JP2000069108A - 放送システム、及び、受信装置からのデータ通信方法 - Google Patents

放送システム、及び、受信装置からのデータ通信方法

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JP2000069108A
JP2000069108A JP10253323A JP25332398A JP2000069108A JP 2000069108 A JP2000069108 A JP 2000069108A JP 10253323 A JP10253323 A JP 10253323A JP 25332398 A JP25332398 A JP 25332398A JP 2000069108 A JP2000069108 A JP 2000069108A
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JP
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data
center
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security module
security
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Application number
JP10253323A
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English (en)
Inventor
Takashi Matsuo
隆史 松尾
Tetsuya Inoue
哲也 井上
Hironori Murakami
弘規 村上
Tsutomu Shigesawa
努 繁澤
Shigeru Yamada
茂 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信端末からセンターへの情報通信のセキュ
リティを高めることができる放送システムを提供する。 【解決手段】 セキュリティモジュール1に蓄積された
視聴履歴情報33などのデータを受信端末2からセンター
1、10に送信する放送システムにおいて、セキュリティ
モジュール3のセンター情報蓄積部34でセンターとの通
信プロトコルを保持し、受信端末2は、セキュリティモ
ジュールとセンターとの間のデータの受け渡しのみを行
なう。受信端末はプロトコルを知る必要が無く、プロト
コルが秘匿できるため、高いセキュリティを確保でき
る。また、新規サービスの追加などにより転送するデー
タ形式やデータ内容などを変更する場合には、セキュリ
ティモジュールの交換によって対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料番組をペイパ
ービュー方式により放送する放送システム及び受信装
置、並びに、この放送システムにおいて、受信装置から
センターに視聴履歴情報などを送信する通信方法に関
し、特に、送信する情報の秘匿性を高め、また、送信先
や送信元のマルチ化に対応できるようにするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】有料放送の契約形式には、大別して、チ
ャンネル単位で契約を交わすフラットと称する形式と、
視聴した番組に対して課金するペイパービュー(PP
V)方式とがある。
【0003】このPPVでは、有料番組を受信端末で視
聴すると、その視聴した番組の履歴が、受信端末にセッ
トされている、ICカードなどから成るセキュリティモ
ジュールに記録される。そして、記録された視聴履歴情
報は、例えば、月に1回纏められて、電話回線を介し
て、センターに送信される。センターでは、この視聴履
歴に基づいて、視聴者の銀行口座から料金を引き落とす
処置が行なわれる。
【0004】図8には、この視聴履歴情報を受信端末
(IRD)2からセンター1に通信する従来の放送シス
テムの構成を図示している。IRD2にセットされるセ
キュリティモジュール3は、視聴履歴情報を蓄積する履
歴情報蓄積部32と、センター1に送信する視聴履歴情報
を暗号化する暗号化部31とを具備し、また、IRD2
は、通信時のシナリオ(プロトコル)を管理する通信情
報管理部22と、データの送受信を行なうデータ転送部21
とを具備し、データ転送部21から送信されたデータは、
公衆回線4を通じてセンター1に転送される。
【0005】一方、センター1は、IRD2の通信情報
管理部22と同様の通信シナリオを管理する通信情報管理
部14と、データを送受信するデータ転送部13と、受信し
