JP2000086492A - 樹枝状ポリエステルを含む化粧用または皮膚科学用局所用組成物 - Google Patents
樹枝状ポリエステルを含む化粧用または皮膚科学用局所用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感覚的な特性を損なうことなく、皮膜形成特
性を補強することが可能な局所用の化粧用または皮膚科
学用組成物を提供する。 【解決手段】生理学的に許容される媒体中に、末端ヒド
ロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、
あるいは、このようなポリマーと皮膜形成ポリマーとの
組み合わせを含む、皮膚、ケラチン繊維、爪、半粘膜お
よび/または粘膜に適用される化粧用または皮膚科学用
組成物。
性を補強することが可能な局所用の化粧用または皮膚科
学用組成物を提供する。 【解決手段】生理学的に許容される媒体中に、末端ヒド
ロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、
あるいは、このようなポリマーと皮膜形成ポリマーとの
組み合わせを含む、皮膚、ケラチン繊維、爪、半粘膜お
よび/または粘膜に適用される化粧用または皮膚科学用
組成物。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル型の
樹枝状ポリマー(dendritic polymer)、または前記樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせの、化粧
または皮膚科学のための局所用組成物における使用、お
よびこれらのポリマーを含む局所用の化粧または皮膚科
学用組成物に関する。
樹枝状ポリマー(dendritic polymer)、または前記樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせの、化粧
または皮膚科学のための局所用組成物における使用、お
よびこれらのポリマーを含む局所用の化粧または皮膚科
学用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】美容
術および皮膚科学において、皮膚に適用された際に皮膜
を形成する組成物を有することは有利である。これらの
皮膜形成特性は、例えば、適用された層の平滑化の促
進、皮膚軟化および保護作用の補強、ファンデーション
およびリップスティックのようなメイクアップ製品の堆
積における質の改善、並びに移りを介した除去に対する
耐性の付与(いわゆる“トランスファーフリー”製品)
といった利点を備え、また、パックまたはパップ剤の場
合には、乾燥した組成物を単に剥がすことによって皮膚
の洗浄を容易にするといった利点を備える。
術および皮膚科学において、皮膚に適用された際に皮膜
を形成する組成物を有することは有利である。これらの
皮膜形成特性は、例えば、適用された層の平滑化の促
進、皮膚軟化および保護作用の補強、ファンデーション
およびリップスティックのようなメイクアップ製品の堆
積における質の改善、並びに移りを介した除去に対する
耐性の付与(いわゆる“トランスファーフリー”製品)
といった利点を備え、また、パックまたはパップ剤の場
合には、乾燥した組成物を単に剥がすことによって皮膚
の洗浄を容易にするといった利点を備える。
【0003】これらの皮膜形成特性を付与する成分は、
一般的に高分子量ポリマーである。実質的な皮膜形成特
性を得ることを目的として、化粧用または皮膚科学用組
成物におけるこれら高分子量ポリマーの濃度を増加する
試みは、満足できるものではない。むしろ、これは、こ
れらのポリマーが最終製品の粘性を過度に増加するとい
う事実によって制限されてしまう。この場合、濃くなり
過ぎて、皮膚への適用が困難となり、感覚的な質を損な
う。
一般的に高分子量ポリマーである。実質的な皮膜形成特
性を得ることを目的として、化粧用または皮膚科学用組
成物におけるこれら高分子量ポリマーの濃度を増加する
試みは、満足できるものではない。むしろ、これは、こ
れらのポリマーが最終製品の粘性を過度に増加するとい
う事実によって制限されてしまう。この場合、濃くなり
過ぎて、皮膚への適用が困難となり、感覚的な質を損な
う。
【0004】本願出願人は、これらの不利益を克服する
ことができること、すなわち、末端ヒドロキシル基を備
えたポリエステル構造を有する樹枝状ポリマーすなわち
デンドリマー(dendrimer)と呼ばれる新しいタイプのポ
リマーを用いることにより、感覚的な特性を損なうこと
なく局所用の化粧用または皮膚科学用組成物の皮膜形成
特性を補強可能であることを見出した。
ことができること、すなわち、末端ヒドロキシル基を備
えたポリエステル構造を有する樹枝状ポリマーすなわち
デンドリマー(dendrimer)と呼ばれる新しいタイプのポ
リマーを用いることにより、感覚的な特性を損なうこと
なく局所用の化粧用または皮膚科学用組成物の皮膜形成
特性を補強可能であることを見出した。
【0005】確かに、以下に詳細に記載されるこれらの
樹枝状ポリマーすなわちデンドリマーは、非常に僅かに
のみ粘性を有するが、特に、従来の皮膜形成ポリマーに
より形成された皮膜の凝集力(cohesion)を補強すること
ができる。局所用の化粧用または皮膚科学用製剤にそれ
らを含めることによっても、きめや感覚的な特性に対し
て損傷を与えない。
樹枝状ポリマーすなわちデンドリマーは、非常に僅かに
のみ粘性を有するが、特に、従来の皮膜形成ポリマーに
より形成された皮膜の凝集力(cohesion)を補強すること
ができる。局所用の化粧用または皮膚科学用製剤にそれ
らを含めることによっても、きめや感覚的な特性に対し
て損傷を与えない。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の主題は、皮膚、ケラチン繊維、爪、半粘膜および
/または粘膜に適用されうる局所用の化粧用または皮膚
科学用組成物であり、末端ヒドロキシル基を備えたポリ
エステル型の樹枝状ポリマーを含むか、このような末端
ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマ
ーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む。
