JP2000085900A - タンクローリ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1に、透明筒体の形状,構造が簡単容易化
され、コスト面に優れ、第2に、特に透明筒体の肉厚が
薄くなり、重量が軽減され、第3に、透明筒体の肉厚が
薄いので、内部の油等が見易くなり、更に第4に、残液
発生が防止され、第5に、油切れが早くなり作業時間も
短縮化される、タンクローリを提案する。 【解決手段】 このタンクローリの荷卸し用の吐出配管
1と吐出ホース2間の先端部19では、吐出配管1末端
の元フランジ4,内バルブ5外周部22,内側フランジ
6等が、内ボルトDにて締付け固定されている。又、内
側フランジ6,外側フランジ8,外バルブ9外周部2
6,吐出部11の吐出フランジ10等が、外ボルトFに
て締付け固定され、もって内側フランジ6と外側フラン
ジ8間にて、透明筒体21が締付け固定されている。透
明筒体21は、外ボルトFより内部側に位置しており、
又、内側フランジ6は、先端面29が下降傾斜してい
る。
され、コスト面に優れ、第2に、特に透明筒体の肉厚が
薄くなり、重量が軽減され、第3に、透明筒体の肉厚が
薄いので、内部の油等が見易くなり、更に第4に、残液
発生が防止され、第5に、油切れが早くなり作業時間も
短縮化される、タンクローリを提案する。 【解決手段】 このタンクローリの荷卸し用の吐出配管
1と吐出ホース2間の先端部19では、吐出配管1末端
の元フランジ4,内バルブ5外周部22,内側フランジ
6等が、内ボルトDにて締付け固定されている。又、内
側フランジ6,外側フランジ8,外バルブ9外周部2
6,吐出部11の吐出フランジ10等が、外ボルトFに
て締付け固定され、もって内側フランジ6と外側フラン
ジ8間にて、透明筒体21が締付け固定されている。透
明筒体21は、外ボルトFより内部側に位置しており、
又、内側フランジ6は、先端面29が下降傾斜してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンクローリに関す
る。すなわち、タンクからの荷卸しが、底弁,吐出配
管,先端部,吐出ホース等を介して行われる、タンクロ
ーリに関するものである。
る。すなわち、タンクからの荷卸しが、底弁,吐出配
管,先端部,吐出ホース等を介して行われる、タンクロ
ーリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タンクローリでは、一般にタンク内が複
数のタンク室に区画されると共に、各タンク室毎に異な
った種類の液体、例えばガソリン,軽油,灯油,その他
の油等が、油槽所の貯蔵タンクから積込まれて、積載,
運搬されることが多い。そして、タンクローリからの荷
卸しは、荷卸しされる液種が積載されたタンク室の底弁
と、ガソリンスタンド等の対応する液種の荷受けタンク
とを、タンクローリ側の吐出配管,先端部,吐出ホース
等を順に介して、接続することにより行われている。と
ころで、このような荷卸しに際しては、タンクローリ側
の荷卸しされるタンク室に積載された液種(例えばガソ
リン)が、ガソリンスタンド等側のその荷受けタンクに
荷卸しされるべき液種(例えばガソリン)と、当然のこ
とながら一致していなければならない。又、荷卸し終了
に際しては、油等の液体が、タンクローリ側のタンク室
からガソリンスタンド等側の荷受けタンクへと流れてお
らず、吐出配管内等が空になっていなければならない。
そして、これらの確認,判断は、従来、タンクローリ側
の吐出配管と吐出ホース間の先端部に介装された透明な
サイトグラスを介し、内部の液種を目視することにより
行われていた。
数のタンク室に区画されると共に、各タンク室毎に異な
った種類の液体、例えばガソリン,軽油,灯油,その他
の油等が、油槽所の貯蔵タンクから積込まれて、積載,
運搬されることが多い。そして、タンクローリからの荷
卸しは、荷卸しされる液種が積載されたタンク室の底弁
と、ガソリンスタンド等の対応する液種の荷受けタンク
とを、タンクローリ側の吐出配管,先端部,吐出ホース
等を順に介して、接続することにより行われている。と
ころで、このような荷卸しに際しては、タンクローリ側
の荷卸しされるタンク室に積載された液種(例えばガソ
リン)が、ガソリンスタンド等側のその荷受けタンクに
荷卸しされるべき液種(例えばガソリン)と、当然のこ
とながら一致していなければならない。又、荷卸し終了
に際しては、油等の液体が、タンクローリ側のタンク室
からガソリンスタンド等側の荷受けタンクへと流れてお
らず、吐出配管内等が空になっていなければならない。
そして、これらの確認,判断は、従来、タンクローリ側
の吐出配管と吐出ホース間の先端部に介装された透明な
サイトグラスを介し、内部の液種を目視することにより
行われていた。
【0003】図3の(3)図は、この種従来例の要部の
正面説明図である。同図にも示したように、吐出配管1
と吐出ホース2間の先端部3は、吐出配管1末端の元フ
ランジ4,内バルブ5,内側フランジ6,サイトグラス
7,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10付
の吐出部11、等を順に備えてなる。そして、元フラン
ジ4,内バルブ5外周部,内側フランジ6,サイトグラ
ス7外周部,外側フランジ8,外バルブ9外周部,吐出
部11の吐出フランジ10等は、ほぼ同径よりなると共
に、それぞれ対応した複数個の通しボルト挿通穴Aが形
成されており、この各通しボルト挿通穴Aに各々通しボ
ルトBが貫挿され、もって、吐出配管11末端の元フラ
ンジ4,内バルブ5,内側フランジ6,サイトグラス
7,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10付
の吐出部11等が、順に一体的に締付け固定されてい
た。ところで、このような従来例において、サイトグラ
ス7は、透明なガラス製の筒状をなすと共に、外周部の
肉厚が厚目に設定されており、もって、この肉厚が厚目
の外周部に、軸方向に沿った複数本の通しボルト挿通穴
Aが、貫通した取付穴として形成され、各ボルト挿通穴
Aにそれぞれ通しボルトBが貫挿されていた。
正面説明図である。同図にも示したように、吐出配管1
と吐出ホース2間の先端部3は、吐出配管1末端の元フ
ランジ4,内バルブ5,内側フランジ6,サイトグラス
7,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10付
の吐出部11、等を順に備えてなる。そして、元フラン
ジ4,内バルブ5外周部,内側フランジ6,サイトグラ
ス7外周部,外側フランジ8,外バルブ9外周部,吐出
部11の吐出フランジ10等は、ほぼ同径よりなると共
に、それぞれ対応した複数個の通しボルト挿通穴Aが形
成されており、この各通しボルト挿通穴Aに各々通しボ
ルトBが貫挿され、もって、吐出配管11末端の元フラ
ンジ4,内バルブ5,内側フランジ6,サイトグラス
7,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10付
の吐出部11等が、順に一体的に締付け固定されてい
た。ところで、このような従来例において、サイトグラ
ス7は、透明なガラス製の筒状をなすと共に、外周部の
肉厚が厚目に設定されており、もって、この肉厚が厚目
の外周部に、軸方向に沿った複数本の通しボルト挿通穴
Aが、貫通した取付穴として形成され、各ボルト挿通穴
Aにそれぞれ通しボルトBが貫挿されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、従来の先端部3のサイトグラス7は、透明なガラ
ス製の筒状をなし、外周部の肉厚が厚目に設定されてお
り、この肉厚が厚目の外周部に、複数本の貫通した通し
ボルト挿通穴Aが形成された構造よりなっていたので、
加工代が高くつく、という問題が指摘されていた。すな
わち、従来のサイトグラス7は、肉厚の外周部に複数本
の通しボルト挿通穴Aを備えた筒状をなす、という複雑
な形状,構造のガラス製よりなり、加工代が高くつく
等、コスト面に難点があった。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、従来の先端部3のサイトグラス7は、透明なガラ
