JP2000094990A - 座席トラックのための慣性ロックアセンブリ - Google Patents
座席トラックのための慣性ロックアセンブリInfo
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- JP2000094990A JP2000094990A JP11238216A JP23821699A JP2000094990A JP 2000094990 A JP2000094990 A JP 2000094990A JP 11238216 A JP11238216 A JP 11238216A JP 23821699 A JP23821699 A JP 23821699A JP 2000094990 A JP2000094990 A JP 2000094990A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
- B60N2/43—Safety locks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
- B60N2/07—Slide construction
- B60N2/0702—Slide construction characterised by its cross-section
- B60N2/0715—C or U-shaped
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 自動車が突然の減速又は加速を受けた場合、
極端な座席位置変化を防止するよう、座席の作動を自動
的に調整する。 【解決手段】 固定用アセンブリ30は、第1トラック
18と第2トラック22との間で、相対移動を防止する
固定位置と、第2トラックが第1トラックに対し相対移
動しうる非固定位置との間で移動自在である。ロッドは
回転の長手軸線を規定するとともに一緒に移動するよう
第2トラックに固定される。リテーナは第1トラックに
固定され、ナットは、軸の周囲で回転するようロッド上
に支持されるとともに、少なくとも1個の爪部材を有す
る。ナットは第2トラックが移動する際にロッドにより
可変回転速度にて回転し、爪がリテーナに係合して固定
用アセンブリを回転力が所定の回転力限界を越えた際に
固定位置まで移動させるよう回転速度とともに変化する
回転力を有する。
極端な座席位置変化を防止するよう、座席の作動を自動
的に調整する。 【解決手段】 固定用アセンブリ30は、第1トラック
18と第2トラック22との間で、相対移動を防止する
固定位置と、第2トラックが第1トラックに対し相対移
動しうる非固定位置との間で移動自在である。ロッドは
回転の長手軸線を規定するとともに一緒に移動するよう
第2トラックに固定される。リテーナは第1トラックに
固定され、ナットは、軸の周囲で回転するようロッド上
に支持されるとともに、少なくとも1個の爪部材を有す
る。ナットは第2トラックが移動する際にロッドにより
可変回転速度にて回転し、爪がリテーナに係合して固定
用アセンブリを回転力が所定の回転力限界を越えた際に
固定位置まで移動させるよう回転速度とともに変化する
回転力を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材間にお
ける相対移動を可能にする非固定位置と、これら部材間
の移動を防止する固定位置との間で移動する固定用アセ
ンブリに関し、より詳細にはナットの回転速度に応じて
固定位置と非固定位置との間で移動しうる爪部材を持っ
たナットを有する固定用アセンブリに関するものであ
る。
ける相対移動を可能にする非固定位置と、これら部材間
の移動を防止する固定位置との間で移動する固定用アセ
ンブリに関し、より詳細にはナットの回転速度に応じて
固定位置と非固定位置との間で移動しうる爪部材を持っ
たナットを有する固定用アセンブリに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】固定用アセンブリは、トラック部材間の
移動を制御するための座席アセンブリにしばしば使用さ
れる。典型例として、第1トラック部材は、たとえば、
床のような自動車構造体に固定され、第2トラック部材
は第1トラックに対し相対移動するよう第1トラック部
材に支持されて、座席位置を自動車に関し前方向もしく
は後方向に調整しうるようにする。座席アセンブリの調
整は機械的アクチュエータ、電気的アクチュエータまた
は電気−機械的アクチュエータのいずれかにより制御さ
れる。固定用アセンブリは、第2トラックが第1トラッ
クに対し相対移動しうる非固定位置と、第2トラックを
第1トラックに対し移動するのを防止する固定位置との
間で移動する。
移動を制御するための座席アセンブリにしばしば使用さ
れる。典型例として、第1トラック部材は、たとえば、
床のような自動車構造体に固定され、第2トラック部材
は第1トラックに対し相対移動するよう第1トラック部
材に支持されて、座席位置を自動車に関し前方向もしく
は後方向に調整しうるようにする。座席アセンブリの調
整は機械的アクチュエータ、電気的アクチュエータまた
は電気−機械的アクチュエータのいずれかにより制御さ
れる。固定用アセンブリは、第2トラックが第1トラッ
クに対し相対移動しうる非固定位置と、第2トラックを
第1トラックに対し移動するのを防止する固定位置との
間で移動する。
【0003】典型例として、固定用アセンブリは固定位
置に存在して、自動車の正常運転に際し座席トラック間
の移動を防止する。座席調整を必要とする場合は、アク
チュエータが固定用アセンブリを非固定位置まで移動さ
せると共に、第2トラックを第1トラックに対し相対移
動させる。座席が所望位置に存在すれば、固定用アセン
ブリは固定位置に復帰する。座席位置が調整されつつあ
る際に自動車が突然の加速もしくは減速を受ければ、座
席は突然に最大前方向位置または最大後方向位置まで突
然移動する可能性が存在し、これは望ましくない。
置に存在して、自動車の正常運転に際し座席トラック間
の移動を防止する。座席調整を必要とする場合は、アク
