JP2000069015A - Atm−mバスシステム用分岐装置 - Google Patents

Atm−mバスシステム用分岐装置

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JP2000069015A
JP2000069015A JP23199198A JP23199198A JP2000069015A JP 2000069015 A JP2000069015 A JP 2000069015A JP 23199198 A JP23199198 A JP 23199198A JP 23199198 A JP23199198 A JP 23199198A JP 2000069015 A JP2000069015 A JP 2000069015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM−Mバス方式において、ATM−Mバ
スの最遠端部での折返しを最遠端に接続された分岐装置
内に設けた分岐装置を提供する。 【解決手段】 Mバスインタフェースユニットと、両端
が前記Mバスインタフェースユニットに収容され最遠端
で折り返されて下りバスと上りバスとされたMバスとか
らなるMバスシステムの分岐装置5において、上流側M
バスインタフェース(I/F)501と、下流側Mバス
I/F502と、端末装置用MバスI/F506と、I
/F501に入力されたATMセルをI/F502の出
力側に中継するATMセル中継手段510と、I/F5
01に入力されたATMセルをI/F501の出力側に
送り返すATMセル折返手段511と、I/F502に
接続された装置が分岐装置であるか否かを判定する分岐
装置接続判定手段508と、I/F502を端末装置用
MバスI/Fとして働かせる手段505とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode:非同期転送モード)交換方式に適
用するバス方式に関し、とくに、ATM交換機に収容さ
れる端末装置間でデータ交換を行うマルチメディアバス
(Mバス)方式に置ける分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平9−10231号の
出願において、「ATM−Uバス方式」と呼ぶバス方式
を提案している。このATM−Uバス方式は、ATMス
イッチとATM155Mbpsインタフェースを有する主
装置と、該主装置にバスを介して直列に収容される複数
の分岐装置とから構成される。該分岐装置は、端末装置
を収容するとともに前記ATM155Mbpsインタフェ
ースの上りバスと下りバスに接続される。前記バスは、
主装置からの下りバスの終端が折り返されて上りバスと
され、主装置に収容されたバスでありUバスと呼ばれ
る。
【0003】このバス方式に用いるUバス主装置は、音
声/画像/データなどを全てATMセル化し、155M
bpsMバスインタフェースに独自のATMバスインター
フェース(I/F)を有し、その配下に複数の標準AT
M端末装置を収容するとともに、高速ATM端末装置を
直接そのMバスインタフェースに収容することで、一元
的に交換処理を行う小規模オフィス対応のATM装置で
ある。このUバス方式を採用した小規模事業所用のUバ
ス主装置の構成を図11に示す。Uバス主装置100
は、ATM交換装置としての機能を有しており、ATM
スイッチ(ATM−SW)101と、155MbpsのU
−GFC制御付ATMインタフェース102とを有して
構成され、さらに図示を省略した100MbpsのLAN
インタフェースと、既存のWANインタフェースと、制
御部と、蓄電池を具備した電源ユニットを有して構成さ
れている。
【0004】ATMスイッチ(ATM−SW)101
は、通常のATMスイッチと同様であり、この例では、
155Mbpsのポート8個を有している。
【0005】Uバス主装置(ATM交換機)100の1
55MbpsのATMインタフェース102は、Uバス1
20およびATM155Mbps端末装置ならびにATM
155Mbps回線を直接収容できるインタフェースパッ
ケージであり、ATMセルのヘッダ内に設けられたGF
C部分を使用したU−GFC制御機能を有している。
【0006】ATMインタフェース102は、ATMセ
ル中のGFCとバーチャルパス(VP)とバーチャルチ
ャネル(VC)を変換するとともにスイッチングのため
のタグを付与するVP/VC変換手段と、ATM155
Mbps仕様のユーザーネットワークインタフェースであ
る155MbpsATMユニットと、光/電気変換インタ
フェースと、GFC/VP/VC変換のための参照テー
ブルを格納したSRAMと、送受信セルのUバス上に固
有のGFC制御であるU−GFC制御を行うU−GFC
制御ユニットとから構成され、例えば、カード状のパッ
ケージに搭載される。
【0007】U−GFC制御ユニットは、下りバスに送
り出すATMセル(下りセル)IDを蓄積する下りセル
用FIFOメモリと、上りバスから受信した上りセルI
Dを記録する上りセル用FIFOIメモリと、下りセル
用FIFOメモリに蓄積された下りセルIDと上りセル
用FIFOメモリに記録された上りセルIDとの一致を
みる比較手段を有している。
【0008】ATM155Mbpsインタフェース102
には、Uバスと呼ぶATMバス120およびATM端末
装置、ATM−PNNIを介して他のATM交換機、A
TM−ユーザネットワークインタフェース(UNI)を
介してATM−WANがそれぞれ接続される。また、L
ANインタフェースには、100Mbpsの既存のLAN
網が接続される。さらに、既存WANインタフェースに
は、ISDN回線またはアナログ回線、専用線、OCN
等か接続される。
【0009】制御部は、Uバス主装置100の交換制御
