JP2000069099A - 位相変調されたシンボルのパケットの復調のための周波数偏移の推定 - Google Patents

位相変調されたシンボルのパケットの復調のための周波数偏移の推定

Info

Publication number
JP2000069099A
JP2000069099A JP11222943A JP22294399A JP2000069099A JP 2000069099 A JP2000069099 A JP 2000069099A JP 11222943 A JP11222943 A JP 11222943A JP 22294399 A JP22294399 A JP 22294399A JP 2000069099 A JP2000069099 A JP 2000069099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
symbol
packet
symbols
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11222943A
Other languages
English (en)
Inventor
Valerie Cueff
バレリー・キユエフ
Michel Terre
ミシエル・テール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcatel CIT SA
Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel CIT SA
Alcatel SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alcatel CIT SA, Alcatel SA filed Critical Alcatel CIT SA
Publication of JP2000069099A publication Critical patent/JP2000069099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2332Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相変調されたシンボルのパケットの復調の
ために周波数偏移を推定する方法を提案すること。 【解決手段】 本発明は、位相の誤差とともに受け取っ
た位相変調されたシンボルのパケットの周波数偏移を推
定する方法に関するものであり、受け取ったパケットの
シンボルに、周波数及び位相の可能な偏移の対全てにつ
いて位相の補正値を適用し、それらの偏移の対から、受
け取ったパケットの周波数の偏移を決定するために、最
も可能性の高い補正済みシンボルのパケットを供給する
対を選択することを含む方法に関するものである。本発
明は、従来の方法に比べて、推定された周波数における
誤差を小さくすることができる。本発明は有利にも、性
能を劣化させることなく、計算の複雑さを少なくするこ
とが可能な位相の補正値を量子化する段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相誤差とともに
受け取った位相変調されたシンボルのパケットの周波数
偏移を推定する方法を対象とする。
【0002】
【従来の技術】本発明は、位相のシフトすなわちPSK
(phase shift keying−位相シフト
キーイング)によって変調されたシンボルの復調、とり
わけ位相変調または位相及び振幅変調によって変調され
たパケットにおける信号の復調のために必要な周波数及
び位相の偏移推定に関するものである。本発明は、パケ
ットの形で伝送されるデジタル信号の復調のための伝送
の分野に適用される。典型的なデジタル伝送チャネル
は、2進ソース、符号器、チャネル内に送信する変調
器、チャネルの出力部における復調器、2進信号を供給
する復号器を有する。チャネルの符号化は、一定のビッ
ト誤り率に達するのに必要な出力を減少させる目的を有
する。変調及び復調は、選択されたチャネル内への伝送
を可能にする。本発明は復調に関するものであるが故
に、ソースの符号化及び復号化など伝送システムの他の
エレメントについてはこれ以上説明しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】a Tutorial
Review,ETT vol.9 第2号 199
8年3−4月のM.Morelli及びU.Menga
liによる論文「Feedforward Frequ
ency Estimation for PSK」に
は、パケットモードにおける位相変調型デジタル伝送シ
ステム用の復調器における同期の問題が記載されてい
る。この資料はさらに、この問題に対する従来の解決策
についても述べている。
【0004】このパケットモードで伝送される位相変調
されたデジタル信号の復調の問題は、特に、時分割多重
アクセス(TDMA)を使用する衛星通信システムで、
あるいはセルラー通信用地上システムで生じる。ここで
は、通信分野における重要な技術的問題が対象となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】より厳密には、本発明
は、位相誤差とともに受け取った位相変調されたシンボ
ルのパケットの周波数偏移を推定する方法であって − 受け取ったパケットのシンボルに、位相及び周波数
の偏移の可能な対全てについて位相補正値を適用する段
階と、 − 受け取ったパケットの位相及び周波数の偏移を決定
するために、これらの値の対のうちから、最も可能性の
高い補正済みシンボルのパケットを供給する対を選択す
る段階とを含む方法を提案する。
【0006】一実施形態において、この方法はさらに、
可能な位相補正値を量子化する段階を含む。
【0007】好ましくは、選択段階は、 − 受け取り、次に位相補正されたシンボルのパケット
と送信されたシンボルのパケットの推定値との間の距離
