JP2000076166A - マルチルータ設定装置 - Google Patents

マルチルータ設定装置

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JP2000076166A
JP2000076166A JP24123398A JP24123398A JP2000076166A JP 2000076166 A JP2000076166 A JP 2000076166A JP 24123398 A JP24123398 A JP 24123398A JP 24123398 A JP24123398 A JP 24123398A JP 2000076166 A JP2000076166 A JP 2000076166A
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router
setting
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type
computer
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JP24123398A
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Inventor
Yoshio Nishida
美穂 西田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルータの種類毎に制御情報の設定方法が異な
っていても、各ルータに対して共通の操作による制御情
報の設定を可能にする。 【解決手段】 コンピュータ10に接続し得るルータ2
0a,20b…の種類毎に制御情報の設定方法に関する
情報を設定ファイル11a,11b,11c…として記
憶しておくとともに、制御情報の設定にあたって、コン
ピュータ10と接続しているルータ20aの種類を特定
し、その種類についての設定ファイル11aを読み出
し、制御情報の設定に必要な設定値を所定形式で入力さ
せ、読み出した設定ファイル11aおよび入力された設
定値とを基に、前記接続しているルータ20aに適した
設定方法で制御情報の設定を行うルータ設定ツール12
をコンピュータ10内に設けておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク環境
において用いられるルータに対して通信制御に必要な制
御情報を設定するためのマルチルータ設定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるインターネット等の広域
ネットワークの利用が広く普及している。このような広
域ネットワークを利用するためには、例えば図8に示す
ように、インターネットサービスプロバイダと契約し
て、専用線51を介してパーソナルコンピュータ等のコ
ンピュータ(以下、PCと称す)52をネットワーク
(インターネット)53に接続すればよいことが広く知
られている。
【0003】ただし、この場合、PC52とインターネ
ット53との間には、ルータと呼ばれる通信制御装置
(以下、単にルータと称す)54を介在させることが必
要となる。さらに、PC52がルータ54を介してイン
ターネット53を利用した通信を行うためには、先ずル
ータ54にIP(Internet Protocol)アドレスやネット
マスクパターン等といった制御情報を設定しなくてはな
らない。
【0004】通常、ルータ54に対する制御情報の設定
は、PC52とルータ54との間を接続するケーブル、
例えばRS232−C準拠のケーブル(以下、RSケー
ブルと称す)55を用いて、これらの間での通信により
行われる。具体的には、PC52側から制御情報の設定
に必要なコマンドをルータ54に送信し、それをルータ
54が処理し、何らかの返答をPC52側に返信する、
といった通信を行うことにより実現される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ルータ54
における制御情報の設定方法は、その機種(製品種類)
毎に異なっている。すなわち、PC52を操作するユー
ザは、異なった種類のルータ54に対する設定を行う場
合に、それぞれの設定方法を知っている必要がある。
【0006】例えば、ルータAとルータBという異なる
ルータ製品があるとすると、これらに対して制御情報を
設定する場合に、PC52との間でやり取りされる通信
は互いに大きく異なる。人に例えるならば、ルータAと
ルータBは異なる言葉をしゃべるため、PC52のユー
ザはルータA,B毎に異なった言葉で設定を行わなくて
はならない。図9(a)および(b)には、「Cisco 10
03」と「Ipmate 1000R」というそれぞれ異なったルータ
において制御情報の設定を開始するためのやり取りの例
を示す。これからもわかるように、ルータの種類(機