およびパッケージ制御ならびにネットワーク管理の制御
を行う。
【0010】Uバス120は、ATM端末装置を接続す
ることができるバスであり、U−GFC制御付きのAT
M155Mbpsインタフェース102に収容される。U
バス120には、複数のマルチメディア端末装置や画像
端末装置などの例えば、25MbpsのATMキーテレホ
ン(ATM−KT)151、155MbpsのATM端末
装置152、3.1KHzオーディオ(64Kbps)
のアナログ電話機153、ISDN端末装置154、2
5MbpsのATM端末装置155が分岐装置130を介
して接続され、アナログ電話機153、ISDN端末装
置154などは既存端末装置用分岐装置130−3を介
して接続され、さらに155Mbpsのサーバ/コンピュ
ータなどのATM端末装置152が接続される。
【0011】例えば、Uバス120には、分岐装置13
0−1,130−2、130−nを介して、155Mbp
sATM端末装置152、25MbpsATM端末装置15
5、ATMキーテレホン151などが155MbpsのU
バス120のトラヒック容量を考慮して複数接続され
る。
【0012】Uバス専用に収容されるインタフェースと
しては、多機能ボタン電話機であるATMキーテレホン
(ATM−KT)151がある。このATMキーテレホ
ンは、電話機内部にCLADを有しており、ATM25
bpsインタフェースでUバス120に接続される。
【0013】上述のように、このATM−Uバス方式
は、各分岐装置に識別子を付与し、主装置から送り出す
ATMセルのヘッダのGFCフィールドにATMセルの
宛先の分岐装置の識別子を付与して送り出す方式であ
る。さらに、このATM−Uバス方式は、分岐装置が受
信した自己宛のセルを分岐して端末装置に送るように
し、分岐装置に収容された端末装置からの送信データが
ないとき、分岐装置で受信した自己宛のセルの識別子を
削除して空きセルとして下流ノードへ送り出し、分岐装
置に収容された端末装置からの送信データがあるとき、
分岐装置で受信した自己宛のセルまたは空きセルに送信
データを乗せて送り出すようにしている。
【0014】また、このATM−Uバス方式は、分岐装
置に端末装置からの送信データを一時格納する複数の送
信バッファを設け、送信バッファの値が所定の値に達し
たときに該分岐装置宛のセルを“SOS”セルとして主
装置に送り返し、主装置は“SOS”セルを受けたとき
に強制的に共用チャネル以外の下りセルに前記分岐装置
の識別子を付与した予約空きセルを送出するようにして
いる。
【0015】ATM−Uバス方式に用いる分岐装置は、
ATM−Uバスに接続され、上流側インタフェースと、
下流側インタフェースと、端末装置への入出力インタフ
ェースとを有し、受信したATMセルのヘッダに付与さ
れた識別子を抽出して自己宛のセルを分岐する機能と、
セル分解・組立(CLAD)機能と、自己宛のセルまた
は空きセルに送信データを乗せるセル挿入機能を有する
バス制御手段を備えている。
【0016】ATM−Uバス方式に用いるATM155
Mbpsインタフェースは、ATMバスが接続され、下り
バスに送出するATMセルのGFCに付した識別子を蓄
積するFIFOメモリと、上りバスで受信したATMセ
ルのGFCに付した識別子を蓄積するFIFOメモリ
と、下りバスに送出するATMセルのGFCに付した識
別子と上りバスで受信したATMセルのGFCに付した
識別子とを比較する手段とを有しており、下りバスに送
出するATMセルのGFCに付した識別子の蓄積がな
く、上りバスで受信したATMセルのGFCに付した識
別子が記憶されたときに端末装置を指定した空きセルを
下りバスに割り付ける機能を有している。
【0017】このATM−Uバス方式は、 標準方式ATM−スイッチ(SW)を用いて実現す
ることができ、主装置の各155Mbpsインタフェース
では、上記“U−GFCフロー制御”を無視するか無効
とすることによって、標準のATM155MbpsMポー
トとしても使用でき、各分岐装置の端末装置は公平かつ
効率的に送信することが可能となり、かつ、セルの最大
遅延等の特性を最大限保証することができる. 音声の様な既存端末装置などの対称サービスは、そ
の端末装置の受信セルだけによって送信の保証が可能と
なる. サーバアクセス、インタネットアクセス等の非対称
サービスに対して、U−GFCフロー制御および“SO
S”セルによってセルの有効利用が可能となる. Uバス上の端末装置は“マルチキャスト”通信が可
能である. 分岐装置の配下に端末装置をマルチポイントに接続
することが可能となる. CLAD付き分岐装置を接続することによって、既
存端末装置を直接収容することが可能となる. Uバス方式のソフト処理は、初期設定、OAM管
理、Uバス管理の他にはほとんど必要ないので、Uバス
方式を容易に実現することができる. ハードウェアは、ATM155Mbpsインタフェー
スを設けるだけであり、UTOPIAバス制御、セル挿
入・分岐、およびバッファ処理が増えるだけであるの
で、Uバス方式は容易に実現することができる.という
優れた効果を奏する方式である。
【0018】各分岐装置は、上流側Mバスインタフェー
スと下流側Mバスインタフェースと端末装置側インタフ
ェースの3個のスインタフェースを有しており、主装置
から最遠端の分岐装置では、下流側Mバスインタフェー
スの下りバス出力部に接続された下りバスを折り返して
下流側Mバスインタフェースの上りバス入力部に接続し
ていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以下、本明細書におい
ては、上記先願の“ATM−Uバス”を“ATM−Mバ
ス”といい、“ATM−Uバス方式”を“ATM−Mバ
ス方式”という。本発明は、ATM−Mバス方式におい
て、ATM−Mバスの最遠端部での外部折返しを最遠端
