JP2000106550A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

Info

Publication number
JP2000106550A
JP2000106550A JP10275286A JP27528698A JP2000106550A JP 2000106550 A JP2000106550 A JP 2000106550A JP 10275286 A JP10275286 A JP 10275286A JP 27528698 A JP27528698 A JP 27528698A JP 2000106550 A JP2000106550 A JP 2000106550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dummy signal
data communication
communication device
signal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10275286A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ihi
俊明 井比
Takumi Kishino
琢巳 岸野
Shigeru Hashimoto
繁 橋本
Hironori Yamamoto
浩憲 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10275286A priority Critical patent/JP2000106550A/ja
Publication of JP2000106550A publication Critical patent/JP2000106550A/ja
Priority to US09/817,020 priority patent/US20010014944A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/70Protecting specific internal or peripheral components, in which the protection of a component leads to protection of the entire computer
    • G06F21/82Protecting input, output or interconnection devices
    • G06F21/83Protecting input, output or interconnection devices input devices, e.g. keyboards, mice or controllers thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04KSECRET COMMUNICATION; JAMMING OF COMMUNICATION
    • H04K1/00Secret communication
    • H04K1/02Secret communication by adding a second signal to make the desired signal unintelligible
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2221/00Indexing scheme relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/21Indexing scheme relating to G06F21/00 and subgroups addressing additional information or applications relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/2123Dummy operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】データの盗聴を防止し、セキュリティレベルが
さらに向上したデータ通信装置を提供する。 【解決手段】入力されたデータを上位装置に送信するデ
ータ通信装置において、入力操作に対応する入力信号を
所定周期毎のタイミングでサンプリングするサンプリン
グ部と、サンプリングされた入力信号のレベルに対応す
るデータを上位装置に送信する送信制御部と、ダミー信
号を生成し、タイミング以外の時間に、ダミー信号を入
力信号に重畳するダミー信号生成部とを備えるデータ通
信装置が提供される。これにより、入力信号の盗聴工作
が行われても、盗聴により、入力操作に無関係のダミー
信号を入力信号とともに検出してしまい、どれが入力信
号であるか識別できないので、入力信号に対応するデー
タの盗聴を防止することができる。さらに、入力信号と
ダミー信号の識別をより困難にするために、ダミー信号
のレベル、パルス幅、出力抵抗は、例えば、乱数を用い
て、ランダムに変動させることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された暗証番
号などの秘密データを上位装置に送信するデータ通信装
置に関し、特に、この秘密データの盗用を防止すること
ができるデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行などでのお金の引き出しに
利用される端末として、自動現金支払い装置(Cash Disp
enser)やATM(Auto Teller Machine) 装置などのデー
タ通信装置が知られている。データ通信装置は、上位装
置と通信回線によって接続され、上位装置との間で各種
データの通信を行う。
