JP2000062703A - 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム - Google Patents

筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム

Info

Publication number
JP2000062703A
JP2000062703A JP10226961A JP22696198A JP2000062703A JP 2000062703 A JP2000062703 A JP 2000062703A JP 10226961 A JP10226961 A JP 10226961A JP 22696198 A JP22696198 A JP 22696198A JP 2000062703 A JP2000062703 A JP 2000062703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
container
filling
liquid
viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10226961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3575289B2 (ja
Inventor
Eiji Hattori
栄治 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Sunstar Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunstar Engineering Inc filed Critical Sunstar Engineering Inc
Priority to JP22696198A priority Critical patent/JP3575289B2/ja
Priority to JP35775498A priority patent/JP3575306B2/ja
Priority to US09/762,543 priority patent/US6463968B1/en
Priority to AT08016673T priority patent/ATE467567T1/de
Priority to AT99902887T priority patent/ATE424351T1/de
Priority to EP08016673A priority patent/EP2000412B1/en
Priority to PCT/JP1999/000610 priority patent/WO2000009405A1/ja
Priority to DE69942378T priority patent/DE69942378D1/de
Priority to DE69940518T priority patent/DE69940518D1/de
Priority to EP99902887A priority patent/EP1106516B1/en
Publication of JP2000062703A publication Critical patent/JP2000062703A/ja
Priority to US10/216,231 priority patent/US6546973B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3575289B2 publication Critical patent/JP3575289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Tubes (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送途中における破損等を効果的に防止で
き、しかも搬送効率を向上し得る筒状部材の搬送システ
ム、および筒状部材として少なくとも胴体部を柔軟な膜
体で構成した容器本体を用い、空気の残留を効果的に防
止できる高粘調液の充填システムを提供する。 【解決手段】 内部が、格子状に配置された仕切板によ
り、前面を開放した複数の収容部に区画され、各収容部
内に筒状部材を水平姿勢にして出し入れ可能に収容する
通い箱32と、通い箱32の収容部に対して筒状部材と
しての容器本体2を装填する装填装置36と、通い箱3
2を搬送するローラコンベア50とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも胴体部
が柔軟な膜体で構成された筒状部材の搬送に好適な筒状
部材の搬送システム及びこのような筒状部材からなる容
器本体内にシーリング材等を充填するのに好適な高粘調
液の充填システムに関する。
【0002】
【従来の技術】建築用のシーリング材を充填したシーリ
ング材充填容器として、図19に示す充填容器100の
ように、先端部にシーリング材101の吐出用の吐出口
102を形成し、基端部を開放した硬質な筒状の容器本
体103と、容器本体103の基端開口部に内嵌装着し
たプランジャー104とを備えたものが広く採用されて
いる。この充填容器100では、吐出口102を封止す
る封止蓋105を開放し、次にバージンフィルム106
を切開してから、吐出口102に図示外のノズルを装着
し、これを専用の吐出ガンに装着して、吐出ガンのレバ
ー操作により、プランジャー104を容器本体103の
内部先端側へ順次移動させることで、シーリング材10
1を押出、吐出できるように構成されている。
【0003】ところで、この種の容器本体103に対す
るシーリング材101の充填方法としては、通常基端部
を上側にして容器本体103を縦向き姿勢に保持し、こ
の状態で基端開口部から気泡が混入しないように一定量
のシーリング材101を充填し、その後プランジャー1
04を容器本体103に挿入しながら、プランジャー1
04とシーリング材101間の空気をプランジャー10
4と容器本体103との摺動部分から強制的に外部に排
出して、シーリング材101に空気が残留しないように
挿入する手法が採用されている。
【0004】このような構成の充填容器100において
は、プランジャー104とシーリング材101間の空気
を略完全に外部に排出することができ、しかもプランジ
ャー104と容器本体103間の気密性も十分に確保で
きるので、現在広く使用されているが、容器本体103
が硬質であるため、使用後に充填容器100を小さく潰
すことができず、減容化に限界があり、廃棄物が嵩張る
という問題があった。
【0005】そこで、特開平7−171461号公報に
記載のように、容器本体の中間胴部を軟質なフィルム材
で構成し、容器本体の先端部及び基端部に比較的硬質な
上部成形部と下部成形部とを一体成形した充填容器も提
案されている。この充填容器では、これを吐出ガンの外
筒に装填して下部成形部を上部成形部側へ移動させるこ
とで、中間胴部が潰れながら、上部成形部に形成した吐
出口からシーリング材が押出、吐出されるので、使用後
の充填容器は小さく潰れた状態となり、廃棄物を減容化
できる。また、この公報には、シーリング材の充填方法
として、リング状に形成した下部成形部の開口部から容
器本体内にシーリング材を注入し、注入後に該開口部を
気密状に閉鎖する充填方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の充填
容器100のように、硬質な筒状の容器本体103にお
いては、容器本体をコンベア上に搬送方向と直交させて
