JP2000105273A - 磁性検査方法及び装置 - Google Patents

磁性検査方法及び装置

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JP2000105273A
JP2000105273A JP10275331A JP27533198A JP2000105273A JP 2000105273 A JP2000105273 A JP 2000105273A JP 10275331 A JP10275331 A JP 10275331A JP 27533198 A JP27533198 A JP 27533198A JP 2000105273 A JP2000105273 A JP 2000105273A
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JP
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pole
magnetic
magnet
yoke
magnetic flux
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JP10275331A
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Kiyoshi Tanaka
清 田中
Masaaki Maruyama
昌明 丸山
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Kanetec KK
Original Assignee
Kanetec KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非磁性から磁性への変化又はその逆への
変化を高い検出感度で容易に検査可能にすること 【解決手段】 磁性検査は、少なくとも1つの磁石及び
磁気的空間を含む磁束通路を備えた磁石手段のN極面と
S極面とを被検査体に対面させ、非検査体を通過する磁
束の少なくとも一部を磁気的空間に配置された磁気検出
素子により検出することにより実行される。これによ
り、非磁性から磁性への変化又はその逆への変化を高い
検出感度で容易に検査可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料のような
被検査体の磁性を検査する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーステナイト組織を有するステンレス
鋼のような金属材料は、いわゆる非磁性であり、その透
磁率が非常に小さいから、磁石に吸着されない。しか
し、オーステナイト組織は、温度、応力又は歪みの影響
を受けて、その一部がマルテンサイト組織に変態する性
質を有する。マルテンサイト組織は強磁性を呈するか
ら、そのような変態が金属材料に起こると、その金属材
料の透磁率は大きくなり、その金属材料は磁石に吸着さ
れるようになる。
【0003】また、ニッケル、クロム、タングステン等
を主成分とする合金で、熱処理設備の配管等に使用され
る材料においても、当初は非磁性であるが、劣化ととも
に、磁性を帯びるものも知られている。
【0004】上記のように、非磁性から磁性に変化する
材料又はその逆に変化する材料においては、その変化が
材料の疲労や劣化を意味する場合があるので、この変化
の程度を簡単に検査することが重要である。
【0005】この種の磁性検査技術の1つとして、N極
及びS極を有する磁石手段を被検査体から間隔をおいて
配置し、N極からS極に至る磁束のうち、被検査体を通
過しない磁束の一部が通過する位置に磁気検出素子を配
置し、磁束の一部を磁気検出素子で検出するものがある
(特開平10−170620号公報)。
【0006】
【解決しようとする課題】しかし、このような技術で
は、被検査体を通過しない磁束の一部を検出することに
より、非磁性状態から磁性状態への変化を検出するか
ら、検出感度が低い。検出感度が低いと、被検査体の変
化の状態を正確に知ることができない。
【0007】それゆえに、この種の磁性検査技術におい
ては、非磁性から磁性への変化又はその逆への変化を高
い検出感度で容易に検査可能にすることが重要である。
【0008】
【解決手段、作用及び効果】本発明の磁性検査方法は、
少なくとも1つの磁石及び磁気的空間を含む磁束通路を