を計算する段階と、 − この距離の最小値をシークする段階とを含む。
【0008】他の実施形態では、送信されたシンボルの
パケットの推定値は、 − 既知のシンボルについては、送信されたシンボルを
回復することによって、また − 未知のシンボルについては、内部決定によって得ら
れる。
【0009】有利には、kを自然数として、e
j2π/kの回転が、可能なシンボルの集合を不変なま
まとし、位相の可能な値が[0,2π/k]の範囲内で
選択される。
【0010】他の実施形態では、シンボルに適用される
位相の補正値は、pをシンボルの次数とし、Tsをシン
ボル時間として、周波数偏移の値fについて、また位
相の値φkについて、e
−j(2πfm(p−1)Ts+φk)で表される。
【0011】好ましくは、この場合、引数−(2πfm
(p−1)T+φk)の値は、たとえば間隔[0,2
π]で、減らされた値の形式で計算される。
【0012】この方法はまた、1つのシンボルに適用す
べき可能なあらゆる位相補正値を計算し記憶する予備段
階を含むことができる。
【0013】この方法はまた、最も可能性の高い補正さ
れたシンボルのパケットを供給する前記対における位相
偏移の値として、位相偏移を推定する段階を含むことが
できる。
【0014】添付の図面を参照して、例示的なものとし
て示す本発明の実施形態についての以下の説明を読め
ば、本発明の他の特徴及び利点は明らかになるであろ
う。
【0015】
【発明の実施の形態】伝送チャネルにおいてパケットの
形で受け取った信号の周波数偏移、場合によっては位相
偏移を決定するために、本発明は、位相偏移及び周波数
偏移の可能な種々の対をテストし、可能性を最大とする
判断基準の観点において、最も可能性の高い対を選択す
ることを提案する。このようにして、周波数偏移の値を
決定することができる。以下の説明においては、本発明
はQPSK(Quadratuture phase
shift keying−4相位相シフトキーイン
グ)変調の例を参照して述べられる。本発明はまた、た
とえば異なるシンボル数をもつPSK変調、あるいはま
たQAMタイプ位相及び振幅変調等のような他のタイプ
の変調にも適用される。
【0016】本発明は、既知のシンボルをもつパケット
にも既知のシンボルをもたないパケットにも適用され
る。以下、パケットのシンボル数がN、既知のシンボル
数がNc(ただし0≦Nc≦N)、情報シンボル数がN
i(ただしNi=N−Nc)であることに留意された
い。
【0017】したがって、本発明は、周波数偏移の可能
な値と位相の可能な値をテストすることを提案する。た
とえばfmin=−fmaxである場合、最小値fmi
nと最大値fmaxの間で周波数偏移の可能な値が決定
される。このようにして、考えられる性能に応じて選択
されるピッチdfとともに、これら2つの値の間で、周
波数偏移のあらゆる可能値を、テストすることで、単純
に選択することができる。周波数の各値についてさら
に、0から2πの間で、あるいは以下に説明するよう
に、より小さい範囲内で位相φの種々の値が決定され
る。ピッチdfにおいて、可能なあらゆる値を再びテス
トすることもできる。
【0018】したがって、周波数偏移の可能な値nf及
び位相の可能値nφについて、(仮に可能な対の集合が
テストされるとすると)、nf×nφの対をテストする
ことができる。テストされる対の各々の可能性が計算さ
れ、その結果、最も可能性の高い周波数及び位相の偏移
の対が決定される。可能性の判断基準として、チャネル
の符号化に応じた適切なあらゆる距離を使用することが
できる。以下の説明においては、チャネルの符号化が行
われない場合の一例を示し、可能性を推定するために、
QPSK変調のシンボルに対するユークリッド距離を使
用する。
【0019】ユークリッド距離およびQPSK変調の例
においては、1つの対(fm、φk)がテストされる。
spと記されるパケットのp番目のシンボルの引数の補
正値は以下のように表される。
【0020】−j(2πfm(p−1)Ts+φk) ここで従来通りj=−1である。
【0021】補正されたシンボルは
【0022】
【数1】 で表される。この時、パケットの補正されたシンボルの
値から、補正値(fm、φk)の可能性を決定すること
ができる。チャネルの符号化が行われない最も簡単な例
においては、既知のシンボルNcについて、さらに未知
のシンボルNiについては、以下のように行うことがで
きる。
【0023】以下epで表される送信された既知のシン
ボルNcについて、1=p=Ncとすると、送信された
シンボルと位相補正されたシンボルとの間の4相誤差
【0024】
【数2】 が計算される。
【0025】この誤差は、
【0026】
【数3】 で表され、テストされる対(fm、φk)について、送
信されたシンボル(ep)と位相補正されたシンボルと
の間の誤差ベクトルのユークリッド距離に対応する。こ
のようにして、既知のシンボルについて、かつテストさ
れる位相及び周波数の偏移の対について、受け取ったシ
ンボルにおける誤差、すなわちテストされる対の可能性
の標本値が決定される。
【0027】未知のシンボルNiについては、本発明の
この実施形態において、補正されたシンボルの値Cp,
m,kに応じて、送信されたシンボルについての内部決
定を行いながら、同じ種類の計算を行うことを提案す
る。QPSK変調の場合には、内部決定は、単に、補正
されたシンボルが存在する複素平面の四分円を考慮しな
がら行われる。通常、0=arg(Cp,m,k)<π/
2について、シンボルDp,m,kはejπ/ と決定さ
れ、π/2=arg(Cp,m,k)<πについて、シン
ボルDp,m,kはej3π /4と決定され、π=arg
(Cp,m,k)<3π/2について、シンボルDp,m,
kはej5 π/4と決定され、さらに、3π/2=ar
g(Cp,m,k)<2πについて、シンボルDp,m,k
はe 7π/4と決定される。
【0028】この内部決定は、考えられる変調の種類に
