JP2000084086A - 医療用カニューレ - Google Patents
医療用カニューレInfo
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- JP2000084086A JP2000084086A JP10256469A JP25646998A JP2000084086A JP 2000084086 A JP2000084086 A JP 2000084086A JP 10256469 A JP10256469 A JP 10256469A JP 25646998 A JP25646998 A JP 25646998A JP 2000084086 A JP2000084086 A JP 2000084086A
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- JP
- Japan
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- medical cannula
- cannula
- diameter
- small
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな屈曲に対してもキンクを防止し得る医
療用カニューレを提供する。 【解決手段】 大径のコネクタ接続部１と先端細径部２
とが金属線材４が埋設された中間部３により連結されて
なる医療用カニューレＡであって、前記中間部３に、コ
ネクタ接続部１から先端細径部２に向けて、外周が緩や
かに略円錐形状を呈するテーパ部５を有している。
療用カニューレを提供する。 【解決手段】 大径のコネクタ接続部１と先端細径部２
とが金属線材４が埋設された中間部３により連結されて
なる医療用カニューレＡであって、前記中間部３に、コ
ネクタ接続部１から先端細径部２に向けて、外周が緩や
かに略円錐形状を呈するテーパ部５を有している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用カニューレに
関する。さらに詳しくは、とくに小児の心臓手術に用い
られ、血液ポンプ装置に接続される医療用カニューレに
関する。
関する。さらに詳しくは、とくに小児の心臓手術に用い
られ、血液ポンプ装置に接続される医療用カニューレに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、心臓手術の際には、心臓の右
心房と肺動脈との間や、左心房と大動脈との間にそれぞ
れ連結される血液ポンプ装置が用いられている。かかる
血液ポンプ装置は、血液チャンバーに連通する血液導入
管と血液排出管を有しており、該血液導入管と血液排出
管には、心臓の血管に吻合されるカニューレが接続され
ている。このカニューレを心臓へと吻合する際には、カ
ニューレの先端付近を屈曲させたまま保持し、カニュー
レ先端を吻合部へと位置合わせされる。かかるカニュー
レとしては、図４に示されるように、大径のコネクタ接
続部５０と、先端細径部５１と、前記コネクタ接続部５
０と先端細径部５１とを連結する中間部５２とからなる
ものがある。またこのカニューレには、吻合作業におけ
る屈曲に対し、キンクが生じないように、前記中間部５
２に螺旋状の金属線材５３が埋設されている。
心房と肺動脈との間や、左心房と大動脈との間にそれぞ
れ連結される血液ポンプ装置が用いられている。かかる
血液ポンプ装置は、血液チャンバーに連通する血液導入
管と血液排出管を有しており、該血液導入管と血液排出
管には、心臓の血管に吻合されるカニューレが接続され
ている。このカニューレを心臓へと吻合する際には、カ
ニューレの先端付近を屈曲させたまま保持し、カニュー
レ先端を吻合部へと位置合わせされる。かかるカニュー
レとしては、図４に示されるように、大径のコネクタ接
続部５０と、先端細径部５１と、前記コネクタ接続部５
０と先端細径部５１とを連結する中間部５２とからなる
ものがある。またこのカニューレには、吻合作業におけ
る屈曲に対し、キンクが生じないように、前記中間部５
２に螺旋状の金属線材５３が埋設されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カニューレでは、コネクタ接続部と中間部との接続部位
５４が急激に絞られているため、カニューレを大きく屈
曲させると、当該接続部位５４のところでキンクを起こ
す惧れがある。
カニューレでは、コネクタ接続部と中間部との接続部位
５４が急激に絞られているため、カニューレを大きく屈
曲させると、当該接続部位５４のところでキンクを起こ
す惧れがある。
【０００４】本発明は、叙上の事情に鑑み、大きな屈曲
に対してもキンクを防止し得る医療用カニューレを提供
することを目的とする。
に対してもキンクを防止し得る医療用カニューレを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用カニュー
レは、大径のコネクタ接続部と先端細径部とを金属線材
