JP2000071518A - 光学記録装置 - Google Patents

光学記録装置

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JP2000071518A
JP2000071518A JP24658998A JP24658998A JP2000071518A JP 2000071518 A JP2000071518 A JP 2000071518A JP 24658998 A JP24658998 A JP 24658998A JP 24658998 A JP24658998 A JP 24658998A JP 2000071518 A JP2000071518 A JP 2000071518A
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light
led
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color
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Hirohisa Kitano
博久 北野
Mitsuhiro Amada
光弘 雨田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光色の光量バランスを高い精度で効率良く
調整できる簡易な方式の光学記録装置を提供する。 【解決手段】 LED光源ユニット(1)は、赤色LE
D,緑色LED,青色LEDをそれぞれ複数備えてお
り、各発光色のLEDは一定周期で点滅する。各発光色
のLEDの発光光量は調整可能であり、PLZT光シャ
ッターアレイ(7)は各発光色のLEDからの光を変調す
ることにより、銀塩カラー感光紙(10)にカラー画像を記
録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学記録装置に関す
るものであり、例えばフルカラープリンター用の光プリ
ントヘッドとして好適な光学記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】固体走査型の光記録用デバイスとして、
PLZT光シャッターアレイが知られている。PLZT
光シャッターアレイには優れた電気光学効果を有するP
LZTセラミックスが用いられており、その動作電圧を
適切に選択すれば入射光の波長によらず光の開閉制御を
高速で行うことができる。しかも、微小領域に対して光
学的に情報を記録することができるので、光プリントヘ
ッドへの応用が可能である。そのなかでも、銀塩カラー
感光紙を被記録媒体とするフルカラープリンター用の光
プリントヘッドへの応用がとりわけ有効である。
【0003】上記PLZT光シャッターアレイを用いた
フルカラープリンター用の光プリントヘッド(以下「P
LZTフルカラープリントヘッド」という。)として、
様々な方式のものが考えられる。その1つが、1本のP
LZTフルカラープリントヘッドを用いて、PLZT光
シャッターアレイに対する入射光の色を時間的に順次切
り換える方式である。図19は、その方式を採用したP
LZTフルカラープリントヘッドの基本構成を示してお
り、この方式を採用することにより製品レベルの性能を
得ることができる。
【0004】図19に示すPLZTフルカラープリント
ヘッドにおいて、光源であるハロゲンランプ(21)から発
せられた白色光は、熱線カットフィルター(22,23)と照
明ムラ除去部材(24)を通って、高速で回転するカラーホ
イール(25)を透過する。カラーホイール(25)には、B
(青),G(緑),R(赤)の色光をそれぞれ透過させる3枚
のダイクロイックフィルター(25a)が設けられているの
で、カラーホイール(25)からは時間的に順次切り換えら
れた色光(B→G→R→B→…)が射出することになる。
そして、採光口が円柱状に束ねられたプラスチック製の
光ファイバーライトガイド(26)に入射して、輝度の高い
直線状の照明形状に変換される。直線状に変換された光
は、光路規制板(27)と偏光フィルム(33)を通過した後、
PLZT光シャッターアレイ(30)を照明する。そして、
偏光フィルム(34),ロッドレンズアレイ(35)及び保護ガ
ラス(36)を通って、銀塩カラー感光紙等の被記録媒体
(不図示)上に到達する。
【0005】PLZT光シャッターアレイ(30)は、60μ
m程度の光変調素子が400dpi程度のピッチで配列された
アレイ状構造を有しており、入射光の色に応じた画像情
報に基づいて電気的に駆動制御されることにより、画素
毎の選択的な光透過/遮光を行う。したがって、PLZ
T光シャッターアレイ(30)で変調された各色の光は、ロ
ッドレンズアレイ(35)で被記録媒体上に投影されながら
