JP2000079680A - 記録装置及び記録制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録制御方法

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JP2000079680A
JP2000079680A JP25147798A JP25147798A JP2000079680A JP 2000079680 A JP2000079680 A JP 2000079680A JP 25147798 A JP25147798 A JP 25147798A JP 25147798 A JP25147798 A JP 25147798A JP 2000079680 A JP2000079680 A JP 2000079680A
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recording
head
ink
power supply
recording head
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JP25147798A
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Akira Shimoda
明良 霜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録データによって記録動作条件が変化しな
いような制御を実行することにより記録動作の高速化が
可能な記録装置、及び、記録制御方法を提供する。 【解決手段】 電源ユニット9から可変抵抗3−1が接
続された電力供給ラインを介して供給される電力によっ
て駆動される記録ヘッドに備えられた複数のノズルヒー
タを複数のブロックに分割し、該ブロック毎に時分割記
録を記録を行う際に、ホストから入力される記録データ
に基づいて、複数のブロック各々で、記録のために同時
にインク吐出が発生するノズルヒータの数を計数し、そ
の計数結果に従って可変抵抗の値を設定し、その設定後
に、記録ヘッドに駆動信号を供給して記録ヘッドによる
記録を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録制
御方法に関し、特に、例えば、インクジェット方式に従
って記録を行う記録ヘッドを用いた記録装置及び記録制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より記録装置として最も良く知られ
るものの1つとして、紙などの記録媒体にインクを吐出
して文字、画像等を記録するインクジェット記録装置で
ある。このインクジェット記録装置は、プリンタ単体と
して、或は、複写機、ファクシミリなどの情報出力手段
として広く用いられている。
【0003】さて、インクジェット記録装置は記録媒体
とインクジェット方式に従ってインクを吐出する記録ヘ
ッドとの相対位置を移動させながらインクを吐出して記
録を行うので、その記録ヘッドと記録媒体の相対速度制
御とこれに伴うインク吐出タイミングの制御、記録ヘッ
ドへの電力供給の安定性等が記録結果の画質を左右する
要因となる。インクジェット記録装置は用いる記録ヘッ
ドの形態に応じていわゆるシリアル方式とフルライン方
式に大別される。この中で、シリアル方式は記録ヘッド
を移動させながらインクを吐出して記録を行う方式であ
り、一般に広く用いられている。
【0004】また、その記録ヘッドにはピエゾ素子など
の圧電素子の動作によってインクを吐出するもの、イン
クを瞬間的に沸騰させることで生じる気泡の圧力でイン
ク吐出を行うものなどがある。この内、インクを沸騰さ
せて吐出を行う方式を採用した記録ヘッドは、インク吐
出口付近のインク流路近傍に設けられたヒータに通電す
ることで近傍のインクを沸騰させ吐出エネルギを供給し
ている。
【0005】この吐出エネルギは常に安定的に供給さ
れ、同一条件でインク吐出が行われることで所望のイン
ク滴を得ることが高品位な画像の記録にとって重要であ
る。しかしながら現実にはインク吐出を続けるに際して
投入されたエネルギのうちの幾分かは損失分として記録
ヘッドの温度を上昇させるなどのインク吐出条件の変化
をもたらす。
【0006】従って、従来より、インク吐出の条件をで
きるだけ同じにするように、記録ヘッドの温度変化に対
してヒータへのヒートパルス印加時間などを変化させる
制御を行うことなど様々な制御が実行されている。
【0007】次に、インクジェット方式に従う記録ヘッ
ドを用いて、画像記録を行う際の記録ヘッド吐出制御の
例を説明する。
【0008】図6はインク吐出の際の記録ヘッドのノズ
ル配列と記録ヘッドの走査方向との位置関係を示す図で
ある。なお、図6に示す記録ヘッドは(n×8)個のイ
