JP2000105084A - 燒結機の排ガス処理方法及び装置 - Google Patents

燒結機の排ガス処理方法及び装置

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JP2000105084A
JP2000105084A JP11079214A JP7921499A JP2000105084A JP 2000105084 A JP2000105084 A JP 2000105084A JP 11079214 A JP11079214 A JP 11079214A JP 7921499 A JP7921499 A JP 7921499A JP 2000105084 A JP2000105084 A JP 2000105084A
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exhaust gas
heat storage
sintering machine
temperature
heat
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Shinichiro Fukushima
信一郎 福嶋
Hiroshi Fukuyo
寛 福与
Tatsuro Ariyama
達郎 有山
Yutaka Suzukawa
豊 鈴川
Kiyobumi Shibuya
清文 渋谷
Hideyuki Koshi
秀行 古志
Hideaki Sato
秀明 佐藤
Kenichi Danjo
賢一 檀上
Hidetoshi Yamauchi
秀敏 山内
Seiji Fujii
誠治 藤井
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシン類を容易に分解できる燒結機の
排ガス処理方法と、その方法を安価に実施できる装置と
を提供することを目的とする。 【解決手段】 二つの弁体16A,16B;17A,1
7Bが取りつけられ内部に蓄熱体が収容された蓄熱部1
0,11を少なくとも二対有し、蓄熱部同士が燃焼空間
14を介して接続され、各蓄熱部10,11は一方の弁
体16A,17Aを介して燒結機1の排ガス取出部6C
にそして他方の弁体16B,17Bを介して排気装置に
それぞれ接続され、上記対をなす二つの蓄熱部10,1
1のそれぞれの一方の弁体16A,17Aと他方の弁体
16B,17Bは交互に開放と閉鎖とが、二つ蓄熱部同
士間で逆状態となるように繰り返して切り換えられるよ
うに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燒結機の排ガス処理
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉱石は溶鉱炉に投入される前に、通常、
燒結機によりコークス粉の燃焼によって燒結されて燒結
材とされて取り扱われる。燒結機では、加熱燒結時に有
害なダイオキシンを含有する排ガスを多量に発生する。
【0003】かかる燒結機の排ガスの処理あるいは他の
分野を含めてのダイオキシン類の処理に関しては、従来
いくつかの方法が知られている。
【0004】先ず、燒結機の排ガス処理に関しては、特
開平6−210138に開示されているいわゆる吸着式
の処理方法が知られている。この方法は炭素系物質にて
ダイオキシン類を吸着して、排ガスからダイオキシン類
を取り除いてから、該排ガスを排出するものである。
【0005】次に、他の分野を含めてのダイオキシン類
の処理については、特開平7−88329に開示されて
いる触媒を用いる方法と、特開平10−28835に開
示されている排ガスを加熱する方法が知られている。前
者は、ダイオキシン類を、その再合成温度領域で触媒を
用いて減温(熱回収)しながら除去することとしてい
る。又、後者は、排ガスをアフターバーナで加熱してダ
イオキシン類を分解し、空気予熱器で燃焼用空気と熱交
換して急冷することによりダイオキシン類の再合成を防
止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−21013
8の方法にあっては、吸着式であるために、多量に発生
する燒結排ガス処理にこの方式を適用しようとすると、
多量の炭素系物質を要し、しかもダイオキシン類を吸着
した炭素系物質のその後の取扱いも大変である。又、特
開平7−88329の方法にあっては、触媒を要し、し
かもこれを多量に要するので、きわめてコスト高とな
る。さらには、特開平10−28835の方法による