時間順次で被記録媒体を露光し、それと同時に被記録媒
体が副走査方向(Y){主走査方向(X)に対して垂直方向}に
相対移動する。このようにして、被記録媒体上に2次元
カラー画像が記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用する被
記録媒体(銀塩カラー感光紙等)や顕像化する現像・定着
プロセスの特性は非常に不安定であるとともに各社各様
であるため、顕像化する際のRGB各色の光量バランス
が適正に調整されてないと、色再現性良く高品位な画像
を得ることができない。つまり、銀塩カラー感光紙等の
分光感度がメーカーによって異なるためそれに応じた調
整が必要であり、また温度・湿度等の変化に伴う特性変
化や現像・定着プロセス等における経時的な特性変化に
応じた調整が必要なのである。
【0007】図19に示すような構成では、RGB各色
の光量バランスを所定の銀塩カラー感光紙の分光感度に
予め合わせた上で更に画像処理段階でソフト的に微調整
することにより、所望の自然画を得るようにするのが一
般的である。しかし、いかなる環境下でも高品位な画像
を色再現性良く安定して得ることができるようにするに
は、画像処理段階でのソフト的な微調整では精度・効率
上不十分である。このため、発光色の光量バランスを高
い精度で効率良く調整できる簡易な方式の光学記録装置
が望まれている。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、発光色の光量バランスを高い精度で効
率良く調整できる簡易な方式の光学記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の光学記録装置は、発光色の異なる複数
の光源と、各光源からの光を変調するPLZT光シャッ
ターアレイと、を有することを特徴とする。
【0010】第2の発明の光学記録装置は、上記第1の
発明の構成において、前記光源がLEDであることを特
徴とする。
【0011】第3の発明の光学記録装置は、上記第2の
発明の構成において、各発光色のLEDが一定周期で点
滅することを特徴とする。
【0012】第4の発明の光学記録装置は、上記第2の
発明の構成において、各発光色のLEDの発光光量を調
整可能にする駆動電流調整機能を有することを特徴とす
る。
【0013】第5の発明の光学記録装置は、上記第4の
発明の構成において、前記駆動電流調整機能によって各
発光色のLEDに対する駆動電流が時間的に変調される
ことを特徴とする。
【0014】第6の発明の光学記録装置は、複数のハロ
ゲンランプと、2種類以上のダイクロイックフィルター
を有し、回転すると前記ハロゲンランプからの光を透過
させるダイクロイックフィルターが時間的に順次切り換
わるように構成された回転可能な円盤と、前記ダイクロ
イックフィルターを透過した光の照明形状を変化させ
る、光ファイバーから成る照明形状変換手段と、該照明
形状変換手段により照明形状が変化した光を変調する、
PLZT光シャッターアレイから成る光変調手段と、該
光変調手段により変調された光を結像させる結像手段
と、を備えた光学記録装置であって、前記複数のハロゲ
ンランプのうちの少なくとも1つを他とは発光色が異な
るように構成し、各ハロゲンランプの点灯状態が独立に
可変となるように構成したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した光学記録
装置を、図面を参照しつつ説明する。なお、実施の形態
相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付し
て重複説明を適宜省略する。
【0016】《第1の実施の形態(図1〜図8)》図1
に、第1の実施の形態の外観概略構成を示す。図1(A)
は正面図であり、図1(B)は側面図である。さらに、図
1(B)に示す側面側から見た第1の実施の形態の要部断
面構成を図2に拡大して示す。第1の実施の形態は、L
ED(light emitting diode)光源ユニット(1),集光レ
ンズ(2),第1インテグレータ(3),光ファイバーライト
ガイド(4),第2インテグレータ(5),偏光子(6),PL
ZT光シャッターアレイ(7),検光子(8)及びロッドレン
ズアレイ(9)を備えた、銀塩カラー感光紙(10)を被記録
媒体とするPLZTフルカラープリントヘッドである。
【0017】図3に、第1の実施の形態を構成している
LED光源ユニット(1)の外観概略構成を示す。図3(A)
は平面図、図3(B)は側面図、図3(C)は正面図である。
LED光源ユニット(1)は、発光色の異なる3種類のL
ED{すなわち、赤色LED(1R),緑色LED(1G)及び
青色LED(1B)}と、リード線(1a)と、LED実装基板
(1b)と、ヒートシンク(1c)と、で構成されている。LE
