸着槽21内に入った室内空気は、前述の如く吸
湿剤53により水分を除去された後、吸着剤54にて窒
素、一酸化炭素、二酸化炭素が吸着され、酸素富化空気
となって上端の酸素富化空気出口21Bより流出する
(吸着行程)。
【0047】このとき(運転開始から1秒経過後)、吸
着槽21から出た酸素富化空気は五方弁18の第3ポー
ト18Cが第1ポート18Aに接続されているため、逆
止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述の如くそ
の4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通管46に
分流される。逆止弁26に向かった酸素富化空気は配管
44からバッファタンク23、ニードルバルブ48、ホ
ース49を経て酸素富化空気吐出口34から流出する。
酸素富化空気吐出口34から出た酸素富化空気は、送風
機7からの風に乗って空気吹出口8より室内に供給され
る。
着槽21から出た酸素富化空気は五方弁18の第3ポー
ト18Cが第1ポート18Aに接続されているため、逆
止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述の如くそ
の4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通管46に
分流される。逆止弁26に向かった酸素富化空気は配管
44からバッファタンク23、ニードルバルブ48、ホ
ース49を経て酸素富化空気吐出口34から流出する。
酸素富化空気吐出口34から出た酸素富化空気は、送風
機7からの風に乗って空気吹出口8より室内に供給され
る。
【0048】尚、バッファタンク23とニードルバルブ
48により酸素富化空気吐出口34からの吐出量が均等
化される。
48により酸素富化空気吐出口34からの吐出量が均等
化される。
【0049】一方、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を
経て出口22Bより吸着槽22内に流入する。吸着槽2
2内に酸素富化空気が流入すると、前述の如く内部の酸
素分圧が上昇するため、前述の如く吸着剤54は吸着し
ている窒素、一酸化炭素、二酸化炭素を放出する(脱着
行程)。このときの内部圧力は0kg/平方センチメー
トルである。
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を
経て出口22Bより吸着槽22内に流入する。吸着槽2
2内に酸素富化空気が流入すると、前述の如く内部の酸
素分圧が上昇するため、前述の如く吸着剤54は吸着し
ている窒素、一酸化炭素、二酸化炭素を放出する(脱着
行程)。このときの内部圧力は0kg/平方センチメー
トルである。
【0050】そして、下端の空気入口22Aから配管3
7に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポー
ト17E、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24を通
って排気口32から例えば室外に排気される。
7に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポー
ト17E、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24を通
って排気口32から例えば室外に排気される。
【0051】制御装置51は運転開始から20秒経過す
ると、今度は五方弁17をOFFとし、同時に1秒間だ
け五方弁18をOFFする。この五方弁18がOFFさ
れることにより、第3ポート18Cと第5ポート18E
が連通されるので、これまで吸着行程であった吸着槽2
1とこれまで脱着行程であった吸着槽22が、配管4
2、39を介して連通される。
ると、今度は五方弁17をOFFとし、同時に1秒間だ
け五方弁18をOFFする。この五方弁18がOFFさ
れることにより、第3ポート18Cと第5ポート18E
が連通されるので、これまで吸着行程であった吸着槽2
1とこれまで脱着行程であった吸着槽22が、配管4
2、39を介して連通される。
【0052】従って、この1秒間で吸着槽21内と吸着
槽22内の圧力が均一化されるので、以後の吸着槽22
内の昇圧及び吸着槽21内の降圧が円滑に行われるよう
になると共に、吸着行程から脱着行程の圧力に急激に降
下させたときに各吸着槽21、22にて生じる騒音を低
減できる。また、五方弁17がOFF状態となり、第1
ポート17Aが第3ポート17Cに連通されるので、冷
却コイル16から出た室内空気は逆止弁28、配管37
を経て下端の空気入口22Aから吸着槽22内に圧送さ
れるようになる。
槽22内の圧力が均一化されるので、以後の吸着槽22
内の昇圧及び吸着槽21内の降圧が円滑に行われるよう
になると共に、吸着行程から脱着行程の圧力に急激に降
