JP2000070103A - 抗菌性床敷物 - Google Patents
抗菌性床敷物Info
- Publication number
- JP2000070103A JP2000070103A JP10240776A JP24077698A JP2000070103A JP 2000070103 A JP2000070103 A JP 2000070103A JP 10240776 A JP10240776 A JP 10240776A JP 24077698 A JP24077698 A JP 24077698A JP 2000070103 A JP2000070103 A JP 2000070103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- antibacterial
- antimicrobial
- resin film
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Carpets (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
渡って抗菌効果を発揮し、実用性のある抗菌性床敷物を
提供する。 【解決手段】 抗菌性床敷物を構成する原糸の一部に、
抗菌性金属を合成樹脂フィルムに蒸着し細長く切断して
なる抗菌糸21と、合成繊維糸又は天然繊維糸である糸
22とを撚りあわせた撚糸2aが、使用されている。
Description
かれる床敷物に関し、特に抗菌性を高めた抗菌性床敷物
に関する。
などから、抗菌性を備えた商品が求められており、カー
ペット、ラッグ、マットや絨毯などの床敷物について
も、抗菌性を備えたものが販売されている。
塩素系、キトサン等の動物蛋白質系、ヒノキチオール等
植物系の抗菌剤や銀ゼオライトなど鉱物系の抗菌剤をマ
イクロカプセルに入れて繊維や糸に付着させたもの、も
しくは、これらの抗菌剤を繊維や糸に直接付着させたも
の、または、抗菌力のある金属を伸長して製造された極
細金属糸をパイルや基布の一部に使用したもの等があげ
られる。
らある抗菌性床敷物には、次に掲げるような問題点があ
った。
などに付着させたもの及び抗菌剤を直接糸などに付着さ
せたものについては、使用による磨耗や洗濯により抗菌
剤が脱落するため、抗菌力の持続性に欠けるとの問題点
があった。
は、重量が重くて柔軟性に欠けるほか、極細金属糸が切
断され易いため、洗濯をして繰り返して使用することが
できない、切断された金属糸により使用者が怪我をしや
すいなど、実用性に欠けるという問題点があった。
効果を充分に発揮させるとともに、充分な実用性を備え
た抗菌性床敷物を提供することを課題とする。
床敷物は、抗菌性金属を合成樹脂フィルムに蒸着し細長
く切断してなる抗菌糸、又は当該抗菌糸と合成繊維糸若
しくは天然繊維糸とを撚りあわせた撚糸が、原糸の一部
として使用されていることを特徴とする。また、合成樹
脂フイルムの抗菌性金属が蒸着された面に別の合成樹脂
フィルムを接着し、抗菌性金属層を摩擦による剥離から
保護してもよい。
実施例について説明する。
抗菌性床敷物1aの外観を示す図であり、抗菌性床敷物
1aは、抗菌糸21と合成繊維糸又は天然繊維糸である
糸22とを撚った撚糸2aが、縦糸の一部として使用さ
れている。
金属をイオン蒸着法などにより蒸着し、幅0.1〜5.
0ミリに切断して製造された偏平の糸である。ここで、
摩擦により抗菌性金属がはがれ落ちないように、抗菌性
金属が蒸着された面に第2の合成樹脂フィルムを接着す
るようにしてもよい。
交換可能な抗菌性を有する金属であり、この中でも、錆
が発生しにくいので、銀の使用が最適である。また、合
成樹脂フィルムとしては、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等から作られた厚さ約10〜100
ミクロンのフィルムがあげられる。
又は天然繊維糸である糸22とを、図2に示すように1
本対1本づつ撚って製造される。ここで、糸22は、ア
クリル繊維、ポリエステル繊維、ナイロン、ポリプロピ
レン繊維、レーヨン、アセテート、キュプラ、繊維素繊
維(指定外)などの合成繊維、又は、綿、麻、絹糸、ウ
ール糸等の天然繊維からなる糸であり、その太さが3番
手から20番手のもの若しくは50〜1000デニール
の偏平糸である。なお、後述する糸3及び4はこの糸2
2と同様のものである。
の間に等間隔になるように、縦糸として整経される。撚
糸2aと糸3の比率は、布の幅1インチあたり、撚糸2
は1〜10本、糸3は10〜50本程度である。
自動織機等により横糸として糸4が布の幅1インチあた
り約40〜80本づつ織り込まれ、平織の原料布地が製
造される。
抗菌性床敷物1bの部分拡大図であり、抗菌性床敷物1
bは、縦糸である糸3に横糸である糸4を織り込んだ基
布に、パイルとして撚糸2bを植え込んだ原料布地から
製造される。
と糸22とを1本対2〜3本づつ撚って製造されたもの
である。また、基布を構成する糸3と糸4の比率は、そ
れぞれ基布の幅1インチあたり10〜100本であり、
撚糸2bは基布1インチ四方あたり20〜100本植え
られている。
抗菌性床敷物1cの部分拡大図である。抗菌性床敷物1
cは、抗菌糸21及び糸3から構成された縦糸に横糸で
ある糸4を織り込んで基布を構成し、当該基布に糸22
からなるパイルをタフト機により、1インチ四方あたり
20〜100本植込んだ原料布地から製造される。な
お、縦糸である糸3と抗菌糸21の比率は、それぞれ基
布の幅1インチあたり1〜10本、10〜50本であ
り、横糸である糸4は基布の幅1インチあたり10〜5
0本である。
途に応じて適切な大きさに切断され、抗菌性床敷物1
a,1b,1cは製造される。
1a,1b,1cは、原糸の一部として抗菌糸21を含
んでおり、抗菌糸21蒸着された抗菌性金属がその断面
から溶出して電位差を生じるため、長期間に渡って抗菌
効果を発揮する。
