JP2000067123A - 図書館情報管理システム、図書館情報管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

図書館情報管理システム、図書館情報管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000067123A
JP2000067123A JP23576398A JP23576398A JP2000067123A JP 2000067123 A JP2000067123 A JP 2000067123A JP 23576398 A JP23576398 A JP 23576398A JP 23576398 A JP23576398 A JP 23576398A JP 2000067123 A JP2000067123 A JP 2000067123A
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vol
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JP23576398A
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Katsuaki Takahashi
勝明 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割書誌データを用いる代わりにNC書誌デ
ータとVOL書誌データを用い、同一書誌スキーマでN
C−VOLの階層を表現することにより、図書館情報を
効果的に管理することを課題とする。 【解決手段】 出版物理単位ごとに共通のデータをまと
めた書誌単位に相当するデータであって所定スキーマに
より表現されるNC書誌データ511と、出版物理単位
ごと異なるデータをまとめた出版物理単位に相当するデ
ータであって前記所定スキーマと同一構造のスキーマに
より表現されるVOL書誌データ512と、を記憶する
書誌データ記憶部510と、所定スキーマのうちの所定
フィールドの値としてNC書誌データ511またはVO
L書誌データ512のレコードIDの値を記載するレコ
ードID記載部521と、記載されたレコードIDの値
に基づいてNC書誌データ511とVOL書誌データ5
12との階層状態を認識する階層状態認識部522を備
え、記憶されたNC書誌データに対して記憶された1つ
または複数のVOL書誌データを階層化する階層化部5
20とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、図書の発注受入
情報、図書の目録管理情報等の図書館情報を管理する図
書館情報管理システム、図書館情報管理方法およびその
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の図書館情報管理システムにおいて
は、図書館情報のうちの図書情報を管理するための書誌
データ形態をいわゆる分割書誌データとして保持してい
た。図17は、従来技術による図書館情報管理システム
の図書情報の書誌階層を示す説明図である。図17にお
いて、分割書誌データ1700は、それぞれ、表題デー
タ1720と責任表示データ173をそれぞれ1つずつ
所有する。このように、システム内部においては、1件
の分割書誌データは他の分割書誌データとはまったく関
連性を持たない、独立したものとして管理していた。
【0003】分割書誌データの利点は、システム管理が
容易であることがあげられる。これは、分割書誌データ
の作成・削除をおこなっても、他の分割書誌データに影
響を与えないためである。また、分割書誌データは、シ
ステム上において容易に表現することができるという利
点も備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術にあっては、分割書誌データが、他の分割書誌
データと関連付けができないことから、分割書誌データ
を用いて管理する図書館情報管理システムでは、図書の
発注においてシリーズや文庫の発注がきわめて困難であ
るといった問題点があった。
【0005】すなわち、分割書誌データにおいてシリー
ズの意味を持たせたデータ(何番の書誌と関連があると
いった情報)を設けたとしても、発注をおこなったとき
の金額や予算執行状況を調査するには、それに関わる全
書誌データを検索する必要がある。たとえば、シリーズ
全5巻の図書を発注した場合には、書誌データを5件検
索し、それぞれについて価格と受入冊数を調査し、価格
の合計が発注時の金額と合致していることを確認しなけ
ればならない。
【0006】その際、書誌データの検索ミスが発生した
場合には何度も同様の操作を繰り返さなければならな
い。さらに、金額が合致しない場合には、本の受入が完
了していないのか、データの記入ミスであるのかを判断
するのか困難であり、最終的に人的資源に時間をとられ
やすいという問題点があった。
【0007】さらに、発注に限らず、最新巻のデータを
作成する場合、表題や著作が前巻と重複する部分が多く
あっても、再度入力を繰り返さなければならないという
問題点があった。
【0008】この発明は、上述した従来例による問題点
を解決するため、分割書誌データを用いる代わりに、N
C書誌データとVOL書誌データを用い、NC書誌デー
タとVOL書誌データを階層化し、同一書誌スキーマで
NC−VOLの階層を表現することにより、図書館情報
を効果的に管理することが可能なデータ入力装置、デー
タ入力方法およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る図書館情報
管理システムは、図書の発注受入情報、図書の目録管理
情報等の図書館情報を管理する図書館情報管理システム
において、出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた
書誌単位に相当するデータであって所定スキーマにより
表現されるNC書誌データと、出版物理単位ごと異なる
データをまとめた出版物理単位に相当するデータであっ
て前記所定スキーマと同一構造のスキーマにより表現さ
れるVOL書誌データと、を記憶する書誌データ記憶手
段と、前記書誌データ記憶手段により記憶されたNC書
誌データに対して前記書誌記憶手段により記憶された1
つまたは複数のVOL書誌データを階層化する階層化手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明に係る図書館情報管
理システムは、請求項1の発明において、前記階層化手
段が、前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値と
して前記NC書誌データまたは前記VOL書誌データの
レコードIDの値を記載するレコードID記載手段と、
前記レコードID記載手段により記載されたレコードI
Dの値に基づいて前記NC書誌データと前記VOL書誌
データとの階層状態を認識する階層状態認識手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明に係る図書館情報管
理システムは、請求項2の発明において、前記NC書誌
データに対して階層化の対象となるVOL書誌データが
1つ存在する場合に、前記レコードID記載手段が、前
記NC書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィ
ールドの値として前記VOL書誌データのレコードID
の値を記載し、前記VOL書誌データの前記所定スキー
マのうちの所定フィールドの値として前記NC書誌デー
タのレコードIDの値を記載することを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明に係る図書館情報管
理システムは、請求項2の発明において、前記NC書誌
データに対して階層化の対象となるVOL書誌データが
複数存在する場合に、複数存在する前記VOL書誌デー
タを順序付けする順序付け手段を備え、前記レコードI
D記載手段が、前記NC書誌データの前記所定スキーマ
のうちの所定フィールドの値として前記順序付け手段に
より最初に順序付けされたVOL書誌データのレコード
IDの値を記載し、前記VOL書誌データの前記所定ス
キーマのうちの所定フィールドの値として前記順序付け
手段によりつぎに順序付けされたVOL書誌データのレ
コードIDの値を記載し、前記順序付け手段により最後