種)によってそのやり取りの内容は異なっている。ま
た、制御情報の設定方法は概ね直感的でなく、PC52
を操作する一般ユーザにとっては非常に困難な作業にな
ってしまうと言える。
【0007】つまり、上述した例からも明らかなよう
に、ルータに対する制御情報の設定方法は、ルータの種
類毎に異なるコマンド形式を持つので、事前にその種類
特有のコマンドを学習せずには設定が行えない。そのた
め、ルータやネットワーク関連の知識に乏しい一般ユー
ザにとっては、ルータをネットワークに組み入れて正し
く動作させるまでの設定方法を学習することは極めて困
難である。また、一般ユーザは、ルータ設定後にアクセ
スが可能になるネットワークの利用が目的であり、ルー
タの設定方法を学習することが目的ではないため、結果
として不必要な時間を割かれることになってしまう。
【0008】さらには、ルータに対する制御情報の設定
方法が各種類間で統一されていないことから、ルータを
別種類(別機種)に交換したい場合、一般ユーザは、再
度新しいルータの設定方法を学習しなくてはならない。
ところが、ユーザによっては、新たなルータを設定する
ために要する学習時間と新しいルータを設置することに
より得られる利点とを比較した場合、交換が現実的でな
くなってしまう場合もある。つまり、ルータの交換が容
易でないという問題も生じてしまうおそれがある。
【0009】そこで、本発明は、ルータの種類毎に制御
情報の設定方法が異なっていても、一般ユーザに受け入
れ易くするため、各ルータに対して共通の操作による制
御情報の設定を可能にするマルチルータ設定装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたマルチルータ設定装置で、ネッ
トワークの構成要素であるルータに接続したコンピュー
タに搭載され、前記ルータによる通信制御に必要な制御
情報をそのルータに対して設定するためのものであっ
て、前記コンピュータに接続し得るルータの種類毎に前
記制御情報の設定方法に関する情報を設定ファイルとし
て記憶する記憶手段と、前記コンピュータと接続してい
るルータの種類を特定するとともに、特定した種類につ
いての設定ファイルを前記記憶手段から読み出す特定手
段と、前記制御情報の設定に必要な設定値を所定形式で
入力するための入力手段と、前記特定手段が読み出した
設定ファイルと前記入力手段で入力された設定値とを基
に、前記コンピュータと接続しているルータに適した設
定方法でそのルータに対する前記制御情報の設定を行う
設定手段とを備えることを特徴とするものである。
【0011】上記構成のマルチルータ設定装置によれ
ば、入力手段にて所定形式で入力された設定値を基に、
設定手段がルータに対する制御情報の設定を行う。ただ
し、このとき、特定手段は、コンピュータと接続してい
るルータの種類を特定し、その種類についての設定ファ
イルを記憶手段から読み出している。よって、設定手段
は、読み出された設定ファイル(設定方法に関する情
報)に従って、設定値に基づく制御情報の設定を、設定
対象となるルータに適した設定方法で行う。つまり、こ
のマルチルータ設定装置では、コンピュータと接続して
いるルータがどの種類であっても、その種類に対応する
設定ファイルが記憶手段内に記憶されていれば、その種
類に適した設定方法でルータに対する制御情報の設定が
行われることとなる。しかも、その制御情報の設定に必
要な設定値の入力は、ルータの種類に拘わらず、例えば
コンピュータを操作するユーザ等によって、所定形式で
行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
るマルチルータ設定装置について説明する。
【0013】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明に係
わるマルチルータ設定装置の実施の形態の一例の概略を
示すシステム構成図である。
【0014】図例のように、本実施の形態のマルチルー
タ設定装置は、PC10内に搭載されたものである。
【0015】このPC10は、ルータ20aを介してイ
ンターネット30と接続している。ただし、このPC1
0には、複数種類のルータ20a,20a…が接続し得
るようになっている。
【0016】また、PC10とこれに接続しているルー
タ20aとの間は、10Base−T等のインターネッ
ト接続のためのケーブル21およびRS232−C準拠
等のルータを設定するためのRSケーブル22の双方に
よって繋がっている。なお、PC10と接続するルータ
20a,20a…の種類によっては、インターネット接
続用のケーブル21とルータ設定用のRSケーブル22
とが同一のものであってもよい。
【0017】このようなPC10内に搭載されるマルチ
ルータ設定装置は、図示しないハードディスク装置等に
記憶されたルータ設定ファイル11a,11b,11c
…と、このPC10での所定プログラムの実行によって
