JP2000097787A - 土圧計 - Google Patents
土圧計Info
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- JP2000097787A JP2000097787A JP10270804A JP27080498A JP2000097787A JP 2000097787 A JP2000097787 A JP 2000097787A JP 10270804 A JP10270804 A JP 10270804A JP 27080498 A JP27080498 A JP 27080498A JP 2000097787 A JP2000097787 A JP 2000097787A
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- Japan
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- earth pressure
- strain
- pressure
- strain generating
- pressure receiving
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- Pending
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- Measurement Of Force In General (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定ポイント周辺の土圧分布に影響のない土
圧計を提供する。 【解決手段】 円筒状の起歪部4に対し、土圧受圧部1
を介して、起歪部4の軸心方向に沿って土圧を伝え、土
圧により撓んだ起歪部4の撓み量を、起歪部4の外周面
に貼り付けられた複数の歪みゲージ5の歪み信号により
検出する。
圧計を提供する。 【解決手段】 円筒状の起歪部4に対し、土圧受圧部1
を介して、起歪部4の軸心方向に沿って土圧を伝え、土
圧により撓んだ起歪部4の撓み量を、起歪部4の外周面
に貼り付けられた複数の歪みゲージ5の歪み信号により
検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下鉄工事や地下
駐車場等の大深部の構造物の工事において、構造物周辺
地域の地盤が変化しないように(土砂くずれや地盤沈下
など)、土圧を管理するために使用される土圧計に関す
るものである。
駐車場等の大深部の構造物の工事において、構造物周辺
地域の地盤が変化しないように(土砂くずれや地盤沈下
など)、土圧を管理するために使用される土圧計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土圧計は、起歪体である薄板状の
ダイアフラムに対し、鉛直方向(厚さ方向)にかかった
土圧により歪んだ起歪体の歪み量を計測して、土圧を検
出している。
ダイアフラムに対し、鉛直方向(厚さ方向)にかかった
土圧により歪んだ起歪体の歪み量を計測して、土圧を検
出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな土圧計では、所定の感度を得るために、ダイヤフラ
ムの厚さを薄くしなければならず、その反面、剛性が低
下してしまう。したがって、例えば、ダイヤフラムだけ
を露出させて土圧計本体をコンクリート中に埋め込み、
そのコンクリートの壁面に作用する土圧を検出するよう
な用途の場合、コンクリートに比べて、ダイヤフラムの
剛性が低すぎて、その低い部分が形状、又は位置の変化
を生じ、その結果、土圧計本体周辺の土圧分布に変化が
生じてしまい、本来測定すべき状態で土圧を検出するこ
とができない。
うな土圧計では、所定の感度を得るために、ダイヤフラ
ムの厚さを薄くしなければならず、その反面、剛性が低
下してしまう。したがって、例えば、ダイヤフラムだけ
を露出させて土圧計本体をコンクリート中に埋め込み、
そのコンクリートの壁面に作用する土圧を検出するよう
な用途の場合、コンクリートに比べて、ダイヤフラムの
剛性が低すぎて、その低い部分が形状、又は位置の変化
を生じ、その結果、土圧計本体周辺の土圧分布に変化が
生じてしまい、本来測定すべき状態で土圧を検出するこ
とができない。
【0004】本発明の目的は、このような課題を解決し
て、周辺の土圧に影響を与えることの少ない土圧計を提
供する。
て、周辺の土圧に影響を与えることの少ない土圧計を提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記したような課題を解
決するため、本発明の土圧計においては、円筒状の起歪
体に対し、土圧受圧部を介して、起歪体の軸心方向に沿
って土圧を伝え、土圧により撓んだ起歪体の撓み量を、
起歪体の外周面に貼り付けられた複数の歪みゲージの歪
み信号により検出する。
決するため、本発明の土圧計においては、円筒状の起歪
体に対し、土圧受圧部を介して、起歪体の軸心方向に沿
って土圧を伝え、土圧により撓んだ起歪体の撓み量を、
起歪体の外周面に貼り付けられた複数の歪みゲージの歪
み信号により検出する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
を参照して説明する。図1において、土圧計本体10
は、円筒形のケース2内に、円板状の基体部6と、基体
部6に取り付けられた円筒状の起歪部4と、起歪部4に
取り付けられた円板状の受圧部1が配置されている。こ
れら受圧部1及び基体部6は、起歪部4と同一材料で一
体形成されていても構わない。
を参照して説明する。図1において、土圧計本体10
は、円筒形のケース2内に、円板状の基体部6と、基体
部6に取り付けられた円筒状の起歪部4と、起歪部4に
取り付けられた円板状の受圧部1が配置されている。こ
れら受圧部1及び基体部6は、起歪部4と同一材料で一
体形成されていても構わない。
【0007】また、受圧部1はOリング3を介してケー
ス2内側にはめ込まれている。なお、Oリング3の弾性
により、ケース2を介して受圧部1にかかろうとする圧
力(側圧)は吸収されて低減するので、本来測定すべき
土圧の誤差にはならない。
ス2内側にはめ込まれている。なお、Oリング3の弾性
により、ケース2を介して受圧部1にかかろうとする圧
力(側圧)は吸収されて低減するので、本来測定すべき
土圧の誤差にはならない。
【0008】さらに、起歪部4外周には、受圧部1より
伝わった力による撓み量を測定するための歪ゲージ5
が、円周方向に等間隔で複数貼り付けられている。そし
て、歪ゲージ5からの歪信号は、ケーブル等により、図
示省略した演算回路に取り込まれ、測定された土圧等を
表示する。
伝わった力による撓み量を測定するための歪ゲージ5
が、円周方向に等間隔で複数貼り付けられている。そし
て、歪ゲージ5からの歪信号は、ケーブル等により、図
示省略した演算回路に取り込まれ、測定された土圧等を
表示する。
【0009】このように、土圧を実際に検出するのは、
受圧部1を介して土圧を受け、撓んだ起歪部4であるの
で、受圧部1は所定の厚みを有しても測定に支障がない
ので、剛性を高めることができ、かつ、起歪部4が円筒
形状であるため、土圧による受圧部の軸心方向の変化量
がほとんどない。よって、受圧部1の形状又は位置の変
化による土圧測定値の変動を生じることがない。
受圧部1を介して土圧を受け、撓んだ起歪部4であるの