ンク吐出ノズルを有し、そのノズル列は走査方向に対し
て角度(θ)だけ傾けて配列されている。また、(n×
8)個のインク吐出ノズルはその配列の仕方という観点
から8本ずつの単位でブロック化され、n個のブロック
を有するようになっている。そして、各ブロックの8つ
のインク吐出ノズル(i−j:i(ブロック番号)=1
〜n、j(各ブロックのノズル番号)=1〜8)は、図
6に示すように、ノズル番号(j=1〜8)の順に駆動
されインク吐出を行う。
【0009】また、各ブロックの同一番号が振られたノ
ズル口は、図6に示すように、記録ヘッドの走査方向に
関して同じ位置に配置され、同じタイミングで吐出がな
されるように制御される。従って、インク吐出制御とい
う観点からは、(n×8)個のインク吐出ノズルは、各
ブロックの同じ吐出番号をもつn個のノズルが1つのブ
ロックを構成し、記録ヘッド全体では8つのブロック
(Block1、Block2、Block3、……、Block8)に分割され
る。
【0010】図7は、記録ヘッドからのインク吐出周期
と、各ブロックの駆動タイミングを示すタイムチャート
である。この図から分かるように、Block1、Block2、Bl
ock3、……、Block8と順々に駆動され、1サイクルの駆
動(周期は60μs)が終了すると、再び、Block1から
順々に駆動される。
【0011】このような記録ヘッドからのインク吐出周
期と各ブロックの駆動順の制御に加え、記録ヘッドを搭
載するキャリッジの移動速度と、ノズル配列の相対関係
から各ノズルから吐出されたインク液滴は記録媒体上に
は直線状に付着する様になる。従って、以上のように配
列されたノズルを有した記録ヘッドが走査方向に移動し
ながら必要なインク滴を必要な位置で吐出することで所
望する画像が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年のパーソナ
ルコンピュータ(PC)性能の高速化により情報量の多
いカラー画像データを容易に扱うことが可能となってい
るので、その処理データを画像として出力するプリンタ
においても処理データ量は増え、その処理速度には益々
高速化が求められている。
【0013】インクジェット方式の記録動作の高速化
は、記録ヘッドからのインク吐出周波数の高速化と同時
吐出ノズル数を増やすことによって理論的には可能であ
る。
【0014】同時吐出数を増やして高速化を達成する場
合について考えてみると、同時吐出が可能なように準備
したノズルのうち、実際にインクを吐出する必要性は、
当然その時記録する画像データによって変化する。例え
ば、記録媒体の全面にわたって黒インクを吐出して画像
を記録する際には吐出可能な全てのノズルについて吐出
を行う必要があるし、罫線などを記録(デューティーの
低い画像)する際には、一部のノズルからのインク吐出
が必要なだけである。
【0015】前述したように、ヒータに電流を流すこと
によって生じる熱エネルギをインクに印加してインクに
膜沸騰を生じさせ、そのとき発生する気泡の圧力によっ
てインク吐出を行う方式を用いた記録ヘッドでは、イン
ク吐出に電力が必要であるため同時に吐出するノズル数
が増えるに比例して必要とされる電力も大きくなる。し
かも必要とされる電力は常に一定ではなく記録データに
より実際に吐出が行われるノズル数に比例して変化す
る。
【0016】さて、インク吐出のために記録ヘッドに電
力を供給する電源供給ラインは接続コネクタとの接触抵
抗や自身の配線抵抗のためにいくらかの抵抗分を持って
いる。従って、記録動作のためにヒータに通電している
瞬間にも、この抵抗分のために、記録ヘッドに印加され
る電圧は供給電流値に比例して降下する。その結果、同
時にインク吐出を行うノズル数が多い場合と少ない場合
とで記録ヘッドのヒータにかかる電圧が変化し同一条件
でのインク吐出が行われないという問題がある。
【0017】電流値の変化すなわち電圧降下分は同時に
インクを吐出するノズル数に比例して大きくなるため、
記録動作を高速化する目的でノズル数を増やせば電圧変
動分も大きくなり、やがてはこの吐出条件の差が画像品
質に与える影響が無視できないレベルとなり、記録動作
高速化を妨げる要因となってしまう。
【0018】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録データによって記録動作条件が変化しないよう
な制御を実行することにより記録動作の高速化が可能な
記録装置、及び、記録制御方法を提供することを目的と
している。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
【0020】即ち、記録ヘッドに備えられた複数の記録
要素を複数のブロックに分割し、該ブロック毎に時分割
記録を行う記録装置であって、前記記録ヘッドを駆動す