に順序付けされたVOL書誌データの前記所定スキーマ
のうちの所定フィールドの値として前記NC書誌データ
のレコードIDの値を記載することを特徴とする。
【0013】また、請求項5の発明に係る図書館情報管
理システムは、図書の発注受入情報、図書の目録管理情
報等の図書館情報を管理する図書館情報管理システムに
おいて、出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書
誌単位に相当するNC書誌データおよび出版物理単位ご
と異なるデータをまとめた出版物理単位に相当するVO
L書誌データと同一の構造のスキーマにより表現される
分割書誌データを記憶する書誌データ記憶手段と、前記
書誌データ記憶手段により記憶された分割書誌データに
対して、前記所定スキーマのうち前記NC書誌データと
前記VOL書誌データを階層化するための値を記載する
所定フィールドにnullを記載する記載手段と、前記
記載手段により記載されたnullを認識する認識手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項6の発明に係る図書館情報管
理方法は、図書の発注受入情報、図書の目録管理情報等
の図書館情報を管理する図書館情報管理方法において、
出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に
相当するデータであって所定スキーマにより表現される
NC書誌データと、出版物理単位ごと異なるデータをま
とめた出版物理単位に相当するデータであって前記所定
スキーマと同一構造のスキーマにより表現されるVOL
書誌データと、を記憶する書誌データ記憶工程と、前記
書誌データ記憶工程よりに記憶されたNC書誌データに
対して前記書誌記憶手段により記憶された1つまたは複
数のVOL書誌データを階層化する階層化工程と、を含
んだことを特徴とする。
【0015】また、請求項7の発明に係る図書館情報管
理方法は、請求項6の発明において、前記階層化工程
が、前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値とし
て前記NC書誌データまたは前記VOL書誌データのレ
コードIDの値を記載するレコードID記載工程と、前
記レコードID記載工程により記載されたレコードID
の値に基づいて前記NC書誌データと前記VOL書誌デ
ータとの階層状態を認識する階層状態認識工程と、を含
んだことを特徴とする。
【0016】また、請求項8の発明に係る図書館情報管
理方法は、請求項7の発明において、前記NC書誌デー
タに対して階層化の対象となるVOL書誌データが1つ
存在する場合に、前記レコードID記載工程が、前記N
C書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィール
ドの値として前記VOL書誌データのレコードIDの値
を記載し、前記VOL書誌データの前記所定スキーマの
うちの所定フィールドの値として前記NC書誌データの
レコードIDの値を記載することを特徴とする。
【0017】また、請求項9の発明に係る図書館情報管
理方法は、請求項7の発明において、前記NC書誌デー
タに対して階層化の対象となるVOL書誌データが複数
存在する場合に、複数存在する前記VOL書誌データを
順序付けする順序付け工程を含み、前記レコードID記
載工程が、前記NC書誌データの前記所定スキーマのう
ちの所定フィールドの値として前記順序付け工程により
最初に順序付けされたVOL書誌データのレコードID
の値を記載し、前記VOL書誌データの前記所定スキー
マのうちの所定フィールドの値として前記順序付け工程
によりつぎに順序付けされたVOL書誌データのレコー
ドIDの値を記載し、前記順序付け工程により最後に順
序付けされたVOL書誌データの前記所定スキーマのう
ちの所定フィールドの値として前記NC書誌データのレ
コードIDの値を記載することを特徴とする。
【0018】また、請求項10の発明に係る図書館情報
管理方法は、図書の発注受入情報、図書の目録管理情報
等の図書館情報を管理する図書館情報管理方法におい
て、出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単
位に相当するNC書誌データおよび出版物理単位ごと異
なるデータをまとめた出版物理単位に相当するVOL書
誌データと同一の構造のスキーマにより表現される分割
書誌データを記憶する書誌データ記憶工程と、前記書誌
データ記憶工程により記憶された分割書誌データに対し
て、前記所定スキーマのうち前記NC書誌データと前記
VOL書誌データを階層化するための値を記載する所定
フィールドにnullを記載する記載工程と、前記記載
手段により記載されたnullを認識する認識工程と、
を含んだことを特徴とする。
【0019】また、請求項11の発明に係る記憶媒体
は、請求項6〜10に記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項6
〜10の動作をコンピュータによって実現することが可
能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る図書館情報管理システム、図書館情報管理方
法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好
適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】まず、図書館情報管理システム全体の構成
を説明する。図1は、本実施の形態によるデータ入力装
置を含む図書館情報管理システム全体の構成を示す説明
図である。図1において、図書館情報管理システムは、
学術情報センター100と、図書館110と、サテライ
トライブラリ120と、事務室130と、計算機演習室
140と、研究室150とがそれぞれ、専用回線あるい
はインターネット等のネットワークで接続されている。
【0022】図書館110には、データ入力装置である
ワークステーション(WS)111およびパーソナルコ
ンピュータ(PC)112が、図書管理サーバー113
および図書検索サーバー114に接続されている。その
他、スキャナ115およびプリンタ116が同様にネッ
トワークで接続されている。また、図書管理サーバー1
13は業務用データベース117を備えており、また、
図書検索サーバー114は検索用データベース118を
備えている。また、図書管理サーバー113および図書
検索サーバー114をデータ入力装置とすることもでき
る。
【0023】また、サテライトライブラリ120、事務
室130、計算機演習室140、研究室150には、デ
ータ入力装置であるWS121,141,151、ある
いは、PC132,142,152がそれぞれ備えられ
ている。
【0024】また、本実施の形態では、図書管理サーバ
ー113と図書検索サーバー114とは別個の構成とし
たが、システム全体の規模等に応じて共用のサーバーと
して運用するようにしてもよい。
【0025】図2は、本実施の形態による図書館情報管
理システムの各サブシステムと図書館情報管理の業務と
の関係を示す説明図である。図2において、図書館情報
管理システムは、目録管理を中心とした基本システム2
00と、図書検索システム201と、閲覧管理システム
202と、発注受入システム203と、雑誌管理システ
ム204と、蔵書点検システム205と、相互貸借シス
テム206の6つのサブシステムから構成される。
【0026】基本システム200は、図書や雑誌の目録
や所在を管理するためのシステムである。書誌データ、
所蔵データの登録や修正、削除等をおこなうことによ
り、目録作成業務251を実行する。また、学術情報セ
ンター100が提供する目録システム(CAT)へ書誌
情報を登録したり、学術情報センターに登録されている
情報をローカルデータベースへ登録することにより、C
ATの利用業務252を実行する。さらに、図書館11
0内の図書の配架処理に関する配架業務253を実行す
る。
【0027】図書検索システム201は、図書館110
内の端末(WS111、PC112)や、図書館110
外の端末(WS121,141,151、PC132,
142,152)から、図書や雑誌の書誌、所在、状態
を検索・照合するためのシステムである。この図書館検
索システム201には、たとえば、OPAC(Onli
ne Public Access Cataligu
e)が用いられる。
