JP2000072676A - 吸収を改善した医薬組成物 - Google Patents

吸収を改善した医薬組成物

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JP2000072676A
JP2000072676A JP10246712A JP24671298A JP2000072676A JP 2000072676 A JP2000072676 A JP 2000072676A JP 10246712 A JP10246712 A JP 10246712A JP 24671298 A JP24671298 A JP 24671298A JP 2000072676 A JP2000072676 A JP 2000072676A
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syn
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hydroxypropylmethylcellulose
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Kazuhiko Baba
一彦 馬場
Kazu Yamabe
和 山邉
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗真菌作用を有する難溶性化合物を有効成分
として含み、消化管内で速やかに有効成分を溶出して所
望の抗真菌作用を確実に発揮できる医薬組成物を提供す
る。 【解決手段】 (2R,3R)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)-3
-[4-{4-[2-(4-トリフルオロメトキシベンジル)-2H-1,2,
4-トリアゾール-3-オン-4-イル]フェニル}ピペラジン-1
-イル]-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)ブタン-2-オ
ールを高分子物質の存在下で非晶質化したことを特徴と
する医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶解性及び吸収性の
改善された経口投与用の医薬組成物に関する。より具体
的には、本発明は、抗真菌作用を有する難溶性化合物を
有効成分として含み、消化管内で速やかに有効成分を溶
出させることができ、経口投与により所望の抗真菌作用
を確実に発揮できる医薬組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(2R,3R)−2−(2,4-ジフル
オロフェニル)−3−[4−{4−[2−(4−トリフ
ルオロメトキシベンジル)−2H−1,2,4−トリア
ゾール−3−オン−4−イル]フェニル}ピペラジン−
1−イル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)ブタン−2−オール(以下、本明細書におい
て「Syn−2869」と称する。)は下記の構造式で
表される化合物であり(PCT/IB98/0622号
明細書)、優れた抗真菌作用を有するところから、抗真
菌剤として臨床への適用が検討されている。
【0003】
【化1】
【0004】この薬物は、深在性真菌症に対して経口的
に適用することができ、従来の抗真菌剤では十分な効果
が得られなかった肺アスペルギルス症などのアスペルギ
ルス感染症に対しても有効性を示すので、臨床での有用
性が期待されている。しかしながら、Syn−2869
は水に難溶であるところから、経口投与した場合に消化
管内での溶出速度が遅く、吸収率や吸収速度が変動する
可能性があった。このため、消化管内でのSyn−28
69の溶出速度を高め、所望の薬効を安定に発現可能な
経口投与用医薬組成物の開発が求められている。
【0005】難溶性薬物の溶解性を改善するために、溶
媒和物の形成、結晶多形、薬物の微粉末化、賦形剤との
混合粉砕法、シクロデキストリンとの包接化などを用い
ることが知られている。しかしながら、このような方法
が難溶性薬物の全てに適用可能なわけでもなく、また難
溶性薬物の物性を詳細に検討して最適なものを試行錯誤
的に決定しなければならなかった。Syn−2869に
ついては、この化合物が難溶性であることを示唆ないし
教示した報告はなく、溶解性に優れた医薬組成物に関し
ても従来全く報告がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Sy
n−2869を有効成分として含む経口投与用の医薬組
成物であって、消化管内でSyn−2869が速やかに
溶出し、所望の薬効を安定に発現することができる医薬
組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、ジェット粉砕機などを用いて粉砕する
方法、及び結晶セルロースやD−マンニトールなどの賦
形剤と混合粉砕する方法を検討したが、薬物の粒子サイ
ズが数ミクロンからサブミクロン程度に微細化されたも
のの、吸収性を十分改善することはできなかった。ま
た、無機多孔性物質を用いて加熱溶融法による薬物の非
晶質化を検討したが、熱によって薬物が分解することが
判明し、この方法を断念せざるを得なかった。
【0008】また、Syn−2869のようなトリアゾ
ール系薬物は、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキスト
リンとの包接体形成によって、溶解度が著明に増加し吸
収性を改善できることが知られている(Pharmaceutical
Research,Vol.14, pp.556-567, 1997)が、ヒドロキ
シプロピル-β-シクロデキストリンは医薬品添加物とし
ての使用実績が乏しく、医薬品として製品化するには問
題が多い。本発明者らは、これらの試行錯誤の後、Sy
n−2869を高分子物質の存在下で非晶質化すること
により、溶解性及び吸収性を顕著に改善でき、経口投与
において安定に薬効を発現可能な医薬組成物を提供でき
ることを見いだした。本発明は上記の知見を基にして完
成されたものである。
【0009】すなわち本発明は、Syn−2869を高
分子物質の存在下で非晶質化したことを特徴とする医薬
組成物を提供するものである。上記発明の好ましい態様
によれば、高分子物質がヒドロキシプロピルメチルセル
ロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースアセテートサクシネート、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレングリコール、アクリル酸
エチル・メタアクリル酸メチルコポリマー、メタアクリ
ル酸コポリマーからなる群から選ばれる1又は2以上の
物質である上記医薬組成物;より好ましくは、高分子物
質がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート、ポリビニルピロ
リドンからなる群から選ばれる1又は2以上の物質であ
る上記医薬組成物が提供される。
【0010】別の観点からは、本発明により、有機溶媒
中にSyn−2869と高分子物質とを含む溶液から溶
媒を留去することを特徴とする上記医薬組成物の製造方
法が提供される。この発明の好ましい態様によれば、高
分子物質がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート及びポリビ
ニルピロリドンからなる群から選ばれる1種又は2種以
上の物質である上記製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の医薬組成物の製造方法
は、高分子物質の表面又は内部にSyn−2869を非
晶質状態で析出させることができる方法であれば特に限
定されないが、例えば、溶媒法で非晶質化することが好
ましい。Syn−2869は加熱溶融により分解する場
合があるので、Syn−2869の融点付近又はそれ以
上まで加熱する工程を含む非晶質化方法は一般的には好
ましくない。溶媒法は、有機溶媒中にSyn−2869
と高分子物質とを含む溶液から溶媒を留去させることに
より、高分子物質の表面又は内部にSyn−2869を
非晶質状態で析出させる方法であり、加熱温度が加熱溶
融法に比べて低いところから、本発明の医薬組成物の製
造に特に適している。
【0012】高分子としては水又は弱塩基性ないし強塩
基性の緩衝液に溶解し、薬学的に許容されるものを用い
ることができるが、その種類は特に限定されない。例え
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレート,ヒドロキシプロピルメチルセルロース
アセテートサクシネート、メチルセルロース、カルボキ
シメチルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレングリコール、アクリル酸エチル・メタアクリ
ル酸メチルコポリマー、メタアクリル酸コポリマーなど
を用いることができる。また、これらを1種又は2種以上
混合して用いてもよい。なかでもヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
フタレート、ポリビニルピロリドン、又はこれらの混合
物が好ましい。
【0013】これらの高分子物質の使用量は特に限定さ
れないが、溶媒法では好ましくはSyn−2869に対
して0.1〜10倍量(重量比)、好ましくは0.5〜5倍量
(重量比)程度である。有機溶媒としては、Syn−2
869及び高分子物質を溶解できるものであれば特に限
定されないが、比較的低沸点の溶媒を用いることが望ま
しい。例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、アセト
ン、エタノール、メタノール、アセトニトリル、酢酸エ
チル、ジエチルエーテル、ヘキサン、又はこれらの混合
溶媒を用いることができる。Syn−2869及び高分
子物質を有機溶媒に溶解する方法及び溶液から有機溶媒
を留去する方法は特に限定されず、当業者に利用可能な
適宜の方法を利用することができる。有機溶媒の留去方
法としては、例えば、噴霧乾燥(スプレードライ)する方
法、グラニュー糖などの核顆粒にコーティング後乾燥す
る方法、フラスコ内で減圧乾燥する方法などを挙げるこ
とができる。
【0014】非晶質化されたSyn−2869は、通常
の分析手段である粉末X線回折又は示差走査熱量分析
(以下、「DSC」と略す場合がある)により確認でき
る。本明細書において「非晶質化」という用語は、Sy
n−2869が実質的に完全に非晶質として存在する場
合のほか、一部に結晶状態のSyn−2869が存在す
る場合を含めて最も広義に解釈する必要がある。前記の
方法により得られた本発明の医薬組成物は、必要に応じ
て粉砕及び/又は篩過後、さらに必要に応じて適宜の賦
形剤、崩壊剤、滑沢剤、界面活性剤などを添加した後、
散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの医薬組成物とし
て調製される。これらの医薬組成物の製造方法は当業者
に周知かつ慣用であり、医薬組成物の形態に応じて適宜
の方法を採用することが可能である。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定される
ことはない。以下の実施例においてSyn−2869
は、未粉砕原薬又はメノウ乳鉢で粉砕した原薬を使用し
た。
【0016】実施例1 Syn-2869(10g)とポリビニルピロリドン(商品名:コリ
ドン 30、BASF社製)10gをジクロロメタン/アセト
ン混合溶媒(2:1) 300mLに溶解した後、ロータリーエバ
ポレーターを用い、約30℃〜40℃にて溶媒を留去した。
残留物を卓上型小型粉砕機を用いて粉砕後、80℃で約53
時間減圧乾燥し、粉末状の本発明医薬組成物18.5gを得
た。
【0017】実施例2 Syn-2869(1g)とヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレート(商品名:HP-50、信越化学工業株式会社製) 2g
をアセトン/ジクロロメタン混合溶媒(1:1) 150mLに溶
解した後、ロータリーエバポレーターを用い、約30〜55
℃にて溶媒を留去した。残留物を卓上型小型粉砕機を用
いて粉砕後、75℃で約18時間減圧乾燥し、粉末状の本発
明医薬組成物2.4gを得た。
【0018】実施例3 Syn-2869とヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品
名:TC-5MW、信越化学工業株式会社製)を重量比率1:1
及び1:2で混合し、アセトン/ジクロロメタン/エタノ
ール混合溶媒(2:1:1)150mLに固形分濃度2W/V%で溶解
した後、ロータリーエバポレーターを用い、約40〜45℃
にて溶媒を留去した。残留物を卓上型小型粉砕機を用い
て粉砕後、75℃で約18時間減圧乾燥し、粉末状の本発明
医薬組成物を得た。 syn-2869/TC-5(1:1):1.1g syn-2869/TC-5(1:2):1.8g
【0019】実施例4 Syn-2869(1g)とHP-50(0.5g)及びTC-5MW(1.5g)をジクロ
ロメタン/エタノール混合溶媒(2:1) 150mLに溶解した
後、ロータリーエバポレーターを用い、約30〜55℃にて
溶媒を留去した。残留物を卓上型小型粉砕機を用いて粉
砕後、75℃で約18時間減圧乾燥し、粉末状の本発明医薬
組成物2.4gを得た。
【0020】比較例1 Syn-2869(1g)とコリドン 30(1g)を乳鉢中で均一になる
まで混合し、混合物2gを得た。 比較例2 Syn-2869(1g)とHP-50(2g)を乳鉢中で均一になるまで混
合し、混合物3gを得た。 比較例3 Syn-2869(1g)とHP-50(0.5g)及びTC-5MW(1.5g)を乳鉢中
で均一になるまで混合し、混合物3gを得た。
【0021】比較例4 Syn-2869(100mg)に6 mol/L塩酸を0.17mL、ポリエチレン
グリコール200を0.5mL加えて90℃以上の水浴中で加
温溶解した。次に、この液に40%ヒドロキシプロピル-β
-シクロデキストリン水溶液5.0mLをかき混ぜながら徐々
に加えた。さらに、水4.33mLを加えて全量を10mLとし、
Syn-2869水溶液を調製した。
【0022】試験例1 実施例1で得た本発明医薬組成物及び比較例1で得た混
合物のDSCパターンを図1に示す。混合物では、181℃付
近にSyn-2869の融解ピークが認められたが、本発明医薬
組成物では認められず、Syn-2869が非晶質化しているこ
とが示された。 試験例2 実施例2で得た本発明医薬組成物及び比較例2で得た混
合物のDSCパターンを図2に示す。混合物では、181℃付
近にSyn-2869の融解ピークが認められたが、本発明医薬
組成物では認められず、Syn-2869が非晶質化しているこ
とが示された。
【0023】試験例3 実施例3で得た本発明医薬組成物のDSCパターンを図3
に示す。いずれの混合比率においても、Syn-2869の融解
ピークが認められず、Syn-2869が非晶質化していること
が示された。 試験例4 実施例4で得た本発明医薬組成物及び比較例3で得た混
合物のDSCパターンを図4に示す。混合物では、181℃付
近にSyn-2869の融解ピークが認められたが、本発明医薬
組成物では認められず、Syn-2869が非晶質化しているこ
とが示された。
【0024】試験例5 実施例4で得た本発明医薬組成物及び比較例3で得た混
合物の粉末X線回折パターンを対比して図5に示す。混
合物では、明らかなSyn-2869の結晶ピークが認められた
が、本発明医薬組成物では認められず、Syn-2869が非晶
質化していることが示された。
【0025】試験例6 実施例1、2、3及び4で得た本発明医薬組成物、メノ
ウ乳鉢で粉砕したSyn-2869について37℃における薬物の
溶解量を示した。37±0.5℃に保った日本薬局方一般試
験法崩壊試験法第2液(pH6.8)40mLに試料をSyn-2869
として約3mg加え、激しく振り混ぜた後、インキュベー
ター中で往復振動させた(約100トローク/min)。試料
添加30分、1時間、2時間、4時間、及び8時間後に約
5mLを採取し、孔径0.45μmのメンブランフィルター(親
水性ポリテトラフルオロエチレン製)でろ過した。
【0026】最初のろ液4mLを捨て、次のろ液1mLを試料
溶液とし、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)に60μLを
注入した。HPLC条件は以下の通りとし、絶対検量線法に
より定量した。実施例に従って調製した本発明医薬組成
物は、メノウ乳鉢で粉砕したSyn-2869に比較して高い溶
解量を示し、非晶質化した薬物で一般的に知られている
典型的な過飽和現象が認められた。 検出波長:268nm カラム :内径約4mm、長さ約15cmのステンレス管に5μ
mの液体クロマトグラフ用オクタデシル化シリカゲルを
充填した。 移動相 :20mMリン酸2水素ナトリウム溶液・アセトニ
トリル(3/7)混液
【0027】
【表1】
【0028】試験例7 実施例1、2、3で得た本発明医薬品組成物の0.5%ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース懸濁液及び比較例4で
得た組成物を10mL/kgの割合でddyマウス(雄性、5〜6週
齢)に経口投与し(Syn-2869として100mg/kg)、高速液
体クロマトグラフィ法にて血漿中濃度推移を測定した。
対照として、メノウ乳鉢で粉砕したSyn-2869の0.5%ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース懸濁液を経口投与し
た。本発明医薬品の2、4及び6時間採血における血漿
中薬物濃度は、メノウ乳鉢で粉砕したSyn-2869と比較し
て高く、明らかな吸収性の改善が確認された(表2;N.
D.は検出限界以下を示す)。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明の医薬組成物は、水に難溶性のS
yn−2869を消化管内で速やかに溶出させることが
でき、経口投与により所望の抗真菌作用を確実に発揮で
きるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得た本発明医薬組成物及び比較例
1で得た混合物の示差走査熱量分析(DSC)パターンを示
した図である。
【図2】 実施例2で得た本発明医薬組成物及び比較例
2で得た混合物の示差走査熱量分析(DSC)パターンを示
した図である。
【図3】 実施例3で得た2種類の本発明医薬組成物の
示差走査熱量分析(DSC)パターンを示した図である。
【図4】 実施例4で得た本発明医薬組成物及び比較例
3で得た混合物の示差走査熱量分析(DSC)パターンを示
した図である。
【図5】 実施例4で得た本発明医薬組成物及び比較例
3で得た混合物の粉末X線回折パターンを対比して示し
た図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (2R,3R)−2−(2,4-ジフル
    オロフェニル)−3−[4−{4−[2−(4−トリフ
    ルオロメトキシベンジル)−2H−1,2,4−トリア
    ゾール−3−オン−4−イル]フェニル}ピペラジン−
    1−イル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
    1−イル)ブタン−2−オールを高分子物質の存在下で
    非晶質化したことを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】 高分子物質がヒドロキシプロピルメチル
    セルロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
    シプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、メチ
    ルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ポ
    リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、アクリ
    ル酸エチル・メタアクリル酸メチルコポリマー、メタア
    クリル酸コポリマーからなる群から選ばれる1種又は2
    種以上の物質である請求項1記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 高分子物質がヒドロキシプロピルメチル
    セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
    レート、ポリビニルピロリドンからなる群から選ばれる
    1種又は2種以上の物質である請求項1記載の医薬組成
    物。
  4. 【請求項4】 有機溶媒中に(2R,3R)−2−
    (2,4-ジフルオロフェニル)−3−[4−{4−
    [2−(4−トリフルオロメトキシベンジル)−2H−
    1,2,4−トリアゾール−3−オン−4−イル]フェ
    ニル}ピペラジン−1−イル]−1−(1H−1,2,
    4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールと高
    分子物質とを含む溶液から溶媒を留去することを特徴と
    する、請求項1に記載の医薬組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 高分子物質がヒドロキシプロピルメチル
    セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
    レート及びポリビニルピロリドンからなる群から選ばれ
    る1種又は2種以上の物質である請求項4記載の医薬組
    成物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001078716A1 (fr) * 2000-04-19 2001-10-25 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Dispersion solide a meilleur pouvoir absorbant
US7235260B2 (en) 2000-03-16 2007-06-26 Pfizer Inc Pharmaceutical compositions of a sparingly soluble glycogen phosphorylase inhibitor

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