JP2000088359A - 太陽熱集熱器 - Google Patents
太陽熱集熱器Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/44—Heat exchange systems
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集熱効率が向上する太陽熱集熱器を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 太陽熱を吸収する集熱板１１１と、集熱
板１１１の近傍に配置され、集熱板１１１からの熱を受
ける熱伝達媒体が流れる集熱管１０９と、集熱管１０９
の背後に設けられた保温材１０３とを具備する太陽熱集
熱器であって、集熱板１１１から集熱管１０９への伝熱
を熱伝導性ゴムシート１３１を用いて行なう。
ことを課題とする。 【解決手段】 太陽熱を吸収する集熱板１１１と、集熱
板１１１の近傍に配置され、集熱板１１１からの熱を受
ける熱伝達媒体が流れる集熱管１０９と、集熱管１０９
の背後に設けられた保温材１０３とを具備する太陽熱集
熱器であって、集熱板１１１から集熱管１０９への伝熱
を熱伝導性ゴムシート１３１を用いて行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を吸収する
集熱板と、該集熱板の近傍に配置され、前記集熱板から
の熱を受ける熱伝達媒体が流れる集熱管と、該集熱管の
背後に設けられた保温材とを具備する太陽熱集熱器に関
する。
集熱板と、該集熱板の近傍に配置され、前記集熱板から
の熱を受ける熱伝達媒体が流れる集熱管と、該集熱管の
背後に設けられた保温材とを具備する太陽熱集熱器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図４を用いて、従来の太陽熱集熱器の説
明を行なう。図において、上面が開放された箱体１の内
部には、保温材３が載置されている。この保温材３の上
面には溝５が形成され、溝５内に熱伝達媒体が流れる集
熱管９が載置されている。
明を行なう。図において、上面が開放された箱体１の内
部には、保温材３が載置されている。この保温材３の上
面には溝５が形成され、溝５内に熱伝達媒体が流れる集
熱管９が載置されている。
【０００３】集熱管９に当接すると共に、保温材３の上
面を覆い、更に、保温材３の側面も覆う集熱板１１は、
保温材３の側面の下部に形成された切り欠き部１３に係
合し、保温材３と、集熱管９と、集熱板１１とは一体化
されている。
面を覆い、更に、保温材３の側面も覆う集熱板１１は、
保温材３の側面の下部に形成された切り欠き部１３に係
合し、保温材３と、集熱管９と、集熱板１１とは一体化
されている。
【０００４】箱体１の開放面は、ブラケット１５を用い
てカバーガラス１７で覆われている。また、集熱板１１
のカバーガラス１７と対向する面には、太陽放射スペク
トル域で吸収が大きく、熱放射スペクトル域で放射率が
小さい特性を有する選択吸収膜１９が設けられている。
てカバーガラス１７で覆われている。また、集熱板１１
のカバーガラス１７と対向する面には、太陽放射スペク
トル域で吸収が大きく、熱放射スペクトル域で放射率が
小さい特性を有する選択吸収膜１９が設けられている。
【０００５】このような構成の太陽熱集熱器を太陽光下
に置くと、太陽光線はカバーガラス１７を透過し、選択
吸収膜１９を介して集熱板１１に効率よく吸収される。
集熱板１１に吸収された熱は集熱管９へ伝熱し、集熱管
９内部の熱伝達媒体が熱せられる。
に置くと、太陽光線はカバーガラス１７を透過し、選択
吸収膜１９を介して集熱板１１に効率よく吸収される。
集熱板１１に吸収された熱は集熱管９へ伝熱し、集熱管
９内部の熱伝達媒体が熱せられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の太
陽熱集熱器では、以下のような問題点がある。 (1) 集熱板１１と、集熱管９とは、剛体どうしの接触で
あるので、接触面積が狭く、集熱板１１から集熱管９へ
の熱伝導効率が悪い。
陽熱集熱器では、以下のような問題点がある。 (1) 集熱板１１と、集熱管９とは、剛体どうしの接触で
あるので、接触面積が狭く、集熱板１１から集熱管９へ
の熱伝導効率が悪い。
【０００７】(2) 集熱板１１へ吸収された熱は、集熱管
９のみならず、保温材３へ伝わるので、熱損失が生じて
いる。 (3) 集熱板１１へ吸収された熱、また、保温材３に伝わ
った熱は、箱体１へも伝わるので、熱損失が生じてい
る。
９のみならず、保温材３へ伝わるので、熱損失が生じて
いる。 (3) 集熱板１１へ吸収された熱、また、保温材３に伝わ
った熱は、箱体１へも伝わるので、熱損失が生じてい
る。
【０００８】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、集熱効率が向上する太陽熱集熱器を
提供することにある。
ので、その目的は、集熱効率が向上する太陽熱集熱器を
提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項１記載の発明は、太陽熱を吸収する集熱板と、該集熱
板の近傍に配置され、前記集熱板からの熱を受ける熱伝
達媒体が流れる集熱管と、該集熱管の背後に設けられた
保温材とを具備する太陽熱集熱器であって、前記集熱板
から前記集熱管への伝熱を熱伝導性ゴムを用いて行なう
ことを特徴とする太陽熱集熱器である。
項１記載の発明は、太陽熱を吸収する集熱板と、該集熱
板の近傍に配置され、前記集熱板からの熱を受ける熱伝
達媒体が流れる集熱管と、該集熱管の背後に設けられた
保温材とを具備する太陽熱集熱器であって、前記集熱板
から前記集熱管への伝熱を熱伝導性ゴムを用いて行なう
ことを特徴とする太陽熱集熱器である。
【００１０】集熱板から集熱管への伝熱を弾性を有する
熱伝導性ゴムを用いて行なうことにより、集熱板と熱伝
導性ゴム、および、熱伝導性ゴムと集熱管との接触面積
が増え、集熱板から集熱管への熱伝導効率が向上し、集
熱効率が向上する。
熱伝導性ゴムを用いて行なうことにより、集熱板と熱伝
導性ゴム、および、熱伝導性ゴムと集熱管との接触面積
が増え、集熱板から集熱管への熱伝導効率が向上し、集
熱効率が向上する。
【００１１】尚、熱伝導性ゴムの材質としては、銅,ス
テンレス,カーボン等を混入したゴムがある。請求項１
記載の発明の熱伝導性ゴムの例としては、請求項２記載
の発明のように、前記熱伝導性ゴムは、前記集熱管の円
周面に当接すると共に、前記集熱板に当接するものや、
請求項３記載の発明のように、記熱伝導性ゴムの一方の
面は前記集熱板に当接し、他方の面には、前記集熱管が
当接するものがある。
テンレス,カーボン等を混入したゴムがある。請求項１
記載の発明の熱伝導性ゴムの例としては、請求項２記載
の発明のように、前記熱伝導性ゴムは、前記集熱管の円
周面に当接すると共に、前記集熱板に当接するものや、
請求項３記載の発明のように、記熱伝導性ゴムの一方の
面は前記集熱板に当接し、他方の面には、前記集熱管が
当接するものがある。
【００１２】請求項４記載の発明は、請求項１乃至３の
いずれかに記載の発明の前記集熱板と前記保温材との間
に輻射防止部材を設けたことを特徴とする太陽熱集熱器
である。
いずれかに記載の発明の前記集熱板と前記保温材との間
に輻射防止部材を設けたことを特徴とする太陽熱集熱器
である。
【００１３】集熱板と保温材との間に輻射防止部材を設
けたことにより、集熱板から保温材への輻射による熱損
失が減り、集熱効率が向上する。請求項５記載の発明
は、請求項１乃至４のいずれかに記載の発明の前記集熱
板,集熱管,保温材は箱体内に設けられ、前記集熱板の集
熱を行なう部分以外の部分と、前記箱体の内壁面との間
に断熱材を設けると共に、集熱板の集熱を行なう部分以
外の部分に、開口を設けたことを特徴とする太陽熱集熱
器である。
けたことにより、集熱板から保温材への輻射による熱損
失が減り、集熱効率が向上する。請求項５記載の発明
は、請求項１乃至４のいずれかに記載の発明の前記集熱
板,集熱管,保温材は箱体内に設けられ、前記集熱板の集
熱を行なう部分以外の部分と、前記箱体の内壁面との間
に断熱材を設けると共に、集熱板の集熱を行なう部分以
外の部分に、開口を設けたことを特徴とする太陽熱集熱
