JP2000068359A - ウエハ搬送装置 - Google Patents

ウエハ搬送装置

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JP2000068359A
JP2000068359A JP23710698A JP23710698A JP2000068359A JP 2000068359 A JP2000068359 A JP 2000068359A JP 23710698 A JP23710698 A JP 23710698A JP 23710698 A JP23710698 A JP 23710698A JP 2000068359 A JP2000068359 A JP 2000068359A
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JP
Japan
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wafer
optical sensor
center
center position
transfer robot
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JP23710698A
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English (en)
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Yasuhiro Mizutani
康博 水谷
Fumio Miyamoto
文夫 宮本
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ロボットの移動距離は、ウエハの略中心
位置と回転テーブルの回転中心の距離に基づき設定して
いる。従って、アライメントユニット内でのウエハ粗位
置決めに用いる光センサの取付位置に誤差が生じている
場合には、ハンドに載置したウエハの略中心位置を誤っ
て算出するため、設定した搬送ロボットの移動距離が適
切でない。 【解決手段】 CCDセンサにより算出したウエハの中
心位置と、アライメントユニットに設けた光センサによ
りアライメントユニットからの退避時に検出したウエハ
外周点から算出した中心点の座標が異なる場合に、光セ
ンサの取付位置誤差を求め、該誤差に基づきアライメン
トユニット内に設けた光センサの位置を算出補正し、搬
送ロボットの移動距離を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造設備の
ウエハ搬送装置に係わり、ウエハの中心位置を検出する
位置合わせ装置を用いた際に生じる中心位置の誤検出に
よる後工程への影響を低減するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造設備においては、本来の処理
を行う処理装置(例えばウエハにプラズマエッチング等
の処理を行う基板処理装置)の外部にウエハの搬出入を
行う搬出入部が設けてある。図1に搬出入部の概略レイ
アウトを示す。
【0003】図1に示すように、基板処理装置1の外部
にはウエハ搬送部2が設けてあり、ウエハ搬送部2は、
ウエハ3を収納するカセット4(収納容器)を載置する
複数のカセット載置台5と、ウエハ3の偏心量を検出す
るアライメントユニット6(位置合わせ装置)を設けた
ウエハ待機部2aと、ウエハ3を搬送する搬送ロボット
8が移動する中継部2bから成っている。基板処理装置
1とウエハ待機部2aとの間に設けた中継部2bに位置
する搬送ロボット8は、中継部2bにおいて各カセット
載置台5とアライメントユニット6間を横方向に移動可
能であり、またカセット4内の最下部から最上部まで上
下動可能な構造を有している。搬送ロボット8の動作は
コントローラ9により制御される。
【0004】搬送ロボット8は基板処理装置1に面した
カセット4の前面に移動してウエハ3を取り出し、アラ
イメントユニット6に搬送する。
【0005】図2は図1に示すアライメントユニット6
の内部を示す図であり、搬送ロボット8との位置関係も
示している。
【0006】アライメントユニット6は光センサをウエ
ハ3の搬出入側に3箇所有している。例えば透過型の光