に接続された分岐装置内で可能にしたATM−Mバスシ
ステム用分岐装置を提供することを目的とする。つま
り、本発明は、内部の折返しを、最遠端にある分岐装置
が自己が最遠端にある分岐装置であることを認識して自
動的に設けるようにしたATM−Mバスインタフェース
用分岐装置を提供することを目的とする。
【0020】また、本発明は、最遠端の分岐装置の下流
側Mバスインタフェースを155Mbpsの端末装置用
インタフェースとして用いることができるATM−Mバ
スシステム用分岐装置を提供することを目的とする。つ
まり、本発明は、ATM−Mバス方式に用いる分岐装置
において、最遠端にある分岐装置が自己が最遠端にある
分岐装置であることを認識して自己の内部に自動的に折
返部を設け、下流側Mバスインタフェースを155Mb
psの端末装置用インタフェースとして使用できるよう
にした分岐装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ATM交換機に収容されたMバスインタ
フェースユニットと、両端が前記Mバスインタフェース
ユニットに収容され最遠端で折り返されて下りバスと上
りバスとされたMバスと、該バスに直列に接続された複
数の分岐装置からなるATM−Mバスシステム用分岐装
置において、上位ノードからのMバスが接続される上流
側Mバスインタフェースと下位ノードへのMバスが接続
される下流側Mバスインタフェースと端末装置が接続さ
れる端末装置用インタフェースの3方向のインタフェー
ス手段と、上流側Mバスインタフェースに入力されたA
TMセルを下流側Mバスインタフェースの出力側に中継
するATMセル中継手段と、上流側Mバスインタフェー
スに入力されたATMセルを上流側Mバスインタフェー
スの出力側に送り返すATMセル折返手段と、下流側M
バスインタフェースになんらかの装置が接続されている
ことを判定する装置接続判定手段と、下流側Mバスイン
タフェースに接続された装置が分岐装置であるか否かを
判定する分岐装置接続判定手段と、下流側Mバスインタ
フェースを端末装置用インタフェースとして働かせる手
段とを備えた。
【0021】つまり、本発明は、上記ATM−Mバスシ
ステム用分岐装置において、下流側Mバスインタフェー
スに分岐装置が接続されていないときに、内部にATM
セル折返手段を設けるようにし、下流側Mバスインタフ
ェースに分岐装置が接続されているときに、ATMセル
中継手段を設けるようにした。
【0022】また、本発明は、上記ATM−Mバスシス
テム用分岐装置において、分岐装置接続判定手段が、下
流側Mバスインタフェースの上りバスに「ID要求」セ
ルを検出したときに、接続された装置が分岐装置である
ことを判定し、中継機能を設けるようにした。
【0023】また、本発明は、上記ATM−Mバスシス
テム用分岐装置において、下流側Mバスインタフェース
に分岐装置が接続されていないときに、この下流側Mバ
スインタフェースを端末装置側インタフェースとして使
用するようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるATM−M
バスシステム用分岐装置の実施の形態を図を用いて説明
する。
【0025】本発明は、上記した先願にかかるATM−
Uバスシステムに準じた方式を採用しており、マルチメ
ディアバス(以下、Mバスという)と、Mバス主装置
と、端末装置インターフェース分岐装置(以下、単に分
岐装置という)で構成されるATM−Mバスシステムで
用いる分岐装置に関する。
【0026】本発明にかかるATM−Mバスシステムの
概要を図1を用いて説明する。ATM−Mバスシステム
は、Mバス主装置1と、155MbpsのMバス3と、該
Mバスに従属接続された複数の分岐装置5とから構成さ
れ、各分岐装置5にはそれぞれ25MbpsのATM−K
T71、155MbpsのATM端末装置72,25Mbps
のATM端末装置75などが接続線を介して収容され
る。
【0027】Mバス主装置1は、ATM交換機としての
機能を有しており、ATMスイッチ(ATM−SW)1
1と、Mバス3をATMスイッチに収容させるゲートウ
ェイとして働くMバスインタフェースユニット(MB
U)12と、N−ISDN基本インタフェースユニット
(BCOU)15と、中央制御装置(以下、CCUとい
う)19とを有して構成される。さらに、Mバス主装置
1は、25Mbps端末装置インタフェースユニット1
3、LANユニット14、25Mbpsノード間インタフ
ェースユニット(25MNU)16、三者会議ユニット
(CNFU)17、音声通話タイプ変換ユニット(VT
U)18などを有することができる。
【0028】MBU12は、Mバスを介して分岐装置5
との間でATMセルを送受信する。Mバス上のATMセ
ルには、Mバス上に固有なセルヘッダが設定されてい
る。
【0029】Mバス3は、MBU12に接続された下り
バスと上りバスから構成され、複数の分岐装置5が縦列
接続される。下りバスは、終端の分岐装置内で折り返さ
れて上りバスとされている。Mバス3は、マルチモード
光ファイバ(以下、MMFという)または100Ωの銅
線ケーブル(以下、UTPという)を用いて155Mbp
sのATMバスとして構成される。
【0030】MBU12から最遠端にある分岐装置5-n
では、Mバス3の下りバスと上りバスは、分岐装置5-n
内に設けた折返手段によって折り返されている。MBU
12から下りバスに送出されたATMセルは、折返手段
で折り返され、上りバスに送出されてMBU12へ戻っ
てくる。
【0031】分岐装置5は、Mバス3の下りバスと上り
バスに接続され、上位ノードから下りバスで受信したA
TMセルを下位ノードに中継し、下位ノードから上りバ
スで受信したATMセルを上位ノードに中継するATM
セル中継機能と、下りバスで受信した自己宛のATMセ