発明の主題は、皮膚、ケラチン繊維、爪、半粘膜および
/または粘膜に適用されうる局所用の化粧用または皮膚
科学用組成物であり、末端ヒドロキシル基を備えたポリ
エステル型の樹枝状ポリマーを含むか、このような末端
ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマ
ーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む。
【0007】さらに、本発明の主題は、末端ヒドロキシ
ル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、または
前記末端ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む化
粧用組成物を用いた化粧処置方法である。
ル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、または
前記末端ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む化
粧用組成物を用いた化粧処置方法である。
【0008】さらに、本発明の主題は、末端ヒドロキシ
ル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、または
前記末端ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む組
成物の、皮膚の処置を意図した皮膚科学組成物の調製の
ための使用である。
ル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー、または
前記末端ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝
状ポリマーと皮膜形成ポリマーとの組み合わせを含む組
成物の、皮膚の処置を意図した皮膚科学組成物の調製の
ための使用である。
【0009】別の主題は、以下の記載および実施例から
明らかになろう。
明らかになろう。
【0010】本発明に係る組成物は、顔および体の皮
膚、ケラチン繊維、爪、粘膜および/または半粘膜のケ
アおよび/またはメイクアップの適用の分野において特
に有利な適用を見出す。粘膜とは、特に下眼瞼の内部を
意味すると解され、半粘膜とは、顔の唇を意味すると解
され、かつケラチン繊維とは、特に睫毛、眉毛および髪
を意味すると解される。
膚、ケラチン繊維、爪、粘膜および/または半粘膜のケ
アおよび/またはメイクアップの適用の分野において特
に有利な適用を見出す。粘膜とは、特に下眼瞼の内部を
意味すると解され、半粘膜とは、顔の唇を意味すると解
され、かつケラチン繊維とは、特に睫毛、眉毛および髪
を意味すると解される。
【0011】デンドリマーと皮膜形成ポリマーの組み合
わせを含む本発明に係る組成物は、特に“ピールオフ
(剥がす)”パックとも呼ばれる、剥がすことのできる
パックとして使用された場合に、非常に有効である。こ
れらは、一般にポリ(ビニルアルコール)を主成分とす
るゲルであり、顔または体の皮膚に厚い層を成すように
塗布され、乾燥した皮膜を単に剥がすことによって除去
される。皮膜形成ポリマー−デンドリマーの組み合わせ
の皮膜形成力は、皮膜が一枚の膜として除去され、続け
て除去されるべき小さなフラグメントを残さないような
皮膜の良好な凝集を確実なものとする。
わせを含む本発明に係る組成物は、特に“ピールオフ
(剥がす)”パックとも呼ばれる、剥がすことのできる
パックとして使用された場合に、非常に有効である。こ
れらは、一般にポリ(ビニルアルコール)を主成分とす
るゲルであり、顔または体の皮膚に厚い層を成すように
塗布され、乾燥した皮膜を単に剥がすことによって除去
される。皮膜形成ポリマー−デンドリマーの組み合わせ
の皮膜形成力は、皮膜が一枚の膜として除去され、続け
て除去されるべき小さなフラグメントを残さないような
皮膜の良好な凝集を確実なものとする。
【0012】樹枝状ポリマーすなわちデンドリマー(ギ
リシャ語“dendron(樹木)”=木)は、“樹枝状(arbo
rescent)”であり、すなわち1990年代の初めにD.A.
Tomaliaと彼の研究チームによって発明された、高度に
枝分かれしたポリマー分子である(Donald A. Tomalia
ら, Angewandte Chemie, Int. Engl. Ed., Vol.29,No.
2, 138-175頁)。これらは、一般的に多価の中心単位の
周りに構成された分子構造である。鎖延長のための枝分
かれした単位は、この中心単位の周りに、同心の層に、
完全に明確な構造に従って結合され、かくして、よく解
明された化学的および立体化学的構造を備えた単分散性
の対称的な高分子を生じる。
リシャ語“dendron(樹木)”=木)は、“樹枝状(arbo
rescent)”であり、すなわち1990年代の初めにD.A.
Tomaliaと彼の研究チームによって発明された、高度に
枝分かれしたポリマー分子である(Donald A. Tomalia
ら, Angewandte Chemie, Int. Engl. Ed., Vol.29,No.
2, 138-175頁)。これらは、一般的に多価の中心単位の
周りに構成された分子構造である。鎖延長のための枝分
かれした単位は、この中心単位の周りに、同心の層に、
完全に明確な構造に従って結合され、かくして、よく解
明された化学的および立体化学的構造を備えた単分散性
の対称的な高分子を生じる。
【0013】本発明の化粧用または皮膚科学用組成物に
おいて用いられた樹枝状ポリマーは、ヒドロキシル基で
終結する、ポリエステルの化学構造を有するデンドリマ
ーである。これらのポリマーの構造および調製は、特許
出願WO−A−93/17060およびWO−96/1
2754に記載されている。
おいて用いられた樹枝状ポリマーは、ヒドロキシル基で
終結する、ポリエステルの化学構造を有するデンドリマ
ーである。これらのポリマーの構造および調製は、特許
出願WO−A−93/17060およびWO−96/1
2754に記載されている。
【0014】より正確には、本発明の組成物において用
いられる樹枝状ポリマーは、− 一つ以上のヒドロキシ
ル基(a)を有する開始化合物から誘導された中心単
位、− カルボキシル基(b)と少なくとも二つのヒド
