JP2000101544A - 時間誤差補償装置およびその装置を含むマルチキャリアモデム - Google Patents

時間誤差補償装置およびその装置を含むマルチキャリアモデム

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JP2000101544A
JP2000101544A JP11247493A JP24749399A JP2000101544A JP 2000101544 A JP2000101544 A JP 2000101544A JP 11247493 A JP11247493 A JP 11247493A JP 24749399 A JP24749399 A JP 24749399A JP 2000101544 A JP2000101544 A JP 2000101544A
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carrier
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Thierry Pollet
テイエリー・ポレツト
Peter Paul Frans Reusens
ペーター・パウル・フランス・レーウセンス
Miguel Peeters
ミゲル・ペータース
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Alcatel Lucent SAS
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Alcatel CIT SA
Alcatel SA
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリア送信機内の送信機サンプルク
ロックとマルチキャリア受信機(RX1、RX2)内の
受信機サンプルクロック(CLK)との間の時間誤差
(ε、Δk)を補償する時間誤差補償装置(TCOM
P)を提供すること。 【解決手段】 この時間誤差補償装置(TCOMP)
は、時間誤差(ε、Δk)内の直線的に増大する寄与
(Δk)を補償する、時間領域内で動作するディジタル
時間修正フィルタ(FILTER、FILTER’)
と、前記時間誤差(ε、Δk)内の第2の残りの寄与
(ε)を補償する、周波数領域内で動作する回転手段
(ROTOR)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の非特徴
部分に記載の時間誤差補償装置、および請求項5の非特
徴部分に記載のそのような時間誤差補償装置を含むマル
チキャリア受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】そのような時間誤差補償装置およびその
ような時間誤差補償装置を含むマルチキャリア受信機
は、「Method and Apparatus for Correcting for Cloc
k and Carrier Frequency Offset, and Phase Jitter i
n Multicarrier Modems’」と題された米国特許第52
28062号からすでに当技術分野で知られている。よ
り詳細には、米国特許第5228062号の図2には、
送信機クロックと受信機クロックとの間の周波数の差、
位相ジッタ障害などから生じる時間誤差を検出する回路
を含み、検出された時間誤差を補償するための(米国特
許第5228062号の図2の310で示される)補間
回路と呼ばれるディジタルフィルタを含むマルチキャリ
アモデムが示されている。トレーニングモードおよびデ
ータモード中に時間誤差およびその動作を検出する回路
が詳述されているが、検出された時間誤差を補償するデ
ィジタルフィルタは上記の米国特許には詳述されていな
い。とはいえ、当業者なら理解できるように、フィルタ
係数の数と、フィルタ係数を更新するアルゴリズムの数
学的複雑さとに関するこのディジタルフィルタの複雑さ
は高い。引用した米国特許の第8段の23行目から34
行目までの節には、ディジタルフィルタは電圧制御発振
器と交換できるので必須ではないということさえも示さ
れている。電圧制御発振器は非常に高価な構成要素であ
り、ディジタルフィルタの実現が簡単であればそれを使
用することは考慮されないであろう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、上