で、受圧部1は所定の厚みを有しても測定に支障がない
ので、剛性を高めることができ、かつ、起歪部4が円筒
形状であるため、土圧による受圧部の軸心方向の変化量
がほとんどない。よって、受圧部1の形状又は位置の変
化による土圧測定値の変動を生じることがない。
【0010】次に、本実施例の作用について説明する。
【0011】予め、土圧を計測すべきポイントに土圧計
本体10を設置した後、コンクリート等を流し込み固定
する。この際、受圧部1だけは、コンクリート外部に露
出させる。このようにして、土圧計本体10の設置が完
了する。
本体10を設置した後、コンクリート等を流し込み固定
する。この際、受圧部1だけは、コンクリート外部に露
出させる。このようにして、土圧計本体10の設置が完
了する。
【0012】次に、土圧測定時、コンクリート材の一部
から露出した受圧部1で土圧を受ける。この際、受圧部
1は集中的に土圧を受けることで、周辺の土圧部分に影
響を与えないよう所定の剛性を得るため、所定の厚みを
有している。
から露出した受圧部1で土圧を受ける。この際、受圧部
1は集中的に土圧を受けることで、周辺の土圧部分に影
響を与えないよう所定の剛性を得るため、所定の厚みを
有している。
【0013】土圧を受けた受圧部1は、起歪部4を押圧
し、これによって、円筒状の起歪部4は外方へ張り出す
ように撓む。この撓み量は、土圧に比例したものであ
り、歪ゲージ5により測定され、その撓み量は図示省略
した演算回路で算出される。
し、これによって、円筒状の起歪部4は外方へ張り出す
ように撓む。この撓み量は、土圧に比例したものであ
り、歪ゲージ5により測定され、その撓み量は図示省略
した演算回路で算出される。
【0014】また、複数の歪ゲージ5が、円筒状の起歪
部4に等間隔で貼り付けられているので、これら複数の
歪み信号を利用して所定の演算を行うことで、受圧部1
に対する土圧分布を推定することも可能である。即ち、
受圧部1上で、土圧の大きいポイントに近い歪みゲージ
では、歪み量が大きくなるということを利用したもので
ある。
部4に等間隔で貼り付けられているので、これら複数の
歪み信号を利用して所定の演算を行うことで、受圧部1
に対する土圧分布を推定することも可能である。即ち、
受圧部1上で、土圧の大きいポイントに近い歪みゲージ
では、歪み量が大きくなるということを利用したもので
ある。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、土圧を
直接受ける受圧部自体は所定の剛性を有し、受圧部の軸
心方向への変動がないので、周辺の土圧分布をくずすこ
となく、正確に土圧を測定することができる。
直接受ける受圧部自体は所定の剛性を有し、受圧部の軸
心方向への変動がないので、周辺の土圧分布をくずすこ
となく、正確に土圧を測定することができる。
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
1・・・受圧部 2・・・ケース 3・・・Oリング 4・・・起歪部 5・・・歪みゲージ 6・・・基体部 10・・・本体
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状の起歪体の一方端面を基体部に固
定し、同他方端面に土圧受圧部を設けると共に、起歪体
の外周面に複数の歪みゲージを貼り付けたことを特徴と
する土圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270804A JP2000097787A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 土圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270804A JP2000097787A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 土圧計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000097787A true JP2000097787A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17491259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270804A Pending JP2000097787A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 土圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000097787A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359835A (zh) * | 2011-09-27 | 2012-02-22 | 中铁隧道装备制造有限公司 | 盾构机土压力、注浆压力传感器 |
CN107144377A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-09-08 | 中南大学 | 一种土压力测试装置 |
JP2019085767A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | 株式会社東横エルメス | 周面摩擦計 |
CN112483100A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-03-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种土压传感器及阀门更换工装及其更换方法 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP10270804A patent/JP2000097787A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359835A (zh) * | 2011-09-27 | 2012-02-22 | 中铁隧道装备制造有限公司 | 盾构机土压力、注浆压力传感器 |
CN107144377A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-09-08 | 中南大学 | 一种土压力测试装置 |
CN107144377B (zh) * | 2017-05-19 | 2019-07-02 | 中南大学 | 一种土压力测试装置 |
JP2019085767A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | 株式会社東横エルメス | 周面摩擦計 |
CN112483100A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-03-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种土压传感器及阀门更换工装及其更换方法 |
CN112483100B (zh) * | 2021-01-04 | 2022-04-05 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种土压传感器及阀门更换工装及其更换方法 |
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