るための電力を供給する電力供給部と、前記電力供給部
から前記記録ヘッドに電力を供給する電力供給ライン
と、前記電力供給ライン上に接続される可変抵抗と、外
部機器から記録データを入力する入力手段と、前記入力
手段によって入力される記録データに基づいて、前記複
数のブロック各々で、記録のために同時に駆動する記録
要素の数を計数する計数手段と、前記計数手段による計
数結果に従って、前記可変抵抗の値を設定する設定手段
と、前記設定手段による設定後に、前記記録ヘッドに駆
動信号を供給して、前記記録ヘッドによる記録を行わせ
る記録制御手段とを有することを特徴とする記録装置を
備える。
【0021】ここで、前記可変抵抗は、FETによって
構成されると良く、その場合、前記設定手段は、前記計
数手段による計数結果に従ったゲートバイアス電圧をそ
のFETに印加することでその可変抵抗の値を設定する
と良い。
【0022】なお、前記記録ヘッドはインクジェット方
式に従い記録媒体にインクを吐出することで記録を行う
インクジェット記録ヘッドであることが好ましく、その
場合、記録ヘッドには、熱エネルギーを利用してインク
を吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発生
するための熱エネルギー変換体を備えていることが望ま
しい。
【0023】さらに、その記録ヘッドがカラー記録を行
うインクジェット記録ヘッドであっても良く、その場合
には、その記録ヘッドにはブラックインクを吐出する第
1ヘッド、イエロインクを吐出する第2ヘッド、マゼン
タインクを吐出する第3ヘッド、シアンインクを吐出す
る第4ヘッドが含まれる。
【0024】さらに、その場合には、前記可変抵抗を複
数個備え、第1の可変抵抗を経た電力供給ラインからの
出力は第1ヘッドに供給し、第2の可変抵抗を経た電力
供給ラインからの出力は第2、第3、第4ヘッドに供給
すると良い。
【0025】また他の発明によれば、電源部から可変抵
抗が接続された電力供給ラインを介して供給される電力
によって駆動される記録ヘッドに備えられた複数の記録
要素を複数のブロックに分割し、該ブロック毎に時分割
記録を行う記録制御方法であって、外部機器から記録デ
ータを入力する入力工程と、前記入力工程において入力
される記録データに基づいて、前記複数のブロック各々
で、記録のために同時に駆動する記録要素の数を計数す
る計数工程と、前記計数工程における計数結果に従っ
て、前記可変抵抗の値を設定する設定工程と、前記設定
工程における設定後に、前記記録ヘッドに駆動信号を供
給して、前記記録ヘッドによる記録を行わせる記録制御
工程とを有することを特徴とする記録制御方法を備え
る。
【0026】以上の構成により本発明は、電源部から可
変抵抗が接続された電力供給ラインを介して供給される
電力によって駆動される記録ヘッドに備えられた複数の
記録要素を複数のブロックに分割し、該ブロック毎に時
分割記録を記録を行う際に、外部機器から記録データを
入力し、その入力記録データに基づいて、複数のブロッ
ク各々で、記録のために同時に駆動する記録要素の数を
計数し、その計数結果に従って可変抵抗の値を設定し、
その設定後に、記録ヘッドに駆動信号を供給して記録ヘ
ッドによる記録を行わせるよう動作する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェット方式に従ってカラーインク(イエロ
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色)を吐出してカラー記録を行う記録ヘッド
を備えた記録装置の構成を示す概観斜視図である。
【0029】図1に示すように、各色の記録を受け持つ
4個の記録ヘッド、Bk(ブラック)ヘッド2−1、Y
(イエロ)ヘッド2−2、M(マゼンタ)ヘッド2−
3、C(シアン)ヘッド2−4、およびそれぞれに一体
型のインクタンク1−1〜1−4、光学的ホームポジシ
ョンセンサ(以下、HPセンサという)8が装着された
キャリッジ3が、キャリッジ駆動モータ5の駆動力を伝
達する駆動ベルト4の一部に連結されて、走査方向に対
して平行に配置されたガイドシャフト6A、6Bに対し
て移動可能に取付けられており、キャリッジ駆動モータ
5の駆動力により、インクジェット記録ヘッド2−1〜
2−4の吐出面に対向して配置されたプラテン7に、紙
送りモータ10によって駆動される記録媒体給送部(不
図示)から給送される記録紙の全幅にわたって往復運動
してその記録紙への記録を行なう構成となっている。
【0030】記録ヘッド2−1〜2−4は、記録紙の記
録面に対向する吐出面に、インクの吐出を行なう細いパ
イプ状の複数のヘッドノズル口が並設されており、さら
に一体化されたインクタンク1−1〜1−4から供給さ
れるインクに吐出エネルギを与えるヒータがノズル口近
傍に設けられている。