が埋設された中間部により連結されてなる医療用カニュ
ーレであって、前記中間部に、コネクタ接続部から先端
細径部に向けて、外周が緩やかに略円錐形状を呈するテ
ーパ部を有してなることを特徴とする。
レは、大径のコネクタ接続部と先端細径部とを金属線材
が埋設された中間部により連結されてなる医療用カニュ
ーレであって、前記中間部に、コネクタ接続部から先端
細径部に向けて、外周が緩やかに略円錐形状を呈するテ
ーパ部を有してなることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の医療用カニューレを説明する。
明の医療用カニューレを説明する。
【０００７】図１は本発明の医療用カニューレの一実施
の形態を示す正面図、図２は図１におけるカニューレの
断面図、図３は本発明の医療用カニューレの他の実施の
形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図、図２は図１におけるカニューレの
断面図、図３は本発明の医療用カニューレの他の実施の
形態を示す正面図である。
【０００８】図１〜２に示すように、本発明の一実施の
形態にかかわる医療用カニューレＡは、たとえば軟質の
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーンゴムな
どの合成樹脂で作製され、血液ポンプ装置の血液導入管
と血液排出管に接続される大径のコネクタ接続部１と、
心臓の血管に吻合される先端細径部２と、前記コネクタ
接続部１と先端細径部２を連結する中間部３から構成さ
れている。
形態にかかわる医療用カニューレＡは、たとえば軟質の
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーンゴムな
どの合成樹脂で作製され、血液ポンプ装置の血液導入管
と血液排出管に接続される大径のコネクタ接続部１と、
心臓の血管に吻合される先端細径部２と、前記コネクタ
接続部１と先端細径部２を連結する中間部３から構成さ
れている。
【０００９】前記中間部３は、コネクタ接続部１から先
端細径部２に向けて、外周が緩やかに略円錐形状を呈す
るテーパ部５と、該テーパ部５から先端細径部２に接続
されるストレート部６とから構成されている。また中間
部３には、螺旋状に加工された金属線材４が埋設されて
いる。前記中間部３におけるテーパ部５の長さＬ１は、
長すぎると先端細径部が短くなるため血管に吻合しにく
くなり、短かすぎるとカニューレを大きく屈曲させた
際、キンクを起こす惧れがあることから、カニューレＡ
の全長Ｌに対して４０〜７０％であるのが好ましい。ま
たテーパ部５のテーパ角度θは、外周が緩やかに成形で
きれば、とくに限定されないが、たとえば前記コネクタ
接続部１、先端細径部２および金属線材４の線径などを
考慮して、約２〜４°とすることができる。前記金属線
材４としては、線径が約０．０５〜０．５ｍｍである、
ＳＵＳ３０４ＷＰＢまたはニッケル−錫合金などを用い
ることができる。また金属線材４のピッチとしては、約
０．５〜４．０とすることができる。なお、本実施の形
態では、金属線材として、断面が円形状の丸線材が用い
られているが、本発明においては、これに限定されるも
のではなく、断面が長方形状の平角線材を用いることも
できる。この場合、たとえば平角線材の縦および横の寸
法としては、それぞれ０．１８ｍｍおよび０．５ｍｍと
することができる。
端細径部２に向けて、外周が緩やかに略円錐形状を呈す
るテーパ部５と、該テーパ部５から先端細径部２に接続
されるストレート部６とから構成されている。また中間
部３には、螺旋状に加工された金属線材４が埋設されて
いる。前記中間部３におけるテーパ部５の長さＬ１は、
長すぎると先端細径部が短くなるため血管に吻合しにく
くなり、短かすぎるとカニューレを大きく屈曲させた
際、キンクを起こす惧れがあることから、カニューレＡ
の全長Ｌに対して４０〜７０％であるのが好ましい。ま
たテーパ部５のテーパ角度θは、外周が緩やかに成形で
きれば、とくに限定されないが、たとえば前記コネクタ
接続部１、先端細径部２および金属線材４の線径などを
考慮して、約２〜４°とすることができる。前記金属線
材４としては、線径が約０．０５〜０．５ｍｍである、
ＳＵＳ３０４ＷＰＢまたはニッケル−錫合金などを用い
ることができる。また金属線材４のピッチとしては、約
０．５〜４．０とすることができる。なお、本実施の形
態では、金属線材として、断面が円形状の丸線材が用い
られているが、本発明においては、これに限定されるも
のではなく、断面が長方形状の平角線材を用いることも
できる。この場合、たとえば平角線材の縦および横の寸
法としては、それぞれ０．１８ｍｍおよび０．５ｍｍと
することができる。
【００１０】また、本実施の形態では、中間部が、テー
パ部とストレート部とから構成されているが、本発明に
おいては、これに限定されるものではなく、ストレート
部を省くこともできる。
