JP2000098318A - 監視光付き波長選択フィルタ - Google Patents

監視光付き波長選択フィルタ

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JP2000098318A
JP2000098318A JP10271812A JP27181298A JP2000098318A JP 2000098318 A JP2000098318 A JP 2000098318A JP 10271812 A JP10271812 A JP 10271812A JP 27181298 A JP27181298 A JP 27181298A JP 2000098318 A JP2000098318 A JP 2000098318A
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light
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semiconductor optical
monitoring light
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力化、低コスト化、小型化を図ると
共にチャンネル間の特性の偏差をなくする監視光付き波
長選択フィルタを提供する。 【解決手段】 1入力N出力の第一の光分波器2−1の
N個の出力ポートと、N入力1出力の第二の光分波器2
−2のN個の入力ポートとの間に、それぞれゲート型の
半導体光増幅器3−1〜3−4を挿入し、これら半導体
光増幅器3−1〜3−4への注入電流をオン・オフ制御
することにより、第一の光分波器2−1に入力された波
長多重信号光1−1の中から所望波長の信号光を選択し
て第二の光分波器2−2の出力ポートに出力させるよう
にした波長選択フィルタにおいて、第一の光分波器2−
1の入力側にプリアンプ用の半導体光増幅器5を設ける
と共に波長多重信号光1−1に監視光10を重畳させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重された多
チャンネルの信号光の中から所望のチャンネルの信号光
を選択的に分波して取り出すことのできる波長選択フィ
ルタに係り、特に、低消費電力化、低コスト化、小型化
を図ると共にチャンネル間の特性の偏差をなくする監視
光付き波長選択フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速、大容量、長距離伝送を波長多重伝
送技術を用いて実現するための研究が活発に行われてい
る。波長多重伝送システムを実現する上で、伝送系の途
中で、或いは受信系で波長多重されている信号光の中か
ら所望のチャンネルの信号光を選択的に取り出す光デバ
イスが重要になってくる。従来の光デバイスを図5に示
す。
【0003】図5の光デバイス(波長選択フィルタとい
う)は、1入力4出力の第一の光分波器2−1の出力ポ
ート2−1B〜2−1Eと、4入力1出力の第二の光分
波器(光合波器として使用)2−2の入力ポート2−2
B〜2−2Eとの間にそれぞれ半導体光増幅器3−1〜
3−4を挿入した構成を有する。第一の光分波器2−1
の入力ポート2−1Aに入力した波長多重された信号光
(波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の信号光)1−1を各波
長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の信号光に分波して出力ポー
ト2−1B〜2−1Eに出力させ、この分波した信号光
をそれぞれの半導体光増幅器3−1〜3−4に入力す
る。ここで第二の光分波器2−2の出力ポート2−2A
から取り出したい信号光の波長を選択し、その選択に応
じて各半導体光増幅器3−1〜3−4の電流注入回路4
−1〜4−4を制御する。電流注入回路4−1〜4−4
は、しきい値電流以下の順方向電流を半導体光増幅器3
−1〜3−4に注入するかしないかを制御する回路であ
る。
【0004】例えば、電流注入回路4−1をオンにし、
電流注入回路4−2〜4−4をオフにした場合、半導体
光増幅器3−1に注入されたしきい値電流以下の順方向
電流によって波長λ1 の信号光のみが増幅され、この信
号光が第二の光分波器2−2の入力ポート2−2Bに入
力され、出力ポート2−2Aから信号光1−2として出
力される。半導体光増幅器3−2〜3−4には順方向電
流が注入されていないので、半導体光増幅器3−2〜3
−4が吸収部として作用し、波長λ2 ,λ3 ,λ4 の信
号光は、この吸収部で吸収されてしまい、出力ポート2
−2Aからは出力されない。このように、半導体光増幅
器3−1〜3−4を光ゲート部として作用させることが
でき、この光ゲート部(ゲート型の半導体光増幅器)の
オン・オフ制御により、所望波長の信号光を選択して取