【0028】また、図書館検索システム201のインタ
ーフェイスには、キャラクター・ユーザー・インターフ
ェイス(CUI)、グラフィカル・ユーザー・インター
フェイス(GUI)、ワールド・ワイド・ウェブ(WW
W)を用いることができ、これらにより、利用者による
目録検索業務254を実行する。
【0029】閲覧管理システム202は、貸出返却や予
約管理、延滞処理、利用者管理、利用統計等の閲覧に関
する管理をするためのシステムである。これにより、貸
出返却業務255、図書予約業務256、利用者管理業
務257を実行する。
【0030】発注受入システム203は、購入依頼の受
付から、重複チェック、予算チェック、発注受入、未納
品チェックまで、図書(単行書)の発注受入をおこなう
ためのシステムである。これにより、購入調査業務25
8、発注業務259、受入業務260を実行する。
【0031】雑誌管理システム204は、図書館110
で購入している雑誌や逐次刊行物の発注受入や契約管
理、ならびに製本業務をおこなうためのシステムであ
る。これにより、雑誌や逐次刊行物の購入調査業務25
8、発注業務259、受入業務260、さらには、製本
業務261を実行する。
【0032】蔵書点検システム205は、図書館110
が管理している図書資料の所在点検業務をおこなうため
のシステムである。ハンディターミナル等を利用して、
所在単位、書架単位で点検をおこなう。また、長期貸出
者への所在調査票の出力もおこなう。これにより、蔵書
点検業務262を実行する。
【0033】相互貸借システム206は、学術情報セン
ター100の図書館間相互貸借(ILL)の受付・依頼
情報をデータベースで管理するためのシステムである。
文献複写や現物貸借に使用する各種の作業表の出力もお
こなう。これにより、ILLによる貸借業務263を実
行する。
【0034】つぎに、図書館情報管理システムのデータ
ベースの構造について説明する。図3は、本実施の形態
による図書館情報管理システムのデータベースの構成を
示す説明図である。図3において、図書館情報管理シス
テムのデータベースは、業務用データベース117と、
検索用データベース118と、さらに、サブシステム2
01〜206間に共通のコード表310が格納されたコ
ードマスターデータベース300とから構成される。
【0035】業務用データベース117は、主に図書館
の職員が使うデータベースであり、図書館の職員が業務
で作成、変更するデータは、すべて業務用データベース
117に登録される。
【0036】業務用のデータベースには、購入依頼・発
注受入データベース301と、雑誌管理データベース3
02と、目録(書誌、所蔵)データベース303と、所
蔵点検・点検履歴データベース304と、貸出返却・貸
出予約・利用者データベース305と、相互貸借・集計
データベース306とを含む構造となっている。
【0037】購入依頼・発注受入データベース301
は、発注受入システム203が利用するデータベースで
ある。また、雑誌管理データベース302は、雑誌管理
システム204が利用するシステムであり、雑誌管理と
はたとえば雑誌の契約、発注、受入等である。また、目
録(書誌、所蔵)データベース303は、発注受入シス
テム203、雑誌管理システム204、目録管理システ
ム200、蔵書点検システム205、閲覧管理システム
202が利用するシステムである。
【0038】所蔵点検・点検履歴データベース304
は、蔵書点検システム205が利用するシステムであ
り、貸出返却・貸出予約・利用者データベース305
は、蔵書点検システム205、閲覧管理システム202
が利用するシステムであり、相互貸借・集計データベー
ス306は、相互貸借システム206が利用するシステ
ムである。
【0039】また、検索用データベース118は、一般
利用者が検索する際、参照するデータベースであり、図
書雑誌検索データベース307が格納されている。検索
するときに必要なのは、図書や雑誌の書誌と所蔵のデー
タであり、そのため、検索に必要なデータだけを業務用
データベース117の中から取り出して、効率よく検索
ができるデータの形式にして登録している。
【0040】つぎに、図書館情報管理システムの情報管
理をおこなう図書管理サーバー113、図書検索サーバ
ー114のハードウエア構成について説明する。図4
は、実施の形態1による図書管理サーバー113のハー
ドウエア構成を示すブロック図である。
【0041】図4において、401はシステム全体を制
御するCPUを、402はブートプログラムを記憶した
ROMを、403はCPUのワークエリアとして使用さ
れるRAMを、404はCPU401の制御にしたがっ
てHD(ハードディスク)405に対するデータのリー
ド/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライ
ブ)を、405はHDD404の制御で書き込まれたデ
ータを記憶するHDを、406はCPU401の制御に
したがってFD(フロッピーディスク)407に対する
データのリード/ライトを制御するFDD(フロッピー
ディスクドライブ)を、407はFDD406の制御で
書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、40
8は文字、画像等を含むドキュメントや機能情報等を表
示するディスプレイをそれぞれ示している。
【0042】また、409は通信回線410を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、411は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、412はカーソルの移
動や範囲選択等をおこなうマウスを、413はOCR機
能を含み、画像を光学的に読み取るスキャナを、414
は、図書やカード等に付与(印刷)されたバーコードを
読み取るバーコードリーダを、415はドキュメントや
バーコード等を印刷するプリンタを、416は上記各部
を接続するためのバスをそれぞれ示している。また、バ
ス416は業務用データベース117にも接続されてい
る。
【0043】また、図書検索サーバー114のハードウ
エア構成は、図書管理サーバー113のハードウエア構
成とは、データベースが業務用データベース117であ
るか検索用データベース118であるかの違いを除き、
その他はすべて同様であるので、その説明は省略する。
さらに、本実施の形態では、図書管理サーバー113と
図書検索サーバー114とは別個の構成としたが、シス
テム全体の規模等に応じて共用のサーバーとして運用す
るようにしてもよい。
【0044】つぎに、図書館情報管理システムの機能的
な構成について説明する。図5は、本実施の形態による
図書館情報管理システムの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【0045】図5において、図書館情報管理システム
は、書誌データ記憶部510と、階層化部520とから
構成され、さらに、書誌データ記憶部510はNC書誌
に関するNC書誌データ511とVOL書誌に関するV
OL書誌データ512を記憶する。また、階層化部51
0には、レコードID記憶部511と、階層状態認識部
512とが含まれる。
【0046】NC書誌データとは、学術情報センター1
00(NACSIS−CAT)での書誌単位に相当する
データであり、表題、責任表示、出版地、出版者等、出
版物理単位ごとに共通のデータをまとめたものである。
また、VOL書誌データとは、出版物理単位に相当する
データであり、百科事典あるいは文庫などの各巻のタイ
トル、各巻の価格、各巻のISBNデータ等、出版物理
単位ごとにまったく独立したデータをまとめたものであ
る。
【0047】階層化部520は、書誌データ記憶部51
0に記憶されたNC書誌データ511に対して同じく書
誌記憶部510に記憶された1つまたは複数のVOL書
誌データ512を階層化する。
【0048】また、レコードID記載部521は、所定
スキーマのうちの所定フィールドの値としてNC書誌デ
ータ511またはVOL書誌データ512のレコードI
Dの値を記載する。また、階層状態認識部522は、レ
コードID記載部521により記載されたレコードID
の値に基づいてNC書誌データ511とVOL書誌デー
タ512との階層状態を認識する。レコードID記載部
521および階層状態認識部522の詳細な内容につい
ては後述する。
【0049】つぎに、NC書誌データとVOL書誌デー
タの書誌階層について説明する。図6は、本実施の形態
