JP2000078069A - 無線システム - Google Patents

無線システム

Info

Publication number
JP2000078069A
JP2000078069A JP10244680A JP24468098A JP2000078069A JP 2000078069 A JP2000078069 A JP 2000078069A JP 10244680 A JP10244680 A JP 10244680A JP 24468098 A JP24468098 A JP 24468098A JP 2000078069 A JP2000078069 A JP 2000078069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airship
satellite
gps
airships
dgps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10244680A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shibata
信之 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10244680A priority Critical patent/JP2000078069A/ja
Publication of JP2000078069A publication Critical patent/JP2000078069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成層圏の定点に静止・係留して無線サービス
を行う多数の飛行船を管制するシステムにおいて、地上
に測距・測角機能を持つ多数の管制局を設置することな
く、唯1局の地上管制局により、全飛行船をその位置の
把握・制御を含めて管制し、一元的管理が可能で且つ経
済的に実現が容易な飛行船管制システムを得ることを目
的とする。 【解決手段】 飛行船に自機位置を測定する装置を搭載
して地上管制局と飛行船間の通信手段自身に飛行船位置
測定機能を不要とすると共に、そのような通信手段とし
て地上管制局と全飛行船を一挙にそのサービスエリアに
収容する通信衛星を使用する。これにより、その唯1局
の地上管制局から通信衛星経由で全飛行船へ(および全
飛行船から通信衛星経由で地上管制局へ)飛行船位置情
報を含んだ管制情報を伝送する。また、上記に加えて、
飛行船の自機位置測定装置としてGPS受信機またはD
GPS受信機を使用し、飛行船の管制位置精度を大幅に
向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ、中継器等
の無線機器を搭載した多数の飛行船(例えば数十〜数百
の飛行船を日本全国に配置するようなことを想定)を成
層圏に飛行させて定点に静止させ地上の加入者局を対象
として無線サービスを行う成層圏無線システムに係り特
に、地上に設置した管制局により、該システムで使用す
る全ての飛行船に対してその位置、姿勢、アンテナ方
向、中継器電力等を設定・制御・運用する飛行船管制シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】成層圏無線システムにおいて、成層圏を
飛行させて定点に静止・係留する複数の飛行船の位置等
の管制の方式については、従来の技術から考えると、静
止衛星の管制技術等を応用して、地上の管制局に設置し
たアンテナにより飛行船に対して電波を送受信して距離
測定、角度測定を行うことにより飛行船の位置を把握
し、これをもとに位置修正命令、飛行船姿勢データ等の
管制情報を伝送して飛行船を制御する方法が考えられ
る。図10はこの距離測定、角度測定の方法の一例を示
したものである。図10において3は飛行船、13は地
域管制局、16は角度測定のために使用するビーコン信
号、17は距離測定のための信号である。まず通常行わ
れている角度測定方法を飛行船に適用すると、飛行船3
の内部から常時送信されているいわゆるビーコン信号1
6を地域管制局13のアンテナで受信しその信号強度が
最大になるようにアンテナの方向を制御して飛行船3を
常時、捕捉・追尾し、そのアンテナが指向している角度
(方位角及び仰角)をもって飛行船3の方向とすること
となる。また、通常行われている距離測定方法を飛行船
に適用すると、地域管制局13から距離測定用信号を送
信しこの信号が飛行船3で中継され地域管制局13へ返
送されてくるのでこの信号17を受信し、その往復に要
する時間により(送信信号と受信信号の位相差も利用す
ることがある)、地域管制局13から飛行船3までの距
離を算出することとなる。
【0003】上記の従来の方法においては、測距・測角
のために地上の地域管制局13から飛行船3へ見通しが
とれることが必要になるため、飛行船3の数が多い場合
は多数の地域管制局13が必要となる。
【0004】そいこでそれらの地域管制局13の必要数
を、図9について考える。14は中央管制局、15は通
信回線である。まず例えば日本全国を40km四方のセ
ルに区分しそのそれぞれの上空に飛行船3を配置する
と、飛行船3の総数は200機程度となる。従って、ケ
ース1として、それらの飛行船3の各1台に対して1局
の地域管制局13を設置した場合は200局程度の地域
管制局13が必要となる。また、ケース2として、地域
管制局13から飛行船3を見る仰角が20度までの範囲
は地域管制局13にて1台のアンテナを時分割で切替え
て使用してカバーするとした場合、飛行船の高度を20
kmとすると、1地域管制局当り3セル四方即ち飛行船
9台を管制出来るので、地域管制局13の総数は20局
