JP2000063192A - 時限溶出型被覆粒状肥料、及びその製造方法 - Google Patents

時限溶出型被覆粒状肥料、及びその製造方法

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JP2000063192A JP10247846A JP24784698A JP2000063192A JP 2000063192 A JP2000063192 A JP 2000063192A JP 10247846 A JP10247846 A JP 10247846A JP 24784698 A JP24784698 A JP 24784698A JP 2000063192 A JP2000063192 A JP 2000063192A
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    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 育苗箱施肥法に用いても、育苗期間における
被覆肥料からの肥料成分の溶出による濃度障害の発生が
起こらないレベルまで初期溶出抑制期間(D1)におけ
る肥料成分の溶出が抑制された時限溶出型被覆粒状肥
料、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 水分含有率が10重量%以下で、長径/
短径比が3以下である粒状フィラーを含む被膜を、芯材
肥料粒子に被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時限溶出型被覆粒状
肥料、及びその製造方法に関する。更に詳述すれば、初
期溶出抑制機能に優れた時限溶出型被覆粒状肥料、及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、作物等の栽培期間中において、施
肥等は、その適した時期が到来する毎に行うものであ
る。即ち、育苗開始時若しくは本圃への播種、移植時の
何れかの時に、栽培期間中に用いる全量若しくはその内
の大部分を一度に施肥すると、作物が濃度障害等を起こ
し、収穫できなくなる等の問題を生じる。このため、施
肥は通常栽培期間中に複数回行われる。
【0003】近年、一度の施肥で済ますことを目的とし
て、施肥後一定期間肥料成分の溶出が抑制される初期溶
出抑制期間(以後D1と表記する)と、該一定期間経過
後肥料成分が溶出する成分溶出期間(以後D2と表記す
る)を有する、いわゆる時限溶出型の被覆肥料の開発が
試みられている。その代表的なものとして、例えば特開
平6−87684号に開示の、樹脂と吸湿性糖重合体の
粉末とからなる被膜で芯材肥料粒子を被覆した被覆肥料
や、特開平4−202078号に開示の、芯材肥料粒子
の表面にアルカリ物質からなる第1被覆層が形成され、
該第1被覆層の表面にオレフィン系重合体と、アルカリ
水溶液に対して可溶性の重合体との混合物からなる第2
被覆層が形成された被覆粒状肥料や、特開平4−202
079号に開示の、芯材肥料粒子の表面に高吸水膨潤物
質からなる第1被覆層が形成され、該第1被覆層の表面
にオレフィン系重合体からなる第2被覆層が形成された
被覆粒状肥料等が挙げられる。
【0004】被膜の例としては、硫黄を有効成分とする
無機被膜、樹脂を有効成分とする樹脂被膜がある。これ
らの被膜のうち、樹脂を用いる被膜は、水分や水蒸気の
遮断性に優れ、時限溶出型の溶出機能を実現するのに適
していることから、最近注目されている。この樹脂被膜
を用いた時限溶出型の被覆粒状肥料の例としては、先に
挙げた特開平6−87684号、特開平4−20207
8号、特開平4−202079号等の被覆粒状肥料を挙
げることができる。
【0005】これらの時限溶出型の被覆肥料は、特開平
7−147819号に開示されているように、被覆肥料
