JP2000078771A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JP2000078771A
JP2000078771A JP10246047A JP24604798A JP2000078771A JP 2000078771 A JP2000078771 A JP 2000078771A JP 10246047 A JP10246047 A JP 10246047A JP 24604798 A JP24604798 A JP 24604798A JP 2000078771 A JP2000078771 A JP 2000078771A
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Japan
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voltage
circuit
charging
control circuit
conversion transistor
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JP10246047A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Toyokura
裕之 豊藏
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電回路の影響を排除して安定で正確なテス
ト用電源電圧を供給できるようにし、しかもこれを回路
の大形化を招来せずに実現する。 【解決手段】 充電回路20の定電圧制御回路24から
電圧変換用トランジスタ23への制御電圧供給路に切替
スイッチ25を設けるとともに、制御回路18にテスト
スイッチ制御手段18dを設ける。そして、充電端子2
1にテスタ40が接続された場合に、この接続をテスタ
40と制御回路18との間の信号の授受によって検出
し、この検出に応じて上記切替スイッチ25を定電圧制
御回路24側から接地端側に切り替え、これにより電圧
変換用トランジスタ23を飽和状態に設定するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置等の
ように電源として二次電池を使用しかつその充電回路を
内蔵した携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話装置に代表される携帯型電子機
器は、一般に二次電池で動作している。このため機器内
には充電回路が設けられている。図5は、携帯電話装置
に設けられている充電回路の構成の一例を示すものであ
り、100は充電回路、200は例えばリチウムイオン
電池セル201を内蔵した二次電池パックを示してい
る。同図において、充電端子101にはACアダプタ等
の外部電源装置(図示せず)が接続され、また電池端子
102には二次電池パック200が接続される。上記充
電端子101を介して外部電源装置から供給された直流
電圧は、ボルテージ・レギュレータ103に入力され
る。このボルテージ・レギュレータ103は、上記外部
電源装置から供給された直流電圧を所定の充電電圧に変
換するもので、電圧変換用トランジスタ104と定電圧
制御回路105とから構成される。すなわち、電圧変換
用トランジスタ104から出力された充電電圧は定電圧
制御回路105でその値が検出され、この検出値が基準
電圧値と比較される。そして、その比較結果に応じた制
御電圧が上記電圧変換用トランジスタ104のベースに
与えられ、これにより上記充電電圧値が所定値で常に一
定となるように制御される。なお、301は充電制御手
段であり、電池電圧や温度等を検出し、その検出情報を
もとに上記ボルテージ・レギュレータ103を制御す
る。
【0003】ところで、最近の携帯電話市場の拡大に伴
い、機器の故障やユーザーからのクレームが増えてお
り、それに対応すべく通信事業者はサービスセンタ等に
おいて機器の動作確認を簡単に行えるテスタの配備を進
めている。テスタによる試験項目としては、例えば機器
の消費電流の測定がある。この測定を行う場合、二次電
池201自体に特性劣化等が生じていると正確な測定を
行えないので、二次電池201を一時取り外し、この二
次電池201に代わりテスタから電源電圧を機器に供給
して、発着信や通話といった各種動作を行わせる。
【0004】テスタから機器への電源電圧の供給は、充
電端子101を介して行われる。このため、テスタから