たデータを復号化する復号化部12と、視聴履歴情報を蓄
積する履歴情報回収部11とを具備している。
【0006】この放送システムでは、視聴履歴情報をセ
ンター1に送信する場合に、セキュリティモジュール3
が、IRD2に対して発呼を指示する。これを受けたI
RD2は、センター2への発呼を行ない、回線を接続す
る。セキュリティモジュール3は、履歴情報蓄積部32に
蓄積している視聴履歴情報を暗号化部31で暗号化してI
RD2に出力し、IRD2は、通信情報管理部22で管理
しているシナリオに従って、センター1との間で相手側
を確認する認証などのやり取りを実行した後、暗号化さ
れたデータをデータ転送部21からセンター1に送信す
る。
【0007】センター1では、IRD2から送られた暗
号化されたデータをデータ転送部13が受け取り、復号化
部12がその復号化を行ない、復号化された視聴履歴情報
が、履歴情報回収部11に蓄積される。
【0008】また、こうしたシステムにおいて、視聴履
歴情報と一緒に、その他のアプリケーションデータをI
RDからセンターに転送することが検討されている(特
開平9−298733)。このアプリケーションデータ
は、ショッピングデータやメールなどであり、例えば、
ショッピングデータの場合には、放送で紹介された商品
の購入申込の操作を視聴者が行なうと、その商品情報が
セキュリティモジュールのメモリに記憶され、視聴履歴
情報と併せてセンターに送信され、センターから商品の
販売者に購入情報が伝達される。
【0009】従来の放送システムでは、こうした場合も
含めて、セキュリティモジュール3とセンター1とがI
RD2を介してデータをやり取りする際には、セキュリ
ティモジュール3が、IRD2に転送して欲しいデータ
を暗号化して渡し、IRD2が、それをセンター1に渡
すための処理を行なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシステ
ムでは、通信シナリオを実行する過程で、IRDがセン
ターに対して現在転送しようとしているデータを転送
し、受信端末がセンターに対して送信するという処理が
必要であり、そのため、センターとの通信の処理内容が
IRDメーカにも公開されることになるが、こうした情
報が、いわゆるハッカーに漏れて解析されてしまうと、
センターに転送するデータが改ざんされる危険性があ
る。
【0011】また、センターとの通信におけるプロトコ
ルの変更を伴う新規サービスを提供しようとすると、従
来のシステムでは、受信側において、セキュリティモジ
ュール以外にIRDも交換しなければならないため、費
用が嵩むという問題点がある。
【0012】また、従来のシステムでは、通信先として
指定されている一つのセンターに、一枚のセキュリティ
モジュール(ICカード)に蓄積されたデータが転送さ
れるように構成されている。しかし、番組提供機構が複
数に及ぶ場合には、複数のセンターのそれぞれに視聴履
歴情報を転送することが必要になり、また、IRDから
転送するデータに視聴履歴情報以外のショッピングデー
タなども含まれるようになると、データ種別に応じて送
り先を切り替えることも必要になる。さらに、一台の受
信機を利用する個人個人が専用のICカードを所有し、
自分が視聴した有料番組の料金を各々が支払うと言う視
聴形態も考えられる。従来のシステムでは、こうしたセ
ンターが複数になり、あるいは、ICカードが複数にな
る場合のデータ転送に、対応することができないという
問題点がある。
【0013】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、受信端末からセンターへのデータ通信の
セキュリティを高めることができ、また、センター及び
ICカードの複数化にも対応することができるデータ通
信方法を提供し、また、その方法を実現する放送システ
ム及び受信装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、セ
キュリティモジュールが、センターとの通信プロトコル
を保持し、受信端末は、セキュリティモジュールとセン
ターとの間のデータの受け渡しのみを行なうように構成
している。
【0015】そのため、受信端末はプロトコルを知る必
要が無くなり、プロトコルが受信端末に対して秘匿でき
るため、高いセキュリティを確保できる。また、プロト
コルを変更する場合には、セキュリティモジュールの交
換によって対応できる。
【0016】また、セキュリティモジュールが、複数の
センターとの通信プロトコルを保持することによって、
複数のセンターとデータ伝送することが可能になる。
