JP2000078542A - テレビ音声多重信号伝送方式 - Google Patents

テレビ音声多重信号伝送方式

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JP2000078542A
JP2000078542A JP10242170A JP24217098A JP2000078542A JP 2000078542 A JP2000078542 A JP 2000078542A JP 10242170 A JP10242170 A JP 10242170A JP 24217098 A JP24217098 A JP 24217098A JP 2000078542 A JP2000078542 A JP 2000078542A
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JP
Japan
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signal
converter
audio
clock
demodulator
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JP10242170A
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English (en)
Inventor
Shuji Usui
修司 臼井
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上波放送信号の再送信をディジタル回線を
用いて行う場合、テレビ音声多重変復調器を用いない構
成として、コスト面でも有利で音質低下を防止したシス
テムを提供することを目的とする。 【解決手段】 地上放送用テレビジョン信号の伝送にお
いて、テレビ音声多重化された信号を水平同期信号のn
倍に同期したクロックを用いて直接AD変換し、PCM
によるディジタル伝送をするとともに、受信側で、AD
変換時と同一周波数によってDA変換してテレビ音声多
重化された信号を得るようにし、テレビ音声多重復調器
/変調器を不要とし、設備投資及びメンテナンス面での
改善を図ることを可能としたテレビ音声多重信号伝送方
式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ音声多重信
号をディジタル回線を用いて伝送するシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】難視聴地域の解消やサービスエリアの拡
大を目的として、地上放送波(VHF帯やUHF帯の電
波)を受信状態の良好な場所で受信した後、SHF等の
マイクロ波帯を使用して目的地まで伝送し、再び、地上
放送波(VHF帯やUHF帯の電波)として、一般家庭
に届けるような中継システムが実用化されている。上記
の方式は、アナログ方式のため、外来ノイズやフェージ
ングあるいはゴーストの影響を受け、受信画像や音声の
品位が低下する。近年、電波資源(周波数)の有効利用
と、システムの安定運用を目的として、システムのディ
ジタル化が進められている。特に無線伝送においては、
ディジタル変調方式の開発が盛んで、アナログ1回線分
の周波数帯域をディジタル変調し、この回線に高能率符
号化した映像信号や音声信号を多重伝送することで複数
チャンネルの伝送も可能になってきている。また、エラ
ー訂正技術の進歩でエラーフリーの環境を容易に構築で
きる。ところで、テレビ音声多重放送は、テレビジョン
放送の音声電波に、別の音声信号を重ねて同時放送する
もので、ステレオ放送や2ヶ国語の同時放送ができるシ
ステムである。
【0003】一例として、日本で採用しているテレビ音
声多重方式は、図2に示すスペクトラムのごとく、2f
h(31.468kHz、fh:水平同期周波数)を副搬
送波とするFM−FM方式である。 この方式では、モ
ノラル信号とL+R信号を、主チャンネルで送り、ステ
レオのL−R信号と異種プログラム信号(2ヶ国語の外
国語等)に対して、副搬送波をFM変調した副チャンネ
ルで送る。更に、3.5fhにモード識別用パイロット
信号が割り当ててある。 また、4.5fhにはFAX
放送が割り当てられている。
【0004】したがって、テレビ音声多重信号をディジ
タル回線で伝送するには、図3に示すようなシステムが
必要である。 なお、ここでは、FAX放送については
言及しない。 それでは、初めに送信側から説明する。
地上放送受信用アンテナ1で受信した地上波放送信号a
の中からチューナ2で所望の周波数チャンネルを選択、
さらにテレビ音声多重デコーダ3でLR(左右)の音声信
号bを得る。 加えて、モノラルかステレオ、または2
ヶ国語放送かを示す2ビットのモード制御データcも出
力する。すなわち、これらLRの音声信号bと2ビット
のモード制御データcをディジタル回線を用いて伝送し
なければならない。このため、LRの音声信号bの伝送
には、音声用高能率符号化器4を使用して例えば、MP
EG1方式で音声圧縮データdを得る。 この音声圧縮
データdとモード制御データcの2ビットは、データ多
重器5で一束の送信データeに多重される。さらに、送
信データeは、ディジタル変調器6とマイクロ波送信機
7を経て、送信パラボラアンテナ8で送信される。
【0005】一方、受信側では、受信パラボラアンテナ
9で受信したマイクロ波をマイクロ波受信機10で受信
後、ディジタル復調器11で一束の受信データfとす
る。ここで、伝送エラーが無ければ、送信データeと受
信データfは同一である。受信データfは、多重分離器
12で音声圧縮データd’と、モード制御データc’に
分離される。音声圧縮データd’は、圧縮時と同様のM
PEG1方式音声デコーダ13によって伸張され、LR
の音声信号b’に復元される。テレビ音声多重変調器1