と、排ガスをアフターバーナで加熱せねばならず、多量
の燒結排ガス処理にこれを適用しようとすると、加熱の
ためのコストが過大となり実現性に欠ける。
【0007】本発明は、このような従来技術がかかえて
いる問題点を解決し、簡便で低コストで、ダイオキシン
類を分解してその取扱いも容易とすることのできる燒結
機の排ガス処理方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、方法に関
しては次の第一発明より、装置に関しては第二発明によ
り達成される。
【0009】<第一発明>本発明に係る燒結機の排ガス
処理方法によると、鉱石を加熱して燒結する燒結機で発
生する排ガスを所定温度まで昇温せしめて含有ダイオキ
シン類を分解した後に、該排ガスを急冷せしめる。
【0010】かかる方法において、本発明では、少なく
とも二つの蓄熱体を有する熱処理装置にて、先ず、燒結
機からの第一回排ガスを一方向に流して高温状態の一方
の蓄熱体と接触させて昇温させてから低温状態の他方の
蓄熱体を接触させて急冷せしめて処理する。次に、後続
の第二回排ガスを上記一方向とは逆方向に流して、第一
回排ガスとの熱交換により高温化している他方の蓄熱体
と接触させて昇温させてから第一回排ガスとの熱交換に
より低温化している一方の蓄熱体と接触させて急冷せし
めて処理する。そしてさらに後続の第三回排ガス以降は
その流れの方向を交互に反転させることにより処理す
る。
【0011】かくして、排ガス中のダイオキシン類は、
排ガスの流れを反転させる繰り返し工程にて、高温状態
の蓄熱体との接触して加熱されて分解し、その後に低温
状態の蓄熱体と接触して急冷され再合成が阻止される状
態で排出される。排ガスとの接触により、交互に高温化
されそして低温化される蓄熱体は、次の後続排ガスに対
し加熱用そして急冷用の媒体として作用する。
【0012】このような本発明において、高温蓄熱体が
十分な温度になっていないときには、高温状態にある一
方もしくは他方の蓄熱体との接触により排ガスを加熱す
る際に、排ガスを補助加熱手段によっても加熱すること
により、ダイオキシン類の分解に必要な所定温度まで昇
温せしめることができる。
【0013】<第二発明>本発明の燒結機の排ガス処理
装置は、二つの弁体が取りつけられ内部に蓄熱体が収容
された蓄熱部を少なくとも二対有している。蓄熱部同士
が燃焼空間を介して接続されている。各蓄熱部は一方の
弁体を介して燒結機の排ガス取出部にそして他方の弁体
を介して排気装置にそれぞれ接続されている。上記対を
なす二つの蓄熱部のそれぞれの一方の弁体と他方の弁体
は交互に開放と閉鎖とが、二つ蓄熱部同士間で逆状態と
なるように繰り返して切り換えられるように設定されて
いる。
【0014】かかる対をなす蓄熱部を有することによ
り、その蓄熱体にて、上記第一発明の方法が実施でき
る。
【0015】かかる発明において、蓄熱体は多孔部を有
するハニカム構造をなし、排ガスが該多孔部を貫流し
て、その際の熱交換により蓄熱体を高温化又は低温化せ
しめるようになっているとすることができる。
【0016】第一発明で述べた排ガスの補助加熱を行な
うためには、燃焼空間又は弁体と蓄熱体の間に補助加熱
装置が設けられていることが望ましい。
【0017】又、蓄熱部には、二つの弁体の切換時に内
部のガスを排気装置側へ駆出するためのパージガスを導
入するパージガス取入部が設けられていることが好まし
く、こうすることにより、第一発明で述べた、弁体の切
換時前後での工程が影響をもたらさなくなる。
【0018】蓄熱部対が複数設けられ、各蓄熱部に対応
する燃焼空間同士が連通しているようにすることによ
り、処理能力の向上を図ることができる。
【0019】排ガス取出部は、鉱石を搬送路で搬送しな
がら加熱して燒結材を形成する燒結機の上記搬送路の後
流領域に設けられているようにすることができる。後流
領域は上記搬送路の全域のうち最もダイオキシン類が発
生する部位であり、こうすることにより、装置の簡単化
が図れる。
【0020】さらには、燒結機の中間領域における排ガ
スを後流領域で燒結機に供給するようになっていること
とすれば、上記中間領域で若干発生するダイオキシン類
も後流領域を経て蓄熱部を有する処理装置へもたらさ
れ、より確実な処理ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづき、本発
明の実施形態を説明する。
【0022】図1において、符号1は燒結機を示す。該
燒結機1は搬送路としてコンベア2を有し、その上流端