【0017】また、複数のセキュリティモジュールのデ
ータを順番に受信端末に転送することによって、複数の
セキュリティモジュールのデータを連続してセンターに
伝送することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、セキュリティモジュールに蓄積された視聴履歴情報
などのデータを受信端末からセンター側に送信する放送
システムにおいて、セキュリティモジュールが、センタ
ーとの通信プロトコルを保持し、受信端末が、セキュリ
ティモジュールとセンターとの間のデータの受け渡しの
みを行なうようにしたものであり、受信端末はプロトコ
ルを知る必要が無くなり、プロトコルが秘匿できるた
め、高いセキュリティを確保できる。また、プロトコル
を変更する場合には、セキュリティモジュールの交換に
よって対応できる。
【0019】請求項2に記載の発明は、受信端末が、セ
キュリティモジュールから渡されたデータを多重化して
センターに送信し、センターから受信したデータを分割
してセキュリティモジュールに渡すようにしたものであ
り、センターと受信端末との間で伝送するデータのデー
タサイズを大きくすることができ、伝送効率を高めるこ
とができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、セキュリティモ
ジュールが、複数のセンターとの通信プロトコルを保持
するようにしたものであり、複数のセンターへのデータ
伝送が可能になる。
【0021】請求項4に記載の発明は、受信端末が複数
のセキュリティモジュールと接続し、受信端末が、それ
ぞれのセキュリティモジュールに蓄積されたデータを、
順番に連続してセンターに送信するようにしたものであ
り、センターとの一回の呼接続によって複数のセキュリ
ティモジュールのデータを伝送することができ、伝送効
率を高めることができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、受信端末が他の
受信端末に接続し、他の受信端末から転送されたデータ
と、セキュリティモジュールから渡されたデータとを順
番に連続してセンターに送信するようにしたものであ
り、センターとの一回の呼接続によって複数の受信端末
のデータを伝送することができ、伝送効率を高めること
ができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、セキュリティモ
ジュールに蓄積された視聴履歴情報などのデータを受信
端末から放送システムのセンター側に送信するデータ通
信方法において、受信端末がセンターとの回線を接続
し、セキュリティモジュールが通信プロトコルに従って
転送するデータを暗号化して受信端末に渡し、受信端末
が、渡されたデータをセンターに送信するようにしたも
のであり、受信端末は、受け取ったデータをそのままセ
ンターに送信するだけの動作を行なう。
【0024】請求項7に記載の発明は、受信端末が、セ
キュリティモジュールから渡されたデータを多重化して
センターに送信するようにしたものであり、センターと
受信端末との間で伝送するデータのデータサイズを大き
くすることができ、伝送効率を高めることができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、受信端末が、セ
ンターとの一回の呼接続で複数のセキュリティモジュー
ルに蓄積されたデータを、順番に連続して送信するよう
にしたものであり、データの伝送効率を高めることがで
きる。
【0026】請求項9に記載の発明は、受信端末が、セ
ンターとの一回の呼接続で他の受信端末から転送された
データと、セキュリティモジュールに蓄積されたデータ
とを順番に連続して送信するようにしたものであり、デ
ータの伝送効率を高めることができる。
【0027】請求項10に記載の発明は、放送システム
のセンター側に、セキュリティモジュールに蓄積された
視聴履歴情報などのデータを送信する受信側装置におい
て、セキュリティモジュールに、送信すべきデータを蓄
積する蓄積部と、センターとの通信プロトコルを含むセ
ンター情報を蓄積するセンター情報蓄積部と、転送する
データを暗号化する暗号化部と、暗号化されたデータを
受信端末に転送するデータ転送部とを設け、受信端末
に、セキュリティモジュールから転送されたデータを受
け入れるデータ転送部と、受け入れたデータを電話回線
を介してセンターに送信する電話回線データ転送部とを
設けたものであり、請求項6のデータ通信方法を実施す
ることができる。
【0028】請求項11に記載の発明は、セキュリティ
モジュールのセンター情報蓄積部に、複数のセンターに