【0003】このようなデータ通信装置を利用する際、
セキュリティ確保のため、まず、暗証番号のような各利
用者に固有の秘密データを入力する必要がある。
【0004】また、近年普及しつつある、いわゆる電子
マネーシステムにおいても、端末であるデータ通信装置
に所定のカードなどを差し込んで、暗証番号を入力する
ことによって、上位装置との通信が可能となる。
【0005】通常、秘密データを含む各種データの入力
手段として、例えば、ボタンや画面上に配置されたタッ
チパネルなどが用いられる。
【0006】図12は、タッチパネルの原理を説明する
ための図である。図12(a)は、タッチパネルの上面
図であって、図12(b)は、タッチパネルの原理を示
す図である。図12(a)において、画面の横方向をX
軸、縦方向をY軸とすると、X、Y座標によって定義さ
れる位置に表示される数字や文字を押すことによって、
所定のデータが入力される。
【0007】また、図12(b)に示されるように、タ
ッチパネルの上面に配置されたカバー1の下には、電源
5から電圧が供給される電圧面2が設けられている。こ
の電圧面2の電圧は、電源側からアースに向かって、徐
々に降下する。さらに、電圧面2の下には、電圧面の電
位を測定するための測定面3が設けられている。
【0008】このような構成において、カバー1の上か
ら画面の所定位置が指で押されると、電圧面2が測定面
3に接触し、接触した位置の電位が測定面3に接続され
た電圧計4によって計測される。即ち、電圧面2は、図
12(c)に示されるような等価回路で表され、電圧面
3が押下されると、電圧計4は、抵抗分割された電位を
計測することとなる。
【0009】測定面3での接触位置の電位は、X軸方向
及びY軸方向それぞれにおいて計測され、それぞれの電
位のマトリックスから、押された位置に表示されている
数字や文字がデータとして認識される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、ある第三者
が、この電位を検出する盗聴工作をデータ通信装置の内
部に仕掛けることにより、他人の暗証番号などのデータ
が盗用されるおそれがあるとう問題がある。この秘密デ
ータが他人に盗まれると、セキュリティ上著しい不利益
が生じる。
【0011】従って、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、データの盗聴を防止し、セキュリティレベルがさら
に向上したデータ通信装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のデータ通信装置の構成は、入力されたデータ
を上位装置に送信するデータ通信装置において、入力操
作に対応する入力信号を所定周期毎のタイミングでサン
プリングするサンプリング部と、サンプリングされた入
力信号のレベルに対応するデータを上位装置に送信する
送信制御部と、ダミー信号を生成し、タイミング以外の
時間に、ダミー信号を入力信号に重畳するダミー信号生
成部とを備えることを特徴とする。
【0013】これにより、入力信号の盗聴工作が行われ
ても、盗聴により、入力操作に無関係のダミー信号を入
力信号とともに検出してしまい、どれが入力信号である
か識別できないので、入力信号に対応するデータの盗聴
を防止することができる。
【0014】そして、入力信号とダミー信号の識別をよ
り困難にするために、ダミー信号のレベル、パルス幅、
出力抵抗は、例えば、乱数を用いて、ランダムに変動さ
せることが好ましい。
【0015】また、乱数の初期値は、所定コマンドの受
信タイミング又は内蔵記憶ディスク内の所定アドレスへ
のアクセスタイミングなどの非同期に発生する所定事象
の発生タイミングに基づいて設定されることが好まし
い。
【0016】そして、本発明のデータ通信装置は、好ま
しくは、データを暗号化して送信するための暗号キーを
記憶するメモリと、前記ダミー信号生成部を収容し、且
つメモリにつながっている配線を内面に張りめぐらせた
収容部とをさらに備え、配線の断線によって、メモリに
記憶された暗号キーが消去され、データ通信装置の動作
が停止するようにしてもよい。
【0017】これにより、ダミー信号の解析のためにダ
ミー信号生成部に盗聴工作が行われても、その盗聴工作
により、配線が断線し、メモリへの電力供給が停止する
ことにより、データ通信装置全体の動作が停止してしま
うので、盗聴が不可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの
実施の形態に限定されるものではない。
【0019】図1は、本発明の実施の形態におけるデー
タ通信装置のブロック構成図である。図1のデータ通信
装置は、タッチパネルのカバー1の下に電圧面2、さら
にその下に測定面3を有し、電圧面2には、電源5から
所定電圧が供給されている。さらに、測定面は、指で押
された電圧面2の位置に対応する電位(レベル)を有す
る入力信号を取り込む信号取込部10につながってい
る。
【0020】信号取込部10は、サンプリングタイミン
グ信号生成部20から入力される所定周期のサンプリン
グタイミング信号に従って、入力信号を取り込む。通
常、利用者によるタッチパネルの一回の押下時間は、一
般的に300ms 〜1sなので、所定周期は、この時間より短
い時間(例えば100ms 程度)である。
【0021】図1において、信号取込部10は、サンプ
ルアンドホールド回路11とA/Dコンバータ12を備
える。入力信号は、サンプルアンドホールド回路11に
入力される。サンプルアンドホールド回路11は、サン
プリングタイミング信号の入力毎に入力信号をサンプリ
ングし、次のサンプリングタイミング信号の入力まで、
そのレベルを保持する。サンプルアンドホールド回路1
1からの出力信号は、A/Dコンバータ12に出力さ
れ、デジタル信号に変換される。
【0022】そして、A/Dコンバータ12から出力さ