上方位置に、鉱石粉及びコークス粉(以下、鉱石等とい
う)の供給のための給鉱機3が配設されていて、上記コ
ンベア2上に鉱石等を落下供給する。上記コンベア2上
流側領域の上方には、点火炉4が設けられていて、コン
ベア2上で搬送される鉱石等5はこの点火炉4により点
火されて昇温し、コンベア2上で搬送されながら燒結が
次第に進行する。
【0023】上記コンベア2の下側には、排ガス取出部
6が設けられている。本実施形態では、該排ガス取出部
6は、上流部、中間部そして後流部に区分されて設けら
れた風箱群からなる三つの排ガス取出部6A,6B,6
Cを有している。
【0024】上記後流部の排ガス取出部6Cは、サイク
ロン等の除塵機7、熱回収のためのボイラ8、吸引用の
ブロワ9を経て、蓄熱式熱分解装置Aが有する、対をな
す二つの蓄熱部10,11と接続されている。該蓄熱部
10,11の内部空間にはそれぞれ、多孔部を有するセ
ラミックハニカム等の蓄熱体12,13が収容されてい
る。そして両蓄熱部10,11はその下部にて燃焼空間
14を介して連通されている。又、この燃焼空間には、
本実施形態では好ましい例として、補助加熱装置15が
設けられている。
【0025】上記二つの蓄熱部10,11には、それぞ
れ二つの弁体16A,16Bそして17A,17Bが設
けられていて、蓄熱部10,11は共に弁体16A,1
7Aを介してブロワ9と接続され、又、弁体16B,1
7B側は集塵機18、ブロワ19を経て煙突20に通じ
ている。上記二つの蓄熱部10,11のそれぞれ二つの
弁体16A,16Bそして17A,17Bは、弁体17
Aと16Bが開のときに弁体17Bと16Aが閉とな
り、弁体17Aと16Bが閉のときには弁体17Bと1
6Aが開となる関係で作動するようになっている。
【0026】さらに、本実施形態では、好ましい形態と
して、中間部の排ガス取出部6Bが、除塵機21、ブロ
ワ22を経て、後流部の排ガス取出部6Cの領域にてコ
ンベア2の上方に設けられたフード23に接続されてい
る。
【0027】かかる本実施形態装置にあっては、燒結機
1の排ガスは次の要領で処理される。
【0028】 給鉱機3から落下供給された鉱石等5
は、コンベア2で搬送されながら、点火炉4で点火され
た後昇温して燒結が進行する。燒結が進むにつれ、すな
わちコンベア2の後流側ほど、発生する排ガスには多く
のダイオキシン類が含有される。燒結が完了した鉱石等
はコンベア2の後流端からブロック状のものとして取り
出される。
【0029】 燒結機1からの排ガスは、コンベア2
の上流部領域にあってはダイオキシン類を含まないの
で、排ガス取出部6Aから除塵機18へ導かれここで除
塵された後、ブロワ19に引かれ煙突20から排出され
る。
【0030】 中間部の排ガス取出部6Bで取り出さ
れた排ガスには若干のダイオキシン類が含有されている
ので、この排ガスは除塵機21で除塵された後、ブロワ
22の吸引力によってフード23へもたらされ、該排ガ
スの保有熱でコンベア2上の鉱石等を加熱した後に、後
流部の排ガス取出部6Cに至る。
【0031】 後流部の排ガス取出部6Cから取り出
された排ガス中には、他部に比して多くのダイオキシン
類が含有されており、除塵機7で除塵された後、ボイラ
8で熱回収されて所定温度まで降温し、ブロワ9によっ
て蓄熱部10,11にもたらされる。ボイラ8で回収さ
れた熱は、他の目的に使用可能である。
【0032】 当初、蓄熱部10,11では、蓄熱部
11の弁体17Aと蓄熱部10の弁体16Bとが開放さ
れていて、他の弁体は閉じている。そのとき、蓄熱部1
1の蓄熱体13は高温状態にあり、蓄熱部10の蓄熱体
12は低温状態にある。したがって、ブロワ9により吸
引された所定温度の排ガスは、弁体17Aから蓄熱部1
1へ導入される。排ガスは蓄熱部11内で高温の蓄熱体
13との熱交換により昇温した後、燃焼室14へ流入し
て、補助加熱装置15からの加熱と相俟って、ここでダ
イオキシン分解に十分な温度に達する。排ガス中には、
0.5〜1.0%位の濃度で一酸化炭素が含有されてお
り、燃焼室内で完全燃焼して排ガス昇温用の熱源として
寄与する。
【0033】 ダイオキシンが分解された排ガスは蓄
熱部10へ導かれ、ここで低温の蓄熱体12と接触して
熱交換により急冷され、ダイオキシンの再合成がなされ
ない温度まで降下する。
【0034】 次に、ダイオキシンが分解された低温
の排ガスは弁体16Bを経て、上記で述べた上流部の
排ガス取出部6Aからのダイオキシンを含まない排ガス
と合流して、除塵機18を経て、ブロワ19の吸引力に
より煙突20から排出される。
