JP2000084035A - 運動装置 - Google Patents

運動装置

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JP2000084035A
JP2000084035A JP10276606A JP27660698A JP2000084035A JP 2000084035 A JP2000084035 A JP 2000084035A JP 10276606 A JP10276606 A JP 10276606A JP 27660698 A JP27660698 A JP 27660698A JP 2000084035 A JP2000084035 A JP 2000084035A
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exercise device
pulley
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JP10276606A
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Kazufumi Ogawa
和史 小河
Motoshige Inagaki
元重 稲垣
Masahiro Kitatani
全弘 北谷
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B22/00Exercising apparatus specially adapted for conditioning the cardio-vascular system, for training agility or co-ordination of movements
    • A63B22/02Exercising apparatus specially adapted for conditioning the cardio-vascular system, for training agility or co-ordination of movements with movable endless bands, e.g. treadmills
    • A63B22/0285Physical characteristics of the belt, e.g. material, surface, indicia

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  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足腰全体の筋肉の衰えを防止すると共に、平
衡感覚を十分に養うことができ、更に健康の増進を図る
ことができるようにすること。 【解決手段】 駆動部2と、この駆動部2により駆動さ
れて回転する駆動側プーリ3と、回動自在な従動側プー
リ4と、駆動側プーリ3と従動側プーリ4とに掛けられ
て駆動側プーリ3の回転によって走行する環状ベルト7
と、この環状ベルト7の上側走行部11の下側に設けら
れ上側走行部11上を歩行又は駆け足する利用者の体重
を支持する支持台と、環状ベルト7の外側表面に設けら
れ利用者の足の裏を刺激するための多数の突起13、・
・・と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者が走行す
る環状ベルト上をその走行方向と逆方向に歩行又は駆け
足することにより略定位置で歩行又は駆け足による運動
を行うことができ、これにより健康維持を図ることがで
きる運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に中高年齢者は、運動不足
により足腰の筋肉や平衡感覚が衰えてきて、歩行中につ
まづき易くなり、時には転倒することもある。中高年齢
者が転倒すると、捻挫や骨折をし易く、そしてその回復
が若者に比べて遅いので、歩行に際しては転倒しないよ
うに十分な注意が必要となっている。しかし、転倒する
ことが往々にしてある。ところで、従来の運動装置とし
て図7に示すものがあり、例えば室内に設置して、環状
ベルト1上で歩行又は駆け足を行うことにより運動不足
の解消を図ることができる。この運動装置は、駆動部2
と、この駆動部2により駆動されて回転する駆動側プー
リ3と、回動自在な従動側プーリ4と、駆動側プーリ3
と従動側プーリ4とに掛けられて駆動側プーリ3の回転
によって走行する環状ベルト1と、この環状ベルト1の
上側走行部5の下側に設けられ上側走行部5上を歩行す
る利用者の体重を支持する平板状の支持台(図示せず)
と、を具備している。
【0003】この運動装置は、図示しないスイッチをO
Nすることにより駆動部2を起動させることができ、こ