備えた磁石手段のN極面とS極面とを被検査体に対面さ
せ、前記磁気的空間に配置された磁気検出素子により前
記磁気的空間の少なくとも一部を通過する磁束を検出す
ることを含む。
【0009】本発明の磁性検査装置は、N極面、S極
面、少なくとも1つの磁石、磁気的空間及びそれらを経
る磁束通路を備えた磁石手段と、前記磁気的空間に配置
された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力信号を
処理する信号処理手段とを含む。
【0010】磁石手段は、そのN極面及びS極面が被検
査体に対面する状態に配置される。これにより、磁気的
空間を経る磁束の通路と、被検査体を経る磁束の通路が
閉じた磁束通路すなわち磁気回路が形成される。この磁
気回路の磁気抵抗は、被検査体の透磁率の変化に依存し
て変化する。
【0011】例えば、被検査体の透磁率が小さくなる
と、上記磁気回路の磁気抵抗が大きくなりその磁気回路
中に存在している磁石の動作点における発生磁束が少な
くなるから、その磁気回路を通過する磁束も少なくな
る。
【0012】また、逆に、被検査体の透磁率が大きくな
ると、上記磁気回路の磁気抵抗が小さくなりその磁気回
路中に存在している磁石の動作点における発生磁束が多
くなるから、その磁気回路を通過する磁束も多くなる。
【0013】それゆえに、磁気回路を通る磁束の変化、
ひいては被検査体を経る磁束の変化を磁気的空間に配置
された磁気検出素子で検出することにより、被検査体の
透磁率の変化、ひいては被検査体の磁性の程度を知るこ
とができる。
【0014】上記のように、被検査体を通る磁束を検出
するならば、被検査体を経ない磁束を検出する場合に比
べ、検出感度が高く、変化の程度をより正確に知ること
ができる。
【0015】第1の実施例においては、前記磁石手段は
さらにヨークを備え、前記磁束通路は、前記磁石の一方
の極、前記磁気的空間及び前記ヨークの一部の面をその
順に又はその逆に経るように形成されており、前記磁石
の他方の極は前記N極及び前記S極面のいずれか一方を
形成しており、前記ヨークの他の一部は前記N極及び前
記S極面の他方を形成している。
【0016】第2の実施例においては、前記磁石手段は
さらに第1及び第2のヨークを備え、前記磁束通路は、
前記磁石の一方の極、前記第1のヨークの一部の面、前
記第1のヨークの他の一部の面、前記磁気的空間及び前
記第2のヨークの一部の面をその順に又はその逆に経る
ように直列的に形成されており、前記磁石の他方の極は
前記N極及び前記S極面のいずれか一方を形成してお
り、前記第2のヨークの他の一部は前記N極及び前記S
極面の他方を形成している。
【0017】第3の実施例においては、前記磁石手段は
さらに第1及び第2のヨークを備え、前記磁束通路は、
前記第1のヨークの一部の面、前記磁気的空間、前記磁
石の一方の極、前記磁石の他方の極及び前記第2のヨー
クの一部の面をその順に又はその逆に経るように直列的
に形成されており、前記第1のヨークの他の一部は前記
N極及び前記S極面のいずれか一方を形成しており、前
記第2のヨークの他の一部は前記N極及び前記S極面の
他方を形成している。
【0018】第4の実施例においては、前記磁石は第1
及び第2の磁石を備え、前記磁束通路は、前記第1の磁
石の一方の極、前記磁気的空間及び前記第2の磁石の一
方の極をその順に又はその逆に経るように直列的に形成
されており、前記第1の磁石の他方の極は前記N極及び
前記S極面のいずれか一方を形成しており、前記第2の
磁石の他方の極は前記N極及び前記S極面の他方を形成
している。
【0019】第5の実施例においては、前記磁石手段は
さらにヨークを備え、前記磁石は第1及び第2の磁石を
備え、前記磁束通路は、前記第1の磁石の一方の極、前
記磁気的空間、前記ヨークの一部の面、前記ヨークの他
の一部の面及び前記第2の磁石の一方の極をその順に又
はその逆に経るように直列的に形成されており、前記第
1の磁石の他方の極は前記N極及び前記S極面のいずれ
か一方を形成しており、前記第2の磁石の他方の極は前
記N極及び前記S極面の他方を形成している。
【0020】第6の実施例においては、前記磁石手段は
さらに第1及び第2のヨークを備え、前記磁石は第1及
び第2の磁石を備え、前記磁束通路は、前記第1の磁石
の一方の極、前記第1のヨークの一部の面、前記第1の
ヨークの他の一部の面、前記磁気的空間、前記第2のヨ