よって異なり、変調シンボルに応じて適合することが明
らかである。次に、決定されたシンボルと位相補正され
たシンボルの間の2次誤差
【0029】
【数4】 が計算される。この誤差は、以下のように表され、
【0030】
【数5】 テストされる対(fm、φk)について、位相補正され
たシンボルと、内部決定の結果生じるシンボルとの間の
誤差ベクトルのユークリッド距離に対応する。このよう
にして、未知のシンボルについて、また、テストされる
周波数及び位相の偏移の対について、可能なシンボルの
最も近い一群と比べて、受け取ったシンボルにおける誤
差の標本値が決定される。再び、この値はテストされる
対の可能性を標本化する。既知のシンボルについて提案
された解決策に対して、内部決定の段階のみが付加さ
れ、次に同じ距離が使用される。
【0031】この可能性の計算は、パケット内の既知の
シンボル数Ncに関係なく行うことができる。再び、例
示的に示した計算は、チャネルの符号化がまったく存在
しない場合に適用される。使用されたチャネルの符号化
が既知の場合には、内部決定段階を、未知のシンボルで
形成されたビット列の符号の復号段階に置き換え、復号
の結果生じるビット列の符号に対して、補正されたシン
ボルの距離としての可能性を計算することもできる。ま
た、この場合、パケット全体の復号を行い、既知のシン
ボルと未知のシンボルを分ける必要なく、総括的に誤差
または可能性を計算することも可能であろう。
【0032】本発明は、周波数偏移として、最も可能性
の高い対(fm、φk)に対応する値fmを選択するこ
とを提案する。その結果、周波数偏移が決定され、パケ
ットの同期化が可能になる。
【0033】ここで説明する実施形態においては、ユー
クリッド距離に対応する誤差計算と、内部決定によって
決定されたシンボルの選択について、本発明は、計算の
簡略化を提案する。実際に、内部決定によって決定され
たシンボルは、
【0034】
【数6】 となり、ここで、Re及びImは、それぞれ、受け取っ
たシンボルの実数部と虚数部である。この場合、誤差ε
p,m,kは、3つの項に分解される。
【0035】
【数7】 第1項は、受け取ったシンボルのみに依存し、周波数と
位相の仮説には依存しない。したがって、一度だけ計算
することができる。第2項は一定であり、MPSK変調
においては2となる。第3項は、内部決定によるDp,
m,kの選択についてで、以下のようになる。
【0036】
【数8】 このことから、より簡単な計算が可能になる。さらに、
誤差ep、m、kを最小化することは、実際には、この
第3項を最小化することに等しく、このようにして計算
は著しく簡略化される。
【0037】既知のシンボルについては、送信シンボル
は、ejnπ/2の形態を有し、誤差の計算もまた簡略
化することができる。事実、計算は、送信シンボルの値
に応じて、場合によっては、実数部と虚数部の組み合わ
せをともなう、実数部及び/または虚数部の符号の変更
の組み合わせに対応する。既知のシンボルの場合と同様
に、受け取ったシンボルの実数部と虚数部についての単
純な演算の連続によって誤差を計算することができる。
【0038】したがって、本発明は、一見よりも単純な
計算を行うという点に関連している。
【0039】図1から図4は、従来の方法と対して、本
発明の方法によって得られる比較結果を示している。こ
れらの図においては、周波数偏移または偏差dfではな
く、シンボル時間Tsと周波数偏差dfの積である正規
化された周波数偏差が示されている。
【0040】図1は、以下の条件において、上述のMo
relliの論文で述べられたRyfe及びBoors
tyn推定量によって得られた結果のヒストグラムであ
る。
【0041】QPSK変調 N=パケットごとの450個のシンボル Nc=パケットごとの16個の既知シンボル 伝送された(Eb/N0)=0.0dB、すなわちEs
/N0=3.0dB−dfTsmaxから+dfTsm
axまでのランダムな正規化周波数偏移=1.5×10
−3 横座標には、アルゴリズムを適用した後の残留周波
数偏移が示されている。この残留偏移は、推定すべき周
波数が−dfTsmaxであり、推定された周波数が+
dfTsmaxである場合には、2×dfTsmaxに
達することもあり得る。確率は縦座標に示されている。
図1の結果は、90,000パケットのテストに対応し
ている。150パケットが、4.5×10−4の残留正
規化周波数偏差を有していたことが認められ、それは、
使用される復号がいかなるものであれ、その後の復調ま
たは復号のために、およそ500のシンボルのパケット
にとってはむしろ大きな数であるといえる。
【0042】図2は、同じ取り決め、同じ条件につい
て、90000パケットを受け取った後に本発明によっ
て得られた結果を示している。横座標には、テストされ
たあらゆるパケットについて得られた結果が±3.6×
10−4の範囲内に入っている限りにおいて、その範囲
の間で正規化された周波数の残留偏移しか記していな
い。残留誤差は、従来の方法で得られる誤差よりはるか
に小さいことが一目で分かる。さらに、この残留誤差
は、その後の復号を可能にするのに十分小さいものであ
る。
【0043】図3は、図1と類似の結果を示している
が、0.5dBのEb/N0の値と、テストされた10
0,000パケットについての結果である。図4は、こ
の同じ信号対雑音比の値について、700,000パケ
ットをテストした後の本発明の結果を示している。さら
に、本発明は、より正確かつより信頼度の高い結果をも
たらすことが可能であることがわかる。
【0044】結果はまた、失われたパケット率あるいは
CLR(cell loss rate−セル損失率)
という点から表すことができる。計算のために、正規化
された周波数における誤差が4.5×10−4を超える
と1つのパケットが失われると仮定した。