記の知られているタイプのものではあるが、所与の時間
誤差を所与の確度で補償するのに必要なフィルタ係数の
数に関する複雑さと、フィルタ係数を更新するアルゴリ
ズムの数学的複雑さとが大幅に低減される時間誤差補償
装置と、関連するマルチキャリア受信機および時間誤差
補償方法とを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は請求項1に記載の時間誤差補償装置と請求項5に記
載のマルチキャリア受信機によって達成される。
【0005】実際、知られているディジタルフィルタ
は、時間誤差全体を補償しなければならないが、本発明
による装置内のディジタル時間修正フィルタは、送信機
クロックと周波数クロックとの間の周波数の差から生じ
る検出された時間誤差の直線的に増大する寄与だけを補
償する。そのような直線的に増大する時間誤差は、時間
領域内で動作し、複雑さが低いディジタルフィルタによ
って補償できる。それに対するフィルタ係数はフィルタ
係数更新アルゴリズムに従って連続的に調整できる。そ
のようなアルゴリズムは当技術分野でよく知られてい
る。ディジタルフィルタによって補償すべき直線的に増
大する寄与が(N−1)・Δk(Nはマルチキャリアシ
ンボルのサンプル量、Δkは時間誤差の直線的増分)に
制限される場合の(N−1)・Δkの整数倍である時間
誤差への残りの寄与は、「Multicarrier transmitter o
r receiver with phase rotators」と題された欧州特許
出願EP第0820171号から知られているようなロ
ータによって周波数領域内で補償される。要約すると、
本発明によれば、マルチキャリア送信機のクロックとマ
ルチキャリア受信機のクロックの間の時間誤差の時間領
域と周波数領域との補償を組み合わせることによって、
時間誤差補償装置を実施するために使用される必要なハ
ードウェアとソフトウェアが単純化される。
【0006】請求の範囲で使用する「含む」という用語
はその後に記載した手段に限定されると解釈すべきでは
ないことに留意されたい。したがって「手段Aと手段B
とを含む装置」という表現の範囲は構成要素Aと構成要
素Bのみからなる装置に限定されるべきではなく、本発
明では、装置の単に関連する構成要素がAとBであるこ
とを意味する。
【0007】同様に、請求の範囲で使用される「結合さ
れた」という用語は直接の接続に限定されると解釈すべ
きでないことにも留意すべきである。したがって、「装
置Bに結合された装置A」という表現の範囲は装置Aの
出力が装置Bの入力に直接接続される装置またはシステ
ムに限定されるべきではない。これは、Aの出力とBの
入力を結ぶ経路が他の装置または手段を含む経路である
場合があるという意味である。
【0008】本発明による時間誤差補償装置の別の特徴
を請求項2に記載する。
【0009】実際、後述するように、ファロー(Far
row)アーキテクチャを有するディジタル時間修正フ
ィルタの一実施形態を実現できる。本発明のそのような
実施形態では、ディジタル時間修正フィルタは一定のフ
ィルタ係数を有するディジタルフィルタの並列構造を含
む。送信機クロックと受信機クロックのクロック速度の
差の変化がスケールファクタを適切に構成することによ
って抑制できるように、これらの並列ディジタルフィル
タの出力は時間的に変化するスケールファクタでスケー
リングされる。本明細書で後述するように、スケールフ
ァクタの更新のために複雑なアルゴリズムが必要なく、
現在一定であるフィルタ係数の更新アルゴリズムは全く
必要ないように、このスケールファクタは送信機と受信
機の間の時間誤差との簡単な関連を有する。
【0010】さらに、時間的に変化しないフィルタ係数
を有する本発明の実施形態の有利な実施態様が請求項3
に記載されている。
【0011】実際、研究所の試験では、ADSL(非対
称ディジタル加入者線)またはVDSL(超高速ディジ
タル加入者線)環境では、中央局のマルチキャリアDM
T(離散的マルチトーン)モデムとリモートクライアン
トのマルチキャリアDMT(離散的マルチトーン)モデ
ムとの間の時間誤差は、変化しないフィルタ係数とアー
キテクチャの複雑さが減少した本発明による装置とによ
って補償できる。本明細書で後述するように、6つのフ
ィルタ係数と1つの適応可能なスケールファクタを有す