センサを用いた場合には、搬送ロボット8は保持したウ
エハ3により光センサの光軸を遮断する形でアライメン
トユニット6内にウエハ3を挿入する。たとえば、図2
に示すように、アライメントユニット6にはウエハ3の
挿入口6a下部に受光側素子10a,10b,10cが
設けてあり、受光側素子10a,10b,10cに対向
してウエハ3の挿入口6a上部に発光側素子が設けてあ
るが、説明の便宜上発光側素子の図示は省略している。
以下、光センサ10a、10b、10cのいずれかを代
表的に、またはこれらを総称して光センサ10と呼ぶ。
【0007】なお、搬送ロボット8がアライメントユニ
ット6に正対した時の位置関係を基準として、搬送ロボ
ット8の図面上左右方向をX軸方向、ウエハ3の挿入方
向をY軸方向とし、搬送ロボット8の駆動中心を原点
(0,0)とする。この座標系を用いて、ハンド8aの
所定位置8Gや光センサ10の取付位置を座標値として
得ることができる。なお、以下では説明の都合上、搬送
ロボット8がアライメントユニット6正面に位置した状
態を原点(0,0)とする。
【0008】ウエハ3を保持した搬送ロボット8は予め
機械的に定められた距離r1だけY軸方向に移動する。
距離r1はハンド8aの所定位置8Gと光センサ10a
間の距離L1と、光センサ10aと回転テーブル11の
回転中心位置11G間の距離L2との合計である。な
お、ハンドの移動量を、以下一般的にRで表す。
【0009】ハンドの移動の際、ウエハ3の略中心位置
を光センサにより算出し、回転テーブル11(ウエハ保
持部)上にウエハ3を載置する際に、あらかじめウエハ
3の中心位置が回転テーブル11の回転中心11G近傍
に位置するように搬送ロボットの移動量Rを補正する。
すなわち、移動量Rは距離r1と補正値を加えたものと
なる。
【0010】なお、回転テーブル11は、吸着保持部1
1aと図示しない真空吸着手段によりウエハ3を裏面か
ら吸着保持して回転中心11Gを中心に所定角度回転す
る。アライメントユニット6に設けたCCD(電荷結合
素子)センサ12は、回転テーブル11の回転によりウ
エハ3の外周を検出して偏心量を求め中心位置を算出す
る。
【0011】搬送ロボットの移動量Rの補正を行うため
に必要なウエハの略中心位置の検出について図3を用い
て説明する。
【0012】ウエハ3を保持したハンド8aが移動量r
1の移動を開始(アライメントユニット内にウエハを挿
入)すると、図3(a)に示すように、まず光センサ1
0aがウエハ3のA点により遮断される。更に移動する
と、光センサ10bがウエハ3のB点、光センサ10c
がC点によりそれぞれ遮断される。更なる移動で光セン
サ10bがウエハのD点、光センサ10cがウエハ3の
E点によりそれぞれ受光する。
【0013】ウエハ3による遮光および受光状態を光セ
ンサ10からのON・OFF信号により検出し、ハンド
8a上にウエハ3を載置し、回転テーブル11上方に位
置した状態でウエハ3の外周5点の位置を算出すること
ができる。図3(c)は図3(a)に示す光センサ10
の検出信号に基づき外周5点の座標位置を算出したもの
である。X軸座標位置は、回転テーブルの中心位置11
Gを基準とする光センサ10a,10b,10cそれぞ
れの取付位置におけるX軸座標値から求めて算出する。
Y軸座標値は、光センサ10a,10b,10cのON
・OFF信号とハンドの移動量から求まる。
【0014】次に、以上算出したウエハ3の外周5点が
オリフラ(オリエンテーションフラットの略、以下同
じ)またはVノッチにかかっていないかどうか判断する
手順を図4を用いて説明する。なお、以下の説明では、
簡略化のため、オリフラを有するウエハとして説明す
る。
【0015】検出した外周5点を点A〜点Eとすると、
検出した点Bおよび点Dを結ぶ線分BDの垂直二等分線
と、点Cおよび点Eを結ぶ線分CEの交点を求め交点F
とする。
【0016】次に式(1)を用いてしきい値kと比較す
る。
【0017】
【数1】|CF−EF|≦k ……(1)
【0018】式(1)を満足する場合、つまり点Eとし
て実線で示すウエハ上の点E1を光センサ10cが検出
した場合には、オリフラが点B,点C,点D,点Eのい
ずれにもかかっていないと判断し、点B,点C,点Dの
三点を円周上に有する円の中心と、点D,点E,点Cの
三点を円周上に有する円の中心とを求め、これらの中心