【0035】 しかる後、蓄熱部11の弁体17Aと
蓄熱部10の弁体16Bは閉じられて、蓄熱部11の弁
体17Bと蓄熱部10の弁体16Aが開放される。この
時点で、上記・、・の工程での熱交換により、蓄熱部1
1の蓄熱体13は低温化し、蓄熱部10の蓄熱体12が
高温化している。したがって、開放された弁体16Aを
経て蓄熱部10へ流入した排ガスは高温の蓄熱体12に
より加熱されてダイオキシンが分解された後、燃焼室1
4を経て蓄熱部11に流入し、該蓄熱部11で低温の蓄
熱体13によって急冷される。そして上記・の工程を経
て煙突から排出される。
【0036】又、本発明において、補助加熱装置15に
よる加熱は、補助燃料と共に補助酸素を供給することに
より可能であるが、補助燃料の供給だけで十分なことも
ある。燃焼室14における燃焼の立ち上がり時には、補
助燃料と共に燃焼開始のための補助酸素を必要とする
が、多くの場合、排ガス中に15%前後の濃度で酸素が
含有されており、したがって、燃焼開始後にダイオキシ
ン類の分解可能な高温度、例えば800℃以上で安定し
て燃焼していれば、温度が燃焼の自己着火温度以上とな
っていることから、補助加熱装置は燃焼用空気を燃料と
混合してから供給する必要はなく、燃料単独の供給を行
なっても燃料は拡散燃焼するようになる。
【0037】なお、本実施形態では、二つの蓄熱部1
0,11における弁体の切換時に、管路に排ガスが残留
する。これを除去するには、図1にて破線で示すよう
に、補助の蓄熱部24を設け、ここに、パージガスを導
入して、これを燃焼空間14へもたらすのが良い。上記
パージガスの蓄熱部24への導入はその弁体25A,2
5Bの作動時期の適宜設定によってなされる。
【0038】かかる本実施形態について具体的数値をも
って、さらに詳述する。
【0039】図2において、所定温度、例えば図示のご
とく160℃まで降温された排ガスは高温の蓄熱体12
を貫流すると、この蓄熱体12との間の熱交換により、
1050℃まで昇温する。燃焼空間14は補助加熱装置
1により加熱を受けており、排ガスはさらに昇温し、1
150℃まで達する。かくして、排ガス中のダイオキシ
ン類は燃焼空間14内で分解されてしまう。しかる後、
排ガスは低温の蓄熱体13を貫流するが、その際、この
蓄熱体13との熱交換により約190℃まで急冷され
る。この状態でダイオキシン類は再合成されない。
【0040】上記熱交換後、今度は蓄熱体13が高温化
され、蓄熱体12が低温化されるので、弁体切換えによ
り排ガスは逆方向に流れて、同様の処理を受ける。
【0041】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
前実施形態では蓄熱体は二つ有して対をなしていたが、
本実施形態では、これを複数対備えることにより、処理
能力を向上させることができる。図3において、複数の
蓄熱体31A〜31Iは遮熱壁32A〜32Hを介して
配列されている。燃焼空間33はすべての蓄熱体31A
〜31Iの範囲で連通せる一つの空間として形成されて
いる。該燃焼空間33には、適宜位置に補助加熱装置3
4、例えば補助バーナが設けられている。なお、図3に
は、本実施形態装置の立上り時に必要な加熱を行なうた
めの立上げ用加熱装置35も図示されている。蓄熱体3
1A〜31Iのそれぞれには、三つの弁体36A〜36
I,37A〜37I,38A〜38Iが設けられ、弁体
36A〜36I側は図1のブロワ19に接続され、弁体
37A〜37I側は図1の排ガス取出部6Cに接続さ
れ、そして弁体38A〜38I側はパージガス供給部
(図示せず)に接続されている。
【0042】かかる本実施形態装置では、複数の蓄熱体
31A〜31Iの弁体36A〜36Iのうちのいくつか
と37A〜37Iのうちのいくつかを同時に開いて他は
閉じ、又次にその逆の関係となるようにする。勿論、例
えば、一つおきの蓄熱体の弁体について、あるいは左半
分の隣接し合ういくつかの蓄熱体についての弁体につい
て上記関係としてもよい。
【0043】本実施例装置では、立上げ時には立上げ用
加熱装置35の一時的使用により燃焼空間33はダイオ
キシン分解に必要な温度まで加熱されている。ここで弁
体37A〜37Iのうち開放されている弁体を経て排ガ
スが導入され、上記燃焼空間33内で高温となってダイ
オキシン類が分解される。しかる後、排ガスは弁体36
A〜36Iのうち開放されている弁体を経て排出され
る。その際、これらの弁体の設けられている蓄熱体を通
る排ガスは、蓄熱体との熱交換により降温し、又蓄熱体