【0045】従来の技術では、 CLR=1.6×10−3、 (テストパケット:90,000パケット、Es/N0=3.0dB) 、CLR=2.2×10−4、 (テストパケット:100,000パケット、Es/N0=3.5dB) CLR=6.0×10−6であるのに対して、 (テストパケット:1,500,000パケット、Es/N0=4.0dB) 本発明では CLR=0、 (テストパケット:90,000パケット、Es/N0=3.0dB) CLR=0 (テストパケット:700,000パケット、Es/N0=3.5dB) となる。
【0046】上述のMorelliの論文に記載された
Ryfe及びBoorstyn推定量に比べて、本発明
は、より正確な結果を得ることができる。さらに、誤差
または「標本の孤立値」によって生じる制限を解くこと
ができる。したがって、本発明は、先のアルゴリズムに
おいて問題であった、しきい値効果を恐れることなく適
用することができる。
【0047】このようにして、本発明は、位相変調され
た信号のパケットにおける周波数偏移の決定に適用され
る。ここで、計算を簡略化し、実施の迅速性及び容易性
という観点から、本発明の推定量の性能を改善すること
ができる本発明の種々の実施形態を説明する。
【0048】実施形態において、本発明は、未知のシン
ボルについてのQPSKの変調の例においては、π/2
の小さい範囲においてしか位相のテストを行わないこと
を提案する。実際に、内部決定を行う場合には、複素平
面の四分円に応じてシンボルが選択され、計算される誤
差は、π/2の周期を有する関数である。いいかえれ
ば、修正されたシンボルをnπ/2だけ回転させる場
合、さらに決定されたシンボルも同じ位相分だけ回転
し、それら2つの間の2次誤差は変わらなくなる。した
がって、QPSK変調については[0,π/2]の範囲
において可能な位相をテストするだけでよい。シンボル
がej2kπ/mで表されるMPSK変調の例において
は、同じように、[0,2π/m]の範囲においてのみ
可能な位相をテストするだけでよい。より一般的には、
変調のために使用されるシンボルの一群は、2π/zの
回転によって不変のままであり、ここで、zは1より大
きな自然数であり、[0,2π/z]の範囲においての
み可能な位相のテストが行われる。
【0049】既知のシンボルについては、QPSK変調
の場合において、送信されたシンボルが[0,2π]の
範囲に含まれる限りにおいて、その範囲全体において位
相のテストが行われる。
【0050】いかなる場合にも、位相のテストの範囲
は、既知または未知のシンボルから計算される誤差の関
数の周期性に依存する。この周期性はまた、場合によっ
ては、受け取ったシンボルの選択によって異なり、QP
SK変調の例における内部決定は、π/2の周期性を導
く。
【0051】QPSK変調の例においては、既知のシン
ボルにおける誤差と、未知のシンボルにおける誤差を別
々に計算することができる。この場合、対(fm、φ
k)についての未知のシンボルにおける誤差の値
【0052】
【数9】 は、以下の対について、パケット全体における誤差の計
算のために使用することもできるだろう。
【0053】 (fm、φk) (fm、φk+π/2) (fm、φk+π) (fm、φk+3π/2) そのようにして、結果が同じになる計算を何度も行わな
いですむ。したがって、それら4つの対については、既
知のシンボルにおける誤差を計算し、未知のシンボルに
おける誤差
【0054】
【数10】 にそれを加算するだけでよい。
【0055】他の実施形態においては、本発明は、適用
される位相差の値を限定することを提案する。実際に、
p番目のシンボルについては、適用される位相差は、引
数として−(2!πfm(p−1)Ts+φk)を有
し、周期2πである。記憶された信号の振幅を限定でき
るように、[0,2π]の範囲内に位相差を戻すことに
よって、モジューロ2πで、これらの位相差を計算する
と有利である。この解決策は、後述するように、適用さ
れる位相差の引数が、前もって計算され記憶されている
限りにおいてとりわけ有利である。QPSK変調の場合
には、さらに上述したように記憶された信号の振幅を限
定することができる。その結果、未知のシンボルについ
て、[0,π/2]間に、適用される位相差の引数を戻
すことが可能になるだろう。したがって、いずれの場合
にも、本発明の実施のためには、引数−(2πfm(p
−1)Ts+φk)ではなく、たとえば既知のシンボル
については間隔[0,2π]で、またkPSK変調の場
合には、未知のシンボルについて間隔[0,2π/k]
で、これらの引数の低減値が使用される。
【0056】本発明はさらに、周波数及び位相偏移の対
の可能な種々の値をテストするために適用される位相差
の引数の値を量子化することを提案する。このようにし
て、周波数偏移fm及び位相φkについてのシンボル配
置の関数である(2πfm(p−1)Ts+φk)の引
数について、たとえば、kを整数として、2π/kのピ
ッチをともなう量子化を選択し、その結果適用される補
正値
【0057】
【数11】 の可能なk個の値しか計算しないですむようにすること
ができる。この場合、各シンボルのための計算及び処理
される各対のための計算を省くことができる。ここでも
また、この量子化は、受け取った信号にもたらされる補
正値の記憶の場合にはとりわけ有利である。この実施形
態は、有利にも上述した実施形態と組み合わされ、必要
な範囲においてのみ位相の値が量子化される。
【0058】このようにして、7.5×10−6のピッ
チをともなう[−1.5×10−3,+1.5×10
−3]の周波数の範囲(正規化された周波数偏差におけ
る)におけるテスト及びπ/(2×15)のピッチをと
もなう[0,2π]の範囲における位相テストの場合に
は、パケットの各シンボルについて、40×60=24
00の補正されたシンボルの計算が行われることにな
る。
【0059】2゜のピッチをともなう引数の量子化の応
用によって、180の引数のみを計算することが可能に
なる、すなわち1つのシンボルに適用される位相差また
は補正の可能な値の分だけ、さらに、補正されたシンボ