るファロー(Farrow)アーキテクチャはそのよう
な環境での時間誤差補償に十分である。
【0012】また本発明の有利な特徴が請求項4に示さ
れている。
【0013】このようにして、
【0014】
【数2】 を有するロータで補償される誤差寄与を増やすことで、
ディジタル時間修正フィルタによって補償される時間誤
差寄与の大きさは最小限になる。後述するように、ディ
ジタル時間修正フィルタによって補償される直線的に増
大する時間誤差寄与は、通常ゼロから(N−1)・Δk
まで増大するが、現在では
【0015】
【数3】 から
【0016】
【数4】 まで増大する。
【0017】さらに、本発明によるマルチキャリア受信
機の別の有利な特徴が請求項6に記載されている。
【0018】このようにして、時間誤差補償装置におい
てディジタルフィルタリングされる前に、転送マルチキ
ャリア信号をアップサンプリングし、時間誤差補償装置
においてディジタルフィルタリングされた後に、マルチ
キャリア信号をダウンサンプリングすることによって、
ディジタルフィルタリングによるマルチキャリア信号の
振幅ひずみは低減される。
【0019】添付の図面に関連して挙げる実施形態の以
下の説明を読めば、本発明の上記およびその他の目的お
よび特徴がより明らかになり、また本発明自体も最もよ
く理解できるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すマルチキャリア受信機
RX1は、アナログ/ディジタル変換器ADCと、受信
機クロックCLKと、フーリエ変換器FFTと、時間誤
差補償装置TCOMPとを含む。この時間誤差補償装置
TCOMPは、ディジタル時間修正フィルタFILTE
Rと、位相ロータROTORとを含む。アナログ/ディ
ジタル変換器ADCと、ディジタル時間修正フィルタF
ILTERと、フーリエ変換器FFTと、位相ロータR
OTORは、マルチキャリア受信機RX1の入力端子と
出力端子との間に縦続接続される。受信機クロックCL
Kの出力は、アナログ/ディジタル変換器ADCのクロ
ック入力と相互接続される。
【0021】図示された構成要素に加えてマルチキャリ
ア受信機RX1は、少なくとも時間誤差検出器も含み、
その例としては、出力が時間誤差補償装置TCOMPの
時間誤差入力端子に接続されたディジタル位相同期ルー
プがある。本発明は時間誤差を検出するための方法には
関連しないので、この時間誤差検出器は図1に示されて
いない。時間誤差補償装置TCOMPの時間誤差入力端
子はε、Δkと呼ばれ、時間誤差補償装置TCOMP内
のディジタル時間修正フィルタFILTERと位相ロー
タROTORの両方の制御入力に内部的に接続される。
【0022】アナログ/ディジタル変換器ADCは入力
マルチキャリア信号s(t)をサンプリングして、それ
によってサンプルシーケンスs(n)を生成する。この
サンプルシーケンスs(n)のサンプルのサブセット
は、次いでディジタル時間修正フィルタFILTERに
よってディジタルフィルタリングされ、ディジタル時間
修正フィルタFILTERは、それによって時間修正さ
れたサンプルシーケンスsc(n)を生成する。ディジ
タル時間修正フィルタFILTERの動作に関する詳細
については、本明細書の後節の図3および図5の説明を
参照されたい。ディジタル時間修正フィルタFILTE
Rの出力の時間修正されたサンプルシーケンスsc
(n)は、フーリエ変換器FFTによって時間領域から
周波数領域に変換され、フーリエ変換器FFTは、その
出力で1組の変調搬送波SC(n)を生成する。この1
組の変調搬送波SC(n)内の搬送波の位相は、最終的
な時間修正が適用されるように、それぞれの搬送波の周
波数に比例した角度だけ位相ロータROTORによって
回転される。こうして得られた周波数領域の信号は、マ
ルチキャリア信号s(t)を受信機RX1に送信した送
信機における搬送波の変調に使用されたコンステレーシ
ョン方式が知られている場合にデマッピングできる。搬
送波のデマッピングを行う受信機RX1内の要素は、そ
の正確な動作が当技術分野でよく知られていて本発明に
は関連しないので図1には示されていない。
【0023】図2に示されたマルチキャリア受信機RX
2は、ディジタル時間修正フィルタFILTER’とフ
ーリエ変換器FFTとの間に結合されたダウンサンプラ
DSAMPを含むという点で、図1に示された受信機R
X1とは異なる。機能ブロックADC、CLK、FF