による図書館情報管理システムの書誌階層を示す説明図
である。図6において、NC書誌データ600は、VO
L書誌データを1つ(VOL書誌610)を所有する。
また、NC書誌データ650は、VOL書誌データを3
つ(VOL書誌データ660,661,662)を所有
する。
【0050】また、NC書誌データ600は、表題デー
タ620と責任表示データ630をそれぞれ1つずつ所
有する。NC書誌データ650も同様に、表題データ6
60と責任表示データ670をそれぞれ1つずつ所有す
る。
【0051】ここで、1つのNC書誌データには最低1
つのVOL書誌データを所有するような構成となってい
る。通常、1冊の本は、NC書誌データが1つ、VOL
書誌データが1つ、所蔵データが1つの構成となる。
【0052】また、図示は省略するが、所蔵データがV
OL書誌データにリンクされる。各VOL書誌データは
自身が所蔵データをいくつ所有しているかがわかるよう
になっている。すべてのVOL書誌データが所蔵データ
を所有していなくてもよいが、全VOL書誌データが所
有する所蔵データの合計は、最低1つ以上でなければな
らない。
【0053】これは、所蔵データが存在しない書誌デー
タはデータとして運用上意味をなさないからである。す
なわち、実態である所蔵データが存在しないのに、書誌
データとして管理することはかえって混乱をまねるおそ
れがあるからである。所蔵データの詳細な内容について
は後述する。
【0054】つぎに、書誌データの構造について説明す
る。図7は、本実施の形態による図書館情報管理システ
ムの書誌レコードのスキーマの一例を示す説明図であ
る。図7において、書誌レコードのスキーマ700は、
フィールド名として、「1.レコードID」、「2.書
誌種類」、「3.NC書誌ID」、「4.VOL書誌I
D」、「5.順番」、「6.ISBN」、「7.巻
次」、「8.表題ID」、「9.責任表示ID」を含む
構成となっている。
【0055】また、各フィールドに記載されるデータ型
は、「1.レコードID」、「3.NC書誌ID」、
「4.VOL書誌ID」、「5.順番」、「7.巻
次」、「8.表題ID」、「9.責任表示ID」が整数
型(integer)となっており、一方、「2.書誌
種類」、「6.ISBN」、「7.巻次」が文字列型
(char)となっている。
【0056】「1.レコードID」には、1つの書誌デ
ータに対して自動的に付与される識別番号が記載され
る。レコードIDは、NC書誌データであるかVOL書
誌データであるかに関わりなく、同一の値を取ることは
ない。
【0057】「2.書誌種類」には、NC書誌データで
あるかVOL書誌データであるかを区別するためのデー
タが記載される。当該データがNC書誌データである場
合は、「n」が記載され、一方、VOL書誌データであ
る場合は、「v」が記載される。
【0058】「3.NC書誌ID」には、NC書誌のレ
コードIDが記載される。これは、当該データがNC書
誌データである場合は、自身のレコードIDが記載さ
れ、一方、VOL書誌データである場合は、階層関係に
あるNC書誌データのレコードIDが記載される。
【0059】「4.VOL書誌ID」には、当該データ
がNC書誌データかVOL書誌データかによって記載さ
れるデータが異なる。NC書誌データの場合は、リンク
先(子)のVOL書誌データのレコードIDが記載され
る。VOL書誌データを複数所有する場合は、あらかじ
め定められたVOL書誌データの順序における1番目の
VOL書誌データのレコードIDが記載される。
【0060】また、当該データがVOL書誌データの場
合は、兄弟(同じNC書誌データを親に持つVOL書誌
データ)のレコードIDが1つ記載される。通常は、前
記あらかじめ定められたVOL書誌データの順序におけ
るつぎのVOL書誌データのレコードIDが記載され
る。すなわち、1番目のVOL書誌データであれば、2
番目のVOL書誌データというように、順次、つぎのV
OL書誌データのレコードIDが記載される。
【0061】最後のVOL書誌データには、親であるN
C書誌データのレコードIDが記載される。これらは、
リスト構造となっていると考えることもできる。このよ
うに、「4.VOL書誌ID」は、レコードID記載部
521が記載する所定スキーマの所定フィールドとして
の役割を果たす。
【0062】「5.順番」には、VOL書誌データの一
覧を表示するときの表示順序が記載される。順番はユニ
ークに定められる。また、「6.ISBN」には、IS
BNが記載される。ISBNとは、国際標準図書番号で
あり、本の奥付や裏表紙等に印刷されている番号であ
る。
【0063】「7.巻次」には、VOL書誌のタイトル
としての役割を果たすデータが記載される。たとえば、
「第1巻」、「上巻」や、歴史シリーズのような場合に
「縄文編」、「古代ローマ時代編」等が記載される。
【0064】「8.表題ID」には、表題データのレコ
ードIDが記載される。表題レコードのスキーマを図8
に示す。図8において、表題レコードのスキーマ800
は、整数型の「1.レコードID」と文字列型の「2.
表題」のフィールドを含む。「1.レコードID」の値
が、「8.表題ID」に記載されることになる。
【0065】「9.責任表示ID」には、責任表示デー
タのレコードIDが記載される。責任表示レコードのス
キーマを図9に示す。図9において、責任表示レコード
のスキーマ900は、上記表題レコードと同様に、整数
型の「1.レコードID」と文字列型の「2.表題」の
フィールドを含む。「1.レコードID」の値が、
「9.責任表示ID」に記載されることになる。
【0066】このように、図7において示した同一の構
造のスキーマにより、NC書誌データおよびVOL書誌
データさらには分割書誌データも表現することができ
る。分割書誌データの内容については、後述する。
【0067】つぎに、具体的にデータを入力した場合の
階層化の内容について説明する。図10は、本実施の形
態による図書館情報管理システムのNC書誌データ10
00と、VOL書誌データ1010と、表題データ10
20と、責任表示データ1030との関係を示す説明図
である。図10においては、NC書誌データ1000
(レコードID=1)が1つのVOL書誌データ101
0(レコードID=2)を所有する場合の階層の状態を
示すものである。また、表題データ1020のレコード
IDは「100」であり、責任表示データ1030のレ
コードIDは「1000」である。
【0068】NC書誌データ1000の「1.レコード
ID」には「1」が自動的に付与され、「2.書誌種
類」には、NC書誌データを示す「n」が記載される。
また、「3.NC書誌ID」にも「1」が自動的に付与
される。また、「4.VOL書誌ID」には、子の関係
にあるVOL書誌データ1010のレコードIDである
「2」が記載される。また、「5.順番」、「6.IS
BN」、「7.巻次等」には、NC書誌データであるの
で、それぞれ「null」が記載される。また、「8.
表題ID」には、表題データのレコードIDである「1
00」が記載される。また、「責任表示ID」には、責
任表示データのレコードIDである「1000」が記載
される。
【0069】また、VOL書誌データ1010の「1.
レコードID」には「2」が自動的に付与され、「2.
書誌種類」には、VOL書誌データを示す「v」が記載
される。また、「3.NC書誌ID」は親のNC書誌I
D1000と同一の「1」が記載される。また、「4.
VOL書誌ID」には、兄弟関係にある他のVOL書誌
データが存在しないので、親の関係にあるNC書誌デー
タ1000のレコードIDである「1」が記載される。
【0070】「5.順番」には、VOL書誌データが1
つだけなので当然「1」が記載され、「6.ISBN」
には当該図書固有のISBNである「12345678
90」が記載される。また、「7.巻次等」には、巻次
を示すデータである「第1巻」が記載される。
【0071】また、「8.表題ID」、「9.責任表示
ID」には、VOL書誌データであるので、ともに「n
ull」が記載される。「8.表題ID」、「9.責任
表示ID」については、NC書誌データ1000にのみ
記載され、VOL書誌データ1010に記載されないこ
とにより、シリーズもの等の場合に表題や著者名は重複
し、データ全体が冗長となることを防止することができ
る。
【0072】また、表題データ1020の「1.レコー
ドID」には、「100」が自動的に付与され、「2.