供給された電源電圧は充電回路100内のボルテージ・
レギュレータ103を経由して機器内の各回路に供給さ
れることになる。ところがボルテージ・レギュレータ1
03は、充電電圧の変動を高精度に抑えるように特性が
定められているため、一般に応答速度が遅く、通話時に
起こるバースト的な負荷変動に追従できない。また、仮
に追従できたとしても、テスタからは充電回路100で
の電圧降下分を見込んで二次電池201の出力電圧より
も高い電圧を供給する必要があり、このため正確な消費
電流の測定が困難だった。
【0005】そこで、例えば図5に示すように、ボルテ
ージ・レギュレータ103の両端間にバイパス用のスイ
ッチ106を接続し、テスト時にこのバイパス用のスイ
ッチ106を閉成することで、充電端子101と電池端
子102との間を直結してボルテージ・レギュレータ1
03の影響をなくす構成が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、バイパス用のスイッチ106と、このバイパス
用のスイッチ106を制御するためのテストスイッチ制
御手段302を、新たに設ける必要がある。このとき、
バイパス用のスイッチ106には大きな電流を流すこと
が可能な素子を使用する必要があるため、素子外形が大
きくならざるをえず、このため機器回路の大形化が避け
られない。この回路規模の大形化は、小形軽量化が最重
要課題の一つとなっている携帯電話装置等の携帯型電子
機器にあっては、きわめて好ましくない。
【0007】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、充電回路の影響を排除
して安定で正確なテスト用電源電圧を供給できるように
し、しかもこれを回路の大形化を招来せずに実現できる
携帯型電子機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、電源としての二次電池と、外部電源装置
から供給された直流電圧を所定の充電電圧に変換して上
記二次電池に供給し充電する充電回路とを備え、かつ充
電回路は、外部電源装置が接続される充電端子と上記二
次電池との間に接続された電圧変換用トランジスタと、
この電圧変換用トランジスタから出力された充電電圧値
を基準電圧値と比較してその比較結果をもとに上記電圧
変換用トランジスタを帰還制御する帰還制御回路とを有
してなる携帯型電子機器において、上記充電回路の電圧
変換用トランジスタを飽和状態に設定するための設定回
路を新たに設けたことを特徴とするものである。
【0009】上記設定回路の具体的な構成としては、次
の二つがあげられる。すなわち、第1の構成は、帰還制
御回路が出力した制御電圧を電圧変換用トランジスタに
供給する経路にスイッチ回路を介在設置すると共に切替
制御回路を設け、この切替制御回路により、上記スイッ
チ回路を切替えることで電圧変換用トランジスタを帰還
制御回路から切り離して電圧変換用トランジスタを飽和
状態に設定するものである。
【0010】第2の構成は、電圧変換用トランジスタか
ら出力された充電電圧を帰還制御回路に入力する経路に
スイッチ回路を介在設置すると共に切替制御回路を設
け、この切替制御回路により、上記スイッチ回路を開成
して帰還制御回路への充電電圧の入力を遮断することに
より、帰還制御回路から出力される制御電圧値を当該ト
ランジスタを飽和状態に設定可能な電圧値に設定するも
のである。
【0011】従って、これらの構成によれば、例えばテ
ストに際し切替制御回路に指示を与えてスイッチ回路を
切り替えることで、電圧変換用トランジスタは飽和状態
に設定される。このため、充電回路の影響を排除して安
定で正確なテスト用電源電圧を機器の各回路に供給でき
る。しかも、スイッチ回路は、第1及び第2のいずれの
構成でも、電源供給路ではなく帰還制御回路内の小電流
を扱う経路に設けられる。このため、スイッチ回路には
小形の素子を使用することができ、これにより回路規模
の大幅な小形化が、ひいては機器の小形軽量化が可能と
なる。
【0012】またこの発明は、上記第1及び第2の各構
成において、切替制御回路に、充電端子に所定のテスト
機器が接続されたことを検出する手段を備え、この手段
により所定のテスト機器が接続されたことが検出された
場合にスイッチ回路を切替制御して電圧変換用トランジ
スタを飽和状態に設定することを特徴としている。
【0013】このように構成することで、充電端子にテ
スト機器を接続すると、このテスト機器の接続が検出さ