チュエータが固定用アセンブリを非固定位置まで移動さ
せると共に、第2トラックを第1トラックに対し相対移
動させる。座席が所望位置に存在すれば、固定用アセン
ブリは固定位置に復帰する。座席位置が調整されつつあ
る際に自動車が突然の加速もしくは減速を受ければ、座
席は突然に最大前方向位置または最大後方向位置まで突
然移動する可能性が存在し、これは望ましくない。
【0004】従って、座席調整に際し自動的に作動し
て、自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合に極
端な座席位置変化を防止しうるような固定用アセンブリ
を有することが望ましい。さらに、耐久性かつ頑丈であ
って組立経費および全アセンブリ重量を減少させうるよ
う、少ない部品しか必要としない固定用アセンブリを有
することも望ましい。
て、自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合に極
端な座席位置変化を防止しうるような固定用アセンブリ
を有することが望ましい。さらに、耐久性かつ頑丈であ
って組立経費および全アセンブリ重量を減少させうるよ
う、少ない部品しか必要としない固定用アセンブリを有
することも望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、
自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合、極端な
座席位置変化を防止するよう座席調整に対し自動的に作
動しうる固定用アセンブリを提供することにある。さら
に、耐久性かつ頑丈であって組立経費および全体的アセ
ンブリ重量を減少させうるよう、少ない部品しか必要と
しない固定用アセンブリを提供することにある。
従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、
自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合、極端な
座席位置変化を防止するよう座席調整に対し自動的に作
動しうる固定用アセンブリを提供することにある。さら
に、耐久性かつ頑丈であって組立経費および全体的アセ
ンブリ重量を減少させうるよう、少ない部品しか必要と
しない固定用アセンブリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、開示した本発明において、固定用アセンブリは第1
部材と、第1部材に対し直線的に相対移動するよう支持
された第2部材と、ネジ付ロッドと、リテーナと、ロッ
ドにネジ係合したナットとを備える。ネジ付ロッドは長
手回転軸線を規定すると共に、一緒に移動するよう第2
部材に固定される。ロッドと第2部材とが直線方向に移
動する際、ナットは軸線の周囲で回転する。すなわち、
ナットは、第2部材の直線速度と共に変化する回転速度
を有する。リテーナはナットを収容すると共に第1部材
に固定される。ナットは少なくとも1個の爪部材を備
え、ナットがロッド上で自由回転して第2部材を第1部
材に関し相対移動させうる非固定位置と、爪がリテーナ
に係合して第1部材と第2部材との間の相対移動を防止
する固定位置との間で移動しうる。爪は、回転速度が所
定の回転速度限界を越えた際に非固定位置から固定位置
まで移動する。従って、本発明の固定用アセンブリは軽
量かつ耐久性であると共に容易に装着されかつ容易に保
守され、しかも安価である簡単なアセンブリを提供す
る。これらおよび他の特徴は以下の説明および図面から
理解しうるであろう。
め、開示した本発明において、固定用アセンブリは第1
部材と、第1部材に対し直線的に相対移動するよう支持
された第2部材と、ネジ付ロッドと、リテーナと、ロッ
ドにネジ係合したナットとを備える。ネジ付ロッドは長
手回転軸線を規定すると共に、一緒に移動するよう第2
部材に固定される。ロッドと第2部材とが直線方向に移
動する際、ナットは軸線の周囲で回転する。すなわち、
ナットは、第2部材の直線速度と共に変化する回転速度
を有する。リテーナはナットを収容すると共に第1部材
に固定される。ナットは少なくとも1個の爪部材を備
え、ナットがロッド上で自由回転して第2部材を第1部
材に関し相対移動させうる非固定位置と、爪がリテーナ
に係合して第1部材と第2部材との間の相対移動を防止
する固定位置との間で移動しうる。爪は、回転速度が所
定の回転速度限界を越えた際に非固定位置から固定位置
まで移動する。従って、本発明の固定用アセンブリは軽
量かつ耐久性であると共に容易に装着されかつ容易に保
守され、しかも安価である簡単なアセンブリを提供す
る。これらおよび他の特徴は以下の説明および図面から
理解しうるであろう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。自動車座席アセンブリを一般に図
1に参照符号10で示す。前記座席アセンブリ10は座
席底部12と、この座席底部12に対し支持された座席
背部14とを備えている。座席装着用アセンブリ16を
用いて座席アセンブリ10を自動車に装着し、このアセ
ンブリは、例えば、床のような自動車構造体20に装着
される第1トラック18と、下側トラック18に対し摺
動する第2トラック22とを備えている。座席底部12
は、前方向位置もしくは後方向位置に座席調整するため
第2トラック22と共に移動するよう第2トラック22
に支持される。好ましくは第1トラック18は下側トラ
ックであり、第2トラック22は上側トラックである
が、この説明で用いた前方向、後方向、上側および下側
と言う用語は単に例示の目的に過ぎず、限定を意味する
ものでない。
に基づいて説明する。自動車座席アセンブリを一般に図
1に参照符号10で示す。前記座席アセンブリ10は座
席底部12と、この座席底部12に対し支持された座席
背部14とを備えている。座席装着用アセンブリ16を
用いて座席アセンブリ10を自動車に装着し、このアセ
ンブリは、例えば、床のような自動車構造体20に装着
される第1トラック18と、下側トラック18に対し摺
動する第2トラック22とを備えている。座席底部12
