JP2000100460A - 全鉄電池およびその充電深度の調節方法 - Google Patents

全鉄電池およびその充電深度の調節方法

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JP2000100460A
JP2000100460A JP10267633A JP26763398A JP2000100460A JP 2000100460 A JP2000100460 A JP 2000100460A JP 10267633 A JP10267633 A JP 10267633A JP 26763398 A JP26763398 A JP 26763398A JP 2000100460 A JP2000100460 A JP 2000100460A
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catholyte
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anolyte
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Hiroshige Deguchi
洋成 出口
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に供給することのできる全鉄電池を提供
することを主要な目的とする。 【解決手段】 正の区画室22内に収容されているカソ
ライトは2価および/または3価の鉄イオンを含み、か
つ正極20に接触している。負の区画室23内に収容さ
れているアノライトは2価の鉄イオンを含み、かつ負極
21および負極21に電析している鉄に接触している。
アノライトとカソライトのpHは、2から12の範囲内
にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に電解液循
環型2次電池に関するものであり、より特定的には、活
物質がすべて鉄である電解液循環型2次電池、すなわち
全鉄電池に関する。この発明は、また、そのような全鉄
電池の充電深度の調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国の電力需要の伸びは、年とともに
増大し続けているが、電力需要の変動も、産業構造の高
度化と、国民生活水準の向上を反映して、年々、著しく
なる傾向にある。たとえば、夏期における昼間の電力需
要量を100とすると、明け方のそれは30以下となっ
ている状況である。一方、電力の供給源から見ると、出
力変動が望ましくない原子力発電や、大規模火力発電の
割合も増加する傾向にあるため、電力を貯蔵する設備に
必要性が高まっている。
【0003】現在の電力貯蔵は、揚水発電によって行な
われているが、その立地に限度があることから、新しい
電力貯蔵技術、中でも、技術的、経済的に実現の可能性
が高いとされている電力貯蔵用2次電池が盛んに研究さ
れている。この中でも、特に、レドックスフロー型電池
が注目されている。
【0004】図3は、特許公報第2724817号に開
示されている、全バナジウムレドックスフロー電池の概
略図である。
【0005】図3を参照して、全バナジウムのレドック
スフロー電池1は、電池反応セル2、負極液タンク3お
よび正極液タンク4を備える。電池反応セル2内は、た
とえば、イオン交換膜等からなる隔膜5により仕切られ
ており、一方側が負の区画室2a、他方側が正の区画室
2bを構成する。
【0006】正の区画室2b内には、電極として、正極
6が収容され、また、負の区画室2a内には負極7が収
容される。正の区画室2bと正極液タンク4は、正極液
循環管路8で結ばれており、負の区画室2aと負極液タ
ンク3は、負極液循環管路9で結ばれている。
【0007】正極液循環管路8内には、ポンプ10が設
けられており、負極液循環管路9内には、ポンプ11が
設けられている。正極液タンク4内では、V5+/V4+
含む正極電解液が蓄えられており、また、負極液タンク
3内には、V2+/V3+を含む負極液電解液が蓄えられて
いる。これらのイオンは、硫酸水溶液に、それぞれ溶か
されている。
【0008】全バナジウムのレドックスフロー電池で
は、充電時においては、負極液タンク3に蓄えられたV
2+/V3+を含む硫酸水溶液が、ポンプ11により負の区
画室2aに送られ、負極7において外部回路に電子を放
出して、V2+がV3+に酸化され、負極液タンク3に回収
される。他方、正極液タンク4に蓄えられたV5+/V4
イオンを含む硫酸水溶液は、ポンプ12より正の区画室
2bに送られ、正極6において外部回路から電子を受取
り、V5+がV4+に還元され、正極液タンク4に回収され