程度となる。ケース2の場合は数が減るが、それでも相
当多数の地域管制局13が必要となる。
【0005】しかもこれら地上管制局13は、多数の地
域管制局13と1局の中央管制局14とから成る階層構
造をとり、それらの局の間を通信回線15で接続する必
要もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の方法では、飛行船管制システムにおいて多数の全ての
飛行船を制御するのに、管制情報伝送機能と共に測距・
測角機能を併せ持つ多数の地上管制局を配置することを
要するためそのシステム規模が大となるので、このシス
テム規模・コストを圧縮・低減することが課題であると
考えられる。
【0007】この課題を解決するために、本発明では、
まず、飛行船に自機位置を測定する装置を搭載すること
により地上管制局の測距・測角機能を不要とする。これ
により地上管制局と飛行船との間の通信手段に測距・測
角機能を併せ持つ必要性をなくす。次に、そのようにし
て選択対象が拡大した通信手段の中から、それら全設備
(地上管制局と全ての飛行船)をそのサービスエリアに
一挙に収容出来るような通信手段、即ち静止衛星軌道に
ある通信衛星を使用することとする。これにより唯1局
の地上管制局から通信衛星経由で全飛行船へ(および全
飛行船から通信衛星経由でその地上管制局へ)管制情報
を伝送することが可能となる。つまり、本発明では、飛
行船に自機位置測定装置を搭載すると共に管制用通信回
線として通信衛星を使用することにより、唯1局の地上
管制局により全飛行船を管制することを可能とし、統合
的且つ経済的な飛行船管制システムを得ることを目的と
している。
【0008】また、本発明では飛行船に搭載する上記自
機位置測定装置として比較的高精度で経済的なGPS受
信機または更に高精度のDGPS受信機を搭載するこ
と、また、DGPS受信機を搭載する場合はDGPS信
号処理に必要なDGPS補正信号を他の静止衛星または
当該通信衛星経由で全飛行船に伝送することにより、本
システム(1局により全飛行船を管制するシステム)を
より容易に実現する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る無線シ
ステムは、成層圏の複数の飛行船の位置等を管制するシ
ステムにおいて、飛行船に自機の位置を測定する装置を
搭載すると共に、地上の管制局から静止衛星軌道の通信
衛星を経由し成層圏の全飛行船に至る衛星通信回線を設
定し、この回線を使用して管制用情報を伝送するもので
ある。この時、各飛行船の自機位置測定装置で得た位置
情報は管制情報の一部として飛行船から通信衛星経由で
地上管制局に伝送して使用される。
【0010】第2の発明に係る無線システムは、第1の
発明において、各飛行船に自機位置測定装置としていわ
ゆるGPS(Global Positioning
System,汎地球測位システム)受信機を搭載した
ものである。
【0011】第3の発明に係る無線システムは、第1の
発明において、各飛行船に自機位置測定装置としていわ
ゆるDGPS(Differencial Globa
lPositioning System,ディファレ
ンシャルGPS)受信機を搭載したものである。GPS
衛星からのGPS信号と共に他の静止衛星から放送され
るDGPS補正信号を各飛行船で受信し、これにより誤
差を修正して得るDGPS位置情報を管制情報の一部と
して使用する。
【0012】第4の発明に係る無線システムは、第1の
発明において、各飛行船に自機位置測定装置としていわ
ゆるDGPS受信機を搭載し、そのために必要なDGP
S補正信号は地上管制局から当該通信衛星を経由して全
飛行船に伝送(放送)するものである。即ち通信衛星を
管制情報の伝送とDGPS補正信号の伝送の両方に共用
する。尚、この時、当該通信衛星にはDGPS補正信号
を地上に向け送信するために必要となる周波数帯(いわ
ゆるLバンド)と送信電力を持つ中継器を搭載するもの
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、2は本発明
の実施の形態1を示すものである。図1はこの発明の考
え方を示す概念図であり、地上管制局1、通信衛星2お
よび飛行船3の間の管制情報の伝送を示している。図2
は図1の概念を具体的に実現する手段を示す構成図であ
り、図2は図1に対比して各部の内容、信号の流れ等を
記載している。図2において1は地上管制局、2は通信
衛星、3は飛行船、4は自機位置測定装置、5は通信衛
星追尾装置、61は自機位置データ、62はテレメトリ
データ、63はコマンド、91は飛行船の駆動制御装
置、92は飛行船の無線機器、93は地上のユーザ局で
ある。
【0014】本発明では各飛行船3に自機位置測定装置
4を搭載するとともに、全飛行船3をそのサービス用ア
ンテナビーム内に収容出来るような通信衛星2を使用す
る。自機位置測定装置4としてはGPS受信装置、慣性
航法装置、方向探知機等が考えられ、装備可能である。
また、通信衛星2についても日本でも既に相当数の通信
衛星がサービスを行っており、日本全国の上空に多数の
飛行船3を配置してもそれら全ての飛行船3をその通信
衛星2の通常のアンテナビーム内に収容して通信を行う
ことが可能である。また、通信衛星2の周波数帯につい
ても通常の周波数帯(いわゆるKuバンドやKaバンド
等)の中継器を使用することができる。
【0015】さて、まず図2に示したように各飛行船3
に搭載した自機位置測定装置4で得られた飛行船3の自
機位置データ61は、飛行船の駆動制御装置91からの
姿勢データおよび無線機器92からの無線機器状況デー
タ(例えば、無線機器が正常か異常かを表わす状態デー
タ、無線機器が予備系に切換わっているか否かを表わす