れてこの検出に応じてスイッチ回路が切り替わる。すな
わち、テスト機器を接続するだけで携帯用電子機器は自
動的にテストモードになる。従って、サービス担当者は
テストに際しテスト機器を充電端子に接続するだけでよ
く、スイッチ回路の切替に必要な操作を別途行う必要が
ない。このため、テストを、簡単かつ迅速にしかもスイ
ッチ回路の切替忘れなどを起こすことなく正確に行うこ
とが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わるディジ
タル携帯電話装置の一実施形態を示す回路ブロック図で
ある。同図において、図示しない基地局から無線チャネ
ルを介して送られた無線搬送波信号は、アンテナ1で受
信されたのちアンテナ共用器(DUP)2を介して受信
回路(RX)3に入力され、ここで周波数シンセサイザ
(SYN)4から出力された受信局部発振信号とミキシ
ングされて受信中間周波信号に周波数変換される。そし
てこの受信中間周波信号は、図示しないA/D変換器に
おいてサンプリングされたのちディジタル復調器(DE
M)6に入力される。
【0015】ディジタル復調器6は、上記ディジタル受
信中間周波信号に対するフレーム同期およびビット同期
を確立したうえで、ディジタル復調処理を行なう。この
復調処理により得られたベースバンドのディジタル復調
信号は、時分割多元接続回路(TDMA)8に入力さ
れ、ここで各伝送フレームごとに自己宛てのタイムスロ
ットが分離抽出される。尚、上記ディジタル復調器6に
おいて得られたフレーム同期およびビット同期に関する
同期情報は制御回路18に入力される。
【0016】上記TDMA回路8から出力されたディジ
タル復調信号は、続いて誤り訂正符号復号回路(CH−
COD)9に入力され、ここで誤り訂正復号処理され
る。そして、この誤り訂正復号されたディジタル復調信
号は、音声復号回路(DEC)10に入力されて音声復
号処理され、これによりディジタル受話信号が再生され
る。このディジタル受話信号は、ディジタル/アナログ
変換器(D/A)11でアナログ受話信号に戻されたの
ち図示しない音声増幅器を介してスピーカ12に供給さ
れ、このスピーカ12から拡声出力される。
【0017】一方、話者の送話音声は、マイクロホン1
3で集音されて電気信号に変換されたのちアナログ/デ
ィジタル変換器(A/D)14に入力され、このA/D
14で所定のサンプリング周期でサンプリングされてデ
ィジタル送話信号に変換される。このディジタル送話信
号は、可変低域通過フィルタ(可変LPF)15を経た
のち音声符号化回路(COD)16に入力されて音声符
号化される。
【0018】この音声符号化回路16から出力された符
号化音声データは、制御回路18から出力された制御デ
ータとともに誤り訂正符号復号回路(CH−COD)9
に入力され、ここで誤り訂正符号化される。そして、こ
の誤り訂正符号化されたディジタル送信信号はTDMA
回路8に入力される。このTDMA回路8では、時分割
多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access
)方式に対応した伝送フレームが生成され、この伝送
フレーム中の自装置に割り当てられたタイムスロットに
上記ディジタル送信信号を挿入するための処理が行なわ
れる。このTDMA回路8から出力されたディジタル送
信信号は、続いてディジタル変調器(MOD)7に入力
される。
【0019】このディジタル変調器7では、上記ディジ
タル送信信号によりディジタル変調された送信中間周波
信号が発生され、この送信中間周波信号は図示しないデ
ィジタル/アナログ変換器によりアナログ信号に変換さ
れたのち送信回路(TX)5に入力される。なお、ディ
ジタル変調方式としては、例えばπ/4シフトQPSK
(π/4 shifted quadrature phase shift keying)方
式が使用される。
【0020】送信回路5では、上記変調された送信中間
周波信号が周波数シンセサイザ4から出力された送信局
部発振信号とミキシングされ、これにより通話チャネル
に対応する無線搬送波周波数に変換される。そして、こ
の無線変調波信号は送信電力増幅器で所定の送信電力レ
ベルに制御されたのち、アンテナ共用器2を介してアン
テナ1から図示しない基地局へ向けて送信される。
【0021】なお、19は操作パネル部であり、この操
作パネル部19には発信キー、ダイヤルキー、および各
種機能キーを有するキー入力部と、液晶表示器(LC
D)や発光ダイオード(LED)を有する表示部とが配