表題」には、図書の表題のデータである「計算機工学入
門」が記載される。
【0073】また、責任表示データ1030の「1.レ
コードID」には、「1000」が自動的に付与され、
「2.責任表示」には、責任表示に関するデータである
「山田一郎」が記載される。
【0074】このようなデータ構成において、NC書誌
データ1000(レコードID=1)は、VOL書誌デ
ータ1010(レコードID=2)を持つので、レコー
ドID=2の書誌データが、子となるVOL書誌データ
であることがわかる。また、VOL書誌データ1010
(レコードID=2)の「4.VOL書誌ID」は
「1」であり、レコードID=1の書誌データは、上述
のとおり、VOL書誌データ1010の親であるNC書
誌データ1000である。
【0075】このように、VOL書誌データのVOL書
誌IDには自信の親に再帰するようにその値が記載され
ている。これにより、NC書誌データ1000は、子で
あるVOL書誌データが1つしかないことを認識する。
【0076】図11は、本実施の形態による図書館情報
管理システムのNC書誌データ1000と、VOL書誌
データ1010と、表題データ1020と、責任表示デ
ータ1030との関係を示す別の説明図である。
【0077】図10においては、NC書誌データ100
0(レコードID=1)が1つのVOL書誌データ10
10(レコードID=2)を所有する場合の階層の状態
を示すものであったが、図11においては、NC書誌デ
ータ1100(レコードID=1)が複数のVOL書誌
データ1111〜1199(レコードID=2〜x)を
所有する場合の階層の状態を示すものである。なお、表
題データおよび責任表示データについては図10と同様
の構成であるのでその図示および説明は省略する。
【0078】NC書誌データ1100(レコードID=
1)の「4.VOL書誌ID」には「2」が記載されて
おり、これは、「5.順番=1」であるVOL書誌デー
タ1101のレコードIDを示している。また、VOL
書誌データ1101(レコードID=2)の「4.VO
L書誌ID」には「3」が記載されており、これは、
「5.順番=2」であるVOL書誌データ1102のレ
コードIDを示している。
【0079】また、「5.順番」が最後であるVOL書
誌データ1199(レコードID=x)の「4.VOL
書誌ID」には「1」が記載されており、これは、親で
あるNC書誌データ1100のレコードIDを示してい
る。これにより、親のNC書誌データ1100へ再帰す
ることになる。
【0080】また、「5.順番」はVOL書誌データに
のみ関係がある。たとえば、あるNC書誌データが所有
するVOL書誌データを一覧として表示する場合に参照
する値であり、この値が1のときはそのVOL書誌デー
タを1番目に表示等することを意味する。
【0081】このように、「5.VOL書誌ID」を順
にたどることにより、NC書誌データは、自身が所有す
るVOL書誌データの総数とその表示順を認識すること
ができる。
【0082】つぎに、階層化状態認識部512がVOL
書誌データの数を認識する認識処理について説明する。
図12は、本実施の形態の図書館情報管理システムによ
る階層化状態認識部512の認識処理の手順を示すフロ
ーチャートである。図12のフローチャートにおいて、
まず、NC書誌データを読み出す(ステップS120
1)。つぎに、読み出したNC書誌データのVOL書誌
IDをチェックする(ステップS1202)。
【0083】VOL書誌IDをチェックした結果、VO
L書誌IDに記載されている値と同一の値のレコードI
Dが付与されたVOL書誌データを読み出す(ステップ
S1203)とともに、読み出されたVOL書誌データ
のレコードIDを所定の記憶領域(たとえば、RAM4
03、HD405、FD407等)に記憶する(ステッ
プS1204)。
【0084】つぎに、読み出されたVOL書誌データの
VOL書誌IDをチェックする(ステップS120
5)。VOL書誌IDをチェックした結果、VOL書誌
IDに記載されている値と上記NC書誌データのレコー
ドIDの値とが一致するか否かを判断する(ステップS
1206)。
【0085】ステップS1206において、VOL書誌
IDに記載されている値と上記NC書誌データのレコー
ドIDの値とが一致しない場合(ステップS1206否
定)は、さらに別のVOL書誌データが存在することを
意味するため、図示は省略するが、所定のカウンターを
+1アップした(ステップS1207)後、ステップS
1203へ移行する。以後、ステップS1203〜S1
207を繰り返しおこなう。
【0086】一方、ステップS1206において、VO
L書誌IDに記載されている値と上記NC書誌データの
レコードIDの値とが一致する場合(ステップS120
6肯定)は、当該VOL書誌データが最後のVOL書誌
データであることを意味するため、それまでカウントし
てきたカウンターの値を出力し(ステップS120
8)、認識処理は終了する。
【0087】出力されたカウンターの値を見ることによ
り、当該NC書誌データがいくつのVOL書誌データを
所有しているかがわかる。また、ステップS1204に
おいて所定の記憶領域に記憶したレコードIDを参照す
れば、どのVOL書誌データが当該NC書誌データによ
って所有されているか、さらに、その表示順もわかる。
【0088】つぎに、所蔵データについて説明する。図
13は、所蔵レコードのスキーマを示す説明図である。
図13において、所蔵データ1300は、「1.レコー
ドID」のフィールドと、「2.書誌ID」のフィール
ドと、「3.予算」のフィールドと、「4.所在」のフ
ィールドを含む構成となっている。各データ型は、
「1.レコードID」および「2.書誌ID」のフィー
ルドが「整数型(integer)」であり、「3.予
算」および「4.所在」のフィールドが「文字列型(c
har)である。
【0089】「1.レコードID」には、所蔵データご
との識別番号が自動的に付与される。「2.書誌ID」
には、リンク先の書誌データ(VOL書誌データ、分割
書誌データ)のレコードIDが記載される。
【0090】「3.予算」には、所属や個人名に関する
データが記載される。別途、予算レコードと予算データ
を作成すれば、そのコード値を入れることにより予算の
管理をすることができる。「4.所在」には、配架先に
関するデータが記載される。別途、所在レコードと所在
データを作成すれば、そのコード値を入れることにより
所在(配架先)に関するデータの管理をすることができ
る。
【0091】つぎに、分割書誌データの内容について説
明する。図14は、本実施の形態による図書館情報管理
システムの別の構成を示す機能ブロック図である。図1
4において、図書館情報管理システムは、書誌データ記
憶部510と、記載部1401と、認識部1402とか
ら構成され、さらに、書誌データ記憶部510はNC書
誌に関するNC書誌データ511と、VOL書誌に関す
るVOL書誌データ512と、さらに分割書誌データ1
400とを記憶する。
【0092】NC書誌データ511およびVOL書誌デ
ータ512については、図5の機能ブロック図において
説明したとおりであるので、その説明は省略する。分割
書誌データ1400は、出版物理単位ごとに共通のデー
タをまとめた書誌単位に相当するNC書誌データ511
および出版物理単位ごと異なるデータをまとめた出版物
理単位に相当するVOL書誌データ512と同一の構造
のスキーマにより表現される。
【0093】記載部1401は、書誌データ記憶部51
0により記憶された分割書誌データ1400に対して、
分割書誌レコードの所定スキーマのうちNC書誌データ
511とVOL書誌データ512とを階層化するための
値を記載する所定フィールドにnullを記載する。ま
た、認識部1402は、記載部1301により記載され
たnullを認識する。これにより、当該書誌データが
分割書誌データであるか否かを判断する。
【0094】図15は、本実施の形態による図書館情報
管理システムの分割書誌データNC書誌データ1510
と、表題データ1520と、責任表示データ1530と
の関係を示す説明図である。図15においては、分割書
誌データ1500の「1.レコードID」には「1」が
自動的に付与され、「2.書誌種類」には、分割書誌デ
ータを示す「null」が記載される。また、「3.N
C書誌ID」にも、NC書誌とは関連がないので、「n
ull」が自動的に付与される。また、「4.VOL書
誌ID」にも、階層関係を持たないので、同様に「nu
ll」が記載される。また、「5.順番」にも同様に
「null」が記載される。
【0095】「6.ISBN」には当該図書固有のIS
BNである「1234567890」が記載される。ま
た、「7.巻次等」には、巻次を示すデータである「第
1巻」が記載される。また、「8.表題ID」には、表
題データのレコードIDである「100」が記載され
る。また、「責任表示ID」には、責任表示データのレ
コードIDである「1000」が記載される。
【0096】また、表題データ1020の「1.レコー
ドID」には、「100」が自動的に付与され、「2.