は、前方向位置もしくは後方向位置に座席調整するため
第2トラック22と共に移動するよう第2トラック22
に支持される。好ましくは第1トラック18は下側トラ
ックであり、第2トラック22は上側トラックである
が、この説明で用いた前方向、後方向、上側および下側
と言う用語は単に例示の目的に過ぎず、限定を意味する
ものでない。
【0008】前記装着用アセンブリ16は、座席アセン
ブリ10のインボード側24およびアウトボード側26
にトラックアセンブリを備えている。第1トラック18
に対する第2トラック22の移動を選択制御(例えば、
前方向位置もしくは後方向位置に座席調整する制御)す
るため、アクチュエータ28が使用される。アクチュエ
ータ28は好ましくは着座者によりアクセスしうるハン
ドルもしくはタオルバーであって、インボード24およ
びアウトボード26の両トラックアセンブリに操作接続
される。手動型座席アクチュエータにつき図示するが、
本発明は電気式座席調整アセンブリまたは電気−機械式
座席調整アセンブリについても使用しうることを了解す
べきである。さらに、インボードおよびアウトボードと
言う用語は明瞭かつ例示の目的でのみこの説明で用い、
限定を意味するものでない。
ブリ10のインボード側24およびアウトボード側26
にトラックアセンブリを備えている。第1トラック18
に対する第2トラック22の移動を選択制御(例えば、
前方向位置もしくは後方向位置に座席調整する制御)す
るため、アクチュエータ28が使用される。アクチュエ
ータ28は好ましくは着座者によりアクセスしうるハン
ドルもしくはタオルバーであって、インボード24およ
びアウトボード26の両トラックアセンブリに操作接続
される。手動型座席アクチュエータにつき図示するが、
本発明は電気式座席調整アセンブリまたは電気−機械式
座席調整アセンブリについても使用しうることを了解す
べきである。さらに、インボードおよびアウトボードと
言う用語は明瞭かつ例示の目的でのみこの説明で用い、
限定を意味するものでない。
【0009】前記装着用アセンブリ16は、固定用アセ
ンブリ30が第1トラック18と第2トラック22との
間の相対移動を防止する固定位置と、第2トラック22
が第1トラック18に対し相対移動しうる非固定位置と
の間で移動しうる固定用アセンブリ30を備えている。
前記固定用アセンブリ30はインボード24もしくはア
ウトボード26のトラックアセンブリのいずれかに位置
せしめることができ、或いは固定用アセンブリ30を両
トラックアセンブリに装着することもできる。
ンブリ30が第1トラック18と第2トラック22との
間の相対移動を防止する固定位置と、第2トラック22
が第1トラック18に対し相対移動しうる非固定位置と
の間で移動しうる固定用アセンブリ30を備えている。
前記固定用アセンブリ30はインボード24もしくはア
ウトボード26のトラックアセンブリのいずれかに位置
せしめることができ、或いは固定用アセンブリ30を両
トラックアセンブリに装着することもできる。
【0010】図2に一層詳細に示した固定用アセンブリ
30は、長手回転軸線34を規定するネジ付ロッド32
を備えると共に、第2トラック部材22と共に移動する
よう第トラック部材22もしくは上側トラック部材に固
定される。さらに、固定用アセンブリはリテーナ36を
も備え、これは好ましくは第1トラック18もしくは下
側トラック部材に固定される。リテーナ36は好ましく
は当業界で周知された方法により第1トラック18に固
定もしくは取付けられる別途の部材であるが、リテーナ
36はワンピースとして第1トラック18と一体的に形
成することもできる。
30は、長手回転軸線34を規定するネジ付ロッド32
を備えると共に、第2トラック部材22と共に移動する
よう第トラック部材22もしくは上側トラック部材に固
定される。さらに、固定用アセンブリはリテーナ36を
も備え、これは好ましくは第1トラック18もしくは下
側トラック部材に固定される。リテーナ36は好ましく
は当業界で周知された方法により第1トラック18に固
定もしくは取付けられる別途の部材であるが、リテーナ
36はワンピースとして第1トラック18と一体的に形
成することもできる。
【0011】前記ナット38は、このナット38が軸線
34の周囲で第2トラック部材22の直線速度と共に変
化する回転速度にて回転するようロッド32とネジ係合
している。すなわち、第2トラック22およびロッド3
2が移動すると、ナットが回転して回転力を発生する。
この回転力はロッド32の直線速度と共に変化する。回
転力は遠心力であって部材を回転中心から外方向に移動
させる傾向を有し、すなわち、円形通路に沿って移動す
る物体がこの物体を拘束する本体に作用すると共に、回
転中心から外方向に作用するような力である。回転力の
程度は、ロッド32を中心とするナット38の回転速度
に比例する。ロッド32を中心とするナット38の回転
速度が増大するにつれ、回転力も増大する。すなわち、
自動車が突然の加速もしくは減速を受けると共に、ロッ
ドが長手軸線34に沿って急速に移動すれば、ロッド3
2により発生する回転力はロッドが正常な座席調整状態
下で移動する場合よりも高くなる。ロッド32における
ナット38の回転力につき、以下一層詳細に説明する。
34の周囲で第2トラック部材22の直線速度と共に変
化する回転速度にて回転するようロッド32とネジ係合
している。すなわち、第2トラック22およびロッド3
2が移動すると、ナットが回転して回転力を発生する。
この回転力はロッド32の直線速度と共に変化する。回
転力は遠心力であって部材を回転中心から外方向に移動
させる傾向を有し、すなわち、円形通路に沿って移動す
る物体がこの物体を拘束する本体に作用すると共に、回
転中心から外方向に作用するような力である。回転力の
程度は、ロッド32を中心とするナット38の回転速度
に比例する。ロッド32を中心とするナット38の回転
速度が増大するにつれ、回転力も増大する。すなわち、
自動車が突然の加速もしくは減速を受けると共に、ロッ
ドが長手軸線34に沿って急速に移動すれば、ロッド3
2により発生する回転力はロッドが正常な座席調整状態
