JP2000107332A - ゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブInfo
- Publication number
- JP2000107332A JP2000107332A JP10284891A JP28489198A JP2000107332A JP 2000107332 A JP2000107332 A JP 2000107332A JP 10284891 A JP10284891 A JP 10284891A JP 28489198 A JP28489198 A JP 28489198A JP 2000107332 A JP2000107332 A JP 2000107332A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- stay
- hitting
- sweet spot
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛距離が延び、かつ使い勝手のよいゴルフク
ラブを形成すること。 【解決手段】 L字状に形成した2枚の薄板7、7を背
中合わせに結合一体化して接合面8と支え部9とからな
る断面T字型のステー6を、打撃面2の内面に接合面8
を介して一体的に固定することにより、打撃面2の撓み
がなく、しかもスィートスポットの広い使い勝手のよい
ゴルフクラブを構成するようにしたもの。
ラブを形成すること。 【解決手段】 L字状に形成した2枚の薄板7、7を背
中合わせに結合一体化して接合面8と支え部9とからな
る断面T字型のステー6を、打撃面2の内面に接合面8
を介して一体的に固定することにより、打撃面2の撓み
がなく、しかもスィートスポットの広い使い勝手のよい
ゴルフクラブを構成するようにしたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフクラブに関
し、より詳しくは内部を中空にした金属製のクラブヘッ
ドに特徴を有するゴルフクラブに関する。
し、より詳しくは内部を中空にした金属製のクラブヘッ
ドに特徴を有するゴルフクラブに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールの飛距離を延ばすために使用する
ゴルフクラブのうち、「ウッド」と呼ばれるゴルフクラ
ブのヘッドは、近年、木質系のものから金属系のものに
移行してきており、さらに軽量化と大きな反発係数を持
たすために、特殊な軽金属やセラミックスよりなる薄肉
材を用いて内部に大きな中空部を持たせるように形成さ
れている。
ゴルフクラブのうち、「ウッド」と呼ばれるゴルフクラ
ブのヘッドは、近年、木質系のものから金属系のものに
移行してきており、さらに軽量化と大きな反発係数を持
たすために、特殊な軽金属やセラミックスよりなる薄肉
材を用いて内部に大きな中空部を持たせるように形成さ
れている。
【0003】殊に、その打撃面については、ボールと当
接した瞬間に生じる内方への撓みによって運動エネルギ
が大きく損なわれるため、打撃面のスィートスポット部
分の内側に打撃面に対して直角な向きのステーを固定
し、このステーによって内方への撓みを抑えるようにし
たものが提案されている。
接した瞬間に生じる内方への撓みによって運動エネルギ
が大きく損なわれるため、打撃面のスィートスポット部
分の内側に打撃面に対して直角な向きのステーを固定
し、このステーによって内方への撓みを抑えるようにし
たものが提案されている。
【0004】しかしながら、このようなステーを打撃面
のスィートスポット部分の内面に垂直に取り付けるに
は、溶着が困難なチタン金属のようなヘッド構成部材の
面からいっても、また、端面を介してステーを接合する
といった技術上の面からいってもきわめて難しく、歩止
まりを高め得ることができないといった点で多くの問題
を抱えている。
のスィートスポット部分の内面に垂直に取り付けるに
は、溶着が困難なチタン金属のようなヘッド構成部材の
面からいっても、また、端面を介してステーを接合する
といった技術上の面からいってもきわめて難しく、歩止
まりを高め得ることができないといった点で多くの問題
を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
製造が容易で、しかも打撃面の撓みを確実に抑えること
によりさらに飛距離を伸ばすことのできる新たなゴルフ
クラブを提供することにある。また本発明の他の目的と
することろは、打撃面の撓みを抑えるとともに、使い勝
手のよい新たなゴルフクラブを提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
製造が容易で、しかも打撃面の撓みを確実に抑えること
によりさらに飛距離を伸ばすことのできる新たなゴルフ
クラブを提供することにある。また本発明の他の目的と
することろは、打撃面の撓みを抑えるとともに、使い勝
手のよい新たなゴルフクラブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するためのゴルフクラブとして、L字状に
形成した2枚の金属薄肉材を互いに背中合わせに結合一
体化して支え部と接合面とからなる断面T字型のステー
を、クラブヘッドの打撃面のスィートスポット部分の内
面に接合面を介して一体的に固定するようにしたもので
ある。
る課題を達成するためのゴルフクラブとして、L字状に
形成した2枚の金属薄肉材を互いに背中合わせに結合一