表題」には、図書の表題のデータである「計算機工学入
門」が記載される。また、責任表示データ1030の
「1.レコードID」には、「1000」が自動的に付
与され、「2.責任表示」には、責任表示に関するデー
タである「山田一郎」が記載される。
【0097】このようなデータ構成において、分割書誌
データ1500は、VOL書誌IDのデータが「nul
l」であることから、階層関係を持たないことがわか
る。
【0098】このように、図書館の運用形態によって
は、図書の書誌階層を必要としないところもある。たと
えば、発注業務はおこなわず、目録管理に限定して運用
する場合等である。このときは、NC書誌データおよび
VOL書誌データで用いた書誌レコードをそのまま利用
することにより、分割書誌データも表現することができ
る。
【0099】すなわち、VOL書誌IDに値を記載しな
い(「null」を記載する)ことにより、NC書誌デ
ータでもVOL書誌データでもない書誌データとして表
現することができ、これは、同時に、NC書誌データお
よびVOL書誌データとの共存も可能にしている。した
がって、運用形態により、すべてNC書誌データおよび
VOL書誌データとするか、さらに分割書誌データを混
在させるかを選択することができる。
【0100】つぎに、NC書誌データとVOL書誌デー
タと分割書誌データとを判別する判別処理について説明
する。図16は、本実施の形態による図書館情報管理シ
ステムのNC書誌データとVOL書誌データと分割書誌
データとを判別する判別処理の手順を示すフローチャー
トである。
【0101】図16のフローチャートにおいて、まず、
判別の対象となっている書誌データの「4.VOL書誌
ID」が「null」であるか否かを判断する(ステッ
プS1601)。ここで、「4.VOL書誌ID」が
「null」である場合(ステップS1601肯定)
は、つぎに、「2.書誌種類」が「null」であるか
否かを判断する(ステップS1602)。
【0102】ここで、「2.書誌種類」が「null」
でなかった場合(ステップS1602否定)、入力エラ
ーであるので、ステップS1608へ移行し、エラー出
力をおこなう。ステップS1602において、「2.書
誌種類」が「null」である場合(ステップS160
2肯定)は、分割書誌データであると判断し(ステップ
S1603)、処理は終了する。
【0103】一方、ステップS1601において、
「4.VOL書誌ID」が「null」でない場合(ス
テップS1601否定)は、つぎに、「2.書誌種類」
のデータが「n」であるか否かを判断する(ステップS
1604)。ここで、「2.書誌種類」のデータが
「n」である場合(ステップS1604肯定)は、NC
書誌データであると判断し(ステップS1605)、処
理を終了する。
【0104】また、ステップS1604において、
「2.書誌種類」のデータが「n」でない場合(ステッ
プS1604否定)は、つぎに、「2.書誌種類」のデ
ータが「v」であるか否かを判断する(ステップS16
06)。ここで、「2.書誌種類」のデータが「v」で
ある場合(ステップS1606肯定)は、VOL書誌デ
ータであると判断し(ステップS1607)、処理を終
了する。
【0105】ステップS1606において、「2.書誌
種類」のデータが「v」でない場合(ステップS160
6否定)は、入力エラーであるので、エラー出力をおこ
ない(ステップS1608)、すべての処理を終了す
る。
【0106】以上説明したように、本実施の形態の発明
によれば、分割書誌データを用いる代わりに、NC書誌
データとVOL書誌データを用い、NC書誌データとV
OL書誌データを階層化し、同一書誌スキーマでNC−
VOLの階層を表現することができ、これにより、図書
館情報管理業務、特に目録作成業務251を効率的にお
こなうことができる。
【0107】また、NC書誌データを検索するだけで、
NC書誌データとVOL書誌データとの関係(たとえ
ば、NC書誌データは、子であるVOL書誌データが1
つしかないことや、VOL書誌データの所定フィールド
を順にたどることで、NC書誌データが所有するVOL
書誌データの総数とその表示順)を容易に認識すること
ができ、これにより、図書館情報管理業務、特に目録検
索業務254や、購入調査業務258、発注業務25
9、受入業務260等の業務を効率的におこなうことが
できる。
【0108】さらに、図書館の運用形態(たとえば、発
注業務はおこなわず、目録管理に限定して運用する場合
等)によって、図書の書誌階層を必要としない場合に、
NC書誌データおよびVOL書誌データで用いた書誌レ
コードをそのまま利用することにより、分割書誌データ
も表現することができる。
【0109】なお、本実施の形態で説明したデータ入力
方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル
コンピュータやワークステーション等のコンピュータで
実行することにより実現される。このプログラムは、ハ
ードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、M
O、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体
に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出
されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介してまたはネットワークを介して
配布することができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書
誌単位に相当するデータであって所定スキーマにより表
現されるNC書誌データと、出版物理単位ごと異なるデ
ータをまとめた出版物理単位に相当するデータであって
前記所定スキーマと同一構造のスキーマにより表現され
るVOL書誌データと、を記憶する書誌データ記憶手段
と、前記書誌データ記憶手段により記憶されたNC書誌
データに対して前記書誌記憶手段により記憶された1つ
または複数のVOL書誌データを階層化する階層化手段
と、を備えているため、分割書誌データを用いる代わり
に、NC書誌データとVOL書誌データを用い、NC書
誌データとVOL書誌データを階層化し、同一書誌スキ
ーマでNC−VOLの階層を表現することにより、図書
館情報を効果的に管理することが可能な図書館情報管理
システムが得られるという効果を奏する。
【0111】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明において、前記階層化手段が、前記所定スキーマ
のうちの所定フィールドの値として前記NC書誌データ
または前記VOL書誌データのレコードIDの値を記載
するレコードID記載手段と、前記レコードID記載手
段により記載されたレコードIDの値に基づいて前記N
C書誌データと前記VOL書誌データとの階層状態を認
識する階層状態認識手段と、を備えているため、NC書
誌データを検索するだけで、NC書誌データとVOL書
誌データとの関係を容易に認識できることにより、図書
館情報を効果的に管理することが可能な図書館情報管理
システムが得られるという効果を奏する。
【0112】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の発明において、前記NC書誌データに対して階層化の
対象となるVOL書誌データが1つ存在する場合に、前
記レコードID記載手段が、前記NC書誌データの前記
所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記V
OL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記VO
L書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィール
ドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値を
記載するため、NC書誌データを検索するだけで、NC
書誌データとVOL書誌データとの関係(NC書誌デー
タは、子であるVOL書誌データが1つしかないこと)
を容易に認識できることにより、図書館情報を効果的に
管理することが可能な図書館情報管理システムが得られ
るという効果を奏する。
【0113】また、請求項4の発明によれば、請求項2
の発明において、前記NC書誌データに対して階層化の
対象となるVOL書誌データが複数存在する場合に、複
数存在する前記VOL書誌データを順序付けする順序付
け手段を備え、前記レコードID記載手段が、前記NC
書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィールド
の値として前記順序付け手段により最初に順序付けされ
たVOL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記
VOL書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィ
ールドの値として前記順序付け手段によりつぎに順序付
けされたVOL書誌データのレコードIDの値を記載
し、前記順序付け手段により最後に順序付けされたVO
L書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィール
ドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値を
記載するため、NC書誌データを検索し、VOL書誌デ
ータの所定フィールドを順にたどることで、NC書誌デ
ータが所有するVOL書誌データの総数とその表示順を
認識できることにより、図書館情報を効果的に管理する
ことが可能な図書館情報管理システムが得られるという
効果を奏する。