ロキシル基(c)とを有する鎖延長分子から誘導された
鎖延長単位からなり、前記中心分子の各ヒドロキシル基
(a)が、中心分子のヒドロキシル基(a)と鎖延長分
子のカルボキシル基(b)との反応から始まり、次い
で、鎖延長分子のカルボキシル基(b)とヒドロキシル
基(c)との反応が続く重縮合反応(ポリエステル化に
よる)の出発点である、ポリエステル型の高度に枝分か
れした高分子であると定義することもできる。
いられる樹枝状ポリマーは、− 一つ以上のヒドロキシ
ル基(a)を有する開始化合物から誘導された中心単
位、− カルボキシル基(b)と少なくとも二つのヒド
ロキシル基(c)とを有する鎖延長分子から誘導された
鎖延長単位からなり、前記中心分子の各ヒドロキシル基
(a)が、中心分子のヒドロキシル基(a)と鎖延長分
子のカルボキシル基(b)との反応から始まり、次い
で、鎖延長分子のカルボキシル基(b)とヒドロキシル
基(c)との反応が続く重縮合反応(ポリエステル化に
よる)の出発点である、ポリエステル型の高度に枝分か
れした高分子であると定義することもできる。
【0015】一つ以上のヒドロキシル基を備え、周りに
樹枝状構造が形成される中心単位を構成する開始化合物
は、モノ−、ジ−またはポリヒドロキシル化化合物であ
る。これは一般的に、(a)単官能アルコール、(b)
脂肪族、環状脂肪族または芳香族ジオール、(c)トリ
オール、(d)テトロール(tetrol)、(e)糖アルコー
ル、(f)無水−エンネア−ヘプチトールまたはジペン
タエリトリトール、(g)α−アルキルグリコシド、
(h)アルコール(a)から(g)の一つのポリアルコ
キシレーション(polyalkoxylation)によって得られた、
分子量が8000以下のポリアルコキシル化ポリマーか
ら選択される。
樹枝状構造が形成される中心単位を構成する開始化合物
は、モノ−、ジ−またはポリヒドロキシル化化合物であ
る。これは一般的に、(a)単官能アルコール、(b)
脂肪族、環状脂肪族または芳香族ジオール、(c)トリ
オール、(d)テトロール(tetrol)、(e)糖アルコー
ル、(f)無水−エンネア−ヘプチトールまたはジペン
タエリトリトール、(g)α−アルキルグリコシド、
(h)アルコール(a)から(g)の一つのポリアルコ
キシレーション(polyalkoxylation)によって得られた、
分子量が8000以下のポリアルコキシル化ポリマーか
ら選択される。
【0016】本発明で用いられる樹枝状ポリエステルの
調製のために使用される好ましい開始化合物の例として
は、ジトリメチロールプロパン、ジトリメチロールエタ
ン、ジペンタエリトリトール、ペンタエリトリトール、
アルコキシル化ペンタエリトリトール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、アルコキシル化トリ
メチロールプロパン、グリセロール、ネオペンチルグリ
コール、ジメチロールプロパンまたは1,3−ジオキサ
ン−5,5−ジメタノールを挙げることができる。
調製のために使用される好ましい開始化合物の例として
は、ジトリメチロールプロパン、ジトリメチロールエタ
ン、ジペンタエリトリトール、ペンタエリトリトール、
アルコキシル化ペンタエリトリトール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、アルコキシル化トリ
メチロールプロパン、グリセロール、ネオペンチルグリ
コール、ジメチロールプロパンまたは1,3−ジオキサ
ン−5,5−ジメタノールを挙げることができる。
【0017】将来的なデンドリマーの中心単位を形成す
る上記ヒドロキシル化された開始化合物は、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含むモノカルボ
ン酸、および、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含み、これらの
基の一つ以上がヒドロキシアルキル置換基を有するモノ
カルボン酸、 から選択されたジオール−一酸型化合物(diol-monoacid
-type compounds)の鎖延長分子と呼ばれる分子と反応さ
せられる。
る上記ヒドロキシル化された開始化合物は、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含むモノカルボ
ン酸、および、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含み、これらの
基の一つ以上がヒドロキシアルキル置換基を有するモノ
カルボン酸、 から選択されたジオール−一酸型化合物(diol-monoacid
-type compounds)の鎖延長分子と呼ばれる分子と反応さ
せられる。
【0018】このような化合物の好ましい例は、ジメチ
ロールプロピオン酸、α,α−ビス(ヒドロキシメチ
ル)酪酸、α,α,α−トリス(ヒドロキシメチル)酢
酸、α,α−ビス(ヒドロキシメチル)吉草酸、α,α
−ビス(ヒドロキシ)プロピオン酸、および3,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸である。
ロールプロピオン酸、α,α−ビス(ヒドロキシメチ
ル)酪酸、α,α,α−トリス(ヒドロキシメチル)酢
酸、α,α−ビス(ヒドロキシメチル)吉草酸、α,α
−ビス(ヒドロキシ)プロピオン酸、および3,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸である。
【0019】本発明の特に好ましい実施態様では、開始
化合物が、ジトリメチロールプロパン、トリメチロール
プロパン、エトキシル化ペンタエリトリトール、ペンタ
エリトリトールまたはグリセロールから選択され、鎖延
長分子がジメチロールプロピオン酸である。
化合物が、ジトリメチロールプロパン、トリメチロール
プロパン、エトキシル化ペンタエリトリトール、ペンタ
エリトリトールまたはグリセロールから選択され、鎖延
長分子がジメチロールプロピオン酸である。
【0020】本発明の組成物において用いられる末端ヒ
ドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー
は、さらに、ポリエステル型の樹枝状ポリマーの一部の
末端ヒドロキシル基が、少なくとも一つの連鎖停止剤か