ルの可能な値の分だけ計算することが可能になる。さら
に、上記に説明したように、誤差の周期性によって位相
の範囲が小さくなる場合には、補正する数もいっそう少
なくなる。QPSK変調及び内部決定の場合には、すな
わちπ/2の周期性の場合には、各シンボルについて、
シンボルに適用される補正の位相に可能な45の値を計
算するだけでよい。したがって、受け取った各シンボル
について、補正された45のシンボルを計算するだけで
よい。
【0060】ここでもまた、この解決策は、以下に述べ
るように、前もって可能な補正値を計算し、それらを記
憶することを選択する場合にはとりわけ有利である。量
子化は、本発明による周波数決定の精度を低くすること
はない。また、2゜の引数における量子化のピッチは、
1゜の引数における最大誤差を導く。得られた結果に対
する量子化の影響も非常に小さい。実際に、10ビット
における周波数の値を量子化しても、性能の劣化は認め
られない。
【0061】ここで、本発明の実施のために可能なアー
キテクチャについて述べる。このアーキテクチャにおい
ては、誤差の種々の値を計算し直すことが好ましい。こ
うしたインプリメンテーションは、メモリ容量が限定さ
れているASIC(特定用途向け集積回路)の特定のコ
ンフィギュレーションにおいて、より単純であることが
わかる。図5は、このアーキテクチャのブロック図であ
る。図5の仕組みにおいては、nf=16となり、−f
maxと+fmaxとの間の周波数の仮説が処理され
る。このアーキテクチャは、nf=16の位相の仮説と
2つの周波数の仮説について1つのパケットを処理する
基本ブロックに基づくものである。基本ブロックは、パ
ケットごとにnf/2回使用される。
【0062】第1のブロック1は、実数部Xpと虚数部
Ypをともなう複素数の形で処理されるパケットのシン
ボルspの受け取りを表している。
【0063】第2のブロック2は、極座標(ρp,θ
p)への変換を示している.第3のブロック3は、極座
標における受け取ったシンボルの記憶を示している。
【0064】第4のブロック4は、位相の可能な16の
値について2つの周波数fp及び−fpをテストする基
本ブロックである。このブロックは、第3ブロック3か
ら、極座標におけるシンボルspを受け取り、第5のブ
ロック5から、周波数fpの可能な値を受け取る。この
時、pは、1からnf/2まで変化する整数である。ブ
ロック4は、出力部に、最小位相及び周波数の値と、2
つの周波数及び16の処理済み位相について、対応する
誤差を供給する。これらの値は第6のブロック6内に記
憶される。
【0065】周波数の可能な値fpがブロック4内でテ
ストされると、選択された周波数の値+fpは、対応す
る位相φk及びパケットにおける誤差εm,kと同時
に、第5のブロック内で記憶される。次の周波数のテス
トの際に、新しい誤差がより小さい場合には、値が入れ
替えられる。周波数の可能な値を走査した後に、第6の
ブロック内で最も可能性の高い周波数及び位相の仮説が
自由に使用される。
【0066】このとき、第7のブロック7によって象徴
されているように、記憶されたシンボルからシンボルの
補正が行われ、第8のブロック8内に示されているよう
に、補正済みシンボルs’p=(X’p、Y’p)が供
給され、その時これら補正済みシンボルは、チャネルが
1つ存在する場合には、チャネルの復号のために使用す
ることができる。
【0067】図6は、次数kのシンボルの処理につい
て、図5の基本ブロック4の実施形態を示している。ρ
k、θk、fpの入力は10、11、12で示されてい
る。周波数fpは、14及び15に示されているよう
に、まず第1に±(k−1)Ts倍される。得られた2
つの値は、16及び17に象徴されているように、位相
の可能な16の値φ1からφ16に加算される(nφ=
16)。このようにして、位相の補正の可能な2×16
の引数が得られる。これらの引数は、18及び19に象
徴されているように、シンボルの引数θkから差し引か
れる。
【0068】関数F(θ)を計算すると以下のように表
される。
【0069】
【数12】 この数量は、20及び21に象徴されているように、ρ
k倍される。上記で説明したように、誤差εp,m,kを
最小化することは、−2×ρk×F(θ)を最小化する
ことに等しい、すなわちρ!k×F(θ)を最大化する
ことに等しい。次数kのシンボルについてこうして計算
された数量は、22及び23に示されているように、先
行するk−1のシンボルについてのρk×F(θ)の総
和に付加される。
【0070】あらゆるシンボルを受け取った後に、この
ようにして、最大化が、誤差em,kの最小化に相当す
るような数量が計算される。
【0071】周波数の値fpについて、ブロック25内
に象徴されているように、以下を最大化する値±fp及
び位相φkを選択し、出力部に、選択された対と誤差の
対応する値を伝達することができる。
【0072】
【数13】 図5及び図6のアーキテクチャは、たとえば、マイクロ
秒の大きさのシンボル時間で400または500個のシ
ンボルのパケットを処理することができるASICタイ
プのプリント回路内にインプリメントすることができ
る。40の周波数仮説及び16の位相仮説について、パ
ケットの時間より短い時間中に全体の処理が行われる。
【0073】ここで、本発明の実施のために可能な他の
アーキテクチャについて述べる。このアーキテクチャに
おいては、メモリの存在が優先される。したがって本発
明は、この場合、補正されたシンボルについて、位相補
正用の種々の値を、最初に1回だけ計算することを提案
する。この解決策は、可能な位相補正値の引数が量子化
された場合にとりわけ有利であるので、この場合につい
て説明する。
【0074】実際に、位相の補正値
【0075】
【数14】 は、受け取ったシンボルspの値に依存せず、単にシン
ボル配置の関数、テストされる周波数及び位相の偏移の
対(fm、φk)によって異なる。したがって、3重項