具現化されるルータ設定ツール12とから構成されてい
る。
【0018】ルータ設定ファイル11a,11b,11
c…は、PC10に接続し得るルータ20a,20a…
に対応しているもので、各種類毎の制御情報の設定方法
に関する情報が記述されたものである。詳しくは、それ
ぞれが、図2に示すようなフォーマットにて構成されて
いる。このフォーマットのうち、「ルータ名」、「conn
ect 」、「password」等はセクション名である。これら
の各セクションは、セクション名から「end 」までで一
つの単位となっており、それぞれに設定方法に関する情
報が記述されている。例えば、各セクションに記述され
る設定方法には、ルータ設定ツール12から送信するコ
マンド、ルータ設定ツール12へ返却される文字列、お
よびこれに対する処理方法(エラー処理や別セクション
への分岐条件などを含む)などが記述されている。ま
た、ルータ設定ツール12がルータ20a,20b…に
送信するコマンドの中にはPC10を操作するユーザか
ら取得した設定値等と置き換えた後に送信するものもあ
るため、ルータ設定ツール12がそのことを認識できる
ように記述されているものとする。
【0019】一方、図1において、ルータ設定ツール1
2は、詳細を後述するように、ルータ設定ファイル11
a,11b,11c…を使用して、ルータ20a,20
b…に対してIPアドレスやネットマスクパターンとい
った制御情報を設定するためのものである。そのため
に、ルータ設定ツール12では、PC10を操作するユ
ーザから制御情報を設定に必要な基本的な設定値(例え
ば、ルータのIPアドレス、ネットマスクパターン、ル
ータパスワードなどの値)の入力を受け付けるようにな
っている。ただし、ルータ設定ツール12は、その設定
値の入力を、所定形式のGUI(Graphical User Inter
face)画面を利用して、PC10を操作するユーザに行
わせる。
【0020】図3は、ルータ設定ツール12がPC10
のユーザに設定値の入力を行わせる際に、そのPC10
のディスプレイ等を用いて表示させるGUI画面の一例
である。ルータ設定ツール12は、このような画面から
取得した設定値を基に、ルータ20a,20b…に対す
る制御情報の設定を行う。
【0021】ここで、以上のように構成されたマルチル
ータ設定装置を用いて、PC10に接続するルータ20
aに制御情報を設定する場合の処理動作例について、図
4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0022】このマルチルータ設定装置においては、ル
ータ20aへの制御情報の設定に先立ち、そのルータ2
0aについてのルータ設定ファイル11aが予め記憶さ
れているものとする。すなわち、ルータ設定ツール12
が使用するルータ設定ファイル群11a,11b,11
c…に、そのルータ20aについてのルータ設定ファイ
ル11aが含まれているものとする。なお、制御情報設
定の時点でルータ設定ファイル11aがない場合には、
そのルータ設定ファイル11aを新たに作成すればよ
い。この場合には、作成すべき新規のルータ設定ファイ
ル11aをルータ設定ツール12またはルータ20aの
製造元等から取得し、これをPC10内の所定領域に入
力することで、ルータ設定ツール12による制御情報の
設定が可能となる。
【0023】また、ルータ20aへの制御情報の設定の
際には、PC10とルータ20aとの間が、ルータ設定
ツール12で認識し得る接続形式(RS232−Cや1
0Base−Tなど)によって接続されており、しかも
互いに接続されたPC10とルータ20aとの両方が稼
働可能になっていることが前提となる。
【0024】さらには、ルータ20aに制御情報を設定
し、PC10をインターネット30に接続するために
は、事前にインターネットサービスプロバイダと契約を
交わし、ルータ20aおよびPC10のIPアドレス、
ネットマスクパターンなどの設定値を取得しておく必要
がある。
【0025】これらの条件が揃った後、マルチルータ設
定装置を用いてルータ20aへの制御情報の設定を行う
場合には、先ず、PC10内においてルータ設定ツール
12を起動する。
【0026】起動されたルータ設定ツール12は、最初
に、制御情報を設定に必要な設定値の入力項目をGUI
形式でPC10のユーザに提示して、そのユーザに設定
値の入力を行わせる(ステップ101、以下ステップを
Sと略す)。この設定値の入力によって、ルータ設定ツ
ール12は、PC10と接続するルータ20aの機種名
(種類)を取得するとともに、ルータ20aとの間の通
信に使用するRSケーブル22の特定(RSケーブル2
2が接続するCOMポート番号の取得)を行う。
【0027】ルータ種類およびCOMポート番号の取得
は、次のようにして行えばよい。例えば、ルータ設定ツ
ール12は、GUI画面にサポートしているルータ種類
のリスト(ルータ設定ファイル11a,11b,11c