ス製の筒状をなし、外周部の肉厚が厚目に設定されてお
り、この肉厚が厚目の外周部に、複数本の貫通した通し
ボルト挿通穴Aが形成された構造よりなっていたので、
加工代が高くつく、という問題が指摘されていた。すな
わち、従来のサイトグラス7は、肉厚の外周部に複数本
の通しボルト挿通穴Aを備えた筒状をなす、という複雑
な形状,構造のガラス製よりなり、加工代が高くつく
等、コスト面に難点があった。
【0005】第2に、更にこの従来の先端部3のサイト
グラス7は、ボルト挿通穴Aを形成するために、肉厚が
厚目に設定されており、重量が重い、という問題も指摘
されていた。すなわち、従来のサイトグラス7は、外周
部が肉厚に形成された筒状のガラス製よりなり、重量が
重く、車輌たるタンクローリ向きではない、という難点
があった。
グラス7は、ボルト挿通穴Aを形成するために、肉厚が
厚目に設定されており、重量が重い、という問題も指摘
されていた。すなわち、従来のサイトグラス7は、外周
部が肉厚に形成された筒状のガラス製よりなり、重量が
重く、車輌たるタンクローリ向きではない、という難点
があった。
【0006】第3に、従来の先端部3のサイトグラス7
は、このように肉厚が厚かったので、内部の油等の液体
が見えにくい、という問題が指摘されていた。すなわ
ち、従来のサイトグラス7は、外周部の肉厚が厚かった
ので、内部を流れる油等の液体が見ずらく、もって前述
した、荷卸しに際しての目視によるタンクローリ側とガ
ソリンスタンド等側との間の液種の一致の確認,判断
や、荷卸し終了に際しての目視による流れが無く吐出配
管1や先端部3内等が空になっていることの確認,判断
に、支障が生じることがある、という難点があった。
は、このように肉厚が厚かったので、内部の油等の液体
が見えにくい、という問題が指摘されていた。すなわ
ち、従来のサイトグラス7は、外周部の肉厚が厚かった
ので、内部を流れる油等の液体が見ずらく、もって前述
した、荷卸しに際しての目視によるタンクローリ側とガ
ソリンスタンド等側との間の液種の一致の確認,判断
や、荷卸し終了に際しての目視による流れが無く吐出配
管1や先端部3内等が空になっていることの確認,判断
に、支障が生じることがある、という難点があった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例における課題を解決すべくなされたものであって、
荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端部について、
元フランジ,内バルブ,内側フランジ等を、内ボルトを
挿通して締付け固定すると共に、内側フランジ,外側フ
ランジ,外バルブ,吐出フランジ等を、外ボルトを挿通
して締付け固定し、もって透明筒体を、内側フランジと
外側フランジ間で締付け固定すると共に、外ボルトより
内部側に位置するようにしたことにより、荷卸し用の先
端部について、第1に、透明筒体の形状,構造が簡略化
され、コスト面に優れ、第2に、特に透明筒体の肉厚が
薄く重量が軽減され、第3に、同様に透明筒体の肉厚が
薄いので、内部の油等の液体が見易い、タンクローリを
提案することを目的とする。更に請求項2では、このよ
うな先端部の内側フランジについて、先端面を基端面に
対し下降傾斜させたことにより、上述に加え第4に、残
液発生が防止され、第5に、油切れが早くなり作業時間
も短縮化される、タンクローリを提案することを目的と
する。
来例における課題を解決すべくなされたものであって、
荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端部について、
元フランジ,内バルブ,内側フランジ等を、内ボルトを
挿通して締付け固定すると共に、内側フランジ,外側フ
ランジ,外バルブ,吐出フランジ等を、外ボルトを挿通
して締付け固定し、もって透明筒体を、内側フランジと
外側フランジ間で締付け固定すると共に、外ボルトより
内部側に位置するようにしたことにより、荷卸し用の先
端部について、第1に、透明筒体の形状,構造が簡略化
され、コスト面に優れ、第2に、特に透明筒体の肉厚が
薄く重量が軽減され、第3に、同様に透明筒体の肉厚が
薄いので、内部の油等の液体が見易い、タンクローリを
提案することを目的とする。更に請求項2では、このよ
うな先端部の内側フランジについて、先端面を基端面に
対し下降傾斜させたことにより、上述に加え第4に、残
液発生が防止され、第5に、油切れが早くなり作業時間
も短縮化される、タンクローリを提案することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のタンクローリは、タンク内に油等の液体を積載して運
搬し、荷卸しが、該タンクに付設された底弁,吐出配
管,先端部,吐出ホース、等を順に介して行われる。そ
して、荷卸し用の前記先端部は、前記吐出配管の末端の
元フランジ,内バルブ,内側フランジ,透明筒体,外側
フランジ,外バルブ,吐出フランジ付の吐出部、等を順
に備えてなる。そして、該元フランジ,内バルブ,内側
フランジ等には、それぞれ対応した複数個の内ボルト挿
通穴が形成されると共に、各該内ボルト挿通穴に各々内
ボルトが貫挿され、もって、該元フランジ,内バルブ,
内側フランジ等が、締付け固定されている。又、該内側
フランジ,外側フランジ,外バルブ,吐出フランジ等に
は、それぞれ対応した複数個の外ボルト挿通穴が形成さ
れると共に、各該外ボルト挿通穴に各々外ボルトが貫挿
され、もって、該内側フランジ,透明筒体,外側フラン
ジ,外バルブ,吐出フランジ,吐出部等が、締付け固定
されている。該透明筒体は、該外ボルトより内部側に位
置しており、又、該吐出部は、前記吐出ホースに接続さ
れるようになっていること、を特徴とする。
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のタンクローリは、タンク内に油等の液体を積載して運
搬し、荷卸しが、該タンクに付設された底弁,吐出配
管,先端部,吐出ホース、等を順に介して行われる。そ
して、荷卸し用の前記先端部は、前記吐出配管の末端の
元フランジ,内バルブ,内側フランジ,透明筒体,外側
フランジ,外バルブ,吐出フランジ付の吐出部、等を順
に備えてなる。そして、該元フランジ,内バルブ,内側
フランジ等には、それぞれ対応した複数個の内ボルト挿
通穴が形成されると共に、各該内ボルト挿通穴に各々内
ボルトが貫挿され、もって、該元フランジ,内バルブ,
内側フランジ等が、締付け固定されている。又、該内側
フランジ,外側フランジ,外バルブ,吐出フランジ等に
は、それぞれ対応した複数個の外ボルト挿通穴が形成さ
れると共に、各該外ボルト挿通穴に各々外ボルトが貫挿
され、もって、該内側フランジ,透明筒体,外側フラン
ジ,外バルブ,吐出フランジ,吐出部等が、締付け固定
されている。該透明筒体は、該外ボルトより内部側に位
置しており、又、該吐出部は、前記吐出ホースに接続さ
れるようになっていること、を特徴とする。
【0009】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のタンクローリは、請求項1に記
載したタンクローリにおいて、荷卸し用の前記先端部の
内側フランジは、一定の長さを備えてなると共に、その
先端面が基端面に対し対向せず、所定角度で下降傾斜し
ていること、を特徴とする。
なわち、この請求項2のタンクローリは、請求項1に記
載したタンクローリにおいて、荷卸し用の前記先端部の
内側フランジは、一定の長さを備えてなると共に、その
先端面が基端面に対し対向せず、所定角度で下降傾斜し
ていること、を特徴とする。
【0010】本発明は、このようになっているので、次
のようになる。このタンクローリでは、荷卸しに際し、
先端部の吐出部とガソリンスタンド等の荷受けタンクと
の間に、吐出ホースが接続されると共に、底弁が開に切
換えられ、タンク内に積載されていた油等の液体が、吐
出配管を介し先端部の内バルブに至る。そこで、内バル
ブを開に切換えると、油等の液体は、透明筒体そして外
バルブに至り、荷卸しされる液種が荷卸しされるべき液