体化して支え部と接合面とからなる断面T字型のステー
を、クラブヘッドの打撃面のスィートスポット部分の内
面に接合面を介して一体的に固定するようにしたもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
いて説明する。図面はいずれも本発明の一実施例を示し
たものである。
【0008】図において符号1は、内部に大きな中空部
を設けたチタン合金等よりなるクラブヘッド本体で、こ
のクラブヘッド本体1の前面に設けた厚さが約5mmの打
撃面2には、巾が40mm、深さが1.5mm程度の溝3が
設けられていて、ここには、チタン合金よりも反発係数
の大きなアルカン合金と呼ばれるリチウムとアルミニウ
ム系との合金、あるいは炭化珪素、酸化アルミ等のセラ
ミックよりなる薄板4を嵌め込んで高温、高圧下で一体
的に結合することにより、大きな反発係数を持たせるよ
うに構成されている。
を設けたチタン合金等よりなるクラブヘッド本体で、こ
のクラブヘッド本体1の前面に設けた厚さが約5mmの打
撃面2には、巾が40mm、深さが1.5mm程度の溝3が
設けられていて、ここには、チタン合金よりも反発係数
の大きなアルカン合金と呼ばれるリチウムとアルミニウ
ム系との合金、あるいは炭化珪素、酸化アルミ等のセラ
ミックよりなる薄板4を嵌め込んで高温、高圧下で一体
的に結合することにより、大きな反発係数を持たせるよ
うに構成されている。
【0009】ところで図中符号6は、ボールと当接した
際に生じる打撃面2の内方への撓みを抑えるべく打撃面
2の内面5に一体的に溶着したステーで、このステー6
は、L字形に形成したチタン合金よりなる2枚の薄板
7、7を互いに背中合わせに結合一体化してT字状とな
した上、その縦のバーに相当する支え部9の一側端をソ
ール10に向け、かつ、横バーに相当する30mm×40
mm程度の大きさの矩形の接合面8を打撃面2のスィート
スポット部分の内面5に接合することによって、ショッ
トの際に生じる打撃面2の内側への撓みを抑えるように
構成したものである。
際に生じる打撃面2の内方への撓みを抑えるべく打撃面
2の内面5に一体的に溶着したステーで、このステー6
は、L字形に形成したチタン合金よりなる2枚の薄板
7、7を互いに背中合わせに結合一体化してT字状とな
した上、その縦のバーに相当する支え部9の一側端をソ
ール10に向け、かつ、横バーに相当する30mm×40
mm程度の大きさの矩形の接合面8を打撃面2のスィート
スポット部分の内面5に接合することによって、ショッ
トの際に生じる打撃面2の内側への撓みを抑えるように
構成したものである。
【0010】したがって、L字状に折曲げもしくは形成
した2枚の薄板7、7を背中合わせに結合一体化したス
テー6はそれ自体軽くてしかも大きな剛性を有し、しか
も、広い接合面8を打撃面2の内面5に一体的に接合す
ることにより打撃面2の二次断面係数を極限まで増大さ
せることができ、また、支え部9を縦向きとなして、そ
の下端縁をソール10の内面に結合させることにより、
支え部9を通してスィートスポットをシャフトの向きに
大きくし、アマチュア用のゴルフクラブとしてその使い
勝手をさらによくすることができる。
した2枚の薄板7、7を背中合わせに結合一体化したス
テー6はそれ自体軽くてしかも大きな剛性を有し、しか
も、広い接合面8を打撃面2の内面5に一体的に接合す
ることにより打撃面2の二次断面係数を極限まで増大さ
せることができ、また、支え部9を縦向きとなして、そ
の下端縁をソール10の内面に結合させることにより、
支え部9を通してスィートスポットをシャフトの向きに
大きくし、アマチュア用のゴルフクラブとしてその使い
勝手をさらによくすることができる。
【0011】なお、以上は、接合面8の大きさを打撃面
2よりも小さな30mm×40mm程度の矩形となしたもの
であるが、この接合面を打撃面2全体に接合させ得る大
きさとなすこともできる。
2よりも小さな30mm×40mm程度の矩形となしたもの
であるが、この接合面を打撃面2全体に接合させ得る大
きさとなすこともできる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、L字
形に形成した2枚の薄肉材を背中合わせに結合した断面
T字型のステーを、打撃面のスィートスポット部分の内
面に接合面を介して一体的に固定するようにしたので、
背中合せに結合した支え部によって打撃面の二次断面係
数を最大限まで大きくすることにより、打撃面の撓みを
確実に抑え、かつこの面に大きな剛性あるいは反撥性を
付与して飛距離をさらに伸ばすことを可能にするととも
に、打撃面の内面に接合した広い接合面を介してこのス
テーをさらに安定的にかつ正しい位置に溶着することを
可能とし、さらには、支え部を縦向きにすることにより
スィートスポットをシャフトの向きに大きくし、アマチ
ュア用のゴルフクラブとしてその使い勝手をさらによく
することができる。
形に形成した2枚の薄肉材を背中合わせに結合した断面
T字型のステーを、打撃面のスィートスポット部分の内
面に接合面を介して一体的に固定するようにしたので、
背中合せに結合した支え部によって打撃面の二次断面係
数を最大限まで大きくすることにより、打撃面の撓みを
確実に抑え、かつこの面に大きな剛性あるいは反撥性を
付与して飛距離をさらに伸ばすことを可能にするととも
に、打撃面の内面に接合した広い接合面を介してこのス
テーをさらに安定的にかつ正しい位置に溶着することを
可能とし、さらには、支え部を縦向きにすることにより