【0031】記録ヘッド2−1〜2−4のノズル口はそ
れぞれキャリッジ3の走査方向に対して垂直方向に配列
されるように構成され、さらに4個の記録ヘッド2−1
〜2−4はキャリッジ走査方向に並んで配置されてい
る。
【0032】また、HPセンサ8は、初期動作において
キャリッジ3がガイドシャフト6A、6B上を移動した
際に、基準位置検出用突起物12を検出することにより
記録動作の走査方向の基準位置(キャリッジホームポジ
ション)を決定する為に用いられる。
【0033】この記録装置は、外部機器であるホストコ
ンピュータ(以下、ホストという)などから入力された
画像情報、制御コマンドなどのデータを、後述する記録
制御部で受信し、その受信データに従って各色の画像デ
ータに展開した後、記録ヘッドにその画像データを転送
すると共にキャリッジ3を走査させ、必要なタイミング
でインク吐出を行う一連の記録動作を制御する。
【0034】記録制御部とキャリッジ3はフレキシブル
ケーブル13によって接続され各種信号及び吐出に必要
な電力の供給を受ける。
【0035】また、キャリッジホームポジション付近に
は、記録ヘッド2−1〜2−4のインク吐出面に付着し
たインクを拭うブレード20、記録ヘッド2−1〜2−
4の吸引回復を行うための吸引口21や回復ユニット2
2が設けられている。
【0036】次に記録装置の記録制御部について説明す
る。
【0037】図2は記録制御部の構成を示すブロック図
である。
【0038】図2に示すように、記録制御部30は、C
PU31、CPU31が実行する制御プログラム、記録
ヘッド制御に必要な各種テーブルデータ、文字データを
作成するためのキャラクタデータ等の定数情報を記憶す
るROM32、制御プログラムの実行のために必要な作
業領域や記録に必要な記録データを一時的に格納するメ
モリなどとして用いられるRAM33、外部機器である
ホスト41から記録装置へ転送される制御コマンドや制
御データや画像データの入力やホスト41に対する応答
データの出力を行うインタフェース(I/F)回路3
4、キャリッジ駆動モータ5及び紙送り(LF)モータ
10を駆動するモータ制御回路35、CPU31の動作
を補って各種制御を行う論理回路よりなるゲートアレイ
(G.A.)36により構成される。また、記録ヘッド
2−1〜2−4の吐出タイミング制御及び駆動を行うヘ
ッド制御ブロック37はゲートアレイ36に内蔵され
る。なお、キャリッジ駆動モータ5にはステッピングモ
ータが使用されている。
【0039】さらに、RAM33は、ホスト41からイ
ンタフェース回路34を介して入力された記録データ及
び制御コードの一時的に格納する領域をもっているのみ
ならず、その記録データを記録ヘッドのノズルに対応さ
せたビットデータに展開した後、格納するプリントバッ
ファをも備えている。
【0040】CPU31はキャリッジ3を移動させる為
にモータ制御回路35にキャリッジ駆動モータ5の動作
信号を送出しながら、同時に走査方向基準位置からの動
作信号パルスの数を管理することによって現在キャリッ
ジ3がどの位置にいるかについても把握している。そし
て、キャリッジ3が移動し、搭載された記録ヘッド2−
1〜2−4がインク吐出を行うべき位置に到達した時に
はヘッド制御ブロック37がインク吐出を行うよう制御
する。この実施形態ではこのようにモータの駆動パルス
の管理により走査方向の記録位置を検出しているが、専
用のエンコーダを設けてその位置検出を行っても良い。
【0041】なお、CPU31は、ROM32に予め格
納されている制御プログラム、あるいは、ホスト41か
らインタフェース回路34を介して入力される制御コマ
ンドに従って、記録装置の動作全般の制御を行なう。
【0042】以上のような記録制御部30及び記録ヘッ
ドによる記録は、電源ユニット9から供給される電力に
よって動作する。図2において、 Vcc(例えば5V)
はCPU31、ROM32、RAM33など記録制御部
の回路を動作させるためのロジック駆動電圧、Vmは各
種モータ駆動電圧(例えば30V)、Vhは記録ヘッド
を駆動させるためのヒート電圧(例えば25V)であ
り、ヒート電圧Vhは記録ヘッドに、モータ駆動電圧V
mはモータ制御回路にそれぞれ印加される。なお、ヒー
ト電圧Vhは図2に示すように、可変負荷を介して供給
される。
【0043】次に、記録ヘッドの吐出回路の構成及びそ
の吐出制御を詳細に説明する。
【0044】図3はヘッド制御ブロック37と記録ヘッ
ドの論理回路の構成を示すブロック図である。この実施
形態では前述のように4個の記録ヘッドを搭載してカラ
ー記録を行うが、記録ヘッド各々の動作原理やインク吐
出特性は同一であるため、ここでは説明を簡単にするた
めに、Bkヘッド2−1に注目して説明する。
【0045】図3に示すように、ヘッド制御ブロック3
7のデータ転送回路37−1は記録ヘッドに対して吐出
データを送出するためにデータ信号(Data)37−
8、ラッチ信号(Latch)37−9、クロック信号
(Clock)37−10を送出する。そして、それぞ
れの信号はBkヘッド2−1に接続されている。
【0046】データ信号(Data)37−8はBkヘ
ッド2−1上に構成されたシフトレジスタ2−101に
クロック信号(Clock)37−9に同期して順次納
められ、記録ヘッドを構成するノズルのうちどのノズル
から吐出を行うかを選択する目的で使用される。さて、
ノズル数分のデータの送出が終わると次にラッチ信号
(Latch)37−9が送出されシフトレジスタ2−
101に納められたデータはレジスタ2−102に移り
データのセットは終了する。
【0047】データのセットが終了するとキャリッジ3
の位置に合わせてヒートタイミングコントローラ37−
2から3つのブロック選択信号(Block1,2,
3)37−11とヒート信号(Heat)37−12が
送出される。ブロック選択信号(Block1,2,
3)は、従来技術において図6及び図7を参照して説明
したノズル配置におけるブロックの駆動順を決定するも
のであり、この実施形態の記録ヘッドにおいては、図3
に示すように、同一ブロックのノズルは8本おきに配置
されているとする。
【0048】インク吐出ノズルに1対1に対応して備え
られる複数のヒータ抵抗(nozzle heater)は、図3に
示すように、(k−l:k=1〜8、l=1〜n)で番
号が付されている。そして、吐出制御のために、kが同
じ値をもつインク吐出ノズルが同じブロックに属するよ
うにまとめられ、同一ブロックに属するヒータ抵抗は同
じタイミングで駆動される。従って、この記録ヘッドは
8つのブロック(BLK1、BLK2、……、BLK8)の分割吐出
制御ができるようになっている。
【0049】3つのブロック選択信号(Block1,
2,3)37−11によって選択されたブロックは、B
kヘッド2−1上に構成されるブロックデコーダ(Bl
ockデコーダ)2−103によって該当ブロックのA
ND回路2−104の入力をアクティブにする。
【0050】このような手順に従ってデータがセットさ
れ、ブロック選択されたノズルに対して、ヒート信号
(Heat)37−12が入力されるとAND回路2−
104の出力条件がそろい、各ノズルのヒータ抵抗(no
zzle heater)2−106に接続されたドライブトラン
ジスタ2−105が動作し、ヒート電流が流れる。ヒー
ト信号(Heat)37−12は温度制御などの為に、
実際のヒート時間をコントロールする目的で使用されて
いる。
【0051】以上説明した動作の連続によって、所望の
位置にインク滴を吐出し一連の記録動作が実現される。
【0052】ここで、あるブロックにおいてただ1つの
ノズルをヒートする場合と、ブロック全てのノズルにつ
いて同時にヒートする場合について説明する。
【0053】インク吐出に必要な電力の供給は電源ユニ
ット9からVh−rライン9−1を通して行われる。こ
の際、前述のようにN本のノズルからインクを同時に吐
出した場合、Vh−rライン9−1の抵抗成分rと各ノ
ズルへのヒート電流(Iheat)によって、次のよう
な電圧降下(ΔV )を生じる。
【0054】ΔV=r×Iheat×N 従って、同時にインク吐出が発生するノズル数(N)に
比例してヒータ抵抗2−106にかかる電圧が変化(降
下)し、吐出動作に影響を与える結果となる。
【0055】このような影響を考慮し、この実施形態で
は予め電源ユニット9からの供給電圧(Vh−r)を必
要な電圧よりΔVだけ高くセットした上で、Vh−rラ
イン9−1中に抵抗成分を変化させることができる可変
抵抗素子3−1を設け、同時にインクを吐出するノズル
数(N)に合わせて抵抗値を変化させる事で、記録動作
実行中のVhライン3−2の電圧を一定に保つように制
御する。この実施形態においては、可変抵抗素子3−1
にはFETを使用し、同時にインクを吐出するノズル数
(N)に合わせてゲートバイアス電圧をコン制御する事
で必要な抵抗値、すなわちこの素子での電圧降下分を得
ている。
【0056】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、生成された可変抵抗素子3−1の制御信号(CNT
L)37−301による電圧補償処理について説明す
る。
【0057】まず、記録ヘッドに対するデータ転送に関
して説明したように、ヘッド制御ブロック37のデータ
伝送回路37−1から各記録ヘッドに対して記録データ
が送出される(ステップS10)。この時、同時にヘッ
ド制御ブロック37に設けられた4つのデータカウンタ
37−4〜7が記録ヘッド2−1〜2−4各々に対応し
た各色成分(Y、M、C、K)の記録データをカウント
する。このカウント動作はブロック毎(BLKi:i=1,