構成データ)と共にテレメトリデータ(遠隔測定デー
タ)62としてまとめられる。このテレメトリデータ6
2は、飛行船3に搭載した衛星通信追尾装置5に送られ
る。
【0016】この衛星通信追尾装置5は通信衛星2の内
部から常に送られているいわゆるビーコン信号または地
上管制局1から通信衛星2経由で常に送られている追尾
用の信号をアンテナで受信しその信号強度が最大になる
ようにアンテナの方向を制御して通信衛星2を常時、捕
捉・追尾している装置である。衛星通信追尾装置5はテ
レメトリデータ62を受取ると、それをアンテナから通
信衛星2へ向けて送信する。
【0017】通信衛星2はいわゆる中継器を持つ。この
中継器とは地上管制局1および飛行船3から送信されて
くる信号をアンテナで受信しその周波数を変換し増幅し
て再びアンテナから地上管制局1および飛行船3に送り
返すという中継機能を有する無線装置であり、通信衛星
2に通常複数搭載されていて、それぞれ異なる周波数を
使用している。本件飛行船3の管制情報の中継に関して
は或る一つの中継器を使用する。この中継器は多数の飛
行船3が使用するので、各飛行船3からの(または各飛
行船3への)管制情報を識別するために、その中継器の
周波数帯域を細分化して飛行船毎に異なる周波数を使用
する周波数分割方式、または、細分化せずに同一の周波
数を使用するが時間的に飛行船毎に別々のタイミングを
使用する時分割方式、等の多元接続方式を使用する。但
しこの識別処理そのもは中継器では行わず、地上管制局
1および飛行船3において行う。
【0018】上記の中継機能により、通信衛星2は、飛
行船3の衛星通信追尾装置5から送られてきたテレメト
リデータ62を受信・中継して地上管制局1に送信す
る。
【0019】地上管制局1では通信衛星2から送られて
きたテレメトリデータ62を受信し、このテレメトリデ
ータ62を基に飛行船3への位置修正命令、無線機器設
定値等を作成し、コマンド(命令)63として通信衛星
2経由で飛行船3に伝送する。
【0020】飛行船3ではこのコマンド63を衛星通信
追尾装置5により受信し、飛行船位置制御や無線機器設
定等に使用する。(テレメトリデータ62とコマンド6
3をまとめて管制情報6と呼ぶこととする。)
【0021】上記のように、飛行船3自身に位置を測定
させることにより位置測定機能のない通信衛星2を使用
できるようにして、その通信衛星2で管制情報6を伝送
することにより、地上には唯1局の地上管制局1を設置
するだけで、成層圏内の全飛行船3を管制することが出
来る。
【0022】実施の形態2.図3、4は本発明の実施の
形態2を示すものである。図3はこの発明の概念図、図
4は具体的な構成図である。図3において、7はGPS
衛星である。図4において、41は飛行船3に搭載した
GPS受信機である。
【0023】前記図2の自機位置測定装置の実現方法の
一つとして、位置精度が比較的高く搭載が容易なGPS
受信機を利用することとし、図4の飛行船3内にてGP
S受信機41として記載している。このGPS受信機4
1は地球の上空を周回している多数のGPS衛星7から
送信されているGPS信号(周波数帯はいわゆるLバン
ド)を使用して飛行船3の自機位置を得ることが出来
る。
【0024】実施の形態3.図5、6は本発明の実施の
形態3を示すものである。図5はこの発明の概念図、図
6は具体的な構成図である。図5において、8はDGP
S補正信号を送信している静止衛星である。図6におい
て、94は静止衛星からのDGPS補正信号(Lバン
ド)である。
【0025】この実施の形態3は、前記の図3、4にて
使用したGPS受信機41の精度を更に向上させるため
に、他の静止衛星8から放送的に伝送されるDGPS補
正信号(Lバンド)94を使用するものである。その機
器を図6の飛行船3内にてDGPS受信機42として記
載している。このDGPS受信機42は地球の上空を周
回している多数のGPS衛星7から送信されているGP
S信号と、他の静止衛星8から送信されているDGPS
補正信号94とを利用し、高精度の位置データを得るこ
とが出来る。
【0026】尚、このDGPS補正信号を放送する(放
送的なデータ配信サービスを行う)システムについて
は、地上のFM放送局が実験的に実施しているが地域的
であるし成層圏までその信号が到達出来ない可能性があ
る。本発明に使用できるような全国規模の放送として
は、広い地域に一挙にサービスを実施できる静止衛星8
を使用したものが最適と考えられる。そのような衛星サ
ービスは、日本においても運輸多目的衛星において検討
されているし、実現の可能性は高いと考えられる。
【0027】実施の形態4.図7、8は本発明の実施の
形態4を示すものである。図7はこの発明の概念図、図
8は具体的な構成図である。図8において、12は地上
管制局のDGPS補正信号送信装置、21は通信衛星に
搭載したLバンド中継器(DGPS補正信号用)、95
は地上から通信衛星へのDGPS補正信号、96は通信
衛星からのDGPS補正信号である。
【0028】この実施の形態4は、図5、6にて使用し
たDGPS信号に関して、これを他の静止衛星から得る
のではなく、飛行船管制に使用する当該通信衛星を使用
して、自らのシステム内で配信するものである。
【0029】図8において、まず、地上管制局1におい
てDGPS補正信号生成システム(日本の複数地点に設
置したGPS受信局の信号からGPS衛星の持つ誤差を
算出するシステム)から補正信号95を得て、これをD
GPS補正信号送信装置12により当該通信衛星2に送
信する。この通信衛星2には地上から送信されてきた信
号95をLバンドに周波数変換する中継器21を搭載さ
せておく。この中継器21で変換され地球方向に送信
(放送)されたDGPS補正信号(Lバンド)96は、