関するセンター情報を蓄積するようにしたものであり、
複数のセンターへのデータ伝送が可能になる。
【0029】請求項12に記載の発明は、受信端末に、
データ転送部で受け入れたデータを多重化し、電話回線
データ転送部で受信したセンターからのデータを分割す
る多重分離手段を設けたものであり、センターと受信端
末との間で伝送するデータのデータサイズを大きくする
ことができ、伝送効率を高めることができる。
【0030】請求項13に記載の発明は、受信端末に、
データを受け入れるデータ転送部に複数のセキュリティ
モジュールからのデータを順番に入力するセキュリティ
モジュール切り替え手段を設けたものであり、請求項8
のデータ通信方法を実施することができる。
【0031】請求項14に記載の発明は、受信端末に、
接続する他の受信端末との間でデータを転送する受信端
末間通信手段を設けたものであり、請求項9のデータ通
信方法を実施することができる。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0033】(第1の実施形態)第1の実施形態の放送
システムは、図1に示すように、IRD2に複数のセキ
ュリティモジュール3、30が接続し、また、IRD2
は、公衆回線網4を通じて複数のセンター1、10に接続
している。セキュリティモジュール3、30は、視聴履歴
情報を蓄積する履歴情報蓄積部33と、各センター1、10
ごとの宛て先や通信プロトコルが蓄積されたセンター情
報蓄積部34と、送信するデータを暗号化し、受信したデ
ータを復号化する暗号/復号化部35と、IRD2との間
でデータを送受するICカードデータ転送部36とを具備
し、また、IRD2は、セキュリティモジュール3との
間でデータを送受するICカードデータ転送部24と、電
話回線4を介してセンター1、10とデータの送受を行な
う電話回線データ転送部23とを具備している。また、セ
ンター1は、IRD2との間でデータの送受を行なう電
話回線データ転送部18と、受信したデータを復号化し、
送信するデータを暗号化する暗号/復号化部17と、受信
した視聴履歴情報を蓄積する履歴情報回収部16と、視聴
履歴情報以外の通信情報を受信した場合に、それを蓄積
する通信情報蓄積部15とを具備している。
【0034】図2は、この放送システムにおいて、1つ
のセキュリティモジュール3に蓄積された視聴履歴情報
が1つのセンター1に送信される場合のブロック図を示
している。このシステムの動作について説明する。
【0035】セキュリティモジュール3が、センター情
報蓄積部34の情報を基に、IRD2に対してセンター1
との接続を要求すると、IRD2は、センター1に発呼
を行ない、ネットワーク的な接続を実現する。
【0036】接続が行なわれた旨をIRD2がセキュリ
ティモジュール3に返すと、セキュリティモジュール3
は、履歴情報蓄積部33に蓄積されている視聴履歴情報を
暗号化/復号化部35で暗号化し、センター情報蓄積部34
に蓄積されているセンター1との間の通信シナリオを基
に通信を行なう。
【0037】このとき、セキュリティモジュール3は、
ICカードデータ転送部36を通じて、暗号化した通信デ
ータをIRD2に転送し、IRD2は、そのデータをI
Cカードデータ転送部24で受け取ると、電話回線データ
転送部23を通じて、そのままセンター1に送信する。
【0038】センター1は、受け取ったデータを暗号化
/復号化部17で復号化し、履歴情報回収部16に視聴履歴
情報を収集する。
【0039】図7(a)は、このときのセンター1との
通信におけるフェーズを示しており、呼接続の後、暗号
化されたデータによって認証の手順が行なわれ、暗号化
された視聴履歴情報のデータが伝送される。データ伝送
が終了すると回線接続が切断される。
【0040】このデータ伝送において、IRD2は、単
にデータの受け渡しのみを行ない、IRD内での処理は
一切行なわない。
【0041】また、このセンター1との通信では、視聴
履歴情報がセンター1の履歴情報回収部16に格納される
と、その旨がセキュリティモジュール3に通知され、セ
キュリティモジュール3では、履歴情報蓄積部33に蓄積
されている転送済みの視聴履歴情報を削除し、削除した
旨をセンター1に通知する。これらの情報を知らせるデ
ータは、それぞれ、センター1及びセキュリティモジュ
ール3の暗号/復号化部17、35で暗号化され、また、受
けた側で復号化される。
【0042】この場合にも、IRD2は、データの受け
渡しのために暗号化バイト列を転送するのみで、IRD
内においては処理を一切行なわない。
【0043】このように、この放送システムでは、IR
Dが転送のみに専念するため、IRDはプロトコルを知