を播種と同時に育苗箱に施肥する作物の栽培方法、いわ
ゆる育苗箱施肥法を実用化しようとするものである。
【0006】しかし、初期溶出抑制期間中の溶出抑制が
不十分な時限溶出型被覆肥料を、前述の育苗箱施肥法に
用いる場合には、濃度障害を避けるために播種と同時に
施肥できる施肥量が制限される等の問題が残る。また、
初期溶出抑制期間中の溶出抑制が不安定な時限溶出型被
覆肥料を育苗箱施肥法に用いる場合には、前述と同様に
初期溶出抑制期間中における肥料成分の過剰溶出による
農作物の濃度障害が度々発生する等の問題がある。
【0007】このように育苗箱施肥法を実用化するため
には、D1における肥料成分の溶出を極力抑えることが
必要不可欠な課題である。
【0008】しかしながら、従来の時限溶出型の被覆肥
料は、D1における溶出抑制が不安定であり、充分な溶
出抑制が出来ていない場合もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは前述の従
来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、水分含
有率が10重量%以下で、且つ長径/短径比が3以下の
範囲にある粒状フィラーを含む被膜で芯材肥料粒子を被
覆した時限溶出型被覆肥料であれば、D1の溶出制御に
充分且つ安定した機能が得られることを知見し、この知
見に基づいて本発明を完成させた。以上の記述からも明
らかなように、本発明の目的は、いわゆる育苗箱施肥法
に用いても、育苗期間における被覆肥料からの肥料成分
の溶出による濃度障害の発生が起こらないレベルまでD
1における肥料成分の溶出が抑制された時限溶出型被覆
粒状肥料、及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、〔1〕 水分含有率が10重量%以下
で、長径/短径比が3以下である粒状フィラーを含む被
膜を、芯材肥料粒子に被覆してなることを特徴とする、
初期溶出抑制期間(D1)と成分溶出期間(D2)とを
有する時限溶出型被覆粒状肥料、並びに、〔2〕 樹
脂及び水分含有率が10重量%以下で、長径/短径比が
3以下である粒状フィラーを含む被膜を、芯材肥料粒子
に被覆してなることを特徴とする、初期溶出抑制期間
(D1)と成分溶出期間(D2)とを有する時限溶出型
被覆粒状肥料を提案するもので、〔3〕 〔1〕又は
〔2〕の時限溶出型被覆粒状肥料において、フィラー
が、被覆液に用いる溶媒に不溶性であることを含み、
〔4〕 〔1〕乃至〔3〕の何れかの時限溶出型被覆
粒状肥料において、被膜中のフィラーの含有量が1〜2
0重量%であることを含み、〔5〕 〔1〕乃至
〔4〕の何れかの時限溶出型被覆粒状肥料において、フ
ィラーの平均粒径が100μm以下であることを含む。
【0011】また、本発明は、〔6〕 樹脂及び水分
含有率が10重量%以下のフィラーを含む被膜材料と、
溶媒とを混合撹拌して被覆液を得、該被覆液を用いて、
芯材肥料粒子に被膜を被覆することを特徴とする、初期
溶出抑制期間(D1)と成分溶出期間(D2)とを有す
る時限溶出型被覆粒状肥料の製造方法を提案するもので
ある。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法によって得られ
る時限溶出型被覆粒状肥料は、芯材の肥料粒子を所定の
被膜で被覆したカプセル状の被覆粒状肥料であって、施
肥後一定期間溶出が抑制される初期溶出抑制期間と、一
定期間経過後速やかな溶出を開始する成分溶出期間とを
有する被覆粒状肥料である。溶出期間について更に詳述
すれば、施肥後から芯材粒子中の肥料成分が10重量%
溶出するまでの期間を初期溶出抑制期間(D1)、10
重量%溶出日から80重量%溶出日までの期間を成分溶
出期間(D2)とした際の、D1/D2の比率が0.2
以上である被覆粒状肥料である。