れるデジタル信号は、制御部40に入力される。制御部
40は、例えば、図示しないCPU、ROM、RAM及
び通信ポートを備え、ROMに格納されるプログラムに
基づいて、CPUがデジタル信号のソフトウェア処理を
実行する。具体的には、CPUは、入力されたデジタル
信号をパネル上で押された数字・文字データとして認識
し、その数字・文字データを暗号化し、その暗号化デー
タを通信回線を介して上位装置に送信する制御を行う。
【0023】そして、本発明の実施の形態では、サンプ
リングタイミング以外のときに、電位即ちレベルがラン
ダムに変動するダミー信号を発生するダミー信号生成部
30が設けられる。このダミー信号は、入力信号に重畳
される。従って、第三者が測定面の電位を検出しよう
と、入力信号の盗聴工作を行った場合であっても、入力
信号にレベルがランダムに変動するダミー信号が重畳さ
れているので、どれが真の入力信号のレベルであるか識
別することができず、入力信号の盗聴は不可能となる。
【0024】一方、サンプリングタイミング時には、ダ
ミー信号は入力信号に重畳されないので、信号取込部
は、ダミー信号が重畳されていない真の入力信号を取得
することができる。従って、制御部40は、指で押され
た電圧面2の位置に対応するデータを取得する。
【0025】図1において、ダミー信号生成部30は、
乱数を発生する乱数発生回路31、フリップフロップ
(FF)32、D/Aコンバータ33を備えている。乱
数発生回路31は、所定数ビットからなる乱数を所定タ
イミング毎に発生する。乱数は、フリップフロップ(F
F)32に入力される。そして、フリップフロップ(F
F)32は、サンプリングタイミング信号生成部20か
ら所定周期で入力されるサンプリングタイミング信号毎
に乱数をD/Aコンバータ33に出力する。そして、D
/Aコンバータ33は、入力された乱数に対応するレベ
ルのダミー信号を出力する。これにより、ランダムなレ
ベルを有するダミー信号を生成することができる。
【0026】さらに、ダミー信号のパルス幅をランダム
に変化させてもよい。即ち、サンプリングタイミング信
号の周期をランダムに変化させる。そのためのサンプリ
ングタイミング信号生成部20が図1に示されている。
【0027】図1において、サンプリングタイミング信
号生成部20の乱数発生回路21が、所定数ビットから
なる乱数を所定タイミング毎に発生する。発生した乱数
は、カウンタ22に入力される。カウンタ22は、その
値からカウントアップし、オーバーフロー(キャリー発
生)のタイミングでサンプリングタイミング信号を出力
する。このようにして、サンプリングタイミング信号の
周期をランダムに変化させることができる。
【0028】また、サンプリングタイミング信号は、カ
ウンタ22自身のリセットにも用いられ、カウンタ22
にサンプリングタイミング信号が入力されると、乱数発
生回路21から出力される乱数をロードし、カウントア
ップを再開する。
【0029】図2は、ダミー信号のタイミングチャート
を説明するための図である。図2において、サンプリン
グタイミングは、記号Rで示されている。図2(a)、
(b)ともに、サンプリングタイミング以外の時間に、
ランダムにレベル及びパルス幅が変動するダミー信号が
発生する。そして、図2(a)においては、サンプリン
グタイミングは、100ms ごとに定期的に発生するが、図
2(b)においては、ダミー信号のパルス幅に応じて、
周期に若干のずれ(ジッタ)が生じている。即ち、100m
s 経過時にダミー信号が発生している場合、図2(a)
においては、ダミー信号の発生を強制的にリセットし
て、入力信号のサンプリングが行われるが、図2(b)
においては、100ms 経過時のダミー信号の発生終了後
に、入力信号のサンプリングが行われる。
【0030】また、ダミー信号生成部30の乱数発生回
路31及びサンプリングタイミング信号生成部20の乱
数発生回路21における乱数の初期値が固定的にならな
いように、乱数の初期値を所定の非同期要因によって変
動させることが好ましい。例えば、データ通信装置内の
記憶ディスク(図示せず)の回転数のわずかなずれ(ジ
ッタ)を利用する。即ち、装置起動後に、記憶ディスク
の所定アドレスのアクセスを検出する。そして、その検
出タイミングは、記憶ディスクの回転数のずれによって
微妙に異なるので、このタイミングによって乱数の初期
値を設定することによって、乱数の初期値を変動させる
ことができる。また、データ通信装置が受信する所定の
コマンドの受信タイミングによって、乱数の初期値を変
動させてもよい。
【0031】さらに、上記ダミー信号生成部30は、内
部抵抗を有する。従って、この内部抵抗値が検出される
ことで、ダミー信号生成部30からのダミー信号の出力
時と、非出力時とを識別されてしまう。そこで、本発明
の実施の形態では、ダミー信号の出力抵抗をランダムに
変化させる抵抗変化手段がダミー信号生成部30内に設
けられてもよい。
【0032】図3は、抵抗変化手段を有するのダミー信
号生成部30のブロック構成図である。図3において、
乱数発生回路31、フリップフロップ(FF)32に加
えて、別の乱数発生回路34、別のフリップフロップ
(FF)35が設けられる。また、D/Aコンバータ3
3の出力側には、並列に配置された複数の抵抗36a、
36b、36cをON/OFFするための複数のスイッ
チ37a、37b、37cが設けられる。
【0033】そして、別のフリップフロップ(FF)3
5は、別の乱数発生回路34からの乱数に基づいて、サ
ンプリングタイミング毎にランダムにレベル変化する出
力信号を複数のスイッチ37にそれぞれ供給する。従っ
て、各スイッチ37は、出力信号に基づいて、ランダム
にON/OFFする。
【0034】このように、並列に配置された複数の抵抗
36に対応するスイッチ37がランダムにON/OFF
することによって、ダミー信号生成部30のD/Aコン