器である。
【００１４】集熱板の集熱を行なう部分以外の部分と、
前記箱体の内壁面との間に断熱材を設けることにより、
集熱板から箱体への熱損失が減り、集熱効率が向上す
る。また、集熱板の集熱を行なう部分以外の部分に、開
口を設けたことにより、集熱板から箱体への熱損失が減
り、更に集熱効率が向上する。
前記箱体の内壁面との間に断熱材を設けることにより、
集熱板から箱体への熱損失が減り、集熱効率が向上す
る。また、集熱板の集熱を行なう部分以外の部分に、開
口を設けたことにより、集熱板から箱体への熱損失が減
り、更に集熱効率が向上する。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態例の
太陽熱集熱器の断面を示す図１を用いて説明する。
太陽熱集熱器の断面を示す図１を用いて説明する。
【００１６】図において、ステンレス等の板材でなり、
上面が開放された箱体１０１の内部には、例えば、グラ
スウール,耐熱発泡スチロール,コルク,ウレタン等の材
質でなる保温材１０３が載置されている。この保温材１
０３の上面には、熱伝達媒体(例えば、凍結を防止する
ために、プロピレングリコールを主成分とした不凍液)
が流れる銅製の集熱管１０９が設けられる溝１０５が形
成されている。
上面が開放された箱体１０１の内部には、例えば、グラ
スウール,耐熱発泡スチロール,コルク,ウレタン等の材
質でなる保温材１０３が載置されている。この保温材１
０３の上面には、熱伝達媒体(例えば、凍結を防止する
ために、プロピレングリコールを主成分とした不凍液)
が流れる銅製の集熱管１０９が設けられる溝１０５が形
成されている。
【００１７】集熱管１０９に当接すると共に、保温材１
０３の上面を覆い、更に、保温材１０３の側面も覆うス
テンレスやアルミの薄板を折り曲げた集熱板１１１は、
保温材１０３の側面の下部に形成された切り欠き部１１
３に係合し、保温材１０３と、集熱管１０９と、集熱板
１１１とは一体化されている。
０３の上面を覆い、更に、保温材１０３の側面も覆うス
テンレスやアルミの薄板を折り曲げた集熱板１１１は、
保温材１０３の側面の下部に形成された切り欠き部１１
３に係合し、保温材１０３と、集熱管１０９と、集熱板
１１１とは一体化されている。
【００１８】箱体１０１の開放面は、断熱性の優れたウ
レタン等の材質でなるブラケット１１５を用いてカバー
ガラス１１７で覆われている。また、集熱板１１１のカ
バーガラス１１７と対向する面には、太陽放射スペクト
ル域で吸収が大きく、熱放射スペクトル域で放射率が小
さい特性を有する選択吸収膜１１９が設けられている。
レタン等の材質でなるブラケット１１５を用いてカバー
ガラス１１７で覆われている。また、集熱板１１１のカ
バーガラス１１７と対向する面には、太陽放射スペクト
ル域で吸収が大きく、熱放射スペクトル域で放射率が小
さい特性を有する選択吸収膜１１９が設けられている。
【００１９】１３１は、中間部が集熱板１１１に当接す
る集熱管１０９の背部側の円周面に密着し、両端部が集
熱板１１１に当接した熱伝導性ゴムシートである。ま
た、熱伝導性ゴムシート１３１が設けられた以外の部分
での集熱板１１１と保温材１０３との間には、アルミニ
ウム箔等でなる輻射防止フィルム１３３が設けられてい
る。
る集熱管１０９の背部側の円周面に密着し、両端部が集
熱板１１１に当接した熱伝導性ゴムシートである。ま
た、熱伝導性ゴムシート１３１が設けられた以外の部分
での集熱板１１１と保温材１０３との間には、アルミニ
ウム箔等でなる輻射防止フィルム１３３が設けられてい
る。
【００２０】集熱板１１１の集熱を行なう部分以外の部
分である側部と、箱体１０１の内壁面側部との間には、
断面形状がL字形の断熱性の優れたウレタン等の材質で
なる断熱材１４１が配置されている。
分である側部と、箱体１０１の内壁面側部との間には、
断面形状がL字形の断熱性の優れたウレタン等の材質で
なる断熱材１４１が配置されている。
【００２１】更に、断熱材１４１と対向する集熱板１１
１の側部には、所定の間隔で開口１４３が開設されてい
る。このような構成の太陽熱集熱器を太陽光下に置く
と、太陽光線はカバーガラス１１７を透過し、選択吸収
