JP2000101502A - Cdmディジタル放送システム - Google Patents

Cdmディジタル放送システム

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JP2000101502A
JP2000101502A JP27346598A JP27346598A JP2000101502A JP 2000101502 A JP2000101502 A JP 2000101502A JP 27346598 A JP27346598 A JP 27346598A JP 27346598 A JP27346598 A JP 27346598A JP 2000101502 A JP2000101502 A JP 2000101502A
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JP
Japan
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satellite
broadcast
gap filler
cdm
wave
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JP27346598A
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English (en)
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Toshifumi Yamamoto
敏文 山本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信性能を落とすことなくRAKE合成範囲
の狭い受信端末で受信できるようにする。 【解決手段】 放送主局21において、ギャップフィラ
ー向け送信装置211の送信信号を遅延装置212で所
定時間遅延して直接波送信装置213に入力する。ギャ
ップフィラー向け送信装置211から送出される放送信
号を、衛星22を介し、ギャップフィラー24で中継さ
れて受信端末23に送られ、直接波送信装置213から
送出される放送信号は、衛星22を介して直接受信端末
23に送られる。このとき、ギャップフィラー24から
受信端末23までの伝播遅延を考慮し、衛星22から受
信端末23に送信するタイミングを送信主局21の遅延
装置212で遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDM(Code Div
ision Multiple:符号分割多元)伝送方式により衛星か
らディジタル放送を行うCDMディジタル放送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCDMディジタル放送システムに
あっては、衛星からの放送電波が届きにくい場所を補う
ため、その場所に向けて同一の放送電波を送信するギャ
ップフィラー(基地局)が設けられている。この場合、
衛星からの放送電波とギャップフィラーからの放送電波
には、図4に示すような関係がある。
【0003】この図に示す従来の方式では、放送主局1
1から衛星12を介してサービスエリア内の受信端末1
3に直接放送するが、ビル等により衛星からの放送電波
が届きにくい場所には衛星12からの放送電波をギャッ
プフィラー14によって間接的に受信端末13に向けて
送出する。このとき、衛星12からの放送電波とギャッ
プフィラー14向け電波のデータの送出タイミングは同
時になるように設計されている。
【0004】ところが、衛星12からギャップフィラー
14、衛星12から受信端末13までの距離は概略同じ
であるため、ギャップフィラー14と受信端末13の受
信タイミングはほぼ同時となる。さらに、ギャップフィ
ラー14から送信される中継波は、送出に遅れが無いと
すると、受信端末13で受信するタイミングは、ギャッ
プフィラー14と受信端末13の間の距離に応じた遅延
が入る。
【0005】CDM方式の特徴として、時間差のある同
じ電波を受信する際にRAKE受信処理によって合成す
ることによって受信性能を向上させる効果がある。しか
しながら、同一帯域内にRAKE合成できない信号があ
ると、それは復調しようとしている信号に対して雑音と
してふるまうため、システムとしては衛星12からの電
波とギャップフィラー14からの電波の時間差に対して
RAKE合成できるように設計しておく必要がある。
【0006】ここで、従来方式における衛星12からの
直接波と、ギャップフィラー14からの中継波の時間関
係を示すと図5に示すようになる。すなわち、ギャップ
フィラー14からの距離がゼロの時に、衛星12からの
直接波とギャップフィラー14からの中継波の時間差は
概ねゼロとなり、ギャップフィラー14から離れるにつ
れてギャップフィラー14からの中継波の遅延が大きく
なる。
【0007】例えば、ギャップフィラー14のカバーレ
ンジを3kmとすると、この時間差は10μsとなり、受
信端末13は10μsの時間差に対してRAKE合成で
きるように設計しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のCDMディジタル放送システムでは、衛星からの直
接波を基準にして考えると、ギャップフィラーからの直
接波は遅れる方向のみで、ギャップフィラーのカバーレ
ンジに相当する時間までの遅延がある。この条件で受信
性能を確保するためには10μsを超える時間差までR
AKE合成ができるように受信端末を構成する必要があ
った。
【0009】本発明の目的は、受信性能を落とすことな
くRAKE合成範囲の狭い受信端末で受信できるCDM
ディジタル放送システムと、このシステムに好適な送信
装置及び受信端末装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係るCDMディジタル放送システムは、衛
星からの放送電波が届きにくい場所に向けて基地局から
同一の放送電波を送信する際に、衛星の放送電波送信タ
イミングを前記基地局からの放送電波送信タイミングよ
り遅らせるようにしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るCDMディジタル放送
システムの送信装置は、放送送信所に設けられ、衛星か
らの放送電波が届きにくい場所に向けて同一の放送電波
を送信する基地局に、前記衛星よりも先に放送信号を送
信することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るCDMディジタル放送