種と一致しているかが、透明筒体を目視することにより
確認,判断される。それから、外バルブを開に切換える
ことにより、油等の液体が、吐出部から吐出ホースを経
由して、荷受けタンクへと流入する。荷卸しが終了する
と、底弁が閉に切換えられると共に、油等の液体が流れ
ていないことが、透明筒体を目視することにより確認,
判断される。そして、内バルブや外バルブが閉に切換え
られ、吐出部と荷受けタンク間の吐出ホースも外され
る。
のようになる。このタンクローリでは、荷卸しに際し、
先端部の吐出部とガソリンスタンド等の荷受けタンクと
の間に、吐出ホースが接続されると共に、底弁が開に切
換えられ、タンク内に積載されていた油等の液体が、吐
出配管を介し先端部の内バルブに至る。そこで、内バル
ブを開に切換えると、油等の液体は、透明筒体そして外
バルブに至り、荷卸しされる液種が荷卸しされるべき液
種と一致しているかが、透明筒体を目視することにより
確認,判断される。それから、外バルブを開に切換える
ことにより、油等の液体が、吐出部から吐出ホースを経
由して、荷受けタンクへと流入する。荷卸しが終了する
と、底弁が閉に切換えられると共に、油等の液体が流れ
ていないことが、透明筒体を目視することにより確認,
判断される。そして、内バルブや外バルブが閉に切換え
られ、吐出部と荷受けタンク間の吐出ホースも外され
る。
【0011】さて、このような吐出配管と吐出ホース間
の先端部については、吐出配管末端の元フランジ,内バ
ルブ外周部,内側フランジ等が、内ボルトにて締付け固
定されると共に、内側フランジ,外側フランジ,外バル
ブ外周部,吐出部の吐出フランジ等が、外ボルトにて締
付け固定されている。透明筒体は薄い肉厚よりなり、内
側フランジと外側フランジ間で締付け固定されると共
に、外ボルトより内部側に位置している。請求項2で
は、このような先端部について、更に、内側フランジの
先端面を下降傾斜させ、もって透明筒体以降を下降傾斜
させてなる。
の先端部については、吐出配管末端の元フランジ,内バ
ルブ外周部,内側フランジ等が、内ボルトにて締付け固
定されると共に、内側フランジ,外側フランジ,外バル
ブ外周部,吐出部の吐出フランジ等が、外ボルトにて締
付け固定されている。透明筒体は薄い肉厚よりなり、内
側フランジと外側フランジ間で締付け固定されると共
に、外ボルトより内部側に位置している。請求項2で
は、このような先端部について、更に、内側フランジの
先端面を下降傾斜させ、もって透明筒体以降を下降傾斜
させてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2
は、本発明の実施の形態の説明に供する。そして図1
は、要部の正断面説明図であり、図2の(1)図は、要
部の側面説明図、(2)図は、要部の正面説明図、
(3)図は、他の例の要部の正面説明図である。又、図
3の(1)図は、タンクローリの側面概略図、(2)図
は、タンクローリの背面概略図である。図4は、タンク
ローリの側面図である。
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2
は、本発明の実施の形態の説明に供する。そして図1
は、要部の正断面説明図であり、図2の(1)図は、要
部の側面説明図、(2)図は、要部の正面説明図、
(3)図は、他の例の要部の正面説明図である。又、図
3の(1)図は、タンクローリの側面概略図、(2)図
は、タンクローリの背面概略図である。図4は、タンク
ローリの側面図である。
【0013】まず、タンクローリ12について、図3の
(1)図,(2)図,図4等を参照しつつ、その概要を
述べておく。タンクローリ12のシャーシ13上には、
タンク14が搭載,架装されている。そしてタンク14
内は、消防法の要請もあり、幅方向に沿った仕切板15
により、3室から7室程度(図3の(1)図の例では3
室、図4の例では6室)の複数の小室たる各タンク室1
6に区画,分割されている。各タンク室16の底部に
は、それぞれ底弁17が設けられている。そして、ガソ
リン,軽油,灯油,その他の油等の液体が、油槽所の貯
蔵タンクから、各タンク室16上部のマンホール18付
近に付設された注入口を介して、(緊急時等においては
例外的に、ポンプを利用し各タンク室16の底弁17を
介して、)各タンク室16にそれぞれ積込まれる。な
お、各タンク室16について、すべて同種の油等(例え
ばガソリン)が積込まれることもあるが、前側の各タン
ク室16と後側の各タンク室16とで異種の油等(例え
ば前側の各タンク室16にはガソリン、後側の各タンク
室16には灯油)が積込まれることもあり、更に、各タ
ンク室16毎に異種の油等が積込まれる等、タンク14
内に複数種の油等が混載して積込まれることも多い。
(1)図,(2)図,図4等を参照しつつ、その概要を
述べておく。タンクローリ12のシャーシ13上には、
タンク14が搭載,架装されている。そしてタンク14
内は、消防法の要請もあり、幅方向に沿った仕切板15
により、3室から7室程度(図3の(1)図の例では3
室、図4の例では6室)の複数の小室たる各タンク室1
6に区画,分割されている。各タンク室16の底部に
は、それぞれ底弁17が設けられている。そして、ガソ
リン,軽油,灯油,その他の油等の液体が、油槽所の貯
蔵タンクから、各タンク室16上部のマンホール18付
近に付設された注入口を介して、(緊急時等においては
例外的に、ポンプを利用し各タンク室16の底弁17を
介して、)各タンク室16にそれぞれ積込まれる。な
お、各タンク室16について、すべて同種の油等(例え
ばガソリン)が積込まれることもあるが、前側の各タン
ク室16と後側の各タンク室16とで異種の油等(例え
ば前側の各タンク室16にはガソリン、後側の各タンク
室16には灯油)が積込まれることもあり、更に、各タ
ンク室16毎に異種の油等が積込まれる等、タンク14
内に複数種の油等が混載して積込まれることも多い。
【0014】タンクローリ12は、タンク14の各タン
ク室16に、このような油等の液体を積載して運搬し、
目的地の荷卸し先、例えばガソリンスタンド等の地下の
荷受けタンクに荷卸しする。タンク14からガソリンス
タンド等の荷受けタンクへの荷卸しは、タンク14の荷
卸し対象のタンク室16の底弁17、次に、底弁17に
一端が接続された荷卸し用の吐出配管1、更に、タンク
14の左右両側下や後端下にそれぞれ位置し、内バルブ
5,外バルブ9,吐出部11等を備えた先端部19、そ
れから、荷卸しに際し吐出部11に一端が接続された吐
出ホース2、吐出ホース2の他端が接続されたガソリン
スタンド等の荷受けタンクの受口、等々を介して実施さ
れる。ガソリンスタンド等の荷受けタンクは、例えばガ
ソリン,軽油,灯油,その他の油等の種類、つまり液種
毎に区画されており、吐出ホース2の他端は、そのいず
れかの受口に選択的に接続される。
ク室16に、このような油等の液体を積載して運搬し、
目的地の荷卸し先、例えばガソリンスタンド等の地下の
荷受けタンクに荷卸しする。タンク14からガソリンス
タンド等の荷受けタンクへの荷卸しは、タンク14の荷
卸し対象のタンク室16の底弁17、次に、底弁17に
一端が接続された荷卸し用の吐出配管1、更に、タンク
14の左右両側下や後端下にそれぞれ位置し、内バルブ
5,外バルブ9,吐出部11等を備えた先端部19、そ
れから、荷卸しに際し吐出部11に一端が接続された吐
出ホース2、吐出ホース2の他端が接続されたガソリン
スタンド等の荷受けタンクの受口、等々を介して実施さ
れる。ガソリンスタンド等の荷受けタンクは、例えばガ
ソリン,軽油,灯油,その他の油等の種類、つまり液種
毎に区画されており、吐出ホース2の他端は、そのいず
れかの受口に選択的に接続される。
【0015】なお、タンクローリ12の荷卸し方式とし
ては、いわゆる集中配管方式と独立配管方式が、従来よ
り採用されている。集中配管方式では、吐出配管1の一
端が、各タンク室16の底弁17に分岐接続されると共
に、吐出配管1の他端に、各タンク室16共通の先端部
19が配設されてなる。これに対し独立配管方式では、
各タンク室16毎に、それぞれ専用の底弁17のみなら
ず、それぞれ専用の吐出配管1および先端部19を備え