(p、m、k)全体について、偏移の可能な値を計算す
ることができる。量子化の場合には、位相の補正値の量
子化された値、上述の例では既知のシンボルごとに18
0個の可能な値を計算することから始めることができ
る。可能な値の表がいったん作成されたら、新しいパケ
ットを受け取ったときに、表内で適用される位相差の値
を容易に探すことができる。QPSK変調の例において
は、可能な値の数は、2゜のピッチをともなう引数の量
子化の場合、未知のシンボルについてはtφ=45であ
り、既知のシンボルについては4tφ=180となる。
テストされる量子化位相を小さい方から順に番号付けす
ることによって、次数lの位相φlは以下のようにな
る。
【0076】
【数15】 未知のシンボルについて、l=0からl=tφまでの位
相がテストされ、最大位相はπ/2となる。既知のシン
ボルについて、l=0からl=4tφの位相がテストさ
れ、最大位相は2πとなる。このとき、パケットのシン
ボルの各々について、対(fm、φk)の各々について
の位相の次数番号を、表Tmem内に記憶することがで
きる。このようにして、表は、N×nf×nφの整数の
値によって完成される。
【0077】パケットを受け取ると、最初に、補正済み
シンボルの可能な値を計算する。未知のシンボルについ
ては、補正済みシンボルのNi×tφの可能な値を表T
iに記入する。既知のシンボルについては、補正済みシ
ンボルのNc×4tφの可能な値を表Tcに記入する。
【0078】このとき、表Tmem内で、対(fm、φ
k)に対応する表の行を考慮しながら一定の対(fm、
φk)について誤差の計算を行うことができる。補正さ
れたp番目のシンボルの値を得るためには、以下を行え
ばよい。
【0079】− 表Tmemのp番目の列の中に記され
た情報、すなわち、適用される位相差の量子化された引
数の番号を得ること、および − 表TiまたはTc内で、シンボルが既知か未知かに
応じて、表Tmem内に記された位相の次数の番号に対
応する行と、シンボルの次数pの番号に対応する列との
交差部分に留意すること。
【0080】また、最初から、表Ti及びTc内に、誤
差を計算し記憶しておくことも可能である。。これは、
複素数ではなく実数値を記憶するという利点を有する。
さらに、上述したように、既知のシンボルについて一定
の位相φkについて計算を行い、その後に、未知のシン
ボルにおいて対応する誤差を計算し、n=0、1、2ま
たは3とすると、位相φk+nπ/2のパケットにおけ
る誤差の計算のために、前述の誤差を記憶することも可
能である。
【0081】この実施形態は、補正されたシンボルの値
が1回だけ計算されるという限りにおいて、計算を限定
することができる。大きなメモリ容量を使用できる場合
にはとりわけ有利である。
【0082】上述の実施形態において、位相の推定につ
いては詳しく検討しない。本発明は、周波数偏移の推定
値と同時に、位相の値φnを与えることができる。パケ
ットが未知のシンボルしか含んでいない場合には、この
位相値は、QPSK変調について、nπ/2回転ごとの
変調シンボルが不変であることから、nを整数とする
と、nπ/2の不特定性を有する。こうした不特定性
は、パケットが既知のシンボルを有する場合には取り除
くことができる。チャネルの特定の符号化については、
さらに微分符号化にとっては、位相の不特定性は妨げに
はならず、取り除く必要がない。本発明はまた、位相に
ついて、従来の技術より高い精度を保証することができ
る。
【0083】以上では、QPSK変調に関して本発明を
説明してきた。本発明はより一般的に、あらゆる位相変
調、またはあらゆる振幅及び位相の変調に適用される。
特に、MPSK変調とQAM変調を例として挙げること
ができる。本発明は、上述の実施形態におけるように、
チャネルの符号化が行われない場合だけでなく、あらゆ
る種類のチャネルの符号化が行われる場合にも適用され
る。ブロックごとのビット列の場合には、最も近いビッ
ト列の符号に対する距離によって可能性の最大値を計算
することができる。
【0084】一方、特定の符号を使用する場合には、位
相の不特定性は妨げにならないこともある。この場合に
は、本発明は、周波数偏差を決定することができ、復号
化にはそれだけで十分である。
【0085】本発明の実施のための周波数及び位相fm
及びφkの仮説の選択は、本発明の適用例に応じて異な
る。周波数ピッチ及び位相ピッチの選択も、適用例に依
存する。選択は、要求される精度及び受け入れられる計
算の数に応じて行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術による推定量において正規化された
周波数の残留誤差のヒストグラムである。
【図2】本発明による推定量において正規化された周波
数の残留誤差のヒストグラムである。
【図3】信号対雑音比の他の値についての、図1に類似
のヒストグラムである。
【図4】信号対雑音比の他の値についての、図2に類似
のヒストグラムである。
【図5】本発明を実施するための装置のブロック図であ
る。
【図6】図5の基本ブロックの実施形態を示す図であ
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相誤差とともに受け取った位相変調さ
    れたシンボルのパケットの周波数偏移を推定する方法で
    あって、 受け取ったパケットのシンボルに、周波数及び位相の可
    能な偏移の対全てについて位相補正値を適用する段階
    と、 受け取ったパケットの周波数の偏移を決定するために、
    それらの偏移の対のうちから最も可能性の高い補正済み
    シンボルのパケットを供給する対を選択する段階を含む
    方法。
  2. 【請求項2】 さらに、可能な位相補正値を量子化する
    段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 選択する段階が、 受け取り位相補正されたシンボルのパケットと送信され