位置決めセットし、成形装置から充填装置へ移送できる
が、前記公報に記載のような、中間胴部を軟質なフィル
ム材で構成したような軟質な容器本体は、同様の搬送装
置で搬送すると、搬送時に変形することがあり、このよ
うな容器本体を効率的に搬送し得る搬送システムが要望
されている。
【0007】一方、前記公報に記載の充填容器では、容
器本体を潰しながらシーリング材を吐出させるので、使
用後の容器を減容化できるが、次のような課題がある。
即ち、下部成形部と蓋部材間の気密性を向上させるた
め、例えば環状の凹凸嵌合部などを介して、蓋部材と下
部成形部とを気密状に嵌合固定することも可能である
が、このように構成すると、下部成形部に対する蓋部材
の取付け位置が固定的に設定されるので、容器本体に対
するシーリング材の注入量を精度良く設定しないと、注
入量が少ない場合には、充填容器内に空気が残留して充
填容器内でシーリング材が硬化し、注入量が多い場合に
は、蓋部材の打栓時にシーリング材が外部に溢れ出ると
いう問題が発生する。また、精度良く充填した場合で
も、蓋部材が容器本体に気密状に嵌合した時点で、容器
本体と蓋部材間の空気が完全に排出されている必要があ
り、このように空気が残留しないように蓋部材を嵌合装
着することは困難であった。
【0008】本発明者は、容器本体に対するシーリング
材の注入量を多めに設定した場合には、余分なシーリン
グ材は外部に溢れ出るものの、容器本体と蓋部材間の空
気が略完全に排出されることに着目し、容器本体にシー
リング材を注入した状態で、その長さ方向の途中部を押
圧して、容器本体に対するシーリング材の液面の位置を
上昇させ、シーリング材の見かけ上の注入量を多めに設
定することで、蓋部材を挿入装着するときに、容器本体
と蓋部材間の空気が略完全に排出されることを見出し
た。
【0009】本発明の目的は、搬送途中における変形等
を効果的に防止でき、しかも搬送効率を向上し得る筒状
部材の搬送システム、および少なくとも胴体部を柔軟な
膜体で構成した容器本体を用いつつ、高粘調液の充填時
における空気の残留を効果的に防止できる高粘調液の充
填システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係る筒状部材の搬送システムは、内部が、格子状に配置
された仕切板により、前面を開放した複数の収容部に区
画され、各収容部内に筒状部材を出し入れ可能に収容す
る通い箱と、前記通い箱の収容部に対して筒状部材を装
填する装填装置と、前記通い箱を搬送する搬送手段とを
備えたものである。この搬送システムでは、筒状部材を
一旦通い箱に収納した状態で搬送するので、搬送途中に
おける筒状部材の破損を効果的に防止できる。このた
め、筒状部材として胴体部が柔軟な膜体で構成されてい
るようなものでも、搬送途中における変形等を確実に防
止できる。
【0011】請求項2記載の搬送システムは、請求項1
記載の搬送システムにおいて、前記通い箱として、各収
容部を構成する仕切板の開放側の端部の少なくとも幅方
向の略中央部を含む領域に、奥部側ほど切欠幅が狭くな
る切欠部を形成したものを用いたものである。このよう
な構成の通い箱を用いると、通い箱の収容部に対して筒
状部材を装填する際に、筒状部材の軸心が収容部の軸心
に対して多少偏心していても、筒状部材の挿入側の端部
が切欠部に案内されて、筒状部材が収容部内に円滑に収
容されるので、筒状部材の端部が収容部の仕切板の開放
側の端部に引っ掛かって、筒状部材が破損するという不
具合を防止できる。
【0012】請求項3記載の搬送システムは、請求項1
又は2記載の搬送システムにおいて、前記通い箱には収
容部を複数行、複数列形成し、装填装置では、通い箱を
1行又は1列ずつ相対移動させながら、通い箱の各行又
は各列の複数の収容部に筒状部材を装填するものであ
る。このように構成することで、通い箱の収容部に対し
て効率的に筒状部材を装填することが可能となる。
【0013】請求項4記載の搬送システムは、請求項1
〜3のいずれか1項記載の搬送システムにおいて、前記
搬送装置に、通い箱から筒状部材を取り出して受渡す受
渡装置を設けたものである。このような受渡装置を設け
ることで、筒状部材の搬送と受渡しとを自動化すること
が可能となる。
【0014】請求項5記載の搬送システムは、請求項4
記載の搬送システムにおいて、前記受渡装置に、筒状部
材の内径よりも拡開して、筒状部材を内面側から保持可
能な拡開ヘッドを設けたものである。このように構成す
ると、拡開ヘッドにより筒状部材を内側から保持し、次
工程へ受渡せるので、受渡し時における筒状部材の位置
ズレを少なくできる。
【0015】請求項6記載の搬送システムは、請求項4
又は5記載の搬送システムにおいて、前記受渡装置で
は、収容部から筒状部材を取り出してその姿勢を縦向き
にして受渡すものである。このような受渡装置を設ける
ことで、筒状部材の姿勢を作業し易い姿勢に切り換え
て、加工や内容物の充填などの種々の作業を効率的に行
うことが可能となる。具体的には、後述する請求項8記
載のように、筒状部材としての容器本体に、高粘調液を
注入し、打栓するための充填装置に対して、容器本体を
効率良く供給することが可能となる。
【0016】請求項7記載の高粘調液の充填システム
は、筒状部材として、少なくとも胴体部を柔軟な膜体で
構成し、一端の開口部を剛性を有する補強部で構成した
容器本体を用い、この容器本体に高粘調液を注入し蓋部
材を打栓する高粘調液の充填システムであって、前記容
器本体を通い箱に装填して搬送する請求項1〜5のいず
れか1項記載の搬送システムと、前記搬送システムによ
り搬送される容器本体を補強部を上側にした縦向き姿勢
に支持した状態で、容器本体に高粘調液を注入し、容器
本体の補強部に蓋部材を打栓する注入装置及び打栓装置
を有する充填装置とを備えたものである。この充填シス
テムでは、筒状部材の容器本体の胴体部が柔軟な膜体で
構成されているが、通い箱に容器本体を装填して搬送す
るので、搬送途中において容器本体の胴体部が破損した
り変形したりするなどの不具合を防止できる。また、容
器本体の搬送及び容器本体に対する高粘調液の注入と蓋
部材の打栓の一連の作業を自動化することが可能とな
り、効率的に高粘調液充填容器を製作することが可能と
なる。
【0017】請求項8記載の高粘調液の充填システム
は、筒状部材として、少なくとも胴体部を柔軟な膜体で
構成し、一端の開口部を剛性を有する補強部で構成した
容器本体を用い、この容器本体に高粘調液を注入し蓋部
材を打栓する高粘調液の充填システムであって、前記容
器本体を通い箱に装填して搬送し、受渡装置により、容
器本体を通い箱から取り出して、補強部を上側にした縦
向き姿勢にして受渡す請求項6記載の搬送システムと、
前記搬送システムの受渡装置により受渡される容器本体
に、高粘調液を注入し、補強部に蓋部材を打栓する注入
装置及び打栓装置を有する充填装置とを備えたものであ
る。この充填システムでは、前記請求項7と同様に、搬
送途中において容器本体の胴体部が破損したり変形した
りすることを防止できるとともに、容器本体の搬送及び
容器本体に対する高粘調液の注入と蓋部材の打栓の一連
の作業を自動化することが可能となる。しかも、搬送シ
ステムの受渡装置では、通い箱にて搬送された容器本体
を縦向き姿勢にして充填装置に受渡すので、充填装置で
は受渡されたそのままの縦向き姿勢で、容器本体に対し
て高粘調液を注入し、蓋部材を打栓することが可能とな
り、容器本体の受渡作業を円滑に行える。また、受渡装
置により容器本体の補強部を保持して受渡すことで、容
器本体の胴体部が破損したり変形したりするなどの不具
合を防止することも可能となる。