膜１１９を介して集熱板１１１に効率よく吸収される。
１の側部には、所定の間隔で開口１４３が開設されてい
る。このような構成の太陽熱集熱器を太陽光下に置く
と、太陽光線はカバーガラス１１７を透過し、選択吸収
膜１１９を介して集熱板１１１に効率よく吸収される。
【００２２】集熱板１１１に吸収された熱は集熱管１０
９へ伝熱し、集熱管１０９内部の熱伝達媒体が熱せられ
る。ここで、図２を用いて、図１に示す太陽熱集熱器を
用いた給湯装置の一例を説明する。
９へ伝熱し、集熱管１０９内部の熱伝達媒体が熱せられ
る。ここで、図２を用いて、図１に示す太陽熱集熱器を
用いた給湯装置の一例を説明する。
【００２３】図において、太陽熱集熱器２１０の流入口
にはポンプ２０２の吐出口が接続されていて、一定流量
の熱伝達媒体が循環供給される。ポンプ２０２の吸入口
には熱伝達媒体の温度変化による体積変化分を吸収する
膨張槽２０３の出口が接続されている。膨張槽２０３の
入口には熱交換器２０４の出口が接続されている。熱交
換器２０４は貯湯槽２０５の内部の下方に配置されてい
る。熱交換器２０４の入口は太陽熱集熱器２１０の流出
口に接続されている。太陽熱集熱器２１０の流出口近傍
には、熱伝達媒体の温度を測定するための第１温度セン
サー２０６が設けられている。貯湯槽２０５の底部には
貯湯槽２０５に給水するための給水管２０７が接続さ
れ、貯湯槽２０５の熱交換器２０４の出口の近傍には内
部の湯の温度を測定するための第２温度センサー２０８
が設けられている。貯湯槽２０５の頂部には加熱された
湯を外部に給湯するための給湯管２０９が接続されてい
て、給湯管２０９の端部には開閉バルブ２１０が接続さ
れている。
にはポンプ２０２の吐出口が接続されていて、一定流量
の熱伝達媒体が循環供給される。ポンプ２０２の吸入口
には熱伝達媒体の温度変化による体積変化分を吸収する
膨張槽２０３の出口が接続されている。膨張槽２０３の
入口には熱交換器２０４の出口が接続されている。熱交
換器２０４は貯湯槽２０５の内部の下方に配置されてい
る。熱交換器２０４の入口は太陽熱集熱器２１０の流出
口に接続されている。太陽熱集熱器２１０の流出口近傍
には、熱伝達媒体の温度を測定するための第１温度セン
サー２０６が設けられている。貯湯槽２０５の底部には
貯湯槽２０５に給水するための給水管２０７が接続さ
れ、貯湯槽２０５の熱交換器２０４の出口の近傍には内
部の湯の温度を測定するための第２温度センサー２０８
が設けられている。貯湯槽２０５の頂部には加熱された
湯を外部に給湯するための給湯管２０９が接続されてい
て、給湯管２０９の端部には開閉バルブ２１０が接続さ
れている。
【００２４】制御器２１１には第１，第２温度センサー
２０６,２０８の出力信号が入力されている。そして制
御器２１１はこれら第１,第２温度センサー２０６,２０
８の出力信号の差に応じてポンプ２０２の作動・停止
(オン・オフ)を制御する。
２０６,２０８の出力信号が入力されている。そして制
御器２１１はこれら第１,第２温度センサー２０６,２０
８の出力信号の差に応じてポンプ２０２の作動・停止
(オン・オフ)を制御する。
【００２５】このように構成された給湯装置の動作を説
明する。貯湯槽２０５は常に給水管２０７からの給水圧
がかけられた密閉状態となっていて、給湯管２０９の開
閉バルブ２１０を開いて給湯すると給湯した分量だけ自
動的に給水管２０７から給水される。
明する。貯湯槽２０５は常に給水管２０７からの給水圧
がかけられた密閉状態となっていて、給湯管２０９の開
閉バルブ２１０を開いて給湯すると給湯した分量だけ自
動的に給水管２０７から給水される。
【００２６】熱伝達媒体は、ポンプ２０２をオンにする
ことにより集熱系統を循環する。すなわち、制御器２１
１は、例えば第１温度センサー２０６の測定温度と第２
温度センサー２０８の測定温度の差Tdが7℃以上(7℃≦T
d)のときにポンプ２０２をオンにして熱伝達媒体の循環
を開始させ、測定温度の差Tdが4℃以下(4℃≧Td)のとき
にポンプ２をオフにして熱伝達媒体の循環を停止させ
る。
ことにより集熱系統を循環する。すなわち、制御器２１
１は、例えば第１温度センサー２０６の測定温度と第２