【0014】この被覆粒状肥料は、作物等の栽培に際し
ては、土壌や水中に施肥した時点から吸水を開始し、一
定の吸水量に達して初めてカプセル内部の肥料成分、即
ち芯材の肥料成分の溶出を開始する機能を有するもので
ある。
【0015】本発明における時限溶出型被覆粒状肥料の
溶出開始機構は、特に限定されるものではないが、以
下、具体例を2例挙げる。
【0016】溶出開始機構の第1の例としては、液体の
水を透過せず、水蒸気のみを透過する被膜で芯材肥料粒
子を被覆した被覆粒状肥料の場合を挙げることができ
る。この被覆粒状肥料は、被膜によりカプセルが形成さ
れている。この被覆粒状肥料を土壌や水中に入れると、
カプセル外部から内部へ水蒸気が浸入することにより芯
材肥料粒子の体積が増加する。この体積増加により生じ
るカプセル内部圧力によって被膜に亀裂を生じ、次いで
生じた亀裂を通して芯材肥料成分の外部への溶出が起こ
る。カプセル内部において芯材肥料粒子の体積を増加さ
せる仕組みは、カプセル内部に浸入した水蒸気が凝結し
て水になり、この水により芯材肥料粒子の体積を増加さ
せることによるものである。この芯材肥料粒子の体積増
加を起こし易くするために、予め肥料材料にベントナイ
トのような水膨潤性物を混合して造粒することにより芯
材肥料粒子を調製してもよく、また、肥料材料を造粒し
て得た肥料粒子の表面に前記水膨潤性物質を付着させる
ことにより芯材肥料粒子を調製してもよい。
【0017】溶出開始機構の第2の例としては、酸若し
くはアルカリによる被膜の溶解を利用した被覆粒状肥料
の場合を挙げることができる。この被覆粒状肥料におい
て、被膜は、酸水溶液若しくはアルカリ水溶液に対して
可溶性の樹脂と不溶性の樹脂とからなり、且つ液体の水
を透過させず、水蒸気のみを透過する性質を有する。一
方、芯材肥料粒子は、酸材料若しくはアルカリ材料と、
肥料材料とを混合造粒した粒子、或は、肥料材料を造粒
して得た肥料粒子の表面に、酸材料若しくはアルカリ材
料を付着した粒子である。ここで、酸材料及びアルカリ
材料とは、水に溶解したとき、それぞれ、酸水溶液及び
アルカリ水溶液になるものである。前記被覆粒状肥料に
おいては、前述の溶出開始機構の第1の例の場合と同様
に、被覆粒状肥料を土壌や水中に入れると、カプセル内
部へ水蒸気が浸入する。次いで、この水蒸気が凝結して
水になる。この水が前記酸材料若しくはアルカリ材料を
溶解して、酸水溶液若しくはアルカリ水溶液を生成す
る。この酸水溶液若しくはアルカリ水溶液が、被膜の構
成材料である、酸水溶液若しくはアルカリ水溶液に対し
て可溶性の樹脂を溶解し、被膜をポーラス化させる。こ
れにより芯材肥料成分の溶出が起こる。
【0018】本発明に用いる被膜としては、硫黄を有効
成分とする無機被膜、樹脂を有効成分とする樹脂被膜等
いずれのものでも用いることができるが、これらの被膜
のうちでも樹脂を用いて被覆したものは、水分や水蒸気
の遮断性に優れ、時限溶出型の溶出機能を実現するのに
適しているので、より好ましい被膜である。
【0019】本発明は水分含有率が10重量%以下で、
且つ長径/短径比が3以下の範囲にある粒状フィラーを
被膜に添加したものである。
【0020】ここで水分含有率とは、フィラーを温度2
5℃で湿度50%の条件で24時間放置した後、該フィ
ラーを105℃、4時間乾燥させた後の重量減少分
[a]gの、乾燥前の前記フィラー100gに対する重
量%比率であり、算式[a×100/100]で求めた
値であり、この水分含有率が10重量%を超える場合に
は、D1における溶出抑制が不充分になる場合があり好
ましくない。
【0021】本発明において好ましいフィラーの水分含
有率は10重量%以下であり、より好ましくは8重量%
以下である。フィラーの水分含有率の制御法は特に限定
されるものではないが、保管時の湿度管理を行うと共
に、製造時の前処理として乾燥工程に入れると良い。