【0018】請求項9記載の充填システムは、請求項7
又は8記載の充填システムにおいて、充填装置に、回転
テーブルと、回転テーブルの外周部に設けた支持手段で
あって、容器本体の補強部をクランパーにて外側から保
持して、容器本体を縦向きに支持する支持手段とを有す
る移送手段を設け、充填装置では移送手段により容器本
体を順次移送し、高粘調液を注入し、蓋部材を打栓する
ものである。この充填システムにおいては、受渡装置に
より縦向き姿勢に姿勢切換えされた容器本体が、充填装
置のクランパーにて剛性を有する補強部が外側から保持
されて受渡されるので、容器本体を確実に保持できる。
また、容器本体をクランパーに保持した状態で、回転テ
ーブルとともに容器本体を順次移送して、注入装置及び
打栓装置により、高粘調液の注入及び蓋部材の打栓を行
うので、注入及び打栓作業を効率的且つ自動的に行うこ
とが可能となる。
【0019】請求項10記載の充填システムは、請求項
7〜9のいずれか1項記載の充填システムにおいて、前
記打栓装置に、高粘調液が注入された容器本体の胴体部
を押圧して、高粘調液の液面を隆起させる押圧手段を設
けたものである。この充填システムにおいては、押圧手
段により容器本体の胴体部を押圧して高粘調液の液面を
隆起させ、容器本体に注入された高粘調液の見かけ上の
注入を多めに調整した状態で、蓋部材を打栓することが
可能となり、容器本体内の空気を略完全に排出した状態
で、蓋部材を補強部に挿入固定できる。
【0020】より具体的には、容器本体内に注入した高
粘調液は、粘度が高いことからその液面は中央部が盛り
上がった山形状になり、この状態で容器本体の胴体部を
押圧して、高粘調液の液面を隆起させると、高粘調液の
液面は、注入時の山形状を略維持した状態で隆起する。
つまり、胴体部を押圧することで、容器本体に注入され
た高粘調液の見かけ上の注入が多めに設定された状態と
なる。そして、このように高粘調液の液面を隆起させた
状態で、容器本体の補強部に蓋部材を挿入させると、蓋
部材は、先ず高粘調液の液面の頂部に密着し、次に液面
の頂部を潰しながら、液面と蓋部材との密着部分を外周
側へ広げるとともに、容器本体の胴体部を元の形状に復
帰させながら補強部に挿入され、液面と蓋部材間に隙間
がなくなって、容器本体内の空気が略完全に排出され、
補強部に挿入固定されることになる。
【0021】請求項11記載の充填システムは、請求項
10記載の充填システムにおいて、前記打栓装置では、
押圧手段により胴体部を押圧して高粘調液を一旦隆起さ
せてから、胴体部への押圧を解放し、胴体部を元の形状
に復帰させながら、蓋部材を容器本体の補強部に挿入し
打栓するものである。このように構成することで、補強
部に対する蓋部材の挿入動作に連動させて、容器本体の
胴体部を無理なく元の形状に復帰させ、空気が残留しな
いように、高粘調液を容器本体内に封止できる。
【0022】請求項12記載の充填システムは、請求項
7〜11のいずれか1項記載の充填システムにおいて、
前記注入装置は、少なくとも容器本体の奥部内まで挿入
可能な長さを有する高粘調液注入管と、高粘調液注入管
を容器本体に対して相対的に昇降させる昇降手段とを備
え、昇降手段により高粘調液注入管を容器本体の奥部内
に挿入した後、該高粘調液注入管を容器本体外へ抜き取
りながら容器本体内に高粘調液を注入するものである。
この場合には、容器本体内に対して高粘調液の注入を同
調させるので、高粘調液に空気が巻き込まれたり、容器
本体と高粘調液間に空気が残留したりすることを効果的
に防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。本実施例は、高粘調液とし
て建築用のシーリング材や接着剤等を筒状部材の容器本
体に注入する充填システム及びそれに用いる筒状部材の
搬送システムに本発明を適用した場合のものである。先
ず、高粘調液が充填された高粘調液充填容器の構成につ
いて説明する。図1〜図3に示すように、高粘調液充填
容器1は、筒状部材の容器本体2と、容器本体2に気密
状に固定した蓋部材3と、容器本体2内に充填した建築
用のシーリング材や接着剤などからなる高粘調液4とを
備えている。
【0024】容器本体2について説明すると、柔軟な膜
体としてフィルム材からなる胴体部10が設けられ、胴
体部10の上端部には剛性を有する補強部として補強リ
ング11が一体的に設けられ、胴体部10の下端部には
円板状の底板部材12が一体的に設けられ、容器本体2
の上端部には補強リング11により開口部13が形成さ
れ、容器本体2の下端部は底板部材12により閉鎖され
ている。
【0025】胴体部10を構成するフィルム材は、小さ
く潰すことができる柔軟なものであれば種々の素材から
なるものを使用でき、樹脂フィルムのみからなる単層構
造又は複層構造のフィルム材でもよいし、アルミニウム
箔などの金属箔を樹脂フィルム間にラミネートした複層
構造のフィルム材を用いてもよい。本実施例では、アル
ミニウム箔を2枚の樹脂フィルム間に積層した3層構造
のフィルム材を用い、このフィルム材を筒状に丸めた状
態で、側縁を重ね合わせてヒートシールすることで筒状
に製作されている。樹脂フィルムの素材としては、ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンな
どを使用できる。また、内外の樹脂フィルムは、同種の
素材で構成してもよいが、内面側と外面側とでは使用条
件が異なるので、使用条件に応じた素材からなる樹脂フ
ィルムを用いることが好ましい。例えば、高粘調液4と
して、建築用のシーリング材を容器本体2に充填する場
合には、内面側の樹脂フィルムとしては、シーリング材
との接触により変質等しないポリエチレンやポリプロピ
レンのフィルムを用い、外面側の樹脂フィルムとして
は、強度面やガスバリヤ性を重視してポリエステルやナ
イロンのフィルムを用いることが望ましい。
【0026】底板部材12の外周部には上方へ延びる環
状の立起部12aが形成され、胴体部10の下端部は立
起部12aの内周面に気密状に接合され、胴体部10の
下端は底板部材12で閉鎖されている。胴体部10の上
端部は補強リング11の上端部よりもやや下側の位置ま
で補強リング11の内周面に重ね合わされて、気密状に
接合されている。補強リング11の上端部には上方へ突
出する嵌合突部14が環状に形成され、嵌合突部14の
外周面には嵌合溝15が形成されている。胴体部10に
対する補強リング11と底板部材12は、ヒートシール
などにより接合してもよいし、胴体部10を射出成形機
に装填して、補強リング11と底板部材12を胴体部1
0に対して一体的に成形してもよい。
【0027】蓋部材3は、図1〜図4に示すように、補
強リング11に挿入される摺動筒部20と、摺動筒部2
0の下端部から内側へ延びて容器本体2の開口部13を
閉鎖する蓋本体21と、摺動筒部20の上端部から外側
へ延びる鍔部22とから一体的に形成されている。鍔部
22には下方へ向けて開口し、補強リング11の嵌合突
部14に外嵌合する環状溝23が形成されるとともに、
環状溝23内に突出して、補強リング11の嵌合溝15
に凹凸嵌合する環状の突出部24が形成されている。蓋
部材3と補強リング11とは、蓋部材3の摺動筒部20
が補強リング11に挿入されるとともに、補強リング1
1の嵌合突部14が蓋部材3の環状溝23に嵌合され、
更に蓋部材3の突出部24が補強リング11の嵌合溝1
5に嵌合されて気密状に固定されている。但し、環状溝
23に接着剤や粘着剤等を充填し、蓋部材3と補強リン
グ11間のシール性を向上してもよい。また、補強リン
グ11への摺動筒部20の挿入が円滑になされるよう