下させたときに各吸着槽21、22にて生じる騒音を低
減できる。また、五方弁17がOFF状態となり、第1
ポート17Aが第3ポート17Cに連通されるので、冷
却コイル16から出た室内空気は逆止弁28、配管37
を経て下端の空気入口22Aから吸着槽22内に圧送さ
れるようになる。
【0053】そして、前述の如く吸着槽22内では酸素
富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口22Bか
ら配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に
向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1
/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった
酸素富化空気は配管44からバッファタンク23、ニー
ドルバルブ48、ホース49を経て同様に酸素富化空気
吐出口34から流出する。
富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口22Bか
ら配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に
向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1
/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった
酸素富化空気は配管44からバッファタンク23、ニー
ドルバルブ48、ホース49を経て同様に酸素富化空気
吐出口34から流出する。
【0054】また、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を
経て出口21Bより吸着槽21内に流入する。吸着槽2
1内では前述の如く吸着剤54が吸着している窒素、一
酸化炭素、二酸化炭素の放出が行われる(脱着行程)。
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を
経て出口21Bより吸着槽21内に流入する。吸着槽2
1内では前述の如く吸着剤54が吸着している窒素、一
酸化炭素、二酸化炭素の放出が行われる(脱着行程)。
【0055】そして、下端の空気入口21Aから配管3
6に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポー
ト17D、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24を通
って排気口32から前述同様に排出されることになる。
6に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポー
ト17D、配管38、五方弁18の第2ポート18B、
第4ポート18D、配管40、バッファタンク24を通
って排気口32から前述同様に排出されることになる。
【0056】尚、五方弁17が切り替わった際、吸着行
程であった吸着槽内の圧力は、脱着行程であった吸着槽
に加わる他、配管40にも加わるが、バッファタンク2
4の存在によって急激な圧力上昇が緩和されるので、配
管40から排気口32に至る経路における騒音の発生も
抑えられる。
程であった吸着槽内の圧力は、脱着行程であった吸着槽
に加わる他、配管40にも加わるが、バッファタンク2
4の存在によって急激な圧力上昇が緩和されるので、配
管40から排気口32に至る経路における騒音の発生も
抑えられる。
【0057】以後、制御装置56はこれを繰り返す。即
ち、20秒後には再び五方弁17をONに切り換え、五
方弁18を1秒間だけOFFするものである。
ち、20秒後には再び五方弁17をONに切り換え、五
方弁18を1秒間だけOFFするものである。
【0058】このように、本発明では吸着剤54がそれ
ぞれ封入された吸着槽21と吸着槽22を設け、空気ポ
ンプ13により吸引した空気を各吸着槽21、22に圧
送すると共に、五方弁17、18で空気ポンプ13から
吐出された空気の流路を切り換えることによって、各吸
着槽21、22を吸着行程と脱着行程とに交互に切り換
え、且つ、吸着槽21が吸着行程であるときには吸着槽
22を脱着行程とし、吸着槽21が脱着行程であるとき
には吸着槽22を吸着行程とするように構成したので、
各吸着槽21、22において吸着と脱着を交互に、且
つ、同時に行い、連続した酸素富化空気の生成を実現す
ることが可能となる。
ぞれ封入された吸着槽21と吸着槽22を設け、空気ポ
ンプ13により吸引した空気を各吸着槽21、22に圧
送すると共に、五方弁17、18で空気ポンプ13から
吐出された空気の流路を切り換えることによって、各吸
着槽21、22を吸着行程と脱着行程とに交互に切り換
え、且つ、吸着槽21が吸着行程であるときには吸着槽
