JP2000093453A - 体液吸収性物品 - Google Patents

体液吸収性物品

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JP2000093453A
JP2000093453A JP10269763A JP26976398A JP2000093453A JP 2000093453 A JP2000093453 A JP 2000093453A JP 10269763 A JP10269763 A JP 10269763A JP 26976398 A JP26976398 A JP 26976398A JP 2000093453 A JP2000093453 A JP 2000093453A
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cobalt phthalocyanine
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Mieko Nasu
美恵子 那須
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排泄物や体液により生じる、硫黄性臭気、酸
性臭気、塩基性臭気等、あらゆる臭気を確実に消臭する
機能を持つ吸収性物品を形成する。この優れた消臭効果
により、吸収性物品の装着者に安心感を与える。 【解決手段】 裏面シート2と、透水性を有する表面シ
ート1との間に、体液吸収性の吸収層3を形成する。こ
の吸収層3に、コバルトフタルシアニン誘導体と亜鉛華
13とから成る消臭剤を配置して吸収性物品を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生理用ナプキン、おり
もの用シート、失禁者用使い捨てパンツ、使い捨て紙お
むつ、その他の体液吸収性物品に於いて、排泄物や体液
等から生じる臭気の消臭機能を持つ体液吸収性物品に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排泄物や体液等から発生する不快
な臭いを消臭するため、特開昭62−7000号、特開
平5−277148号公報記載の発明の如き体液吸収性
物品が存在する。これらは、生理用ナプキン、おりもの
用シート、失禁者用使い捨てパンツ、使い捨て紙おむ
つ、その他の体液吸収性物品に、消臭剤としてコバルト
フタルシアニン誘導体等のポルフィリン型金属錯体を用
いたものである。このような金属錯体は、硫化水素、メ
ルカプタン等、含硫黄物を強力に消臭するとともに、ト
リメチルアミン等の塩基性臭気を消臭する効果を持つ事
が知られている。そのため、従来品の吸収性物品は、こ
の効果を利用して、排泄物や体液等から生じる臭気を消
臭しようとするものであった。
【0003】しかしながら、排泄物や体液から発生する
臭気は、硫黄性臭気や塩基性臭気だけでなく、排泄物や
体液がバクテリア等で分解されたり、酸化する事によっ
て、強い酸性臭気が発生するものである。この酸性臭気
を、コバルトフタルシアニン誘導体等の金属錯体では、
消臭する事はできないため、従来品では良好な消臭効果
を得る事は困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の如き課
題を解決しようとするものであって、排泄物や体液等か
ら発する硫黄性臭気、酸性臭気、塩基性臭気等、あらゆ
る臭気を効果的に消臭する機能を、体液吸収性物品に持
たせようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、裏面シートと、透水性を有する表面シ
ートとの間に、体液吸収性の吸収層を配置し、この吸収
層に、コバルトフタルシアニン誘導体と亜鉛華とから成
る消臭剤を配置して成るものである。
【0006】また、裏面シートは、非透水性の防漏シー
トであっても良い。
【0007】また、裏面シートは、透水性であっても良
い。
【0008】また、吸収層への消臭剤の配置は、亜鉛華