下で移動する場合よりも高くなる。ロッド32における
ナット38の回転力につき、以下一層詳細に説明する。
【0012】前記ナット38は、このナット38がロッ
ド32上で自由回転して第2トラック22を第1トラッ
ク18に対し相対移動させる非固定位置と、爪40がリ
テーナ36に係合して第1トラック18と第2トラック
22との間の相対移動を防止する固定位置との間で移動
しうる少なくとも1個の爪部材40を備えている。爪4
0は、ナット38により旋回自在に支持された一端部5
0と、非固定位置と固定位置との間で移動しうる他端部
52とを有する湾曲アーム48で構成されている。爪4
0は、ロッド32の周囲で回転するナット38により発
生した回転力が所定の回転力限界を越えた際に非固定位
置から固定位置まで移動する。
ド32上で自由回転して第2トラック22を第1トラッ
ク18に対し相対移動させる非固定位置と、爪40がリ
テーナ36に係合して第1トラック18と第2トラック
22との間の相対移動を防止する固定位置との間で移動
しうる少なくとも1個の爪部材40を備えている。爪4
0は、ナット38により旋回自在に支持された一端部5
0と、非固定位置と固定位置との間で移動しうる他端部
52とを有する湾曲アーム48で構成されている。爪4
0は、ロッド32の周囲で回転するナット38により発
生した回転力が所定の回転力限界を越えた際に非固定位
置から固定位置まで移動する。
【0013】前記回転力が所定限界を越えると、一端部
50に旋回自在に取り付けられたアーム48は回転によ
り発生した遠心力に基づきナット38から外方向に旋回
する。アーム48が外方向に旋回すると、当該アーム4
8はリテーナ36に係合してロッド32を中心とするナ
ット38の更なる回転を防止する。これは、下側トラッ
ク部材18に対する相対移動から上側トラック部材22
を防止する。好ましくはアーム48は、爪40が固定位
置まで移動する際にリテーナ36にグリップ係合する少
なくとも1個の延長部54を備えている。
50に旋回自在に取り付けられたアーム48は回転によ
り発生した遠心力に基づきナット38から外方向に旋回
する。アーム48が外方向に旋回すると、当該アーム4
8はリテーナ36に係合してロッド32を中心とするナ
ット38の更なる回転を防止する。これは、下側トラッ
ク部材18に対する相対移動から上側トラック部材22
を防止する。好ましくはアーム48は、爪40が固定位
置まで移動する際にリテーナ36にグリップ係合する少
なくとも1個の延長部54を備えている。
【0014】前記ナット38はロッド32により回転す
る。アクチュエータ28を作動させて上側トラック22
を長手軸線34に沿って前後移動させれば、ロッド32
も移動する。ロッド32は好ましくはネジ付である外表
面44を有し、ナット38も好ましくはネジ付である内
部中心孔部46を有する。ロッド32は孔部46を貫通
して、ロッド32の外側ネジ付表面44がナット38の
ネジ付孔部46に係合するようにする。ロッド32が第
2トラック22により直線移動すると、ナット38はロ
ッド32の周囲で回転する。
る。アクチュエータ28を作動させて上側トラック22
を長手軸線34に沿って前後移動させれば、ロッド32
も移動する。ロッド32は好ましくはネジ付である外表
面44を有し、ナット38も好ましくはネジ付である内
部中心孔部46を有する。ロッド32は孔部46を貫通
して、ロッド32の外側ネジ付表面44がナット38の
ネジ付孔部46に係合するようにする。ロッド32が第
2トラック22により直線移動すると、ナット38はロ
ッド32の周囲で回転する。
【0015】前記ナット38は好ましくは円筒形状であ
って非自己固定性である。これは、ナット38がロッド
32の全長に沿って自由回転すると共に、ロッド32に
対しナット38を緊締してゆるみを防止する固有の固定
作用を持たないことを意味する。すなわち、ロッド32
が長手軸線34に沿って前後移動する際、ナット38は
自由回転する。
って非自己固定性である。これは、ナット38がロッド
32の全長に沿って自由回転すると共に、ロッド32に
対しナット38を緊締してゆるみを防止する固有の固定
作用を持たないことを意味する。すなわち、ロッド32
が長手軸線34に沿って前後移動する際、ナット38は
自由回転する。
【0016】上記したように、爪40はロッド32の周
囲で回転するナット38により発生した回転力が所定の
回転力限界を越えた場合、またはナット38の回転速度
が所定の速度限界を越えた場合に非固定位置から固定位
置まで移動する。所定の回転速度および力の限界は、爪
40と相互作用する弾性保持部材42により制御され
る。弾性保持部材42は、爪40を非固定位置に片寄ら
せる所定の保持力を有する。爪40の回転力が所定の保
持力を越えると、所定の回転力限界に達する。
囲で回転するナット38により発生した回転力が所定の
回転力限界を越えた場合、またはナット38の回転速度
が所定の速度限界を越えた場合に非固定位置から固定位
置まで移動する。所定の回転速度および力の限界は、爪
40と相互作用する弾性保持部材42により制御され
る。弾性保持部材42は、爪40を非固定位置に片寄ら
せる所定の保持力を有する。爪40の回転力が所定の保
持力を越えると、所定の回転力限界に達する。
【0017】前記弾性保持部材42は好ましくはC−形
状(半円形状)バネであって、ナット38を部分包囲す
ると共に1対のバネ端部56を有するが、当業界で知ら
れた他の弾性保持部材(コイルばね、渦巻ばね、板ば
ね、重ね板ばね、竹の子ばね、例えば、フェノール樹
脂、尿素樹脂等の合成樹脂)も使用することができる。
バネ端部56の一方は、爪40と相互作用して爪40を
非固定位置に片寄らせる。ロッド32の周囲で回転する
ナット38により発生した回転力もしくは速度が高い場
合、たとえば、自動車が突然の減速を受けた場合は、バ
ネ42の保持力が負けて爪40が固定位置まで移動す
る。
状(半円形状)バネであって、ナット38を部分包囲す
ると共に1対のバネ端部56を有するが、当業界で知ら
れた他の弾性保持部材(コイルばね、渦巻ばね、板ば
ね、重ね板ばね、竹の子ばね、例えば、フェノール樹