に、摺動筒部20の外面に予め潤滑油等を塗布してもよ
い。
【0028】蓋部材3の摺動筒部20の下端外周面には
下方へ向けて縮径するテーパ部25が形成され、摺動筒
部20の途中部には下端が容器本体2内に開口し、上端
部が鍔部22付近まで延びるガス抜き用の溝部26が円
周方向に間隔をあけて形成されている。蓋本体21の中
央部には吐出口27が形成され、吐出口27には上方へ
延びる筒部28が一体的に形成されている。蓋本体21
の底面には吐出口27を閉鎖するバージンフィルム29
が貼着され、使用時にはバージンフィルム29を切開し
て、筒部28に図示外のノズルを取付け、ノズルから高
粘調液4を吐出させることになる。
【0029】次に、前記容器本体2に対する高粘調液4
の充填システム30について説明する。図5に示すよう
に、充填システム30は、容器製造装置31にて製造し
た容器本体2を通い箱32を用いて搬送する搬送システ
ム33と、搬送される容器本体2に対して高粘調液4を
充填する充填装置34とを備えている。
【0030】搬送システム33について説明すると、容
器製造装置31の前側には右側へ延びる第1チェーンコ
ンベア35が設けられ、容器製造装置31で製造された
容器本体2は、図示外の移載装置を介してその長手方向
を前後方向に向け且つ開口部13を前側に向けて、複数
本単位(本実施例では4本単位)で第1チェーンコンベ
ア35上に移載される。第1チェーンコンベア35の右
側には通い箱32に対して容器本体2を装填するための
装填装置36が設けられ、第1チェーンコンベア35の
下流端の後方には装填装置36内に延びる第2チェーン
コンベア37が設けられている。第1チェーンコンベア
35の下流端に移送された容器本体2は、突出装置38
により後方へ突き出されて第2チェーンコンベア37上
に順次移載される。
【0031】装填装置36の後方には通い箱32をスト
ックするストッカー39が設けられ、通い箱32はロー
ラコンベア40、41などからなる搬送装置42を介し
て第2チェーンコンベア37の後方に供給される。通い
箱32は、図6〜図8に示すように、箱本体43と、箱
本体43の内部に格子状に配置した仕切板44とを備
え、箱本体43内部は仕切板44により前面を開放した
前後方向に延びる複数の収容部45に区画されている。
各収容部44は、筒状部材の容器本体2を出し入れ可能
に収容する、上下左右に複数行複数列(図例では8行8
列)形成されている。各収容部45を構成する4つの仕
切板44aの開放側の端部の少なくとも幅方向の略中央
部を含む領域に、奥部側ほど切欠幅が狭くなる略V字状
の切欠部46が形成されている。
【0032】切欠部46の頂部46aの角度θは、小さ
すぎると、切込みが深くなって仕切板44の強度が低下
し、大きすぎると、容器本体2の挿入側端部を円滑に案
内できなくなるので、これらを考慮して適宜に設定する
ことになる。但し、切欠部46としては、奥部側ほど切
欠幅が狭くなるように構成されていれば、図9(a)に
示すような放物線状に切欠いた切欠部46Aや、図9
(b)に示すように途中部が内側へ膨出した切欠部46
Bなど、種々の形状のものを採用できる。収容部45の
奥行きDは、容器本体2の長さLよりも短く設定しても
よいが、容器本体2の胴体部が軟質な膜体の場合には、
搬送時に破損することも考えられるので、容器本体2の
長さLよりも長く設定することが好ましい。
【0033】装填装置36について説明すると、図5、
図10に示すように、第2チェーンコンベア37の前方
には第2チェーンコンベア37上に位置決めセットされ
た8本の容器本体2を8本の突出ロッド47により後方
へ同時に突き出す突出手段48が設けられ、第2チェー
ンコンベア37の後方には通い箱32を昇降する昇降手
段49が設けられ、容器本体2は、突出手段48及び昇
降手段49を介して、8本ずつ通い箱32の上端側の収
容部45から順々装填される。そして、全ての収容部4
5に容器本体2を装填した状態で、ローラコンベア50
により充填装置34へ搬送される。突出ロッド47の本
数は、通い箱32の各行の収容部45の個数等に応じて
8本に設定したが、8本以外の本数に設定してもよい。
また、8本の突出ロッド47は、同時に突出させること
が、装填装置36の構成を簡素にできるので好ましい
が、時間差を持たせて突出させてもよい。
【0034】この装填装置36では、通い箱32とし
て、切欠部46を有するものを用いているので、突出手
段48により、容器本体2を後方へ突き出して通い箱3
2の収容部45に装填する際、容器本体2の後端部の位
置が多少ずれていたとしても、切欠部46に当接するこ
とで収容部45の中心側へ案内されて、円滑に収容部4
5内に装填されるので、容器本体2として胴体部10を
柔軟なフィルム材で構成したものでも円滑に収容部45
内に収容させることが可能となる。
【0035】図5に示すように、ローラコンベア50の
下流端には通い箱32から容器本体2を1本ずつ取り出
して縦向き姿勢にして充填装置34へ受け渡す受渡装置
51が設けられている。この受渡装置51は、ローラコ
ンベア50の右方に配置される位置切換手段52と、充
填装置34と位置切換手段52間に配置された受渡手段
53とを備えている。
【0036】受渡手段53について、図5、図11、図
12を参照しながら説明すると、充填装置34の後方に
は支持柱54が立設され、支持柱54には前後方向に延
びるガイドロッド55が設けられている。ガイドロッド
55には図示外の駆動手段により前後移動する可動ベー
ス56が設けられている。可動ベース56には図示外の
駆動手段により図11に図示の水平位置と図12に図示
の鉛直位置とに旋回可能なアーム部材57が設けられ、
アーム部材57の先端部には、容器本体2の内径よりも
拡開して、容器本体2を内面側から保持可能な拡開ヘッ
ド58が設けられ、拡開ヘッド58は、エア圧により拡
縮する風船状のものである。拡開ヘッド58は図示外の
伸縮手段によりアーム部材57に長さ方向に移動可能に
構成されている。
【0037】位置切換手段52は、通い箱32の所定の
収容部45が水平姿勢に保持した拡開ヘッド58に対面
するように通い箱32を上下方向及び左右方向に順次移
動するもので、左右方向に延びる上下1組のベルト60
a、60b間に通い箱32を保持した状態で、電動モー
タにより上下のベルト60a、60bを同期させて逆方
向に回転させることで、通い箱32を左右方向に移動で
きるように構成され、また、ベルト60a、60b間に
通い箱32を保持した状態で、基台61の前面に設けた
上下方向に延びるガイドレール62に沿って、電動モー
タにより上下方向に移動できるように構成されている。
【0038】この受渡装置51では、図11に示すよう
に、アーム部材57を水平姿勢に保持し、位置切換手段
52により通い箱32の所定の収容部45を拡開ヘッド
58に対面させた状態で、可動ベース56とともにアー
ム部材57を後退させ、伸縮手段により拡開ヘッド58
を容器本体2の補強リング11内に挿入させてから、拡
開ヘッド58を拡開させて容器本体2を保持させ、この
状態で可動ベース56とともにアーム部材57を前進さ
せて、通い箱32の収容部45から容器本体2を引出
す。次に、図12に示すように、アーム部材57ととも
に容器本体2を鉛直姿勢に旋回させて、充填装置34の
クランパー65の保持爪66で補強リング11の外周部
を保持させて、充填装置34に容器本体2を受け渡し、
その後拡開ヘッド58を縮径させた状態で、伸縮手段に
より拡開ヘッド58を上方へ移動させ、補強リング11
から拡開ヘッド58を離脱させ、次の容器本体2の受け
取り作業を上記と同様の手順で順次行う。
【0039】尚、本実施例では、通い箱32を用いて、