バータ33から出力されるダミー信号の出力抵抗もラン
ダムに変化する。従って、ダミー信号出力中において
も、抵抗が変化するので、ダミー信号出力時と非出力時
の識別が不可能となり、セキュリティが向上する。
【0035】さらに、本発明の実施の形態においては、
セキュリティレベルをさらに上げるために、データ通信
装置の内部に設けられた上記各構成要素への盗聴工作を
防止するために、上記各構成要素は、以下に詳述するよ
うに、プリント配線フィルムが内面に貼り付けられたセ
キュリティケース内に収容される(図1における一点鎖
線参照)。なお、以下の説明において、上記各構成要素
は、一枚のボード(以下、セキュリティボードと称す
る)上に配置されているものとする。
【0036】また、セキュリティボードには、暗号化プ
ログラムによりデータを暗号化する際に必要な暗号キー
を記憶するCMOSメモリ61とそのメモリ用電源62
も配置されている(図1参照)。
【0037】図4は、セキュリティケースの組立図であ
る。このセキュリティケースは、板金製の分割構造であ
り、フロントケース101とリアケース102とで構成
されている。そして、リアケース102には、セキュリ
ティボード60を取り付けるための取付金具103が溶
接されている。また、セキュリティボードの4角には、
セキュリティスイッチ63が取り付けてある。セキュリ
ティスイッチ63には、マイクロスイッチを用いる。
【0038】セキュリティケースを組み立てるには、ま
ず、フロントケース101とリアケース102の内面に
プリントパターン配線フィルム104を張り付ける。続
いて、必要な配線を施し、セキュリティボード60を取
り付ける。その後、フロントケース101とリアケース
102とをネジ穴105を介してネジ106で固定す
る。
【0039】プリントパターン配線フィルム(以下、配
線フィルムという)104の張り付けについて説明す
る。図5は、フロントケース101内面に張り付ける配
線フィルム104aの展開図である。また、図6は、図
5のA部拡大図を示す。また、図7は、フロントケース
101の内面に配線フィルム104aを張り付けた状態
を示す図である。配線フィルム104a上には、一本の
長い配線が細かいパターンで形成されている(配線パタ
ーンP)。このような配線フィルム104aを、まず、
フロントケース101の展開形状に形成する。配線フィ
ルム104aの形状は、フロントケース101の板金図
面から容易に起こすことができる。次に、配線フィルム
104aをフロントケース101の形状に合わせて折り
曲げる。配線フィルム104aの張り付けには、接着剤
を用いる。配線パターンPの両端は、他部位の配線パタ
ーンと接続する引出線Paとなっている。
【0040】図8は、リアケース102の底面に張り付
ける配線フィルム104bの展開図である。図9は、リ
アケース102の底面に配線フィルム104bを張り付
けた状態を示す図である。配線フィルム104bの構造
は、上記同様であり、配線パターンPは、配線フィルム
104の形状によって異なるが、一本の長い配線である
ことに変わりない。この配線フィルム104bの形状
は、リアケース102の底面とほぼ同様である。まず、
かかる形状の配線フィルム104bを形成し、その後、
リアケース102の形状に合わせて折り曲げる。配線フ
ィルム104bの張り付けは、接着剤で行う。また、配
線パターンPの両端は、他部位の配線パターンと接続す
る引出線Pbとなっている。
【0041】図10は、配線パターンPの接続状態を示
す図である。図示されるように、メモリ用電源62から
出た配線は、セキュリティスイッチ63を通り、各配線
フィルム104a、104bの引出線Pa、Pb同士を
接続することで、末端のCMOSメモリ61につながっ
ている。このため、配線パターンPのいずれの部分が断
線しても、CMOSメモリ61への電力供給が遮断す
る。
【0042】次にセキュリティスイッチ63について説
明する。図11は、セキュリティケース組立時のセキュ
リティスイッチ45とネジ106の位置関係を示す図で
ある。フロントケース101とリアケース102は、4
本のネジ106によって固定する。ネジ106をネジ穴
105に螺合した状態で、ネジ106の先端がセキュリ
ティボード40に設けたセキュリティスイッチ63に接
触する。この状態で、メモリ用電源62からCMOSメ
モリ61への電力供給が可能になる。ネジ106を外す
と、セキュリティスイッチ63が切れるので、CMOS
メモリ61への電力供給は遮断される。また、これらセ
キュリティスイッチ63は、直列に接続されている(図
示省略)。このため、いずれか一つのセキュリティスイ
ッチ63が切れても、CMOSメモリ61への電力供給
が遮断する。
【0043】このようなセキュリティケースのセキュリ
ティ動作について説明する。例えば、セキュリティケー
スにドリルで穴をあけ、盗聴工作が行われる場合を考え
る。セキュリティケースにドリルで穴を開けると、セキ
ュリティケース内に張り巡らせた配線フィルム104の
どこかが断線してしまう。これにより、メモリ用電源6
2からCMOSメモリ61への電力供給が断たれ、CM
OSメモリ61に記憶していた暗号キーが消去される。
暗号キーが消去されると、装置の機能が停止してしま
い、盗聴が不可能となる。
【0044】次に、セキュリティケースを開けて暗号キ
ーを盗聴する場合を考える。セキュリティケースを開け
るには、固定しているネジ106を外す必要がある。し
かし、ネジ先端は、セキュリティスイッチと接触してい
るから、ネジ106を外すと、セキュリティスイッチ6
3が切れてしまう。これにより、メモリ用電源62から
CMOSメモリ61への電力供給が断たれ、CMOSメ
モリ61に記憶していた暗号キーが消去される。4つの
ネジのうちいずれか一つを外すと、暗号キーが消去され
ると、上記同様に、装置の機能が停止してしまい、盗聴
が不可能となる。