飛行船3のDGPS受信機42で受信される。このDG
PS受信機42は多数のGPS衛星7からのGPS信号
も受信し、高精度の位置情報を算出する。この飛行船位
置情報は管制情報6の一部として、地上管制局1、通信
衛星2、飛行船3間の衛星通信回線にて伝送される。
【0030】即ち、この実施の形態4は、地上管制局1
局、通信衛星1機(の通常の周波数帯の中継器の一部と
Lバンド中継器)により、DGPS補正信号も含めて、
全ての飛行船の管制を高精度で統合的に、自己完結的な
システムとして、行うものである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、成層圏に多数の飛行船を飛行させて定点に静止させ
地上の広い地域に対して無線サービスを行う成層圏無線
システムに使用する飛行船の位置等を管制するシステム
において、飛行船に自機位置の測定装置を搭載すると共
に、通信衛星を使用して成層圏の全飛行船に至る管制情
報で回線を設定し、管制情報を伝送することにより、唯
1個の地上管制局によって全ての、多数の飛行船を制御
・管制することが出来る。これにより、システムに必要
な管制局の数を大幅に削減することができ、経済的に飛
行船システムを建設できる。また、2階層の管制や分散
した管制を行う必要がなく、1局による集中管理が可能
となるので、システムが簡素化されるだけでなく、統一
的かつ迅速な管制が可能となる。
【0032】また、第2の発明によれば、第1の発明に
おいて、自機位置測定装置としてGPS受信機を使用す
ることにより、低コスト且つ高精度の位置測定ができ
る。低コストという利点は、第1の発明の管制システム
を経済的に構築可能としてその実現性を高め、コスト/
パフォーマンスを大きく向上させ、発明の有用性を増大
させると言える。また、高精度という利点は、飛行船の
総合の位置変動の縮小に貢献し、ひいては成層圏無線シ
ステムの有効性拡大、用途拡大に結びつくものである。
【0033】また、第3の発明の成層圏管制システムに
よれば、第1の発明において、自機位置測定装置として
他の静止衛星によるDGPS信号を利用することによ
り、位置精度を、GPS信号だけを利用する第2の発明
よりも、更に大幅に改善することができる。このこと
は、成層圏無線システムが特に小さな位置誤差を要求さ
れるような場合に、そのシステムの実現のキーとなるも
のとして、この第3の発明が活用され、そのシステムを
実現し、又、実現した後はその高位置精度のゆえに、シ
ステムの有効性を強化し市場拡大に大きく貢献するであ
ろうと考えられる。
【0034】また、第4の発明の成層圏管制システムに
よれば、第1の発明において、管制に使用する当該通信
衛星によって、DGPS補正信号をも飛行船に伝送する
ものである。これは、第3の発明のような他の静止衛星
によるDGPSサービスがない場合に、自己のシステム
内でDGPSシステムを構築、利用することを可能とす
るものであり、特に小さな位置誤差の成層圏無線システ
ムを自己完結的に実現する手段となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の飛行船管制システム
の概要を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の飛行船管制システム
の構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2の飛行船管制システム
の概要を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の飛行船管制システム
の構成を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3の飛行船管制システム
の概要を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3の飛行船管制システム
の構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4の飛行船管制システム
の概要を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態4の飛行船管制システム
の構成を示す図である。
【図9】 従来の技術で構成した飛行船管制システムの
概略構成を示す図である。
【図10】 従来の飛行船管制システムにおける地域地
上局の距離測定、角度測定機能を説明した図である。
【符号の説明】
1 地上管制局、2 通信衛星、3 飛行船、4 自機
位置測定装置、5 通信衛星追尾装置、6 管制情報、
7 GPS衛星、8 他の静止衛星、11 管制装置、
12 DGPS補正信号送信装置、21 Lバンド中継
器(DGPS補正信号用)、41 GPS受信機、42
DGPS受信機、61 自機位置データ、62 テレ
メトリデータ、63 コマンド、91 駆動制御装置、
92 無線機器、93 地上のユーザ局、94 他の静
止衛星からのDGPS補正信号、95 地上管制局から
のDGPS補正信号、96 通信衛星からのDGPS補
正信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J062 BB03 CC07 5K067 AA22 AA42 BB28 BB36 BB41 DD20 DD27 EE02 EE07 EE16 JJ56 5K072 AA19 BB17 BB18 BB22 BB27 CC31 DD02 DD04 DD13 DD15 DD19 EE11 FF19 FF20 GG11 GG14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成層圏に飛行して定点に静止する多数の