てなる。そして、集中配管方式であると独立配管方式で
あるとを問わず、このような先端部19が、タンク14
の左右両側下、更にはタンク14の後端下に、それぞれ
配設,位置せしめられている。又、タンクローリ12と
しては、図示のように一体的な単車タイプのものや、タ
ンク14を搭載したトレーラーがトラクタにて牽引され
るトレーラータイプのものがある。図中20はキャブで
ある。タンクローリ12は、概略このようになってい
る。
ては、いわゆる集中配管方式と独立配管方式が、従来よ
り採用されている。集中配管方式では、吐出配管1の一
端が、各タンク室16の底弁17に分岐接続されると共
に、吐出配管1の他端に、各タンク室16共通の先端部
19が配設されてなる。これに対し独立配管方式では、
各タンク室16毎に、それぞれ専用の底弁17のみなら
ず、それぞれ専用の吐出配管1および先端部19を備え
てなる。そして、集中配管方式であると独立配管方式で
あるとを問わず、このような先端部19が、タンク14
の左右両側下、更にはタンク14の後端下に、それぞれ
配設,位置せしめられている。又、タンクローリ12と
しては、図示のように一体的な単車タイプのものや、タ
ンク14を搭載したトレーラーがトラクタにて牽引され
るトレーラータイプのものがある。図中20はキャブで
ある。タンクローリ12は、概略このようになってい
る。
【0016】以下、荷卸し用の先端部19等について、
図1,図2,更には図3の(1)図,(2)図、等を参
照しつつ説明する。上述したようにタンクローリ12で
は、タンク14の各タンク室16内に油等の液体を積載
して運搬し、荷卸しが、タンク14の各タンク室16に
付設された底弁17,吐出配管1,先端部19,吐出ホ
ース2、等を順に介して行われる。そして先端部19
は、吐出配管1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側
フランジ6,透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ
9,吐出フランジ10付の吐出部11、等を順に備えて
なる。
図1,図2,更には図3の(1)図,(2)図、等を参
照しつつ説明する。上述したようにタンクローリ12で
は、タンク14の各タンク室16内に油等の液体を積載
して運搬し、荷卸しが、タンク14の各タンク室16に
付設された底弁17,吐出配管1,先端部19,吐出ホ
ース2、等を順に介して行われる。そして先端部19
は、吐出配管1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側
フランジ6,透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ
9,吐出フランジ10付の吐出部11、等を順に備えて
なる。
【0017】これらについて、更に詳述する。まず、先
端部19の元フランジ4は、吐出配管1の末端に外フラ
ンジ状に一体設されている。次に、先端部19の内バル
ブ5は、吐出弁とも称され、手動操作式の開閉弁よりな
る。そして、この内バルブ5のケーシングたる外周部2
2は、肉厚に形成されると共に、元フランジ4と同径よ
りなる。23は、内バルブ5の弁体である。先端部19
の内側フランジ6と外側フランジ8とは、元フランジ4
等と同径の外フランジ状をなし、透明筒体21を介し左
右で対応位置している。そして、対応面の内部側(つま
り軸芯側)に、それぞれ保持段部24,25が形成さ
れ、この保持段部24,25間にて、透明筒体21を挟
持するようになっている。先端部19の透明筒体21
は、内径が、内側フランジ6や外側フランジ8と一致す
ると共に、外径が、これらより小さく設定された、円筒
状をなす。そして、その左右端部が、上述した内側フラ
ンジ6や外側フランジ8の保持段部24,25間に、嵌
入,挟持されている。透明筒体21の材質は、ガラス製
又は透明樹脂製よりなる。
端部19の元フランジ4は、吐出配管1の末端に外フラ
ンジ状に一体設されている。次に、先端部19の内バル
ブ5は、吐出弁とも称され、手動操作式の開閉弁よりな
る。そして、この内バルブ5のケーシングたる外周部2
2は、肉厚に形成されると共に、元フランジ4と同径よ
りなる。23は、内バルブ5の弁体である。先端部19
の内側フランジ6と外側フランジ8とは、元フランジ4
等と同径の外フランジ状をなし、透明筒体21を介し左
右で対応位置している。そして、対応面の内部側(つま
り軸芯側)に、それぞれ保持段部24,25が形成さ
れ、この保持段部24,25間にて、透明筒体21を挟
持するようになっている。先端部19の透明筒体21
は、内径が、内側フランジ6や外側フランジ8と一致す
ると共に、外径が、これらより小さく設定された、円筒
状をなす。そして、その左右端部が、上述した内側フラ
ンジ6や外側フランジ8の保持段部24,25間に、嵌
入,挟持されている。透明筒体21の材質は、ガラス製
又は透明樹脂製よりなる。
【0018】次に、先端部19の外バルブ9は、前述し
た内バルブ5と同様、吐出弁とも称され手動操作式の開
閉弁よりなる。そして、この外バルブ9のケーシングた
る外周部26は、肉厚に形成されると共に、元フランジ
4,内バルブ5,内側フランジ6,外側フランジ8,更
には吐出フランジ10等と、同径よりなる。27は、こ
の外バルブ9の弁体である。先端部19の吐出部11
は、基端側に、吐出フランジ10が一体設されると共
に、先端側に、吐出ホース2が連結,接続可能となって
いる。図1中28は、パッキンであり、先端部19の上
述した各構成部材間に介装されている。先端部19は、
このような元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ
6,透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ9,吐出
フランジ10付の吐出部11、等を順に備えてなる。
た内バルブ5と同様、吐出弁とも称され手動操作式の開
閉弁よりなる。そして、この外バルブ9のケーシングた
る外周部26は、肉厚に形成されると共に、元フランジ
4,内バルブ5,内側フランジ6,外側フランジ8,更
には吐出フランジ10等と、同径よりなる。27は、こ
の外バルブ9の弁体である。先端部19の吐出部11
は、基端側に、吐出フランジ10が一体設されると共
に、先端側に、吐出ホース2が連結,接続可能となって
いる。図1中28は、パッキンであり、先端部19の上
述した各構成部材間に介装されている。先端部19は、
このような元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ
6,透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ9,吐出
フランジ10付の吐出部11、等を順に備えてなる。
【0019】そして、この先端部19については、ま
ず、元フランジ4,内バルブ5の外周部22,内側フラ
ンジ6等に、それぞれ対応した複数個の内ボルト挿通穴
Cが形成されると共に、各内ボルト挿通穴Cに各々内ボ
ルトDが貫挿され、もって、元フランジ4,内バルブ
5,内側フランジ6等が、締付け固定されている。例え
ば元フランジ4には、貫通穴たる内ボルト挿通穴Cが、
90度ずつの間隔にて4個形成され、内バルブ5の外周
部22には、対応位置する貫通穴たる内ボルト挿通穴C
が、4個形成され、内フランジ6には、これらに対応位
置してねじ穴たる内ボルト挿通穴Cが、4個形成されて
いる。そこで、これら各部材の各4個の内ボルト挿通穴
Cについて、元フランジ4側から、それぞれ(計4本
の)内ボルトDを貫挿して、一部ねじ止めすることによ
り、元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ6等が、
一体的に締付け固定されている。
ず、元フランジ4,内バルブ5の外周部22,内側フラ
ンジ6等に、それぞれ対応した複数個の内ボルト挿通穴
Cが形成されると共に、各内ボルト挿通穴Cに各々内ボ
ルトDが貫挿され、もって、元フランジ4,内バルブ
5,内側フランジ6等が、締付け固定されている。例え
ば元フランジ4には、貫通穴たる内ボルト挿通穴Cが、