る必要がない。そのため、IRDメーカーに対してセン
ターとの通信の処理内容を公開する必要が無くなり、高
いセキュリティを確保することができる。また、IRD
は、データの転送のみを行なえば済むため、負担が軽減
される。
【0044】また、異なるセンターにデータを転送する
場合には、セキュリティモジュール3が、センター情報
蓄積部34から、該当するセンターの宛て先や、そのセン
ターとの間で行なわれる通信プロトコルを読み出すこと
によって可能となる。
【0045】また、新規サービスに対しては、セキュリ
ティモジュール3を、そのサービスに対応するセンター
情報が蓄積されたセキュリティモジュールに入れ換える
だけで、新規サービスの提供を受け入れることが可能に
なる。従って、新規サービスの追加により転送するデー
タ内容や転送プロトコルが変更される場合には、IRD
まで変える必要があった従来のシステムに比べて、大幅
にコストを削減することができる。
【0046】(第2の実施形態)第2の実施形態の放送
システムは、図3に示すように、セキュリティモジュー
ル3から転送されたデータを多重化し、また、センター
1から転送されたデータを分離するデータ多重・分離部
25を備えている。その他の構成は第1の実施形態(図
2)と変わりがない。
【0047】セキュリティモジュール3では、メモリー
のフリー領域をワークメモリエリアに使用してデータの
暗号化や復号化が行なわれるため、メモリーのフリー領
域が少ない場合には、一時に暗号化や復号化できるデー
タ量が少量になり、少しずつの量の暗号化や復号化が、
所定量に達するまで繰り返し行なわれることになる。そ
のため、セキュリティモジュール3のICカードデータ
転送部36からは、IRD2のICカードデータ転送部24
に対して、暗号化された少しの量のデータが繰り返し転
送されることになる。
【0048】この暗号化されたデータを、そのままの少
ないデータ量の単位でセンター1に送信すると、それぞ
れの送信単位ごとにヘッダを付さなければならないた
め、冗長度が増し、通信効率が低下する。
【0049】そこで、この放送システムでは、IRD2
のデータ多重・分離部25が、セキュリティモジュール3
から送られて来る複数のバイト列を多重化し、一つに纏
めて電話回線データ転送部23に出力し、電話回線データ
転送部23は、この纏められた単位のデータを、公衆回線
4を介して、センター1に送信する。
【0050】また、逆に、センター1から公衆回線4を
介して転送されたデータに対しては、IRD2の多重・
分離部25が、これを細かいデータ量の単位に分割してI
Cカードデータ転送部24に出力し、ICカードデータ転
送部24が、分割されたデータをセキュリティモジュール
3に転送する。
【0051】そのため、この放送システムでは、受信端
末が転送データの内容や転送プロトコルに全く関知しな
い場合でも、公衆回線でのデータの伝送効率を高めるこ
とが可能になる。
【0052】(第3の実施形態)第3の実施形態の放送
システムは、図4に示すように、IRD2が、セキュリ
ティモジュールを切り替えるセキュリティモジュール切
り替え部26を具備し、複数のセキュリティモジュール
3、30が、このセキュリティモジュール切り替え部26を
介してIRD2に接続している。セキュリティモジュー
ル3、30及びセンター1の各構成は第1の実施形態と変
わりがない。
【0053】このシステムでは、図7(b)に示す通信
フェーズによりセンター1に視聴履歴情報が送信され
る。まず、IRD2のセキュリティモジュール切り替え
部26は、一方のセキュリティモジュール3をICカード
データ転送部24に論理的に接続する。その結果、第1の
実施形態で説明した手順で、呼接続の後、センター1と
の通信プロトコルに従って、セキュリティモジュール3
の暗号/復号化部35で暗号化されたデータがセンター1
に転送される。このデータ通信が終了すると、セキュリ
ティモジュール切り替え部26は、次のセキュリティモジ
ュール30をICカードデータ転送部24に論理的に切り替
える。その結果、セキュリティモジュール30の暗号/復
号化部35で暗号化されたデータがセンター1に転送され
る。このデータ通信が終了すると、IRD2とセンター
1との回線接続が解放される。
【0054】このように、この放送システムでは、複数
のセキュリティモジュールに蓄積された視聴履歴情報
が、一回の呼接続で、効率的に、連続してセンターに送
信される。
【0055】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
IRDにさらに他のIRDが接続する場合について説明