T、TCOMPならびにROTORは、図1の受信機R
X1の同じ名前の機能ブロックと同じ機能を有する。唯
一の相違点は、受信機クロックCLKによって生成され
たクロック信号が、より高い周波数を有する、例えば、
図1の受信機クロックCLKによって生成されたクロッ
ク信号の周波数の2倍の周波数を有するという点であ
り、したがって、アナログ/ディジタル変換器ADCは
入力マルチキャリア信号s(t)を2倍のサンプル周波
数でサンプリングする。こうして生成されたサンプルシ
ーケンスs(n)は図4に詳述されるディジタル時間修
正フィルタFILTER’によって再びディジタルフィ
ルタリングされ、こうして得られた時間修正されたサン
プルシーケンスsc(n)はダウンサンプラDSAMP
によって2倍にダウンサンプリングされる。この結果、
時間領域サンプルは、フーリエ変換器FFTの入力に、
図1と場合と同じ速度で到達する。ADCによるアップ
サンプリングとDSAMPによるダウンサンプリング
は、ディジタル時間修正フィルタFILTER’内のデ
ィジタルフィルタリングによる振幅ひずみを低減するの
を助ける。
【0024】図1のマルチキャリア受信機RX1内のデ
ィジタル時間修正フィルタFILTERは図3に示さ
れ、時間的に変化するフィルタ係数C−1、Cおよび
を有する。図3に示されるディジタル時間修正フィ
ルタFILTERは、それぞれ図1のサンプルシーケン
スs(n)のサンプルを記憶できる3つのメモリセルM
−1、M、Mと、時間的に変化するフィルタ係数を
表す3つの乗算器C−1、CおよびCと、加算器A
DDを含む。メモリセルM−1、M、Mは縦続接続
され、ディジタル時間修正フィルタFILTERの信号
入力Iは第1のメモリセルM−1の入力の働きをする。
メモリセルM−1、M、Mの出力はそれぞれ乗算器
−1、CおよびCの入力に接続され、これらの乗
算器C−1、CおよびCの出力は加算器ADDの入
力端子に接続される。加算器ADDの出力はディジタル
時間修正フィルタFILTERの出力端子Oの働きをす
る。
【0025】図1のディジタル時間修正フィルタFIL
TERの時間誤差入力端子ε、Δkは、計算ユニットを
介して乗算器C−1、CおよびCの制御入力に結合
される。この結合および計算ユニットは図3には示され
ていない。計算ユニットは、時間誤差への直線的に増大
する寄与を適切なフィルタ係数値C−1、CおよびC
に変換する。
【0026】図3のディジタル時間修正フィルタFIL
TERの動作は、図5を参照すると最も分かりやすく説
明できる。図5で時間軸TX Time上の0、1、
2、3、4、5、6、および7の印が付いたポイント
は、図1の受信機RX1と通信するマルチキャリア送信
機の、同じマルチキャリアシンボルに関するサンプル時
刻を表す。このマルチキャリア送信機はサンプル周期T
を有する送信機クロックを含む。これに対して、時間
軸RX Time上の0’、1’、2’、3’、4’、
5’、6’、および7’の印が付いたポイントは、図1
のマルチキャリア受信機RX1のサンプル時刻を表す。
このマルチキャリア受信機RX1はサンプル周期T
有する受信機クロックCLKを含む。送信機クロックと
受信機クロックCLKは固定の制御不能なクロックと考
えられる。その結果、送信機クロックと受信機クロック
CLKの間には周波数の差が生じ、その結果、受信機サ
ンプル時刻0’、1’、2’、3’、4’、5’、
6’、および7’と、送信機サンプル時刻0、1、2、
3、4、5、6、および7との間の時間誤差が直線的に
増大する。この時間誤差は図5にτ0、τ1、τ2、τ
3、τ4、τ5、τ6およびτ7に示されている。時間
誤差τiがε+i・Δk(ただしi=0、1、2、
3、...、)と記述される場合、ディジタル時間修正
フィルタFILTERは直線的に増大する寄与i・Δk
を補償する必要がある。時間誤差への残りの寄与εは、
マルチキャリア受信機RX1内の位相ロータROTOR
によって補償され、通常N・Δkの整数倍(ただしNは
マルチキャリアシンボル内のサンプルの数)に等しい。
したがって、ディジタル時間修正フィルタFILTER
はゼロから(N−1)・Δk(ただしNはシンボルあた
りのサンプルの数)まで段階的に増大する時間誤差を補
償する必要がある。それに対してディジタル時間修正フ
ィルタFILTERは、マルチキャリア受信機RX1内
のアナログ/ディジタル変換器ADCが生成した3つの