22を脱着行程とし、吸着槽21が脱着行程であるとき
には吸着槽22を吸着行程とするように構成したので、
各吸着槽21、22において吸着と脱着を交互に、且
つ、同時に行い、連続した酸素富化空気の生成を実現す
ることが可能となる。
【0059】また、吸着行程中の吸着槽21或いは22
にて生成された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸
着槽22或いは21に供給するようにしているので、脱
着行程中の吸着槽21或いは22内では酸素分圧が上昇
するため、吸着剤54は円滑に窒素を脱着する。これに
より、従来の如き真空ポンプを用いること無く吸着剤5
4から窒素を脱着することができるようになるので、コ
ストの低減と装置の小型化を実現できる。また、脱着行
程中の吸着槽21或いは22に供給する酸素富化空気は
少量であるので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生
じない。
にて生成された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の吸
着槽22或いは21に供給するようにしているので、脱
着行程中の吸着槽21或いは22内では酸素分圧が上昇
するため、吸着剤54は円滑に窒素を脱着する。これに
より、従来の如き真空ポンプを用いること無く吸着剤5
4から窒素を脱着することができるようになるので、コ
ストの低減と装置の小型化を実現できる。また、脱着行
程中の吸着槽21或いは22に供給する酸素富化空気は
少量であるので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生
じない。
【0060】特に、各吸着槽21、22、空気ポンプ1
3、五方弁17、18をユニット2内に収納すると共
に、空気ポンプ13と五方弁17、18は、ユニット2
内に設けた筺体9内に設けたので、空気ポンプ13や五
方弁17、18が駆動した場合に発生する騒音を低減す
ることができるようになる。
3、五方弁17、18をユニット2内に収納すると共
に、空気ポンプ13と五方弁17、18は、ユニット2
内に設けた筺体9内に設けたので、空気ポンプ13や五
方弁17、18が駆動した場合に発生する騒音を低減す
ることができるようになる。
【0061】また、空気質活性装置1が運転を停止して
いるとき、五方弁17、18はOFFしているため、五
方弁17の第2ポート17Bは第4ポート17Dに連通
し、第3ポート17Cは第1ポート17Aに連通してい
る。また、五方弁18の第2ポート18Bは第1ポート
18Aに連通し、第3ポート18Cは第5ポート18E
に連通すると共に、五方弁17の第1ポート17Aには
逆止弁28が取り付けられ、更に、配管44の手前にも
逆止弁26、27が取り付けられているので、各吸着槽
21、22はサイレンサ31、排気口32及び酸素富化
空気吐出口34の何れの側においても大気との連通が遮
断される。
いるとき、五方弁17、18はOFFしているため、五
方弁17の第2ポート17Bは第4ポート17Dに連通
し、第3ポート17Cは第1ポート17Aに連通してい
る。また、五方弁18の第2ポート18Bは第1ポート
18Aに連通し、第3ポート18Cは第5ポート18E
に連通すると共に、五方弁17の第1ポート17Aには
逆止弁28が取り付けられ、更に、配管44の手前にも
逆止弁26、27が取り付けられているので、各吸着槽
21、22はサイレンサ31、排気口32及び酸素富化
空気吐出口34の何れの側においても大気との連通が遮
断される。
【0062】従って、空気質活性装置1の停止時に、各
吸着槽21、22内の吸着剤54が大気中の窒素を吸着
することを未然に防止することができるようになり、吸
着剤54の寿命を延長することが可能となる。
吸着槽21、22内の吸着剤54が大気中の窒素を吸着
することを未然に防止することができるようになり、吸
着剤54の寿命を延長することが可能となる。
【0063】更に、筺体9内を、空気の流れを保ち、且
つ、区域9A、9Bに区画する区画壁51、52を設
け、空気ポンプ13と五方弁17、18とをそれぞれ異
なる区域9A、9Bに収納すると共に、各区域9A、9
Bを流れて筺体9外に空気を導く送風機33と、筺体9
の各吸着槽21、22と対向する位置に設けられた通風
口62とを設けたので、空気ポンプ13及び五方弁1
7、18を空冷して動作の安定化と長寿命化を図れると
共に、空気ポンプ13から圧送される空気を冷却して各
吸着槽21、22における酸素富化空気の生成効率を向
上させることが可能となる。
つ、区域9A、9Bに区画する区画壁51、52を設
け、空気ポンプ13と五方弁17、18とをそれぞれ異
なる区域9A、9Bに収納すると共に、各区域9A、9
Bを流れて筺体9外に空気を導く送風機33と、筺体9
の各吸着槽21、22と対向する位置に設けられた通風
口62とを設けたので、空気ポンプ13及び五方弁1