ルのデータを取り込み配下の端末装置に配信するセル分
岐機能と、端末装置からのデータを空きセルに乗せて下
りバスまたは上りバスへ送り出すセル挿入機能を有して
いる。また、分岐装置5は、シグナリングによる該当ユ
ーザセルのVPI/VCIの取得および管理機能、該当
ユーザセルのGFC制御機能、Mバスおよび端末インタ
フェースポートの障害監視機能を有している。
【0032】分岐装置5は、下りバス上のATMセル入
力とし上りバスにATMセルを出力する155Mbps
の上流側Mバスインタフェースと、下りバスにATMセ
ルを出力し上りバス上のATMセルを入力とする155
Mbpsの下流側Mバスインタフェースと、1以上の端
末装置用インタフェースを有している。
【0033】最大14台の分岐装置5が、Mバス3に従
属接続される。
【0034】各分岐装置5の端末装置用インタフェース
には、25MbpsのATMボタン電話機(ATM−K
T)71等の25MbpsATM端末装置、25MbpsのA
TM標準端末装置75、155MbpsのATM標準端末
装置72、Q2931をサポートするアナログ端末装
置、ISDN端末装置等が収容される。
【0035】さらに、この発明にかかる分岐装置5は、
内部に上流側Mバスインタフェースの下りバスで受信し
たATMセルを上流側Mバスインタフェースの上りバス
に送信する折返(ループバック)機能を有している点に
特徴を有している。さらに、分岐装置5は、下流側Mバ
スインタフェースになんらかの装置が接続されているか
否かを判断する機能と、下流側Mバスインタフェースに
接続された装置が分岐装置であるか否かを判断する機能
と、分岐装置が下流側Mバスインタフェースに接続され
た場合には中継機能を選択し、分岐装置が下流側Mバス
インタフェースに接続されていない場合にはループバッ
ク機能を選択する選択機能を有している。さらに、分岐
装置5は、ループバック機能を選択した際に、下流側M
バスインタフェースを端末装置用インタフェースとして
使用する機能を有している。
【0036】ここで、ATM−Mバスシステムについて
説明する。ATM通信システムにおいては、ATMセル
のヘッダの一般的フロー制御(GFC:4bit)フィー
ルドは、NNI(Network Node Interface)には規定が
なくエンド・エンド(End-to-End)の機能としては使用
されず、ユーザネットワークインタフェース(UNI)
の部分にのみ使用されるフィールドである。本発明にか
かるMバスシステムでは、複数の分岐装置をMバスに従
属接続し、分岐装置間(Mバス区間)でのみ、ATMセ
ルのヘッダのGFCの4bitに各分岐装置の識別番号
(以下、IDという)を搭載し、GFCに搭載したID
でルーティングを行う。
【0037】ATM−Mバス方式における、GFC制御
プロトコルを本明細書ではM−GFC制御プロトコルと
定義する。M−GFC制御プロトコルは、MBU12と
分岐装置5のハードウエア(一部ソフト介在)で実現す
るバス制御プロトコルである。M−GFCフロー制御を
実現する上での前提条件を以下に示す。MBU12から
送信するバスを下りバス、最遠端の分岐装置5−nで折
り返されてMBU12へ向かうバスを上りバスという。
各分岐装置5の識別子IDは、後述するMBU12から
の識別子自動割当て処理によって決定される。分岐装置
5におけるバス上のATMセルの送信および受信は、受
信セルは下りバスからのみ取り込み、送信セルは下りバ
スまたは上りバス上のどちらの空きセルにもセットする
ことができる。ただし、どちらにも送信可能な場合は、
上りバスへの送出を優先とする
【0038】Mバスで管理されるセル種別は、GFC/
VP/VCにより定義される。その定義の内容を表1に
示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示すように、GFC/VP/VCが
“0/0/0”とされたATMセルは、空きセルであ
り、ペイロードは全て“6Ah”の繰返しとなる。GF
C/VP/VCが“0/VPI/VCI”とされたセル
は、分岐装置からのSOSセルであり、データセルのG
FCを“0”にして作られる。GFC/VP/VCが
“ID/0/0”とされたセルは、IDによって分岐装
置が指定された予約空きセルであり、MBUから下りバ
スに送出される。GFC/VP/VCが“ID/VPI
/VCI”とされたセルは、IDによって分岐装置が指
定された送信データセルまたは受信データセルである。
GFC/VP/VCが“ID/VPI/VCI”とされ
たセルは、MBU12と分岐装置5間の制御セルであ
り、制御専用のVPI/VCI値が用いられる。GFC
/VP/VCが“15/VPI/VCI”とされたセル
は、分岐装置からのマルチキャスト用送信および受信デ
ータセルである。GFC/VP/VCが“ID/0/
5”とされたセルは、IDによって分岐装置が指定され
た送信および受信ポイント−ポイントシグナリングセル
である。GFC/VP/VCが“ID/VPI/3”と
されたセルは、障害時の専用セルで、IDによって分岐
装置が指定された送信または受信ポイント−ポイント対
応VP用OAMセルであり、セグメントに対応してい
る。GFC/VP/VCが“ID/VPI/4”とされ
たセルは、障害時の専用セルで、IDによって分岐装置
が指定された送信または受信ポイント−ポイント対応V
P用OAMセルであり、エンド−エンドに対応してい
る。
【0041】MBU−ATMスイッチ間および分岐装置
−端末装置装置間を流れるセルのGFC/VPは“0/
0”で構成される。
【0042】MBU12の構成を、図2のブロック図を
用いて説明する。MBU12は、2台のGFC/VP/
VC変換手段(ATC)120と、セル分岐・挿入制御
部121と、ATMユーザネットワークユニット(UN