ークの一部の面、前記第2のヨークの他の一部の面及び
前記第2の磁石の一方の極をその順に又はその逆に経る
ように直列的に形成されており、前記第1の磁石の他方
の極は前記N極及び前記S極面のいずれか一方を形成し
ており、前記第2の磁石の他方の極は前記N極及び前記
S極面の他方を形成している。
【0021】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、磁性検出装置
10は、磁石組立体12と、磁石組立体12に形成され
た磁気的空間14に配置された磁気検出素子16と、磁
気検出素子16の出力信号を処理する信号処理回路18
とを含む。
【0022】磁石組立体12は、永久磁石20とL字状
のヨーク22とを箱状のケーシング24内に配置してお
り、また永久磁石20のS極とヨーク22の一部の面と
により磁気的空間14を形成している。ケーシング24
は、非磁性材料から形成されている。
【0023】磁気検出素子16は、ケーブルのような接
続線26により信号処理回路18に接続されている。磁
気検出素子16は、図示の例ではホール素子であるが、
サーチコイルのような他の素子であってもよい。
【0024】図示の例では、樹脂のような非磁性材料2
8がケーシング24内の空間に充填されており、これに
より磁気検出素子16、永久磁石20、ヨーク22及び
ケーシング24は相対的移動不能に維持されている。
【0025】しかし、非磁性材料28を用いることな
く、磁気検出素子16、永久磁石20、ヨーク22及び
ケーシング24は相対的移動不能に維持してもよい。ま
た、ケーシング24を用いなくてもよい。
【0026】永久磁石20のN極は磁石組立体12のN
極面30として作用し、ヨーク22の他端部の面は磁石
組立体12のS極面32として作用する。N極面30及
びS極面32が被検査体34に直接接触することを防止
する部材、例えばカバー、スペーサ等を磁石組立体12
に設けてもよい。
【0027】信号処理回路18は、磁気検出素子16の
検出信号を基に磁気検出素子16を通過した磁束の密度
を求め、求めた磁束密度を目視可能に表示する。このよ
うな信号処理回路18として、ホール素子を用いた磁束
密度計の信号処理部を用いることができる。
【0028】検査時、検査装置10は、N極面30及び
S極面32が被検査体34の平坦な外側面に対向する状
態に、被検査体34に対して配置される。その状態にお
いて、永久磁石20からの磁束は、図1に矢印を含む実
線で示すように、N極面30、被検査体34、S極面3
2、ヨーク22、磁気的空間14、永久磁石20のS極
及び永久磁石20を経る直列的な磁束通路36を形成す
る。この磁束通路36は、閉ループであり、磁気回路と
して作用する。
【0029】閉じた磁束通路すなわち磁気回路36を通
る磁束の一部は、磁気的空間14において磁気検出素子
16を通過する。これにより、磁気検出素子16はこれ
を通過する磁束の一部を検出し、検出信号を信号処理回
路18に出力する。信号処理回路18は、磁気検出素子
16の出力信号を基に磁気検出素子16を通過した磁束
の密度を求め、求めた磁束密度を目視可能に表示する。
【0030】被検査体34がステンレス鋼のような非磁
性材料である場合、被検査体34の疲労、劣化等によ
り、被検査体34の磁気的性状が非磁性から磁性へと漸
次変化し、被検査体34の透磁率が漸次大きくなる。
【0031】被検査体34の透磁率が大きくなると、永
久磁石20の動作点における発生磁束が多くなり、被検
査体34を経る磁束が多くなるから、その分磁気検出素
子16を経る磁束が多くなり、磁気検出素子16の出力
信号が高くなる。その結果、信号処理回路18で得られ
る磁束密度が大きくなる。
【0032】上記のように検査装置10によれば、信号
処理回路18に得られる磁束密度が被検査体34の透磁
率の変化に依存して変化するから、信号処理回路18に
得られる磁束密度から被検査体34の透磁率、ひいては
非磁性から磁性への変化の程度を知ることができる。
【0033】上記の結果、検査装置10によれば、ステ
ンレス鋼のように非磁性から磁性に変化する被検査体3
4の疲労又は劣化の度合いを簡単な装置で容易に知るこ
とができる。また、検査装置10によれば、被検査体3
4を経る磁束を検出するから、被検査体を経ない磁束を
検出する磁性検査装置に比べ、検出感度が著しく高い。
【0034】被検査体34の疲労又は劣化の度合いは、