【0114】また、請求項5の発明によれば、出版物理
単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に相当する
NC書誌データおよび出版物理単位ごと異なるデータを
まとめた出版物理単位に相当するVOL書誌データと同
一の構造のスキーマにより表現される分割書誌データを
記憶する書誌データ記憶手段と、前記書誌データ記憶手
段により記憶された分割書誌データに対して、前記所定
スキーマのうち前記NC書誌データと前記VOL書誌デ
ータを階層化するための値を記載する所定フィールドに
nullを記載する記載手段と、前記記載手段により記
載されたnullを認識する認識手段と、を備えている
ため、図書館の運用形態(たとえば、発注業務はおこな
わず、目録管理に限定して運用する場合等)によって、
図書の書誌階層を必要としない場合に、NC書誌データ
およびVOL書誌データで用いた書誌レコードをそのま
ま利用することにより、分割書誌データも表現すること
ができることにより、図書館情報を効果的に管理するこ
とが可能な図書館情報管理システムが得られるという効
果を奏する。
【0115】また、請求項6の発明によれば、出版物理
単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に相当する
データであって所定スキーマにより表現されるNC書誌
データと、出版物理単位ごと異なるデータをまとめた出
版物理単位に相当するデータであって前記所定スキーマ
と同一構造のスキーマにより表現されるVOL書誌デー
タと、を記憶する書誌データ記憶工程と、前記書誌デー
タ記憶工程よりに記憶されたNC書誌データに対して前
記書誌記憶手段により記憶された1つまたは複数のVO
L書誌データを階層化する階層化工程と、を含んでいる
ため、NC書誌データを検索するだけで、NC書誌デー
タとVOL書誌データとの関係を容易に認識できること
により、図書館情報を効果的に管理することが可能な図
書館情報管理方法が得られるという効果を奏する。
【0116】また、請求項7の発明によれば、請求項6
の発明において、前記階層化工程が、前記所定スキーマ
のうちの所定フィールドの値として前記NC書誌データ
または前記VOL書誌データのレコードIDの値を記載
するレコードID記載工程と、前記レコードID記載工
程により記載されたレコードIDの値に基づいて前記N
C書誌データと前記VOL書誌データとの階層状態を認
識する階層状態認識工程と、を含んでいるため、NC書
誌データを検索するだけで、NC書誌データとVOL書
誌データとの関係を容易に認識できることにより、図書
館情報を効果的に管理することが可能な図書館情報管理
方法が得られるという効果を奏する。
【0117】また、請求項8の発明によれば、請求項7
の発明において、前記NC書誌データに対して階層化の
対象となるVOL書誌データが1つ存在する場合に、前
記レコードID記載工程が、前記NC書誌データの前記
所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記V
OL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記VO
L書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィール
ドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値を
記載するため、NC書誌データを検索するだけで、NC
書誌データとVOL書誌データとの関係(NC書誌デー
タは、子であるVOL書誌データが1つしかないこと)
を容易に認識できることにより、図書館情報を効果的に
管理することが可能な図書館情報管理方法が得られると
いう効果を奏する。
【0118】また、請求項9の発明によれば、請求項7
の発明において、前記NC書誌データに対して階層化の
対象となるVOL書誌データが複数存在する場合に、複
数存在する前記VOL書誌データを順序付けする順序付
け工程を含み、前記レコードID記載工程が、前記NC
書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィールド
の値として前記順序付け工程により最初に順序付けされ
たVOL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記
VOL書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィ
ールドの値として前記順序付け工程によりつぎに順序付
けされたVOL書誌データのレコードIDの値を記載
し、前記順序付け工程により最後に順序付けされたVO
L書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィール
ドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値を
記載するため、NC書誌データを検索し、VOL書誌デ
ータの所定フィールドを順にたどることで、NC書誌デ
ータが所有するVOL書誌データの総数とその表示順を
認識できることにより、図書館情報を効果的に管理する
ことが可能な図書館情報管理方法が得られるという効果
を奏する。
【0119】また、請求項10の発明によれば、図書の
発注受入情報、図書の目録管理情報等の図書館情報を管
理する図書館情報管理方法において、出版物理単位ごと
に共通のデータをまとめた書誌単位に相当するNC書誌
データおよび出版物理単位ごと異なるデータをまとめた
出版物理単位に相当するVOL書誌データと同一の構造
のスキーマにより表現される分割書誌データを記憶する
書誌データ記憶工程と、前記書誌データ記憶工程により
記憶された分割書誌データに対して、前記所定スキーマ
のうち前記NC書誌データと前記VOL書誌データを階
層化するための値を記載する所定フィールドにnull
を記載する記載工程と、前記記載手段により記載された
nullを認識する認識工程と、を含んでいるため、図
書館の運用形態(たとえば、発注業務はおこなわず、目
録管理に限定して運用する場合等)によって、図書の書
誌階層を必要としない場合に、NC書誌データおよびV
OL書誌データで用いた書誌レコードをそのまま利用す
ることにより、分割書誌データも表現することができる
ことにより、図書館情報を効果的に管理することが可能
な図書館情報管理方法が得られるという効果を奏する。
【0120】また、請求項11の発明に係る記憶媒体
は、請求項6〜10に記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項6
〜10の動作をコンピュータによって実現することが可
能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態による図書館情報管理
システム全体の構成を示す説明図である。
【図2】本実施の形態による図書館情報管理システムの
各サブシステムと図書館情報管理の業務との関係を示す
説明図である。
【図3】本実施の形態による図書館情報管理システムの
データベースの構成を示す説明図である。
【図4】本実施の形態による図書館情報管理システムの
図書管理サーバーのハードウエア構成を示すブロック図
である。
【図5】本実施の形態による図書館情報管理システムの
構成を示す機能ブロック図である。
【図6】本実施の形態による図書館情報管理システムの
書誌階層を示す説明図である。
【図7】本実施の形態による図書館情報管理システムの
書誌レコードのスキーマの一例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態による図書館情報管理システムの
表題レコードのスキーマの一例を示す説明図である。
【図9】本実施の形態による図書館情報管理システムの
責任表示レコードのスキーマの一例を示す説明図であ
る。
【図10】本実施の形態による図書館情報管理システム
のNC書誌データと、VOL書誌データと、表題データ
と、責任表示データとの関係を示す説明図である。
【図11】本実施の形態による図書館情報管理システム
のNC書誌データとVOL書誌データとの関係を示す説
明図である。
【図12】本実施の形態による図書館情報管理システム
の階層化状態認識部の認識処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】本実施の形態による図書館情報管理システム
の所蔵レコードのスキーマの一例を示す説明図である。
【図14】本実施の形態による図書館情報管理システム
の別の構成を示す機能ブロック図である。
【図15】本実施の形態による図書館情報管理システム
の分割書誌データNC書誌データと、表題データと、責
任表示データとの関係を示す説明図である。
【図16】本実施の形態による図書館情報管理システム
のNC書誌データとVOL書誌データと分割書誌データ
とを判別する判別処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図17】従来技術による図書館情報管理システムの図
書情報の書誌階層を示す説明図である。
【符号の説明】
100 学術情報センター 110 図書館 111,121,141,151 ワークステーション
(WS) 112,132,142,152 パーソナルコンピュ