ら誘導された置換基を有してもよいことを特徴とする。
ドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー
は、さらに、ポリエステル型の樹枝状ポリマーの一部の
末端ヒドロキシル基が、少なくとも一つの連鎖停止剤か
ら誘導された置換基を有してもよいことを特徴とする。
【0021】誘導された置換基を含まないポリマーが好
ましく用いられる。しかしながら、一部の末端ヒドロキ
シル基が誘導された置換基を有する場合には、連鎖停止
単位を有するこれらの末端ヒドロキシル基の画分は、末
端ヒドロキシル基の全体数に対して、一般に1〜90m
ol%の間、好ましくは10〜50mol%の間とされ
る。
ましく用いられる。しかしながら、一部の末端ヒドロキ
シル基が誘導された置換基を有する場合には、連鎖停止
単位を有するこれらの末端ヒドロキシル基の画分は、末
端ヒドロキシル基の全体数に対して、一般に1〜90m
ol%の間、好ましくは10〜50mol%の間とされ
る。
【0022】連鎖停止剤を適切に選択することにより、
本発明の組成物において用いられる樹枝状ポリエステル
の物理化学的特性を意のままに修正することが可能であ
る。
本発明の組成物において用いられる樹枝状ポリエステル
の物理化学的特性を意のままに修正することが可能であ
る。
【0023】前記連鎖停止剤は、末端ヒドロキシル基と
共有結合を形成し得る広範囲の化合物から選択すること
ができる。これらの化合物は、特に、 i)飽和したモノカルボン酸または飽和した脂肪酸、ま
たはこれらの化合物の無水物、 ii)不飽和脂肪酸、 iii)不飽和モノカルボン酸、 iv)ジイソシアナートまたは上記化合物のオリゴマー、 v)iv)記載の化合物から調製された付加物、 vi)ジカルボン酸またはポリカルボン酸、もしくはこれ
らの化合物の無水物、 vii)vi)記載の化合物から調製された付加物、 viii)芳香族モノカルボン酸、 ix)エピハロヒドリン(epihalohydrin)、 x)1から24の炭素原子を含む脂肪酸またはモノカル
ボン酸のグリシジルエステル、 xi)3から24の炭素原子を含む不飽和脂肪酸のエポキ
シドを含む。
共有結合を形成し得る広範囲の化合物から選択すること
ができる。これらの化合物は、特に、 i)飽和したモノカルボン酸または飽和した脂肪酸、ま
たはこれらの化合物の無水物、 ii)不飽和脂肪酸、 iii)不飽和モノカルボン酸、 iv)ジイソシアナートまたは上記化合物のオリゴマー、 v)iv)記載の化合物から調製された付加物、 vi)ジカルボン酸またはポリカルボン酸、もしくはこれ
らの化合物の無水物、 vii)vi)記載の化合物から調製された付加物、 viii)芳香族モノカルボン酸、 ix)エピハロヒドリン(epihalohydrin)、 x)1から24の炭素原子を含む脂肪酸またはモノカル
ボン酸のグリシジルエステル、 xi)3から24の炭素原子を含む不飽和脂肪酸のエポキ
シドを含む。
【0024】好ましい連鎖停止化合物は、特に、ラウリ
ン酸、あまに脂肪酸、ダイズ脂肪酸、獣脂脂肪酸、脱水
素ひまし油脂肪酸、カプロン酸、カプリル酸、トリメチ
ロールプロパンのジアリルエーテルマレアート、メタク
リル酸およびアクリル酸である。
ン酸、あまに脂肪酸、ダイズ脂肪酸、獣脂脂肪酸、脱水
素ひまし油脂肪酸、カプロン酸、カプリル酸、トリメチ
ロールプロパンのジアリルエーテルマレアート、メタク
リル酸およびアクリル酸である。
【0025】末端ヒドロキシル基を備え、任意に連鎖停
止基を有するポリエステル型の樹枝状ポリマーが知ら
れ、かつ、PERSTORP社から市販されている。
止基を有するポリエステル型の樹枝状ポリマーが知ら
れ、かつ、PERSTORP社から市販されている。
【0026】本発明で用いられる特に好ましいポリマー
は、 − BOLTORN H40 TMP COREの名称で市販されている、ト
リメチロールプロパンを有し、連鎖停止剤を含まない、
ジメチロールプロピオン酸の重縮合によって得られた樹
枝状ポリエステル; − ヒドロキシル基の50%がカプリン/カプリル酸と
エステル化した、ジメチロールプロピオン酸とポリオキ
シエチレン化ペンタエリトリトールとの重縮合(各ヒド
ロキシル基に5EO単位)によって得られた樹枝状ポリ
エステル(技術名はエステル化HBP 3G); − 連鎖停止剤を含まない、ジメチロールプロピオン酸
とポリオキシエチレン化ペンタエリトリトールとの重縮
合(各ヒドロキシル基に5EO単位)によって得られた
樹枝状ポリエステル(技術名はHBP Polyol 3G); であり、これら全てのポリマーが、PERSTORP社の製品で
ある。
は、 − BOLTORN H40 TMP COREの名称で市販されている、ト
リメチロールプロパンを有し、連鎖停止剤を含まない、
ジメチロールプロピオン酸の重縮合によって得られた樹
枝状ポリエステル; − ヒドロキシル基の50%がカプリン/カプリル酸と
エステル化した、ジメチロールプロピオン酸とポリオキ
シエチレン化ペンタエリトリトールとの重縮合(各ヒド
ロキシル基に5EO単位)によって得られた樹枝状ポリ
エステル(技術名はエステル化HBP 3G); − 連鎖停止剤を含まない、ジメチロールプロピオン酸
とポリオキシエチレン化ペンタエリトリトールとの重縮
合(各ヒドロキシル基に5EO単位)によって得られた
樹枝状ポリエステル(技術名はHBP Polyol 3G); であり、これら全てのポリマーが、PERSTORP社の製品で
ある。
【0027】本発明の組成物では、末端ヒドロキシル基
を有するポリエステル型の樹枝状ポリマーは、皮膜形成
力を補強する目的で皮膜形成ポリマーと組み合わせられ
てもよい。この目的のために、多様の周知かつ生理学的
に許容される皮膜形成ポリマーを用いることができる。
を有するポリエステル型の樹枝状ポリマーは、皮膜形成
力を補強する目的で皮膜形成ポリマーと組み合わせられ
てもよい。この目的のために、多様の周知かつ生理学的
に許容される皮膜形成ポリマーを用いることができる。
【0028】本発明で用いることのできる皮膜形成ポリ
マーの中では、重縮合またはフリーラジカル重合によっ
て得られた合成ポリマー、天然由来のポリマー、および
これらの混合物が挙げられる。
マーの中では、重縮合またはフリーラジカル重合によっ
て得られた合成ポリマー、天然由来のポリマー、および