I)122と、光/電気変換用インタフェース123
と、F−ROM124と、S−RAM125と、CPU
126と、LED表示部127と、PLL回路128と
を有して構成される。
【0043】セル分岐・挿入制御部121は、タグ削除
部1211と、2台のM−GFC制御部1212,と、
2台のAAL5処理部1213と、リセット回路121
4と、OAM回路1215と、タグ挿入部1216とを
有して構成される。
【0044】次いで、MBUプロトコルについて説明す
る。MBU12には、上りルーティングテーブルおよび
下りルーティングテーブルからなる変換テーブルがAT
C#1,#2に形成される。上りルーティングテーブル
(ATC#2)は、バス上の通信中の呼のGFC(I
D)/VP/VCをATMスイッチ管理用GFC/VP
/VCに相互に変換するテーブルである。下りルーティ
ングテーブル(ATC#1)は、ATMスイッチ管理用
GFC/VP/VCをバス上の通信中の呼のGFC(I
D)/VP/VCに相互変換するテーブルである。これ
らのルーティングテーブルは、Mバス上の最大コネクシ
ョン数(例えば1024チャネル)で、CCUによって
決定されたデータを基に管理される。これらのルーティ
ングテーブルは、ATMスイッチ交換用のスイッチング
タグの挿抜も行う。
【0045】ATC120におけるルーティングテーブ
ルを用いた基本的な変換法則および変換方法を表2およ
び図3を用いて説明する。表2(A)は、シグナリング
セルおよびOAMセル用の共用チャネル上の変換であ
り、表2(B)は、ユーザセル用のユーザチャネル上の
変換であり、表2(C)は、マルチキャストセル用のユ
ーザチャネル上の変換である。
【0046】
【表2】
【0047】シグナリングセルおよびOAMセルを対象
とした共用チャネルでは、上り方向では、GFC/VP
/VCについて、Mバス上のセルの“ID番号/0(固
定)/VCI”を、MBU−ATMスイッチ間のセルの
“0(固定)/VPI(CCU管理用)/VCI(CC
U管理用)”に変換する。一方、下り方向では、GFC
/VP/VCについて、ATMスイッチ−MBU間のセ
ルの“0(固定)/VPI(CCU管理用)/VCI
(CCU管理用)”をMバス上のセルの“ID番号/0
(固定)/VCI”に変換する。
【0048】ユーザセルを対象としたユーザチャネルで
は、上り方向では、GFC/VP/VCについて、Mバ
ス上のセルの“ID番号/VPI/VCI”を、MBU
−ATMスイッチ間のセルの“0(固定)/VPI(C
CU管理用)/VCI(CCU管理用)”に変換する。
一方、下り方向では、GFC/VP/VCについて、A
TMスイッチ−MBU間のセルの“0(固定)/VPI
(CCU管理用)/VCI(CCU管理用)”をMバス
上のセルの“ID番号/VPI/VCI”に変換する。
【0049】マルチキャスト用セルを対象としたユーザ
チャネルでは、上り方向では、なんら変換作業を行わ
ず、下り方向では、GFC/VP/VCについて、AT
Mスイッチ−MBU間のセルの“0(固定)/VPI
(CCU管理用)/VCI(CCU管理用)”をMバス
上のセルの“15/VPI/VCI”に変換する。
【0050】MBU12に設けたGFC/VP/VC変
換手段(ATC)120の働きを、図3を用いて説明す
る。ここでは、上りバスから入力された53バイトのA
TMセルをATMスイッチ11へ向けて送出する56バ
イトのATMセルに変換するATC120−2を例にし
ている。ATC120−2では、Mバスから入力された
53バイトのATMセルから、GFC/VP/VCを読
み出すとともにスイッチングタグスペースを挿入し、変
換テーブル#2 1202を参照して得た出力セル用の
GFC/VP/VC/スイッチングタグを入力セルにセ
ットして56バイトの出力セルとしてATMスイッチ1
1へ向けて送出する。ATC120−1における、AT
Mスイッチ11からの56バイトのATMセルを53バ
イトのATMセルとしてMバス3へ送出するATMセル
に変換する動作は、上記とほぼ同様に行われる。
【0051】分岐装置5は、Mバス3への接続時または
電源投入時に、識別番号(ID)を取得する必要があ
る。このID取得は、分岐装置5から「ID要求」を繰
返し出力し、MBU12がこの「ID要求」に対して、
ID自動割当手順を実行することにより行われる。
【0052】ここで、表3を用いて、本発明に用いるコ
マンドとGFCの値およびその機能を説明する。
【0053】
【表3】
【0054】「ID割当確認通知」は、MBU12から
分岐装置に送られるGFCが“15”に設定されたコマ
ンドである。「ID割当確認通知」は、ID割当開始を
通知するコマンドであり、このコマンドを受けた分岐装
置は、「ID要求」の送出を停止する。
【0055】「IDリセット要求」は、上位の分岐装置
から下位の分岐装置に送られるGFCが“15”に設定
されたコマンドである。「IDリセット要求」は、ID
自動割当手順に対応するために分岐装置が所有している
IDを消去し、端末側レイヤ1を非活性化する指示を与
える機能を有している。
【0056】「ID割当確認要求」は、MBU12から
分岐装置に送られるGFCに“ID”を設定したコマン
ドで、分岐装置のID割当状況を確認する機能を有して
いる。「ID割当確認要求」を受信した分岐装置は、受
信したコマンドに設定されたIDと自己のIDを比較し
両者が一致したときに「ID割当確認応答」を出力す
る。
【0057】「ID割当確認応答」は、分岐装置からM
BU12に送られるGFCに“ID”を設定したコマン
ドで、分岐装置のID設定済みを通知する機能を有して
いる。
【0058】「ID割当要求」は、MBU12から分岐
装置に送られるGFCが“0”に設定されたコマンド
で、設定するIDをパラメータで指示する機能を有して
いる。IDが既に設定されている分岐装置は、このコマ
