JP2000096221A - 一体構造型スパッタリングターゲット - Google Patents

一体構造型スパッタリングターゲット

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JP2000096221A
JP2000096221A JP10303171A JP30317198A JP2000096221A JP 2000096221 A JP2000096221 A JP 2000096221A JP 10303171 A JP10303171 A JP 10303171A JP 30317198 A JP30317198 A JP 30317198A JP 2000096221 A JP2000096221 A JP 2000096221A
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JP
Japan
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target
backing plate
screw
collar part
structure type
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Application number
JP10303171A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Chiba
勉 千葉
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Kojundo Kagaku Kenkyusho KK
Original Assignee
Kojundo Kagaku Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一体構造型ターゲットに対して、スパ
ッタに関与しないツバ部を回収し再利用することによっ
て、そのツバ部を繰り返し使用できるダーゲットを提供
する。 【解決手段】 ターゲットとバッキングプレートを同一
材料で一体的に形成した円盤状のバッキングプレート一
体構造型ターゲットにおいて、底部外周に螺旋状のネジ
を切った該ターゲットと内周に螺旋状のネジを切った円
環状のツバ部とを、各ネジ合わせによって接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成に用いる
スパッタリングターゲットに関する。さらに詳しくは、
一体構造型スパッタリングターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタリング法は、真空中にArガス
を導入し、陰極に負電圧を与えてグロー放電を発生させ
る。ここで生成したArイオンはターゲット(陰極)
に衝突し、ターゲットをスパッタし、被スパッタ粒子は
対向した陽極上の基板上に堆積し薄膜を形成する技術で
ある。
【0003】一般的に、このスパッタリング法で用いら
れるダーゲットはボンディング材でバッハングプレート
と接合して使用される。通常、バッキングプレートは純
銅あるいは銅系合金が使用され、ボンディング材はイン
ジウムのような低融点金属、半田のような低融点合金、
樹脂等が使用される。
【0004】近年、スパッタリング装置はマグネトロン
スパッタリング装置のように、高スパッタレイトを得る
ために高出力でスパッタする装置が産業界の主流である
が、高出力でスパッタすると陰極の発熱量が多くなり、
高温のためボンディング材が溶けてターゲットがバッキ
ングプレートから剥離するという欠点がある。また、こ
の剥離はスパッタリング装置内において、バッキングプ
レートの冷却水による冷却不足でも起こる。
【0005】以上のような欠点を克服するため、ターゲ
ットとバッキングプレートを一体化し、同一材質で製作
した一体構造型ターゲットが、実開昭61−12075
8号、実開昭61−125169号等で開示されてい
る。この一体構造型ターゲットはバッキングプレートを
使用しないため、高出力でスパッタしてもバッキングプ
レートからターゲットが剥離するという欠点はない。ま
た、このターゲットはボンディングを行なわないため加
工コストが安価である利点がある。また、一般的なボン
ディング付きターゲットは、不注意でスパッタし過ぎる
とバッキングプレートまでスパッタするという不都合を
生じるが、この一体構造型ターゲットは、従来のバッキ
ングプレート相当部までスパッタすることができ、経済
的である利点がある。
【0006】この一体構造型ターゲットは、図2に示す
ように、ターゲットのツバ部12も一体構造で製作さ
れ、そのツバ部にはボルト穴13が多数設けられてお
り、スパッタリング装置のターゲット装着部に装着する
場合、ツバ部のボルト穴13にボルトを締め込んで装着
される。
【0007】この一体構造型ターゲットは、使い終わる
と使い捨てにされる。したがって、ターゲット材料は、
例えばアルミニウム系金属のような比較的材料コストの
安価なターゲットにのみ適用され、材料コストが高価な
ターゲットには適用されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の一体
構造型ターゲットに対して、スパッタに関与しないツバ
部を回収し再利用することによって、そのツバ部を繰り
返し使用できるターゲットを提供し、ターゲットの製造
コストを低減しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ターゲットと