を混入して形成した吸収層の上面に、コバルトフタルシ
アニン誘導体を含有した吸収シートを配置する事により
行うものであっても良い。
【0009】また、吸収層への消臭剤の配置は、コバル
トフタルシアニン誘導体を含有した吸収シートと、亜鉛
華を混入した体液吸収性の補助吸収体を、吸収層の上面
に各々配置して行うものであっても良い。
【0010】また、消臭剤は、高吸水性ポリマーを混合
したものであっても良い。
【0011】また、高吸水性ポリマーは、アクリル酸ア
クリル酸ナトリウム共重合体であっても良い。
【0012】
【作用】本発明は上述の如く形成したものであるから、
この体液吸収性物品を装着すると、装着者から排出され
る排泄物や体液の臭いの粒子は、コバルトフタルシアニ
ン誘導体や亜鉛華と接触する。このコバルトフタルシア
ニン誘導体は、硫化水素、メルカプタン等、硫黄性の臭
気を良好に消臭するとともに、アンモニア等の塩基性臭
気も消臭するものである。また、亜鉛華は、イソ吉草酸
等の強い酸性臭気を良好に消臭する事が知られている。
従って、大小便等の排泄物や、血液、汗等の体液から生
じる硫黄性臭気や塩基性臭気、これらがバクテリア等に
分解されたり、酸化する事により生じる酸化性臭気等
が、消臭剤によって良好に消臭される。そして、不快な
臭気が外部に漏れる事はないので、装着者に安心感と快
適な装着感を与えるものである。
【0013】また、吸収性物品が、おりもの用シート
や、少量の失禁用の使い捨てパンツ等の場合は、裏面シ
ートを不織布等の透水性の素材を使用するものであって
も良い。また、生理用ナプキン、大量の尿を吸収するた
めの失禁者用使い捨てパンツ、使い捨て紙おむつ等、大
量の体液を吸収する吸収性物品の場合には、裏面シート
に、非透水性の防漏シートを配置するのが良い。尚、先
のおりもの用シートや、少量の失禁用の使い捨てパンツ
等の裏面シートにも、非透水性の防漏シートを用いる事
も勿論可能である。
【0014】また、各消臭剤は、吸収層の何れの位置に
配置しても良く、吸収層中に、コバルトフタルシアニン
誘導体と亜鉛華を直接混入するものであっても良いし、
吸収層と別個に形成した部材を、吸収層に配置するもの
であっても良い。そして、一例として、吸収層に亜鉛華
を混入して形成し、この吸収層の上面に、コバルトフタ
ルシアニン誘導体を含有する吸収シートを配置するもの
であっても良い。また、コバルトフタルシアニン誘導体
を含有する吸収シートと、亜鉛華を混入した体液吸収性
の補助吸収体を、吸収層とは別個に形成し、このコバル
トフタルシアニン誘導体を含有する吸収シートと補助吸
収体を、吸収層の上面に各々配置するものであっても良
い。
【0015】何れの方法に於いても、排泄物や体液が吸
収層に吸収される過程で、コバルトフタルシアニン誘導
体や亜鉛華と接触し、不快な臭気が良好に消臭されるも
のである。そして、コバルトフタルシアニン誘導体を含
有した吸収シートを表面シート側に配置しているから、
大便等の排泄物の硫黄臭が、良好に消臭される。また、
吸収層内や補助吸収体内に亜鉛華を分散させているか
ら、吸収層や補助吸収体に吸収されて閉じ込められた体
液の臭気を良好に消臭するものである。
【0016】また、消臭剤は、上述の如く、コバルトフ
タルシアニン誘導体と亜鉛華とを用いる事により、硫黄
性臭気、酸性臭気、塩基性臭気を良好に吸収する事が可
能であるが、これらの他に、消臭剤として高吸水性ポリ
マーを用いれば、この高吸水性ポリマーがアンモニア等
の体液を吸収して内部に閉じ込める事により、塩基性臭
気を、更に良好に消臭する事ができる。そして、高吸水
性ポリマーは、アクリル酸アクリル酸ナトリウム共重合
体を用いれば、上記の如き塩基性臭気の消臭を効果的に
行う事ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の消臭剤の消臭効果を示す実施
例について説明する。この実験の消臭剤として、コバル
トフタルシアニン誘導体、亜鉛華及び高吸水性ポリマー
を使用し、高吸水性ポリマーは、アクリル酸アクリル酸