システムの受信端末装置は、衛星からの放送電波が届き
にくい場所に向けて基地局から同一の放送電波を送信す
る際に、衛星の放送電波送信タイミングが前記基地局か
らの放送電波送信タイミングより遅れているとき、衛星
からの放送電波と基地局からの放送電波をレイク受信す
ることを特徴とする。
【0013】すなわち、CDM方式は、複数の遅延波を
合成して復調を行うが、基地局によるギャップフィラー
のカバーレンジを例えば3kmとすると、衛星からの直
接波とギャップフィラーからの再送信波との時間差は1
0μsになる。そこで、衛星からの直接放送波をギャッ
プフィラーに送信する信号に対して所定の時間(例えば
5μs)だけ遅延させるようにする。このようにする
と、ギャップフィラーの直近では、ギャップフィラーか
らの電波が衛星からの直接放送波より5μs早く、ギャ
ップフィラーから3kmの地点ではギャップフィラーか
らの電波が衛星からの直接放送波より5μs遅く到達す
ることになり、両者時間差は5μsで済むことになる。
これにより受信端末装置の回路規模を小さくできる利点
がある。このように、本発明は、ギャップフィラーを使
用する放送システムにおいて、受信部の簡素化、低価格
を図るのに有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
CDMディジタル放送システムの構成を示すもので、放
送主局21はギャップフィラー向け送信装置211と、
この送信装置211の送信信号を所定時間遅延する遅延
装置212と、この遅延装置212で遅延された放送信
号を直接波として送信する直接波送信装置213を備え
る。すなわち、ギャップフィラー向け送信装置211か
ら送出される放送信号は、衛星22を介し、ギャップフ
ィラー24で中継されて受信端末23に送られ、直接波
送信装置213から送出される放送信号は、衛星22を
介して直接受信端末23に送られる。
【0015】上記構成では、放送主局21から衛星22
までと衛星22からギャップフィラー24、衛星22か
ら受信端末23までの遅延は、距離が等しいため共通に
なる。ここで、ギャップフィラー24から受信端末23
までの伝播遅延を考慮し、図2に示すように、衛星22
から受信端末23に送信するタイミングを送信主局21
の遅延装置212で遅延させる。
【0016】図3に本実施形態における受信端末23と
ギャップフィラー24の距離に対するギャップフィラー
24からの中継波と衛星22からの直接波の時間差を示
す。この図では、図1における放送主局21側での遅延
を5μsとした時の関係を示している。この場合、受信
端末23からギャップフィラー24までの距離がゼロの
とき、時間差は−5μsになっているが、衛星22から
の直接放送波の方が遅れている。また、距離がギャップ
フィラー24のカバーレンジである3kmのときは、時
間差が5μsとなっている。
【0017】CDM復調のRAKE合成を行う際には、
衛星22からの直接波とギャップフィラー24からの中
継波の区別は無いので、この例の場合、受信端末23の
能力として、5μsの時間差までRAKE合成ができる
ように構成すれば、従来と同等の受信性能を得ることが
できる。
【0018】したがって、上記実施形態の構成は、衛星
22からの直接放送波に遅延を持たせるいるので、ギャ
ップフィラー24からの伝播遅延を打ち消す効果を有す
る。尚、図1では、放送主局21に遅延の機能を持つ例
を示したが、衛星22にこの機能を持たせるようにして
も同じ効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、受信性能
を落とすことなくRAKE合成範囲の狭い受信端末で受
信できるCDMディジタル放送システムと、このシステ
ムに好適な送信装置及び受信端末装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態とするCDMディジタル
放送システムの構成を示すブロック図。
【図2】 同実施形態のギャップフィラーによる伝播遅
延と送信主局における遅延との関係を示す概念図。
【図3】 同実施形態における受信端末とギャップフィ
ラーの距離に対するギャップフィラーからの中継波と衛
星からの直接波の時間差を示す特性図。
【図4】 従来のCDMディジタル放送システムにおけ
る衛星からの放送電波とギャップフィラーからの放送電
波との関係を示す概念図。
【図5】 従来方式における衛星からの直接波とギャッ
プフィラーからの中継波の時間関係を示す特性図。
【符号の説明】
11…放送主局 12…衛星 13…受信端末 14…ギャップフィラー 21…放送主局 211…ギャップフィラー向け送信装置 212…遅延装置 213…直接波送信装置 22…衛星 23…受信端末 24…ギャップフィラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDM(Code Division Multiple:符号
    分割多元)伝送方式により衛星からディジタル放送を行
    うCDMディジタル放送システムにおいて、 前記衛星からの放送電波が届きにくい場所に向けて基地
    局から同一の放送電波を送信する際に、衛星の放送電波
    送信タイミングを前記基地局からの放送電波送信タイミ
    ングより遅らせるようにしたことを特徴とするCDMデ
    ィジタル放送システム。
  2. 【請求項2】 CDM(Code Division Multiple:符号
    分割多元)伝送方式により衛星からディジタル放送を行
    うCDMディジタル放送システムの放送送信所に設けら
    れ、 前記衛星からの放送電波が届きにくい場所に向けて同一
    の放送電波を送信する基地局に、前記衛星よりも先に放
    送信号を送信することを特徴とするCDMディジタル放
    送システムの送信装置。
  3. 【請求項3】 CDM(Code Division Multiple:符号
    分割多元)伝送方式により衛星からディジタル放送を行
    うCDMディジタル放送システムに用いられ、 前記衛星からの放送電波が届きにくい場所に向けて基地
    局から同一の放送電波を送信する際に、衛星の放送電波
    送信タイミングが前記基地局からの放送電波送信タイミ
    ングより遅れているとき、 前記衛星からの放送電波と前記基地局からの放送電波を
    レイク受信することを特徴とするCDMディジタル放送
    システムの受信端末装置。
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