90度ずつの間隔にて4個形成され、内バルブ5の外周
部22には、対応位置する貫通穴たる内ボルト挿通穴C
が、4個形成され、内フランジ6には、これらに対応位
置してねじ穴たる内ボルト挿通穴Cが、4個形成されて
いる。そこで、これら各部材の各4個の内ボルト挿通穴
Cについて、元フランジ4側から、それぞれ(計4本
の)内ボルトDを貫挿して、一部ねじ止めすることによ
り、元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ6等が、
一体的に締付け固定されている。
【0020】なお、このような図示例によらず、元フラ
ンジ4,内バルブ5の外周部22,内側フランジ6等の
すべてについて、ねじ穴よりなる内ボルト挿通穴Cを形
成するようにしてもよい。又、これとは逆に、元フラン
ジ4,内バルブ5の外周部22,内側フランジ6等のす
べてについて、単なる貫通穴たる内ボルト挿通穴Cを形
成し、これらに貫挿された内ボルトDを、ナットを用い
て締付けるようにしてもよい。
ンジ4,内バルブ5の外周部22,内側フランジ6等の
すべてについて、ねじ穴よりなる内ボルト挿通穴Cを形
成するようにしてもよい。又、これとは逆に、元フラン
ジ4,内バルブ5の外周部22,内側フランジ6等のす
べてについて、単なる貫通穴たる内ボルト挿通穴Cを形
成し、これらに貫挿された内ボルトDを、ナットを用い
て締付けるようにしてもよい。
【0021】次に、内側フランジ6,外側フランジ8,
外バルブ9の外周部26,吐出フランジ10等には、そ
れぞれ対応した複数個の外ボルト挿通穴Eが形成される
と共に、各外ボルト挿通穴Eに各々外ボルトFが貫挿さ
れている。もって、内側フランジ6,透明筒体21,外
側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10,吐出部
11等が、締付け固定されている。例えば、内側フラン
ジ6には、ねじ穴たる外ボルト挿通穴Eが、90度ずつ
の間隔にて4個形成され、透明筒体21分の間隔を存し
つつこれと対応位置して、外側フランジ8には、貫通穴
たる外ボルト挿通穴Eが4個形成されている。そして、
外バルブ9の外周部26には、これらと対応位置して、
貫通穴たる外ボルト挿通穴Eが4個形成され、更に、こ
れらと対応位置して、吐出部11の吐出フランジ10に
は、貫通穴たる外ボルト挿通穴Eが4個形成されてい
る。そこで、これら各部材の外ボルト挿通穴Eについ
て、吐出フランジ10側から、それぞれ(計4本の)外
ボルトFを貫挿して、一部ねじ止めすることにより、内
側フランジ6,透明筒体21,外側フランジ8,外バル
ブ9,吐出フランジ10付の吐出部11等が、一体的に
締付け固定されている。
外バルブ9の外周部26,吐出フランジ10等には、そ
れぞれ対応した複数個の外ボルト挿通穴Eが形成される
と共に、各外ボルト挿通穴Eに各々外ボルトFが貫挿さ
れている。もって、内側フランジ6,透明筒体21,外
側フランジ8,外バルブ9,吐出フランジ10,吐出部
11等が、締付け固定されている。例えば、内側フラン
ジ6には、ねじ穴たる外ボルト挿通穴Eが、90度ずつ
の間隔にて4個形成され、透明筒体21分の間隔を存し
つつこれと対応位置して、外側フランジ8には、貫通穴
たる外ボルト挿通穴Eが4個形成されている。そして、
外バルブ9の外周部26には、これらと対応位置して、
貫通穴たる外ボルト挿通穴Eが4個形成され、更に、こ
れらと対応位置して、吐出部11の吐出フランジ10に
は、貫通穴たる外ボルト挿通穴Eが4個形成されてい
る。そこで、これら各部材の外ボルト挿通穴Eについ
て、吐出フランジ10側から、それぞれ(計4本の)外
ボルトFを貫挿して、一部ねじ止めすることにより、内
側フランジ6,透明筒体21,外側フランジ8,外バル
ブ9,吐出フランジ10付の吐出部11等が、一体的に
締付け固定されている。
【0022】なお、このような図示例によらず、内側フ
ランジ6,外側フランジ8,外バルブ9の外周部26,
吐出フランジ10等のすべてについて、ねじ穴よりなる
外ボルト挿通穴Eを形成するようにしてもよい。又、こ
れとは逆に、内側フランジ6,外側フランジ8,外バル
ブ9の外周部26,吐出フランジ10等のすべてについ
て、単なる貫通穴たる外ボルト挿通穴Eを形成し、これ
らに貫挿された外ボルトFを、ナットを用いて締付ける
ようにしてもよい。
ランジ6,外側フランジ8,外バルブ9の外周部26,
吐出フランジ10等のすべてについて、ねじ穴よりなる
外ボルト挿通穴Eを形成するようにしてもよい。又、こ
れとは逆に、内側フランジ6,外側フランジ8,外バル
ブ9の外周部26,吐出フランジ10等のすべてについ
て、単なる貫通穴たる外ボルト挿通穴Eを形成し、これ
らに貫挿された外ボルトFを、ナットを用いて締付ける
ようにしてもよい。
【0023】さて、このようにして先端部19は、吐出
配管1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ
6等が、各内ボルトDにて一体的に締付け固定されると
共に、内側フランジ6,透明筒体21,外側フランジ
8,外バルブ9,吐出部11等が、各外ボルトFにて一
体的に締付け固定され、もって、全体的にも一体的に固
定されている。そして、このように一体化された先端部
19にいおて、透明筒体21は、外ボルトFより内部側
に位置している。すなわち透明筒体21は、内側フラン
ジ6および外側フランジ8より外径が小さく設定される
と共に、両者の保持段部24,25間に挟持されてい
る。そこで、内側フランジ6の外ボルト挿通穴Eと外側
フランジ8の外ボルト挿通穴Eとの間に通された各外ボ
ルトFは、それぞれ内外方向において間隔を存しつつ、
透明筒体21より外部側に位置している。つまり各外ボ
ルトFは、透明筒体21と平行をなすと共に、透明筒体
21の外部側の空間に配されている。
配管1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ
6等が、各内ボルトDにて一体的に締付け固定されると
共に、内側フランジ6,透明筒体21,外側フランジ
8,外バルブ9,吐出部11等が、各外ボルトFにて一
体的に締付け固定され、もって、全体的にも一体的に固
定されている。そして、このように一体化された先端部
19にいおて、透明筒体21は、外ボルトFより内部側
に位置している。すなわち透明筒体21は、内側フラン
ジ6および外側フランジ8より外径が小さく設定される
と共に、両者の保持段部24,25間に挟持されてい
る。そこで、内側フランジ6の外ボルト挿通穴Eと外側
フランジ8の外ボルト挿通穴Eとの間に通された各外ボ
ルトFは、それぞれ内外方向において間隔を存しつつ、
透明筒体21より外部側に位置している。つまり各外ボ
ルトFは、透明筒体21と平行をなすと共に、透明筒体
21の外部側の空間に配されている。
【0024】ところで、内ボルトDと外ボルトFとは、
図2の(1)図に示したように、その取付け位置がずら
されている。すなわち図示例では、90度間隔で配され
た4本の内ボルトDと、同じく90度間隔で配された4
本の外ボルトFとが、仮想された同心円上において、4
5度ずつずれた間隔にて配設されている。勿論、各内ボ
ルト挿通穴Cや外ボルト挿通穴Eも、これに対応した位
置に形成されている。又、図示例では図1に示したよう
に、内ボルトDの径が、外ボルトFの径より大きく設定
されている。すなわち、内ボルトDとしてはより太いも
のが、外ボルトFとしてはより細いものが使用されてい
る。例えば、このように径を変えることにより、内ボル
トDの強度が、外ボルトFの強度より強く設定されてい
る。
図2の(1)図に示したように、その取付け位置がずら
されている。すなわち図示例では、90度間隔で配され
た4本の内ボルトDと、同じく90度間隔で配された4
本の外ボルトFとが、仮想された同心円上において、4
5度ずつずれた間隔にて配設されている。勿論、各内ボ
ルト挿通穴Cや外ボルト挿通穴Eも、これに対応した位
置に形成されている。又、図示例では図1に示したよう
に、内ボルトDの径が、外ボルトFの径より大きく設定
されている。すなわち、内ボルトDとしてはより太いも
のが、外ボルトFとしてはより細いものが使用されてい