り出すことができる。
【0005】図6に図5の半導体光増幅器の概略構造が
示されている。この半導体光増幅器には、信号光を増幅
する活性領域の両側に光ビームのスポット径を拡大する
ためのスポットサイズ変換領域(SS領域)が設けられ
ている。図7には、8チャンネル半導体光増幅器アレイ
に電流を注入して信号光を増幅した場合の注入電流と利
得との関係が示されている。信号光を減衰させないため
には、即ち、利得0dB以上とするためには、半導体光
増幅器に25mAから30mAの電流を注入しなければ
ならない。また、入力信号光よりも出力信号光のパワを
増大させるためには、30mA以上の電流を注入しなけ
ればならない(駆動電力を高くしなければならない)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の波長選択フィル
タには、次のような課題がある。
【0007】(1)波長多重数が10チャンネル以上に
増えてくると、広い波長帯を使わなければならないが、
その場合に半導体光増幅器は低コスト化の点から同一構
造のものを10個以上アレイ状に配置する構成となる。
しかし、半導体光増幅器の増幅利得帯域幅は広くなく、
また増幅利得も高くないので、選択的に取り出された信
号光のパワがチャンネルによって異なってくる。特に、
波長多重数が40チャンネル以上になってくると、チャ
ンネル間の光パワの差は広がってくると共に、このこと
が光ゲート部のオン/オフによる消光比のチャンネル依
存性を引き起こす。
【0008】(2)消費電力が大きい。また、数十mA
を流す電流注入回路の小型化、低コスト化が難しい。長
期信頼性も課題である。
【0009】(3)半導体光増幅器からの熱により、光
分波器の分波特性の中心波長ずれが生じる。
【0010】(4)半導体光増幅器が正常に動作してい
るかどうかを常時監視する手段がないので、異常が検出
できない。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、低消費電力化、低コスト化、小型化を図ると共にチ
ャンネル間の特性の偏差をなくする監視光付き波長選択
フィルタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、1個の入力ポートとN(Nは整数≧2)個
の出力ポートとを有する第一の光分波器の前記N個の出
力ポートと、N個の入力ポートと1個の出力ポートとを
有する第二の光分波器の前記N個の入力ポートとの間
に、それぞれゲート型の半導体光増幅器を挿入し、これ
ら半導体光増幅器への注入電流をオン・オフ制御するこ
とにより、前記第一の光分波器に入力された波長多重信
号光の中から所望波長の信号光を選択して前記第二の光
分波器の出力ポートに出力させるようにした波長選択フ
ィルタにおいて、前記第一の光分波器の入力側にプリア
ンプ用の半導体光増幅器を設けると共に前記波長多重信
号光に監視光を重畳させたものである。
【0013】前記第一の光分波器と前記プリアンプ用の
半導体光増幅器との間に、前記監視光を取り出す監視光
取出手段を挿入すると共に、この取り出した監視光に基
づき前記プリアンプ用の半導体光増幅器の注入電流を制
御するプリアンプ用フィードバック制御手段を設けても
よい。
【0014】前記監視光の波長を前記プリアンプ用の半
導体光増幅器のロス領域の波長としてもよい。
【0015】前記ゲート型の半導体光増幅器と前記第二
の光分波器との間に、増幅された信号光を分岐して取り
出す光タップを挿入すると共に、この取り出した信号光
に基づき前記ゲート型の半導体光増幅器の注入電流を制
御するゲート用フィードバック制御手段を設けてもよ
い。
【0016】前記第一の光分波器で前記監視光を分波す
るよう構成し、この分波した監視光を受光してモニタす
る監視光モニタ手段を設けてもよい。
【0017】前記第二の光分波器の出力側に波長選択さ
れた信号光から一部の信号光を分岐する光タップを設け
ると共に、この分岐した信号光を受光器でモニタする信
号光モニタ手段を設けてもよい。
【0018】前記受光器の出力信号に基づき前記プリア
ンプ用の半導体光増幅器又は前記ゲート型の半導体光増
幅器の注入電流を制御するフィードバック制御手段を設
けてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0020】本発明の第一の実施形態は、波長多重され
た信号光を第一の光分波器で分波するより前段で増幅す
ると共に、この波長多重信号光に半導体光増幅器のロス
領域の波長帯の波長を有する監視光を重畳させ、後段で
監視光を取り出して注入電流制御にフィードバックする
ようにしたものである。即ち、図1に示されるように、
本発明の監視光付き波長選択フィルタは、1入力4出力
の第一の光分波器2−1の4つの出力ポートと4入力1
出力の第二の光分波器(光合波器)2−2の4つの入力