【0045】このように、暗号キーを記憶したCMOS
メモリ61を上述のセキュリティケース内に収容するこ
とにより、盗聴工作が行われても、CMOSメモリ61
上の暗号キーが消去されるので、盗聴を防止することが
できる。
【0046】なお、配線フィルム104ではなく、普通
のニクロム線をセキュリティケースの内側に固定し、か
かるニクロム線の断線に基づいて暗号キーの消去を行う
ようにしてもよい。また、セキュリティケースとほぼ同
じ形状の金属基板に配線フィルム104をプリント印刷
し、セキュリティケース内部に固定するようにしてもよ
い。
【0047】また、本発明の実施の形態においては、ダ
ミー信号は、測定面3からの入力信号に重畳されたが、
それに限定されず、電圧面2に直接供給されてもよい。
(図1におけるダミー信号生成部30から延びる点線参
照)。この場合においても、入力信号にダミー信号が重
畳されることとなり、上述の実施の形態と同じ結果が得
られる。
【0048】また、本発明の実施の形態においては、入
力手段として抵抗膜式タッチパネルが例示されたが、入
力操作に応じて信号レベルが変化するものであれば、そ
れに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
入力操作に対応する入力信号のサンプリングタイミング
以外のときに、レベルが任意に変動するダミー信号がこ
の入力信号に重畳される。従って、外部からの入力信号
のレベルを識別することができなくなり、セキュリティ
が向上する。
【0050】さらに、サンプリングタイミング、ダミー
信号のパルス幅、ダミー信号の出力抵抗をランダムに変
動させたりすることによって、セキュリティがより向上
する。
【0051】また、ダミー信号生成部などセキュリティ
が必要な構成要素をセキュリティケース内に収容し、外
部からの盗聴工作が検出されると、装置の機能を停止さ
せることで、盗聴が防止されセキュリティが向上する。
【0052】従って、本発明によるデータ通信システム
を、高いセキュリティレベルが必要な電子マネーシステ
ムにおける端末や銀行などのATM装置として使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ通信装置の
ブロック構成図である。
【図2】ダミー信号のタイミングチャートを説明するた
めの図である。
【図3】抵抗変化部のブロック構成図である。
【図4】セキュリティケースの組立図である。
【図5】フロントケース101内面に張り付ける配線フ
ィルム104aの展開図である。
【図6】図5のA部拡大図を示す。
【図7】フロントケース101の内面に配線フィルム1
04aを張り付けた状態を示す図である。
【図8】リアケース102の底面に張り付ける配線フィ
ルム104bの展開図である。
【図9】リアケース102の底面に配線フィルム104
bを張り付けた状態を示す図である。
【図10】配線パターンPの接続状態を示す図である。
【図11】セキュリティケース組立時のセキュリティス
イッチ45とネジ106の位置関係を示す図である。
【図12】タッチパネルの原理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
2 電圧面 3 測定面 10 信号取込部 11 サンプルアンドホールド回路 20 サンプリングタイミング信号生成部 21 乱数発生回路 22 カウンタ 30 ダミー信号生成部 31 乱数発生回路 32 フリップフロップ 40 制御部 60 セキュリティボード 61 メモリ 62 メモリ用電源 101 フロントケース 102 リアケース 104 プリントパターン配線フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 繁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山本 浩憲 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA01 GA02 HA01 NA04 NA05 NA07 NA30 NA37 PA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたデータを上位装置に送信するデ
    ータ通信装置において、 入力操作に対応する入力信号を所定周期毎のタイミング
    でサンプリングするサンプリング部と、 該サンプリングされた入力信号のレベルに対応するデー
    タを該上位装置に送信する送信制御部と、 ダミー信号を生成し、該タイミング以外の時間に、該ダ
    ミー信号を該入力信号に重畳するダミー信号生成部とを
    備えることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ダミー信号のレベルは、前記タイミング以外の時間
    の間に、ランダムに変動することを特徴とするデータ通
    信装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記データ信号生成部は、乱数を用いて、前記ダミー信
    号のレベルをランダムに変動させることを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、 前記ダミー信号のパルス幅は、ランダムに変動すること
    を特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記データ信号生成部は、乱数を用いて、前記ダミー信
    号のパルス幅をランダムに変動させることを特徴とする
    データ通信装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、 前記所定周期は、前記ダミー信号のパルス幅の変動に応