れにより環状ベルト1が矢印6の方向に例えば約4km
/hの速度で走行する。次に、この運動装置の利用者が
環状ベルト1上をその走行方向6と逆の方向に歩行する
ことにより、室外を歩き回ることなく、室内に設置され
たこの運動装置上で歩行による運動を行うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来の運動装置では、環状ベルト1の表面が平坦であるた
めに、この環状ベルト1上で長時間歩行しても、足の一
部の筋肉しか使用されず、そのためにそれ以外の足腰等
の筋肉の衰えを防止することができないという問題があ
る。つまり、従来の運動装置は、体のエネルギを消費さ
せることを目的とし、足腰全体の筋肉の衰えを防止する
ことはできない。そして、環状ベルト1の表面が平坦で
あるために、歩行により平衡感覚を十分に養うことがで
きないという問題もある。
【0005】本発明は、足腰全体の筋肉の衰えを防止す
ると共に、平衡感覚を十分に養うことができ、更に健康
の増進を図ることができる運動装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る運動装
置は、駆動部と、この駆動部により駆動されて回転する
駆動側プーリと、回動自在な従動側プーリと、上記駆動
側プーリと上記従動側プーリとに掛けられて上記駆動側
プーリの回転によって走行する環状ベルトと、この環状
ベルトの上側走行部の下側に設けられ上記上側走行部上
を歩行又は駆け足する利用者の体重を支持する支持部
と、上記環状ベルトの外側表面に設けられ利用者の足の
裏を刺激するための多数の突起若しくは突条、又は多数
の凹部若しくは貫通孔と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0007】第2の発明に係る運動装置は、互いに間隔
を隔てて回動自在に設けられている2つのプーリと、こ
の2つのプーリに掛けられている環状ベルトと、この環
状ベルトの上側走行部の下側に設けられ上記上側走行部
上を歩行又は駆け足する利用者の体重を支持する支持部
と、上記環状ベルトの外側表面に設けられ利用者の足の
裏を刺激するための多数の突起若しくは突条、又は多数
の凹部若しくは貫通孔と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0008】第3の発明に係る運動装置は、第1又は第
2の発明において、上記多数の突起若しくは突条、又は
多数の凹部若しくは貫通孔を形成する各開口縁部は、利
用者の体重により変形する柔軟な材質から成っているこ
とを特徴とするものである。第4の発明に係る運動装置
は、第1、第2、又は第3の発明において、上記多数の
各突起又は各突条は、上記走行方向の前部が比較的小さ
い傾斜角度の登りの傾斜面として形成され、後部が上記
前部よりも比較的大きい傾斜角度の下りの傾斜面として
形成されていることを特徴とするものである。
【0009】第5の発明に係る運動装置は、第1乃至第
4の発明のうちのいずれか1つの発明において、上記多
数の各突起若しくは各突条、又は多数の各凹部若しくは
各貫通孔を上記環状ベルトに不規則的に配置したことを
特徴とするものである。第6の発明に係る運動装置は、
第1乃至第4の発明のうちのいずれか1つの発明におい
て、上記多数の各突起若しくは各突条の高さ、又は多数
の各凹部の深さがそれぞれ相違していることを特徴とす
るものである。
【0010】第7の発明に係る運動装置は、第1乃至第
4の発明のうちのいずれか1つの発明において、上記多
数の各突起若しくは各突条、又は多数の各凹部若しくは
各貫通孔の形状がそれぞれ相違していることを特徴とす
るものである。第8の発明に係る運動装置は、第1乃至
第4の発明のうちのいずれか1つの発明において、上記
突起、突条、凹部、又は貫通孔の4種類のうちの少なく
とも2種類以上のものが上記環状ベルトに形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】本発明によると、利用者が環状ベルトの上
側走行部上を歩行又は駆け足する際に、多数の突起若し
くは突条、又は多数の凹部若しくは貫通孔の開口縁が利
用者の足の裏を押して刺激することができる。なお、利
用者が例えば運動靴を履いた状態で歩行又は駆け足を行
う場合では、運動靴を介して足の裏に適切な押し圧と刺
激を与えるように突起若しくは突条、又は凹部若しくは
貫通孔の形状を定めればよいし、それらを形成する材質
の硬さを定めればよい。素足の状態で歩行又は駆け足を
行う場合では、足の裏に適切な押し圧と刺激を与えるよ
うに突起若しくは突条、又は凹部若しくは貫通孔の形状
やそれらを形成する材質の硬さを定めればよい。
【0012】第1の発明によると、駆動部が駆動するこ
とにより環状ベルトが所定の方向に走行し、利用者がこ
の走行する環状ベルトの上側走行部上でその走行方向と
逆の方向に歩行又は駆け足することにより、この運動装
置上で歩行又は駆け足による運動を行うことができる。
第2の発明によると、利用者が環状ベルト上において足
で上側走行部を後方に押して移動させることにより、上
側走行部上の略所定位置で歩行又は駆け足することがで
きる。
【0013】第3の発明によると、多数の突起若しくは
突条、又は多数の凹部若しくは貫通孔を形成する各開口
縁部は、柔軟な材質から成っているので、足の裏がこれ
らの突起若しくは突条、又は各開口縁部を踏んだときに
変形して足の裏に対する衝撃を緩和することができる。
【0014】第4の発明によると、各突起又は各突条の
走行方向の前部が比較的小さい傾斜角度の登りの傾斜面
に形成されているので、利用者が上側走行部上を歩行又
は駆け足する際に、突起又は突条につまづかないように
することができる。そして、後部が前部よりも比較的大
きい傾斜角度の下りの傾斜面に形成されているので、利
用者が上側走行部上を歩行又は駆け足する際に、足が上
側走行部を後方に蹴ったときに、足又は靴が上側走行部
の表面に対して滑りにくくすることができる。
【0015】第5乃至第8の各発明の運動装置を使用す
ることにより、実際の地面を歩行又は駆け足するのと略
同等の押し圧と刺激が足の裏に伝わる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る運動装置の第1実施
形態を図1及び図2を参照して説明する。図1は、この
実施形態の運動装置を使用している状態を示す斜視図、
図2は、駆動側プーリ3と従動側プーリ4に掛けられて
いる環状ベルト7を示す拡大斜視図である。この運動装
置は、図1に示すように、平面形状が矩形の本体フレー
ム8を有し、この本体フレーム8の前側部8aが後ろ側
部8bよりも少し高くなるように脚部9と支柱10を設
けてある。この本体フレーム8の前側部8aには駆動側
プーリ3を回動自在に設けてあり、後ろ側部8bには従
動側プーリ4を回動自在に設けてある。そして、この駆
動側プーリ3と従動側プーリ4に環状ベルト7を掛けて
ある。本体フレーム8の前側部8aには、駆動部2であ
る電気モータを固定して設けてある。この駆動部2の回
転軸は、駆動側プーリ3と連結しており、駆動部2が駆
動すると駆動側プーリ3が所定の方向に回転して環状ベ
ルト7の上側走行部11が図1及び図2に示す矢印6の
方向に走行する。駆動部2は、支柱10の上端部に設け
られている手すり(図示せず)に取り付けられている起
動スイッチ(図示せず)をON、OFFすることにより
起動、停止させることができ、手すりに設けられている
変速レバー(図示せず)を操作することによって走行速
度を変更することができる。
【0017】図2に示す12は支持台である。支持台1
2は、矩形の板状体であり、環状ベルト7の上側走行部
11の下側に配置してあり本体フレーム8に設けてあ
る。支持台12は、上側走行部11上を歩行又は駆け足
する利用者の体重を支持するためのものである。環状ベ
ルト7は、図2に示すように、この発明の特徴を成す多
数の突起13、・・・が外側表面に設けられている外側
層14と、この環状ベルト7の張力を受け持つ内側層1
5と、から成っている。この多数の突起13が設けられ
ている外側層14は、利用者の体重により変形する比較
的柔軟な合成ゴムを材質としている。また、これらの各
突起13は、例えば直径が約20mm、高さが約10m
mであり、突起13と突起13どうしの間隔が約80m
mである。つまり、これらの突起13は、この運動装置
の利用者の足の裏を運動靴の靴底を介して適切な強さで
刺激することができる程度の硬さ、及び形状としてあ
る。
【0018】上記のように構成された運動装置を使用す
るときは、まず、利用者が運動靴を履いた状態でこの環
状ベルト7の上側走行部11上に乗って起動スイッチを
ONにする。すると、図1に示す駆動部2が駆動して環
状ベルト7が所定の速度で所定方向6に走行するので、
利用者がこの上側走行部11上でこの上側走行部11の
走行方向6と逆の方向にその走行速度で歩行又は駆け足
する。これにより、上側走行部11上の略所定の位置で
歩行又は駆け足を続けて行うことができる。そして、こ
の歩行又は駆け足をする際に、多数の突起13が利用者
の足の裏を運動靴の靴底を介して押して刺激を与えるこ
とができる。このように、利用者がこの上側走行部11
上を歩行又は駆け足すると、例えば表面に凹凸を有する
地面を歩行又は駆け足するのと略同等の押し圧と刺激が
足の裏に伝わる。この上側走行部11上の歩行又は駆け
足の際には、この押し圧と刺激によって、平坦な道を歩
行又は駆け足する場合と比較して身体のバランスを保つ
ことが必要となる。これによって、足腰全体の筋肉を自
然に使用することとなり、それらの筋肉の衰えを防止す
ることができると共に、平衡感覚を十分に養うことがで
きる。その結果、特に中高年齢者の歩行又は駆け足中の
つまづきや転倒を防止するための訓練をすることができ
る。そして、この運動中に、多数の各突起13が利用者
の足の裏のつぼを刺激することができるので、健康の増
進を図ることもできる。なお、図には示さないが、変速
レバーを操作して駆動部2の回転速度を変更することに
より、所望の速度で歩行又は駆け足することができる。
【0019】次に、第2実施形態の運動装置を図3を参
照して説明する。第1実施形態と第2実施形態の運動装
置が相違するところは、第1実施形態では、図2に示す
ように、環状ベルト7の外側表面に多数の突起13、・
・・を設けた構成としたが、第2実施形態では、図3に
示すように、多数の突起13、・・・に代えて、多数の
突条16、・・・を設けた構成としたところである。多
数の各突条16は、上側走行部11の走行方向6と直行
する方向に環状ベルト17の幅の長さだけ伸延する形状
である。この突条16の幅Aは約20mm、高さは約1
0mm、隣り合う突条16の間隔は約80mmである。
これ以外は第1実施形態と同等であるので、詳細な説明
を省略する。第2実施形態の運動装置によると、各突条
16が突起13と同等の作用を成す。
【0020】第3実施形態の運動装置を図4を参照して
説明する。第1実施形態と第3実施形態の運動装置が相
違するところは、第1実施形態では、図2に示すよう
に、環状ベルト7の外側表面に多数の突起13、・・・
を設けた構成としたが、第3実施形態では、図4に示す
ように、多数の突起13、・・・に代えて、環状ベルト
20の外側層14に多数の小孔を設け、この多数の各小
孔が凹部18、・・・を形成している。この凹部18の
直径は約20mm、深さは約10mm、隣り合う凹部1
8の間隔は約80mmである。これ以外は第1実施形態
と同等であるので、詳細な説明を省略する。第3実施形
態の運動装置によると、多数の凹部18、・・・の各開
口縁18a、・・・が利用者の足の裏に運動靴の靴底を
介して押し圧と刺激を与えることができ、突起13と同
等の作用を成す。なお、図には示さないが、多数の各凹
部18を設ける代わりに、環状ベルト20の外側表面の
各凹部18のそれぞれの位置に、環状ベルト20を貫通
する貫通孔を設けた構成としてもよい。
【0021】第4実施形態の運動装置を図5を参照して
説明する。第1実施形態と第4実施形態の運動装置が相
違するところは、第1実施形態では、図2に示すよう
に、環状ベルト7の外側表面に設けた多数の各突起1
3、・・・の形状が略半球形状であるのに対して、第4
実施形態では、図5に示すように、環状ベルト21の外
側表面に設けた多数の各突起19の形状が、走行方向6
の前部19aが比較的小さい傾斜角度B(約30°)の
登りの傾斜面であって、この前部19aの走行方向6に
対して直角方向の断面形状の上縁が略円弧状に形成さ
れ、後部19bが前部19aよりも比較的大きい傾斜角
度C(約60°)の下りの傾斜面に形成されているとこ
ろである。これ以外は、第1実施形態と同等であり、詳
細な説明を省略する。第4実施形態の運動装置による
と、各突起19の前部19aが比較的小さい傾斜角度の
登りの傾斜面に形成されているので、利用者が上側走行
部11上を歩行又は駆け足する際に、突起19、・・・
につまづかないようにすることができ、後部19bが前
部19aよりも比較的大きい傾斜角度Cの下りの傾斜面
に形成されているので、利用者が上側走行部11上を歩
行又は駆け足する際に、足が上側走行部11を後方に蹴
ったときに、靴が上側走行部11の表面に対して滑りに
くくすることができる。
【0022】第5実施形態の運動装置を図6を参照して
説明する。第2実施形態と第5実施形態の運動装置が相
違するところは、第2実施形態では、図3に示すよう
に、各突条16の形状が長さ方向に対して直角方向の断
面形状が矩形であるのに対して、第5実施形態の運動装
置では、図6に示すように、環状ベルト23の外側表面
に設けた多数の各突条22の形状が長さ方向に対して直
角方向の断面形状が三角形であり、走行方向6の前部2
2aが比較的小さい傾斜角度B(約30°)の登りの傾
斜面であり、後部22bが前部22aよりも比較的大き
い傾斜角度C(約60°)の下りの傾斜面に形成されて
いるところである。これ以外は、第2実施形態と同等で
あり、詳細な説明を省略する。第5実施形態の運動装置
は、図5に示す第4実施形態と同様に、突条22につま
づかないようにすることができるし、足又は靴が上側走
行部11の表面に対して滑りにくくすることができる。
【0023】ただし、上記各実施形態では、駆動部2の
駆動力により環状ベルト7、17、20、21、23を
走行させる構成としたが、駆動部2を削除して、駆動側
プーリ3と従動側プーリ4を回動自在な構成としてもよ