ポートとの間にそれぞれ半導体光増幅器3−1〜3−4
が挿入され、これら半導体光増幅器3−1〜3−4への
注入電流をオン・オフ制御する電流注入回路4−1〜4
−4が設けられている。第一の光分波器2−1の入力側
にはプリアンプ用の半導体光増幅器5が設けられ、この
半導体光増幅器5に入力される波長多重信号光1−1に
監視光10が重畳されている。第一の光分波器2−1と
プリアンプ用の半導体光増幅器5との間には、監視光を
取り出す監視光取出手段(WDMカプラ)8が挿入され
ると共に、この取り出した監視光に基づき前記プリアン
プ用の半導体光増幅器5の注入電流を制御するプリアン
プ用フィードバック制御手段が設けられている。プリア
ンプ用フィードバック制御手段は、受光器9、制御回路
7、電流注入回路6からなる。
【0021】図1の監視光付き波長選択フィルタは、W
DMカプラ8で監視光を取り出して受光器9で電気信号
に変換し、この電気信号を制御回路7を通して半導体光
増幅器5の電流注入回路6へフィードバックするので、
半導体光増幅器5の増幅利得を制御することができる。
また、半導体光増幅器5によって波長多重信号光を前も
って増幅しているため、ゲート型の半導体光増幅器3−
1〜3−4にはスポットサイズ変換領域を有しないもの
を使用して、構成を簡素化することができる。また、そ
の結果、ゲート型の半導体光増幅器3−1〜3−4に注
入する電流は、5〜10mA程度の微弱な電流でよいこ
とになる。さらに、注入電流が微弱になったことによ
り、微弱な電流をオン/オフすればよいので、電流注入
回路4−1〜4−4におけるゲートオン・オフ制御が簡
便かつ高速となる。図1の監視光付き波長選択フィルタ
は、ゲート型の半導体光増幅器3−1〜3−4が簡素化
されると共に注入電流が微弱なため、小型化、低価格
化、高速応答化、低消費電力化を図ることができる。さ
らに、波長多重信号光に監視光を重畳させることによっ
てプリアンプ用の半導体光増幅器5の増幅利得を高くす
ることができると共に、その増幅帯域幅の拡大も図るこ
とができる。また、ゲート型の半導体光増幅器3−1〜
3−4は、ガラス導波路で構成された光分波器2−1,
2−2と共にガラス導波路上にハイブリッド実装される
が、これら半導体光増幅器が低消費電力であるため、光
分波器2−1,2−2への熱的な影響を低減することが
できる。これにより、波長多重数が10チャンネル以上
になっても安定して所望の波長の信号光1−2を取り出
すことができる。なお、プリアンプ用の半導体光増幅器
5の増幅利得は10dB前後でよく、ゲート型の半導体
光増幅器3−1〜3−4の増幅利得は0dB〜−5dB
程度でよい。
【0022】次に、図2に示されるように、本発明の第
二の実施形態による監視光付き波長選択フィルタは、図
1の構成に加えて、ゲート型の半導体光増幅器3−1〜
3−4と第二の光分波器2−2との間に、増幅された信
号光の一部(1/10〜1/500)を分岐して取り出
す光タップ11−1〜11−4を挿入すると共に、この
取り出した信号光に基づきゲート型の半導体光増幅器3
−1〜3−4の注入電流を制御するゲート用フィードバ
ック制御手段を設けたものである。ゲート用フィードバ
ック制御手段は、受光器12−1〜12−4、制御回路
13−1〜13−4、電流注入回路4−1〜4−4から
なる。
【0023】図2の監視光付き波長選択フィルタは、増
幅された信号光の一部を光タップ11−1〜11−4で
分岐して取り出して受光器12−1〜12−4で電気信
号に変換し、これらの電気信号を制御回路13−1〜1
3−4を通して電流注入回路4−1〜4−4へフィード
バックするので、ゲート型の半導体光増幅器3−1〜3
−4の増幅利得を制御して、それぞれ増幅された信号光
のパワを波長に依存せずに常に一定に保つことができ
る。併せて、この監視光付き波長選択フィルタは、ゲー
ト型の半導体光増幅器3−1〜3−4の動作状態をそれ
ぞれ監視することができる。
【0024】次に、図3に示されるように、本発明の第
三の実施形態による監視光付き波長選択フィルタは、図
1の構成に加えて、第二の光分波器2−2の出力ポート
2−2Aに取り出された波長選択された信号光1−2か
ら一部(1/10〜1/500)の信号光を分岐して取
り出す光タップ11を設けると共に、この分岐した信号
光を受光器12でモニタする信号光モニタ手段を設け、
さらに、受光器12の出力信号に基づきゲート型の半導
体光増幅器3−1〜3−4の注入電流を制御するフィー
ドバック制御手段を設けたものである。フィードバック
制御手段は、制御回路13、電流注入回路4からなる。
半導体光増幅器3−1〜3−4には個別の電流注入回路
はなく、電流注入回路4の出力が回路a,b,c,dの
いずれかにつながるようになっている。
【0025】図3の監視光付き波長選択フィルタは、波
長選択された信号光の一部を光タップ11で分岐して取
り出して受光器12で電気信号に変換し、この電気信号