サンプルのサブセットs(n)を、受信機クロックCL
Kおよび送信機クロックが同期化されていたならば受信
機RX1が獲得していたはずの時間修正されたサンプル
sc(n)に変換する。例えばサンプル時刻3’、4’
および5’でマルチキャリア受信機RX1内で生成され
たサンプルは、ディジタルフィルタFILTERによっ
て線形結合され、サンプル時刻4で受信機RX1が獲得
したはずのサンプルが生成される。その後、サンプル時
刻4’、5’、および6’でマルチキャリア受信機RX
1内で生成されたサンプルは、ディジタルフィルタFI
LTERによって線形結合され、サンプル時刻5で受信
機RX1が獲得したはずのサンプルが生成され、以下同
様の処理が行われる。サンプル時刻4におけるサンプル
を生成するため、ディジタル時間修正フィルタFILT
ERは、サンプル時刻3’でのサンプルにフィルタ係数
−1を掛け、サンプル時刻4’でのサンプルにフィル
タ係数Cを掛け、サンプル時刻5’でのサンプルにフ
ィルタ係数Cを掛ける。その後、加算器ADDはスケ
ーリングされたサンプルを合計してサンプル時刻4での
サンプルを生成する。フィルタ係数C 、Cおよび
は、それに対してよく知られているアルゴリズムを
使用する前述の計算ユニットによって適切に決定され
る。
【0027】フィルタFILTERは、送信機クロック
と受信機クロックCLKの間のクロック速度の差による
時間誤差の直線的に増大する寄与i・Δkを補償するだ
けなので、ディジタル時間修正フィルタFILTER内
に必要なフィルタ係数の数は、妥当な数に保つことがで
きる。前述のように、時間誤差への残りの寄与εは、マ
ルチキャリア受信機RX1内の位相ロータROTORに
よって補償される。これによって、送信機と受信機のい
ずれにも電圧制御クロックを設ける必要なしにマルチキ
ャリア環境の時間誤差補償が可能になるので本発明のこ
の態様は特に有利である。
【0028】図4に示されるディジタル時間修正フィル
タFILTER’は、メモリセルM −1,0、M
−1,1、...、M−1,N、M0,0
0,1、...、...、M0,N、M1,0、M
1,1、...、M1,N、フィルタ係数乗算器C
−1,0、C−1,1、...、C−1,N
0,0、C0,1、...、C0,N、C1,0、C
1,1、...、C1,N、加算器ADD0、ADD
1...、ADDN、スケーリング手段S0、S
1、...、SN、および合計器SUMを含む。
【0029】メモリセルM−1,0、M0,0、M
1,0、フィルタ係数乗算器C−1,0、C0,0、C
1,0、および加算器ADD0は第1のフィルタを構成
する。これに対して、メモリセルM−1,0
0,0、M1,0が縦続接続され、第1のメモリセル
−1,0の入力がディジタル時間修正フィルタFIL
TER’の入力端子Iと相互接続される。メモリセルM
−1,0、M0,0、およびM1, の出力はそれぞれ
フィルタ係数乗算器C−1,0、C0,0、およびC
1,0の入力に接続され、後者のフィルタ係数乗算器C
−1,0、C0,0、およびC 1,0の出力は加算器A
DD0の入力の働きをする。同様の方法で、メモリセル
−1,1、M0,1、M1,1、フィルタ係数乗算器
−1,1、C0,1、C1,1および加算器ADD1
は上記と同じ構造を有する第2のフィルタとして構成さ
れ、メモリセルM−1,N、M0,N、M1,N、フィ
ルタ係数乗算器C −1,N、C0,N、C1,Nおよび
加算器ADDNもこの構造を有するフィルタとして構成
される。上記のフィルタはすべて、ディジタル時間修正
フィルタFILTER’の入力端子Iと合計器SUMの
間に並列接続されるが、並列フィルタと合計器SUMの
間に、スケジューリング手段S0、S1、..、SNが
それぞれ挿入される。合計器SUMの出力はディジタル
時間修正フィルタFILTERの出力端子Oと内部的に
接続される。これらのスケーリング手段S0、S
1、....SNは、測定された時間誤差に依存するス
ケールファクタ1、Δk、...、(Δk)を有し、
したがって制御線を介してフィルタFILTERがその
一部を形成する時間誤差補償装置TCOMPの時間誤差
入力端子ε、Δkと相互接続される。これらの制御接続
はどの図にも示されていない。
【0030】図4に詳細が示されているディジタル時間
修正フィルタFILTER’は、前記の図1および図3
のディジタル時間修正フィルタFILTERよりもさら
に実現可能である。これは、図4のディジタル時間修正