スィートスポットをシャフトの向きに大きくし、アマチ
ュア用のゴルフクラブとしてその使い勝手をさらによく
することができる。
【図1】一部を切欠いて示した本発明の一実施例をなす
クラブヘッドの上面図である。
クラブヘッドの上面図である。
【図2】同上クラブヘッドを前面から示した断面図であ
る。
る。
【図3】同上クラブヘッドを打撃面から示した断面図で
ある。
ある。
1 クラブヘッド本体 2 打撃面 6 ステー 8 接合面 9 支え部
Claims (3)
- 【請求項1】 L字状に形成した2枚の金属薄肉材を互
いに背中合わせに結合一体化して支え部と接合面とから
なる断面T字型をなすステーを、クラブヘッドの打撃面
のスィートスポット部分の内面に、前記接合面を介して
一体的に固定したことを特徴とするゴルフクラブ。 - 【請求項2】 前記支え部の一側端をソールに向けるよ
うにして前記打撃面の内面に一体的に固定したことを特
徴とする請求項1記載のゴルフクラブ。 - 【請求項3】前記打撃面に、リチウムとアルミニウム系
の合金を積層したことを特徴とする請求項1記載のゴル
フクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284891A JP2000107332A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | ゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284891A JP2000107332A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | ゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000107332A true JP2000107332A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17684386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10284891A Pending JP2000107332A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | ゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000107332A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011050464A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Globeride Inc | ゴルフクラブ |
US20130225316A1 (en) * | 2012-02-28 | 2013-08-29 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced Faces of Club Heads and Related Methods |
-
1998
- 1998-10-07 JP JP10284891A patent/JP2000107332A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011050464A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Globeride Inc | ゴルフクラブ |
US20130225316A1 (en) * | 2012-02-28 | 2013-08-29 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced Faces of Club Heads and Related Methods |
US8777777B2 (en) * | 2012-02-28 | 2014-07-15 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced faces of club heads and related methods |
US9687699B2 (en) | 2012-02-28 | 2017-06-27 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced faces of club heads and related methods |
US20170259129A1 (en) * | 2012-02-28 | 2017-09-14 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced faces of club heads and related methods |
US10335644B2 (en) | 2012-02-28 | 2019-07-02 | Karsten Manufacturing Corporation | Reinforced faces of club heads and related methods |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050627 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080110 |