7、18を空冷して動作の安定化と長寿命化を図れると
共に、空気ポンプ13から圧送される空気を冷却して各
吸着槽21、22における酸素富化空気の生成効率を向
上させることが可能となる。
【0064】特に、空気ポンプ13と五方弁17、18
は区画壁51、52にて区画された異なる区域9A、9
Bに収納されているので、通風口62から漏れる空気ポ
ンプ13からの騒音を最小限に抑え、更なる低騒音化を
図ることができるようになる。
は区画壁51、52にて区画された異なる区域9A、9
Bに収納されているので、通風口62から漏れる空気ポ
ンプ13からの騒音を最小限に抑え、更なる低騒音化を
図ることができるようになる。
【0065】更に、送風機33を通風口62に設けたの
で、送風機33と空気ポンプ13或いは五方弁17、1
8との干渉を防止し、筺体9を小型化してユニット2全
体の更なる小型化を図ることが可能となる。特に、送風
機33が各吸着槽21、22と対向するかたちとなるの
で、送風機33によって構成される気流を各吸着槽2
1、22の周囲に形成し、更に、送風機33の運転を制
御することによって、各吸着槽21、22の温度調節を
行う構成を採ることも可能となる。
で、送風機33と空気ポンプ13或いは五方弁17、1
8との干渉を防止し、筺体9を小型化してユニット2全
体の更なる小型化を図ることが可能となる。特に、送風
機33が各吸着槽21、22と対向するかたちとなるの
で、送風機33によって構成される気流を各吸着槽2
1、22の周囲に形成し、更に、送風機33の運転を制
御することによって、各吸着槽21、22の温度調節を
行う構成を採ることも可能となる。
【0066】また、ユニット2内は、仕切板5、10、
筺体9によって第1〜第4の区画6A〜6Dに分割され
ており、第1の区画6A内に吸着槽21、22を、第2
の区画6B内に空気ポンプ13と五方弁17、18を、
空気吸込口3に連通する第3の区画6C内にサイレンサ
31、空気清浄フィルタ4を、そして、空気吹出口4に
連通する第4の区画6D内に送風機7と酸素富化空気吐
出口34をそれぞれ設けているので、室内空気を吸着槽
21、22に供給し、吸着槽21、22にて生成された
酸素富化空気を室内に供給する経路と、空気ポンプ13
などを空冷する空気流の経路とが完全に分離される。
筺体9によって第1〜第4の区画6A〜6Dに分割され
ており、第1の区画6A内に吸着槽21、22を、第2
の区画6B内に空気ポンプ13と五方弁17、18を、
空気吸込口3に連通する第3の区画6C内にサイレンサ
31、空気清浄フィルタ4を、そして、空気吹出口4に
連通する第4の区画6D内に送風機7と酸素富化空気吐
出口34をそれぞれ設けているので、室内空気を吸着槽
21、22に供給し、吸着槽21、22にて生成された
酸素富化空気を室内に供給する経路と、空気ポンプ13
などを空冷する空気流の経路とが完全に分離される。
【0067】これにより、空気質活性装置1内部での各
空気の流れが円滑化され、総じて酸素富化空気の生成効
率を一層改善することが可能となるのに加え、空気ポン
プ13から生じる騒音の外部への漏洩も有効に低減する
ことが可能となる。
空気の流れが円滑化され、総じて酸素富化空気の生成効
率を一層改善することが可能となるのに加え、空気ポン
プ13から生じる騒音の外部への漏洩も有効に低減する
ことが可能となる。
【0068】尚、実施例では2個の吸着槽21、22を
用いたが、それに限らず、3個以上の吸着槽を設けて、
順次吸着行程と脱着行程を行わせても良い。
用いたが、それに限らず、3個以上の吸着槽を設けて、
順次吸着行程と脱着行程を行わせても良い。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、吸着
剤がそれぞれ封入された吸着槽を少なくとも二つ設け、
空気ポンプにより吸引した空気を各吸着槽に圧送すると
共に、流路制御手段によって空気ポンプから吐出された
空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を吸着行
程と脱着行程とに交互に切り換え、且つ、何れかの吸着
槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行程とす
るように構成したので、各吸着槽において吸着と脱着を
交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素富化空気の生
成を実現することが可能となる。
剤がそれぞれ封入された吸着槽を少なくとも二つ設け、
空気ポンプにより吸引した空気を各吸着槽に圧送すると
共に、流路制御手段によって空気ポンプから吐出された
空気の流路を切り換えることにより、各吸着槽を吸着行
程と脱着行程とに交互に切り換え、且つ、何れかの吸着
槽を吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行程とす