【0022】前述の通り本発明に必須のフィラーの長径
/短径比は3以下のものであり、これを大きく超える場
合には、時限溶出機能が得られない場合があることか
ら、本発明において好ましい比は3以下であり、より好
ましくは2以下である。
【0023】被膜材料の有効成分として樹脂を用いる場
合には、被膜中へのフィラーの分散を確実にするため
に、樹脂及び該フィラーと、溶媒とを混合撹拌、必要に
応じて加熱して樹脂が溶媒に溶解した溶解被覆液を得、
該被覆液を芯材肥料粒子表面に塗布して、被膜を肥料粒
子表面に被覆することが好ましい。この被覆液を用いる
場合においても、フィラーの水分含有率が10重量%を
超えると、被覆液の調製の際の加熱により発泡して被覆
液が調製し難くなるので、好ましくない。ここで、被覆
液に用いる溶媒は、フィラーを除く樹脂等の被膜材料を
溶解し易く、芯材に用いる材料及び被膜材料に用いるフ
ィラーを溶解し難く、且つ溶媒自体については揮発させ
易いものであれば特に限定されるものではない。取扱い
の容易さから、トルエン、キシレン、テトラクロロエチ
レン及びケロシンが好ましい。
【0024】フィラーの添加量は特に制限はないが、被
膜中の含有量で0.1〜50重量%、好ましくは1〜2
0重量%である。フィラーの粒径は、上記の形状であれ
ば特に制限はないが、その目安としては100μm以下
であり、好ましくは5〜50μmである。
【0025】本発明に用いるフィラーの具体例として
は、タルク、クレー、カオリン、ベントナイト、白雲
母、金雲母、雲母状酸化鉄、金属酸化物、珪酸質、ナイ
ロン、ガラス、並びに、アルカリ土類金属の炭酸塩及び
硫酸塩等が挙げられる。
【0026】これらのうち、吸水能の小さなフィラー
は、乾燥工程が不要若しくは軽減されることから好まし
く、本発明においては、最大吸水率がフィラー重量に対
し10重量%以下であるものが特に好ましい。このよう
なフィラーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリアミド等の疎水性樹脂フィラーや、鉱物粉体などを
挙げることができる。また、長径/短径比が3以下のフ
ィラーは樹脂の場合は懸濁重合によって得ることが出
来、鉱物の場合は粉砕によって得られる。懸濁重合によ
って得られた樹脂フィラーは球状で長径/短径比が3以
下のであるものが多く、本発明において好ましいフィラ
ーである。また、鉱物フィラーは粉砕により長径/短径
比が3以下の物が得られれば安価に入手できるため好ま
しいフィラーである。
【0027】フィラーの保管条件や乾燥条件は特に限定
されるものではないが、湿度条件が40〜60%である
場所に保管することが好ましい。
【0028】本発明に用いる被膜としては、栽培する作
物の種類等に応じて、即ち目標とする初期溶出抑制期間
(D1)に応じて、被膜に用いるフィラー及び被膜材料
等の種類、並びに、被膜の厚さ等の条件を適宜選ぶこと
ができる。また、本発明の製造方法によって得られる時
限溶出型被覆粒状肥料の被膜においては、初期溶出抑制
期間と成分溶出期間との比率、即ちD1/D2を0.2
以上にするものであるので、被膜中のフィラーの分散性
及び被膜の厚さ等を均一なものにすることが重要であ
る。
【0029】本発明の被覆粒状肥料の芯材として用いる
肥料粒子は、肥料として有効な成分、即ち前述の肥料材
料を含むものであれば、特に限定されるものではない。
これらの芯材肥料粒子の具体例としては、1種以上の肥
料材料を混合造粒して調製した肥料粒子、1種以上の肥
料材料と、殺虫剤、殺菌剤、除草剤等の農薬活性成分か
ら選ばれた1種以上とを混合造粒して調製した肥料粒
子、1種以上の肥料材料と、ベントナイト、ゼオライ
ト、タルク、クレー、ケイソウ土等の不活性担体から選
ばれた1種以上とを混合造粒して調製した肥料粒子、並
びに、1種以上の肥料材料と、殺虫剤、殺菌剤、除草剤