…の一覧)を提示し、その中からPC10のユーザに該
当するものを選択させる。この選択により、ルータ設定
ツール12は、制御情報の設定に使用するルータ設定フ
ァイル11aを特定する。COMポート番号の取得につ
いても、これと同様にして行えばよい。
【0028】そして、ルータ設定ツール12は、必要な
設定項目の全てにユーザの入力が得られたか否か、すな
わち制御情報の設定に必要な設定値が欠けていないかを
判断し(S102)、設定値の入力が足りなければGU
I画面を用いたユーザによる入力を継続させる(S10
1)。
【0029】設定値の入力が全て揃っていれば、ルータ
設定ツール12は、続いて、ルータ20aに対する制御
情報の設定を行う。このとき、ルータ設定ツール12
は、ユーザによる入力に基づいて、制御情報の設定対象
となるルータ20a(使用するルータ20a)およびこ
れに対応するルータ設定ファイル11aを特定している
(S103)。
【0030】この特定したルータ設定ファイル11aに
は、使用するルータ20aに対する設定を行うための手
順や分岐条件などの設定方法が記述されている。よっ
て、ルータ設定ツール12は、制御情報の設定にあたっ
て、特定したルータ設定ファイル11aを読み出すとと
もに(S104)、読み出したルータ設定ファイル11
aに基づいて、使用するルータ20aが理解可能な方法
で制御情報の設定を行う(S105)。
【0031】詳しくは、読み出したルータ設定ファイル
11aに記述されている手順や分岐条件などに従ってル
ータ20aとの交信を行いつつ、ユーザから事前に取得
した設定値(例えばIPアドレス、ネットマスクパター
ン、パスワードなど)で該当する箇所を置き換えて、こ
れを設定用のRSケーブル22を通してルータに送信す
る。そして、この送信によってルータ20aに対する制
御情報の設定を行うと、ルータ設定ツール12は、処理
を終了する。
【0032】以上のように、本実施の形態のマルチルー
タ設定装置では、PC10と接続しているルータ20
a,20b…がどの種類であっても、その種類に対応す
るルータ設定ファイル11a,11b,11c…が予め
記憶されていれば、その種類に適した設定方法でルータ
20a,20b…に対する制御情報の設定が行えること
となる。しかも、その制御情報の設定に必要な設定値の
入力は、ルータ20a,20b…の種類に拘わらず、G
UI画面を利用した同一形式にてPC10を操作するユ
ーザによって行われる。
【0033】したがって、このマルチルータ設定装置を
用いれば、PC10のユーザは、接続しているルータ2
0a,20b…の種類特有のコマンドを事前に学習して
いなくても、そのルータ20a,20b…をネットワー
クに組み入れて正しく動作させることができるようにな
る。すなわち、ルータやネットワーク関連の知識に乏し
いユーザであっても、接続しているルータ20a,20
b…の種類を意識することなく、容易に制御情報の設定
を行えるようになり、従来のように制御情報設定のため
に不必要な時間が割かれてしまうことがない。また、制
御情報の設定が容易になることから、ルータを別種類
(別機種)に交換することも簡便に行えるようになる。
【0034】このように、本実施の形態のマルチルータ
設定装置を用いれば、ルータ20a,20b…の種類毎
に制御情報の設定方法が異なっていても、各ルータ20
a,20b…に対して共通の操作による制御情報の設定
が可能となる。よって、PC10のユーザは、特定のル
ータの設定方法を意識せずとも、ルータ設定ツール12
によるGUIで簡単な入力を行って実行するだけで、ル
ータ20a,20b…に対する制御情報の設定を行っ
て、PC10をインターネット30に接続することがで
きるようになる。
【0035】〔第2の実施の形態〕次に、本発明に係わ
るマルチルータ設定装置の第2の実施の形態について説
明する。ただし、ここでは、上述した第1の実施の形態
との相違点についてのみ説明するものとする。
【0036】本実施の形態におけるマルチルータ設定装
置は、第1の実施の形態の場合と同様に、ルータ設定フ
ァイル11a,11b,11c…と、ルータ設定ツール
12とから構成されている(図1参照)。
【0037】ただし、本実施の形態におけるルータ設定
ファイル11a,11b,11c…には、第1の実施の
形態の場合に加えて、ルータ設定における拡張項目が記
述されている。ルータ設定における拡張項目としては、
例えば、NAT設定、フィルタリング設定、DHCP設
定などのための項目が挙げられる。つまり、ルータ設定
ファイル11a,11b,11c…には、ルータの種類
毎の制御情報の設定方法に関する情報に加えて、各種類
に応じた設定項目についての情報が記述されている。
【0038】また、本実施の形態におけるルータ設定ツ
ール12は、第1の実施の形態の場合に加えて、設定値
入力の際に、ルータ設定ファイル11a,11b,11
c…に記述された拡張項目のそれぞれについて、その入