磁気検出素子16を経る磁束の量が被検査体34の透磁
率の変化に比例することから、例えば、検出した磁束密
度が大きいほど、大きい、というように判定することが
できる。なお、信号処理回路18で求めた磁束密度を記
憶回路に記憶してもよいし、他の回路において被検査体
の制御に用いてもよい。
【0035】図2を参照するに、磁性検査装置40の磁
石組立体42は、一対のヨーク44及び46によりL字
状のヨークを形成していると共に、両ヨーク44及び4
6の間に磁気的空間14を形成している。
【0036】ヨーク44は、一端面側の部位において永
久磁石20のS極に接触されており、他端面においてヨ
ーク46の一端面側の部位に対向されて磁気的空間14
を形成している。ヨーク46の他端面は、磁石組立体4
2のS極面として作用する。
【0037】この磁性検査装置40は、磁性検査装置1
0と同様に用いられる。永久磁石20からの磁束は、N
極面30、被検査体34、S極面32、ヨーク46、磁
気的空間14、ヨーク44、永久磁石20のS極及び永
久磁石20を経る閉じた磁束通路48を形成する。
【0038】磁性検査装置40は、磁性検査装置10と
同様に作用し、磁性検査装置10と同様の効果を生じる
のみならず、磁気的空間14を両ヨーク44,46の間
に形成しているから、磁気的空間14を形成する面(す
なわち、磁気的空間14を経る磁束と直角方向の断面
積)を永久磁石20の極の面積より小さくして、磁気検
出素子16を通過する磁束密度を大きくすることがで
き、検出感度をより向上させることができる。
【0039】図3を参照するに、磁性検査装置50の磁
石組立体52は、N極面30及びS極面32をそれぞれ
間隔をおいたヨーク54及び56により形成している。
永久磁石20は、N極をヨーク54に接触させており、
またS極をヨーク56に対向させて永久磁石20のS極
とヨーク56の端部内側面とにより磁気的空間14を形
成している。
【0040】磁性検査装置50は、N極面30及びS極
面32を被検査体34の弧状の外側面に対向されること
を除いて、磁性検査装置10と同様に用いられる。永久
磁石20からの磁束は、そのN極、ヨーク54、N極面
30、被検査体34、S極面32、ヨーク56、磁気的
空間14、永久磁石20のS極及び永久磁石20を経る
閉じた磁束通路58を形成する。
【0041】磁性検査装置50は、磁性検査装置10と
同様に作用し、磁性検査装置10と同様の効果を生じる
のみならず、N極面30及びS極面32の形状を、平面
を持たない被検査体34に適合させた形状とすることが
できる。
【0042】図4を参照するに、検査装置60の磁石組
立体62は、一対の永久磁石64,66を用いる。永久
磁石64及び66は、それぞれ、S極側の部位及びN極
側の部位を弧状に湾曲されており、またS極及びN極を
対向させてそれら両極により磁気的空間14を形成して
いる。永久磁石64のN極及び永久磁石66のS極は、
それぞれ、磁石組立体62のN極面30及びS極面32
として作用する。
【0043】磁性検査装置60は、磁性検査装置10と
同様に用いられる。永久磁石64,66からの磁束は、
N極面30、被検査体34、S極面32、永久磁石6
6、永久磁石66のN極、磁気的空間14、永久磁石6
4のS極及び永久磁石64を経る閉じた磁束通路68を
形成する。それゆえに、磁性検査装置60は、磁性検査
装置10と同様に作用し、磁性検査装置10と同様の効
果を生じる。
【0044】図5を参照するに、検査装置70の磁石組
立体72は、一対の永久磁石74,76と板状のヨーク
78とを用いる。永久磁石74のS極は、ヨーク78の
一端部下面から間隔をおいており、これによりヨーク7
8の一端部下面と共同して磁気的空間14を形成してい
る。永久磁石76は、そのN極をヨーク78の他端部下
面に接触させている。永久磁石74のN極及び永久磁石
76のS極は、それぞれ、磁石組立体72のN極面30
及びS極面32として作用する。
【0045】磁性検査装置70は、磁性検査装置10と
同様に用いられる。永久磁石74,76からの磁束は、
N極面30、被検査体34、S極面32、永久磁石7
6、ヨーク78、磁気的空間14、永久磁石74のS極
及び永久磁石74を経る閉じた磁束通路80を形成す
る。それゆえに、磁性検査装置70は、磁性検査装置1
0と同様に作用し、磁性検査装置10と同様の効果を生
じる。
【0046】図6を参照するに、検査装置90の磁石組