これらの混合物が挙げられる。
【0029】例えば、アニオン性、カチオン性、非イオ
ン性または両性のポリウレタン、アクリルポリウレタ
ン、ポリウレタン−ポリビニルピロリドン型のコポリマ
ー、ポリ(ウレタンエステル)、ポリ(ウレタンエーテ
ル)、ポリ尿素、ポリ(ウレタン尿素)、ポリエステ
ル、ポリ(アミドエステル)、脂肪鎖を備えたポリエス
テル、ポリアミド、エポキシエステル樹脂、アクリルお
よび/またはビニルポリマーおよび/またはコポリマ
ー、アクリル/シリコーンコポリマー、ニトロセルロー
ス/アクリルコポリマー、任意に修飾された天然由来の
ポリマー、あるいは、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリエ
ステル、ポリ(アミドエステル)および/またはアルキ
ドからなる群から選択された少なくとも一つのポリマー
の既存粒子の内部および/または部分的表面における一
つ以上のモノマーのフリーラジカル重合から得られたポ
リマー、およびこれらのポリマーの混合物を挙げること
ができる。
ン性または両性のポリウレタン、アクリルポリウレタ
ン、ポリウレタン−ポリビニルピロリドン型のコポリマ
ー、ポリ(ウレタンエステル)、ポリ(ウレタンエーテ
ル)、ポリ尿素、ポリ(ウレタン尿素)、ポリエステ
ル、ポリ(アミドエステル)、脂肪鎖を備えたポリエス
テル、ポリアミド、エポキシエステル樹脂、アクリルお
よび/またはビニルポリマーおよび/またはコポリマ
ー、アクリル/シリコーンコポリマー、ニトロセルロー
ス/アクリルコポリマー、任意に修飾された天然由来の
ポリマー、あるいは、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリエ
ステル、ポリ(アミドエステル)および/またはアルキ
ドからなる群から選択された少なくとも一つのポリマー
の既存粒子の内部および/または部分的表面における一
つ以上のモノマーのフリーラジカル重合から得られたポ
リマー、およびこれらのポリマーの混合物を挙げること
ができる。
【0030】本発明の好ましい実施態様において、皮膜
形成ポリマーは、任意に部分的または完全に加水分解さ
れたポリ(ビニル酢酸)、特にポリ(ビニルアルコー
ル)であり、言い換えれば、80%より多く加水分解さ
れたポリ(ビニル酢酸)である。このような好ましいポ
リ(ビニルアルコール)は、例えば、AIRVOL 540の名称
でAIR PRODUCTS社から市販されている(88%ヒドロキ
シル化)。
形成ポリマーは、任意に部分的または完全に加水分解さ
れたポリ(ビニル酢酸)、特にポリ(ビニルアルコー
ル)であり、言い換えれば、80%より多く加水分解さ
れたポリ(ビニル酢酸)である。このような好ましいポ
リ(ビニルアルコール)は、例えば、AIRVOL 540の名称
でAIR PRODUCTS社から市販されている(88%ヒドロキ
シル化)。
【0031】皮膜形成ポリマーと組み合わせたデンドリ
マーを含む本発明の局所用化粧用または皮膚科学用組成
物において、皮膜形成ポリマーに対する樹枝状ポリマー
の重量比は、1/100から1/1の範囲内、好ましく
は1/15から1/1の範囲内である。
マーを含む本発明の局所用化粧用または皮膚科学用組成
物において、皮膜形成ポリマーに対する樹枝状ポリマー
の重量比は、1/100から1/1の範囲内、好ましく
は1/15から1/1の範囲内である。
【0032】樹枝状ポリマーは、本発明の組成物中に、
全組成物に対して0.1から5重量%の量、好ましくは
0.5から2重量%の量で存在する。
全組成物に対して0.1から5重量%の量、好ましくは
0.5から2重量%の量で存在する。
【0033】本発明に係る局所用組成物は、さらに、一
つ以上の化粧用または皮膚科学用活性成分、または化粧
または皮膚科学において通常用いられる一つ以上の生理
学的に許容できる溶媒またはアジュバントを含んでもよ
い。
つ以上の化粧用または皮膚科学用活性成分、または化粧
または皮膚科学において通常用いられる一つ以上の生理
学的に許容できる溶媒またはアジュバントを含んでもよ
い。
【0034】化粧または皮膚科学用活性成分は、例え
ば、抗炎症剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗脂
漏剤、抗アクネ剤、角質溶解剤、抗ヒスタミン剤、麻酔
剤、瘢痕形成剤、着色修正剤、日焼け止め剤、抗遊離基
剤、保湿剤、ビタミン、タンパク、セラミドおよびその
他の活性成分を含む。
ば、抗炎症剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗脂
漏剤、抗アクネ剤、角質溶解剤、抗ヒスタミン剤、麻酔
剤、瘢痕形成剤、着色修正剤、日焼け止め剤、抗遊離基
剤、保湿剤、ビタミン、タンパク、セラミドおよびその
他の活性成分を含む。
【0035】本発明の化粧または皮膚科学用組成物が含
むことのできる溶媒は、水、エタノールまたはイソプロ
パノールのような低級モノアルコール、ジエチレングリ
コールのようなグリコール、エチレングリコールまたは
ジエチレングリコールのアルキルエーテルのようなグリ
コールエーテル、あるいは脂肪酸エステルから選択さ
れ、これらの溶媒は単独または混合形態で用いられる。
むことのできる溶媒は、水、エタノールまたはイソプロ
パノールのような低級モノアルコール、ジエチレングリ
コールのようなグリコール、エチレングリコールまたは
ジエチレングリコールのアルキルエーテルのようなグリ
コールエーテル、あるいは脂肪酸エステルから選択さ
れ、これらの溶媒は単独または混合形態で用いられる。
【0036】生理学的に許容できるアジュバントは、p
H調整剤、酸化防止剤、防腐剤、顔料および着色剤、皮
膚軟化剤、消泡剤、植物または動物油またはワックス、
シリコーン、芳香剤、界面活性剤、可塑剤、本発明のも
の以外の増粘ポリマー、およびその他のアジュバントか
ら選択される。
H調整剤、酸化防止剤、防腐剤、顔料および着色剤、皮
膚軟化剤、消泡剤、植物または動物油またはワックス、
シリコーン、芳香剤、界面活性剤、可塑剤、本発明のも
の以外の増粘ポリマー、およびその他のアジュバントか
ら選択される。
【0037】もちろん、当業者であれば、本発明に係る
化粧または皮膚科学用組成物に本来備わっている有利な
特性が、想定された添加によって変化を受けない、また