フィルタFILTER’のフィルタ係数C−1,0、C
−1,1、...、C−1,N、C0,0
0,1、...、C0,N、C1,0
1,1、...、C1,Nが時間的に変化せず、した
がって、上記の計算ユニットがよく知られているアルゴ
リズムを適用することで適切なフィルタ係数をもはや決
定する必要がないからである。この単純化はファロー
(Farrow)アーキテクチャを有するディジタル時
間修正フィルタFILTER’を実施することで得られ
る。前節から理解できるように、そのようなファロー
(Farrow)アーキテクチャは、時間的に変化する
が送信機と受信機のサンプルクロックの間の時間誤差の
測定された直線的増分Δkと簡単な対応関係を有するス
ケールファクタS0、S1、...SNによってそれぞ
れスケーリングされる所定のフィルタ係数C−1,0
−1,1、...、C −1,N、C0,0
0,1、...、C0,N、C1,0
1,1、...、C1,Nを有するデジタルフィルタ
の並列構造である。。フィルタ係数C 1,0、C
−1,1、...、C−1,N、C0,0
0,1、...、C ,N、C1,0
1,1、...、C1,Nの値及びスケールファクタ
とΔkとの関係は、以下のように図3のフィルタ係数C
−1、CおよびCとTaylor系列としての直線
的な増分Δkとの間の依存度を記述することで決定され
る。
【0031】
【数5】
【0032】
【数6】
【0033】
【数7】 ここで、p!はpの階乗で、すなわち、p!=P・(p
−1)・(p−2).... .2・1で、
【0034】
【数8】 はΔk=0で得られたΔkに関するC−1のp次導関数
を表す。
【0035】これらの式(1)、(2)および(3)か
ら、図3のディジタル時間修正フィルタFILTER
が、上記のファロー(Farrow)アーキテクチャを
有する等価のディジタル時間修正フィルタFILTE
R’に変換する方法が分かる。実際、図3のC−1、C
およびCを式(1)、(2)および(3)が表す等
価物と交換することで得られるアーキテクチャは、図4
に示されるアーキテクチャである。したがって、図4の
ディジタル時間修正フィルタFILTER’もまた同様
に、サンプル時刻3’、4’および5’でサンプルs
(n)を、受信機RX2がサンプル時刻4に得たはずの
サンプルに変換する。図3のディジタル時間修正フィル
タFILTERと比べて乗算および加算回数は増大して
いるが、フィルタ係数は今度は時間的に変化しないので
実施態様は単純化されている。
【0036】ADSL(非対称ディジタル加入者線)シ
ステムのためのディジタル時間修正フィルタFILTE
R’の好ましい実施形態では、フィルタFILTER’
は、S0でスケーリングされた第1の並列フィルタ内の
1つのフィルタ係数乗算器C 0,0と、時間誤差の測定
された直線的な増分であるΔkに等しいS1でスケーリ
ングされた第2の並列フィルタ内の5つのフィルタ係数
乗算器C−2,1、C −1,1、C0,1、C1,1
よびC2,1を含む。シミュレーション試験の結果、そ
のような簡単な補間フィルタは、従来のADSL位相ロ
ータと組み合わせれば、送信機と受信機の間の同期化を
得るのに十分であることが分かっている。
【0037】第1に留意することは、上記の実施態様の
マルチキャリア信号はADSL(非対称ディジタル加入
者線)またはVDSL(超高速ディジタル加入者線)シ
ステムのような電話回線を介して移送できるが、本発明
の適用可能性は信号が移送される伝送媒体によって制限
されないということである。特に、本発明はケーブル接
続、衛星接続、空中の無線リンクなどの任意のマルチキ
ャリア接続に適用できる。
【0038】本発明はまたADSL(非対称ディジタル
加入者線)またはDMT(離散的マルチトーン)変調が
使用される同様のシステムにだけ関連するわけではな
い。当業者は、マルチキャリア信号が送信側モデムから
受信側モデムRX1またはRX2に送信され、固定のサ
ンプルクロックを有する送信機と受信機が提供されるそ
の他の任意のシステムで適用可能なように、上記の実施
形態を適応することができるであろう。
【0039】さらに、本発明の実施形態は機能ブロック
に関して記述されていることに留意が必要である。これ
らのブロックの上記の機能説明から、電子デバイスを設
計する当業者には、これらのブロックの実施形態がよく
知られている電子構成要素で製造できる方法は明らかで