るように構成したので、各吸着槽において吸着と脱着を
交互に、且つ、同時に行い、連続した酸素富化空気の生
成を実現することが可能となる。
【0070】また、吸着行程中の吸着槽にて生成された
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じない。
酸素富化空気の一部を、流路制御手段により、脱着行程
中の吸着槽に供給するようにしているので、脱着行程中
の吸着槽内では酸素分圧が上昇するため、吸着剤は円滑
に窒素を脱着するようになる。これにより、従来の如き
真空ポンプを用いること無く吸着剤から窒素を脱着する
ことができるようになるので、コストの低減と装置の小
型化を実現できる。また、脱着行程中の吸着槽に供給す
る酸素富化空気が少量でも吸着槽内の酸素分圧は上昇す
るので、酸素富化空気の生成効率にも支障が生じない。
【0071】特に、各吸着槽、空気ポンプ、流路制御手
段を単一のユニット内に収納すると共に、少なくとも空
気ポンプと流路制御手段は、ユニット内に設けた筺体内
に設けたので、空気ポンプや流路制御手段が駆動した場
合に発生する騒音を低減することができるようになるも
のである。
段を単一のユニット内に収納すると共に、少なくとも空
気ポンプと流路制御手段は、ユニット内に設けた筺体内
に設けたので、空気ポンプや流路制御手段が駆動した場
合に発生する騒音を低減することができるようになるも
のである。
【0072】請求項2の発明によれば、上記に加えて各
吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげる配管は、
空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気との連通を
遮断する構成を備えているので、停止時に、各吸着槽内
の吸着剤が大気中の窒素を吸着することを未然に防止す
ることができるようになる。これにより、吸着剤の寿命
を延長することが可能となるものである。
吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段をつなげる配管は、
空気ポンプの停止時に各吸着槽の内部と大気との連通を
遮断する構成を備えているので、停止時に、各吸着槽内
の吸着剤が大気中の窒素を吸着することを未然に防止す
ることができるようになる。これにより、吸着剤の寿命
を延長することが可能となるものである。
【0073】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数の区域に区
画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御手段とをそ
れぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の区域を流れ
て筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸着槽と対向
する位置に設けられた通風口とを設けたので、空気ポン
プ及び流路制御手段を空冷して動作の安定化と長寿命化
を図れると共に、空気ポンプから圧送される空気を冷却
して各吸着槽における酸素富化空気の生成効率を向上さ
せることが可能となる。
て筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複数の区域に区
画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制御手段とをそ
れぞれ異なる区域に収納すると共に、複数の区域を流れ
て筺体外に空気を導く送風機と、筺体の各吸着槽と対向
する位置に設けられた通風口とを設けたので、空気ポン
プ及び流路制御手段を空冷して動作の安定化と長寿命化
を図れると共に、空気ポンプから圧送される空気を冷却
して各吸着槽における酸素富化空気の生成効率を向上さ
せることが可能となる。
【0074】特に、空気ポンプと流路制御手段は区画壁
にて区画された異なる区域に収納されているので、通風
口から漏れる空気ポンプからの騒音を最小限に抑え、更
なる低騒音化を図ることができるようになるものであ
る。
にて区画された異なる区域に収納されているので、通風
口から漏れる空気ポンプからの騒音を最小限に抑え、更
なる低騒音化を図ることができるようになるものであ
る。
【0075】請求項4の発明によれば、上記に加えて送
風機を通風口に設けたので、送風機と空気ポンプ或いは
流路制御手段との干渉を防止し、筺体を小型化してユニ
ット全体の更なる小型化を図ることが可能となる。
風機を通風口に設けたので、送風機と空気ポンプ或いは
流路制御手段との干渉を防止し、筺体を小型化してユニ
ット全体の更なる小型化を図ることが可能となる。
【0076】特に、送風機が各吸着槽と対向するかたち
となるので、送風機によって空気を各吸着槽の周囲に流
し、各吸着槽の温度調節を行う構成を採ることも可能と