する。例えば、家庭内に複数台のIRDが設置される場
合、それぞれのIRDが個々に電話回線を介してセンタ
ーに接続する形態から、将来的には、図6に示すよう
に、IRD2、20同士が相互に接続し、その中の1台が
電話回線4に接続する、家庭内LANのような形態に移
行することが予想される。第4の実施形態では、こうし
た形態の下でのセンター通信を実現する。
【0056】この放送システムでは、図5に示すよう
に、IRD2及びIRD20のそれぞれが、電話回線デー
タ転送部23、ICカードデータ転送部24、及びセキュリ
ティモジュール切り替え部26の他に、IRD間のデータ
転送を行なうIRD間通信部27を具備している。
【0057】IRD20は、セキュリティモジュール60に
蓄積されている視聴履歴情報データを、IRD間通信部
27を介して、電話回線4に接続するIRD2に転送す
る。IRD2は、セキュリティモジュール3の視聴履歴
情報データと併せて、IRD20から転送された視聴履歴
情報データを纏めて、センター1に送信する。
【0058】そのため、このシステムでは、複数台のI
RDにおける視聴履歴情報を、一回の呼接続で効率的に
センターに送ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のデータ通信方法では、受信端末にセンターとの通信プ
ロトコルを知らせる必要が無い。そのため、プロトコル
を秘匿することができ、高いセキュリティを確保でき
る。また、新サービスの提供などのために転送されるデ
ータ形式やデータ内容などが変更される場合でも、セキ
ュリティモジュールの交換によって対応することができ
る。
【0060】また、本発明のデータ通信方法では、複数
のセンターとの通信が可能であり、また、複数のセキュ
リティモジュールのデータや複数の受信端末からのデー
タを効率よくセンターに伝送することができる。
【0061】本発明の放送システム及び受信装置は、こ
うしたデータ通信方法を実施することができる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送システムの全体構成図、
【図2】本発明の第1の実施形態における放送システム
の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第2の実施形態における放送システム
の構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第3の実施形態における放送システム
の構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第4の実施形態における放送システム
の構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第4の実施形態における放送システム
の全体構成図、
【図7】本発明の第1の実施形態(a)及び第3の実施
形態(b)の通信方法における通信フェーズ、
【図8】従来の放送システムの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、10 センター 2 IRD(受信端末) 3、30 セキュリティモジュール 4 公衆回線網 15 通信情報蓄積部 16 履歴情報回収部 17 暗号/復号化部 18 電話回線データ転送部 23 電話回線データ転送部 24 ICカードデータ転送部 25 データ多重分離部 26 セキュリティモジュール切り替え部 27 IRD間通信部 33 履歴情報蓄積部 34 センター情報蓄積部 35 暗号/復号化部 36 ICカードデータ転送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 繁澤 努 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情報 システム株式会社内 (72)発明者 山田 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA07 BB05 BB07 BC06 BC10 BC16 BC17 BC20 BC22 BC27 BD01 BD07 BD08 BD09 5J104 AA01 NA41 PA05 5K034 AA01 AA05 AA20 BB07 CC01 DD02 DD05 EE12 HH01 HH02 HH12 HH14 HH16 HH26 JJ11 JJ24 MM25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セキュリティモジュールに蓄積された視
    聴履歴情報などのデータを受信端末からセンター側に送