    飛行船と地上管制局との間で情報を送受信し、地上の所
    定地域に対して無線サービスを行う無線システムにおい
    て、上記飛行船に設けられ、自機位置を測定する自機位
    置測定装置と、静止衛星軌道に位置する通信衛星と、上
    記地上管制局と上記複数の飛行船との間に、上記通信衛
    星を経由して設定された衛星通信回線とを具備し、上記
    飛行船からの自機位置情報を含む飛行船情報を上記通信
    衛星を介して上記地上管制局へ、また上記地上管制局か
    らの上記飛行船に対する管制情報を上記通信衛星を介し
    て当該飛行船へ上記通信回線により伝送し、上記飛行船
    を制御・管制する手段を有することを特徴とする無線シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 飛行船に自機位置測定装置として設けら
    れたGPS(Global Positioning
    System,汎地球測位システム)受信装置と、GP
    S信号を送信するGPS衛星とを具備し、上記GPS衛
    星からのGPS信号を上記GPS受信装置により受信す
    ることにより得られる各飛行船のGPS位置情報を当該
    飛行船の自機位置情報として使用する手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の無線システム。
  3. 【請求項3】 飛行船に自機位置測定装置として設けら
    れたDGPS(Differencial Globa
    l Positioning System,差動汎地
    球測位システム)受信装置と、GPS信号を送信するG
    PS衛星と、DGPS補正信号を送信する静止衛星とを
    具備し、上記GPS衛星からのGPS信号と共に上記静
    止衛星からのDGPS補正信号を上記DGPS受信装置
    により各飛行船で受信することによって得られるDGP
    S位置情報を当該飛行船の自機位置情報として使用する
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の無線シス
    テム。
  4. 【請求項4】 飛行船に自機位置測定装置として設けら
    れたDGPS受信装置と、GPS信号を送信するGPS
    衛星と、通信衛星に設けられたDGPS補正信号用中継
    器と、地上管制局に設けられたDGPS補正信号送信装
    置とを具備し、上記GPS衛星からのGPS信号と共
    に、上記地上管制局のDGPS補正信号送信装置からの
    通信衛星のDGPS補正信号用中継器を経由して送信さ
    れてくるDGPS補正信号を上記DGPS受信装置によ
    り各飛行船で受信することによって得られるDGPS位
    置情報を当該飛行船の自機位置情報として使用する手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の無線システ
    ム。
JP10244680A 1998-08-31 1998-08-31 無線システム Pending JP2000078069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244680A JP2000078069A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 無線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244680A JP2000078069A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 無線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000078069A true JP2000078069A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17122357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244680A Pending JP2000078069A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 無線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000078069A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004125479A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp 車両走行支援装置および車両走行支援サービスの提供方法
WO2019003990A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、プログラム、通信端末、及び通信システム
WO2020195122A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 Hapsモバイル株式会社 通信管理装置、通信管理システム、通信管理方法、および通信管理プログラム
WO2022168505A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 Hapsモバイル株式会社 システム、情報提供装置、プログラム、及び情報提供方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004125479A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp 車両走行支援装置および車両走行支援サービスの提供方法