なるものである。
となるので、送風機によって空気を各吸着槽の周囲に流
し、各吸着槽の温度調節を行う構成を採ることも可能と
なるものである。
【図1】本発明の空気質活性装置の縦断側面図である。
【図2】本発明の空気質活性装置の背面図である。
【図3】本発明の空気質活性装置のユニットの背面板を
取り除いた状態の後方斜視図である。
取り除いた状態の後方斜視図である。
【図4】本発明の空気質活性装置の酸素富化空気生成部
の構成図である。
の構成図である。
【図5】本発明の空気質活性装置の電気回路のブロック
図である。
図である。
【図6】本発明の空気質活性装置の筺体の透視斜視図で
ある。
ある。
【図7】吸着槽における窒素分子の吸着、脱着作用を説
明するための図である。
明するための図である。
【図8】本発明の空気質活性装置の五方弁の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
するためのタイミングチャートである。
1 空気質活性装置 2 ユニット 4 空気清浄フィルタ 6A〜6D 第1〜第4の区画 7、33 送風機 9 筺体 9A、9B 区域 13 空気ポンプ 17、18 五方弁 21、22 吸着槽 26、27、28 逆止弁 34 酸素富化空気吐出口 46 連通管 47 オリフィス 51、52 区画壁 54 吸着剤 56 制御装置 61 連通路 62 通風口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 敏男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 窒素を吸着・脱着可能な吸着剤に空気を
圧送することにより酸素富化空気を生成し、酸素富化空
気を吸着剤に供給して窒素の脱着を行わせる空気質活性
装置において、 前記吸着剤がそれぞれ封入された少なくとも二つの吸着
槽と、吸引した空気を前記各吸着槽に圧送するための空
気ポンプと、この空気ポンプから吐出された空気の流路
を切り換えることにより、前記各吸着槽を吸着行程と脱
着行程とに交互に切り換えると共に、何れかの吸着槽を
吸着行程とした場合は、他の吸着槽を脱着行程とする流
路制御手段とを単一のユニット内に収納し、且つ、この
ユニット内に設けられた筺体内に少なくとも前記空気ポ
ンプと流路制御手段とを設け、 前記流路制御手段は、吸着行程中の前記吸着槽にて生成
された酸素富化空気の一部を、脱着行程中の前記吸着槽
に供給することを特徴とする空気質活性装置。 - 【請求項2】 各吸着槽、空気ポンプ、流路制御手段を
つなげる配管は、前記空気ポンプの停止時に前記各吸着
槽の内部と大気との連通を遮断する構成を備えることを
特徴とする請求項1の空気質活性装置。 - 【請求項3】 筺体内を、空気の流れを保ち、且つ、複
数の区域に区画する区画壁を設け、空気ポンプと流路制
御手段とをそれぞれ異なる区域に収納すると共に、前記
複数の区域を流れて前記筺体外に空気を導く送風機と、
前記筺体の前記各吸着槽と対向する位置に設けられた通
風口とを備えることを特徴とする請求項1の空気質活性
装置。 - 【請求項4】 送風機は通風口に設けられていることを
特徴とする請求項3の空気質活性装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179833A JPH1119453A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 空気質活性装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179833A JPH1119453A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 空気質活性装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1119453A true JPH1119453A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16072702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9179833A Withdrawn JPH1119453A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 空気質活性装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1119453A (ja) |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179833A patent/JPH1119453A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040123 |