    じて、変動することを特徴とするデータ通信装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記ダミー信号の出力抵抗は、ランダムに変動すること
    を特徴とするデータ通信装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記ダミー信号生成部は、乱数を用いて、前記出力抵抗
    を変動させることを特徴とするデータ通信装置。
  9. 【請求項9】請求項3、5又は8において、 前記乱数の初期値は、非同期に発生する所定事象の発生
    タイミングに基づいて設定されることを特徴とするデー
    タ通信装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記所定事象は、所定コマンドの受信タイミング又は内
    蔵記憶ディスク内の所定アドレスへのアクセスタイミン
    グであることを特徴とするデータ通信装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    さらに、 前記データを暗号化して送信するための暗号キーを記憶
    するメモリと、 該メモリ及び前記ダミー信号生成部を収容し、且つ該メ
    モリにつながっている配線を内面に張りめぐらせた収容
    部とを備え、 該配線の断線によって、該メモリに記憶された該暗号キ
    ーが消去され、前記データ通信装置の動作が停止するこ
    とを特徴とするデータ通信装置。
JP10275286A 1998-09-29 1998-09-29 データ通信装置 Pending JP2000106550A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275286A JP2000106550A (ja) 1998-09-29 1998-09-29 データ通信装置
US09/817,020 US20010014944A1 (en) 1998-09-29 2001-03-27 Data communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275286A JP2000106550A (ja) 1998-09-29 1998-09-29 データ通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000106550A true JP2000106550A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17553319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10275286A Pending JP2000106550A (ja) 1998-09-29 1998-09-29 データ通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20010014944A1 (ja)
JP (1) JP2000106550A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054568A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 暗号化装置、復号化装置、および方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007288648A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Nec Infrontia Corp Pbダイヤルの盗聴防止方法及びその盗聴防止システム
EP1860618A2 (en) 2001-08-03 2007-11-28 Fujitsu Limited Key information issuing device, wireless operation device and program
JP2011090454A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Nec Fielding Ltd 入力装置、入力方法、及びプログラム

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1791284A1 (en) * 2004-08-31 2007-05-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data communication apparatus
KR20070061915A (ko) * 2004-10-06 2007-06-14 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 데이터 통신 장치
US20080063208A1 (en) * 2004-11-10 2008-03-13 Tsuyoshi Ikushima Data Transmitting Apparatus
KR100906157B1 (ko) * 2007-09-05 2009-07-03 한국전자통신연구원 전원선을 이용한 도청 방지 장치 및 방법
GB2494731B (en) 2011-09-06 2013-11-20 Nds Ltd Preventing data extraction by sidechannel attack
FR2982054B1 (fr) 2011-10-28 2014-06-20 Ingenico Sa Procede et dispositif de gestion d'une matrice de touches, produit programme d'ordinateur et moyen de stockage correspondants.