立体92は、一対の永久磁石94,96と板状の一対の
ヨーク98,100とを用いる。永久磁石94のS極及
び永久磁石96のN極は、それぞれ、ヨーク98及び1
00の一端部下面に磁気的に接触されている。ヨーク9
8,100の他端面は、両者の間に磁気的空間14を形
成するように、対向されている。永久磁石94のN極及
び永久磁石96のS極は、それぞれ、磁石組立体92の
N極面30及びS極面32として作用する。
【0047】磁性検査装置90は、磁性検査装置10と
同様に用いられる。永久磁石94,96からの磁束は、
N極面30、被検査体34、S極面32、永久磁石9
6、ヨーク100、磁気的空間14、ヨーク98、永久
磁石94のS極及び永久磁石94を経る閉じた磁束通路
102を形成する。それゆえに、磁性検査装置90は、
磁性検査装置10と同様に作用し、磁性検査装置10と
同様の効果を生じる。
【0048】図7を参照するに、磁性検査装置110の
磁石組立体112は、棒状の永久磁石114をカップ状
のヨーク116内に同軸的に配置し、永久磁石114の
一方の極Sとヨーク116の底面との間に磁気的空間1
4を形成し、永久磁石114の他方の極Nとヨーク11
6の開放端面とを磁石組立体112のN極面30及びS
極面32としている。
【0049】磁性検査装置110は、磁性検査装置10
と同様に用いられる。永久磁石114からの磁束は、N
極面30、被検査体34、S極面32、ヨーク116、
磁気的空間14、永久磁石114のS極及び永久磁石1
14を経る閉じた磁束通路118を形成する。それゆえ
に、磁性検査装置110は、磁性検査装置10と同様に
作用し、磁性検査装置10と同様の効果を生じる。
【0050】図2から図7に示す実施例は、いずれも、
ケーシングを備えていないが、磁石組立体をケーシング
内に配置してもよい。
【0051】本発明は、上記実施例に限定されない。例
えば、永久磁石の代わりに電磁石を用いてもよいし、永
久磁石と電磁石とを用いてもよい。また、本発明は、非
磁性状態から磁性状態に変化する被検査体の検査のみな
らず、磁性状態から非磁性状態に変化する非検査体の検
査にも適用することができる。それゆえに、当業者は、
本発明の趣旨を逸脱することなく、上記実施例を種々の
実施の形態に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁性検査装置の第1の実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る磁性検査装置の第2の実施例を示
す断面図である。
【図3】本発明に係る磁性検査装置の第3の実施例を示
す断面図である。
【図4】本発明に係る磁性検査装置の第4の実施例を示
す断面図である。
【図5】本発明に係る磁性検査装置の第5の実施例を示
す断面図である。
【図6】本発明に係る磁性検査装置の第6の実施例を示
す断面図である。
【図7】本発明に係る磁性検査装置の第7の実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】 10,40,50,60,70,90,110 磁性検
査装置 12,42,52,62,72,92,112 磁石組
立体(磁石手段) 14 磁気的空間 16 磁気検出素子 18 信号処理回路(信号処理手段) 20,64,66,74,76,94,96,114
永久磁石 22,44,46,54,56,78,98,100,
116 ヨーク 24 ケーシング 26 接続線 28 非磁性材料 30 N極面 32 S極面 36,48,58,68,80,102,118 磁束
通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G017 AA07 AC06 AD02 AD21 AD53 BA15 CA09 CB12 2G053 AA21 AB07 AB11 BC20 CA05 DB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの磁石及び磁気的空間を
    含む磁束通路を備えた磁石手段のN極面とS極面とを被
    検査体に対面させ、前記磁気的空間に配置された磁気検
    出素子により前記磁気的空間の少なくとも一部を通過す
    る磁束を検出することを含む、磁性検出方法。
  2. 【請求項2】 N極面、S極面、少なくとも1つの磁
    石、磁気的空間及びそれらを経る磁束通路を備えた磁石