容器本体2を水平に収容して搬送する搬送システム33
を構成したが、容器本体2を縦向きに収容して搬送する
搬送システムを構成することも可能である。
【0040】次に、充填装置34について説明すると、
図5、図12〜図14に示すように、回転テーブル67
が設けられ、回転テーブル67の外周部には受渡装置5
1から受け渡される容器本体2を縦向きに支持するため
の支持手段68が円周方向に一定間隔おきに、図例では
円周方向に45°おきに8つ設けられている。支持手段
68は、容器本体2の補強リング11を挟持する1対の
保持爪66を有するクランパー65と、クランパー65
を上下方向に移動自在に案内する案内ロッド69とを備
えている。支持手段68は、8つ以外の個数設けてもよ
い。回転テーブル67の右方には容器本体2に対して高
粘調液4を注入するための図示外の注入装置が設けら
れ、回転テーブル67の前方には高粘調液4を注入した
容器本体2に対して蓋部材3を打栓する打栓装置70が
設けられ、回転テーブル67を例えば45°ずつピッチ
送りして、容器本体2に対して高粘調液4を注入し、蓋
部材3を打栓するように構成されている。尚、打栓して
得られる充填容器1は、回転テーブル67の左方へと搬
出される。
【0041】注入装置は図示していないが、回転テーブ
ル67により移送される容器本体2の上方に配置された
高粘調液注入管71(図15(a)参照)と、該容器本
体2をクランパー65とともに案内ロッド69に沿って
昇降させる昇降手段とを備え、昇降手段により容器本体
2を上昇させて容器本体2の奥部内まで高粘調液注入管
71を挿入させた状態で、高粘調液注入管71から高粘
調液4を吐出させながら容器本体2を下降させ、気泡が
入らないように容器本体2に対して高粘調液4を注入で
きるように構成されている。但し、昇降手段は、高粘調
液注入管71を容器本体2に対して相対的に昇降し得る
ように構成されていれば、容器本体2を固定し、高粘調
液注入管71を昇降させるように構成してもよいし、高
粘調液注入管71と容器本体2とをそれぞれ昇降させる
ように構成してもよい。
【0042】打栓装置70について説明すると、クラン
パー65の上方位置には、蓋供給手段72から順次供給
される蓋部材3を1つずつ保持する保持部73が設けら
れ、保持部73には蓋部材3よりも多少小径の貫通孔7
4(図16参照)が形成され、貫通孔74の内面上部は
下方へ向けて縮径するテーパー状に形成されている。保
持部73の上方には、保持部73に保持された蓋部材3
を貫通孔74からその下方に配置された容器本体2の補
強リング11に打栓する打栓手段75が設けられ、蓋部
材3は蓋供給手段72により保持部73に供給されて、
打栓手段75のヘッド75aにより容器本体2の補強リ
ング11に打栓される。容器本体2の下方には容器本体
2の胴体部10の高さ方向の途中部を側方より押圧し
て、容器本体2内の高粘調液4の液面を隆起させる1対
の押圧レバー76が回動自在に設けられ、この押圧レバ
ー76はエアシリンダー77により図14に実線で図示
の開放位置と、仮想線で図示の押圧位置とに亙って開閉
駆動される。但し、押圧レバー76は、胴体部10の高
さ方向の途中部の少なくとも一部を押圧し得るように構
成されていればよいので、胴体部10の押圧箇所は2箇
所以外であってもよいし、全周に亙って押圧してもよ
い。また、押圧箇所は、高さ方向の任意の位置で行える
が、操作性を考慮して中央部を押圧することが好まし
い。更に、複数の押圧レバー76を設ける場合には、押
圧箇所を高さ方向にずらしてもよい。尚、符号78はク
ランパー65の保持爪66を下方より支持して、打栓時
にクランパー対して過剰な荷重が作用することを防止す
るサポート部材である。
【0043】次に、容器本体2に対する高粘調液4の充
填方法について説明しながら、充填装置34の作動を説
明する。受渡装置51から充填装置34のクランパー6
6に受渡した容器本体2は、回転テーブル67とともに
90°回転して注入装置に移送される。そして、注入装
置により、図15(a)、(b)に示すように、容器本
体2をクランパー65とともに上昇させて、高粘調液注
入管71を容器本体2の奥部内まで挿入し、この状態で
高粘調液注入管71から高粘調液4を注入しながら、容
器本体2をクランパー65とともに同調下降させて、高
粘調液4に気泡が入らないように、容器本体2に高粘調
液4を必要量だけ注入する。高粘調液4を注入した状態
で、高粘調液4の液面は、高粘調液4の粘度が高いこと
から、中央部が盛り上がった山形状になる。次に、高粘
調液4を注入した容器本体2は、回転テーブル67とと
もに90°回転して、打栓装置70に移送される。そし
て、打栓装置70により、図15(c)、図16に示す
ように、押圧レバー76により、容器本体2の胴体部1
0の途中部を押圧して、高粘調液4の液面を隆起させ、
注入した高粘調液4の見かけ上の注入量を多めに調整す
る。このとき、高粘調液4の液面は、注入時の山形状を
略維持した状態で隆起する。
【0044】次に、押圧レバー76による押圧を解放し
てから、保持部73に保持された蓋部材3を打栓手段7
5により下方へ突き出して、胴体部10を元の形状に復
帰させながら、図15(d)に示すように、容器本体2
の補強リング11に蓋部材3の摺動筒部20を挿入させ
ることになるが、このとき蓋部材3は、先ず図17に示
すよに、高粘調液4の液面の頂部に密着し、次に液面の
頂部を潰しながら、つまり液面と蓋部材3との密着部分
を外周側へ広げながら、高粘調液4の液面に密着するの
で、蓋部材3と高粘調液4間の空気は排出され更に、蓋
部材3が補強リング11に挿入され始めるとガス抜き用
の溝部26を介して外部に略完全に排出され、図18に
示すように、蓋部材3補強リング1に挿入される。尚、
押圧レバー76による胴体部10の押圧を解放しないで
も、胴体部10が柔軟な膜体であるので、蓋部材3を押
圧レバー76の押圧力よりも大きな力で挿入し、打栓し
てもよい。
【0045】また、このとき打栓手段75により蓋部材
3が補強リング11内に押し込まれ、図3に示すよう
に、蓋部材3の環状溝23の補強リング11の嵌合突部
14が嵌合されるとともに、蓋部材3の突出部24が補
強リング11の嵌合溝15に嵌合されて、蓋部材3が補
強リング11に気密状に固定されることになる。このよ
うにして容器本体2内に高粘調液4を注入し打栓した高
粘調液充填容器1においては、蓋部材3付近における空
気の残留を効果的に防止でき、残留空気による高粘調液
4の劣化や硬化を効果的に防止することが可能となる。
【0046】尚、本実施例では、建築用のシーリング材
や接着剤などの高粘調液4を容器本体2に充填する充填
システムに本発明を適用したが、筒状の容器に充填され
るものであれば、マヨネーズやジャムなどの食品類など
の建築用以外の高粘調液を充填する充填システムに対し
ても本発明を適用できる。また、搬送システムに関して
は、筒状の部材であれば、軟質なものでも硬質なもので
も搬送できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る筒状部材の搬送システム
によれば、容器本体を一旦通い箱に収納した状態で搬送
するので、搬送途中における容器本体の破損を効果的に
防止できる。このため、容器本体として胴体部が柔軟な
膜体で構成されているようなものでも、搬送途中におけ
る破損、変形等を確実に防止できる。請求項2記載のよ
うに、仕切板のうちの各収容部を構成する仕切板の開放
側の端部に切欠部を形成すると、容器本体を装填する際
に、容器本体の軸心が収容部の軸心に対して多少ズレて
いても、容器本体の挿入側の端部が切欠部に案内され