8)に分けて行われる(ステップS20)。これによっ
て、あるブロックについての同時にインク吐出を行うヒ
ータ(ノズル)数を把握できるよう構成される。
【0058】次に、データカウンタ37−4〜7からの
出力はヒートタイミングコントローラ37−2から送出
されるブロック選択信号(Block1、Block
2、Block3)に同期してD/Aコンバータ37−
3へ送られる(ステップS30)。
【0059】D/Aコンバータ37−3では各記録ヘッ
ドに対応して設けられたデータカウンタ37−4〜7の
値の合計値に従って制御信号(CNTL)37−301
を生成し、可変抵抗素子3−1に印加するゲートバイア
ス電圧を制御する(ステップS40)。なお、制御信号
(CNTL)37−301はヒートタイミングコントロ
ーラ37−2の出力に同期して選択ブロックが切り替わ
る毎にセットし直され、可変抵抗素子3−1の抵抗値が
変化する。
【0060】このようにして、その抵抗値が変化した後
に、ヒートタイミングコントローラ37−2からヒート
信号(Heat)37−12を送出する(ステップS5
0)。
【0061】この信号印加によってヒート電流(Ihe
at)が発生すると、予めセットされたゲートバイアス
電圧値に対応した抵抗値に設定された可変抵抗素子3−
1に電流が流れ、それ自身の電圧降下によりヒータ抵抗
(nozzle heater)2−106に印加させる電圧が一定
になるように制御される(ステップS60)。
【0062】次に、全ブロックについてのカウントが終
了したかどうかを調べ、終了であれば、処理は次のステ
ップに進むが、カウント未終了であれば、選択ブロック
を切り替えて処理はステップS20に戻るよう制御する
(ステップS70)。
【0063】最後に、記録動作が終了したかどうかを調
べ、未終了であれば、処理はステップS10に戻り、再
びシフトレジスタ2−101へのデータ入力を行い上記
の処理を繰り返す。これに対して、記録動作終了と判断
されれば処理を終了する。
【0064】以上説明したようにこの実施形態に従え
ば、同時にインク吐出が発生するノズル数をカウント
し、そのカウント結果に従って、予め記録動作による電
圧降下の分を補償するように電源供給ライン(Vh−r
ライン)のに抵抗成分を変化させるので、常に一定の電
圧がヒータ抵抗に印加され、記録データのデューティ、
すなわち同時にインク吐出がなされるノズルの数によっ
てインク吐出条件に偏差を生じることなくなり、均一な
インク吐出がなされ、その結果記録される画像の品位を
良好に保つことができる。
【0065】
【他の実施形態】上述の実施形態ではBkヘッドと他の
3つの記録ヘッド(Y,M,Cヘッド)とは同一のヒー
タを用い同等の特性をもつことを前提として説明した
が、ここでは、Bkヘッドのインク吐出特性が他の3つ
の記録ヘッドとは異なる場合について説明する。つま
り、この実施形態では、Bkヘッドから吐出されるイン
ク滴の大きさが他のカラーインクと比較し大きくなるよ
うな特性をもつとして説明する。
【0066】図5は他の実施形態に従うヘッド制御ブロ
ック37と記録ヘッドの論理回路の構成を示すブロック
図である。なお、図5において、図3に示したのと共通
の構成要素については同じ参照番号を付し、その説明は
省略する。
【0067】この実施形態における記録ヘッド(Bkヘ
ッド)の論理回路では、ヒート抵抗2−106′は吐出
されるインク滴径を大きくするため他の3つのカラーヘ
ッドと比べ面積的に幾分大きく構成されている。このよ
うにヒータ面積を大きく構成することで熱的な投入エネ
ルギーを増加させ吐出可能なインク滴径を大きくしてい
る。なお、この実施形態におけるBkヘッドのヒータ材
質、配置、構造的な要素については前述の実施形態にお
けるBkヘッドと同一に作られ、ヒータ面積の違いで吐
出されるインク滴径が異なるヘッドが構成される。
【0068】このようにヒータの面積を変化させると、
Bkヘッドのヒータ抵抗は他の3つのカラーヘッドとは
異なるので、他のヘッドと同一電圧で駆動すると最適な
吐出特性が得られない。
【0069】従って、この実施形態では、図5に示すよ
うにY、M、Cヘッド用の可変抵抗素子3−1−2を新
たに設け、D/Aコンバータ37−3′が可変抵抗素子
3−1,3−1−2を各々独立に制御できるように構成
する。可変抵抗回路3−1−2はVh−rライン9−1
に接続され、前述の実施形態では共通に接続されていた
Vhライン3−2とは独立したカラーヘッド用のVhラ
イン3−2−2を設ける。
【0070】同時にインクが吐出されるノズル数に応じ
て各々の抵抗値を変化させるよう制御するのは前述の実
施形態と同じであるが、D/Aコンバータ37−3′は
それぞれの可変抵抗回路に対して必要なバイアス電圧値
を印加してそれぞれの記録ヘッドに適した抵抗値を定め
る。
【0071】以上説明した実施形態に従えば、ヒート電