設されている。
【0022】ところで、本実施形態の携帯電話装置は、
例えばリチウムイオン電池等の二次電池セル31を収容
した二次電池パック30と、この二次電池パック30の
二次電池セル31を充電するための充電回路20とを備
えている。
【0023】図2は、これら二次電池パック30及び充
電回路20と、この充電回路20を制御する制御回路1
8の機能構成を示す図である。同図において、充電回路
20には充電端子21と電池端子22が設けてあり、電
池端子22には二次電池パック30が接続される。充電
端子21には、上記二次電池パック30の二次電池セル
31を充電するときには図示しないAC電源アダプタが
接続され、また携帯電話装置の動作テストを行うときに
はテスタ40が接続される。
【0024】充電回路20は、ボルテージ・レギュレー
タを構成する電圧変換用トランジスタ23と定電圧制御
回路24とを備えている。定電圧制御回路24は、上記
電圧変換用トランジスタ23から出力された充電電圧
を、充電電圧検出用の抵抗24a,24bで分圧するこ
とで検出し、この検出電圧を誤差増幅器からなる比較器
24cで基準電圧24dと比較する。そして、その差に
相当する制御電圧を上記電圧変換用トランジスタ23の
ベースに与える。
【0025】また、上記制御電圧の供給路には切替スイ
ッチ25が介挿してある。この切替スイッチ25は半導
体スイッチからなり、後述する制御回路18から発生さ
れる切替制御信号SWSに従って、電圧変換用トランジ
スタ23のベースの接続先を定電圧制御回路24と接地
端との間で切り替える。
【0026】ところで、制御回路18はマイクロコンピ
ュータを主制御部としたもので、通信に係わる種々制御
機能に加え、充電に係わる制御機能として、電池電圧検
出手段18aと、温度検出手段18bと、充電制御手段
18cと、テストスイッチ制御手段18dとを備えてい
る。電池電圧検出手段18aでは、二次電池パック30
の電池電圧が検出される。また温度検出手段18bで
は、二次電池パック30内の温度がこのパック内に設け
られているサーミスタの出力をもとに検出される。充電
制御手段18cは、上記電池電圧検出手段18aにより
検出された電池電圧と、温度検出手段18bにより検出
された温度とに基づいて、定電圧制御回路24の動作を
オン/オフする充電制御信号CCSを発生する。
【0027】テストスイッチ制御手段18dは、充電端
子21にテスタ40が接続されたとき、図示しない信号
路を介してテスタ40との間で信号の授受を行うことで
テスタ40の接続を検出する。そして、この接続の検出
に応じて切替制御信号を切替スイッチ25に与え、これ
により切替スイッチ25を定電圧制御回路24側から接
地端側に切り替える。また、充電端子21からテスタ4
0が取り外されたことを検出すると、切替スイッチ25
を接地端側から定電圧制御回路24側に復帰させる。
【0028】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ず二次電池セル31への充電期間中にお
いては、充電回路20の切替スイッチ25は定電圧制御
回路24側の切り替わっている。このため、電圧変換用
トランジスタ23は定電圧制御回路24により制御さ
れ、この結果規定された充電電圧が電圧変換用トランジ
スタ23から二次電池パック30の二次電池セル31に
供給されて、二次電池セル31の充電が行われる。
【0029】一方、装置の動作テストを行うべく、二次
電池パック30を取り外した上で、充電端子21にテス
タ40を接続したとする。そうするとこのテスタ40の
接続が、図示しない信号路を介してテスタ40との間で
信号の授受を行うことで制御回路18のテストスイッチ
制御手段18dで検出される。そして、このテスタ40
の接続を検出するとテストスイッチ制御手段18dは、
切替制御信号SWSを出力して切替スイッチ25を定電
圧制御回路24側から接地端側に切り替える。このた
め、電圧変換用トランジスタ23はベースが接地されて
飽和状態となり、この結果充電端子21と電池端子22
との間は直結される。
【0030】したがって、この状態でテスタ40に内蔵
されている電源41から装置に電源電圧を供給すると、
この電源電圧は飽和状態になっている電圧変換用トラン
ジスタ23を介してそのまま装置内部の各回路に供給さ
れる。すなわち、テスト用の電源電圧は充電回路20の
影響を何ら受けることなく装置内部に供給されることに
なる。
【0031】以上のように本実施形態では、充電回路2