を制御回路13を通して電流注入回路4へフィードバッ
クする。この電流注入回路4の出力には、例えば波長λ
1 の信号光を取り出したいときには予め回路aがつなが
れており、半導体光増幅器3−1をゲートオン状態にし
てある。そして、波長選択して取り出された信号光のパ
ワが小さいときには、半導体光増幅器3−1への注入電
流を増すようにフィードバック制御を行い、逆に信号光
のパワが大きいときには、半導体光増幅器3−1への注
入電流を減らすようにフィードバック制御を行う。同様
に、波長λ2 ,λ3 ,λ4 の信号光を取り出したいとき
には、回路b,c,dをつなぎかえて上記のフィードバ
ックを行う。このようにして、すべての波長の信号光パ
ワを一定となるように制御することができる。
【0026】次に、図4に示されるように、本発明の第
四の実施形態による監視光付き波長選択フィルタは、図
1の構成に加えて、第一の光分波器2−1で監視光10
を分波するよう構成し、この分波した監視光10−1を
受光してモニタする監視光モニタ手段(光受信部14)
を設けたものである。ここでは、信号光1−1は、波長
λ1 〜波長λn の信号光が波長多重されたものであり、
第一の光分波器2−1は1入力n+1出力である。n+
1番目の出力ポートに波長λsの監視光が分波されるよ
うに構成しておく。
【0027】図4の監視光付き波長選択フィルタは、監
視光を第一の光分波器2−1で分波して取り出し、この
監視光10−1を光受信部14へ入力することにより、
プリアンプ用の半導体光増幅器5及び第一の光分波器2
−1の動作状態を常時監視することができる。例えば、
光受信部14に波長λsの信号光(監視光)のみを選択
的に受信する光可変フィルタを設けておくことにより、
第一の光分波器2−1の中心波長が環境条件(温度、湿
度、外力等)によって変化した場合には第一の光分波器
2−1をペルチェ素子内蔵の温度制御回路で温度を調節
して所望の光分波特性になるように制御することができ
る。
【0028】また、図4の監視光付き波長選択フィルタ
は、監視光10−1のパワをモニタすることにより、プ
リアンプ用の半導体光増幅器5の増幅利得をモニタする
ことができ、光受信部14によるモニタ信号を回路eを
介して制御回路7にフィードバックすることにより、プ
リアンプ用の半導体光増幅器5の増幅利得を制御するこ
とができる。
【0029】また、図示のように、第二の光分波器2−
2をn+1入力1出力とし、n+1番目の入力ポートに
光送信部15をスイッチ16を介して接続し、第二の光
分波器2−2から出力される波長選択された信号光1−
2に波長λsの監視光6−2が重畳できるように構成し
てもよい。この監視光は、図4の監視光付き波長選択フ
ィルタの後段において利用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0031】(1)波長多重された信号光を分波するよ
り前に増幅するので、ゲート型の半導体光増幅器にはス
ポットサイズ変換領域を有するものを用いなくてもよ
く、注入電流が微弱な電流でよいため微弱な電流をオン
/オフするものを用いることができる。従って、小型
化、低価格化、低消費電力化を図ることができる。ま
た、プリアンプ用の半導体光増幅器には信号光に監視光
が重畳されて入力され、しかも監視光の波長λsを半導
体光増幅器のロス領域の波長帯から選ぶことによって、
半導体光増幅器の信号光の増幅利得の増大と増幅帯域幅
の増大とを図ることができるので、ゲート型の半導体光
増幅器及び電流注入回路の負担が軽くなり、さらなる小
型化、低価格化、低消費電力化を図ることができる。
【0032】(2)ゲート型の半導体光増幅器の低電流
動作により、より高速のオン・オフ制御が可能となり、
また、ゲート型の半導体光増幅器の低消費電力化によ
り、光分波器への熱的な影響を低減することができ、所
望の波長の信号光を信頼性高く選択して取り出すことが
できる。
【0033】(3)ゲート型の半導体光増幅器の後段で
増幅された信号光の一部を分岐して取り出し、ゲート型
の半導体光増幅器の注入電流をフィードバック制御する
ことにより、増幅された信号光のパワを常に一定に保つ
ことができる。また、増幅されたそれぞれの信号光間の
パワの偏差を生じないように制御することができる。
【0034】(4)第二の光分波器の出力ポートから取
り出された波長選択された信号光のパワの一部を分岐し
て常時モニタすることにより、波長選択された信号光の
パワを監視することができる。また、このモニタ信号を
プリアンプ用の半導体光増幅器かゲート型の半導体光増
幅器の電流注入回路にフィードバックすることにより、
波長選択された信号光のパワを一定に制御することがで
きる。即ち、波長間での光パワの偏差を生じないように
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す監視光付き波長