る。このような全バナジウムのレドックスフロー電池に
おいては、正極6および負極7における充放電反応は下
記の式のようになる。
【0009】
【化1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の全バナジウムレ
ドックスフロー電池は、以上のように構成されている。
しかしながら、バナジウムは比較的少ない資源であり、
値段が高く、しかも不安定であるという特徴を有する。
また、バナジウム5価のイオンの酸化力が強く、電池素
材として、厳しい制限を受けるという問題点があった。
【0011】また、レドックスフロー電池の他の例とし
てクロム−鉄系レドックスフロー電池も知られている
が、負極に用いたクロムイオンの反応性が悪く、また、
水素ガスの発生も多いので、メンテナンスフリーにでき
ない。また、クロムイオンの電解液の溶解度が低く、活
物質のエネルギ密度が低いので、コンパクトにできない
という問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、コストが安く、かつコンパク
ト化を図ることができるように改良された、全鉄電池を
提供することを目的とする。
【0013】この発明の他の目的は、そのような全鉄電
池の充電深度の調節方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る全鉄電池
は、正極と、負極と、カソライトと上記正極を収容する
正の区画室と、アノライトと上記負極を収容する負の区
画室と、を備える。上記正の区画室と上記負の区画室と
を、イオン伝導性の分離材が分離している。このイオン
伝導性の分離部材は、上記カソライトおよび上記アノラ
イトの双方に接触し、これらの間にイオン伝導を与え
る。上記カソライトは、2価および/または3価の鉄イ
オンを含み、かつ上記正極に接触している。上記アノラ
イトは2価の鉄イオンを含み、かつ上記負極および該負
極に電析している鉄に接触している。上記アノライトお
よび上記カソライトのpHは2から12の範囲内にされ
ている。
【0015】この発明によれば、活物質として鉄を用い
るので、コストが安い。また、活物質のエネルギ密度が
高いので、コンパクトにできる。
【0016】請求項2に係る全鉄電池においては、上記
カソライトおよび上記アノライトは、それぞれFeXy
(式中、yが1のとき、XはSO4 またはOであり、y
が2のとき、XはF、Cl、Br、またはNO3 であ
る)で表わされる塩を含む。
【0017】請求項3に係る全鉄電池においては、上記
分離部材は陽イオン交換膜を含み、電解質は、カチオン
がLi+ 、K+ またはNa+ であり、アニオンがF-
Cl - 、Br- 、SO4 2-、NO3 - またはPO4 3-
ある塩の、単独またはこれらの混合物からなる。
【0018】請求項4に係る発明は、正の区画室と負の
区画室とを備え、上記正の区画室に収容されているカソ
ライトが2価および/または3価の鉄イオンを含み、上
記負の区画室内に収容されているアノライトが2価の鉄
イオンを含み、上記アノライトおよび上記カソライトの
pHが2から12の範囲内にされている全鉄電池の充電
深度の調節方法に係る。上記カソライトを取り出して、
これを鉄と接触させることを特徴とする。
【0019】請求項5に係る全鉄電池の充電深度の調節
方法においては、上記正の区画室に、HF、HCl、H
Br、HNO3 またはH2 SO4 の酸を添加しながら行
なう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。
【0021】実施の形態1 図1は、実施の形態1に係る全鉄電池の概念図である。
【0022】図1を参照して実施の形態1に係る全鉄電
池は、正極20と負極21とを備える。正の区画室22
は、カソライトと正極20を収容する。負の区画室23
は、アノライトと負極21を収容する。隔膜24が、正
の区画室22と負の区画室23とを分離している。
【0023】隔膜24は、カソライトおよびアノライト
の双方に接触し、これらの間にイオン伝導を与えるイオ
ン伝導性の部材で形成される。カソライトは2価および
/または3価の鉄イオンを含み、正極20に接触してい
る。カソライトは正極液タンク25に蓄えられ、正の区
画室22にポンプ27により循環供給される。
【0024】アノライトは2価の鉄イオンを含み、かつ
負極21および負極21に電析している鉄に接触してい
る。アノライトは、負極液タンク26に蓄えられ、ポン
プ28により、負の区画室23内に循環供給される。ア
ノライトおよびカソライトのpHは2から12の範囲内
にされている。
【0025】正極20での反応は、次のとおりである。
【0026】
【化2】
【0027】負極での反応は次のとおりである。
【0028】
【化3】