0の定電圧制御回路24から電圧変換用トランジスタ2
3への制御電圧供給路に切替スイッチ25を設けるとと
もに、制御回路18にテストスイッチ制御手段18dを
設ける。そして、充電端子21にテスタ40が接続され
た場合に、この接続をテスタ40と制御回路18との間
の信号の授受によって検出し、この検出に応じて上記切
替スイッチ25を定電圧制御回路24側から接地端側に
切り替え、これにより電圧変換用トランジスタ23を飽
和状態に設定するようにしている。
【0032】このため、テスト時において電圧変換用ト
ランジスタ23は飽和状態に設定され、この結果テスタ
40から充電端子21を介して電源電圧を供給しても、
この電源電圧は充電回路20の影響を受けずにそのまま
装置内の各回路に供給される。従って、安定な測定がな
される。
【0033】また、切替スイッチ25は、電圧変換用ト
ランジスタ23にベース電流を流すことが可能なもので
あればよいので、パワートランジスタを用いる必要はな
く、このため小形の半導体スイッチを使用可能である。
したがって、回路構成を小形化することができる。
【0034】さらに、充電端子21へのテスタ40の接
続検出に応じて、切替スイッチ25が自動的にテスト状
態に切り替わる。このため、サービス担当者はテストに
際しテスタを充電端子21に接続するだけでよく、切替
スイッチ25の切替えに必要な操作を別途行う必要がな
い。このため、テストを、簡単かつ迅速にしかも切替ス
イッチ25の切替忘れや戻し忘れを起こすことなく正確
に行うことが可能となる。
【0035】また、テスタ40が接続されたときに、制
御回路18では二次電池パック30が外されているか否
かが判定され、外されていない場合にはテスタ40と制
御回路18との間のネゴシエーションによってその旨が
テスタ40に通知され、テスタ40は電源供給を行わな
い。また、それと共に切替スイッチ25の切り替えは行
われない。したがって、二次電池パック30が接続され
た状態でテスタ40から電源が供給され、これにより二
次電池パック30に過大な電圧が印可される事態は確実
に回避することができる。
【0036】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、図3に示すように電圧変換用
トランジスタ23から出力された充電電圧を定電圧制御
回路24の充電電圧検出用の抵抗24a,24bに供給
する経路中にスイッチ26を介挿し、このスイッチ26
を制御回路18のテストスイッチ制御手段18dから出
力される切替制御信号SWSによってテスト時にオフす
るように構成してもよい。
【0037】このように構成すると、テスト時には、定
電圧制御回路24の抵抗24a,24bによる充電電圧
の検出値は0Vとなるため、定電圧制御回路24は充電
電圧を上げる方向に電圧変換用トランジスタ23を駆動
し、結果的に電圧変換用トランジスタ23は飽和状態と
なる。
【0038】したがって、この構成においても、テスト
時にテスタ40から供給された電源電圧は、充電回路2
0の影響を受けることなく装置の各回路に供給されるこ
とになり、この結果正確な測定が行える。また、充電電
圧検出用の抵抗24a,24bに流れる電流値は小さい
ためスイッチ26は小形の半導体スイッチにより構成す
ることができ、この結果充電回路20の小形化を図るこ
とができる。
【0039】また、図4に示すように定電圧制御回路2
4から出力される制御電圧を電界効果トランジスタ(F
ET)28を介して電圧変換用トランジスタ23のベー
スに供給するように構成している場合に、定電圧制御回
路24とFET28のゲートとの間に切替スイッチ27
を設けるように構成してもよい。このように構成する
と、充電時及びテスト時において、電圧変換用トランジ
スタ23のベース電流の大部分はFET28を介して接
地端に流れる。このため、切替スイッチ27に流れる電
流値は図2の構成に比べて小さくなり、この結果切替ス
イッチ27をさらに小形化することができる。
【0040】さらに、前記各実施形態ではテスタ40の
接続を検出して自動的に切替スイッチ25,27又はス
イッチ26をテスト状態に切り替えるように構成した
が、テスト担当者が操作パネル部19のキー操作により
手動で切り替えるように構成してもよい。
【0041】その他、充電回路20及び二次電池パック
30の構成や、テスト時に電圧変換用トランジスタ23
を飽和状態に設定するためのスイッチ回路の構成とその
設置位置、このスイッチ回路を切替制御するための構