力を受け付ける機能を有している。すなわち、ルータ設
定ツール12では、基本的な設定値(例えば、ルータの
IPアドレス、ネットマスクパターン、ルータパスワー
ドなどの値)に加えて、ルータ設定ファイル11a,1
1b,11c…から読み取った拡張項目をも、所定形式
のGUI画面を利用してユーザに提示するようになって
いる。
【0039】図5は、ルータ設定ツール12がPC10
のユーザに設定値の入力を行わせる際に、そのPC10
のディスプレイ等を用いて表示させるGUI画面の一例
である。このGUI画面によれば、PC10に接続し得
るルータ20a,20b…の種類毎に異なるそれぞれの
設定項目について、ユーザの入力をが得られるようにな
る。ルータ設定ツール12は、このような画面から取得
した設定値を基に、ルータ20a,20b…に対する制
御情報の設定を行う。なお、ルータ設定ツール12は、
このGUI画面において、一つの項目名を一つの入力ボ
ックス(画面)に提示するようになっている。すなわ
ち、各項目毎に入力画面をユーザに表示していくものと
する。
【0040】ここで、本実施の形態におけるマルチルー
タ設定装置を用いて、PC10に接続するルータ20a
に制御情報の設定する場合の処理動作例について、図6
のフローチャートを参照しながら説明する。
【0041】このマルチルータ設定装置においても、第
1の実施の形態の場合と同様に、ルータ20aへの制御
情報の設定に先立ち、そのルータ20aについてのルー
タ設定ファイル11aが予め記憶されているものとす
る。また、PC10とルータ20aとの間が、ルータ設
定ツール12で認識し得る接続形式(RS232−Cや
10Base−Tなど)によって接続されており、しか
もPC10とルータ20aとの両方が稼働可能になって
いることが前提となる。さらには、事前にインターネッ
トサービスプロバイダと契約を交わし、ルータ20aお
よびPC10のIPアドレス、ネットマスクパターンな
どの設定値を取得しておく必要がある。
【0042】これらの条件が揃った後、マルチルータ設
定装置を用いてルータ20aへの制御情報の設定を行う
場合には、先ず、PC10内においてルータ設定ツール
12を起動する。
【0043】起動されたルータ設定ツール12は、最初
に、制御情報を設定に最低限必要な設定値の入力項目を
GUI形式でPC10のユーザに提示して、そのユーザ
に設定値の入力を行わせる(S201)。この設定値の
入力によって、ルータ設定ツール12は、PC10と接
続するルータ20aの機種名(種類)を取得する。
【0044】ここで、ルータ設定ツール12は、ユーザ
による入力に基づいて、制御情報の設定対象となるルー
タ20a(使用するルータ20a)およびこれに対応す
るルータ設定ファイル11aを特定する(S202)。
そして、ルータ設定ツール12は、特定したルータ設定
ファイル11aの読み出しを行って(S203)、使用
するルータ20aが設定可能とする拡張項目を認識す
る。
【0045】拡張項目の認識を行うと、ルータ設定ツー
ル12は、その拡張項目に応じた入力画面をGUI形式
でユーザに提示し、その入力を請う(S204)。この
とき、ルータ設定ツール12は、ルータ種類別にルータ
設定ファイル11aにて拡張項目が指定されるため、特
定のルータにカスタマイズした設定値をユーザに入力さ
せることが可能である。なお、ルータ設定ファイル11
aにこれらの拡張項目の指定がない場合は、第1の実施
の形態の場合と同じく、ルータ設定ツール12が認識す
る設定項目のみの入力を行わせればよい。
【0046】そして、ルータ設定ツール12は、必要な
設定項目(拡張項目を含む)の全てにユーザの入力が得
られたか否か、すなわち制御情報の設定に必要な設定値
が欠けていないかを判断し(S205)、設定値の入力
が足りなければGUI画面を用いたユーザによる入力を
継続させる(S201)。
【0047】設定値の入力が全て揃っていれば、ルータ
設定ツール12は、続いて、入力された設定値および読
み出したルータ設定ファイル11aに基づいて、使用す
るルータ20aが理解可能な方法で、そのルータ20a
に対する制御情報の設定を行う(S206)。そして、
ルータ20aに対する制御情報の設定を行うと、ルータ
設定ツール12は、処理を終了する。
【0048】以上のように、本実施の形態のマルチルー
タ設定装置では、ルータ設定ファイル11a,11b,
11c…に記述された拡張項目を基に、ルータ設定ツー
ル12がルータ20a,20b…の種類毎に異なる項目
について設定値を入力させるようになっている。したが
って、このマルチルータ設定装置を用いれば、第1の実
施の形態の場合に加えて、特定のルータ20a,20b
…にカスタマイズした設定値をユーザに入力させること
が可能となるので、ルータ20a,20b…の種類毎の
設定の差分を吸収できるようになる。つまり、一般的な
設定のみではなく、汎用性の高い細やかな設定をも行う
ことができる。