を結ぶ線分の中点をウエハ略中心Gとして演算する。
【0019】円周上の3点の位置から円の中心を求める
方法は、たとえば2点を結ぶ弦の垂直2等分線を求め、
それらの交点を求めることによって実行できる。円の方
程式に3点の座標を代入した3つの連立方程式を解いて
もよい。異なるデータに基づき、同一の算出方法で2つ
以上の値を出し、平均を求めることでウエハ中心検出の
精度が向上する。
【0020】式(1)を満足しない場合、つまり点Eと
して破線で示すウエハ上の点E2を光センサ10cが検
出した場合には、オリフラがいずれかの点にかかってい
ると判断し、式(2)を用いて線分CFと線分EFの長
さを比較する。
【0021】
【数2】|CF|≧|EF| ……(2)
【0022】式(2)を満足する場合には点Bまたは点
Eのどちらかがオリフラ上にあると判断し、点A,点
C,点Dの三点を円周上に有する円の中心をウエハ中心
とする。式(2)を満足しない場合は、点Dまたは点C
のどちらかがオリフラ上にあると判断し、点B,点A,
点Eの三点を円周上に有する円の中心をウエハ中心とす
る。ここでは、前者を選択することになる。
【0023】以上述べたように、ウエハ円周上の5点と
オリフラの位置から2組また1組の3点を選択し、ウエ
ハの略中心位置Gを演算する。
【0024】搬送ロボット8の移動量Rはハンド8a上
の所定位置8Gとアライメントユニット6の回転テーブ
ル11の中心位置11Gの2点間距離r1であり、ハン
ド8a上でウエハが位置ずれしている場合にはウエハの
偏心量つまりウエハ3の略中心位置Gとハンド8の所定
位置8Gとのずれ量を算出し、アライメントユニット6
内でアラインメントユニット6の回転テーブル11の中
心位置11Gとウエハ3の略中心位置Gが一致するよう
に、コントローラ9は搬送ロボット8の移動量Rに補正
値を加える。回転テーブル11上方で搬送ロボット8
は、コントローラ9が演算した補正値に基づき移動して
下降する。搬送ロボット8が下降すると回転テーブル1
1上面がウエハ3裏面に接触し、更に搬送ロボット8が
下降することにより、回転テーブル11の回転中心11
Gとウエハ3の略中心位置Gとが略一致した状態でウエ
ハ3を回転テーブル11上に保持する。
【0025】このようにして、予めCCDセンサ12に
よりウエハ3の外周が確実に検出できる位置にウエハ3
を載置するため、ウエハ3の中心位置を求め、所望の方
向にオリフラ位置(方向)を揃えることができる。
【0026】以上述べたように、精密な中心位置の検出
と方向合せを行ったウエハ3は、再び搬送ロボット8が
取出し搬入口1aから基板処理装置1内に搬送する。
【0027】なお、3個の光センサやCCDセンサを持
ったものを示すものとして特開平5−29441号公報
がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、搬送ロボット8がアライメントユニット6内に最初
にウエハ3を搬入する際の移動量は予め定められた距離
r1であるが、その後ウエハの略中心位置Gとハンド8
aの所定位置8Gの座標値のずれ量に基づき補正してい
る。しかし、光センサの取り付け位置がずれていた場合
には、かえって誤差を生じてしまう。
【0029】例えば図3(c)に示すように、光センサ
10bが破線で示す正しい位置(光センサ10aから距
離αの位置)に取付られていた場合には、図3(a)に
示す光センサ10bの検出信号に基づき点B1および点
D1を算出するが、実線で示す位置(光センサ10aか
ら距離α+β)に光センサ10bを取付けていた場合に
は点B2および点D2を検出しているのに、点B1およ
びD1を検出しているかのように判断し、ウエハ中心を
算出してしまう。
【0030】つまりX軸方向の座標にずれが生じるた
め、誤差が生じている検出点座標を用いて検出点J1を
略中心位置とみなしてしまう。従って実際の略中心位置
G(ここでは中心位置11Gと同一)とは異なる点J1
を中心とみなしてしまう。コントローラ9はウエハの略
中心位置で無いにも関らず検出点J1を略中心位置とみ
なし、ウエハの中心位置を回転テーブル11の中心位置
11Gと一致させてウエハを回転テーブル上に載置する
よう搬送ロボットの移動量Rを補正する。このため、搬
送ロボットが回転テーブル上にウエハを載置した場合に
は、図3(c)において点G’の位置に実際のウエハ中