D実装基板(1b)上には各LED(1R,1G,1B)が決められた
規則に従って各々複数個配列実装されており、その裏面
には放熱用のヒートシンク(1c)が密着した状態で設けら
れている。なお、白抜きで表示されているのが赤色LE
D(1R)、斜線で表示されているのが緑色LED(1G)、網
線で表示されているのが青色LED(1B)である。
【0018】白色光を用いた場合(図19)には、前述し
たように精度・効率良くRGB各色の光量バランスを調
整することができない。これに対し、本実施の形態のよ
うに発光色の異なる3種類のLED(1R,1G,1B)を光源と
して用いれば、後述するように各発光色のLED(1R,1
G,1B)を独立に駆動制御することができるため、精度・
効率良くRGB各色の光量バランスを調整することが可
能である。しかも、各LED(1R,1G,1B)の数の割合を設
定することができるため、この点でもRGB各色の光量
バランスを調整することができる。例えば、図4に示す
ように各LED(1R,1G,1B)の数の割合を変えることによ
って、図3に示すLED光源ユニット(1)とは異なった
光量バランスにすることができる。
【0019】後述するタイミング(図5〜図8)で各LE
D(1R,1G,1B)が駆動されると、RGBの順序で切り換え
られた色の光がLED光源ユニット(1)から発せられ
る。LED光源ユニット(1)から発せられた光は、集光
レンズ(2)で第1インテグレータ(3)の入射部に集められ
る。各LED(1R,1G,1B)は光のムラが生じにくいような
分散された配置になっているが、光が第1インテグレー
タ(3)を通過すると更にムラが取り除かれて均一な照明
光となる。第1インテグレータ(3)を通過した光は、光
ファイバーライトガイド(4)の採光口(4a)に導かれる。
【0020】光ファイバーライトガイド(4)は、採光口
(4a)が円柱状に、出光口(4b)が直線状に束ねられた、プ
ラスチック製の光ファイバーから成っている。この光フ
ァイバーライトガイド(4)を通過すると、光は輝度の高
い直線状の照明形状に変換されて出光口(4b)から射出さ
れる。光ファイバーライトガイド(4)から射出した光
は、第2インテグレータ(5)を通過することにより更に
ムラが取り除かれた後、偏光子(6)を通過して、PLZ
T光シャッターアレイ(7)を照明する。そして、検光子
(8)及びロッドレンズアレイ(9)(例えば日本板硝子社製
セルフォックレンズ)を通って、銀塩カラー感光紙(10)
上に到達する。
【0021】PLZT光シャッターアレイ(7)は、60μ
m程度の光変調素子が400dpi程度のピッチで配列された
アレイ状構造を有しており、入射光の色に応じた画像情
報に基づいて電気的に駆動制御されることにより、画素
毎の選択的な光透過/遮光を行う。したがって、PLZ
T光シャッターアレイ(7)で変調された各色の光は、ロ
ッドレンズアレイ(9)で銀塩カラー感光紙(10)上に投影
されながら時間順次で銀塩カラー感光紙(10)を露光し、
それと同時に銀塩カラー感光紙(10)が副走査方向(Y){主
走査方向(X)に対して垂直方向}に相対移動する。このよ
うにして、銀塩カラー感光紙(10)上に2次元カラー画像
が記録される。
【0022】〈発光色の光量バランス調整(図5〜図
8)〉ここで、RGB各色の光量バランスを適正に調整
するための、各LED(1R,1G,1B)の駆動制御方法を説明
する。PLZT光シャッターアレイ(7)は入射光の色に
応じた画像情報に基づいて電気的に駆動制御されるの
で、各発光色のLED(1R,1G,1B)も一定周期(R→G→
B→R→…)で点滅するように駆動制御される。カラー
画像ではRGBの3つで1つのピクセルが構成されるの
で、1つのピクセルにおける各LED(1R,1G,1B)の出力
(つまり明るさ)や発光時間の割合が変化すれば、各LE
D(1R,1G,1B)の発光光量も変化する。各LED(1R,1G,1
B)の出力は駆動電流の大きさで決まり、各LED(1R,1
G,1B)の発光時間は駆動電流を流す時間で決まる。した
がって、各LED(1R,1G,1B)の駆動電流を調整すること
により、各LED(1R,1G,1B)の発光光量を調整すること
ができる。本実施の形態では、各発光色のLED(1R,1
G,1B)の発光光量を調整可能にする駆動電流調整機能に
よって、RGB各色の光量バランスを変化させうるよう
にしている。
【0023】図5に各LED(1R,1G,1B)の出力が互いに
異なるように駆動電流を制御する第1の駆動タイミング
を示し、図6に各LED(1R,1G,1B)の発光時間が互いに
異なるように駆動電流を制御する第2の駆動タイミング
を示す。実線で描かれた矩形波の面積が各LED(1R,1
G,1B)の発光光量に相当し、破線は駆動電流を調整しな