様々な変形実施例が挙げられる。例えば、撚糸2a、2
bや抗菌糸21が、縦糸やパイル糸としてではなく、横
糸として使用されてもよい。また、原料布地が、綾織,
朱子織,搦み織により製造された織物、トリコット,ラ
ッシエル,ミラニーズ,横編,丸編等により製造された
編物、カールマイヤー法等により製造された編織物、さ
らには不織布として製造されたものであっても良い。ま
た、断熱性、触感、形態安定性などを高めるため、上記
抗菌性床敷物1a,1b,1cの裏面側に第2次基布、
床下地材、ゴムシート等のアンダーレイ等が、貼り付け
られても良い。さらに、床敷物の周囲に沿って房飾りな
どの修飾が施されていても良い。
株式会社製)に銀イオンをイオン真空蒸着法により蒸着
し、銀被膜側から第2のポリエステルフィルムを接着さ
せ、0.5ミリ幅に細長く切断し抗菌糸を製造した。ま
た、この抗菌糸1本と16番手ウール糸(トーア紡績株
式会社)1本を1メートルあたり300回撚りあわせて
撚糸を製造した。
幅1インチあたり等間隔で6本と44本になるように縦
糸として毛織物織機に整経し、同じ16番手ウール糸を
横糸として幅1インチあたり50本織り込んで原料布地
とした。そして、その原料布地を2メートル四方の正方
形状に切断し、裏面に麻の布を貼り付けて絨緞とした。
ル糸2本とを1メートルあたり300回撚りあわせて撚
糸を製造し、パイル糸とした。また、ポリプロピレンフ
ィルム(東レ株式会社製)を縦に切断して製造した30
0デニールの偏平糸を縦・横それぞれ1インチあたり2
0本づつの比率で織って基布とした。上記パイル糸をタ
フト機に掛け、パイルとして基布1インチ四方あたり3
6本植え付けてパイル織地を製造し原料布地とした。そ
して、その原料布地を60センチメートル×90センチ
メートルの長方形状に切断し、裏にゴムのシートを貼り
付けカーペットとした。
レンフィルム(東レ株式会社製)を縦に切断した300
デニールの偏平糸とを、それぞれ幅1インチあたり等間
隔で6本と20本になるように整経して縦糸とし、横糸
に同じ300デニールの偏平糸を1センチ間に20本と
なるように織り込んで基布を製造した。16番手ウール
糸をタフト機に掛け、パイルとして基布に1センチ四方
あたり36本植え付けてパイル織地を製造し原料布地と
した。そして、そのパイル織地を60センチメートル×
90センチメートルの長方形状に切断して、裏面にゴム
のシートを貼り付けカーペットとした。
の抗菌性床敷物によれば、その原糸の一部に抗菌性金属
を合成樹脂フィルムに蒸着し細長く切断してなる抗菌
糸、又は当該抗菌糸と天然繊維糸若しくは合成繊維糸と
を撚った撚糸が使用されているので、当該抗菌糸に蒸着
された抗菌性金属により長期間に渡って抗菌効果を発揮
できるようになった。
って抗菌効果が損なわれることもなく、軽量で、たとえ
糸切しても利用者を傷つけることもないので、実用性も
充分に発揮できるようになった。
る。
る。
ある。
示した図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 抗菌性金属を合成樹脂フィルムに蒸着し
細長く切断してなる抗菌糸、又は当該抗菌糸と合成繊維
糸若しくは天然繊維糸とを撚りあわせた撚糸が、原糸の
一部として使用されていることを特徴とする抗菌性床敷
物。 - 【請求項2】 抗菌性金属を第1の合成樹脂フィルムに
蒸着したのち該抗菌性金属上に第2の合成樹脂フィルム
を接着し切断してなる抗菌糸、又は当該抗菌糸と合成繊
維糸若しくは天然繊維糸とを撚りあわせた撚糸が、原糸
の一部として使用されていることを特徴とする抗菌性床
敷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24077698A JP3356403B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 抗菌性床敷物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24077698A JP3356403B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 抗菌性床敷物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070103A true JP2000070103A (ja) | 2000-03-07 |
JP3356403B2 JP3356403B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17064546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24077698A Expired - Fee Related JP3356403B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 抗菌性床敷物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3356403B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379095B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-04-07 | 화이버텍 (주) | 금속 단섬유로부터 연속 금속사를 제조하는 방법 |
ITMI20110040A1 (it) * | 2011-01-18 | 2012-07-19 | Marzo Gaetano Manifattura | Prodotti tessili con proprietà antibatteriche e antiacaro e procedimento per la loro preparazione. |
CN105401285A (zh) * | 2014-08-06 | 2016-03-16 | 夏鹤鸣 | 抗菌防静电复合铁铬铝纤维 |