等の農薬活性成分から選ばれた1種以上と、ベントナイ
ト、ゼオライト、タルク、クレー、ケイソウ土等の不活
性担体から選ばれた1種以上とを混合造粒して調製した
肥料粒子等を挙げることができる。また、以上の肥料粒
子の表面を、前述の被膜で被覆するのに先立って、樹脂
や無機物で予備被覆した肥料粒子も、本発明の芯材肥料
粒子として用いることができる。更に、溶出開始機構と
して酸若しくはアルカリによる被膜の溶解を利用する場
合には、酸化カルシウム、酸化マグネシウム及び炭酸ナ
トリウム等の酸材料若しくはアルカリ材料を、前記肥料
粒子の材料に混合して造粒した粒子、或は、前記肥料粒
子の材料を造粒して得た肥料粒子の表面に、前記酸材料
若しくはアルカリ材料を付着した粒子等を用いることが
できる。
【0030】肥料材料の具体例としては、硫安、塩安、
硝安、尿素、塩化加里、硫酸加里、硝酸加里、硝酸ソー
ダ、燐酸アンモニウム、燐酸加里及び燐酸石灰等の水溶
性肥料、キレート鉄、酸化鉄、塩化鉄、ホウ酸、ホウ
砂、硫酸マンガン、塩化マンガン、硫酸亜鉛、硫酸銅、
モリブデン酸ナトリウム及びモリブデン酸アンモニウム
等の水溶性微量要素、並びに、OMUP(クロチリデン
ジウレア)、IBDU(イソブチリデンジウレア)及び
オキザマイド等の難水溶性肥料等を挙げることができ
る。
【0031】芯材肥料粒子は、肥料材料を含む混合物を
造粒することによって調製することができる。この芯材
肥料粒子を得るための造粒法としては、転動造粒法、押
出し法、圧縮造粒法、破砕造粒法及び噴流造粒法等の造
粒法を用いることができる。
【0032】以上のようにして調製した芯材肥料粒子
に、前述のフィラーを含む被膜を被覆することによって
本発明の時限溶出型被覆粒状肥料を得ることができる。
芯材肥料粒子に被膜を被覆する方法は限定されるもので
はないが、例えば、図1の概略図に示す装置等を用いて
被覆するような方法で芯材肥料粒子に被膜を被覆するこ
とができる。
【0033】以下、図面を参照して、芯材肥料粒子に被
膜を被覆する方法を説明する。
【0034】図1中、1は噴流塔で、熱風を下部から上
部に向けて通風する。熱風にする空気は、ブロアー10
から送風し、オリフィス流量計9を通し、熱交換器8に
よって昇温して熱風とし、噴流塔1の底部から噴流塔1
内に流入させる。噴流塔1内を下部から上部に向けて通
風した熱風は、排ガス用出口3から排出する。この排ガ
スは、再度ブロアー10に戻し、オリフィス流量計9及
び熱交換器8を通し、噴流塔1の底部から噴流塔1内に
流入させ、噴流塔1内に熱風を循環させる。この熱風が
循環している噴流塔1内に、芯材肥料粒子5を、噴流塔
1の側面に設置した芯材肥料粒子投入口2から投入し、
噴流させる。熱風の温度は、噴流塔1の下部、中央部及
び上部に、それぞれ設置した温度計13、14及び15
を用いて測定する。熱風の流量及び温度は、芯材肥料粒
子の種類及びサイズ等、並びに、被膜材料の種類等に応
じて適宜調節することができるが、通常、熱風の流量
は、線流速で0.1〜100m/秒、熱風の温度は、温
度計13の温度で室温〜200℃が好ましい。
【0035】図1中、11は溶解槽であり、該溶解槽1
1内で、フィラー及び樹脂等からなる被膜材料と、溶媒
とを混合撹拌することによって、被覆液となる均一な被
膜材料の混合溶解液12を得る。混合溶解液12中の被
膜材料の濃度即ち被覆液濃度は、被膜材料及び溶媒の種
類、並びに、混合溶解液12の温度等に応じて適宜調節
することができるが、通常、0.1〜50%の濃度が好
ましい。次いで、混合溶解液12を、ポンプ6によって
送液し、噴流塔1の下部に設置したスプレーノズル4か
ら、噴流中の芯材肥料粒子5に、噴霧し吹き付ける。な
お、混合溶解液12の送液において、溶解槽11と、溶
解槽11からスプレーノズル4に至るまでの配管とを二
重構造にすること、蒸気を通すること等により、即ち保
温若しくは加温等により、混合溶解液12の温度を80
℃以上にすることが望ましい。
【0036】混合溶解液12の芯材肥料粒子5への吹付
けにおいて、温度及び時間等の操作条件については、肥
料材料、被膜材料及び溶媒の種類等に応じて適宜調節す
ることができるが、通常、次のような条件で行うことが
好ましい。即ち、混合溶解液12の芯材肥料粒子5への
吹付けは、噴流塔1内で噴流中の芯材肥料粒子付近の熱
風温度が温度計14で50〜200℃に達した時点から
開始し、5〜200分間吹付けを行った後、吹付けを止
めて肥料粒子の噴流を続け5〜10分間乾燥させ、被覆
粒状肥料を得る。得られた被覆粒状肥料は、噴流塔1の
底部に設置した抜出し口7より排出する。
【0037】以上のような本発明の時限溶出型被覆粒状
肥料は、特に育苗箱施肥法等の栽培方法に用いられる時
限溶出型被覆粒状肥料として極めて優れた性能を持った
肥料である。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。しかし、本発明はこれらの実施例により限定さ
れるべきものではない。なお、以下の実施例において
「%」は特に断りがない限り「重量%」である。
【0039】次の物性値は、以下の方法で測定した。
【0040】長径/短径比:(株)ピアス製のPIAS
−IVなる測定機器を用いて測定した。
【0041】合成例1〜9 芯材肥料粒子の調製にあたっては、肥料材料として尿素
を用い、不活性担体としてベントナイト及びクレーを用
い、これらを混合し、噴流造粒法で造粒し、芯材肥料粒
子を得た。
【0042】次いで、前述のようにして調製した芯材肥
料粒子に、図1の概略図に示す被覆装置を用いて、表1
に示すフィラーサンプル及び表2及び表3に示す条件に
て被膜を被覆し、表2及び表3に示す被覆粒状肥料サン
プル1〜9を得た。
【0043】
【表1】 *1 水分含有率:フィラーを温度25℃で湿度50%の条件で24時間放置 した後、該フィラーを乾熱器を用い105℃、4時間乾燥させた後の重量減少分 [a]gの、乾燥前の前記フィラー100gに対する重量%比率であり、算式[ a×100/100]で求めた値 *2 ナイロンA:日本リルサン(株)製オルガソール2002UD *3 ナイロンB:日本リルサン(株)製オルガソール2002ES5 *4 セルロースゲル:チッソ(株)製セルロファイン *5 イソブチレン樹脂:(株)クラレ製イソバン10をボールミルで粉砕
【0044】
【表2】 *1 乾熱器を用い105℃、4時間乾燥した物を使用 *2 PE : 低密度ポリエチレン、 融点110
℃、 MFR=7(試験温度 190℃、 試験荷重
2.16kgf) *3 各被膜材料についての数字は、重量部を示す *4 被覆率 : 芯材肥料粒子の重量(a)と被膜の
重量(b)との和を100重量%とする被覆粒状肥料に
対する被膜の重量(b)の比率、即ち算式[b×100
/(a+b)]で求めた値 *5 D1 : 初期溶出抑制期間 *6 D2 : 成分溶出期間
【0045】
【表3】 *1 温度25℃、湿度50%の条件で24時間放置し
た物を使用 *2 PE : 低密度ポリエチレン、 融点110
℃、 MFR=7(試験温度 190℃、 試験荷重
2.16kgf) *3 各被膜材料についての数字は、重量部を示す *4 被覆率 : 芯材肥料粒子の重量(a)と被膜の
重量(b)との和を100重量%とする被覆粒状肥料に
対する被膜の重量(b)の比率、即ち算式[b×100
/(a+b)]で求めた値 *5 D1 : 初期溶出抑制期間 *6 D2 : 成分溶出期間 図1中の噴流塔1は、塔径250mm、高さ2000m
m、空気噴出口径50mm、円錘角50度の形状を有す
る噴流塔である。
【0046】ブロアー10から送風し熱交換器8によっ
て昇温した熱風を、噴流塔1内の下部から上部に向けて
循環通風した。このときの熱風の流量及び温度T1は、
それぞれオリフィス流量計9及び温度計T1にて測定
し、その測定値は、それぞれ4m3/分及び130±2
℃であった。
【0047】この熱風が循環している噴流塔1内に、芯
材肥料粒子を、噴流塔1の側面に設置した芯材肥料粒子
投入口2から投入し、噴流させた。
【0048】他方、溶解槽11においては、表1〜表3
に示す、フィラーサンプル及び樹脂等の被膜材料、並び
に、溶媒を用い、被覆液即ち混合溶解液12を調製し、
被覆材料濃度1.5重量%の均一な被覆液を得た。
【0049】該被覆液は、ポンプ6によって送液し、噴
流塔1の下部に設置した開口0.8mmフルコン型一流
体ノズルであるスプレーノズル4から、流量0.1kg
/分で送液してきた被覆液を、噴流中の芯材肥料粒子サ
ンプルに、噴霧し吹き付ける。なお、被覆液温度は80
℃以上であるが、被覆液の送液中は、配管等の保温若し
くは加温等を行い、被覆液が80℃以下にならないよう
にした。ここで、被覆液温度は、スプレーノズル4近く
の配管において測定した。
【0050】この被覆液の、噴流塔1内で噴流中の芯材
肥料粒子への吹付けは、該芯材肥料粒子付近の熱風温度
T2が温度計14で表2及び表3の温度に達した時点か
ら開始し、表2及び表3に示す被覆率になるように吹付
けを行った後、吹付けを止め、肥料粒子の噴流を続けて
乾燥させ、被覆粒状肥料サンプル1〜9を得た。
【0051】試験例1〜7 合成例1〜9で得られた被覆粒状肥料サンプル1〜7各
10gを25℃の水50ml中に浸漬し、同温度で静置
した。浸漬開始から所定期間経過した後、前記被覆粒状
肥料サンプルを水中から抜き取り、該サンプルから水中
への肥料成分の溶出量を測定した。次いで、このサンプ
ルを25℃の新たな水50ml中に再度浸漬し、同温度
で静置した。更に所定期間経過した後、前と同様の操作
で、その後の所定期間における前記サンプルから水中へ
の肥料成分の溶出量を測定した。以上の操作を繰り返
し、所定期間の累計値即ち浸漬期間を日単位で求め、そ
の浸漬期間における前記サンプルから水中への肥料成分
の溶出量の累計値を求め、これらの累計値の関係をグラ
フに表し、浸漬期間−溶出量曲線を作成した。
【0052】これらの浸漬期間−溶出量曲線から、被覆
粒状肥料サンプルの肥料成分が10%溶出するまでの浸
漬期間を読み取ることによって初期溶出抑制期間(D
1)を求めた。同様に、この浸漬期間−溶出量曲線か
ら、被覆粒状肥料サンプルの肥料成分が80%溶出する
までの浸漬期間を読み取ることによって成分溶出期間
(D2)を求めた。また、初期溶出抑制期間と成分溶出
期間とからD1/D2を求めた。この求めた初期溶出抑
制期間、成分溶出期間及びD1/D2を表2に示す。
【0053】比較試験例1〜2 被覆粒状肥料サンプルとして、合成例1〜9で得られた
被覆粒状肥料サンプル8〜9を用いた以外は、試験例1
〜7と同様に試験を行い、表3に示す結果を得た。
【0054】表1及び表2に示すように、被覆粒状肥料
サンプル1〜7については、何れのサンプルも、原料と
して用いたフィラーについて、水分含有率が10%以下
であり、長径/短径比が3以下であり且つ平均粒径が自
重の100μm以下である。その結果、表2に示すよう
に、これらの被覆粒状肥料サンプル1〜7は何れのサン
プルも、初期溶出抑制期間が20日以上と十分に長く、
且つ初期溶出抑制期間と成分溶出期間との比率即ちD1
/D2も0.2以上であり、時限溶出型被覆粒状肥料と
して適していることが認められた。
【0055】以上の被覆粒状肥料サンプル1〜9に対し
て、被覆粒状肥料サンプル8及び9については、表3に
示す試験結果から、原料として用いたフィラーについて
の水分含有率、若しくは長径/短径比の少なくとも何れ
かが前記の範囲外であり、時限溶出型被覆粒状肥料とし
て不適であるといえる。そのため、初期溶出抑制期間が
20日未満と短いか、たとえ初期溶出抑制期間が20日
以上と十分に長くても、前記D1/D2が0.2未満に
なって、時限溶出型被覆粒状肥料として不適である。特
に、例えば、被覆粒状肥料サンプル9については、フィ
ラーの水分含有率が、13.5%と多く、被覆液の調製
時に泡を吹いて被覆操作に支障を来した。また、この被
覆粒状肥料サンプル9の被覆液の調製に用いたフィラー
サンプルGを乾熱器を用い、温度105℃、4時間加熱
して乾燥させた。乾燥後のフィラーサンプルGの水分含
有率は3.0%と10%以下になった。この乾燥フィラ
ーを用いて得られた被覆粒状肥料サンプル7について
は、前述した通り表2に示すように、初期溶出抑制期間
が20日以上と十分に長く、且つ初期溶出抑制期間と成
分溶出期間との比率即ちD1/D2も0.2以上であ
り、時限溶出型被覆粒状肥料として適していることが認
められた。
【0056】更に具体例として、被覆粒状肥料サンプル
8については、フィラーの長径/短径比が、10.6と
高かった。その結果、この被覆粒状肥料サンプル8につ
いてのD1/D2は0.2未満とになって、時限溶出型
被覆粒状肥料として不適であることが解った。
【0057】
【発明の効果】本発明の被覆粒状肥料は、水分含有率が
10重量%以下のフィラーを含む被膜で芯材肥料粒子を
被覆しているので、初期溶出抑制期間が長い。
【0058】本発明の製造方法に従って、水分含有率が
10重量%以下のフィラーを含む被膜を被覆して得た被
覆粒状肥料は、初期溶出抑制期間が20日以上と十分に
長く、且つ初期溶出抑制期間の成分溶出期間との比率即
ちD1/D2も0.2以上であり、時限溶出型被覆粒状
肥料として適しているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時限溶出型被覆粒状肥料を製造する際
に用いる被覆装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 噴流塔 2 芯材肥料粒子投入口 3 排ガス用出口 4 スプレーノズル 5 芯材肥料粒子 6 ポンプ 7 抜出し口 8 熱交換器 9 オリフィス流量計 10 ブロアー 11 溶解槽 12 被覆材料の混合溶解液 13 温度計 14 温度計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分含有率が10重量%以下で、長径/
    短径比が3以下である粒状フィラーを含む被膜を、芯材
    肥料粒子に被覆してなることを特徴とする、初期溶出抑
    制期間(D1)と成分溶出期間(D2)とを有する時限
    溶出型被覆粒状肥料。
  2. 【請求項2】 樹脂及び水分含有率が10重量%以下
    で、長径/短径比が3以下である粒状フィラーを含む被
    膜を、芯材肥料粒子に被覆してなることを特徴とする、
    初期溶出抑制期間(D1)と成分溶出期間(D2)とを
    有する時限溶出型被覆粒状肥料。
  3. 【請求項3】 フィラーが、被覆液に用いる溶媒に不溶
    性である請求項1又は2に記載の時限溶出型被覆粒状肥
    料。
  4. 【請求項4】 被膜中のフィラーの含有量が1〜20重
    量%である請求項1乃至3の何れかに記載の時限溶出型
    被覆粒状肥料。
  5. 【請求項5】 フィラーの平均粒径が100μm以下で
    ある請求項1乃至4の何れかに記載の時限溶出型被覆粒
    状肥料。
  6. 【請求項6】 樹脂及び水分含有率が10重量%以下の
    フィラーを含む被膜材料と、溶媒とを混合撹拌して被覆
    液を得、該被覆液を用いて、芯材肥料粒子に被膜を被覆
    することを特徴とする、初期溶出抑制期間(D1)と成
    分溶出期間(D2)とを有する時限溶出型被覆粒状肥料
    の製造方法。
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