心位置が位置する。
【0031】すなわち、不適切な補正となりウエハの略
中心位置と回転テーブルの中心位置が一致しない不具合
が生じる。搬送ロボットは回転テーブル上に載置するウ
エハの中心位置を(CCDセンサの走査領域内にウエハ
周縁が位置するために必要な)偏心許容領域内に位置す
る必要があるが、上記不適切な補正の度合によっては偏
心許容領域からはずれてしまう。
【0032】言い換えると、図2においてウエハ3の中
心位置Gとハンド8a上の所定位置8Gが一致していて
も、光センサ10の取付位置がずれていると搬送ロボッ
ト8は偏心した状態で回転テーブル11上にウエハ3を
載置するため、回転テーブル11を所望角度回転させて
もウエハ3の裏面によりCCDセンサ12の走査領域を
全て覆ってしまったり、ウエハ3の周縁がCCDセンサ
12の走査領域に全くかからなくなり、CCDセンサ1
2によるウエハの周縁検出を行うことができない。従っ
て精密な中心位置を算出することができないという不具
合が生じる。また、偏心量によっては、ハンド8aを降
下すると、ウエハ3でなく、ハンド8aの裏面が当接し
てしまい、回転テーブル11上にウエハ3を載置できな
い。
【0033】本発明の目的は、光センサの取付位置ずれ
に起因するウエハ中心位置の誤検出が生じても、搬送ロ
ボットの移動量に対する補正を適切に行い、ウエハの精
密な中心位置を認識して後工程に送ることができるウエ
ハ搬送装置を提供することにある。
【0034】また、本発明の他の目的は光センサの取付
・交換に伴う調整時間を短縮するウエハ搬送装置を提供
することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、ハンドに保持したウエ
ハを搬送する搬送ロボットと、該搬送ロボットが搬入し
たウエハを保持して回転するウエハ保持部と、ウエハ保
持部が回転することによりウエハの外周を検出する周縁
検出センサと、周縁検出センサの検出値に基づき回転テ
ーブル上のウエハ中心位置を算出する中心算出手段と、
ウエハの搬出入側に設けたウエハの外周を検出する少な
くとも3つの光センサと、ウエハ保持部への搬出入時に
少なくとも3つの光センサで検出したウエハ外周の少な
くとも3点の検出値に基づいてウエハの略中心位置を算
出する略中心位置算出手段とを有する位置合わせ装置を
備えたウエハ搬送装置において、中心算出手段により算
出したウエハの中心位置に基づいて搬送ロボットの移動
量を決定する移動量決定手段と、移動量決定手段により
決定した搬送ロボットの移動量に従う移動に際し、略中
心位置検出手段でウエハの略中心位置を算出し、その算
出結果と既に得ている中心算出手段によるウエハ中心位
置を比較し、該比較結果に基づき光センサの取付位置を
算出する取付位置算出手段と、該取付位置算出手段によ
り算出した光センサの取付位置に基づき搬送ロボットの
搬出入の移動量を補正する移動量補正手段とを備えたこ
とにある。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態によるウエハ
搬送装置を図1乃至図8を用いて説明する。なお、図1
乃至図4は従来技術の説明の際に用いているが、装置の
構造および光センサによるウエハの外周検出は従来と同
一のため同じ図を使用する。図5乃至図8は本発明の一
実施形態における組立作業手順とそれに伴う制御手段に
おける演算手順を示すフローチャートである。図1乃至
図4に対する細かい説明は省略する。
【0037】図2に示すように、アライメントユニット
6の正面(回転テーブル11の回転中心11Gと同一の
X座標値)に位置した搬送ロボット8の駆動中心を原点
(0,0)とすると、ハンド8の所定位置8Gは駆動原
点からY方向に距離Lの位置に位置しており、アライメ
ントユニット6の搬入口6aからは距離L1の位置とな
っている。また、回転テーブル11の回転中心11Gは
アライメントユニット6の搬入口6aからY方向に距離
L2の位置となっており、ハンド8の所定位置8Gと回
転テーブル11の回転中心11Gとの距離は距離(L1
+L2)であり、これを距離r1とする。
【0038】従って、ハンド8の所定位置8Gは座標値
(0,−L)、回転テーブル11の回転中心11Gの座
標値は(0,−(L+r1))で表される。
【0039】また、光センサ10aは回転テーブル11