て、容器本体が収容部内に円滑に収容されるので、容器
本体が破損するという不具合を防止でき、作業効率が向
上する。
【0048】請求項3記載のように、通い箱には収容部
を複数行、複数列形成し、装填装置では、通い箱を1行
又は1列ずつ相対移動させながら、通い箱の各行又は各
列の複数の収容部に容器本体を装填すると、効率的に装
填することが可能となる。請求項4記載のように、搬送
装置に、通い箱から容器本体を取り出して受渡す受渡装
置を設けると、容器本体の搬送と受渡しとを自動化する
ことが可能となる。
【0049】請求項5記載のように、受渡装置に拡開ヘ
ッドを設けると、拡開ヘッドにより容器本体を内側から
保持し、次工程に受渡せるので、受渡し時における容器
本体の位置ズレを少なくできる。また、容器本体を柔軟
な膜体で構成する場合でも、拡開ヘッドを容器本体の形
状に構成すれば、容器本体を確実に保持して受け渡すこ
とが可能となる。請求項6記載のように、受渡装置によ
り、収容部から容器本体を取り出してその姿勢を縦向き
にして受渡すと、容器本体の姿勢を作業し易い姿勢に切
り換えて、加工や内容物の充填などの種々の作業を効率
的に行うことが可能となる。具体的には、後述する請求
項8記載のように、容器本体に高粘調液を注入し、打栓
するための充填装置に対して、容器本体を効率良く供給
することが可能となる。
【0050】請求項7に係る高粘調液の充填システムに
よれば、容器本体の胴体部が柔軟な膜体で構成される
が、通い箱の収容部に容器本体を装填して搬送するの
で、搬送途中において容器本体の胴体部が破損したり変
形したりするなどの不具合を防止できる。また、容器本
体の搬送及び容器本体に対する高粘調液の注入と蓋部材
の打栓の一連の作業を自動化することが可能となり、効
率的に高粘調液充填容器を製作することが可能となる。
請求項8記載の高粘調液の充填システムによれば、請求
項7と同様に、通い箱の収容部に容器本体を装填して搬
送するので、搬送途中において容器本体の胴体部が破損
したり変形したりするなどの不具合を防止できるととも
に、容器本体の搬送及び容器本体に対する高粘調液の注
入と蓋部材の打栓の一連の作業を自動化することが可能
となり、効率的に高粘調液充填容器を製作することが可
能となる。加えて、搬送システムの受渡装置により、通
い箱にて搬送された容器本体を縦向き姿勢にして充填装
置に受渡すので、充填装置では受渡されたそのままの縦
向き姿勢で、容器本体に対して高粘調液を注入し、蓋部
材を打栓することが可能となり、容器本体の受渡作業を
円滑に行える。また、受渡装置は、容器本体の内面側か
ら保持して受渡すことで、容器本体の胴体部が破損する
などの不具合を防止することも可能となる。
【0051】請求項9記載のように、充填装置に、回転
テーブルと支持手段とを有する移送手段を設けると、受
渡装置により縦向き姿勢に姿勢切換えされた容器本体
が、剛性を有する補強部においてクランパーにて保持さ
れて充填装置に受渡されるので、容器本体の受渡しを円
滑に且つ確実に行うことが可能となり、しかも受渡した
容器本体を充填装置の支持手段に精度良く確実に保持で
きる。また、容器本体は、回転テーブルとともに移送さ
れ、クランパーに順次保持された状態で、注入装置によ
り高粘調液が充填され、打栓装置により蓋部材が打栓さ
れるので、容器本体に対する高粘調液の注入作業と、蓋
部材の打栓作業とを円滑に行うことが可能となる。請求
項10記載のように、打栓装置に押圧手段を設け、高粘
調液の液面が隆起した状態で蓋部材を打栓すると、容器
本体内に空気が残留したり、高粘調液が外部に排出した
りすることなく、蓋部材を補強部に気密状に固定でき
る。
【0052】請求項11記載のように、押圧手段により
胴体部を一旦押圧してから解放し、胴体部を元の形状に
復帰させながら、蓋部材を容器本体の開口部に打栓する
と、容器本体内に空気が残留することを防止しつつ、簡
単な制御で胴体部を押圧できる。請求項12記載のよう
に、注入装置として高粘調液注入管と昇降手段とを備え
たもを用いると、容器本体内に高粘調液を注入するとき
に、高粘調液に空気が巻き込まれたり、容器本体と高粘
調液間に空気が残留したりすることを効果的に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高粘調液充填容器の斜視図
【図2】 高粘調液充填容器の分解斜視図
【図3】 高粘調液充填容器の要部縦断面図
【図4】 蓋部材の側面図
【図5】 高粘調液の充填システムの平面図
【図6】 通い箱の斜視図
【図7】 通い箱の要部斜視図
【図8】 通い箱の縦断面図
【図9】 他の構成の通い箱の要部縦断面図
【図10】 搬送システム要部の正面図
【図11】 受渡装置の側面図
【図12】 受渡装置の作動説明図
【図13】 充填手段の側面図
【図14】 充填手段の正面図
【図15】 容器本体に対する高粘調液の充填方法の説
明図
【図16】 容器本体に対する蓋部材の打栓開始直前の
説明図
【図17】 容器本体に対する蓋部材の打栓途中の説明
【図18】 容器本体に対する蓋部材の打栓途中の説明
【図19】 従来技術に係る充填容器の縦断面図
【符号の説明】
1 高粘調液充填容器 2 容器本体 3 蓋部材 4 高粘調液 10 胴体部 11 補強リング 12 底板部材 12a 立起部 13 開口部 14 嵌合突部 15 嵌合溝 20 摺動筒部 21 蓋本体 22 鍔部 23 環状溝 24 突出部 25 テーパ部 26 溝部 27 吐出口 28 筒部 29 バージンフィ
ルム 30 充填システム 31 容器製造装置 32 通い箱 33 搬送システム 34 充填装置 35 第1チェーン
コンベア 36 装填装置 37 第2チェーン
コンベア 38 突出装置 39 ストッカー 40 ローラコンベア 41 ローラコンベ
ア 42 搬送装置 43 箱本体 44 仕切板 44a 仕切壁 45 収容部 46 切欠部 46a 頂部 47 突出ロッド 48 突出手段 49 昇降手段 50 ローラコンベア 51 受渡装置 52 位置切換手段 53 受渡手段 54 支持柱 55 ガイドロッド 56 可動ベース 57 アーム部材 58 拡開ヘッド 60a ベルト 60b ベルト 61 基台 62 ガイドレール 65 クランパー 66 保持爪 67 回転テーブル 68 支持手段 69 案内ロッド 70 打栓装置 71 高粘調液注入
管 72 蓋供給手段 73 保持部 74 貫通孔 75 打栓手段 75a ヘッド 76 押圧レバー 77 エアシリンダー 78 サポート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA03 AB05 BA04 BA05 BB02 BD01 BD04 DA03 DA05 DA07 3E018 AA04 AA06 AB07 CA03 EA01 3E065 AA02 BA02 BA12 BA16 BA18 BB02 BB03 CA11 DA01 DA04 DA11 DB01 DB05 DD01 DD08 FA08 GA04 JA35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が、格子状に配置された仕切板によ
    り、前面を開放した複数の収容部に区画され、各収容部
    内に筒状部材を出し入れ可能に収容する通い箱と、 前記通い箱の収容部に対して筒状部材を装填する装填装
    置と、 前記通い箱を搬送する搬送手段と、 を備えた筒状部材の搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記通い箱として、各収容部を構成する