    たシンボルのパケットの推定値との間の距離を計算する
    段階と、 この距離の最小値をシークする段階とを含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 送信されたシンボルのパケットの推定値
    が、 既知のシンボルについては、送信されたシンボルを回復
    することによって、また未知のシンボルについては、内
    部決定によって得られることを特徴とする請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 kを自然数として、ej2π/kの回転
    が、可能なシンボルの集合を不変なままとし、位相の可
    能な値が[0,2π/k]の範囲内で選択されることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 周波数偏移の値fm及び位相の値φkに
    ついて、シンボルに適用される位相の補正値が、pをシ
    ンボルの次数、Tsをシンボル時間として、e
    −j(2πfm(p−1)Ts+φk)で表されること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 引数−(2πfm(p−1)Ts+φ
    k)の値が、たとえば間隔[0,2π]において減らさ
    れた値の形式で計算されることを特徴とする請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 1つのシンボルに適用される可能な位相
    のあらゆる補正値を計算し記憶する予備段階を含むこと
    を特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 最も可能性の高い補正されたシンボルの
    パケットを供給する前記対の位相偏移の値として、位相
    偏移を推定する段階を含むことを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれか一項に記載の方法。
JP11222943A 1998-08-06 1999-08-05 位相変調されたシンボルのパケットの復調のための周波数偏移の推定 Pending JP2000069099A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9810133 1998-08-06
FR9810133A FR2782222B1 (fr) 1998-08-06 1998-08-06 Estimation du decalage en frequence pour la demodulation d'un paquet de symboles modules en phase

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000069099A true JP2000069099A (ja) 2000-03-03

Family

ID=9529476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222943A Pending JP2000069099A (ja) 1998-08-06 1999-08-05 位相変調されたシンボルのパケットの復調のための周波数偏移の推定

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6522703B1 (ja)
EP (1) EP0978973A1 (ja)
JP (1) JP2000069099A (ja)
KR (1) KR20000017092A (ja)
CN (1) CN1248117A (ja)
AU (1) AU4342599A (ja)
CA (1) CA2279107A1 (ja)
FR (1) FR2782222B1 (ja)
TW (1) TW461207B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7177374B2 (en) * 2005-06-17 2007-02-13 Broadcom Corporation Apparatus and method for sampling frequency offset estimation and correction in a wireless communication system
US7738357B2 (en) * 2005-06-17 2010-06-15 Broadcom Corporation Apparatus and method for carrier frequency offset estimation and correction in a wireless communication system
KR100759801B1 (ko) * 2005-12-02 2007-09-20 한국전자통신연구원 M-PSK(M-ary Phase ShiftKeying)시스템의 심볼 판별 장치 및 방법

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5311523A (en) * 1988-12-08 1994-05-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Carrier phase synchronous type maximum likelihood decoder
JP2765600B2 (ja) * 1991-09-19 1998-06-18 日本電気株式会社 復調回路
EP0614582A4 (en) * 1991-11-27 1994-11-09 Communications Satellite Corp DIGITAL DEMODULATOR FOR BURST COMMUNICATIONS WITHOUT PREAMBLE.