脂、尿素樹脂等の合成樹脂)も使用することができる。
バネ端部56の一方は、爪40と相互作用して爪40を
非固定位置に片寄らせる。ロッド32の周囲で回転する
ナット38により発生した回転力もしくは速度が高い場
合、たとえば、自動車が突然の減速を受けた場合は、バ
ネ42の保持力が負けて爪40が固定位置まで移動す
る。
【0018】好適な実施も形態において、ナット38は
2個の爪40を備えている。第1爪40はナット38が
第1方向に回転する際に非固定位置と固定位置との間で
移動すると共に、第2爪40はナット38が第1方向と
は反対の第2方向に回転する際に非固定位置と固定位置
との間で移動する。すなわち、固定用アセンブリ30
は、ロッド32が長手軸線34に沿って前方向もしくは
後方向に移動しつつある際に作動することができる。好
ましくは、爪40はナット38の対向側部に位置すると
共に、その旋回自在に支持された端部50が互いに対面
する。この端部50の配向は一方の爪40の自由端部5
2をロッド32がナット38を第1方向に回転させる際
に外方向に旋回させると共に、他方の爪40の自由端部
52をロッド32がナット38を第2方向に回転させる
際に外方向へ旋回させる。
2個の爪40を備えている。第1爪40はナット38が
第1方向に回転する際に非固定位置と固定位置との間で
移動すると共に、第2爪40はナット38が第1方向と
は反対の第2方向に回転する際に非固定位置と固定位置
との間で移動する。すなわち、固定用アセンブリ30
は、ロッド32が長手軸線34に沿って前方向もしくは
後方向に移動しつつある際に作動することができる。好
ましくは、爪40はナット38の対向側部に位置すると
共に、その旋回自在に支持された端部50が互いに対面
する。この端部50の配向は一方の爪40の自由端部5
2をロッド32がナット38を第1方向に回転させる際
に外方向に旋回させると共に、他方の爪40の自由端部
52をロッド32がナット38を第2方向に回転させる
際に外方向へ旋回させる。
【0019】前記爪40の自由端部52は、爪の湾曲ア
ーム48に対し横方向に延びるクロス部材58を備え
る。このクロス部材58はアーム48の自由端部52に
荷重をかけて、回転力がクロス部材58の重量を超える
のに充分となるまでアーム48が外方向に旋回しないよ
うにする。
ーム48に対し横方向に延びるクロス部材58を備え
る。このクロス部材58はアーム48の自由端部52に
荷重をかけて、回転力がクロス部材58の重量を超える
のに充分となるまでアーム48が外方向に旋回しないよ
うにする。
【0020】前記弾性保持部材42の端部56の一方は
好ましくは爪40の一方と相互作用するのに対し、保持
部材42の他端部56は他方の爪40と相互作用する。
端部56は爪40を非固定位置となるよう弾力的に片寄
らせる。すなわち、ナット38が第1方向に回転すると
共に、回転力が弾性保持力を越えれば、各爪40は外方
向に旋回してリテーナ36に係合すると共に、各トラッ
ク18、22の間の移動を防止する。
好ましくは爪40の一方と相互作用するのに対し、保持
部材42の他端部56は他方の爪40と相互作用する。
端部56は爪40を非固定位置となるよう弾力的に片寄
らせる。すなわち、ナット38が第1方向に回転すると
共に、回転力が弾性保持力を越えれば、各爪40は外方
向に旋回してリテーナ36に係合すると共に、各トラッ
ク18、22の間の移動を防止する。
【0021】前記ナット38は好ましくは、爪40を部
分収容するための爪リセス62を持つた外表面60を有
する。バネリセス64は第1爪リセスから第2爪リセス
62まで延びる。バネ型弾性保持部材42はバネリセス
64に収容される。爪40を爪リセス62に位置せしめ
ると共に、保持部材42をバネリセス64に位置せしめ
れば、ナット38はリテーナ36にて自由回転する一
方、座席の位置は正常な運転条件下で調整される。
分収容するための爪リセス62を持つた外表面60を有
する。バネリセス64は第1爪リセスから第2爪リセス
62まで延びる。バネ型弾性保持部材42はバネリセス
64に収容される。爪40を爪リセス62に位置せしめ
ると共に、保持部材42をバネリセス64に位置せしめ
れば、ナット38はリテーナ36にて自由回転する一
方、座席の位置は正常な運転条件下で調整される。
【0022】前記リテーナ36は一般に矩形の底部68
と、底部68から上方向に延びる1対の側壁部70と、
底部68から上方向に延びると共に、側壁部70を相互
接続する1対の端壁部72とを備えている。底部68と
側壁部70と端壁部72は、ナット38を収容するため
の中心ポケット74を画定する。
と、底部68から上方向に延びる1対の側壁部70と、
底部68から上方向に延びると共に、側壁部70を相互
接続する1対の端壁部72とを備えている。底部68と
側壁部70と端壁部72は、ナット38を収容するため
の中心ポケット74を画定する。
【0023】上記したように、ナット38は当該ナット
38内を貫通する内部円筒孔部46を備える。端壁部7
2のそれぞれは、ナット38における孔部46と整列す
る中心穴76を備えている。ロッド32は長手軸線34
に沿って円筒孔部46を通過すると共に中心穴76を通
過して第2トラック22が移動する際に移動する。
38内を貫通する内部円筒孔部46を備える。端壁部7
2のそれぞれは、ナット38における孔部46と整列す
る中心穴76を備えている。ロッド32は長手軸線34
に沿って円筒孔部46を通過すると共に中心穴76を通
過して第2トラック22が移動する際に移動する。
【0024】操作に際し座席が調整される時、ロッド3
2は上側トラックと共に移動する一方、下側トラック1
8およびリテーナ36は固定位置に留まる。ロッド32
が移動すると、これはナット38を自由回転させる。正
常運転に際し、座席が所望位置まで調整されると爪は図
3に示した非固定位置に留まる。
2は上側トラックと共に移動する一方、下側トラック1
8およびリテーナ36は固定位置に留まる。ロッド32
が移動すると、これはナット38を自由回転させる。正
常運転に際し、座席が所望位置まで調整されると爪は図
3に示した非固定位置に留まる。