ある。したがって、それらの大部分について、機能ブロ
ックの内容の詳細なアーキテクチャは示されていない。
【0040】以上、本発明の原理について特定の装置に
関連して説明したが、この説明は例示的なものにすぎ
ず、本発明の範囲を限定するものではないことを明確に
理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチキャリア受信機RX1の第
1の実施形態の機能ブロック図である。
【図2】本発明によるマルチキャリア受信機RX2の第
2の実施形態の機能ブロック図である。
【図3】図1のマルチキャリア受信機RX1に含まれる
ディジタル時間修正フィルタFILTERの機能ブロッ
ク図である。
【図4】図2のマルチキャリア受信機RX2に含まれる
ディジタル時間修正フィルタFILTER’の機能ブロ
ック図である。
【図5】図1のディジタル時間修正フィルタFILTE
Rと図2のディジタル時間修正フィルタFILTER’
の動作を示す時間図である。
【符号の説明】
(Δk) スケールファクタ ADC アナログ/ディジタル変換器 ADD 加算器 C−1 乗算器 CLK 受信機クロック FFT フーリエ変換器 FILTER ディジタル時間修正フィルタ M−1 メモリセル ROTOR 位相ロータ RX1 受信機 RX2 受信機 S0 スケーリング手段 SC(n) 変調搬送波 SUM 合計器 TCOMP 時間誤差補償装置 s(n) サンプルシーケンス s(t) 入力マルチキャリア信号 sc(n) 時間修正されたサンプルシーケンス ε、Δk 時間誤差入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミゲル・ペータース ベルギー国、ベー−1200・ブリユツセル、 アブニユ・ドユ・カステル・73

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリア受信機(RX1、RX
    2)内で、前記マルチキャリア受信機(RX1、RX
    2)の受信機サンプルクロック(CLK)と前記マルチ
    キャリア受信機(RX1、RX2)と通信するマルチキ
    ャリア送信機の送信機サンプルクロックとの間の時間誤
    差(ε、Δk)を補償し、 a.前記時間誤差(ε、Δk)を示す時間誤差信号を受
    信するように構成された時間誤差入力端子と、 b.前記受信機サンプルクロック(CLK)の制御下で
    生成される、転送信号(s(t))のサンプル(s
    (n))を受信するように構成された信号入力端子と、 c.前記信号入力端子に結合された入力端子と前記時間
    誤差入力端子に結合された制御入力端子とを有し、かつ
    前記サンプル(s(n))のサブセットを前記転送信号
    (s(t))の第1の時間修正されたサンプル(sc
    (n))に変換するように適切に構成されたフィルタ係
    数(C−1、C、C/C−1,0、C 0,0、C
    1,0、C−1,1、C0,1、C1,1...、C
    −1,N、C ,N、C1,N)を有する、時間領域内
    で動作するディジタル時間修正フィルタ(FILTE
    R、FILTER’)とを含む、時間誤差補正装置(T
    COMP)であって、 前記時間誤差(ε、Δk)が直線的に増大する第1の寄
    与(Δk)と第2の寄与(ε)とを含むこと、および前
    記フィルタ係数(C−1、C、C/C−1 ,0、C
    0,0、C1,0、C−1,1、C0,1
    1,1...、C−1, 、C0,N、C1,N)が
    前記直線的に増大する第1の寄与(Δk)を補償するよ
    うに適切に構成されること、および前記時間誤差補償装
    置(TCOMP)が、 d.前記転送信号(s(t))内の搬送波の位相をそれ
    ぞれの周波数に比例して回転させ、それによって前記第
    2の寄与(ε)を補償する、周波数領域内で動作する位
    相回転手段(ROTOR)をさらに含むことを特徴とす
    る時間誤差補償装置(TCOMP)。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ係数(C−1,0、C
    0,0、C1,0、C 1,1、C0,1
    1,1、...、C−1,N、C0,N、C1,N
    が時間的に変化せず、また前記ディジタル時間修正フィ
    ルタ(FILTER’)が時間的に変化するスケールフ