は実質的に変化を受けないように、上記任意の付加化合
物およびそれらの量を慎重に選択するだろう。
化粧または皮膚科学用組成物に本来備わっている有利な
特性が、想定された添加によって変化を受けない、また
は実質的に変化を受けないように、上記任意の付加化合
物およびそれらの量を慎重に選択するだろう。
【0038】本発明の化粧または皮膚科学用組成物は、
液状、ゲル状、半固体状または固体状、例えば、水中油
型または油中水型エマルジョン、水性または水−アルコ
ール性ゲルの形態で提供することができる。
液状、ゲル状、半固体状または固体状、例えば、水中油
型または油中水型エマルジョン、水性または水−アルコ
ール性ゲルの形態で提供することができる。
【0039】特に、ケアまたは保護製品、ファンデーシ
ョン、リップスティック、ブラッシャーまたはアイシャ
ドウ、マスカラ、アイライナー、マニキュアのようなメ
イクアップ製品、または“ピールオフ”パック用製剤と
しての適用が見出されている。
ョン、リップスティック、ブラッシャーまたはアイシャ
ドウ、マスカラ、アイライナー、マニキュアのようなメ
イクアップ製品、または“ピールオフ”パック用製剤と
しての適用が見出されている。
【0040】本発明に係る組成物の好ましい提供形態
は、ポリ(ビニルアルコール)と末端ヒドロキシル基を
備えたポリエステル型のデンドリマーとの組み合わせを
含む“ピールオフ”パック用の製剤である。
は、ポリ(ビニルアルコール)と末端ヒドロキシル基を
備えたポリエステル型のデンドリマーとの組み合わせを
含む“ピールオフ”パック用の製剤である。
【0041】また、本発明の主題は、例えば、 − 皮膚、爪、ケラチン繊維、半粘膜および/または粘
膜に、本発明に係る局所用化粧用組成物を適用し、か
つ、任意に浸透させること、または、 − 本発明に係る化粧用組成物を化粧的処置すべき部位
に皮膜を形成する厚さとなるように塗り、当該組成物
を、所望の化粧効果が得られ、かつ、当該組成物を部分
的または完全に乾燥させるのに十分な時間皮膚と接触さ
せ、かつ、かくして形成された皮膜を、この暴露時間の
最後に単に剥がすことによって除去すること、からなる
化粧処置の方法である。
膜に、本発明に係る局所用化粧用組成物を適用し、か
つ、任意に浸透させること、または、 − 本発明に係る化粧用組成物を化粧的処置すべき部位
に皮膜を形成する厚さとなるように塗り、当該組成物
を、所望の化粧効果が得られ、かつ、当該組成物を部分
的または完全に乾燥させるのに十分な時間皮膚と接触さ
せ、かつ、かくして形成された皮膜を、この暴露時間の
最後に単に剥がすことによって除去すること、からなる
化粧処置の方法である。
【0042】本発明を、以下の実施例においてより詳細
に例証する。
に例証する。
【0043】実施例1 “ピールオフ”パック用の3つの組成物を調製した。こ
のうち、本発明に係る二つ(組成物AおよびB)は、ポ
リ(ビニルアルコール)とデンドリマーの組み合わせを
含み、従来技術に対応する3番目(組成物C)は、唯一
の皮膜形成成分としてポリ(ビニルアルコール)を含
む。
のうち、本発明に係る二つ(組成物AおよびB)は、ポ
リ(ビニルアルコール)とデンドリマーの組み合わせを
含み、従来技術に対応する3番目(組成物C)は、唯一
の皮膜形成成分としてポリ(ビニルアルコール)を含
む。
【0044】以下の表は、これら3つの組成物の成分
と、乾燥後に剥がすことによるガラスプレートに適用さ
れた皮膜の除去に係る感覚的な評価をまとめたものであ
る。
と、乾燥後に剥がすことによるガラスプレートに適用さ
れた皮膜の除去に係る感覚的な評価をまとめたものであ
る。
【表1】 ★ ポリ(ビニルアルコール)は、AIR PRODUCTS社から市販されている製品AIRV OL 540であり、樹枝状ポリエステルは、BOLTORN H40 TMP COREの名称でPERSTORP 社から市販されている末端ヒドロキシル基を備えたジメチロールプロピオン酸と トリメチロールプロパンとのデンドリマーである。
【0045】樹枝状ポリマーの存在により、乾燥した皮
膜の凝集力が補強され、剥がすことによる除去が非常に
顕著に容易化されることが観察された。
膜の凝集力が補強され、剥がすことによる除去が非常に
顕著に容易化されることが観察された。
【0046】実施例2 “ピールオフ”パック:“ピールオフ”パック用の製剤
が、以下に示された量の成分を混合することによって調
製された: ポリ(ビニルアルコール)★ 10g 樹枝状ポリエステル★ 1g エタノール 10g PEG75 1g グリセロール 2g 活性成分(果酸(fruit acids)) 1g 香料 0.4g 防腐剤 0.3g 脱イオン水 全体を100gとする量 ★ ポリ(ビニルアルコール)および樹枝状ポリエステルは、実施例1において 用いられたものである。
が、以下に示された量の成分を混合することによって調
製された: ポリ(ビニルアルコール)★ 10g 樹枝状ポリエステル★ 1g エタノール 10g PEG75 1g グリセロール 2g 活性成分(果酸(fruit acids)) 1g 香料 0.4g 防腐剤 0.3g 脱イオン水 全体を100gとする量 ★ ポリ(ビニルアルコール)および樹枝状ポリエステルは、実施例1において 用いられたものである。
【0047】実施例3皮膜形成ケアクリームケアクリー
ムは以下の成分から調製される: ポリ(ビニルアルコール)★ 1.5g 樹枝状ポリエステル★ 0.25g エタノール 2g PEG40ステアラート 1.2g グリセロール 3g グリセリルステアラート 1g セチルアルコール 2g シクロメチコーン(D5) 5g カリテ油(karite oil) 5g 活性成分(トコフェロール) 1g 香料 0.4g 防腐剤 0.3g 脱イオン水 全体を100gとする量 ★ ポリ(ビニルアルコール)および樹枝状ポリエステルは、実施例1において 用いられたものである。
ムは以下の成分から調製される: ポリ(ビニルアルコール)★ 1.5g 樹枝状ポリエステル★ 0.25g エタノール 2g PEG40ステアラート 1.2g グリセロール 3g グリセリルステアラート 1g セチルアルコール 2g シクロメチコーン(D5) 5g カリテ油(karite oil) 5g 活性成分(トコフェロール) 1g 香料 0.4g 防腐剤 0.3g 脱イオン水 全体を100gとする量 ★ ポリ(ビニルアルコール)および樹枝状ポリエステルは、実施例1において 用いられたものである。