は排ガスとの熱交換により高温化する。排ガスが通らな
い他の蓄熱体は低温のままである。次に、上記弁体36
A〜36Iと弁体37A〜37Iについて、上記と逆の
関係になるように切換えを行なうと、新たに高温化して
いる蓄熱体に排ガスが流入して高温となり、燃焼空間3
3が補助加熱装置34による加熱をも受けてダイオキシ
ン類を分解した後、低温化されている蓄熱体を通って低
温化される。
【0044】このように弁体の切換えにより、蓄熱体は
高温化そして低温化され、排ガスの昇温そして急冷に供
する。なお、切換時には、パージガスを弁体38A〜3
8Iの開放により管内の排ガスを燃焼空間33内に送り
込む。なお、図3の原理の装置は図4のごとく形成でき
る。又、複数の蓄熱体を一つおきに、加熱用そして冷却
用として対をなすようにする場合、排ガスの流れは図5
のごとくになる。
【0045】弁体は、その切換え動作を素早く行ない、
又、そのシール性を向上させるには、図6のようなラビ
リンスシール付きの回動板型が好ましい。本例では、弁
体41は蓄熱部10に対し、軸42まわりに回動するこ
とにより開閉可能となっており、又、閉状態ではラビリ
ンスシール43によりシール性を確保している。
【0046】以上の説明は、燃焼室に導入したガスを全
て冷却することで説明してきた。しかし、燃焼室から炉
外への出口を設け、燃焼室のガスを全て急冷しないで、
一部を燃焼室から直接燃焼室外部に取り出すこともでき
る。
【0047】取り出された燃焼室ガスは、高温であるた
め燒結機の低温排ガスに混合することによって排ガス全
体の温度を上昇させ、排ガスに含まれる酸の配管への露
結防止に使うことができる。又は、熱交換器を用いて燃
焼室ガスの顕熱を蒸気などに熱回収することもできる。
【0048】取り出す量を調整することによって、ダイ
オキシン類が再合成しない範囲で急冷されるガスの冷却
速度を調整することができる。これは急冷後の排ガス温
度が自由に調整できるので好ましい。
【0049】次に、かかる熱分解装置Aを用いた、燒結
機1から煙突20に至るまでの間の系についての種々の
例を図7〜図13にもとづき説明する。なお、図中、既
述の図1と共通部分には同一の符号を付してその説明は
省略する。
【0050】図1装置では、排ガス取出部6の後流域に
て集中的に排ガスを取り出してこれを熱分解装置Aへも
たらしていたが、図7装置では排ガス取出部6の全域か
ら排ガスを取り出している点で相違している。かかる図
7装置によれば、操業状態の変化によりダイオキシン類
が発生する領域が変動しても、全域からの取出しにより
これに十分対応できるという利点がある。
【0051】図7装置は、取り出された排ガス中に比較
的大きい粒径の粉塵が含有されているときに好適であ
り、除塵機7として電気集塵機(EP)が用いられてい
て、上記大径の粉塵は熱分解装置Aに至る前に除塵され
る。さらに粒大のもののときは電気集塵機(EP)の代
わりにサイクロンであってもよい。
【0052】図8は、排ガス中にはあまり大きな径の粉
塵が含まれていない場合に好適な例であり、除塵機7と
してはバグフィルタ(BG)が用いられている。
【0053】図9装置は、粉塵粒径に係わらず対応でき
るように、電気集塵機(EP)とバグフィルタ(BG)
の両者を備えている。バグフィルタ(BG)を用いるこ
とにより蓄熱体でのダスト詰まりを防止でき、集塵強化
による環境改善を図れる。又、このバグフィルタ(B
G)の前段に電気集塵機(EP)を用いることにより、
火種を除去して、バグフィルタ(BG)での火災を防止
できる。
【0054】図7〜図9ではブロワ19を熱分解装置A
からの後流に設けているが、ブロワ19が熱分解装置A
の入側(フィルタの後)であってもよい。さらに吸引力
を分担させて熱分解装置Aの入・出側に設ければ熱分解
装置Aの燃焼室14の圧力が大気圧と等しい圧力近傍で自
由に調節でき、ほぼ大気圧に等しい圧力とすることがで
きるので燃焼室構造を頑強とせずともよくなる。
【0055】又、図7〜図9ではブロワ19の負荷が加
熱炉の圧力損失分だけ大となるが、排ガス取出部6を、
燒結反応がほぼ終了している後段部分と、反応中の前・
中段部分に分け、後段部分は専用ブロワで自己循環さ
せ、一部の後段ガスのみを前・中段排ガスと共にブロワ
19で吸引するようにすると、全体としてのブロワ能力
を約10%低減させて排ガス処理できる効果がある。
【0056】図10装置は、図7装置と比較して、後流
部の排ガス取出部6Cからの排ガスをボイラ8を経由し
て燒結機1の中流域へ還流している点に特徴がある。