ナトリウム共重合体を使用している。また、亜鉛華及び
高吸水性ポリマーは、各々顆粒状のものを用いている
が、コバルトフタルシアニン誘導体は、体液吸収性の吸
収シートに染み込ませたものを用いている。そして、2
つの実施例の消臭剤及び3つの従来例の消臭剤について
の消臭効果を測定した結果を、以下の表1に示す。これ
は、酸性臭気を発するイソ吉草酸と、硫黄性臭気を発す
るエチルメルカプタンと、塩基性臭気を発するトリメチ
ルアミンを、前記実施例及び従来例の消臭剤と各々接触
させ、消臭効果を測定したものである。
【0018】
【表1】
【0019】上記表1の比較例1から解るように、高吸
水性ポリマーのアクリル酸アクリル酸ナトリウム共重合
体は、トリメチルアミンの塩基性臭気を効果的に消臭す
るが、酸性臭気や硫黄性臭気の消臭機能はない。また、
比較例2に示す如く、亜鉛華は、イソ吉草酸の酸性臭気
を良好に消臭するが、塩基性臭気や硫黄性臭気の消臭機
能はない。また、比較例3で示す如く、コバルトフタル
シアニン誘導体は、エチルメルカプタンの硫黄性臭気に
対しては、優れた消臭効果を発揮するとともに、トリメ
チルアミンの塩基性臭気に対する消臭機能も有するが、
酸性臭気の消臭機能はない。このように、各消臭剤を単
独で用いただけでは、排泄物や体液から生じるあらゆる
臭気を、オールマイティに消臭する事はできず、十分な
消臭効果を得る事はできなかった。
【0020】そして、実施例1は、コバルトフタルシア
ニン誘導体と亜鉛華とを組み合わせたものである。この
組み合わせの消臭剤では、硫黄性臭気の消臭効果に優れ
るとともに、酸性臭気と塩基性臭気も、良好に消臭する
事が可能となる。また、実施例2は、コバルトフタルシ
アニン誘導体、亜鉛華及び高吸水性ポリマーの3種類の
消臭剤を組み合わせたものである。この実施例2は、酸
性臭気と硫黄性臭気に対しては、実施例1と同様の消臭
効果を持つとともに、高吸水性ポリマーであるアクリル
酸アクリル酸ナトリウム共重合体の存在により、塩基性
臭気を消臭する効果が、実施例1よりも優れている事が
判る。
【0021】このように、コバルトフタルシアニン誘導
体と亜鉛華との組み合わせ、又はコバルトフタルシアニ
ン誘導体と亜鉛華と高吸水性ポリマーとの組み合わせに
より、排泄物や体液等から生じる臭気や、これらが酸化
・分解する事により生じる臭気等、あらゆる臭気を効果
的に消臭する事が可能となる。
【0022】そして、本発明を生理用ナプキンで実施し
た一例を、図面に於て説明すれば、(1)は表面シート
で、多数の流通孔を設けたポリエチレンフィルムで形成
する事により、通気性と透水性に優れたものとしてい
る。また、この表面シート(1)の裏面側に、流通孔を形
成しないポリエチレンフィルム等を配置する事により、
防漏性に優れた裏面シート(2)としている。また、この
裏面シート(2)の外面には、ホットメルトを塗布する事
により、ショーツへの止着部(4)を形成している。この
止着部(4)は、製造時に離型紙(図示せず)を張り付け
て、保護している。
【0023】また、表面シート(1)と裏面シート(2)と
の間に、シート状のパルプや高吸水性ポリマー(図示せ
ず)等から成る吸収層(3)を配置する事により、ナプキ
ン本体(6)を形成している。そして、吸収層(3)と表面
シート(1)との間、及び吸収層(3)と裏面シート(2)と
の間には、吸収層(3)の上面全体及び下面全体を被覆可
能な、体液吸収性の吸収シート(7)を各々配置してい
る。
【0024】そして、この表面シート(1)側の吸収シー
ト(7)と吸収層(3)との間に、図2に示す如く、体液吸
収性の補助吸収体(8)を配置している。この補助吸収体
(8)は、図2、図3に示す如く、吸収層(3)よりも狭い
面積のシート状のパルプの上面側に、体液吸収性のシー
トにコバルトフタルシアニン誘導体を染着した、コバル
トフタルシアニン誘導体染着吸収シート(11)を配置す
るとともに、下面には、補助吸収シート(12)を配置し
て形成している。そして、この補助吸収体(8)のパルプ
中に、図2に示す如く、顆粒状の亜鉛華(13)と高吸水