DE102016119750B4 (de) * 2015-10-26 2022-01-13 Infineon Technologies Ag Vorrichtungen und Verfahren zur Mehrkanalabtastung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3772674A (en) * 1964-09-15 1973-11-13 Martin Marietta Corp Tamper resistant container
US4319087A (en) * 1966-09-30 1982-03-09 Martin Marietta Corporation Secret communication system
US5086467A (en) * 1989-05-30 1992-02-04 Motorola, Inc. Dummy traffic generation

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1860618A2 (en) 2001-08-03 2007-11-28 Fujitsu Limited Key information issuing device, wireless operation device and program
EP1860618A3 (en) * 2001-08-03 2011-07-06 Fujitsu Limited Key information issuing device, wireless operation device and program
US8437477B2 (en) 2001-08-03 2013-05-07 Fujitsu Limited Key information issuing device, wireless operation device, and program
JP2006054568A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 暗号化装置、復号化装置、および方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007288648A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Nec Infrontia Corp Pbダイヤルの盗聴防止方法及びその盗聴防止システム
JP4719062B2 (ja) * 2006-04-19 2011-07-06 Necインフロンティア株式会社 Pbダイヤルの盗聴防止方法及びその盗聴防止システム
JP2011090454A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Nec Fielding Ltd 入力装置、入力方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20010014944A1 (en) 2001-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2197027C (en) Apparatus and method to provide security for a keypad processor of a transaction terminal
JP2000106550A (ja) データ通信装置
US5341421A (en) Security device, including a memory and/or a microcomputer for data processing machines
US9507466B2 (en) Intrusion detection using a capacitance sensitive touchpad
US6466781B1 (en) Biometric authentication technology for wireless transceiver activation
EP1289239B1 (en) Mobile terminal device
US7320112B2 (en) Information processing apparatus and method, and information processing program
US20140362018A1 (en) Radiotelephones having contact-sensitive user interfaces and methods of operating same
US8627116B2 (en) Power conservation in an intrusion detection system
WO2018117442A1 (ko) 지문 인식 카드 및 지문 인식 카드를 이용한 전원 동작 방법
US20170083739A1 (en) Electronic apparatus with multi-finger fingerprint identifying function
JP2005129048A (ja) 入力操作検知用及び指紋用検知用のセンサ
AU2013396757A1 (en) Improvements in or relating to user authentication
US6304248B1 (en) Coordinate input device
KR20040005505A (ko) 컴퓨터시스템 및 그 부팅제어방법
CN103946788A (zh) 移动信息终端
UA46095C2 (uk) Чіп-картка
US6279825B1 (en) Electronic transaction terminal for preventing theft of sensitive information
EP1359496B1 (en) Input device
CN109558804A (zh) 指纹采集方法及相关产品
CN100555886C (zh) 一种便携终端及其运行方法
WO2021167513A1 (en) Fingerprint sensing module
US10740499B2 (en) Active shield portion serving as serial keypad
CN109067978A (zh) 按键操作处理方法、装置、存储介质及电子设备
US9229549B1 (en) Random scanning technique for secure transactions entered with capacitive sensor input device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329