JP2018123460A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | エステックサービス株式会社 | 内装用モケット |
WO2019059029A1 (ja) * | 2017-09-22 | 2019-03-28 | セーレン株式会社 | 織布 |
KR102314477B1 (ko) * | 2021-03-29 | 2021-10-18 | 박창원 | 항균 파티션 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP24077698A patent/JP3356403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379095B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-04-07 | 화이버텍 (주) | 금속 단섬유로부터 연속 금속사를 제조하는 방법 |
ITMI20110040A1 (it) * | 2011-01-18 | 2012-07-19 | Marzo Gaetano Manifattura | Prodotti tessili con proprietà antibatteriche e antiacaro e procedimento per la loro preparazione. |
CN105401285A (zh) * | 2014-08-06 | 2016-03-16 | 夏鹤鸣 | 抗菌防静电复合铁铬铝纤维 |
JP2018123460A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | エステックサービス株式会社 | 内装用モケット |
WO2019059029A1 (ja) * | 2017-09-22 | 2019-03-28 | セーレン株式会社 | 織布 |
JP2019060029A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-18 | セーレン株式会社 | 織布 |
KR102314477B1 (ko) * | 2021-03-29 | 2021-10-18 | 박창원 | 항균 파티션 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3356403B2 (ja) | 2002-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1496144B1 (en) | Pile cloth for cleaning | |
US4980943A (en) | Cleaning glove | |
US5855125A (en) | Method for constructing a double face fabric and fabric produced thereby | |
US4045605A (en) | Carpeting having stiff fibers | |
US6811629B2 (en) | Method of fabricating an all synthetic universal cleaning and polishing pad | |
RO109565B1 (ro) | Covor tufted | |
CA2315511A1 (en) | Carpet backing that provides dimensional stability | |
US20070101771A1 (en) | Napped face stitch bonded fabric and related process | |
JP3356403B2 (ja) | 抗菌性床敷物 | |
EP1370174A1 (en) | Cleaning cloth | |
US6823900B2 (en) | Fabric having a decorative textured surface | |
US5823232A (en) | Embroidery fabric strip with deformable, shape-retaining properties | |
GB2372939A (en) | A cleaning cloth comprising yarn with antibacterial or fungicidal properties | |
WO2004027137A1 (en) | Double-faced artificial wool cloth | |
JP2000054241A (ja) | 新しい外観の織物 | |
JP3231249U (ja) | 敷物用パイル材 | |
JPS6036619Y2 (ja) | マツト織物 | |
JP3073504U (ja) | 抗菌性布地及び抗菌性繊維製品 | |
CN219133453U (zh) | 一种阻燃双面立绒经编毯 | |
JP2727097B2 (ja) | 敷 物 | |
CN216330516U (zh) | 一种防滑化纤布 | |
JP3232837U (ja) | 防草シート | |
CN218812851U (zh) | 一种经编高密绒面料 | |
CN216891404U (zh) | 吸水辫子线及面料 | |
WO2001091606A1 (en) | Universal cleaning and polishing pad |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313118 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131004 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |