JP2000065689A - 車両用検査ライン装置 - Google Patents

車両用検査ライン装置

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JP2000065689A
JP2000065689A JP10233227A JP23322798A JP2000065689A JP 2000065689 A JP2000065689 A JP 2000065689A JP 10233227 A JP10233227 A JP 10233227A JP 23322798 A JP23322798 A JP 23322798A JP 2000065689 A JP2000065689 A JP 2000065689A
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JP
Japan
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inspection
inspector
vehicle
floor
slope plate
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JP10233227A
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English (en)
Inventor
Isamu Asao
勇 浅生
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の検査ライン装置において,検査員のた
めの広い作業空間確保しつゝ,検査ラインの延長を少な
く抑える。 【解決手段】 一端に登り勾配の入口スロープ板2,他
端に下り勾配の出口スロープ板3を備えた検査台1を検
査ラインLに沿って床Fの上方に設置し,この検査台1
に作業孔4を設ける一方,この作業孔4の下方の床Fに
形成した作業ピット5の底部に,検査員Mを乗せてその
上半身を床F上に露出させ得るリフタ7を設置する。作
業ピット5内の検査員Mの上半身周囲の床F上空間を広
い作業空間とすることができる。また作業ピット5の存
在により検査台1を比較的低く配置できるので,入口及
び出口スロープ板2,3は比較的短いもので足り,検査
ラインの延長を少なく抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自動車その他の車
両の組立工場において,組立完了の車両の特に車輪や懸
架装置などの足まわりを検査及び調整するのに好適な検
査ライン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝる車両用検査ライン装置は,
検査ラインに沿って床に,検査員が全身を入れて作業す
る作業ピットを形成し,この作業ピットを覆うように,
床と面一の検査台を設け,作業ピットに入った検査員が
検査台に乗った車両の足周りの検査及び調整を検査台の
作業孔を通して行い得るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では,検
査台が床と面一であるから,車両の検査台への進入及び
退出が容易である利点がある反面,検査員が全身を入れ
る作業ピットでは,検査員の作業空間を大きく確保する
ことが困難であるという欠点がある。
【0004】そこで,検査員の作業空間を大きく得るた
め,一端に登り勾配の入口スロープ板,他端に下り勾配
の出口スロープ板を備えた検査台を,その入口スロープ
板を検査ラインの上流側に向けて床に設置することが考
えられるが,そうする場合には,検査台を検査員の略身
長の高さ位置に配置しなければならないから,その両端
のスロープ板は,車両の検査台へのスムーズな進入,退
出を可能にするため,充分に長く形成する必要があり,
それだけ余分に検査ラインを延長することを余儀なくさ
れる。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,検査員の作業空間を充分に確保しつゝ検査ライン
の延長を少なく抑えることができるような車両用検査ラ
イン装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,一端に登り勾配の入口スロープ板,他端
に下り勾配の出口スロープ板を備えた検査台を検査ライ
ンに沿って床の上方に設置し,この検査台に,その台上
に乗った車両を検査するための作業孔を設ける一方,こ
の作業孔の下方の床に作業ピットを形成し,この作業ピ
ットの底部に,検査員を乗せてその検査員の上半身を床
上に露出させ得るリフタを設置したことを特徴とする。
【0007】而して,自走して検査ラインに入った車両
は,入口スロープ板を登り,検査台上の定位置につく。
一方,作業ピットに入った検査員は床の上方に上半身を
出して,検査台上の車両の足周りの検査及び調整を行
う。
【0008】検査及び調整を完了した車両は,再び自走
して出口スロープ板を下り,検査ラインから退出すると
ころで,作業ピットに入った検査員は床の上方に上半身
を出すので,その周囲の床上空間が広い作業空間となる
から,この作業空間を利用して検査員は,上記検査及び
調整の作業を容易に行うことができる。
【0009】また検査台は,作業ピットの存在により比
較的低いもので足り,それに伴い入口スロープ板及び出
口スロープ板の長さも短くなるから,その設備費を低く
抑えることができるのみならず,上記スロープ板による
検査ラインの延長は僅かで済む。
【0010】さらに検査員の身長や車両の検査箇所に応
じてリフタを昇降調節することにより,検査員と検査箇
所との間の距離を調節することができ,作業性の更なる
向上に寄与し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】図1は本発明の実施例に係る自動車用検査
ライン装置の平面図,図2は図1の2−2線断面図,図
3は図1の3部拡大図,図4は図3の4−4線断面図,
図5は図3の5−5線断面図である。
【0013】先ず,図1及び図2において,参照符号L
は自動車工場における組立ラインの出口に連なる検査ラ
インであり,こゝで組立完了の自動車の検査が行われ
る。この検査ラインLに沿って帯状の検査台1が配設さ
れる。検査台1は,工場の床Fに立設した多数の支柱
9,9…の上端に支持される。そして,この検査台1の
一端には,検査ラインLの入口となる登り勾配の入口ス
ロープ板2が,またその他端には,検査ラインLの出口
となる下り勾配の出口スロープ板3がそれぞれ一体に連
設される。また検査台1の長手方向中央部一側には,床
Fに至る階段15が設けられる。
【0014】検査台1上には,検査ラインLの上流側か
ら第1検査ステーションS1 ,第2検査ステーションS
2 及び第3検査ステーションS3 が設定される。
【0015】図2,図4及び図5に示すように,第1検
査ステーションS1 及び第3検査ステーションS3
は,検査台1に作業孔4,4が設けられると共に,これ
ら作業孔4,4に対応する作業ピット5,5と,各ピッ
ト5,5への出入りのための階段6,6とが床Fに形成
される。これら作業ピット5,5の底部には,検査員M
を乗せるリフタ7,7がそれぞれ設置される。これらリ
フタ7,7は,それに乗った検査員Mによる操作により
検査員の足場を昇降し得るようになっている。
【0016】以上において,各作業ピット5は,リフタ
7に乗った検査員Mが上半身を床Fから露出させ得る深
さに形成され,また検査台1は,検査員Mの身長の略2
分の1に相当する高さに配置される。
【0017】また第1検査ステーションS1 の検査台1
下の床Fには,自動車Vを乗せてその車輪アライメント
を測定する車輪アライメント検査装置8が作業孔4に臨
んで設置される。この車輪アライメント検査装置8の保
守,点検のために,検査台1の,作業孔4を有すると共
に車輪アライメント検査装置8を覆う部分1aが取外し
可能になっている。
【0018】第2検査ステーションS2 の検査台1に
は,前後に車両のための入口10a及び出口10bを有
するブース10が設けられると共に,その下部の床F
に,自動車Vを乗せてその動力性能を試験する動力検査
装置11と,試験中,その自動車Vの排ガスを捕集する
排ガス捕集ダクト12が設置される。排ガス捕集ダクト
12の入口部分は,検査台1の上方へ突出する使用位置
と,検査台1の下方に後退する格納位置との間を移動し
得るようになっている。
【0019】また第3検査ステーションS3 において
は,自動車Vを定位置に誘導する左右一対のガイドレー
ル13が検査台1に敷設され,また自動車Vのヘッドラ
ンプの光軸を検査する光軸検査装置14が床F上に設置
されると共に,それの開閉式光軸検査板14aが検査台
1上に配置される。
【0020】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0021】図示しない組立ラインで組立を完了した自
動車Vは,自走して検査ラインLに入り,入口スロープ
板2を登って,先ず検査台1の第1検査ステーションS
1 の車輪アライメント検査装置8に乗って停止する。こ
のとき,第1検査ステーションS1 の作業ピット5内で
は,検査員Mがリフタ7に乗って待機しており,その検
査員Mがアライメント検査装置8により,自動車Vの車
輪アライメントが適正であるか否かを検査し,適正でな
いときはその修正を行う。その際,検査員Mは,自己の
身長や自動車Vの検査,調整箇所に応じてリフタ7を昇
降させれば,検査,調整箇所との間の距離を調節でき
て,作業を容易に行うことができる。
【0022】車輪アライメントの検査を終えた自動車V
は,自走により第2検査ステーションS2 の動力検査装
置11に乗って停止する。そしてこの自動車Vのエンジ
ンを諸条件で運転して,その動力性能を動力検査装置1
1により検査し,必要に応じてエンジンの調整を行う。
【0023】動力性能の検査を終えた自動車Vは,自走
により第3検査ステーションS3 の定位置へと移動す
る。そして検査台1上では,光軸検査板14a,14a
を閉じて自動車Vの前面に対向させ,それにヘッドラン
プの光線を照射してその光軸の検査及び調整を行うと共
に,自動車Vの外観を目視で検査する。また作業ピット
5では,リフタ7に乗った検査員Mが自動車Vの懸架装
置等の足周りを目視で検査する。この場合も,検査員M
は,リフタ7を昇降させることにより,チェック箇所と
の間の距離を調節できて,作業を容易に行うことができ
る。
【0024】こうした検査を終えた自動車Vは,光軸検
査板14を開いてから,自走により出口スロープ板3を
下りて,検査ラインLを出ていく。
【0025】ところで,第1,第3検査ステーションS
1 ,S3 では,各リフタ7に乗った検査員Mが各作業ピ
ット5から上半身を床F上に出すので,その上半身の周
囲の床上空間が広い作業空間となり,この作業空間を利
用して検査員Mは,所定の検査及び調整の作業を容易に
行うことができ,作業性の向上に寄与し得る。
【0026】また検査台1は,作業ピット5の存在によ
り比較的低いもので足り,それに伴い入口スロープ板及
び出口スロープ板の長さも短くなるから,その設備費を
低く抑えることができるのみならず,上記スロープ板に
よる検査ラインの延長は僅かで済む。
【0027】また検査員Mは,自己の身長や車両の検査
箇所に応じてリフタ7を昇降調節することにより,検査
箇所との間の距離を調節することができるから,作業性
の更なる向上に寄与し得る。
【0028】しかも,検査台1は,作業ピット5,5の
存在により,床Fの上方でも比較的低い位置に設置する
ことが可能となり,それに伴い入口スロープ板2及び出
口スロープ板3も短いものとなり,その上,各種検査機
器8,11,14の床Fへの設置を可能として,検査機
器用収容ピットを不要としたので,その設備費を低く抑
えることができると共に,上記両スロープ板2,3によ
る検査ラインLの延長を少なく抑えることができる。ま
た各種検査機器8,11,14の床Fへの設置により,
それら機器の保守,点検をも容易に行うことができる。
【0029】本発明は,上記各実施例に限定されるもの
ではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更
が可能である。例えば,光軸検査装置14の如き比較的
軽量な検査機器は検査台1上に設置することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,一端に登
り勾配の入口スロープ板,他端に下り勾配の出口スロー
プ板を備えた検査台を検査ラインに沿って床の上方に設
置し,この検査台に,その台上に乗った車両を検査する
ための作業孔を設ける一方,この作業孔の下方の床に作
業ピットを形成し,この作業ピットの底部に,検査員を
乗せてその検査員の上半身を床上に露出させ得るリフタ
を設置したので,作業ピットに入った検査員の上半身の
周囲に広い作業空間を確保して,検査台上の車両の足周
りの検査及び調整を行うことができ,作業性の向上に寄
与することができる。しかも,検査台は比較的低いもの
で足り,また入口スロープ板及び出口スロープ板の長さ
も短くて済むから,その設備費を低く抑えることができ
ると共に,上記両スロープ板による検査ラインの延長を
少なく抑えることができる。さらに検査員の身長や車両
の検査箇所に応じてリフタを昇降調節することにより,
検査員と検査箇所との間の距離を調節することができ,
作業性の更なる向上に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動車用検査ライン装置
の平面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の3部拡大図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図3の5−5線断面図。
【符号の説明】
F・・・・・床 L・・・・・検査ライン M・・・・・検査員 V・・・・・車両(自動車) 1・・・・・検査台 2・・・・・入口スロープ板 3・・・・・出口スロープ板 4・・・・・作業孔 5・・・・・作業ピット 7・・・・・リフタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に登り勾配の入口スロープ板
    (2),他端に下り勾配の出口スロープ板(3)を備え
    た検査台(1)を検査ライン(L)に沿って床(F)の
    上方に設置し,この検査台(1)に,その台上に乗った
    車両(V)を検査するための作業孔(4)を設ける一
    方,この作業孔(4)の下方の床(F)に作業ピット
    (5)を形成し,この作業ピット(5)の底部に,検査
    員(M)を乗せてその検査員(M)の上半身を床(F)
    上に露出させ得るリフタ(7)を設置したことを特徴と
    する,車両用検査ライン装置。
JP10233227A 1998-08-19 1998-08-19 車両用検査ライン装置 Pending JP2000065689A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264967A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Tcm Corp 産業車両の出荷検査装置および出荷検査方法
JP2013050415A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Daihatsu Motor Co Ltd 車両検査ライン
KR101475673B1 (ko) * 2013-12-20 2014-12-24 교통안전공단 차량의 지능형 하체 검사 장치
KR101602255B1 (ko) * 2014-12-09 2016-03-21 교통안전공단 자동차 하체 정밀 검사시스템

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