い場合{各LED(1R,1G,1B)の発光光量が等しい場合}の
波形を示している。このように各LED(1R,1G,1B)の出
力,発光時間のうちの少なくとも一方を変えて発光光量
を調整することにより、RGB各色の光量バランスを高
い精度で効率良く調整することができる。しかも、第
1,第2の駆動タイミングとも簡易な方式であるため容
易に実現可能である。なお、いかなる環境下でも高品位
な画像を色再現性良く安定して得ることができるように
するため、光量バランスを自動調整(例えば、感光紙の
種類を検出するセンサー,温度・湿度センサー等の出力
に基づく自動補正)するようにしてもよく、また手動操
作により意図的に色合いを変化させるようにしてもよ
い。
【0024】図7に各LED(1R,1G,1B)の出力が互いに
異なるように駆動電流を制御する第3の駆動タイミング
を示し、図8に各LED(1R,1G,1B)の発光時間が互いに
異なるように駆動電流を制御する第4の駆動タイミング
を示す。実線で描かれた三角波の面積が各LED(1R,1
G,1B)の発光光量に相当し、破線は駆動電流を調整しな
い場合{各LED(1R,1G,1B)の発光光量が等しい場合}の
波形を示している。第3,第4の駆動タイミングの場合
も第1,第2の駆動タイミングと同様、各LED(1R,1
G,1B)の出力や発光時間を変えて発光光量を調整する簡
易な方式であるため、RGB各色の光量バランスを高い
精度で効率良く調整することができる。
【0025】また第3,第4の駆動タイミングでは、前
記駆動電流調整機能によって各発光色のLED(1R,1G,1
B)に対する駆動電流が時間的に変調されており、具体的
には三角波形状の変調が各LED(1R,1G,1B)の駆動電流
にかかっている。銀塩カラー感光紙(10)の感度特性は、
光量に対する発色濃度が非線形であり、一般に光量が上
がるに従って濃度が上がりにくくなる。このためリニア
な階調にならず、中間調の自然画のグラデーションが得
られない。これは一般に画像処理段階でのソフト的なγ
補正により調整されているが、中間調を良好に再現する
ためには光量調整が必要である。図7,図8に示す三角
波形状の変調は、この光量調整を行うための一例であ
る。したがって三角波形状に限らず、駆動電流の出力波
形を適切に設定すれば、各色でのPLZT光シャッター
アレイ(7)のパルス幅変調(PWM)と各LED(1R,1G,1B)の
三角波形状の変調との組み合わせによって、銀塩カラー
感光紙(10)の非線形特性を良好に補正することができ
る。
【0026】《第2の実施の形態(図9〜図11)》図9
に、第2の実施の形態の外観概略構成を示す。図9(A)
は正面図であり、図9(B)は側面図である。さらに、図
9(B)に示す側面側から見た第2の実施の形態の断面構
成を図10に拡大して示し、また第2の実施の形態を構
成しているLED光源ユニット(11)の外観概略構成を図
11に拡大して示す。LED光源ユニット(11)は、発光
色の異なる3種類のLED{すなわち、赤色LED(11
R),緑色LED(11G)及び青色LED(11B)}を各々複数
個備えている。図11中、白抜きで表示されているのが
赤色LED(11R)、斜線で表示されているのが緑色LE
D(11G)、網線で表示されているのが青色LED(11B)で
ある。
【0027】各LED(11R,11G,11B)は、LED実装基
板(11b)に電気的に接続されている。赤色LED(11R)及
び緑色LED(11G)はそれぞれ1チップあたり30個の
発光素子を有しており、青色LED(11B)はチップあた
り10個の発光素子を有している。また各LED(11R,1
1G,11B)は、出射されるRGBの光量比が所望のバラン
ス比になるように定められた配列規則に従って、直線状
に配列実装されている。LED実装基板(11b)の裏面に
は、放熱用のヒートシンク(11c)が密着した状態で設け
られている。
【0028】第2の実施の形態の特徴は、複数のチップ
状LED(11R,11G,11B)が直線状に配列されたLED光
源ユニット(11)を、インテグレータ(5A)の入射口に直接
配置した点にある。LED光源ユニット(11)がヘッド本
体と一体化されているため、非常にコンパクトな構成に
なっている。なお、各LED(11R,11G,11B)の駆動制御
には、前述した第1〜第4の駆動タイミング(図5〜図
8)を採用することができる。
【0029】《第3の実施の形態(図12)》図12に、
第3の実施の形態の外観概略構成を示す。第3の実施の
形態は、3個のハロゲンランプ(H1,H2,H3),2枚のダイ
クロイックフィルター(12,13),防熱フィルター(14),
カラーホイール(15),モーター(16),第1インテグレー
タ(3),光ファイバーライトガイド(4),第2インテグレ