成、携帯型電子機器の種類やその構成等についても、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、充電
回路の電圧変換用トランジスタを飽和状態に設定するた
めの設定回路を新たに設けたことによって、充電回路の
影響を排除して安定で正確なテスト用電源電圧を供給で
き、しかもこれを回路の大形化を招来せずに実現できる
携帯型電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる携帯電話装置の第1の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示した携帯電話装置の充電回路とその
周辺部の構成を示す図。
【図3】 この発明の第2の実施形態に係わる携帯電話
装置の充電回路とその周辺部の構成を示す図。
【図4】 この発明の第3の実施形態に係わる携帯電話
装置の充電回路とその周辺部の構成を示す図。
【図5】 従来の携帯電話装置の充電回路とその周辺部
の構成例を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…ディジタル復調器(DEM) 7…ディジタル変調器(MOD) 8…時分割多元接続回路(TDMA) 9…誤り訂正符号復号回路(CH−COD) 10…音声復号回路(DEC) 11…D/A変換器 12…スピーカ 13…マイクロホン 14…A/D変換器 16…音声符号化回路(COD) 18…制御回路 18a…電池電圧検出手段 18b…温度検出手段 18c…充電制御手段 18d…テストスイッチ制御手段 19…操作パネル部 20…充電回路 21…充電端子 22…電池端子 23…電圧変換用トランジスタ 24…定電圧制御回路 24a,24b…充電電圧検出用の抵抗 24c…比較器 24d…基準電圧 25,27…切替スイッチ 26…スイッチ 28…FET 30…二次電池パック 31…二次電池セル 40…テスタ 41…テスタの電源供給回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源としての二次電池と、外部電源装置
    から供給された直流電圧を所定の充電電圧に変換して前
    記二次電池に供給し充電する充電回路とを備え、かつ充
    電回路は、外部電源装置が接続される充電端子と前記二
    次電池との間に接続された電圧変換用トランジスタと、
    この電圧変換用トランジスタから出力された充電電圧値
    を基準電圧値と比較してその比較結果をもとに上記電圧
    変換用トランジスタを帰還制御する帰還制御回路とを有
    してなる携帯型電子機器において、 前記充電回路の電圧変換用トランジスタを飽和状態に設
    定するための設定回路を具備したことを特徴とする携帯
    型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記設定回路は、帰還制御回路が出力し
    た制御電圧を電圧変換用トランジスタに供給する経路に
    介在設置されたスイッチ回路と、このスイッチ回路を切
    替えることで電圧変換用トランジスタを帰還制御回路か
    ら切り離して電圧変換用トランジスタを飽和状態に設定
    する切替制御回路とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記設定回路は、電圧変換用トランジス
    タから出力された充電電圧を帰還制御回路に入力する経
    路に介在設置されたスイッチ回路と、このスイッチ回路
    を開成して帰還制御回路への充電電圧の入力を遮断する
    ことにより、帰還制御回路から出力される制御電圧値を
    当該トランジスタを飽和状態に設定可能な電圧値に設定
    する切替制御回路とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 前記切替制御回路は、前記充電端子に所
    定のテスト機器が接続されたことを検出する手段を備
    え、この手段により所定のテスト機器が接続されたこと
    が検出された場合に前記スイッチ回路を切替制御して電
    圧変換用トランジスタを飽和状態に設定することを特徴
    とする請求項2又は3記載の携帯型電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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