【0025】自動車が突然の減速もしくは加速を受ける
と共にナットが過度の回転速度にて回転すれば、爪40
は図4に示した固定位置まで非固定位置から移動する。
爪40はロッド32の周囲で回転するナット38により
発生した回転力が爪40を非固定位置に片寄らせる弾性
保持力を越えると、固定位置まで移動する。爪が固定位
置まで移動すると、これはナットから外方向に旋回して
リテーナ36に係合する。爪40から外方向に延びる延
長部54はリテーナ36にグリップ係合して、上側トラ
ック22と下側トラック18との間のさらなる移動を防
止する。
と共にナットが過度の回転速度にて回転すれば、爪40
は図4に示した固定位置まで非固定位置から移動する。
爪40はロッド32の周囲で回転するナット38により
発生した回転力が爪40を非固定位置に片寄らせる弾性
保持力を越えると、固定位置まで移動する。爪が固定位
置まで移動すると、これはナットから外方向に旋回して
リテーナ36に係合する。爪40から外方向に延びる延
長部54はリテーナ36にグリップ係合して、上側トラ
ック22と下側トラック18との間のさらなる移動を防
止する。
【0026】固定用アセンブリ30はそれ自身の内部固
定メカニズムを備えた座席アジャスタと一緒に使用しう
ることに注目すべきである。この種の配置において本発
明の固定用アセンブリは二次的固定メカニズムであっ
て、自動車が突然の加速もしくは減速を受けた際に突然
または予想外の座席位置変化を防止する。この二次的固
定メカニズムは、座席が調整されつつある過程において
も適正条件下で自動的に作動する。本発明の好適な実施
の形態につき開示したが、当業者は本発明の範囲内で或
る種の改変をなしうることが了解されよう。
定メカニズムを備えた座席アジャスタと一緒に使用しう
ることに注目すべきである。この種の配置において本発
明の固定用アセンブリは二次的固定メカニズムであっ
て、自動車が突然の加速もしくは減速を受けた際に突然
または予想外の座席位置変化を防止する。この二次的固
定メカニズムは、座席が調整されつつある過程において
も適正条件下で自動的に作動する。本発明の好適な実施
の形態につき開示したが、当業者は本発明の範囲内で或
る種の改変をなしうることが了解されよう。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合、極端な
座席位置変化を防止するよう座席調整に対し自動的に作
動しうる。さらに、耐久性かつ頑丈であって組立経費お
よび全体的アセンブリ重量を減少させうるよう、少ない
部品しか必要としないという効果がある。
自動車が突然の減速もしくは加速を受けた場合、極端な
座席位置変化を防止するよう座席調整に対し自動的に作
動しうる。さらに、耐久性かつ頑丈であって組立経費お
よび全体的アセンブリ重量を減少させうるよう、少ない
部品しか必要としないという効果がある。
【図1】本発明による固定用アセンブリを組込んだ座席
アセンブリの斜視図である。
アセンブリの斜視図である。
【図2】本発明による固定用アセンブリの分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】非固定位置における固定用アセンブリの断面図
である。
である。
【図4】固定位置における固定用アセンブリの断面図で
ある。
ある。
10 座席アセンブリ 12 座席底部 14 座席背部 16 座席装着用アセンブリ 18 第1トラック 22 第2トラック
Claims (20)
- 【請求項1】 第1部材と、 前記第1部材に対し相対移動するよう支持された第2部
材と、 回転の長手軸線を規定すると共に、一緒に移動するよう
前記第2部材に固定されたネジ付ロッドと、 前記第1部材に固定されたリテーナと、 前記軸線の周囲で回転するよう前記ロッドとネジ係合し
たナットとを備えると共に、 前記ロッドにおける前記ナットの回転速度と共に変化す
る回転力を有し、前記ナットは少なくとも1個の爪部材
を有し、前記ナットが前記ロッド上で自由回転して前記
第2部材を前記第1部材に関し移動させうる非固定位置
と、前記爪が前記リテーナと係合して前記第1部材と前
記第2部材との間の相対移動を防止する固定位置との間
で移動自在であり、前記爪は前記回転力が所定の回転力
限界を越えた際に非固定位置から前記固定位置まで移動
することを特徴とする固定用アセンブリ。 - 【請求項2】 前記第2部材と前記ロッドとを前記長手
軸線に沿って移動させるアクチュエータを備え、前記ロ
ッドが移動する際に前記ナットが前記ロッドの周囲で回
転することを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。 - 【請求項3】 所定の保持力を有して前記爪を前記非固
定位置にて片寄らせる弾性保持部材を備えることを特徴
とする請求項1に記載のアセンブリ。 - 【請求項4】 前記爪の前記回転力が前記所定の保持力
を越えた際に前記所定の回転力限界に達することを特徴
とする請求項3に記載のアセンブリ。 - 【請求項5】 前記弾性保持部材が前記ナットを部分包
囲すると共に1対のバネ端部を有するバネであり、前記
バネ端部の一方が前記爪と相互作用して前記爪を非固定
位置に片寄らせることを特徴とする請求項4に記載のア
センブリ。 - 【請求項6】 少なくとも1個の爪が第1爪と第2爪と
からなり、前記第1爪は前記ナットが第1方向に回転す
る際に前記非固定位置と固定位置との間で移動すると共
に、前記第2爪は前記ナットが前記第1方向とは反対の
第2方向に回転する際に前記非固定位置と固定位置との
間で移動することを特徴とする請求項1に記載のアセン
ブリ。 - 【請求項7】 前記ナットがほぼ円筒形状であって、前
記爪を部分的に収容するリセスを有することを特徴とす
る請求項1に記載のアセンブリ。 - 【請求項8】 前記爪が、前記ナットにより旋回自在に
支持された一端部を有すると共に他端部を前記非固定位
置と固定位置との間で移動自在にした湾曲アームである
ことを特徴とする請求項7に記載のアセンブリ。 - 【請求項9】 前記湾曲アームが少なくとも1つの延長
部を備えて、前記爪が前記固定位置まで移動する際に前