【0057】排ガス中の熱をボイラ8にて回収できるこ
と、後流部での排ガスに比較的多く含まれているダイオ
キシン類を還流して鉱石にて吸着せしめて排ガス中から
除去できること等の利点がある。この図10装置でも、
図7装置が図8、図9装置のごとく変更できたのと同様
に、電気集塵機(EP)に代え、あるいはこれと共にバ
グフィルタ(BG)を用いることができる。
【0058】図11装置は、図1装置と比較して図1に
おける中流域の排ガス取出部6Bからの排ガスを燒結機
1へ還流することなく、上流域そして中流域の排ガスを
共に、電気集塵機18、ブロワ19を経て煙突20へも
たらしている点で特徴がある。この図11装置は、後流
域にダイオキシン類が多く、上流域そして中流域に少な
い場合に適用可能で、還流のための装置が不要となり設
備が簡単となる。なお、図中、ボイラ8の周辺の管路に
おける弁8A,8B,8Cは流量調整弁であり、その流
量の調整そしてボイラ8を通すかどうかの選択が自在に
できる。
【0059】この図11装置の変形例としては、図7装
置が図8、図9装置のごとく変更できたのと同様に、電
気集塵機(EP)18に代え、あるいはこれと共にバグ
フィルタ(BG)を用いることができる。又、蓄熱式の
熱分解装置Aの出側はブロワ19の入側でなくとも出側
でもよく、さらに、該熱分解装置Aのブロワ9は熱分解
装置Aの入側でなく出側であってもよい。
【0060】次に、図12装置は図11装置に比し、熱
分解装置Aから高温ガスの一部が燒結機1の中流域へ、
調整弁51により流量が調整されつつ還流されている点
に特徴がある。これは、熱分解装置Aにおける総熱量に
余裕があるときに適用可能であり、これにより中流域で
の排ガスが酸露点以下となることが防止できる。なお、
図12における変形例は図11における場合と同様のこ
とが可能である。
【0061】さらに図13装置は、図12装置と比し、
第一に熱分解装置Aからの高温ガスの一部の還流が燒結
機1の上流域へなされること、第二に下流域の排ガスが
ボイラ8を経て中流域へ還流されていることが主たる相
違点である。上記の第一の点は排ガスの酸露点以下とな
る傾向が上流域にて生ずる場合の対策であり、上記第二
の点は図10の場合の中流域への還流と同様である。な
お、図13装置の変形例も図11の場合と同様のことが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明では、交互に高温そ
して低温となるような二つの蓄熱体を用いて、排ガスを
所定温度まで昇温させてダイオキシン類を分解した後に
急冷することとしたので、処理前に排ガスが保有してい
た熱を処理のために使用することができ、きわめて容易
に処理を行なうことができる。又、そのための装置も触
媒等を使用しないので簡単かつ低価格となり、そして、
多くの加熱燃料を要せず補助加熱装置ですむので、運転
コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置の概要構成図である。
【図2】図1装置における排ガスの具体的温度の推移を
示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態装置の概要構成図であ
る。
【図4】図3装置の構成を示す透視斜視図である。
【図5】図4装置の一部について排ガスの流れを示す分
解斜視図である。
【図6】本発明装置に適用可能な弁体の図である。
【図7】図1の熱分解装置の適用可能な他の排ガス処理
系を示す構成図である。
【図8】さらに他の排ガス処理系を示す構成図である。
【図9】さらに他の排ガス処理系を示す構成図である。
【図10】さらに他の排ガス処理系を示す構成図であ
る。
【図11】さらに他の排ガス処理系を示す構成図であ
る。
【図12】さらに他の排ガス処理系を示す構成図であ
る。
【図13】さらに、他の排ガス処理系を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 燒結機 6C 排ガス取出部 10,11 蓄熱部 12,13 蓄熱体 14 燃焼空間 15 補助加熱装置 16A,16B 弁体 17A,17B 弁体 31A〜31I 蓄熱体 33 燃焼空間 34 補助加熱装置 36A〜36I 弁体 37A〜37I 弁体