の中心位置11Gと同一のX軸座標値となるよう取り付
けられており座標値は(0,−(L+L1))となる。
光センサ10cは、設計では光センサ10aに対して図
面上右側に距離αの位置に取り付けられ、その座標値は
(α,−(L+L1))となる。光センサ10bは設計
上は光センサ10aに対して図面上左側に距離αの位置
(正常な位置)に取付けられ、その座標値は(−α,−
(L+L1))となる。
【0040】ここで光センサ10bが、交換等の原因に
より、図面上左側に距離βの位置ずれを起こして取り付
けられている、つまり光センサ10aからは図面上距離
α+βの位置に取付られているとする。すなわち光セン
サ10bの座標値は(−(α+β),−(L+L1))
となる。このような状況は、光センサ10bの交換、組
立ての際等に起こり得る。以下このような場合を説明す
る。
【0041】図5に示すように、ステップS100で組
立作業が完了すると、ステップS200で作業者は搬送
ロボットの移動量Rを初期設定に基づき、距離r1(L
1+L2)に設定する。次にステップS300で作業者
はオリフラの無いダミーウエハをハンド8上に載置し、
ダミーウエハ(円板)の中心位置Gとハンド8上の所定
位置8Gをほぼ一致させる。
【0042】ダミーウエハを載置すると作業者は調整開
始の指示をコントローラ9に与える。例えばタッチパネ
ル等の入力手段により指示を与え、コントローラ9が調
整作業を開始する(ステップS400)。このとき、光
センサ10も作動を開始する。
【0043】図6〜8は、ステップS400の調整作業
の詳細を示す。図6に示すように、コントローラ9の指
示により初期設定された搬送ロボットの移動量R(=r
1)に基づき、搬送ロボット8が移動する(ステップS
401)。この時の移動方向は図2に示す白抜きの矢印
方向である。搬送ロボット8の移動によりハンド8aが
アライメントユニット6内にダミーウエハを搬入する
(ステップS402)。
【0044】ダミーウエハの搬入に伴い、光センサ10
はダミーウエハの端部を検出した信号を発生する。コン
トローラ9は光センサ10の出力に基づき、ダミーウエ
ハの5箇所の検出点(点A〜点E)座標を算出する(ス
テップS403)。ステップS403における光センサ
10の出力は、図3(a)に示すような出力信号とな
る。続いて、得られた5箇所の検出点のうち3点を円周
上に有する円の中心Jの座標を算出する(ステップS4
04)。
【0045】図3(c)中実線で示すように、光センサ
10bが光センサ10aから距離α+βの位置に取り付
けられている。このため、ウエハ3外周の検出点である
A点〜E点は点A1,点B2,点C1,点D2,点E1
の座標となる。
【0046】コントローラ9においては光センサ10b
が光センサ10aから距離αの位置(破線)にあるもの
として点A1、点B1、点C1の三点を円周上に有する
円の中心Jを算出する。すなわち、点B2が直線10
b’上でy軸方向には点B2と同一位置の点B1にある
ものとして円の中心Jを算出する。このようにして得た
中心Jを図3(c)中、J1で示す。
【0047】ステップS404において中心Jの座標を
算出した後、ステップS405に進み、算出した中心J
1を回転テーブル11の回転中心11Gに合わせるよう
にハンド8aの移動量を補正した場合に、回転テーブル
11にハンド8の裏面が接触しないかどうか判別する。
接触する場合には、ステップS300に戻り、作業者は
ダミーウエハを載置し直す。接触しない場合には、ステ
ップS406に進み、回転テーブル11上にダミーウエ
ハを移載し、ハンド8aが退避する。ダミーウエハの中
心Gは、点J1から点11Gに向かうベクトル量分移動
され、図3(c)中G’の位置となる。
【0048】図7に示すように、ステップS407に進
み回転テーブル11を回転してダミーウエハの円周から
ダミーウエハの中心位置Gの座標を算出する。
【0049】ステップS407で中心位置Gの座標を算
出するとステップS408に進む。ステップS408で
はステップS407で求めた中心位置Gとハンド8aの
所定位置8Gの2つの座標値の差から初期設定値r1を
減算してハンド8aの補正量r2を算出する。ステップ
S409で補正量r2を取り込んで移動量Rを補正す
る。移動量Rの初期設定はr1であったが、ここで補正