いし、又は所定の回動抵抗を持たせて回動自在な構成と
してもよい。この駆動部2を削除した運動装置による
と、利用者が手すりを掴んで上側走行部11上に乗り、
足の力で上側走行部11を後方に蹴ることにより環状ベ
ルト7、17、・・・を走行させ、これにより、歩行又
は駆け足することができる。
【0024】そして、上記各実施形態では、環状ベルト
7、17、20、21、23を外側層14と内側層15
の2層構造としたが、これに代えて1層の構造としても
よい。例えばこの環状ベルト7を比較的柔軟な合成ゴム
により1層の構造として形成して、この環状ベルト7の
内部に張力を受け持つワイヤを設けた構成としてもよ
い。また、張力を受け持つことができる材質の1層の環
状ベルトとしてもよい。また、突起13、19、突条1
6、22、又は凹部18の開口縁部18aは、上記実施
形態では、この運動装置の利用者の足の裏を運動靴の靴
底を介して適切な強さで刺激することができる程度の硬
さ、及び形状としたが、これに代えて、この運動装置を
素足で利用することができるように、素足の足の裏を適
切な強さで刺激することができる程度の硬さ、及び滑ら
かな形状としてもよい。更に、第4及び第5実施形態の
突起19及び突条22の前部19a、22aの傾斜角度
Bを約30°としたが、30°以外の例えば40°又は
20°の登りの傾斜面としてもよい。そして、後部19
b、22bの傾斜角度Cを約60°としたが、対応する
前部19a、22aの傾斜角度Bよりも大きくして例え
ば50°又は70°の下りの傾斜面としてもよい。
【0025】そして、上記各実施形態の運動装置では、
多数の各突起13、19、若しくは各突条16、22、
又は多数の各凹部18若しくは各貫通孔を、縦と横の各
方向に整列させて規則的に環状ベルト7等に配置した
が、各突起13等を不規則的に配置してもよい。また、
上記各実施形態では、多数の各突起13、19、若しく
は各突条16、22の高さ、又は多数の各凹部18の深
さをそれぞれ同一としたが、それらの高さ又は深さを互
いに相違させてもよい。更に、上記各実施形態では、多
数の各突起13、19、若しくは各突条16、22、又
は多数の各凹部18、若しくは各貫通孔の形状をそれぞ
れ同一としたが、それぞれの形状を互いに相違させても
よい。そして、上記各実施形態では、突起13、19、
突条16、22、凹部18、又は貫通孔の6種類のうち
の1種類のものを環状ベルトに設けたが、少なくとも2
種類以上のものを環状ベルトに形成してもよい。このよ
うに、各突起等の配置を不規則的にしたり、各突起等の
高さを互いに相違させたり、そして、各突起等の形状を
互いに相違させることにより、更に、突起等の2種類以
上のものを環状ベルトに形成することにより、この運動
装置を利用した場合、実際の地面を歩行又は駆け足する
のと略同等の押し圧と刺激が足の裏に伝わり、これによ
り、地面を歩行等しているような体感が得られ、足腰を
鍛えることができるし、平衡感覚を十分に養うことがで
きる。
【0026】そして、上記各実施形態では、支持台12
を矩形の板状体として形成し、上側走行部の下面がこの
支持台12の上面と接触して環状ベルトに滑り摩擦抵抗
が掛かるが、これに代えて、支持台12と環状ベルトと
の摩擦抵抗を小さくするためにこの支持台12に複数の
転子を設け、各転子の上部が板状体の上面から少しだけ
突出して環状ベルトの上側走行部の下面と当接し、上側
走行部の走行によって転子が回転して環状ベルトに転が
り摩擦抵抗が掛かるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、利用者が環状ベルトの上側走
行部上を歩行又は駆け足する際に、環状ベルトの表面に
設けられている多数の各突起若しくは突条、又は多数の
凹部若しくは貫通孔の各開口縁が利用者の足の裏を押し
て刺激することができる構成である。従って、利用者が
この上側走行部上を歩行又は駆け足すると、例えば表面
に凹凸を有する地面を歩行又は駆け足するのと略同等の
押し圧と刺激が足の裏に伝わる。この運動装置上での歩
行又は駆け足の際には、平坦な道を歩行又は駆け足する
場合と比較して身体のバランスを保つ必要があり、これ
によって足腰全体の筋肉を自然に使用することとなり、
それらの筋肉の衰えを防止することができるし、平衡感
覚を十分に養うことができる。その結果、特に中高年齢
者の歩行又は駆け足中のつまづきや転倒を防止するため
の訓練をすることができる。そして、この運動中に、多
数の各突起若しくは突条、又は多数の凹部若しくは貫通
孔の各開口縁が利用者の足の裏を押して刺激することが
できるので、足の裏のつぼを刺激して健康の増進を図る
ことができる。また、第1の発明によると、環状ベルト
が駆動部により駆動されて走行するので、所望の速度で
歩行又は駆け足することができる。
【0028】第2の発明によると、利用者の足によって