性ポリマー(14)を分散している。この高吸水性ポリマ
ー(14)は、先述の如く、アクリル酸アクリル酸ナトリ
ウム共重合体を使用している。
【0025】そして、このように形成した補助吸収体
(8)を、図1に示す如く、ナプキン本体(6)のほぼ中央
部に配置して、この中央部を中高とする事により、ナプ
キン本体(6)が装着者の局部に立体的にフィット可能と
するとともに、体液が最も集中する中央部の体液吸収性
を高めている。
【0026】また、亜鉛華(13)と高吸水性ポリマー
(14)とは、本実施例の如く、補助吸収体(8)のパルプ
中に分散させても良いが、他の異なる実施例として、パ
ルプの表面に、亜鉛華(13)と高吸水性ポリマー(14)
とを層状に配置するものであっても良い。
【0027】上述の如き生理用ナプキンを装着すると、
使用者から排出された体液が、ナプキン本体(6)の表面
シート(1)に到達し、表面シート(1)の流通孔を介して
吸収層(3)側に流動する。この体液は、ナプキン本体
(6)の中央部に集中するから、この中央部に配置した補
助吸収体(8)に大部分が吸収される。
【0028】そして、体液は補助吸収体(8)の上面側に
配置したコバルトフタルシアニン誘導体染着吸収シート
(11)を通過する。この過程で、体液中の硫黄性の臭気
や、塩基性臭気が、コバルトフタルシアニン誘導体によ
り良好に消臭される。また、体液の大部分は補助吸収体
(8)のパルプや高吸水性ポリマー(14)に吸収され、閉
じ込められる。そして、時間の経過に伴い体液が酸化・
腐敗する事により生じる酸性臭気は、補助吸収体(8)中
に分散した亜鉛華(13)の作用で確実に消臭される。更
に、高吸水性ポリマー(14)によって、塩基性臭気も良
好に消臭されるものとなる。このように、体液から生じ
る不快な臭気を、3種類の消臭剤が良好に消臭して、外
部に漏らさないから、生理用ナプキンの装着者が、安心
感と快適な装着感を得る事ができる。
【0029】また、他の異なる実施例の生理用ナプキン
を、図4乃至図6に示す。その構造は、透水性の表面シ
ート(1)と防漏性の裏面シート(2)との間に、吸収層
(3)を介してナプキン本体(6)を形成したものである。
そして、この吸収層(3)と表面シート(1)との間に、図
4、図5に示す如く、吸収層(3)の上面全体を被覆可能
な面積で形成したコバルトフタルシアニン誘導体染着吸
収シート(11)を配置している。また、このコバルトフ
タルシアニン誘導体染着吸収シート(11)と吸収層(3)
との間に、補助吸収体(8)を配置している。この補助吸
収体(8)は、シート状のパルプと、このパルプの上下両
面を被覆可能に配置した2枚の補助吸収シート(12)か
ら成るとともに、吸収層(3)よりも狭面積に形成してい
る。そして、補助吸収体(8)のパルプ中に、顆粒状の亜
鉛華(13)と高吸収性ポリマー(14)を分散配置してい
る。また、吸収層(3)と裏面シート(2)との間に、吸収
層(3)の下面全体を被覆可能な吸収シート(7)を配置す
るとともに、裏面シート(2)の外面に、ホットメルトを
塗布して止着部(4)を設けている。
【0030】上述の如き生理用ナプキンを装着すると、
第1実施例と同様に、体液の硫黄性臭気や塩基性臭気
は、コバルトフタルシアニン誘導体染着吸収シート(1
1)により、確実に消臭される。そして、体液が補助吸
収体(8)に吸収されると、この補助吸収体(8)に分散し
た亜鉛華(13)と高吸水性ポリマー(14)により、酸性
臭気や塩基性臭気も良好に消臭されるものとなる。
【0031】また、本実施例のコバルトフタルシアニン
誘導体染着吸収シート(11)は、吸収層(3)の上面全面
を被覆可能に広面積で形成している。従って、大量の体
液が排出されて、ナプキン本体(6)の全面に拡散した
り、中央部からズレた位置に体液が排出されても、広面
積のコバルトフタルシアニン誘導体染着吸収シート(1
1)により、硫黄性臭気や塩基性臭気を確実に消臭する
事ができる。一方、第1実施例では、コバルトフタルシ
アニン誘導体染着吸収シート(11)を、小さな面積で形