    仕切板の開放側の端部の少なくとも幅方向の略中央部を
    含む領域に、奥部側ほど切欠幅が狭くなる切欠部を形成
    したものを用いた請求項1記載の筒状部材の搬送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記通い箱には収容部を複数行、複数列
    形成し、装填装置では、通い箱を1行又は1列ずつ相対
    移動させながら、通い箱の各行又は各列の複数の収容部
    に筒状部材を装填する請求項1又は2記載の筒状部材の
    搬送システム。
  4. 【請求項4】 前記搬送装置に、通い箱から筒状部材を
    取り出して受渡す受渡装置を設けた請求項1〜3のいず
    れか1項記載の搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記受渡装置に、筒状部材の内径よりも
    拡開して、筒状部材を内面側から保持可能な拡開ヘッド
    を設けた請求項4記載の筒状部材の搬送システム。
  6. 【請求項6】 前記受渡装置では、収容部から筒状部材
    を取り出してその姿勢を縦向きにして受渡す請求項4又
    は5記載の筒状部材の搬送システム。
  7. 【請求項7】 筒状部材として、少なくとも胴体部を柔
    軟な膜体で構成し、一端の開口部を剛性を有する補強部
    で構成した容器本体を用い、この容器本体に高粘調液を
    注入し蓋部材を打栓する高粘調液の充填システムであっ
    て、 前記容器本体を通い箱に装填して搬送する請求項1〜5
    のいずれか1項記載の搬送システムと、 前記搬送システムにより搬送される容器本体を補強部を
    上側にした縦向き姿勢に支持した状態で、容器本体に高
    粘調液を注入し、容器本体の補強部に蓋部材を打栓する
    注入装置及び打栓装置を有する充填装置と、 を備えた高粘調液の充填システム。
  8. 【請求項8】 筒状部材として、少なくとも胴体部を柔
    軟な膜体で構成し、一端の開口部を剛性を有する補強部
    で構成した容器本体を用い、この容器本体に高粘調液を
    注入し蓋部材を打栓する高粘調液の充填システムであっ
    て、 前記容器本体を通い箱に装填して搬送し、受渡装置によ
    り、容器本体を通い箱から取り出して、補強部を上側に
    した縦向き姿勢にして受渡す請求項6記載の搬送システ
    ムと、 前記搬送システムの受渡装置により受渡される容器本体
    に、高粘調液を注入し、補強部に蓋部材を打栓する注入
    装置及び打栓装置を有する充填装置と、 を備えた高粘調液の充填システム。
  9. 【請求項9】 前記充填装置に、回転テーブルと、回転
    テーブルの外周部に設けた支持手段であって、容器本体
    の補強部をクランパーにて外側から保持して、容器本体
    を支持する支持手段とを有する移送手段を設け、充填装
    置では移送手段により容器本体を順次移送し、高粘調液
    を注入し、蓋部材を打栓する請求項7又は8記載の高粘
    調液の充填システム。
  10. 【請求項10】 前記打栓装置に、高粘調液が注入され
    た容器本体の胴体部を押圧して、高粘調液の液面を隆起
    させる押圧手段を設けた請求項7〜9のいずれか1項記
    載の高粘調液の充填システム。
  11. 【請求項11】 前記打栓装置では、押圧手段により胴
    体部を押圧して高粘調液を一旦隆起させてから、胴体部
    への押圧を解放し、胴体部を元の形状に復帰させなが
    ら、蓋部材を容器本体の補強部に挿入し打栓する請求項
    10記載の高粘調液の充填システム。
  12. 【請求項12】 前記注入装置は、少なくとも容器本体
    の奥部内まで挿入可能な長さを有する高粘調液注入管
    と、高粘調液注入管を容器本体に対して相対的に昇降さ
    せる昇降手段とを備え、昇降手段により高粘調液注入管
    を容器本体の奥部内に挿入した後、該高粘調液注入管を
    容器本体外へ抜き取りながら容器本体内に高粘調液を注
    入する請求項7〜11のいずれか1項記載の高粘調液の
    充填システム。
JP22696198A 1998-08-11 1998-08-11 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム Expired - Fee Related JP3575289B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22696198A JP3575289B2 (ja) 1998-08-11 1998-08-11 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム
JP35775498A JP3575306B2 (ja) 1998-08-11 1998-12-16 軟質容器に対する高粘調液の充填方法及び高粘調液の充填装置並びに高粘調液充填容器
US09/762,543 US6463968B1 (en) 1998-08-11 1999-01-12 High-consistency liquid filling system for soft vessel and tubular member, as vessel, transporting system and high-consistency liquid filling system and method of filling high-consistency liquid into soft vessel and device and vessel for filling high-consistency liquid
AT99902887T ATE424351T1 (de) 1998-08-11 1999-02-12 System und verfahren zum füllen eines behälters mit einer hochkonsistenten flüssigkeit
EP08016673A EP2000412B1 (en) 1998-08-11 1999-02-12 System for filling flexible container with viscous material and system for conveying cylindrical members
PCT/JP1999/000610 WO2000009405A1 (fr) 1998-08-11 1999-02-12 Systeme de remplissage de liquide haute consistance, pour recipient mou et element tubulaire, en tant que recipient, systeme de transport et de remplissage de liquide haute consistance et procede de remplissage de ce liquide dans un recipient mou, dispositif et recipient de remplissage de liquide haute consistance
AT08016673T ATE467567T1 (de) 1998-08-11 1999-02-12 System zur füllung eines flexiblen behälters mit einem viskösen material und system zur förderung von zylindrischen objekten