上側走行部を後ろに押して移動させる速度によって歩行
又は駆け足の速度を決めることができる。第3の発明に
よると、多数の突起若しくは突条、又は多数の凹部若し
くは貫通孔を形成する各開口縁部は、柔軟な材質から成
っており、足の裏に対する衝撃を緩和することができる
ので、歩行又は駆け足によって、足や腰の間接や骨を傷
めないようにすることができる。
【0029】第4の発明によると、各突起又は各突条の
走行方向の前部が比較的小さい傾斜角度の登りの傾斜面
に形成されているので、利用者が上側走行部上を歩行又
は駆け足する際に、突起又は突条につまづかないように
することができ安全である。そして、後部が前部よりも
比較的大きい傾斜角度の下りの傾斜面に形成されている
ので、利用者が上側走行部上を歩行又は駆け足する際
に、足が上側走行部を後方に蹴ったときに、足又は靴が
上側走行部の表面に対して滑りにくくすることができ安
全である。これによって、利用者は、この運動装置を使
用して快適に歩行又は駆け足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る運動装置を使用
する状態を示す斜視図である。
【図2】同第1実施形態の運動装置の環状ベルト、駆動
側プーリ、及び従動側プーリを示す拡大斜視図である。
【図3】同発明の第2実施形態に係る運動装置の環状ベ
ルトを示す部分拡大斜視図である。
【図4】同発明の第3実施形態に係る運動装置の環状ベ
ルトを示す部分拡大斜視図である。
【図5】同発明の第4実施形態に係る運動装置の環状ベ
ルトに設けられている突起を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図6】同発明の第5実施形態に係る運動装置の環状ベ
ルトに設けられている突条を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図7】従来の運動装置を使用する状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 駆動部 3 駆動側プーリ 4 従動側プーリ 7、17、20、21、23 環状ベルト 12 支持台 11 上側走行部 13、19 突起 16、22 突条 18 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 元重 兵庫県神戸市須磨区竜が台7丁目14番地の 16 (72)発明者 北谷 全弘 大阪府大阪市北区池田町1番2−708号 Fターム(参考) 4C101 BA01 BB02 BC09 BD01 BD02 BD26 BE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部と、この駆動部により駆動されて
    回転する駆動側プーリと、回動自在な従動側プーリと、
    上記駆動側プーリと上記従動側プーリとに掛けられて上
    記駆動側プーリの回転によって走行する環状ベルトと、
    この環状ベルトの上側走行部の下側に設けられ上記上側
    走行部上を歩行又は駆け足する利用者の体重を支持する
    支持部と、上記環状ベルトの外側表面に設けられ利用者
    の足の裏を刺激するための多数の突起若しくは突条、又
    は多数の凹部若しくは貫通孔と、を具備することを特徴
    とする運動装置。
  2. 【請求項2】 互いに間隔を隔てて回動自在に設けられ
    ている2つのプーリと、この2つのプーリに掛けられて
    いる環状ベルトと、この環状ベルトの上側走行部の下側
    に設けられ上記上側走行部上を歩行又は駆け足する利用
    者の体重を支持する支持部と、上記環状ベルトの外側表
    面に設けられ利用者の足の裏を刺激するための多数の突
    起若しくは突条、又は多数の凹部若しくは貫通孔と、を
    具備することを特徴とする運動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の運動装置におい
    て、上記多数の突起若しくは突条、又は多数の凹部若し
    くは貫通孔を形成する各開口縁部は、利用者の体重によ
    り変形する柔軟な材質から成っていることを特徴とする
    運動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3に記載の運動装置
    において、上記多数の各突起又は各突条は、上記走行方
    向の前部が比較的小さい傾斜角度の登りの傾斜面として
    形成され、後部が上記前部よりも比較的大きい傾斜角度
    の下りの傾斜面として形成されていることを特徴とする
    運動装置。
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