選択フィルタの構成図である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す監視光付き波長
選択フィルタの構成図である。
【図3】本発明の第三の実施形態を示す監視光付き波長
選択フィルタの構成図である。
【図4】本発明の第四の実施形態を示す監視光付き波長
選択フィルタの構成図である。
【図5】従来の波長選択フィルタの構成図である。
【図6】従来の波長選択フィルタに用いる半導体光増幅
器の概略構造図である。
【図7】従来の波長選択フィルタに用いる半導体光増幅
器の注入電流対利得特性図である。
【符号の説明】
2−1 第一の光分波器 2−2 第二の光分波器 3−1〜3−4 半導体光増幅器 4−1〜4−4 電流注入回路 5 プリアンプ用の半導体光増幅器 6 電流注入回路 7 制御回路 8 監視光取出手段(WDMカプラ) 9 受光器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の入力ポートとN(Nは整数≧2)
    個の出力ポートとを有する第一の光分波器の前記N個の
    出力ポートと、N個の入力ポートと1個の出力ポートと
    を有する第二の光分波器の前記N個の入力ポートとの間
    に、それぞれゲート型の半導体光増幅器を挿入し、これ
    ら半導体光増幅器への注入電流をオン・オフ制御するこ
    とにより、前記第一の光分波器に入力された波長多重信
    号光の中から所望波長の信号光を選択して前記第二の光
    分波器の出力ポートに出力させるようにした波長選択フ
    ィルタにおいて、前記第一の光分波器の入力側にプリア
    ンプ用の半導体光増幅器を設けると共に前記波長多重信
    号光に監視光を重畳させたことを特徴とする監視光付き
    波長選択フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記第一の光分波器と前記プリアンプ用
    の半導体光増幅器との間に、前記監視光を取り出す監視
    光取出手段を挿入すると共に、この取り出した監視光に
    基づき前記プリアンプ用の半導体光増幅器の注入電流を
    制御するプリアンプ用フィードバック制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の監視光付き波長選択フ
    ィルタ。
  3. 【請求項3】 前記監視光の波長を前記プリアンプ用の
    半導体光増幅器のロス領域の波長とすることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の監視光付き波長選択フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記ゲート型の半導体光増幅器と前記第
    二の光分波器との間に、増幅された信号光を分岐して取
    り出す光タップを挿入すると共に、この取り出した信号
    光に基づき前記ゲート型の半導体光増幅器の注入電流を
    制御するゲート用フィードバック制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜3いずれか記載の監視光付き波
    長選択フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記第一の光分波器で前記監視光を分波
    するよう構成し、この分波した監視光を受光してモニタ
    する監視光モニタ手段を設けたことを特徴とする請求項
    1〜4いずれか記載の監視光付き波長選択フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記第二の光分波器の出力側に波長選択
    された信号光から一部の信号光を分岐する光タップを設
    けると共に、この分岐した信号光を受光器でモニタする
    信号光モニタ手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
    5いずれか記載の監視光付き波長選択フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記受光器の出力信号に基づき前記プリ
    アンプ用の半導体光増幅器又は前記ゲート型の半導体光
    増幅器の注入電流を制御するフィードバック制御手段を
    設けたことを特徴とする請求項6記載の監視光付き波長
    選択フィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010118433A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光学モジュールとその制御方法

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