成しているので、低コストな製品を形成する事ができ
る。この場合でも、体液の集中する中央部にコバルトフ
タルシアニン誘導体染着吸収シート(11)を配置してい
るので、消臭効果は良好である。このように、第1、第
2実施例とも、消臭機能に優れた製品を得る事ができ、
使用目的やコスト等を考慮した上で適宜の構成で形成す
るのが好ましい。
【0032】また、上記各実施例では、亜鉛華(13)
は、補助吸収体(8)のパルプ中に分散させているが、他
の異なる実施例として、亜鉛華(13)は、吸収層(3)の
パルプ中に分散させるものであっても良い。また、上記
各実施例では、生理用ナプキンに消臭剤を配合している
が、おりもの用シート、失禁者用使い捨てパンツ、使い
捨て紙おむつ、その他の吸収性物品に応用する事も可能
で、各吸収性物品に排出される排泄物や体液から生じる
様々な臭気を、確実に消臭する事が可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、排泄物、体液等から生じる硫黄性臭気、酸性臭
気、塩基性臭気等の様々な臭気を、コバルトフタルシア
ニン誘導体と亜鉛華とで確実に消臭する吸収性物品を得
る事ができる。そのため、外部に不快な臭いを漏らさ
ず、吸収性物品の装着者に、安心感を与えるものとな
る。
【0034】また、消臭剤として、コバルトフタルシア
ニン誘導体と亜鉛華とともに、高吸水性ポリマーも併用
する事により、この高吸水性ポリマーの作用で、塩基性
臭気をより効果的に消臭する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の生理用ナプキンの平面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2の補助吸収体の拡大断面図。
【図4】本発明の第2実施例の生理用ナプキンの一部切
り欠き平面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】図5の補助吸収体の拡大断面図。
【符号の説明】
1 表面シート 2 裏面シート 3 吸収層 8 補助吸収体 13 亜鉛華 14 高吸水性ポリマー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面シートと、透水性を有する表面シー
    トとの間に、体液吸収性の吸収層を配置し、この吸収層
    に、コバルトフタルシアニン誘導体と亜鉛華とから成る
    消臭剤を配置して成る事を特徴とする体液吸収性物品。
  2. 【請求項2】 裏面シートは、非透水性の防漏シートで
    ある事を特徴とする請求項1の体液吸収性物品。
  3. 【請求項3】 裏面シートは、透水性である事を特徴と
    する請求項1の体液吸収性物品。
  4. 【請求項4】 吸収層への消臭剤の配置は、亜鉛華を混
    入して形成した吸収層の上面に、コバルトフタルシアニ
    ン誘導体を含有した吸収シートを配置して行う事を特徴
    とする請求項1の体液吸収性物品。
  5. 【請求項5】 吸収層への消臭剤の配置は、コバルトフ
    タルシアニン誘導体を含有した吸収シートと、亜鉛華を
    混入した体液吸収性の補助吸収体を、表面シート側に各
    々配置して行う事を特徴とする請求項1の体液吸収性物
    品。。
  6. 【請求項6】 消臭剤は、高吸水性ポリマーを混合した
    事を特徴とする請求項1、4または5の体液吸収性物品
  7. 【請求項7】 高吸水性ポリマーは、アクリル酸アクリ
    ル酸ナトリウム共重合体である事を特徴とする請求項6
    の体液吸収性物品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004000188A1 (ja) * 2002-06-24 2003-12-31 Uni-Charm Corporation 吸収性物品

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