バッキングプレートを同一材料で一体的に形成した円盤
状のバッキングプレート一体構造型ターゲットにおい
て、底部外周に螺旋状のネジを切った該ターゲットと内
周に螺旋状のネジを切った円環状のツバ部とを、各ネジ
合わせによって接合した一体構造型スパッタリングター
ゲットである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1に基づいて本発明を説
明する。図1は本発明になるターゲットの断面図であ
る。図中、1はターゲットであり、該ターゲットの底部
外周は螺旋状のネジが切ってある。 2はスパッタリン
グ装置のターゲット装着部に装着するに必要な円環状の
ツバ部であり、内周に螺旋状のネジが切ってあり、複数
のボルト穴3が開けてある。円盤状のターゲットのネジ
と円環状のツバ部のネジはネジ合わせし、ツバ部を回転
させながらターゲットの底部からネジ入れ、図1に示す
ように、ターゲットに接合し固定する。次に、ターゲッ
トを使い終わった時には、ターゲットをスパッタリング
装置から取り外し、ツバ部を逆回転させることによって
ターゲット1からツバ部2を取り外す。取り外されたツ
バ部は、次の新しいターゲットに取付けられ、繰り返し
再利用される。
【0011】本発明においては、ターゲット1およびツ
バ部2にはどのような金属材料も使用することができ
る。また、ターゲットとツバ部は同種の金属材料であっ
てもよいし、異種の金属材料であってもよい。ただし、
ツバ部は機械的強度や熱伝導のよい金属を選択すること
が好ましい。
【0012】本発明は、ターゲットが比較的に高価な材
料である場合に特に効果がある。従来の一体構造型ター
ゲットはそれを使い終わった場合、すべて使い捨てにし
なければならないので、例えば、アルミニウム系金属の
ように比較的材料コストが安価なターゲットが実用化さ
れているのみであるが、本発明による一体構造型ターゲ
ットでは、ターゲットを使い終わったのちツバ部2を回
収、再利用できるので、ターゲット1は高価なターゲッ
ト材料が使用できること、ターゲットの製造コストが低
減できること等の特徴がある。
【0013】
【実施例】152mφ×10mtの銀のターゲット1を
作成し、ターゲットの底部から5mmの高さまで螺旋状
にネジ切りした。次に、外径171mφ、内径152m
φ、厚さ5mmの円環状のモリブデンのツバ部を作成
し、その内周にターゲットのネジに合致するような螺旋
状のネジ切りしたのち、8ケ所にボルト穴を開けた。ネ
ジによってツバ部をターゲットの底部からネジ入れ、タ
ーゲットに固定した。このターゲットをスパッタリング
装置に装着しスパッタした。ターゲットを使い終わった
のち、ターゲットをスパッタリング装置から脱着し、ツ
バ部をターゲットから取り外し、新しい同質同型のター
ゲットにネジ入れスパッタに供した。この操作を繰り返
したところ、ツバ部は15回繰り返し再使用することが
できた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ツバ部はその材質、形
状等の劣化による使用寿命がくるまで繰り返し再利用さ
れるので、材料的に高価な一体構造型ターゲットを提供
することができる。また、ターゲットの製造コストが低
減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる一体構造型スパッタリングターゲ
ットの断面図である。
【図2】従来の一体構造型スパッタリングターゲットの
断面図である。
【符号の説明】
1, 11, ターゲット 2, 12, ツバ部 3, 13, ボルト穴 4, ネジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットとバッキングプレートを同一
    材料で一体的に形成した円盤状のバッキングプレート一
    体構造型ターゲットにおいて、底部外周に螺旋状のネジ
    を切った該ターゲットと内周に螺旋状のネジを切った円
    環状のツバ部とを、各ネジ合わせによって接合したこと
    を特徴とする一体構造型スパッタリングターゲット。
JP10303171A 1998-09-18 1998-09-18 一体構造型スパッタリングターゲット Pending JP2000096221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537043A (ja) * 2007-08-13 2010-12-02 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 結合したターゲットアセンブリ用のターゲット設計および関連方法、その製造および使用の方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537043A (ja) * 2007-08-13 2010-12-02 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 結合したターゲットアセンブリ用のターゲット設計および関連方法、その製造および使用の方法
US8702919B2 (en) 2007-08-13 2014-04-22 Honeywell International Inc. Target designs and related methods for coupled target assemblies, methods of production and uses thereof

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