【0029】電解液のpHとしては、2〜12の範囲で
用いるのが好ましく、特に、中性付近が好ましい。鉄の
電位−pH図によると、中性付近ならば、下記の負極の
電極反応の電位とH2 発生反応との電位との差が比較的
小さく、H2 発生も低減できる。
【0030】
【化4】
【0031】また、正極の電極反応は、中性付近では、
次のとおりとなる。
【0032】
【化5】
【0033】この式によれば、鉄イオンのレドックス反
応とはならないはずであるが、実際には、次式で示すレ
ドックス反応が可能で、しかも、Fe3+のイオンは安定
な溶解状態を保つことが見出された。
【0034】
【化6】
【0035】電解液としてはFeCl2 、FeBr2
FeSO4 、Fe(NO32 およびFe(ClO4
2 からなる群から選ばれる鉄塩の水溶液が好ましく用い
られる。これらの塩の水への溶解度は、非常に良いこと
がわかっている。たとえばFeCl2 を用いると、室温
でも、4モル/l程度が容易に溶け、理論エネルギ密度
は86wh/lが容易に得られる。
【0036】負極でのH2 発生を抑える、電解液への添
加剤としては、K2 S等の無機硫黄化合物、有機硫黄化
合物、Liイオン、硫酸ヒトラジン、TeO2 、スルフ
ァミン酸等が好ましく使用できる。
【0037】隔膜24の分離機能は、正負極の充電状態
の活物質の接触による実行放電を防止することである。
具体的には、負極のFeと正極のFe3+の接触を防止で
きればよく、Feは負極に電析して固定されているの
で、結局、Fe3+を透過しにくい性質を有していればよ
い。
【0038】また、隔膜の透過機能としては、電荷のキ
ャリアであるイオンを透過させることである。電解液の
pHは中性付近であるので、H+ イオンやOH- イオン
をキャリアとすると、キャリアの存在量が少なく、しか
もキャリアとして、隔膜を、電池の充放電に従って、透
過すると、正極および負極のpHの変動を起こすので好
ましくない。
【0039】したがって、キャリアとしては、FeCl
2 、FeBr2 、FeSO4 からなる群より選ばれた鉄
塩のアニオンまたはFe2+イオンが考えられる。Fe3+
はカチオンであるので、アニオンの透過を行なう陰イオ
ン交換膜の使用が可能である。
【0040】また、陰イオン交換膜では、FeCl4 -
やFeCl6 3-の錯イオンによる膜中の固定解離基の占
有等により、膜抵抗が上昇する問題点がある。しかし、
この問題は、クロム−鉄系レドックスフロー電池では、
1価イオンの選択透過性の良い陽イオン交換膜を用い
て、H+ イオンをキャリアとすることにより解決され
た。よって、鉄電池においては、Fe2+イオンをキャリ
アとして、2価イオン選択透過性のよい陽イオン交換膜
の使用が可能である。
【0041】さらに、電解液のカチオンとして、Li、
K、Na、アニオンとしてF、Cl、Br、SO4 、N
3 、PO4 等の1価のカチオンを持つ塩を加え、この
1価のカチオンをキャリアとして、1価イオン選択透過
性の良い陽イオン交換膜の使用が可能である。
【0042】また、逆浸透膜においては1価のアニオ
ン、カチオンを不透過にすることが難しく、多価のアニ
オン、カチオンを不透過にするのは容易であることを逆
用して、1価イオン選択透過性の良い逆浸透膜の使用が
可能である。
【0043】電極としては、既存の亜鉛−塩素電池、亜
鉛−臭素電池、レドックスフロー電池に使用されている
ものが、同様に使用できる。
【0044】電極は、緻密グラファイト板、多孔質グラ
ファイト板、カーボン繊維での補強、多孔度の調節、グ
ラファイト粉での補強、グラッシーカーボン板が使用で
きる。また、カーボンプラスチック板、活性炭クロスを
熱圧着して補強したものも使用できる。さらに、不透性
黒鉛板、グラッシーカーボン板、プラスチックカーボン
複合材板、炭素繊維も使用できる。
【0045】さらに、チタン、RuO2 、TiO2 、I
rO2 、Pt、Au、Pd、伝導性ポリマーコーティン
ググラファイト、ガラス質カーボン、不織布カーボン、
ファイバ材料またはセルロース、カーボン繊維に設けら
れたTiO2 、RuO2 またはIrO2 またはこれらの
組合せを含む、寸法安定化されたアノードから選択した
ものも使用できる。
【0046】電池セルスタックを構成した場合、負極で
鉄の電析の均一化という問題がある。また、電解液循環
型にした場合、マニホールドを通じてのシャントカレン
ト、マニホールドゲートシャントカレントロスとポンプ
動力のトレードオフという問題がある。負極では亜鉛−
塩素/臭素電池と同様の問題がある。正極では亜鉛−塩
素/臭素電池またはレドックスフロー電池と同様の問題
がある。したがって、それらの電池において改良されて
いる構造を用いて、全鉄電池におけるこれらの問題を解