パ部とストレート部とから構成されているが、本発明に
おいては、これに限定されるものではなく、ストレート
部を省くこともできる。
【００１１】つぎに本発明の他の実施の形態にかかわる
医療用カニューレを説明する。本実施の形態にかかわる
カニューレＢでは、図３に示すように、たとえば静脈血
管に穿刺できるように、全体の外径寸法を小さくして、
全長を長くするとともに、テーパ部１０の先端を先細り
にして、ストレート部１１を長くしている。
医療用カニューレを説明する。本実施の形態にかかわる
カニューレＢでは、図３に示すように、たとえば静脈血
管に穿刺できるように、全体の外径寸法を小さくして、
全長を長くするとともに、テーパ部１０の先端を先細り
にして、ストレート部１１を長くしている。
【００１２】本発明における医療用カニューレの製造方
法としては、ディッピングや、金型内に材料を注入する
方法などがある。
法としては、ディッピングや、金型内に材料を注入する
方法などがある。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
中間部がコネクタ接続部から先端細径部に向けて、外周
が緩やかに略円錐形状を呈するテーパ部を有するため、
中間部に大きな屈曲が生じても、キンクを防止すること
ができる。
中間部がコネクタ接続部から先端細径部に向けて、外周
が緩やかに略円錐形状を呈するテーパ部を有するため、
中間部に大きな屈曲が生じても、キンクを防止すること
ができる。
【図１】本発明の医療用カニューレの一実施の形態を示
す正面図である。
す正面図である。
【図２】図１におけるカニューレの断面図である。
【図３】本発明の医療用カニューレの他の実施の形態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図４】従来の医療用カニューレの一例を示す図であ
る。
る。
１ コネクタ接続部 ２ 先端細径部 ３ 中間部 ４ 金属線材 ５、１０ テーパ部 ６、１１ ストレート部 Ａ、Ｂ カニューレ
Claims (4)
- 【請求項１】 大径のコネクタ接続部と先端細径部とが
金属線材が埋設された中間部により連結されてなる医療
用カニューレであって、前記中間部に、コネクタ接続部
から先端細径部に向けて、外周が緩やかに略円錐形状を
呈するテーパ部を有してなる医療用カニューレ。 - 【請求項２】 前記テーパ部の長さがカニューレの全長
の４０〜７０％である請求項１記載の医療用カニュー
レ。 - 【請求項３】 前記テーパ部のテーパ角度が２〜４°で
ある請求項１または２記載の医療用カニューレ。 - 【請求項４】 前記金属線材の断面形状が円形状または
長方形状である請求項１、２または３記載の医療用カニ
ューレ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10256469A JP2000084086A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 医療用カニューレ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10256469A JP2000084086A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 医療用カニューレ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000084086A true JP2000084086A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17293079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10256469A Pending JP2000084086A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 医療用カニューレ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000084086A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4792388B2 (ja) * | 2003-03-21 | 2011-10-12 | ソラテック コーポレーション | 改良型カニューレ |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP10256469A patent/JP2000084086A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4792388B2 (ja) * | 2003-03-21 | 2011-10-12 | ソラテック コーポレーション | 改良型カニューレ |
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