WO2019003990A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、プログラム、通信端末、及び通信システム
JP2019009675A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、プログラム、通信端末、及び通信システム
WO2020195122A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 Hapsモバイル株式会社 通信管理装置、通信管理システム、通信管理方法、および通信管理プログラム
JP2020167485A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 Hapsモバイル株式会社 通信管理装置、通信管理システム、通信管理方法、および通信管理プログラム
WO2022168505A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 Hapsモバイル株式会社 システム、情報提供装置、プログラム、及び情報提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6785553B2 (en) Position location of multiple transponding platforms and users using two-way ranging as a calibration reference for GPS
US10512021B2 (en) System and method for providing continuous communications access to satellites in geocentric, non-geosynchronous orbits
US5619211A (en) Position locating and communication system using multiple satellite constellations
US5554993A (en) Global position determining system and method
CN108702200B (zh) 用于卫星通信的星历信息管理
US5608393A (en) Differential ground station repeater
US7454202B2 (en) Low data rate mobile platform communication system and method
US5363110A (en) Positioning system utilizing artificial satellites and positioning method
US7400292B2 (en) GPS Navigation system with integrity and reliability monitoring channels
US20040130841A1 (en) Method and apparatus for providing an integrated communications, navigation and surveillance satellite system
US7256734B2 (en) Spot beam antenna boresight calibration using GPS receivers
JPH09136699A (ja) 衛星の姿勢制御方法
KR20150093714A (ko) 지구 상에서 간섭 소스의 위치를 찾기 위해서와 같이, 지구로부터 방출된 전자기 에너지에 대한 정보를 얻기 위한 장치, 시스템 및 방법
EP3895341B1 (en) Method for establishing a bidirectional satellite communication session and corresponding system
WO2023134018A1 (zh) 一种基于北斗短报文的航空器及应急导航通信系统
US20070159382A1 (en) GPS signal repeater and GPS receiver of stationary orbit satellite, and method for positioning stationary orbit satellite using the same
US8199692B2 (en) Method and device for efficient dissemination of information in a satellite navigation system
CN110890915B (zh) 用于并发通信的系统、方法、计算机可读存储装置
JP2000078069A (ja) 無線システム
JPH10332413A (ja) 衛星ナビゲーションシステムを確立するための方法
US10484082B2 (en) Space asset tracker
JP3067730B2 (ja) 衛星追尾方式と衛星通信システム
JP2005134197A (ja) 電波測位システム
Ilčev et al. Ground Communication Segment
Galati et al. Global navigation satellite system in an integrated air traffic management constellation