ンドをそのまま下位側に中継する。IDが設定されてい
ない(ID=0)分岐装置はこのコマンドを受信すると
パラメータで指示されたIDを自己のIDに設定してこ
のコマンドを搭載したセルを空きセルとして下位側に送
出する。さらに、IDを設定した分岐装置は、「ID割
当応答」をMBU12へ送出する。
【0059】「ID割当応答」は、分岐装置からMBU
12に送られるGFCに“ID”を搭載したコマンド
で、IDの設定完了を通知する機能を有している。
【0060】「ID割当終了通知」は、MBU12から
分岐装置に送られるGFCに“15”を搭載したコマン
ドで、IDの自動割当てを終了し、全ての分岐装置にレ
イヤ1の活性化を指示する機能を有している。
【0061】「ID割当終了応答」は、分岐装置からM
BU12に送られるGFCに“ID”を搭載したコマン
ドで、IDの割当終了通知に対する応答コマンドであ
る。
【0062】「ID要求」は、分岐装置からMBU12
に送られるGFCに“0”を搭載したコマンドで、ID
の自動割当手順の実行を依頼する機能を有している。
【0063】これらのコマンドでGFCが同一のコマン
ドは、セルのペイロードのデータでコマンドを区別す
る。
【0064】図4を用いて分岐装置5のハードウェア構
成を説明する。分岐装置5は、プログラマブルゲートア
レイ(Programable Logic Device,以下、PLDとい
う)で構成されるセル分岐・挿入制御回路51と、Mバ
ス3に接続される2台の光/電気変換用インタフェース
52−1,52−2と、それぞれLSIから構成された
2台の155MbpsATMユーザネットワークインタフ
ェース(ATM UNI)53−1,53−2と、セル
分岐・挿入制御回路用の回路ロジックを格納したPLD
制御用ROM54と、PLDで構成されるセル分配・多
重化制御回路55と、セル分配・多重化制御回路用の回
路ロジックを格納したPLD制御用ROM56と、それ
ぞれLSIから構成された少なくとも1台の25Mbps
ATMユーザネットワークインタフェース(ATM U
NI)57−1〜57−3と、ATM UNIに対応し
たパルストランス58−1〜58−3と、CPU59
と、F−ROM60と、RAM61とを有して構成され
る。光/電気変換用インタフェース52は、Mバス3が
UTPで構成されるときには、パルストランスで構成さ
れる。
【0065】分岐装置5の機能構成を図5を用いて説明
する。分岐装置5は、上流側Mバスインタフェース50
1と、下流側Mバスインタフェース502と、セル分岐
機能503と、セル挿入機能504と、セル分配・多重
化機能505と、端末装置インタフェース506と、装
置接続判定機能507と、分岐装置接続判定機能508
と、選択機能509と、ATMセル中継機能510と、
ループバック機能511とを有している。
【0066】上流側Mバスインタフェース501は、上
位ノードに接続されたMバス3とのインタフェースをと
り、光電気変換用インタフェース52−1と155Mb
psATMユーザネットワークインタフェースユニット
53−1とを有して達成される。下流側Mバスインタフ
ェース502は、下位ノードに接続されたMバス3との
インタフェースをとり、光電気変換用インタフェース5
2−2と155MbpsATMユーザネットワークイン
タフェースユニット53−2とを有して達成される。
【0067】セル分岐機能503は、上位ノードから受
信したATMセルの中から自己宛のATMセルを取り込
みセル分配・多重化制御回路55へ転送するとともに該
ATMセルを空きセルとして下流ノードへ送り出す機
能、および、セル分岐機能503は、上位ノードから受
信したマルチキャストセルを取り込みセル分配・多重化
制御回路55へ転送するとともに該マルチキャストセル
をそのまま下流ノードへ送り出す機能である。セル挿入
機能504は、下りバス上と上りバス上に設けられ、い
ずれかのバスの空きセルに、配下の端末装置からのデー
タを搭載して送出する機能である。セル分岐機能503
とセル挿入機能504は、PLDで構成され、セル分岐
・挿入制御回路用の回路ロジックを格納したPLD制御
用ROM54から組み込むことによって達成される。
【0068】セル分配・多重化機能505は、セル分岐
機能が取り込んだATMセルを端末装置インタフェース
506へ分配し、端末装置インタフェース506が受信
した端末装置からのセルを155MbpsのATMセル
に組み立てる機能である。さらに、セル分配機能505
は、下流側Mバスインタフェース502に分岐装置以外
の155MbpsATM端末装置が接続されたときに、
セル分岐機能が取り込んだATMセルを下流側Mバスイ
ンタフェース502へ分配し、下流側Mバスインタフェ
ース502が受信した端末装置からのセルを155Mb
psのATMセルに組み立てる機能である。
【0069】装置接続判定機能507は、下流側Mバス
インタフェース502に、分岐装置や155MbpsA
TM端末装置などの155Mbpsインタフェースを持
つ装置が接続されたか否かを判定する機能であり、レイ
ヤ1を監視することによって達成される。
【0070】分岐装置接続判定機能508は、下流側M
バスインタフェース502に接続された装置が分岐装置
であるか否かを判定する機能であり、上りバス上のAT
MセルのGFCを監視して「ID要求」セルを検出した
ときに、MBU12に「ID要求」セルを中継し、MB
U12から「ID割当確認通知」セルを受信した時点
で、接続された装置が下位ノードの分岐装置であると判
断する。
【0071】ATMセル中継機能510は、下流側Mバ
スインタフェース502に分岐装置が接続されていると
きに上位ノードから送られてきたATMセルを下位ノー
ドに中継する機能である。
【0072】ループバック機能511は、下流側Mバス