圧供給路を独立に設けることなく、即ち、装置のコスト
アップを招くことなく、記録ヘッドの特性差にあった電
圧を同時にインクが吐出されるノズル数に応じて供給す
ることが可能となる。
【0072】このような実施形態の記録ヘッドは大きな
ブラックのインク液滴を吐出することにより、ブラック
インクを多用する文字画像等の記録において視覚的な記
録品位を改善を図る場合に応用される。
【0073】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0074】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0075】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0076】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0077】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0078】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0079】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0080】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0081】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0082】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0083】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源部から可変抵抗が接続された電力供給ラインを介して
供給される電力によって駆動される記録ヘッドに備えら
れた複数の記録要素を複数のブロックに分割し、該ブロ
ック毎に時分割記録を記録を行う際に、外部機器から記
録データを入力し、その入力記録データに基づいて、複
数のブロック各々で、記録のために同時に駆動する記録
要素の数を計数し、その計数結果に従って可変抵抗の値
を設定し、その設定後に、記録ヘッドに駆動信号を供給
して記録ヘッドによる記録を行わせるので、たとえ、入
力記録データに従って、同時に駆動して記録を行う記録
要素の数が変動しても、記録要素には常に一定の電圧を
印加することができるという効果がある。
【0085】これにより、例えば、記録ヘッドがインク
に熱を与えることにより、その熱エネルギーを利用して
インク吐出を生じさせるインクジェット記録ヘッドであ
る場合、インク吐出時にヒータなどの熱エネルギー変換
体にかかる電圧を一定に保ち吐出条件をそろえることが
できるので、吐出されるインク滴も均一化されより高品
位な画像を得ることが可能となる。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従ってカラーインクを吐出してカラー記録を行
う記録ヘッドを備えた記録装置の構成を示す概観斜視図
である。
【図2】記録制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】ヘッド制御ブロック37と記録ヘッドの論理回
路の構成を示すブロック図である。
【図4】電圧補償処理を示すフローチャートである。
【図5】他の実施形態に従うヘッド制御ブロック37と
記録ヘッドの論理回路の構成を示すブロック図である。
【図6】インク吐出の際の記録ヘッドのノズル配列と記
録ヘッドの走査方向との位置関係を示す図である。
【図7】記録ヘッドからのインク吐出周期と、各ブロッ
クの駆動タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1−1〜1−4 インクタンク 2−1 Bk(ブラック)ヘッド 2−2 Y(イエロ)ヘッド 2−3 M(マゼンタ)ヘッド 2−4 C(シアン)ヘッド 2−101 シフトレジスタ 2−102 レジスタ 2−103 ブロックデコーダ 2−104 AND回路 2−106、2−106′ ヒータ抵抗 3 キャリッジ 3−1、3−1−2 可変抵抗素子 3−2 Vhライン 4 駆動ベルト 5 キャリッジ駆動モータ 6A、6B ガイドシャフト 7 プラテン 8 光学的ホームポジションセンサ 9 電源ユニット 9−1 Vh−rライン 10 紙送りモータ 12 基準位置検出用突起物 13 フレキシブルケーブル 20 ブレード 21 吸引口 22 回復ユニット 30 記録制御部 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 インタフェース(I/F)回路 35 モータ制御回路 36 ゲートアレイ(G.A.) 37 ヘッド制御ブロック 37−1 データ転送回路 37−2 ヒートタイミングコントローラ 37−3、37−3′ D/Aコンバータ 37−4〜7 データカウンタ 37−8 データ信号(Data) 37−9 ラッチ信号(Latch) 37−10 クロック信号(Clock) 37−11 ブロック選択信号(Block1,2,