Claims (21)
- 【請求項1】 生理学的に許容される媒体中に、末端ヒ
ドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポリマー
を含むことを特徴とする、皮膚、ケラチン繊維、爪、半
粘膜および/または粘膜に適用される局所用の化粧用ま
たは皮膚科学用組成物。 - 【請求項2】 生理学的に許容される媒体中に、(A)
末端ヒドロキシル基を備えたポリエステル型の樹枝状ポ
リマー、および(B)少なくとも一つの皮膜形成ポリマ
ーを含むことを特徴とする、皮膚、ケラチン繊維、爪、
半粘膜および/または粘膜に適用される局所用の化粧用
または皮膚科学用組成物。 - 【請求項3】 末端ヒドロキシル基を備えた樹枝状ポリ
マーが、 − 一つ以上のヒドロキシル基(a)を有する開始化合
物から誘導された中心単位、および、 − カルボキシル基(b)と少なくとも二つのヒドロキ
シル基(c)とを有する鎖延長分子から誘導された鎖延
長単位からなり、 前記中心単位の各ヒドロキシル基(a)は、当該中心単
位のヒドロキシル基(a)と鎖延長分子のカルボキシル
基(b)との反応から始まり、次いで、鎖延長分子のカ
ルボキシル基(b)とヒドロキシル基(c)との反応が
続く重縮合反応(ポリエステル化)の出発点とされる、 ポリエステル型の高度に枝分かれしたポリマーであるこ
とを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 中心単位を形成する一つ以上のヒドロキ
シル基を有する開始化合物が、(a)単官能アルコー
ル、(b)脂肪族、環状脂肪族または芳香族ジオール、
(c)トリオール、(d)テトロール、(e)糖アルコ
ール、(f)無水−エンネア−ヘプチトールまたはジペ
ンタエリトリトール、(g)α−アルキルグリコシド、
(h)アルコール(a)から(g)の一つのポリアルコ
キシレーションによって得られた、分子量が8000以
下のポリアルコキシル化ポリマーから選択されることを
特徴とする、請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】 開始化合物が、ジトリメチロールプロパ
ン、ジトリメチロールエタン、ジペンタエリトリトー
ル、ペンタエリトリトール、アルコキシル化ペンタエリ
トリトール、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、アルコキシル化トリメチロールプロパン、グリ
セロール、ネオペンチルグリコール、ジメチロールプロ
パンまたは1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール
から選択されることを特徴とする、請求項4記載の組成
物。 - 【請求項6】 鎖延長分子が、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含むモノカルボ
ン酸、および、 − 少なくとも二つのヒドロキシル基を含み、これらの
基の一つ以上がヒドロキシアルキル置換基を有するモノ
カルボン酸、から選択されることを特徴とする、請求項
3ないし5のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項7】 鎖延長分子が、ジメチロールプロピオン
酸、α,α−ビス(ヒドロキシメチル)酪酸、α,α,
α−トリス(ヒドロキシメチル)酢酸、α,α−ビス
(ヒドロキシメチル)吉草酸、α,α−ビス(ヒドロキ
シ)プロピオン酸、および3,5−ジヒドロキシ安息香
酸から選択されることを特徴とする、請求項6記載の組
成物。 - 【請求項8】 開始化合物が、ジトリメチロールプロパ
ン、トリメチロールプロパン、エトキシル化ペンタエリ
トリトール、ペンタエリトリトールまたはグリセロール
から選択され、鎖延長分子がジメチロールプロピオン酸
であることを特徴とする、請求項3ないし7のいずれか
一項に記載の組成物。 - 【請求項9】 ポリエステル型樹枝状ポリマーの末端ヒ
ドロキシル基の一部が、少なくとも一つの連鎖停止剤か
ら誘導された置換基を有することを特徴とする、請求項
3ないし8のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項10】 皮膜形成ポリマーが、アニオン性、カ
チオン性、非イオン性または両性のポリウレタン、アク
リルポリウレタン、ポリウレタン−ポリビニルピロリド
ン型のコポリマー、ポリ(ウレタンエステル)、ポリ
(ウレタンエーテル)、ポリ尿素、ポリ(ウレタン尿
素)、ポリエステル、ポリ(アミドエステル)、脂肪鎖
を備えたポリエステル、ポリアミド、エポキシエステル
樹脂、アクリルおよび/またはビニルポリマーおよび/
またはコポリマー、アクリル/シリコーンコポリマー、
ニトロセルロース/アクリルコポリマー、任意に修飾さ
れた天然由来のポリマー、あるいは、ポリウレタン、ポ
リ尿素、ポリエステル、ポリ(アミドエステル)および
/またはアルキドからなる群から選択される少なくとも
一つのポリマーの既存粒子の内部および/または部分的
表面における一つ以上のモノマーのフリーラジカル重合
から得られたポリマー、およびこれらのポリマーの混合
物から選択される、生理学的に許容される皮膜形成ポリ
マーであることを特徴とする、請求項2ないし9のいず
れか一項に記載の組成物。 - 【請求項11】 皮膜形成ポリマーが、任意に一部がポ
リ(ビニルアルコール)に加水分解されていてもよいポ
リ(ビニル酢酸)であることを特徴とする、請求項10
記載の組成物。 - 【請求項12】 皮膜形成ポリマーがポリ(ビニルアル
コール)であることを特徴とする、請求項10または1
1に記載の組成物。 - 【請求項13】 皮膜形成ポリマーに対する樹枝状ポリ
マーの重量比が、1/100から1/1の範囲であるこ
とを特徴とする、請求項2ないし12のいずれか一項に
記載の組成物。 - 【請求項14】 全組成物に対する樹枝状ポリマーの濃
度が、0.1から5重量%の間であることを特徴とす
る、請求項1ないし13のいずれか一項に記載の組成
物。 - 【請求項15】 局所的適用に通常用いられる一つ以上
の化粧用または皮膚科学用活性成分をさらに含むことを
特徴とする、請求項1ないし14のいずれか一項に記載