インタフェース502に分岐装置が接続されていないと
きに上位ノードから送られてきたATMセルをループバ
ックして上流側Mバスインタフェースに接続された上り
バスに折り返す機能である。
【0073】選択機能509は、装置接続判定機能50
7と分岐装置接続判定機能508からの判定結果に基づ
いて、下流側Mバスインタフェースに分岐装置が接続さ
れているときには中継機能510を選択し下流側Mバス
インタフェースとはAの接続を行い、分岐装置が接続さ
れていないときにはループバック機能511を選択して
下流側MバスインタフェースとはBの接続を行うように
構成するために、LPD制御用ROM54,56から目
的とする回路ロジックを取り込む機能である。
【0074】分岐装置5の動作の概要を図6を用いて説
明する。Mバス3に接続した分岐装置5の電源を投入す
る(S1)と、分岐装置のCPU59は、終端分岐装置
として動作をする機能(セル分岐・挿入、ループバック
および155Mbps端末インタフェース)を有する回
路ロジックをローディングする(S2)。これによって
PLD51にはセル分岐・挿入機能とループバック機能
を有する回路が構成される。この時点では、セル分岐・
挿入制御回路51と下流側Mバスインタフェースユニッ
ト502とは、Bの経路で接続されている。PLDにル
ープバック機能を有する回路ロジックをローディングす
るには、ループバック機能を格納したセル分岐・挿入制
御回路用ROM54からループバック用回路ロジックを
読み出して組み立てる。
【0075】次いで、下流側Mバスインタフェースに1
55Mbpsインタフェースを持つ装置が接続されてい
るか否かを判断する(S3)。この判断は、下流側Mバ
スインタフェースのレイヤ1を監視することによって、
物理的に相手が接続されていることを判断することがで
きる。
【0076】ステップS3の判断で、下流側Mバスイン
タフェースに、分岐装置が接続されているときには、下
流側Mバスインタフェースの上りバスに「ID要求」セ
ルを確認することができる(S4)。すなわち、本発明
が適用されるATM−Mバスシステムにおいては、下位
ノードの分岐装置がMバス3に接続されたときには、下
位ノードの分岐装置は、MBU12に対して自己の識別
番号(ID)の付与を要求する「ID要求」セルを繰返
し上りバス上に送信し、IDを取得するように構成され
ていることから、電源投入時に上りバスに「ID要求」
セルを検出したときには、下位ノードの装置は分岐装置
であると判断することができる。
【0077】ステップS4で、接続された装置が下位ノ
ードの分岐装置であると判断されたときには、下位ノー
ドから送られてきた「ID要求」セルをそのままMBU
12に向けて上りバス上に中継する(S5)。
【0078】MBU12は、「ID要求」セルを受信す
ると「ID割当確認通知」セルを送信して、ID割り当
ての開始を通知する。この「ID割当確認通知」セルを
上流側Mバスインタフェースの下りバス上に受信した
(S6)分岐装置は、セル分岐・挿入制御回路51用P
LDに中継機能(ループバックなし)を有する回路ロジ
ックをロードし直すとともに、セル分配・多重化制御回
路55用PLDに中継分岐機能をロードする(S7)。
セル分岐・挿入制御回路51用PLDへの中継機能のロ
ードは、中継機能を搭載したセル分岐・挿入制御回路用
回路ロジックを格納したPLD制御用ROM54から読
み出してロードすることによって、セル分配・多重化制
御回路55用PLDへの中継分岐機能のロードは、中継
分岐機能を搭載したセル分配・多重化制御回路用回路ロ
ジックを格納したPLD制御用ROM56から読み出し
てロードすることによって行われる。
【0079】このローディングによって、分岐装置は、
上位ノードから受信した他の分岐装置宛ATMセルまた
はマルチキャストATMセルを下位ノードへ中継する機
能と、下位ノードから受信したMBU12宛ATMセル
を上位ノードへ中継する機能と、上位ノードから受信し
た自己宛のATMセルを配下の端末装置用インタフェー
スへ分岐するとともに該ATMセルを空きセルとして下
流ノードへ送出する機能と、配下の端末装置用インタフ
ェースから受けたデータを上りバスまたは下りバス上の
空きセルに搭載して送り出す機能とを有するように構成
される。
【0080】また、上記ローディングによって、分岐装
置は、配下の端末装置とセル分岐・挿入制御回路51を
セル分解・多重化制御回路55を介して接続する機能
と、セル分岐・挿入制御回路51と下流側Mバスインタ
フェースを直接接続する機能とを備えるように構成され
る。
【0081】上記のように構成された分岐装置は、上流
側の下りバスに受信した「ID割当確認通知」セルを下
位ノードに中継する(S8)。「ID割当要求」セルを
受信した分岐装置は、MBU12から送られてくるID
を取得し、該セルを空きセルにして下位ノードへ送出す
る(S9)。これ以降、分岐装置は中継機能を有すると
して動作する(S10)。
【0082】ステップS3で下流側Mバスインタフェー
スに155Mbpsインタフェースを持つ装置が接続さ
れていなかったとき、またはステップS4で上りバスに
「ID要求」セルを検出しなかったとき、すなわち下位
ノードに分岐装置が接続されていないときには、分岐装
置は自ら「ID要求」セルを上りバスに送出してMBU
12からIDを取得する(S11)。
【0084】分岐装置は内部にループバック機能を有し
た終端分岐装置として動作する(S12)。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、ATM−Mバシステム
におけるMバスの終端部に接続された分岐装置が自動的
に内部折返しを設けるため、従来外部で接続していた
“U”字接続を廃止し工事ミスを防止することができ
る。さらに、下流側Mバスインタフェースを155Mb