3) 37−12 ヒート信号(Heat) 37−301 制御信号(CNTL) 41 ホスト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドに備えられた複数の記録要素
    を複数のブロックに分割し、該ブロック毎に時分割記録
    を行う記録装置であって、 前記記録ヘッドを駆動するための電力を供給する電力供
    給部と、 前記電力供給部から前記記録ヘッドに電力を供給する電
    力供給ラインと、 前記電力供給ライン上に接続される可変抵抗と、 外部機器から記録データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力される記録データに基づい
    て、前記複数のブロック各々で、記録のために同時に駆
    動する記録要素の数を計数する計数手段と、 前記計数手段による計数結果に従って、前記可変抵抗の
    値を設定する設定手段と、 前記設定手段による設定後に、前記記録ヘッドに駆動信
    号を供給して、前記記録ヘッドによる記録を行わせる記
    録制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記可変抵抗は、FETによって構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記計数手段による計
    数結果に従ったゲートバイアス電圧を前記FETに印加
    することで前記可変抵抗の値を設定することを特徴とす
    る請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドはインクジェット方式に
    従い記録媒体にインクを吐出することで記録を行うイン
    クジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出するために、前記インクに与える熱エ
    ネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えて
    いることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、カラー記録を行うイ
    ンクジェット記録ヘッドであって、ブラックインクを吐
    出する第1ヘッド、イエロインクを吐出する第2ヘッ
    ド、マゼンタインクを吐出する第3ヘッド、シアンイン
    クを吐出する第4ヘッドを含むことを特徴とする請求項
    4に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記可変抵抗を複数個備え、 第1の可変抵抗を経た前記電力供給ラインからの出力は
    前記第1ヘッドに供給し、 第2の可変抵抗を経た前記電力供給ラインからの出力は
    前記第2、第3、第4ヘッドに供給することを特徴とす
    る請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 電源部から可変抵抗が接続された電力供
    給ラインを介して供給される電力によって駆動される記
    録ヘッドに備えられた複数の記録要素を複数のブロック
    に分割し、該ブロック毎に時分割記録を記録を行う記録
    制御方法であって、 外部機器から記録データを入力する入力工程と、 前記入力工程において入力される記録データに基づい
    て、前記複数のブロック各々で、記録のために同時に駆
    動する記録要素の数を計数する計数工程と、 前記計数工程における計数結果に従って、前記可変抵抗
    の値を設定する設定工程と、 前記設定工程における設定後に、前記記録ヘッドに駆動
    信号を供給して、前記記録ヘッドによる記録を行わせる
    記録制御工程とを有することを特徴とする記録制御方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7926901B2 (en) 2007-01-17 2011-04-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
JPWO2020217471A1 (ja) * 2019-04-26 2020-10-29

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