フロントページの続き (72)発明者 有山 達郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 鈴川 豊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 渋谷 清文 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 古志 秀行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 佐藤 秀明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 檀上 賢一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山内 秀敏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤井 誠治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D002 AA21 AC02 BA12 BA13 BA14 CA07 GA01 GA02 GA03 GB02 GB03 GB04 HA03 HA08 4K001 AA10 BA04 CA44 GA10 GB09 4K056 AA11 BA02 CA02 DB03 DB05 FA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱石を加熱して燒結する燒結機で発生す
    る排ガスを所定温度まで昇温せしめて含有ダイオキシン
    類を分解した後に、該排ガスを急冷せしめる燒結機の排
    ガス処理方法において、少なくとも二つの蓄熱体を有す
    る熱処理装置にて、第一回排ガスを一方向に流して高温
    状態の一方の蓄熱体と接触させて昇温させてから低温状
    態の他方の蓄熱体と接触させて急冷せしめて処理し、後
    続の第二回排ガスを上記一方向とは逆方向に流して、第
    一回排ガスとの熱交換により高温化している他方の蓄熱
    体と接触させて昇温させてから第一回排ガスとの熱交換
    により低温化している一方の蓄熱体と接触させて急冷せ
    しめて処理し、さらに後続の第三回排ガス以降はその流
    れの方向を交互に反転させることにより処理することを
    特徴とする燒結機の排ガス処理方法。
  2. 【請求項2】 高温状態にある一方もしくは他方の蓄熱
    体との接触により排ガスを昇温せしめる際に、排ガスを
    補助加熱手段によっても昇温させることとする請求項1
    に記載の燒結機の排ガス処理方法。
  3. 【請求項3】 二つの弁体が取りつけられ内部に蓄熱体
    が収容された蓄熱部を少なくとも二対有し、蓄熱部同士
    が燃焼空間を介して接続され、各蓄熱部は一方の弁体を
    介して燒結機の排ガス取出部にそして他方の弁体を介し
    て排気装置にそれぞれ接続され、上記対をなす二つの蓄
    熱部のそれぞれの一方の弁体と他方の弁体は交互に開放
    と閉鎖とが、二つ蓄熱部同士間で逆状態となるように繰
    り返して切り換えられるように設定されていることを特
    徴とする燒結機の排ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 蓄熱体は多孔部を有するハニカム構造を
    なし、排ガスが該多孔部を貫流して蓄熱体を蓄熱又は冷
    却せしめるようになっていることとする請求項3に記載
    の燒結機の排ガス処理装置。
  5. 【請求項5】 燃焼空間又は弁体と蓄熱体の間に補助加
    熱装置が設けられていることとする請求項3に記載の燒
    結機の排ガス処理装置。
  6. 【請求項6】 蓄熱部には、二つの弁体の切換時に内部
    のガスを燃焼空間へ駆出するためのパージガスを導入す
    るパージガス取入部が設けられていることとする請求項
    3に記載の燒結機の排ガス処理装置。
  7. 【請求項7】 蓄熱部対が複数設けられ、各蓄熱部に対
    応する燃焼空間同士が連通していることとする請求項3
    に記載の燒結機の排ガス処理装置。
  8. 【請求項8】 排ガス取出部は、鉱石を搬送路で搬送し
    ながら加熱して燒結材を形成する燒結機の上記搬送路の
    全域もしくは後流領域に設けられていることとする請求
    項3に記載の燒結機の排ガス処理装置。
  9. 【請求項9】 燒結機の中間領域における排ガスを後流
    領域で燒結機に供給するようになっていることとする請
    求項8に記載の燒結機の排ガス処理装置。
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