    ァクタを有するスケーリング手段(S0、S
    1、...、SN)をさらに含むことを特徴とする請求
    項1に記載の時間誤差補償装置(TCOMP)。
  3. 【請求項3】 前記ディジタル時間修正フィルタ(FI
    LTER’)が6つの時間的に変化しないフィルタ係数
    (C0,0、C−2,1、C−1,1、C ,1、C
    1,1、C2,1)と時間的に変化するスケールファク
    タ(S1)とを含むことを特徴とする請求項2に記載の
    時間誤差補償装置(TCOMP)。
  4. 【請求項4】 前記回転手段(ROTOR)によって補
    償される前記第2の寄与(ε)が 【数1】 (ただしNはマルチキャリアシンボル内のサンプルの数
    を表し、Δkは2つの連続するサンプルの間の前記時間
    誤差の直線的増分を表す)で拡大されることを特徴とす
    る請求項1に記載の時間誤差補償装置(TCOMP)。
  5. 【請求項5】 a.受信機サンプルクロック(CLK)
    の制御下で、前記マルチキャリア受信機(RX1、RX
    2)によって受信される転送信号(s(t))のサンプ
    ル(s(n))を生成するアナログ/ディジタル変換器
    (ADC)と、 b.前記受信機サンプルクロック(CLK)と、前記マ
    ルチキャリア受信機(RX1、RX2)と通信する送信
    機内の送信機サンプルクロックとの間の時間誤差(ε、
    Δk)を補償する時間誤差補償装置(TCOMP)であ
    って、 b1.前記時間誤差(ε、Δk)を示す時間誤差信号を
    受信するように構成された時間誤差入力端子、 b2.前記転送信号(s(t))の前記サンプル(s
    (n))を受信するように構成された信号入力端子、 b3.前記信号入力端子に結合された入力端子と前記時
    間誤差入力端子に結合された制御入力端子とを有し、か
    つ前記サンプル(s(n))のサブセットを前記転送信
    号(s(t))の第1の時間修正されたサンプル(sc
    (n))に変換するように適切に構成されたフィルタ係
    数(C−1、C、C/C−1,0、C0,0、C
    1,0、C−1,1、C0,1、C1,1...、C
    −1,N、C 0,N、C1,N)を有する、時間領域内
    で動作するディジタル時間修正フィルタ(FILTE
    R、FILTER’)を含む時間誤差補償装置(TCO
    MP)と、 c.前記転送信号を復調するように構成されたマルチキ
    ャリア復調手段(FFT)と、 d.前記時間誤差(ε、Δk)を検出し、前記時間誤差
    信号を生成するように構成された時間誤差検出手段との
    縦続接続を、入力と出力との間に含むマルチキャリア受
    信機(RX1、RX2)であって、 前記時間誤差(ε、Δk)が直線的に増大する第1の寄
    与(Δk)と第2の寄与(ε)とを含むこと、および前
    記フィルタ係数(C−1、C、C/C−1 ,0、C
    0,0、C1,0、C−1,1、C0,1
    1,1...、C−1, 、C0,N、C1,N)が
    前記直線的に増大する第1の寄与(Δk)を補償するよ
    うに適切に構成されること、および前記時間誤差補償装
    置(TCOMP)が、 d4.前記転送信号(s(t))内の搬送波の位相をそ
    れぞれの周波数に比例して回転させ、それによって前記
    第2の寄与(ε)を補償する、周波数領域内で動作する
    位相回転手段(ROTOR)をさらに含むことを特徴と
    するマルチキャリア受信機(RX1、RX2)。
  6. 【請求項6】 前記受信機サンプルクロック(CLK)
    が、前記送信機サンプルクロックの送信機サンプル周波
    数よりもかなり高い受信機サンプル周波数を有するこ
    と、および前記マルチキャリア受信機(RX2)が、前
    記時間誤差補償装置(TCOMP)に結合され、前記転
    送信号を前記かなり高い受信機サンプル周波数から前記
    送信機サンプル周波数にダウンサンプリングするように
    構成されたダウンサンプリング手段(DSAMP)をさ
    らに含むことを特徴とする請求項5に記載のマルチキャ
    リア受信機(RX2)。
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