記リテーナとグリップ係合することを特徴とする請求項
8に記載のアセンブリ。 - 【請求項10】 前記リテーナがほぼ矩形の底部と、こ
の底部から上方向に延びる1対の側壁部と、前記底部か
ら上方向に延びると共に前記側壁部と相互接続する1対
の端壁部とを備え、前記底部と側壁部と端壁部とが前記
ナットを収容する中央ポケットを画定することを特徴と
する請求項1に記載のアセンブリ。 - 【請求項11】 前記ナットが当該ナット内を貫通する
円筒孔部を有すると共に、前記側壁部のそれぞれが中心
穴を備え、前記ロッドは前記第2トラックが移動する際
に前記円筒孔部および前記中心穴を介し前記長手軸線に
沿って移動することを特徴とする請求項10に記載のア
センブリ。 - 【請求項12】 第1トラックと、 前記第1トラックに対し相対移動するよう支持された第
2トラックと、 前記第1トラックに関し前記第2トラックの移動を選択
的に制御するアクチュエータと、 前記第1トラックと第2トラックとの間の相対移動を防
止する固定位置と、前記第2トラックが前記第1トラッ
クに対し相対移動しうる非固定位置との間にて移動自在
である固定用アセンブリとを備え、 前記固定用アセンブリは回転の長手軸線を規定すると共
に一緒に移動するよう前記第2トラックに固定されたロ
ッドと、前記第1トラックに固定されたリテーナと、前
記軸線の周囲で回転するよう前記ロッドに支持されると
共に少なくとも1個の爪部材を有するナットとを備え、
前記ナットは前記第2トラックが移動する際に前記ロッ
ドにより可変回転速度にて回転し、前記ナットは前記回
転速度と共に変化する回転力を有して、前記回転力が所
定の回転力限界を越えた際に前記爪が前記リテーナに係
合して前記固定用アセンブリを前記固定位置まで移動さ
せることを特徴とする自動車内に座席を装着するアセン
ブリ。 - 【請求項13】 前記ナットがネジ付中心孔部を備える
と共に、前記ロッドが前記孔部に収容されたネジ付外表
面を有して、前記アクチュエータが前記ロッドを前記第
1トラックに関し直線方向に移動させると共に前記ナッ
トが前記ロッドの周囲で回転することを特徴とする請求
項12に記載のアセンブリ。 - 【請求項14】 前記ナットが非自己固定性であること
を特徴とする請求項13に記載のアセンブリ。 - 【請求項15】 前記爪を前記非固定位置に片寄らせる
ための弾性保持部材を備えることを特徴とする請求項1
2に記載のアセンブリ。 - 【請求項16】 前記ナットがほぼ円筒状であると共
に、前記弾性保持部材を収容するリセスを持った外表面
を有することを特徴とする請求項15に記載のアセンブ
リ。 - 【請求項17】 前記弾性保持部材が、前記ナットを部
分包囲すると共に前記爪に部分係合するバネからなるこ
とを特徴とする請求項16に記載のアセンブリ。 - 【請求項18】 座席底部と、 前記座席底部に対し支持された座席背部と、 第1トラックと、 前記第1トラックに関し相対移動するよう支持された第
2トラック(前記座席底部は前記第2トラックと共に移
動するよう前記第2トラックに支持される)と、 前記第1トラックに関し前記第2トラックの移動を選択
的に制御するアクチュエータと、 長手軸線を規定すると共に一緒に移動するよう前記第2
トラックに固定されるロッドと、前記第1トラックにお
けるリテーナと、前記ロッド上に回転支持されて前記第
2トラックが移動する際に前記ロッドが前記長手軸線に
沿って前記第2トラックと共に移動して前記ナットを回
転速度にて回転させるナットを有する固定用アセンブリ
とからなり、 前記ナットは前記第2トラックが前記第1トラックに対
し相対移動する非固定位置と前記第2トラックが前記第
1トラックに対し移動するのを防止する固定位置との間
で移動自在な少なくとも1個の爪を備え、前記爪は前記
回転速度が所定限界を越えた際に非固定位置から固定位
置まで移動することを特徴とする自動車座席アセンブ
リ。 - 【請求項19】 前記少なくとも1個の爪が複数の爪か
らなり、第1爪は前記ナットが第1方向に回転する際に
前記非固定位置と固定位置との間で移動すると共に、第
2爪は前記ナットが前記第1方向とは反対の第2方向に
回転する際に前記非固定位置と固定位置との間で移動す
ることを特徴とする請求項18に記載のアセンブリ。 - 【請求項20】 前記第1および第2爪を前記非固定位
置に片寄らせるための弾性保持部材を備えることを特徴
とする請求項19に記載のアセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/140107 | 1998-08-25 | ||
US09/140,107 US5941494A (en) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | Inertial lock assembly for a seat track |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094990A true JP2000094990A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=22489788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11238216A Pending JP2000094990A (ja) | 1998-08-25 | 1999-08-25 | 座席トラックのための慣性ロックアセンブリ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5941494A (ja) |
JP (1) | JP2000094990A (ja) |
DE (1) | DE19939340A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19647448C2 (de) * | 1996-11-16 | 1999-06-02 | Keiper Gmbh & Co | Längsverstellvorrichtung für Sitze, insbesondere Kraftfahrzeugsitze |