    信する放送システムにおいて、 前記セキュリティモジュールが、センターとの通信プロ
    トコルを保持し、前記受信端末が、セキュリティモジュ
    ールとセンターとの間のデータの受け渡しのみを行なう
    ことを特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】 前記受信端末が、前記セキュリティモジ
    ュールから渡されたデータを多重化して前記センターに
    送信し、前記センターから受信したデータを分割して前
    記セキュリティモジュールに渡すことを特徴とする請求
    項1に記載の放送システム。
  3. 【請求項3】 前記セキュリティモジュールが、複数の
    センターとの通信プロトコルを保持することを特徴とす
    る請求項1に記載の放送システム。
  4. 【請求項4】 前記受信端末が複数のセキュリティモジ
    ュールと接続し、前記受信端末が、それぞれのセキュリ
    ティモジュールに蓄積された前記データを、順番に連続
    してセンターに送信することを特徴とする請求項1に記
    載の放送システム。
  5. 【請求項5】 前記受信端末が他の受信端末に接続し、
    前記他の受信端末から転送されたデータと、前記セキュ
    リティモジュールから渡されたデータとを順番に連続し
    てセンターに送信することを特徴とする請求項1に記載
    の放送システム。
  6. 【請求項6】 セキュリティモジュールに蓄積された視
    聴履歴情報などのデータを受信端末から放送システムの
    センター側に送信するデータ通信方法において、 受信端末がセンターとの回線を接続し、セキュリティモ
    ジュールが通信プロトコルに従って転送するデータを暗
    号化して受信端末に渡し、前記受信端末が、渡されたデ
    ータをセンターに送信することを特徴とするデータ通信
    方法。
  7. 【請求項7】 前記受信端末が、前記セキュリティモジ
    ュールから渡されたデータを多重化して前記センターに
    送信することを特徴とする請求項6に記載のデータ通信
    方法。
  8. 【請求項8】 前記受信端末が、センターとの一回の呼
    接続で複数のセキュリティモジュールに蓄積されたデー
    タを、順番に連続して送信することを特徴とする請求項
    6に記載のデータ通信方法。
  9. 【請求項9】 前記受信端末が、センターとの一回の呼
    接続で他の受信端末から転送されたデータと、前記セキ
    ュリティモジュールに蓄積されたデータとを順番に連続
    して送信することを特徴とする請求項6に記載のデータ
    通信方法。
  10. 【請求項10】 放送システムのセンター側に、セキュ
    リティモジュールに蓄積された視聴履歴情報などのデー
    タを送信する受信側装置において、 セキュリティモジュールが、 送信すべきデータを蓄積する蓄積部と、 センターとの通信プロトコルを含むセンター情報を蓄積
    するセンター情報蓄積部と、 転送するデータを暗号化する暗号化部と、 暗号化されたデータを受信端末に転送するデータ転送部
    とを具備し、 受信端末が、 前記セキュリティモジュールから転送されたデータを受
    け入れるデータ転送部と、 受け入れたデータを電話回線を介してセンターに送信す
    る電話回線データ転送部とを具備することを特徴とする
    受信側装置。
  11. 【請求項11】 前記セキュリティモジュールのセンタ
    ー情報蓄積部に、複数のセンターに関するセンター情報
    が蓄積されていることを特徴とする請求項10に記載の
    受信側装置。
  12. 【請求項12】 前記受信端末が、前記データ転送部で
    受け入れたデータを多重化し、前記電話回線データ転送
    部で受信したセンターからのデータを分割する多重分離
    手段を具備することを特徴とする請求項10に記載の受
    信側装置。
  13. 【請求項13】 前記受信端末が、データを受け入れる
    前記データ転送部に、複数のセキュリティモジュールか
    らのデータを順番に入力するセキュリティモジュール切
    り替え手段を具備することを特徴とする請求項10に記
    載の受信側装置。
  14. 【請求項14】 前記受信端末が、接続する他の受信端
    末との間でデータを転送する受信端末間通信手段を具備
    することを特徴とする請求項10に記載の受信側装置。
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