ータ(5),偏光子(6),PLZT光シャッターアレイ
(7),検光子(8)及びロッドレンズアレイ(9)を備えた、
銀塩カラー感光紙(10)を被記録媒体とするPLZTフル
カラープリントヘッドである。
【0030】カラーホイール(15)は、RGB各色のダイ
クロイックフィルター(15a)をそれぞれ1枚以上有する
円盤であって、モーター(16)で高速回転可能に構成され
ている。カラーホイール(15)が回転すると、ハロゲンラ
ンプ(H1,H2,H3)からの光を透過させるダイクロイックフ
ィルター(15a)が時間的に順次切り換わるので、PLZ
T光シャッターアレイ(7)に対する入射光の色も時間的
に順次切り換わる。光ファイバーライトガイド(4)は、
ダイクロイックフィルター(15a)を透過した光の照明形
状を変化させる照明形状変換手段である。PLZT光シ
ャッターアレイ(7)は、光ファイバーライトガイド(4)に
より照明形状が変化した光を変調する光変調手段であ
る。ロッドレンズアレイ(9)は、PLZT光シャッター
アレイ(7)により変調された光を結像させる結像手段で
ある。
【0031】白色光源である3個のハロゲンランプ(H1,
H2,H3)は、その点灯状態が独立に可変となるように構成
されている。そして、各ハロゲンランプ(H1,H2,H3)の発
光色が互いに異なるようにするために、緑色光を透過さ
せるダイクロイックフィルター(12)をハロゲンランプ(H
2)の出光口に配置し、青色光を透過させるダイクロイッ
クフィルター(13)をハロゲンランプ(H3)の出光口に配置
している。したがって、ハロゲンランプ(H1)側からは白
色光、ハロゲンランプ(H2)側からは緑色光、ハロゲンラ
ンプ(H3)側からは青色光が、ダイクロイックフィルター
(15a)に入射することになる。なお、ダイクロイックフ
ィルター(12,13)は、カラーホイール(15)に用いられて
いるダイクロイックフィルター(15a)と同一の特性を有
するものである。
【0032】ハロゲンランプ(H1)側からの白色光によっ
て、ダイクロイックフィルター(15a)にセットされてい
る透過率バランス相当のRGB3色の照明が行われる。
ハロゲンランプ(H2,H3)は補助ランプとして用いられ、
ハロゲンランプ(H2,H3)側からの緑色光,青色光によっ
てGとBの光量が更に加算される。出力画像の色バラン
スが不調の場合には、ハロゲンランプ(H2,H3)を適時レ
ベル調整することにより、色再現性に優れたカラー画像
を得ることができる。このように各ハロゲンランプ(H1,
H2,H3)を独立に駆動制御することができるため、調光機
能については、LED(1R,1G,1B)を用いた第1の実施の
形態等と同様の効果が得られる。
【0033】《第4の実施の形態(図13)》図13に、
第4の実施の形態の外観概略構成を示す。第4の実施の
形態の特徴は、第3の実施の形態に集光レンズ(17)を追
加した点にある。集光レンズ(17)を追加することによ
り、ハロゲンランプ(H2,H3)側からの緑色光,青色光の
第1インテグレータ(3)への入射効率を向上させること
ができる。
【0034】《ハロゲンランプの構成例(図14〜図1
8)》前述した第3,第4の実施の形態には3個のハロ
ゲンランプ(H1,H2,H3)が用いられているが、ハロゲンラ
ンプの個数及びその配置については様々なバリエーショ
ンが考えられる。その発光色パターンの構成例を表1に
示す。なお、ハロゲンランプの発光色が「白」の場合に
は、出光口にダイクロイックフィルターを配置する必要
はない。
【0035】
【表1】
【0036】発光色パターン1,2の場合、3個のハロ
ゲンランプ(H1〜H3)が用いられる(なお、発光色パター
ン1は第3,第4の実施の形態に採用されている。)。
その配置パターンとしては、図14及び図15に示すも
のや図16に示すものが挙げられる。発光色パターン
3,4の場合、5個のハロゲンランプ(H1〜H5)が用いら
れる。その配置パターンとしては、図17に示すものが
挙げられる。発光色パターン5,6の場合、7個のハロ
ゲンランプ(H1〜H7)が用いられる。その配置パターンと
しては、図18に示すものが挙げられる。いずれの配置
パターンについても、スペース等の関係で必要に応じた
配置を採用すればよい。なお、これらのハロゲンランプ
の代わりに、第1の実施の形態に用いられているLED
光源ユニット(1)を用いてもよい。その場合、各LED
光源ユニット(1)に用いるLEDは1色のみでもよく、
2色以上を組み合わせて用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光色の光量バランスを高い精度で効率良く調整できる簡
易な方式の光学記録装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の概略構成を示す外観図。