US6499712B1 (en) * | 1999-02-03 | 2002-12-31 | Tecla Company, Inc. | Electric seat slide and actuator system |
US6290199B1 (en) * | 1999-08-09 | 2001-09-18 | Dura Global Technologies | Drive mechanism for a seat adjuster |
DE10118031C2 (de) * | 2001-04-11 | 2003-04-10 | Faurecia Autositze Gmbh & Co | Sitzschienenpaar für längsverstellbare Kraftfahrzeugsitze |
DE10138893C1 (de) * | 2001-08-08 | 2003-04-17 | Faurecia Autositze Gmbh & Co | Sitzschienen-Paar für manuell längsverstellbare Kraftfahrzeugsitze |
FR2837148B1 (fr) * | 2002-03-18 | 2004-07-02 | Faurecia Sieges Automobile | Mecanisme de reglage pour glissiere de siege de vehicule automobile ainsi que glissiere et siege equipes d'un tel mecanisme |
EP1560727B1 (en) * | 2002-11-13 | 2008-01-02 | Intier Automotive Inc. | Power seat track having a flexible support assembly for a lead screw |
US6857612B2 (en) * | 2003-07-07 | 2005-02-22 | Lear Corporation | Automotive seat assembly having a self-clearing drive nut |
US20050274211A1 (en) * | 2004-05-25 | 2005-12-15 | Vinylex Corporation | Motor vehicle power seat drive shaft housing assembly |
JP5465868B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2014-04-09 | デルタ工業株式会社 | シートのスライド構造 |
DE102008061109B4 (de) * | 2008-12-09 | 2019-05-09 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Betätigungshebel für eine Längsverstellvorrichtung eines Kraftfahrzeugsitzes |
CZ308482B6 (cs) * | 2010-02-11 | 2020-09-16 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg | Přestavné zařízení pro vzájemné přestavování dvou dílců vozidla |
DE102013011007A1 (de) | 2013-07-02 | 2015-01-22 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Sitzanordnung für ein Fahrzeug |
JP2017024622A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートスライド装置 |
US10556525B2 (en) * | 2018-06-27 | 2020-02-11 | Goodrich Corporation | Linear inertial lock |
DE102019215628A1 (de) | 2019-10-11 | 2021-04-15 | Lear Corporation | Sitzschienenmechanismus |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2708723B2 (ja) * | 1994-06-20 | 1998-02-04 | デルタ工業株式会社 | 車両用シートのセーフティロック機構 |
JP2924945B2 (ja) * | 1995-06-09 | 1999-07-26 | 池田物産株式会社 | シートスライド装置 |
US5769377A (en) * | 1996-06-06 | 1998-06-23 | Lear Corporation | Self-aligning drive nut for vehicle power seat adjuster |
-
1998
- 1998-08-25 US US09/140,107 patent/US5941494A/en not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-08-19 DE DE19939340A patent/DE19939340A1/de not_active Withdrawn
- 1999-08-25 JP JP11238216A patent/JP2000094990A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19939340A1 (de) | 2000-03-02 |
US5941494A (en) | 1999-08-24 |
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