の組成物。 - 【請求項16】 活性成分が、抗炎症剤、抗菌剤、抗真
菌剤、抗ウイルス剤、抗脂漏剤、抗アクネ剤、角質溶解
剤、抗ヒスタミン剤、麻酔剤、瘢痕形成剤、着色修正
剤、日焼け止め剤、抗遊離基剤、保湿剤、ビタミン、タ
ンパク、セラミドおよびその他の活性成分から選択され
ることを特徴とする、請求項15記載の化粧用または皮
膚科学用組成物。 - 【請求項17】 水、エタノールまたはイソプロパノー
ルのような低級モノアルコール、ジエチレングリコール
のようなグリコール、エチレングリコールまたはジエチ
レングリコールのアルキルエーテルのようなグリコール
エーテル、あるいは脂肪酸エステル、pH調整剤、酸化
防止剤、防腐剤、顔料および着色剤、皮膚軟化剤、消泡
剤、植物または動物油またはワックス、シリコーン、芳
香剤、界面活性剤、可塑剤、本発明のもの以外の増粘ポ
リマー、およびその他の類似化合物、並びにこれらの化
合物の混合物から選択される一つ以上の溶媒またはアジ
ュバントをさらに含むことを特徴とする、請求項1ない
し16のいずれか一項に記載の組成物。 - 【請求項18】 ケアまたは保護クリーム、ファンデー
ション、リップスティック、ブラッシャーまたはアイシ
ャドウ、マスカラ、アイライナー、マニキュアのような
メイクアップ製品、または“ピールオフ”パック用製剤
の形態で提供されることを特徴とする、請求項1ないし
17のいずれか一項に記載の化粧用または皮膚科学用組
成物。 - 【請求項19】 皮膚、爪、ケラチン繊維、半粘膜およ
び/または粘膜に、請求項1ないし18のいずれか一項
に記載の組成物を適用することからなることを特徴とす
る、化粧処置方法。 - 【請求項20】 請求項2ないし18のいずれか一項に
記載の組成物を化粧的処置すべき部位に皮膜を形成する
厚さとなるように塗り、 当該組成物を、所望の化粧効果が得られ、かつ、当該組
成物が部分的または完全に乾燥するのに十分な時間皮膚
と接触させ、かつ、 かくして形成された皮膜を、この適用時間の最後に単に
剥がすことによって除去することを特徴とする、化粧的
処置方法。 - 【請求項21】 皮膚の処置を意図した皮膚科学用組成
物を調製するための、請求項1ないし18のいずれか一
項に記載の組成物の使用。
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---|---|---|---|
FR9811634 | 1998-09-17 | ||
FR9811634A FR2783417B1 (fr) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | Compositions topiques cosmetiques ou dermatologiques comprenant des polyesters dendritiques |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086492A true JP2000086492A (ja) | 2000-03-28 |
JP3650553B2 JP3650553B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=9530553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26264699A Expired - Fee Related JP3650553B2 (ja) | 1998-09-17 | 1999-09-16 | 樹枝状ポリエステルを含む化粧用または皮膚科学用局所用組成物 |
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---|---|
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EP (1) | EP0987017B1 (ja) |
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CA (1) | CA2281964A1 (ja) |
DE (1) | DE69900149T2 (ja) |
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FR (1) | FR2783417B1 (ja) |
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JP2003508471A (ja) * | 1999-09-02 | 2003-03-04 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 局所用化粧品及びパーソナルケア組成物におけるヒドロキシ官能基化樹枝状高分子 |
JP2008509941A (ja) * | 2004-08-17 | 2008-04-03 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 樹枝状高分子を含むヘアケア組成物 |
JP2008509979A (ja) * | 2004-08-17 | 2008-04-03 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 無水物単位から構成された樹枝状高分子をベースとするヘアケア組成物 |
JP2008509942A (ja) * | 2004-08-17 | 2008-04-03 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 樹枝状ポリマーを含むヘアケア組成物 |
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JP2018526347A (ja) * | 2015-08-03 | 2018-09-13 | エルヴェエムアッシュ ルシェルシュ | 砂糖漬けにされた柑橘類果実片を含む剥離性化粧用組成物 |
KR20200137758A (ko) * | 2019-05-31 | 2020-12-09 | 코스맥스 주식회사 | 폴리우레탄 및 에탄올을 포함하는 필-오프 타입의 색조 화장료 조성물 |
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