ータ(PC) 113 図書管理サーバー 114 図書検索サーバー 117 業務用データベース 118 検索用データベース 120 サテライトライブラリ 130 事務室 140 計算機演習室 150 研究室 200 基本(目録管理)システム 201 図書検索システム 202 閲覧システム 203 発注受入システム 204 雑誌管理システム 205 蔵書点検システム 401 CPU 405 HD 407 FD 408 ディスプレイ 409 インターフェイス(I/F) 410 通信回線 411 キーボード 412 マウス 413 スキャナ 414 バーコードリーダ 510 書誌データ記憶部 511,600,650 NC書誌データ 512 610,660〜662 VOL書誌データ 520 階層化部 521 レコードID記載部 522 階層状態認識部 620,670 表題データ 630,680 責任表示データ 700 書誌レコードのスキーマ 800 表題レコードのスキーマ 900 責任表示レコードのスキーマ 1300 所蔵レコードのスキーマ 1400 分割書誌データ 1401 記載部 1402 認識部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図書の発注受入情報、図書の目録管理情
    報等の図書館情報を管理する図書館情報管理システムに
    おいて、 出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に
    相当するデータであって所定スキーマにより表現される
    NC書誌データと、出版物理単位ごと異なるデータをま
    とめた出版物理単位に相当するデータであって前記所定
    スキーマと同一構造のスキーマにより表現されるVOL
    書誌データと、を記憶する書誌データ記憶手段と、 前記書誌データ記憶手段により記憶されたNC書誌デー
    タに対して前記書誌記憶手段により記憶された1つまた
    は複数のVOL書誌データを階層化する階層化手段と、 を備えたことを特徴とする図書館情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記階層化手段は、 前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前
    記NC書誌データまたは前記VOL書誌データのレコー
    ドIDの値を記載するレコードID記載手段と、 前記レコードID記載手段により記載されたレコードI
    Dの値に基づいて前記NC書誌データと前記VOL書誌
    データとの階層状態を認識する階層状態認識手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の図書館情報
    管理システム。
  3. 【請求項3】 前記NC書誌データに対して階層化の対
    象となるVOL書誌データが1つ存在する場合に、 前記レコードID記載手段は、前記NC書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    VOL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記V
    OL書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィー
    ルドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値
    を記載することを特徴とする請求項2に記載の図書館情
    報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記NC書誌データに対して階層化の対
    象となるVOL書誌データが複数存在する場合に、 複数存在する前記VOL書誌データを順序付けする順序
    付け手段を備え、 前記レコードID記載手段は、前記NC書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    順序付け手段により最初に順序付けされたVOL書誌デ
    ータのレコードIDの値を記載し、前記VOL書誌デー
    タの前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値とし
    て前記順序付け手段によりつぎに順序付けされたVOL
    書誌データのレコードIDの値を記載し、前記順序付け
    手段により最後に順序付けされたVOL書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    NC書誌データのレコードIDの値を記載することを特
    徴とする請求項2に記載の図書館情報管理システム。
  5. 【請求項5】 図書の発注受入情報、図書の目録管理情
    報等の図書館情報を管理する図書館情報管理システムに
    おいて、 出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に
    相当するNC書誌データおよび出版物理単位ごと異なる
    データをまとめた出版物理単位に相当するVOL書誌デ
    ータと同一の構造のスキーマにより表現される分割書誌
    データを記憶する書誌データ記憶手段と、 前記書誌データ記憶手段により記憶された分割書誌デー
    タに対して、前記所定スキーマのうち前記NC書誌デー
    タと前記VOL書誌データを階層化するための値を記載
    する所定フィールドにnullを記載する記載手段と、 前記記載手段により記載されたnullを認識する認識
    手段と、 を備えたことを特徴とする図書館情報管理システム。
  6. 【請求項6】 図書の発注受入情報、図書の目録管理情
    報等の図書館情報を管理する図書館情報管理方法におい
    て、出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単
    位に相当するデータであって所定スキーマにより表現さ
    れるNC書誌データと、出版物理単位ごと異なるデータ
    をまとめた出版物理単位に相当するデータであって前記
    所定スキーマと同一構造のスキーマにより表現されるV
    OL書誌データと、を記憶する書誌データ記憶工程と、 前記書誌データ記憶工程よりに記憶されたNC書誌デー
    タに対して前記書誌記憶手段により記憶された1つまた
    は複数のVOL書誌データを階層化する階層化工程と、 を含んだことを特徴とする図書館情報管理方法。
  7. 【請求項7】 前記階層化工程は、 前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前
    記NC書誌データまたは前記VOL書誌データのレコー
    ドIDの値を記載するレコードID記載工程と、 前記レコードID記載工程により記載されたレコードI
    Dの値に基づいて前記NC書誌データと前記VOL書誌
    データとの階層状態を認識する階層状態認識工程と、 を含んだことを特徴とする請求項6に記載の図書館情報
    管理方法。
  8. 【請求項8】 前記NC書誌データに対して階層化の対
    象となるVOL書誌データが1つ存在する場合に、 前記レコードID記載工程は、前記NC書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    VOL書誌データのレコードIDの値を記載し、前記V
    OL書誌データの前記所定スキーマのうちの所定フィー
    ルドの値として前記NC書誌データのレコードIDの値
    を記載することを特徴とする請求項7に記載の図書館情
    報管理方法。
  9. 【請求項9】 前記NC書誌データに対して階層化の対
    象となるVOL書誌データが複数存在する場合に、 複数存在する前記VOL書誌データを順序付けする順序
    付け工程を含み、 前記レコードID記載工程は、前記NC書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    順序付け工程により最初に順序付けされたVOL書誌デ
    ータのレコードIDの値を記載し、前記VOL書誌デー
    タの前記所定スキーマのうちの所定フィールドの値とし
    て前記順序付け工程によりつぎに順序付けされたVOL
    書誌データのレコードIDの値を記載し、前記順序付け
    工程により最後に順序付けされたVOL書誌データの前
    記所定スキーマのうちの所定フィールドの値として前記
    NC書誌データのレコードIDの値を記載することを特
    徴とする請求項7に記載の図書館情報管理方法。
  10. 【請求項10】 図書の発注受入情報、図書の目録管理
    情報等の図書館情報を管理する図書館情報管理方法にお
    いて、 出版物理単位ごとに共通のデータをまとめた書誌単位に
    相当するNC書誌データおよび出版物理単位ごと異なる
    データをまとめた出版物理単位に相当するVOL書誌デ
    ータと同一の構造のスキーマにより表現される分割書誌
    データを記憶する書誌データ記憶工程と、 前記書誌データ記憶工程により記憶された分割書誌デー
    タに対して、前記所定スキーマのうち前記NC書誌デー
    タと前記VOL書誌データを階層化するための値を記載
    する所定フィールドにnullを記載する記載工程と、 前記記載手段により記載されたnullを認識する認識
    工程と、 を含んだことを特徴とする図書館情報管理方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項6〜10に記載された方法
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053818A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 図書館管理方法および図書館管理装置
KR101563628B1 (ko) 2015-05-20 2015-10-27 (주)비알네트콤 도서 서지정보 오류 검출 방법, 오류 검출 장치 및 오류 검출 시스템

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