る。例えば、このように径を変えることにより、内ボル
トDの強度が、外ボルトFの強度より強く設定されてい
る。
【0025】ところで、図2の(3)図に示した例で
は、先端部19の内側フランジ6は、一定の長さを備え
てなると共に、その先端面29が、基端面30に対し対
向せず、所定角度で下降傾斜している。すなわち、図
1,図2の(1)図,(2)図等に示した例において、
先端部19の各部材は、ずべて水平で直線状の同軸をな
していたが、この図2の(3)図に示した例では、先端
部19は同軸をなすものの、途中で下降屈曲している。
そして、図2の(3)図に示した例では、内側フランジ
6について、内バルブ5側の基端面30が、垂直面に形
成されているのに対し、透明筒体21側の先端面29
は、垂直面から図面上では時計方向に角度を持って配さ
れた、傾斜面として形成されている。つまり、この内側
フランジ6は、垂直な基端面30に対し上位ほど長く下
位ほど短く形成され、もって先端面29が下降傾斜して
いる。そこで先端部19全体も、この内側フランジ6の
所で、水平から下位に下降屈曲している。
は、先端部19の内側フランジ6は、一定の長さを備え
てなると共に、その先端面29が、基端面30に対し対
向せず、所定角度で下降傾斜している。すなわち、図
1,図2の(1)図,(2)図等に示した例において、
先端部19の各部材は、ずべて水平で直線状の同軸をな
していたが、この図2の(3)図に示した例では、先端
部19は同軸をなすものの、途中で下降屈曲している。
そして、図2の(3)図に示した例では、内側フランジ
6について、内バルブ5側の基端面30が、垂直面に形
成されているのに対し、透明筒体21側の先端面29
は、垂直面から図面上では時計方向に角度を持って配さ
れた、傾斜面として形成されている。つまり、この内側
フランジ6は、垂直な基端面30に対し上位ほど長く下
位ほど短く形成され、もって先端面29が下降傾斜して
いる。そこで先端部19全体も、この内側フランジ6の
所で、水平から下位に下降屈曲している。
【0026】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このタンクローリ12
では、荷卸しに際し、先端部19の吐出部11とガソリ
ンスタンド等の荷受けタンクの受口との間に、吐出ホー
ス2が接続された後、底弁17が開に切換えられる。そ
こで、タンク14のタンク室16内に積載されていた油
等の液体が、吐出配管1を介し、先端部19の常閉の内
バルブ5に至って止まる。この先端部19は、吐出配管
1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ6,
透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フラ
ンジ10付の吐出部11、等を順に備えてなる。そし
て、先端部19の内バルブ5を開に切換えると、油等の
液体は、先端部19の透明筒体21、そして常閉の外バ
ルブ9に至って止まる。そこで、タンクローリ12側の
荷卸対象とされた選択されたタンク室16から荷卸しさ
れる液種が、ガソリンスタンド等側の荷卸し先とされて
いる荷受けタンクに荷卸しされるべき液種と、一致して
いるか否かが、透明筒体21を介して内部の液種を目視
することにより,確認,判断される。
いる。そこで以下のようになる。このタンクローリ12
では、荷卸しに際し、先端部19の吐出部11とガソリ
ンスタンド等の荷受けタンクの受口との間に、吐出ホー
ス2が接続された後、底弁17が開に切換えられる。そ
こで、タンク14のタンク室16内に積載されていた油
等の液体が、吐出配管1を介し、先端部19の常閉の内
バルブ5に至って止まる。この先端部19は、吐出配管
1末端の元フランジ4,内バルブ5,内側フランジ6,
透明筒体21,外側フランジ8,外バルブ9,吐出フラ
ンジ10付の吐出部11、等を順に備えてなる。そし
て、先端部19の内バルブ5を開に切換えると、油等の
液体は、先端部19の透明筒体21、そして常閉の外バ
ルブ9に至って止まる。そこで、タンクローリ12側の
荷卸対象とされた選択されたタンク室16から荷卸しさ
れる液種が、ガソリンスタンド等側の荷卸し先とされて
いる荷受けタンクに荷卸しされるべき液種と、一致して
いるか否かが、透明筒体21を介して内部の液種を目視
することにより,確認,判断される。
【0027】それから、先端部19の外バルブ9を開に
切換えることにより、油等の液体が、先端部19の吐出
部11から吐出ホース2を経由して、ガソリンスタンド
等の荷受けタンクへと流入する。そして、荷卸しが進行
する。このようにして荷卸しが終了すると、まず、底弁
17が閉に切換えられる。そして、先端部19等内を油
等の液体が流れておらず、その内部が空になっているこ
とが、透明筒体21を介しその内部を目視することによ
り、確認,判断される。そして、先端部19の内バルブ
5や外バルブ9が共に閉に切換えられ、先端部19の吐
出部11とガソリンスタンド等の荷受けタンクとの間に
接続されていた吐出ホース2も、外される。
切換えることにより、油等の液体が、先端部19の吐出
部11から吐出ホース2を経由して、ガソリンスタンド
等の荷受けタンクへと流入する。そして、荷卸しが進行
する。このようにして荷卸しが終了すると、まず、底弁
17が閉に切換えられる。そして、先端部19等内を油
等の液体が流れておらず、その内部が空になっているこ
とが、透明筒体21を介しその内部を目視することによ
り、確認,判断される。そして、先端部19の内バルブ
5や外バルブ9が共に閉に切換えられ、先端部19の吐
出部11とガソリンスタンド等の荷受けタンクとの間に
接続されていた吐出ホース2も、外される。
【0028】さて、このように使用される荷卸し用の吐
出配管1と吐出ホース2間の先端部19については、吐
出配管1末端の元フランジ4,内バルブ5外周部22,
内側フランジ6等が、それぞれの内ボルト挿通穴Cに内
ボルトDを貫挿することにより、相互間が一体的に締付
け固定されている。これと共に、内側フランジ6,外側
フランジ8,外バルブ9外周部26,吐出部11の吐出
フランジ10等が、それぞれの外ボルト挿通穴Eに外ボ
ルトFを貫挿することにより、相互間が一体的に締付け
固定されている。そこで、このような先端部19におい
て、透明筒体21は、内側フランジ6と外側フランジ8
間で一体的に締付け固定されると共に、外ボルトFより
内部側つまり軸芯側に配されており、薄い肉厚の透明な
筒体よりなる。なお、図2の(3)図の例では、このよ
うな先端部19について、内側フランジ6の先端面29
を基端面30に対し下降傾斜させ、もって透明筒体21
以降を、下降傾斜させてなる。さてそこで、このタンク
ローリ12にあっては、次の第1,第2.第3,第4,
第5のようになる。
出配管1と吐出ホース2間の先端部19については、吐
出配管1末端の元フランジ4,内バルブ5外周部22,
内側フランジ6等が、それぞれの内ボルト挿通穴Cに内
ボルトDを貫挿することにより、相互間が一体的に締付
け固定されている。これと共に、内側フランジ6,外側
フランジ8,外バルブ9外周部26,吐出部11の吐出
フランジ10等が、それぞれの外ボルト挿通穴Eに外ボ
ルトFを貫挿することにより、相互間が一体的に締付け
固定されている。そこで、このような先端部19におい
て、透明筒体21は、内側フランジ6と外側フランジ8
間で一体的に締付け固定されると共に、外ボルトFより
内部側つまり軸芯側に配されており、薄い肉厚の透明な
筒体よりなる。なお、図2の(3)図の例では、このよ
うな先端部19について、内側フランジ6の先端面29
を基端面30に対し下降傾斜させ、もって透明筒体21
以降を、下降傾斜させてなる。さてそこで、このタンク
ローリ12にあっては、次の第1,第2.第3,第4,
第5のようになる。
【0029】第1に、このタンクローリ12の荷卸し用
の吐出配管1と吐出ホース2間の先端部19において、
その透明筒体21は、薄い肉厚の筒状をなしており、そ
の形状,構造が簡単容易である。第2に、このように先
端部19の透明筒体21は、特に肉厚を厚く設定する必
要はなく(例えば、内ボルト挿通穴Cや外ボルト挿通穴