【0049】なお、上述した第1および第2の実施の形
態では、PC10に接続しているルータ20aの種類の
特定およびCOMポート番号の特定を、ユーザによる入
力(選択結果)を基に判定する場合を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、ルータ20a,20b…の種類等を特定する際に、
ルータ設定ツール12と接続されているルータ20aと
の間でルータ種類を特定するための識別子(コマンド
等)を授受することにより、ルータ設定ツール12がル
ータ種類等を自動認識することも考えられる。
【0050】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、ルータ設定ファイル11a,11b,11c…
がそれぞれ所定フォーマットで記述されている場合を例
に挙げて説明したが、これらはルータ設定ツール12が
理解可能であれば互いに異なるフォーマットで記述され
ていてもよい。ただし、各ルータ設定ファイル11a,
11b,11c…を共通の所定フォーマットで記述すれ
ば、そのデータ構成を簡素化することができ、ルータ設
定ツール12にとっても理解し易いものとなるため、結
果としてコンピュータ資源(CPU能力やメモリ容量
等)を効率よく活用することができるようになる。
【0051】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、ルータ20aに対する制御情報の設定のため
に、PC10とルータ20aとの間がCOMポート経由
でRSケーブル22によって接続されている場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、PC10とルータ20aとの間が他の接続形式に
よって接続されていてもよい。この場合には、ルータ設
定ツール12がその接続形式を認識するとともに、認識
した接続形式に応じて制御情報の設定を行うようにする
ことが考えられる。このようにすれば、例えばTELN
ET(teletype network)やHTTP(Hyper Text Tra
nsfer Protocol)等のようなTCP/IPによる接続形
式にも同様に対応させることが可能となる。
【0052】また、上述した第1および第2の実施の形
態では、ルータ設定ツール12がルータ20a,20b
…に対してのみ制御情報を設定する場合について説明し
たがPC10側においても通信制御に必要な制御情報の
設定が必要な場合には、図7に示すように、統合的なネ
ットワーク環境を設定するためにルータ設定ツール12
を利用してもよい。統合的なネットワーク環境の設定と
は、ルータ20a,20b…に対する設定(図中A参
照)の他に、PC10側でのネットワーク接続に必要な
設定(例えば、PC10のIPアドレス、ネットマスク
パターン、デフォルトゲートウエイ、DNS登録等;図
中B参照)や、電子メールを利用するための設定(PC
10がサーバとして機能する場合はインターネット30
とメールのやり取りを管理するための設定を含む;図中
C参照)などのことである。この場合には、ルータ20
a,20b…の設定項目のみではなく、ネットワーク環
境を設定するために必要な項目もGUI形式でユーザか
ら取得され、ルータ設定ツール12がそれぞれの設定を
ユーザに変わって行うようになるため、ユーザは簡単な
GUI画面に必要な情報を入力するのみで、設定の方法
自体を意識せずに、ネットワークの環境を作成すること
ができるようになる。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のマルチ
ルータ設定装置では、コンピュータと接続しているルー
タがどの種類であっても、その種類に対応する設定ファ
イルが記憶手段内に記憶されていれば、その種類に適し
た設定方法でルータに対する制御情報の設定が行われる
こととなる。しかも、その制御情報の設定に必要な設定
値の入力は、ルータの種類に拘わらず所定形式で行われ
る。したがって、このマルチルータ設定装置を用いれ
ば、制御情報の設定を行うユーザは、接続しているルー
タの種類を意識することなく、容易に制御情報の設定を
行えるようになり、従来のように制御情報設定のために
不必要な時間が割かれてしまうことがない。また、制御
情報の設定が容易になることから、ルータを別種類(別
機種)に交換することも簡便に行えるようになる。つま
り、本発明のマルチルータ設定装置によれば、コンピュ
ータと接続しているルータの種類毎に制御情報の設定方
法が異なっていても、各ルータに対して共通の操作によ
る制御情報の設定が可能となるので、一般ユーザにとっ
ても受け入れ易いものとなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるマルチルータ設定装置の実施の
形態の一例の概略を示すシステム構成図である。
【図2】図1のマルチルータ設定装置におけるルータ設