【図2】第1の実施の形態の要部概略構成を示す拡大断
面図。
【図3】第1の実施の形態を構成しているLED光源ユ
ニットを示す外観図。
【図4】第1の実施の形態に適用可能な他のLED光源
ユニットの外観を示す平面図。
【図5】各LEDの第1の駆動タイミングを示すタイム
チャート。
【図6】各LEDの第2の駆動タイミングを示すタイム
チャート。
【図7】各LEDの第3の駆動タイミングを示すタイム
チャート。
【図8】各LEDの第4の駆動タイミングを示すタイム
チャート。
【図9】第2の実施の形態の概略構成を示す外観図。
【図10】第2の実施の形態の概略構成を示す拡大断面
図。
【図11】第2の実施の形態を構成している直線状LE
D光源ユニットの外観概略構成を示す拡大図。
【図12】第3の実施の形態の概略構成を示す外観図。
【図13】第4の実施の形態の概略構成を示す外観図。
【図14】3個のハロゲンランプの配置パターンの一例
を示す正面図。
【図15】3個のハロゲンランプの配置パターンの一例
を示す平面図。
【図16】3個のハロゲンランプの配置パターンの一例
を示す平面図。
【図17】5個のハロゲンランプの配置パターンの一例
を示す平面図。
【図18】7個のハロゲンランプの配置パターンの一例
を示す平面図。
【図19】従来のPLZTフルカラープリントヘッドの
外観を示す斜視図。
【符号の説明】
1 …LED光源ユニット 1R …赤色LED(光源) 1G …緑色LED(光源) 1B …青色LED(光源) 2 …集光レンズ 3 …第1インテグレータ 4 …光ファイバーライトガイド(照明形状変換手段) 5 …第2インテグレータ 5A …インテグレータ 6 …偏光子 7 …PLZT光シャッターアレイ(光変調手段) 8 …検光子 9 …ロッドレンズアレイ(結像手段) 10 …銀塩カラー感光紙 11 …LED光源ユニット 11R …赤色LED(光源) 11G …緑色LED(光源) 11B …青色LED(光源) 12 …ダイクロイックフィルター 13 …ダイクロイックフィルター 15 …カラーホイール(円盤) 15a …ダイクロイックフィルター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光色の異なる複数の光源と、各光源か
    らの光を変調するPLZT光シャッターアレイと、を有
    することを特徴とする光学記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光源がLEDであることを特徴とす
    る請求項1記載の光学記録装置。
  3. 【請求項3】 各発光色のLEDが一定周期で点滅する
    ことを特徴とする請求項2記載の光学記録装置。
  4. 【請求項4】 各発光色のLEDの発光光量を調整可能
    にする駆動電流調整機能を有することを特徴とする請求
    項2記載の光学記録装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動電流調整機能によって各発光色
    のLEDに対する駆動電流が時間的に変調されることを
    特徴とする請求項4記載の光学記録装置。
  6. 【請求項6】 複数のハロゲンランプと、 2種類以上のダイクロイックフィルターを有し、回転す
    ると前記ハロゲンランプからの光を透過させるダイクロ
    イックフィルターが時間的に順次切り換わるように構成
    された回転可能な円盤と、 前記ダイクロイックフィルターを透過した光の照明形状
    を変化させる、光ファイバーから成る照明形状変換手段
    と、 該照明形状変換手段により照明形状が変化した光を変調
    する、PLZT光シャッターアレイから成る光変調手段
    と、 該光変調手段により変調された光を結像させる結像手段
    と、を備えた光学記録装置であって、 前記複数のハロゲンランプのうちの少なくとも1つを他
    とは発光色が異なるように構成し、各ハロゲンランプの
    点灯状態が独立に可変となるように構成したことを特徴
    とする光学記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173487A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Olympus Corp 蛍光顕微鏡およびコンピュータプログラム
WO2006016300A1 (en) * 2004-08-10 2006-02-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Color display device

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