E等を形成する必要はなく)、薄い肉厚のもので良い。
従って、この透明筒体21は、重量が大きく軽減されて
なる。第3に、同様に先端部19の透明筒体21は、そ
の肉厚が薄いので、内部を見易くなっている。そこで、
内部を荷卸しされる油等の液体について、その有無・存
否やその液種等の確認,判断が、目視により確実に行な
える。
の吐出配管1と吐出ホース2間の先端部19において、
その透明筒体21は、薄い肉厚の筒状をなしており、そ
の形状,構造が簡単容易である。第2に、このように先
端部19の透明筒体21は、特に肉厚を厚く設定する必
要はなく(例えば、内ボルト挿通穴Cや外ボルト挿通穴
E等を形成する必要はなく)、薄い肉厚のもので良い。
従って、この透明筒体21は、重量が大きく軽減されて
なる。第3に、同様に先端部19の透明筒体21は、そ
の肉厚が薄いので、内部を見易くなっている。そこで、
内部を荷卸しされる油等の液体について、その有無・存
否やその液種等の確認,判断が、目視により確実に行な
える。
【0030】第4に、更に図2の(3)図に示した例で
は、先端部19の内側フランジ6の先端面29が、基端
面30に対し下降傾斜している。このように、透明筒体
21以降が下降傾斜しているので、荷卸し終了に際し、
内部にそれまで荷卸しされていた油等の液体が残ること
なく、そのすべてが荷卸しされるようになる。第5に、
同様に図2の(3)図に示した例では、先端部19の内
側フランジ6の先端面29そして透明筒体21以降が、
下降傾斜している。そこで、荷卸しされる油等の液体の
流れがスムーズ化され、その油切れ等が早くなる。
は、先端部19の内側フランジ6の先端面29が、基端
面30に対し下降傾斜している。このように、透明筒体
21以降が下降傾斜しているので、荷卸し終了に際し、
内部にそれまで荷卸しされていた油等の液体が残ること
なく、そのすべてが荷卸しされるようになる。第5に、
同様に図2の(3)図に示した例では、先端部19の内
側フランジ6の先端面29そして透明筒体21以降が、
下降傾斜している。そこで、荷卸しされる油等の液体の
流れがスムーズ化され、その油切れ等が早くなる。
【0031】なお、図1に示した例では、先端部19に
ついて、内ボルトDが外ボルトFより太いものが使用さ
れており、例えばこのようにして、内ボルトDの強度
が、外ボルトFより強く設定されている。つまり、前述
したこの種従来例のように、各1本の通しボルトBを使
用するのではなく、これを内ボルトDと外ボルトFとに
分割・分離すると共に、内ボルトDと外ボルトFの強度
を異ならしめてなる。そこで側面衝突事故等により、先
端部19が衝撃荷重を受けた場合において、外ボルトF
が、折曲等により衝撃を吸収する一方で、このような外
ボルトFとは別体構成よりなり強度がより強く設定され
た内ボルトDは、影響を受けることなく直線状を維持す
るようになる。もって、先端部19の側面衝撃事故等に
際しては、外ボルトF側のみを補修すればよく、内ボル
トD側そして吐出配管1側には悪影響が及ばず、これら
が保護されるという利点がある。特に、タンク14下の
底弁17側の吐出配管1側が、衝撃荷重から保護される
利点は、大なるものがある。
ついて、内ボルトDが外ボルトFより太いものが使用さ
れており、例えばこのようにして、内ボルトDの強度
が、外ボルトFより強く設定されている。つまり、前述
したこの種従来例のように、各1本の通しボルトBを使
用するのではなく、これを内ボルトDと外ボルトFとに
分割・分離すると共に、内ボルトDと外ボルトFの強度
を異ならしめてなる。そこで側面衝突事故等により、先
端部19が衝撃荷重を受けた場合において、外ボルトF
が、折曲等により衝撃を吸収する一方で、このような外
ボルトFとは別体構成よりなり強度がより強く設定され
た内ボルトDは、影響を受けることなく直線状を維持す
るようになる。もって、先端部19の側面衝撃事故等に
際しては、外ボルトF側のみを補修すればよく、内ボル
トD側そして吐出配管1側には悪影響が及ばず、これら
が保護されるという利点がある。特に、タンク14下の
底弁17側の吐出配管1側が、衝撃荷重から保護される
利点は、大なるものがある。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るタンクローリは、以上説明
したように、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端
部について、元フランジ,内バルブ,内側フランジ等
を、内ボルトを挿通して締付け固定すると共に、内側フ
ランジ,外側フランジ,外バルブ,吐出フランジ等を、
外ボルトを挿通して締付け固定し、もって透明筒体を、
内側フランジと外側フランジ間で締付け固定すると共
に、外ボルトより内部側に位置するようにしたことによ
り、次の効果を発揮する。
したように、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端
部について、元フランジ,内バルブ,内側フランジ等
を、内ボルトを挿通して締付け固定すると共に、内側フ
ランジ,外側フランジ,外バルブ,吐出フランジ等を、
外ボルトを挿通して締付け固定し、もって透明筒体を、
内側フランジと外側フランジ間で締付け固定すると共
に、外ボルトより内部側に位置するようにしたことによ
り、次の効果を発揮する。
【0033】第1に、透明筒体の形状,構造が簡単容易
化され、コスト面に優れている。すなわちこのタンクロ
ーリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端部
において、その透明筒体は薄い肉厚の筒状をなし、形
状,構造が簡単容易であり、コスト面に優れている。つ
まり、前述したこの種従来例の同様な先端部では、サイ
トグラスが厚目の肉厚に設定されると共に、複数本の通
しボルト挿通穴が形成され、もって形状,構造が複雑で
あったのに比し、本発明の透明筒体は、はるかに加工代
が安く、コスト面に優れている。
化され、コスト面に優れている。すなわちこのタンクロ
ーリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先端部
において、その透明筒体は薄い肉厚の筒状をなし、形
状,構造が簡単容易であり、コスト面に優れている。つ
まり、前述したこの種従来例の同様な先端部では、サイ
トグラスが厚目の肉厚に設定されると共に、複数本の通
しボルト挿通穴が形成され、もって形状,構造が複雑で
あったのに比し、本発明の透明筒体は、はるかに加工代
が安く、コスト面に優れている。
【0034】第2に、特に透明筒体の肉厚が薄く、重量
が軽減される。すなわちこのタンクローリでは、荷卸し
用の吐出配管と吐出ホース間の先端部において、その透
明筒体は、薄い肉厚のもので良く、その分、重量が軽減
される。つまり、前述したこの種従来例の同様な先端部
では、サイトグラスが、通しボルト挿通穴形成用に厚目
の肉厚に設定されており、重量が重かったのに比し、本
発明の透明筒体は、はるかに重量が軽減されており、車
輌たるタンクローリ向きである。
が軽減される。すなわちこのタンクローリでは、荷卸し
用の吐出配管と吐出ホース間の先端部において、その透
明筒体は、薄い肉厚のもので良く、その分、重量が軽減
される。つまり、前述したこの種従来例の同様な先端部
では、サイトグラスが、通しボルト挿通穴形成用に厚目
の肉厚に設定されており、重量が重かったのに比し、本
発明の透明筒体は、はるかに重量が軽減されており、車
輌たるタンクローリ向きである。
【0035】第3に、同様に透明筒体の肉厚が薄いの
で、内部の油等の液体が見易くなる。すなわちこのタン
クローリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先
端部において、その透明筒体は、上述したように肉厚が
薄いので、その内部も見易い。そこで、前述したこの種
従来例の同様な先端部のように、サイトグラスの肉厚が
厚く、内部を流れる油等の液体が見ずらいようなことは
無い。もって荷卸しに際し、タンクローリ側とガソリン
スタンド等側との間の液種一致の確認,判断や、荷卸し
終了に際し、流れが無く空になっていることの確認,判