psの端末装置用のインタフェースとして使用すること
ができ、経済的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる分岐装置が適用されるATM−
Mバスシステムの構成概念を示す概念図。
【図2】本発明にかかる分岐装置が適用されるATM−
Mバスシステムに用いるMBUの構成を示すブロック
図。
【図3】本発明にかかる分岐装置が適用されるATM−
Mバスシステムに用いるMBUのATCにおけるGFC
/VP/VCの変換処理を説明する説明図。
【図4】本発明にかかるATM−Mバスシステムに用い
る分岐装置の構成を示すブロック図。
【図5】本発明にかかるATM−Mバスシステムに用い
る分岐装置の機能構成を示す図。
【図6】本発明にかかるATM−Mバスシステムに用い
る分岐装置の動作を説明するフロー図。
【図7】先願にかかるATM−Uバスシステムの構成概
念を示す概念図。
【符号の説明】
1 Mバス主装置(ATM交換装置) 11 ATMスイッチ 12 ATM−Mバスインタフェースユニット(MB
U) 120 GFC/VP/VC変換手段(ATC) 121 セル分岐・挿入制御部(PLD) 122 ATM ユーザネットワークインタフェース 123 光/電気変換用インタフェース 124 F−ROM 125 S−RAM 126 CPU 127 LED表示部 128 PLL回路 13 25Mbps端末インタフェースユニット 14 LANインタフェースユニット 15 N−ISDN基本インタフェースユニット 16 25Mbpsノード間インタフェースユニット 17 三者会議ユニット 18 音声通話タイプ変換ユニット 19 中央制御ユニット(CCU) 3 Mバス 5 分岐装置 51 セル分岐・挿入制御回路(PLD) 52 光/電気変換用インタフェース 53 155Mbpsユーザネットワークインタフェー
ス(ATM−UNI) 54 セル分岐・挿入制御回路用ROM 55 セル分配・多重化制御回路(PLD) 56 セル分配・多重化制御回路ROM 57 25Mbpsユーザネットワークインタフェース
(ATM−UNI) 58 パルストランス 59 CPU 60 F−ROM 61 RAM 71 25MbpsATM−KT 72 155MbpsATM端末装置 75 25MbpsATM端末装置 501 上流側Mバスインタフェース 502 下流側Mバスインタフェース 503 セル分岐機能 504 セル挿入機能 505 セル分岐・挿入機能 506 端末装置インタフェース 507 装置接続判定機能 508 分岐装置接続判定機能 509 選択機能 510 ATMセル中継機能 511 ループバック機能
フロントページの続き (72)発明者 大崎 健一 東京都渋谷区桜丘町24番4号 株式会社ナ カヨ通信機内 (72)発明者 朝倉 順治 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 前田 斉 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA10 HB21 HC14 JA01 5K033 AA04 BA15 DA14 DB01 DB04 DB18 DB21 9A001 BB04 CC03 JJ12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM交換機に収容されたMバスインタ
    フェースユニットと、両端が前記Mバスインタフェース
    ユニットに収容され最遠端で折り返されて下りバスと上
    りバスとされたMバスと、該バスに直列に接続された複
    数の分岐装置からなるATM−Mバスシステム用分岐装
    置において、 上位ノードからのMバスが接続される上流側Mバスイン
    タフェースと下位ノードへのMバスが接続される下流側
    Mバスインタフェースと端末装置が接続される端末装置
    用インタフェースの3方向のインタフェース手段と、上
    流側Mバスインタフェースに入力されたATMセルを下
    流側Mバスインタフェースの出力側に中継するATMセ
    ル中継手段と、上流側Mバスインタフェースに入力され
    たATMセルを上流側Mバスインタフェースの出力側に
    送り返すATMセル折返手段と、下流側Mバスインタフ
    ェースになんらかの装置が接続されていることを判定す
    る装置接続判定手段と、下流側Mバスインタフェースに
    接続された装置が分岐装置であるか否かを判定する分岐
    装置接続判定手段と、下流側Mバスインタフェースを端
    末装置用インタフェースとして働かせる手段とを有する
    ことを特徴とするATM−Mバスシステム用分岐装置。
  2. 【請求項2】 下流側Mバスインタフェースに分岐装置
    が接続されていないときに、内部にATMセル折返手段
    を設けることを特徴とする請求項1記載のATM−Mバ
    スシステム用分岐装置。
  3. 【請求項3】 下流側Mバスインタフェースに分岐装置
    が接続されているときに、ATMセル中継手段を設ける
    ことを特徴とする請求項1記載のATM−Mバスシステ
    ム用分岐装置。
  4. 【請求項4】 分岐装置接続判定手段が、下流側Mバス
    インタフェースの上りバスに「ID要求」セルを検出し
    たときに、接続された装置が分岐装置であると判定する
    請求項1記載のATM−Mバス用分岐装置。
  5. 【請求項5】 下流側Mバスインタフェースに分岐装置
    が接続されていないときに、この下流側Mバスインタフ
    ェースを端末装置用インタフェースとして使用すること
    を特徴とするATM−Mバス用分岐装置。
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