温度センサー２０８の測定温度の差Tdが7℃以上(7℃≦T
d)のときにポンプ２０２をオンにして熱伝達媒体の循環
を開始させ、測定温度の差Tdが4℃以下(4℃≧Td)のとき
にポンプ２をオフにして熱伝達媒体の循環を停止させ
る。
【００２７】測定温度の差Tdが7℃以上になってポンプ
２０２をオンにすることにより熱伝達媒体は太陽熱集熱
器２１０に流れ込んで集熱する。太陽熱集熱器２１０で
加熱された熱伝達媒体は貯湯槽２０５の熱交換器２０４
に流れ込む。そして貯湯槽２０５内の水との間で熱交換
を行い水を加熱する。
２０２をオンにすることにより熱伝達媒体は太陽熱集熱
器２１０に流れ込んで集熱する。太陽熱集熱器２１０で
加熱された熱伝達媒体は貯湯槽２０５の熱交換器２０４
に流れ込む。そして貯湯槽２０５内の水との間で熱交換
を行い水を加熱する。
【００２８】この加熱を継続することにより湯の温度は
上昇し、測定温度の差Tdは小さくなる。測定温度の差Td
が4℃以下になるとポンプ２０２をオフさせて熱伝達媒
体の循環を停止させ水の加熱を止める。
上昇し、測定温度の差Tdは小さくなる。測定温度の差Td
が4℃以下になるとポンプ２０２をオフさせて熱伝達媒
体の循環を停止させ水の加熱を止める。
【００２９】このような構成の太陽熱集熱器によれば、
以下のような効果を得ることができる。 (1) 集熱板１１１から集熱管１０９への伝熱を弾性を有
する熱伝導性ゴムシート１３１を用いて行なうことによ
り、集熱板１１１と熱伝導性ゴムシート１３１、およ
び、熱伝導性ゴムシート１３１と集熱管１０９との接触
面積が増え、集熱板１１１から集熱管１０９への熱伝導
効率が向上し、集熱効率が向上する。
以下のような効果を得ることができる。 (1) 集熱板１１１から集熱管１０９への伝熱を弾性を有
する熱伝導性ゴムシート１３１を用いて行なうことによ
り、集熱板１１１と熱伝導性ゴムシート１３１、およ
び、熱伝導性ゴムシート１３１と集熱管１０９との接触
面積が増え、集熱板１１１から集熱管１０９への熱伝導
効率が向上し、集熱効率が向上する。
【００３０】(2) 集熱板１１１と保温材１０３との間に
輻射防止フィルム１３３を設けたことにより、集熱板１
１１から保温材１０３への輻射による熱損失が減り、集
熱効率が向上する。
輻射防止フィルム１３３を設けたことにより、集熱板１
１１から保温材１０３への輻射による熱損失が減り、集
熱効率が向上する。
【００３１】(3) 集熱板１１１の集熱を行なう部分以外
の部分である側部と、箱体１０１の内壁面側部との間に
断熱材１４１を設けることにより、集熱板１１１から箱
体１０１への熱損失が減り、集熱効率が向上する。
の部分である側部と、箱体１０１の内壁面側部との間に
断熱材１４１を設けることにより、集熱板１１１から箱
体１０１への熱損失が減り、集熱効率が向上する。
【００３２】また、集熱板１１１の集熱を行なう部分以
外の部分である側部に、開口１４３を設けたことによ
り、集熱板１１１から箱体１０１への熱損失が減り、更
に集熱効率が向上する。
外の部分である側部に、開口１４３を設けたことによ
り、集熱板１１１から箱体１０１への熱損失が減り、更
に集熱効率が向上する。
【００３３】尚、本発明は上記実施の形態例に限定する
ものではない。例えば、図３(a)に示すように、集熱板
１１１と集熱管１０９との間に熱伝導性ゴムシート３３
１を設け熱伝導性ゴムシート３３１を集熱管１０９へ圧
着させてもよい。
ものではない。例えば、図３(a)に示すように、集熱板
１１１と集熱管１０９との間に熱伝導性ゴムシート３３
１を設け熱伝導性ゴムシート３３１を集熱管１０９へ圧
着させてもよい。
【００３４】このような構成においても、集熱管１０９
と熱伝導性ゴムシート３３１との接触面積が増えるの
で、集熱板１１１から集熱管１０９への熱伝導効率が向
上し、集熱効率が向上する。
と熱伝導性ゴムシート３３１との接触面積が増えるの
で、集熱板１１１から集熱管１０９への熱伝導効率が向
上し、集熱効率が向上する。
【００３５】また、図３(b)に示すように、集熱管１０
９の円周面全体を覆うように成形された熱伝導性ゴム成
形体４３１を集熱板１１１に設けてもよい。このような