US5428647A (en) * 1992-12-07 1995-06-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for synchronizing a received signal in a digital radio communication system
US5376894A (en) * 1992-12-31 1994-12-27 Pacific Communication Sciences, Inc. Phase estimation and synchronization using a PSK demodulator
JPH06205062A (ja) * 1993-01-08 1994-07-22 Nec Corp 遅延検波回路
US5463627A (en) * 1993-02-23 1995-10-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Frame synchronizing apparatus for quadrature modulation data communication radio receiver
JPH09266499A (ja) * 1996-01-26 1997-10-07 Oki Electric Ind Co Ltd デジタル復調回路、最大値検出回路及び受信装置
GB2320864B (en) * 1996-12-31 2001-07-11 Nokia Mobile Phones Ltd Signal Offset Elimination
US6104767A (en) * 1997-11-17 2000-08-15 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Method and apparatus for estimating a frequency offset

Also Published As

Publication number Publication date
FR2782222B1 (fr) 2002-05-17
EP0978973A1 (fr) 2000-02-09
TW461207B (en) 2001-10-21
US6522703B1 (en) 2003-02-18
KR20000017092A (ko) 2000-03-25
FR2782222A1 (fr) 2000-02-11
CN1248117A (zh) 2000-03-22
CA2279107A1 (fr) 2000-02-06
AU4342599A (en) 2000-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6711218B2 (en) System and method for received signal decoding
US6236687B1 (en) Decision directed phase locked loop (DD-PLL) for use with short block codes in digital communication systems
US5706313A (en) Soft decision digital communication method and apparatus
US20030076912A1 (en) Efficient implementation of a decision directed phase locked loop (DD-PLL) for use with short block code in digital communication systems
US7366256B2 (en) Method and modem for phase synchronization and tracking
US7804918B2 (en) Apparatus for independently extracting streams from hierarchically-modulated signal and performing soft-decision, and method thereof
KR100706618B1 (ko) 반복 복호기를 위한 고차변조 방식에 적합한 연판정 디매핑방법 및 그를 이용한 오류 정정 장치
CN111800364A (zh) 基于波形匹配的编码cpm信号频偏估计和校正方法
US8300736B2 (en) Method and apparatus for phase reference tracking of digital phase modulated signals in the receiver
US5504453A (en) Method and device for estimating phase error
US20030123595A1 (en) Multi-pass phase tracking loop with rewind of future waveform in digital communication systems
JP2000069099A (ja) 位相変調されたシンボルのパケットの復調のための周波数偏移の推定
US20030103582A1 (en) Selective reed-solomon error correction decoders in digital communication systems
US6781447B2 (en) Multi-pass phase tracking loop with rewind of current waveform in digital communication systems
US20030128777A1 (en) Decision directed phase locked loops (DD-PLL) with multiple initial phase and/or frequency estimates in digital communication systems
US7164734B2 (en) Decision directed phase locked loops (DD-PLL) with excess processing power in digital communication systems
US8045646B2 (en) Apparatus for estimating phase error and phase error correction system using the same
Zhou et al. Frequency offset insensitive demodulation algorithm for satellite‐based automatic identification system
US6085351A (en) Synchronization method
US6442219B1 (en) Simultaneous decoding and phase synchronization using the criterion of maximum likelihood
Morini et al. Decoding of Variable Length PLH Codes
Miyake et al. Block Demodulation for Trellis Coded Modulation
JPH0787143A (ja) 符号化変調装置
JPH10173717A (ja) マルチデシジョンデジタル復調方式