断が、目視により確実に行なえるようになる。
で、内部の油等の液体が見易くなる。すなわちこのタン
クローリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホース間の先
端部において、その透明筒体は、上述したように肉厚が
薄いので、その内部も見易い。そこで、前述したこの種
従来例の同様な先端部のように、サイトグラスの肉厚が
厚く、内部を流れる油等の液体が見ずらいようなことは
無い。もって荷卸しに際し、タンクローリ側とガソリン
スタンド等側との間の液種一致の確認,判断や、荷卸し
終了に際し、流れが無く空になっていることの確認,判
断が、目視により確実に行なえるようになる。
【0036】更に請求項2では、このような先端部の内
側フランジについて、先端面を基端面に対し下降傾斜さ
せたことにより、上述に加え次の効果を発揮する。
側フランジについて、先端面を基端面に対し下降傾斜さ
せたことにより、上述に加え次の効果を発揮する。
【0037】第4に、残液発生が防止される。すなわち
このタンクローリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホー
ス間の先端部において、透明筒体以降が下降傾斜してい
るので、荷卸し終了に際し、荷卸しされていた油等の液
体が内部に残ることが無くなり、もって事後、荷卸しさ
れる他の液種の油等の液体中に混入してしまう事故の危
険、も回避される。
このタンクローリでは、荷卸し用の吐出配管と吐出ホー
ス間の先端部において、透明筒体以降が下降傾斜してい
るので、荷卸し終了に際し、荷卸しされていた油等の液
体が内部に残ることが無くなり、もって事後、荷卸しさ
れる他の液種の油等の液体中に混入してしまう事故の危
険、も回避される。
【0038】第5に、油切れが早くなり、作業時間も短
縮化される。すなわちこのタンクローリでは、荷卸し用
の吐出配管と吐出ホース間の先端部において、透明筒体
以降が下降傾斜しているので、荷卸しされる油等の油切
れが早くなり、もってその分、作業時間も短縮化され
る。このように、この種従来例に存した課題がすべて解
決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
縮化される。すなわちこのタンクローリでは、荷卸し用
の吐出配管と吐出ホース間の先端部において、透明筒体
以降が下降傾斜しているので、荷卸しされる油等の油切
れが早くなり、もってその分、作業時間も短縮化され
る。このように、この種従来例に存した課題がすべて解
決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
【図1】本発明に係るタンクローリについて、発明の実
施の形態の説明に供する、要部の正断面説明図である。
施の形態の説明に供する、要部の正断面説明図である。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、要部の側面説明図、(2)図は、要部の正面説明
図、(3)図は、他の例の要部の正面説明図である。
は、要部の側面説明図、(2)図は、要部の正面説明
図、(3)図は、他の例の要部の正面説明図である。
【図3】(1)図はタンクローリの側面概略図、(2)
図は、タンクローリの背面概略図、(3)図は、この種
従来例の要部の正面説明図である。
図は、タンクローリの背面概略図、(3)図は、この種
従来例の要部の正面説明図である。
【図4】タンクローリの側面図である。
1 吐出配管 2 吐出ホース 4 元フランジ 5 内バルブ 6 内側フランジ 8 外側フランジ 9 外バルブ 10 吐出フランジ 11 吐出部 12 タンクローリ 14 タンク 17 底弁 19 先端部 21 透明筒体 29 先端面 30 基端面 C 内ボルト挿通穴 D 内ボルト E 外ボルト挿通穴 F 外ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 タンク内に油等の液体を積載して運搬
し、荷卸しが、該タンクに付設された底弁,吐出配管,
先端部,吐出ホース、等を順に介して行われるタンクロ
ーリにおいて、 前記先端部は、前記吐出配管の末端の元フランジ,内バ
ルブ,内側フランジ,透明筒体,外側フランジ,外バル
ブ,吐出フランジ付の吐出部、等を順に備えてなり、 該元フランジ,内バルブ,内側フランジ等には、それぞ
れ対応した複数個の内ボルト挿通穴が形成されると共
に、各該内ボルト挿通穴に各々内ボルトが貫挿され、も
って、該元フランジ,内バルブ,内側フランジ等が、締
付け固定されており、 又、該内側フランジ,外側フランジ,外バルブ,吐出フ
ランジ等には、それぞれ対応した複数個の外ボルト挿通
穴が形成されると共に、各該外ボルト挿通穴に各々外ボ
ルトが貫挿され、もって、該内側フランジ,透明筒体,
外側フランジ,外バルブ,吐出フランジ,吐出部等が、
締付け固定されており、 該透明筒体は、該外ボルトより内部側に位置しており、
又、該吐出部は、前記吐出ホースに接続されるようにな
っていること、を特徴とするタンクローリ。 - 【請求項2】 請求項1に記載したタンクローリにおい
て、前記先端部の内側フランジは、一定の長さを備えて
なると共に、その先端面が基端面に対し対向せず、所定
角度で下降傾斜していること、を特徴とするタンクロー
リ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272541A JP2000085900A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | タンクローリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272541A JP2000085900A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | タンクローリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085900A true JP2000085900A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17515345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10272541A Pending JP2000085900A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | タンクローリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000085900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101805461B1 (ko) | 2017-07-24 | 2017-12-06 | 에코엔주식회사 | 막 여과 판 체크 밸브 기능 점검용 플랜지 장치 |
CN115750976A (zh) * | 2022-11-24 | 2023-03-07 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种lng船低温管用可拆膨胀短管 |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP10272541A patent/JP2000085900A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101805461B1 (ko) | 2017-07-24 | 2017-12-06 | 에코엔주식회사 | 막 여과 판 체크 밸브 기능 점검용 플랜지 장치 |
CN115750976A (zh) * | 2022-11-24 | 2023-03-07 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种lng船低温管用可拆膨胀短管 |
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