構成においても、集熱管１０９と熱伝導性ゴム成形体４
３１との接触面積が増えるので、集熱板１１１から集熱
管１０９への熱伝導効率が向上し、集熱効率が向上す
る。
９の円周面全体を覆うように成形された熱伝導性ゴム成
形体４３１を集熱板１１１に設けてもよい。このような
構成においても、集熱管１０９と熱伝導性ゴム成形体４
３１との接触面積が増えるので、集熱板１１１から集熱
管１０９への熱伝導効率が向上し、集熱効率が向上す
る。
【００３６】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１から請求項
３記載の発明によれば、集熱板から集熱管への伝熱を弾
性を有する熱伝導性ゴムを用いて行なうことにより、集
熱板と熱伝導性ゴム、および、熱伝導性ゴムと集熱管と
の接触面積が増え、集熱板から集熱管への熱伝導効率が
向上し、集熱効率が向上する。
３記載の発明によれば、集熱板から集熱管への伝熱を弾
性を有する熱伝導性ゴムを用いて行なうことにより、集
熱板と熱伝導性ゴム、および、熱伝導性ゴムと集熱管と
の接触面積が増え、集熱板から集熱管への熱伝導効率が
向上し、集熱効率が向上する。
【００３７】請求項４記載の発明によれば、集熱板と保
温材との間に輻射防止部材を設けたことにより、集熱板
から保温材への輻射による熱損失が減り、集熱効率が向
上する。
温材との間に輻射防止部材を設けたことにより、集熱板
から保温材への輻射による熱損失が減り、集熱効率が向
上する。
【００３８】請求項５記載の発明によれば、集熱板の集
熱を行なう部分以外の部分と、前記箱体の内壁面との間
に断熱材を設けることにより、集熱板から箱体への熱損
失が減り、集熱効率が向上する。
熱を行なう部分以外の部分と、前記箱体の内壁面との間
に断熱材を設けることにより、集熱板から箱体への熱損
失が減り、集熱効率が向上する。
【００３９】また、集熱板の集熱を行なう部分以外の部
分に、開口を設けたことにより、集熱板から箱体への熱
損失が減り、更に集熱効率が向上する。を実現すること
ができる。
分に、開口を設けたことにより、集熱板から箱体への熱
損失が減り、更に集熱効率が向上する。を実現すること
ができる。
【図１】発明の一実施の形態例の太陽熱集熱器の断面を
示す図である。
示す図である。
【図２】図１に示す太陽熱集熱器を用いた給湯装置の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図３】他の実施の形態例を示す図である。
【図４】従来の太陽熱集熱器の断面を示す図である。
１０３ 保温材 １０９ 集熱管 １１１ 集熱板 １３１ 熱伝導性ゴムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 泰久 神奈川県藤沢市桐原町２番地 シロキ工業 株式会社内 (72)発明者 小川 正宏 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小谷 立二 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 太陽熱を吸収する集熱板と、該集熱板の
近傍に配置され、前記集熱板からの熱を受ける熱伝達媒
体が流れる集熱管と、該集熱管の背後に設けられた保温
材とを具備する太陽熱集熱器であって、 前記集熱板から前記集熱管への伝熱を熱伝導性ゴムを用
いて行なうことを特徴とする太陽熱集熱器。 - 【請求項２】 前記熱伝導性ゴムは、前記集熱管の円周
面に当接すると共に、前記集熱板に当接することを特徴
とする請求項１記載の太陽熱集熱器。 - 【請求項３】 前記熱伝導性ゴムの一方の面は前記集熱
板に接触し、他方の面には、前記集熱管が接触すること
を特徴とする請求項１記載の太陽熱集熱器。 - 【請求項４】 前記集熱板と前記保温材との間に輻射防
止部材を設けたことを特徴とする請求項１乃至３のいず
れかに記載の太陽熱集熱器。 - 【請求項５】 前記集熱板,集熱管,保温材は箱体内に設
けられ、 前記集熱板の集熱を行なう部分以外の部分と、前記箱体
の内壁面との間に断熱材を設けると共に、 集熱板の集熱を行なう部分以外の部分に、開口を設けた
ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の太
陽熱集熱器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10257065A JP2000088359A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 太陽熱集熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10257065A JP2000088359A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 太陽熱集熱器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000088359A true JP2000088359A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17301262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10257065A Pending JP2000088359A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 太陽熱集熱器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000088359A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012002484A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Daiwa House Industry Co Ltd | 太陽熱集熱パネル構造 |
| CN104061696A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-09-24 | 王占平 | 太阳能集热器及其集热板以及集成有该集热器的窗户 |
| US10018377B2 (en) | 2009-03-06 | 2018-07-10 | University Of The Ryukyus | Solar light (heat) absorption material and heat absorption/accumulation material and solar light (heat) absorption/control building component using the same |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP10257065A patent/JP2000088359A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10018377B2 (en) | 2009-03-06 | 2018-07-10 | University Of The Ryukyus | Solar light (heat) absorption material and heat absorption/accumulation material and solar light (heat) absorption/control building component using the same |
| JP2012002484A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Daiwa House Industry Co Ltd | 太陽熱集熱パネル構造 |
| CN104061696A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-09-24 | 王占平 | 太阳能集热器及其集热板以及集成有该集热器的窗户 |
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