定ファイルのフォーマット構成の具体例を示す説明図で
ある。
【図3】図1のマルチルータ設定装置においてルータ設
定ツールが設定値入力の際に表示させるGUI画面の具
体例を示す説明図(その1)である。
【図4】図1のマルチルータ設定装置を用いてルータに
制御情報を設定する場合の処理動作例を示すフローチャ
ート(その1)である。
【図5】図1のマルチルータ設定装置においてルータ設
定ツールが設定値入力の際に表示させるGUI画面の具
体例を示す説明図(その2)である。
【図6】図1のマルチルータ設定装置を用いてルータに
制御情報を設定する場合の処理動作例を示すフローチャ
ート(その2)である。
【図7】本発明に係わるマルチルータ設定装置の実施の
形態の他の例の概略を示すシステム構成図である。
【図8】従来のシステムにおける接続構成の一例を示す
概略図である。
【図9】従来例におけるルータ設定開始時における交信
の具体例を示す説明図であり、(a)はCisco 1003によ
る場合を示す図、(b)はIpmate 1000Rによる場合を示
す図である。
【符号の説明】
10 PC 11a,11b,11c ルータ設定ファイル 12 ルータ設定ツール 20a,20a ルータ 22 RSケーブル 30 インターネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークの構成要素であるルータに
    接続したコンピュータに搭載され、前記ルータによる通
    信制御に必要な制御情報を該ルータに対して設定するた
    めのマルチルータ設定装置であって、 前記コンピュータに接続し得るルータの種類毎に前記制
    御情報の設定方法に関する情報を設定ファイルとして記
    憶する記憶手段と、 前記コンピュータと接続しているルータの種類を特定す
    るとともに、特定した種類についての設定ファイルを前
    記記憶手段から読み出す特定手段と、 前記制御情報の設定に必要な設定値を所定形式で入力す
    るための入力手段と、 前記特定手段が読み出した設定ファイルと前記入力手段
    で入力された設定値とを基に、前記コンピュータと接続
    しているルータに適した設定方法で該ルータに対する前
    記制御情報の設定を行う設定手段とを備えることを特徴
    とするマルチルータ設定装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、前記特定手段が読み出
    した設定ファイルに基づいて、前記コンピュータと接続
    しているルータの種類に応じた設定項目について設定値
    の入力を行うものであることを特徴とする請求項1記載
    のマルチルータ設定装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶される各種類毎の設
    定ファイルは、所定フォーマットで記述されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のマルチルータ設定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ルータと前記コンピュータとの間の
    接続形式を認識する認識手段を備えるとともに、 前記設定手段は、前記認識手段が認識した接続形式に応
    じて前記制御情報の設定を行うものであることを特徴と
    する請求項1,2または3記載のマルチルータ設定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記ルータに接続した
    コンピュータ側においても通信制御に必要な制御情報の
    設定が必要な場合に、前記コンピュータに対する該制御
    情報の設定をも行うものであることを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載のマルチルータ設定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118618A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Sony Corp 端末機器設定方法
JP2013254306A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 設定情報管理装置、方法、およびプログラム
US9439569B2 (en) 2011-08-19 2016-09-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Biosensor having light emitting and receiving elements to obtain a biological signal

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