4では、LRの音声信号b’をモード制御データc’に
従って、図2に示すスペクトラムを満足するよう変調す
る。 そして、送信機15を経由して地上波放送アンテ
ナ16から輻射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来技術
によって図2に示す周波数スペクトラムを持つ音声多重
信号をディジタル回線を用いて伝送するには、送信側に
おいて、地上放送波から音声信号の復調に加え、2ビッ
トモード制御信号の検出、更に、圧縮音声データとモー
ド制御データの多重回路が新たに必要となる。また、受
信側では、一束のデータから圧縮音声信号データとモー
ド制御データの分離、音声圧縮データからアナログLR
信号への復号、さらに、送信時と同じテレビ音声多重変
調回路を経て元のテレビ音声多重信号となるよう構成す
る必要がある。このため、アナログ方式に比べ、テレビ
音声多重変復調器に加え、必要に応じて音声圧縮/伸張
器が必要になり、装置規模やコスト面で不利になる。さ
らに、音声の圧縮/伸張により音質の低下があるばかり
でなく、実際の例では数段の中継が必要とされ、1中継
毎に復調/変調が繰り返され、音質の一層の低下が発生
する。本発明は、これらの欠点を除去するため、テレビ
音声多重変復調器を用いない構成として、コスト面でも
有利で音質低下を防止したシステムを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、地上放送用テレビジョン信号の伝送にお
いて、テレビ音声多重化された信号を水平同期信号のn
倍に同期したクロックを用いて直接AD変換し、PCM
によるディジタル伝送をするとともに、受信側で、AD
変換時と同一周波数によってDA変換してテレビ音声多
重化された信号を得るようにしたテレビ音声多重信号伝
送方式である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
用いて詳細に説明する。なお、ここでは映像信号の処理
に対する説明は割愛する。 また、図3と同一の動作部
分の説明は割愛する。 初めに送信側について説明す
る。チューナ2の出力は、LPF50と映像信号復調器
51に加えられる。 映像信号復調器51で復調された
映像信号gは、同期信号分離器52で複合同期信号が分
離され、水平同期信号hが標本化信号発生器53に加え
られる。標本化信号発生器53では、水平同期信号hの
8倍(125.874kHz)の周波数を発信し、AD変
換器54に供給する。nの値は、少なくとも図2に示す
3.5倍のfh付近の信号を伝送するため、最低限3.
5fhの2倍+1に相当する、n=8以上を選ぶ必要が
ある。さらに、ファクシミリ対応には、5fhの2倍+
1に相当する11fh以上を推奨する。
【0009】AD変換器54では、LPF50を通過し
た音声多重信号(図2の周波数スペクトラム)を直接デ
ィジタル化する。 この時の分解能は、最低90dBの
ダイナミックレンジを確保するために16ビット以上を
推奨する。従って、AD変換器54の出力PCMデータ
iは、n=8(125.875kHz)で量子化精度を16ビッ
トとすると、2Mbps強のPCMデータとなる。そし
て、PCMデータiは多重器5に加えられ前述の仕組み
でマイクロ波伝送される。一方、受信側では、ディジタ
ル復調器11の出力がDA変換器55とクロック発生器
56に加えられる。 ここで、クロック発生器56で
は、送信側と同一の8倍(125.874kHz)の周
波数を発振し、DA変換器55にクロックを供給する。
この結果、DA変換器55の出力には、図2に示す周波
数スペクトラムを持つテレビ音声多重信号が再現され、
送信機15を経由して地上波放送アンテナ16に供給さ
れる。
【0010】
【発明の効果】以上、本発明によれば、テレビ音声多重
化された信号をディジタル回線で伝送するために、送信
側におけるテレビ音声多重信号の復号器、及び受信側に
おけるテレビ音声多重器をなくすことが可能となり、コ
スト及び保守面でのメリットが大となる。この結果、信
頼度の高いディジタル回線を使用したテレビ音声多重信
号の伝送システムが構築出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図
【図2】日本の音声多重方式の周波数スペクトラムを表
す図
【図3】従来のディジタルシステムの一例を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1:地上波放送受信用アンテナ、2:チューナ、5:デ
ータ多重器、6:ディジタル変調器、7:マイクロ波送
信機、8:送信パラボラアンテナ、9:受信パラボラア
ンテナ、10:マイクロ波受信機、11:ディジタル復
調器、15:送信機、16:地上波放送アンテナ、5
0:LPF、51:映像信号復調器、52:同期信号分
離器、53:標本化信号発生器、54:AD変換器、5
5:DA変換器、56:クロック発生器、a:地上波放
送信号、g:映像信号、h:水平同期信号、i:PCM
データ、j:テレビ音声多重信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上放送用テレビジョン信号の伝送にお
    いて、テレビ音声多重化された信号を水平同期信号のn
    倍に同期したクロックを用いて直接AD変換し、PCM
    によるディジタル伝送をするとともに、受信側で、AD
    変換時と同一周波数によってDA変換してテレビ音声多
    重化された信号を得ることを特徴とするテレビ音声多重
    信号伝送方式。
JP10242170A 1998-08-27 1998-08-27 テレビ音声多重信号伝送方式 Pending JP2000078542A (ja)

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