決することができる。ただし、耐酸性、耐塩素性、耐臭
素性といった、厳しい耐久性の条件は、電池セルスタッ
ク素材には要求されない。
【0047】タンク、ポンプ等のプラント部の構造とし
ても、既存の亜鉛−塩素電池、亜鉛−臭素電池、レドッ
クスフロー電池に使用されるものと同様のものを使用で
きる。ただし、耐酸性、耐塩素性、耐臭素性といった厳
しい条件がないので、設計は容易である。
【0048】実施の形態2 図2は、実施の形態1に係る全鉄電池の充電深度の調節
方法を説明するための概念図である。図2を参照して、
正極液タンク25に収容されている、カソライトを取り
出して、Fe粉と接触させる第1の容器29と、Fe粉
と接触させたカソライト中にHClを添加する第2の容
器30を備える。正極液タンク25からのカソライトの
取出しは、ポンプ31で行なわれる。
【0049】図1を参照して、負極21における水素発
生に伴い、Feが消費され、正極20は過充電に傾いて
いく。これによる正極電解液と負極電解液の充電深度の
ずれを、カソライトをFe粉と接触させることによって
調節する。カソライトとFe粉を接触させると、次の反
応が起こる。
【0050】
【化7】
【0051】次に、負極の水素発生に伴い、H+ が消費
され、カソライトはアルカリ性に傾いていく。このpH
のずれを、カソライト中にHClを添加することによっ
て、調整する。pHのずれは、次式の反応によって調整
される。
【0052】
【化8】
【0053】なお、上記実施の形態では、酸としてHC
lを用いた場合を例示したが、この発明はこれに限られ
るものでなく、HF、HBr、HNO3 、H2 SO4
酸が使用できる。
【0054】
【発明の効果】この発明に係る全鉄電池によれば、活物
質としてコストが安い。また、活物質のエネルギ密度が
高いので、コンパクトにできるという効果を奏する。ま
た、カソライトとFe粉と接触させるだけで、充電深度
のずれを調節することができるので、メンテナンスが容
易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る全鉄電池の概念図である。
【図2】全鉄電池におけるカソライトのpHのずれを調
整するための装置の概念図である。
【図3】従来の全バナジウムレドックスフロー電池の概
念図である。
【符号の説明】
20 正極 21 負極 22 正の区画室 23 負の区画室 24 隔膜 25 正極液タンク 26 負極液タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極と、 負極と、 カソライトと前記正極を収容する正の区画室と、 アノライトと前記負極を収容する負の区画室と、 前記正の区画室と前記負の区画室を分離し、かつ前記カ
    ソライトおよび前記アノライトの双方に接触し、これら
    の間にイオン伝導を与えるイオン伝導性の分離部材とを
    備え、 前記カソライトは2価および/または3価の鉄イオンを
    含み、かつ前記正極に接触しており、 前記アノライトは2価の鉄イオンを含み、かつ前記負極
    および該負極に電析している鉄に接触しており、 前記アノライトおよび前記カソライトのpHは、2から
    12の範囲内にされている、全鉄電池。
  2. 【請求項2】 前記カソライトおよび前記アノライト
    は、それぞれFeXy(式中、yが1のとき、XはSO4
    またはOであり、yが2のとき、XはF、Cl、B
    r、またはNO3 である)で表わされる塩を含む、請求
    項1に記載の全鉄電池。
  3. 【請求項3】 前記分離部材は陽イオン交換膜を含み、 電解質は、カチオンがLi+ 、K+ またはNa+ であ
    り、アニオンがF- 、Cl- 、Br- 、SO4 2-、NO
    3 - またはPO4 3-である塩の、単独またはこれらの混
    合物からなる、請求項1に記載の全鉄電池。
  4. 【請求項4】 正の区画室と負の区画室とを備え、 前記正の区画室に収容されているカソライトが2価およ
    び/または3価の鉄イオンを含み、 前記負の区画室内に収容されているアノライトが2価の
    鉄イオンを含み、 前記アノライトおよび前記カソライトのpHが2から1
    2の範囲内にされている全鉄電池、の充電深度の調節方
    法であって、 前記カソライトを取り出して、これを鉄と接触させるこ
    とを特徴とする、全鉄電池の充電深度の調節方法。
  5. 【請求項5】 前記正の区画室に、HF、HCl、HB
    r、HNO3 またはH2 SO4 の酸を添加しながら行な
    う、請求項4に記載の、全鉄電池の充電深度の調節方
    法。
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