量r2を取り込み、r1+r2を移動量Rに代入する。
【0050】補正後の移動量R(=r1+r2)に基づ
き搬送ロボット8はハンド8aをアライメントユニット
内に挿入し、中心を合わせてダミーウエハをハンド8a
上に載置する(ステップS410)。ステップS411
でコントローラ9により光センサ10を活性化し、アラ
イメントユニット6からダミーウエハを取り出す(ステ
ップS412)。
【0051】ステップ412では、ハンド8aの移動量
Rをr1+r2としてアライメントユニット6からハン
ド8aが退避する。たとえば、まずr2の移動を行い、
次にr1の移動を行う。但し、挿入時と退避時は向きが
逆になる。ステップS413(図8)でダミーウエハの
外周5点の座標を検出する。この時の光センサ10の検
出信号を図3(b)とする。ハンド8aの退避によりダ
ミーウエハが光センサ10cの光軸を遮りE点を検出
し、次いで光センサ10bの光軸を遮りD点を検出し光
センサ10bの光軸を遮断しなくなった時点でB点を検
出する。更に、光センサ10cの光軸の遮断が終了して
C点を検出し、最後に光センサ10aの光軸をダミーウ
エハが遮らなくなった時点がA点の検出となる。
【0052】これらの点を図3(c)にも示す。前述同
様に、A点、B点、C点を用いて退避時に中心を算出す
るが、光センサ10bが正規の位置(光センサ10aか
ら距離αの位置)に位置していないため、検出点はたと
えば点A3,点B3,点C3となる。この3点を円周上
に有する円の中心を退避時の中心2Jとして求める。光
センサ10bの位置がずれているため、求まる円の中心
は真の中心Gからずれる。図3(c)においてはこのよ
うにして求めた退避時の円の中心を点J3で表す。
【0053】ステップS413で退避時の中心(点J3
の座標値)を算出すると、ステップS414に進む。ス
テップS414ではステップS413で求めた退避時の
中心2Jつまり点J3の座標値と、ステップS407で
求めた中心位置Gの座標値が一致するかどうか判別す
る。すなわち、ここでCCDセンサ12を利用したダミ
ーウエハの中心位置の算出結果と光センサ10を利用し
た算出結果との間に不一致が生じていないか確認する。
【0054】ステップS414で一致する場合は光セン
サ10の取付位置がずれていない(寸法値通り)と判断
しステップS415に進み、センサ10の位置データは
適切とし、ステップS416で調整終了し図1に示すス
テップS500に進み、装置を本稼動する。
【0055】ステップS414で一致しない場合には、
光センサ10の取付位置がずれていると判断し、ステッ
プS420で光センサ10の取付位置を算出する。
【0056】ステップS420ではステップS413で
求めた5点の座標値とハンド8の所定位置8Gとを利用
して、点Dと点Bを通る直線DBと点8Gとの距離を求
め、点8Gに対する光センサ10bの取付位置m2を算
出する。また、同様に点Cと点Eを通る直線ECと点8
Gとの距離を求め、点8Gに対する光センサ10cの取
付位置m3を算出する。同様に、点8Gに対する光セン
サ10aの取付位置m1を算出する。
【0057】ステップS421では取付位置m1、m
2、m3をそれぞれセンサ10のX軸方向の位置データ
とする。例えば、m1=0、m2=α+β、m3=αと
なる。
【0058】ステップS415またはステップS421
でセンサ10のX軸方向の位置データを得て、調整終了
してステップS500に進む。
【0059】ステップS500では、センサ10の位置
データに基づき、本稼動する。なお、光センサ10を交
換した場合にはステップS100から再度開始する。
【0060】以上述べたように、本実施形態によれば、
コントローラ9により光センサ10の取付位置を自動的
に算出することができ、光センサ10の取付位置のずれ
により検出したウエハの略中心位置がCCDセンサによ
り算出した中心位置と異なっていた場合には、搬送ロボ
ットの移動量に対する補正を適正に行うことができる。
従って、ハンドの所定位置にウエハの中心位置を一致さ
せた状態で保持できるため、後工程として例えば基板処
理装置の搬入口内に搬入する際に、ハンドの所定位置と
ウエハの中心位置が不一致のためウエハ端部が搬入口に
接触して破損すること等がなく、また基板処理装置内に
おけるウエハ載置場所に対する位置合わせを正確に行う
ことができる。