    手段と、前記磁気的空間に配置された磁気検出素子と、
    前記磁気検出素子の出力信号を処理する信号処理手段と
    を含む、磁性検出装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石手段はさらにヨークを備え、前
    記磁束通路は、前記磁石の一方の極、前記磁気的空間及
    び前記ヨークの一部の面をその順に又はその逆に経るよ
    うに形成されており、前記磁石の他方の極は前記N極及
    び前記S極面のいずれか一方を形成しており、前記ヨー
    クの他の一部は前記N極及び前記S極面の他方を形成し
    ている、請求項2に記載の磁性検査装置。
  4. 【請求項4】 前記磁石手段はさらに第1及び第2のヨ
    ークを備え、前記磁束通路は、前記磁石の一方の極、前
    記第1のヨークの一部の面、前記第1のヨークの他の一
    部の面、前記磁気的空間及び前記第2のヨークの一部の
    面をその順に又はその逆に経るように形成されており、
    前記磁石の他方の極は前記N極及び前記S極面のいずれ
    か一方を形成しており、前記第2のヨークの他の一部は
    前記N極及び前記S極面の他方を形成している、請求項
    2に記載の磁性検査装置。
  5. 【請求項5】 前記磁石手段はさらに第1及び第2のヨ
    ークを備え、前記磁束通路は、前記第1のヨークの一部
    の面、前記磁気的空間、前記磁石の一方の極、前記磁石
    の他方の極及び前記第2のヨークの一部の面をその順に
    又はその逆に経るように形成されており、前記第1のヨ
    ークの他の一部は前記N極及び前記S極面のいずれか一
    方を形成しており、前記第2のヨークの他の一部は前記
    N極及び前記S極面の他方を形成している、請求項2に
    記載の磁性検査装置。
  6. 【請求項6】 前記磁石は第1及び第2の磁石を備え、
    前記磁束通路は、前記第1の磁石の一方の極、前記磁気
    的空間及び前記第2の磁石の一方の極をその順に又はそ
    の逆に経るように形成されており、前記第1の磁石の他
    方の極は前記N極及び前記S極面のいずれか一方を形成
    しており、前記第2の磁石の他方の極は前記N極及び前
    記S極面の他方を形成している、請求項2に記載の磁性
    検査装置。
  7. 【請求項7】 前記磁石手段はさらにヨークを備え、前
    記磁石は第1及び第2の磁石を備え、前記磁束通路は、
    前記第1の磁石の一方の極、前記磁気的空間、前記ヨー
    クの一部の面、前記ヨークの他の一部の面及び前記第2
    の磁石の一方の極をその順に又はその逆に経るように形
    成されており、前記第1の磁石の他方の極は前記N極及
    び前記S極面のいずれか一方を形成しており、前記第2
    の磁石の他方の極は前記N極及び前記S極面の他方を形
    成している、請求項2に記載の磁性検査装置。
  8. 【請求項8】 前記磁石手段はさらに第1及び第2のヨ
    ークを備え、前記磁石は第1及び第2の磁石を備え、前
    記磁束通路は、前記第1の磁石の一方の極、前記第1の
    ヨークの一部の面、前記第1のヨークの他の一部の面、
    前記磁気的空間、前記第2のヨークの一部の面、前記第
    2のヨークの他の一部の面及び前記第2の磁石の一方の
    極をその順に又はその逆に経るように形成されており、
    前記第1の磁石の他方の極は前記N極及び前記S極面の
    いずれか一方を形成しており、前記第2の磁石の他方の
    極は前記N極及び前記S極面の他方を形成している、請
    求項2に記載の磁性検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4813562B2 (ja) * 2005-10-11 2011-11-09 ポスコ 金属素材の変態量のオンライン測定装置
EP3324180B1 (en) * 2015-07-16 2023-09-20 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Defect measurement method and testing probe

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