【0061】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0062】更に、光センサ10の取付や交換を行った
際に、従来であれば作業者がかなり正確な位置に取付な
ければならなかったが、取付位置に若干の誤差が生じて
いても、従来の微調整程度であれば作業者が改めて取付
直さなくてもよいため、取付や交換に要する時間を短縮
することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ウエハの精密な中心位
置を検出した後で、ウエハの搬出時に更に光センサによ
る略中心位置を検出し、光センサの取付位置ずれ量を算
出するため、光センサの取付・交換に伴う作業者の調整
時間を短縮することができるウエハ搬送装置を提供する
ことができる。
【0064】また、本発明によれば、光センサの取付位
置ずれに起因するウエハ中心位置の誤検出が生じても、
搬送ロボットの移動量補正を適切に行うことができ、ウ
エハの精密な中心位置を認識して後工程に送ることがで
きるウエハ搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板処理装置の概略レイアウトを示す図であ
る。
【図2】図1に示す図5に示す基板処理装置におけるア
ライメントユニットと搬送ロボットの位置関係を示す図
である。
【図3】図1乃至図2に示す光センサの検出信号及び検
出信号に基づくウエハ外周の検出点の位置関係を示す図
である。
【図4】図1乃至図3に示すウエハ搬送装置においてウ
エハの中心位置を算出する模式図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるウエハ中心位置を
演算するフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるウエハ中心位置を
演算するフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるウエハ中心位置を
演算するフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるウエハ中心位置を
演算するフローチャートである。
【符号の説明】
1 基板処理装置 1a 搬入口 2 ウエハ搬送部 2a ウエハ待機部 2b 中継部 3 ウエハ 4 カセット 5 カセット載置台 6 アライメントユニット 7a、7b…センサ昇降孔 8…搬送ロボット 8a ハンド 8G ハンドの所定位置 9 コントローラ 10 光センサ 10a,10b,10c 光センサの受光部 11 回転テーブル 11G 回転テーブルの回転中心 12 CCDセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドに保持したウエハを搬送する搬送ロ
    ボットと、 該搬送ロボットが搬入したウエハを保持して回転するウ
    エハ保持部と、ウエハ保持部が回転することによりウエ
    ハの外周を検出する周縁検出センサと、周縁検出センサ
    の検出値に基づき回転テーブル上のウエハ中心位置を算
    出する中心算出手段と、ウエハの搬出入側に設けたウエ
    ハの外周を検出する少なくとも3つの光センサと、ウエ
    ハ保持部への搬出入時に少なくとも3つの光センサで検
    出したウエハ外周の少なくとも3点の検出値に基づいて
    ウエハの略中心位置を算出する略中心位置算出手段とを
    有する位置合わせ装置とを備えたウエハ搬送装置におい
    て、 中心算出手段により算出したウエハの中心位置に基づい
    て搬送ロボットの移動量を決定する移動量決定手段と、 移動量決定手段により決定した搬送ロボットの移動量に
    従う移動に際し、略中心位置検出手段でウエハの略中心
    位置を算出し、その算出結果と既に得ている中心算出手
    段によるウエハ中心位置を比較し、該比較結果に基づき
    光センサの取付位置を算出する取付位置算出手段と、 該取付位置算出手段により算出した光センサの取付位置
    に基づき搬送ロボットの搬出入の移動量を補正する移動
    量補正手段とを備えたことを特徴とするウエハ搬送装
    置。
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