DE69942378T DE69942378D1 (de) 1998-08-11 1999-02-12 System zur Füllung eines flexiblen Behälters mit einem viskösen Material und System zur Förderung von zylindrischen Objekten
DE69940518T DE69940518D1 (de) 1998-08-11 1999-02-12 T einer hochkonsistenten flüssigkeit
EP99902887A EP1106516B1 (en) 1998-08-11 1999-02-12 System and method for filling a container with a high-consistency liquid
US10/216,231 US6546973B2 (en) 1998-08-11 2002-08-12 Equipment for filling flexible container with viscous material.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22696198A JP3575289B2 (ja) 1998-08-11 1998-08-11 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000062703A true JP2000062703A (ja) 2000-02-29
JP3575289B2 JP3575289B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=16853343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22696198A Expired - Fee Related JP3575289B2 (ja) 1998-08-11 1998-08-11 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3575289B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341861A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Dainippon Printing Co Ltd 容器
WO2009033044A2 (en) * 2007-09-07 2009-03-12 Ithink Packaging Solutions, Llc Tube package system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922702U (ja) * 1982-08-02 1984-02-13 雪印乳業株式会社 瓶ケ−サ−における瓶誘導規制装置
JPH02139303A (ja) * 1988-10-07 1990-05-29 Bernd Hansen 容器を充填および封止する方法
JPH08156904A (ja) * 1994-12-05 1996-06-18 Nippon Tetra Pack Kk 包装容器の充填方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922702U (ja) * 1982-08-02 1984-02-13 雪印乳業株式会社 瓶ケ−サ−における瓶誘導規制装置
JPH02139303A (ja) * 1988-10-07 1990-05-29 Bernd Hansen 容器を充填および封止する方法
JPH08156904A (ja) * 1994-12-05 1996-06-18 Nippon Tetra Pack Kk 包装容器の充填方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341861A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Dainippon Printing Co Ltd 容器
WO2009033044A2 (en) * 2007-09-07 2009-03-12 Ithink Packaging Solutions, Llc Tube package system
WO2009033044A3 (en) * 2007-09-07 2009-05-07 Ithink Packaging Solutions Llc Tube package system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3575289B2 (ja) 2004-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6575289B2 (en) Apparatus and method for feeding spout-equipped bags to bag filling and packaging machine
JP5434219B2 (ja) ケーサ
US8828166B2 (en) Method for ultrasound welding of two bag foils with a spout
KR101274587B1 (ko) 튜브 사출성형기용 튜브용기 정렬 공급장치
US6463968B1 (en) High-consistency liquid filling system for soft vessel and tubular member, as vessel, transporting system and high-consistency liquid filling system and method of filling high-consistency liquid into soft vessel and device and vessel for filling high-consistency liquid
KR101930051B1 (ko) 스파우트 파우치 자동포장기
US6959739B2 (en) Tube-filling machine and a filling method in such a machine
JP2000062703A (ja) 筒状部材の搬送システム及び高粘調液の充填システム
JPS62153017A (ja) 壜類の整列取出し装置
JP2008013185A (ja) 内容物充填ボトルの製造方法及びその装置
JP6228802B2 (ja) 袋状容器の充填装置、袋状容器の充填方法および袋状包装体の製造方法
JP3885132B2 (ja) 口栓取付装置
KR100340265B1 (ko) 포장용기운반장치
WO1995010408A1 (en) Apparatus and method for attaching fitments to cartons
JP5292076B2 (ja) 容器のガス置換方法及びその装置
JPH06144403A (ja) 横型袋詰包装機
JP6911532B2 (ja) バッグインボックスのバッグ充填収納装置および方法
KR101964942B1 (ko) 분체형 포장대상물용 충전포장장치
JP2969312B2 (ja) 樹脂製容器への液体充填方法
JP2020083394A (ja) スチーム置換装置及びスチーム置換方法
CN116238741B (zh) 一种智能注射器灌装系统及工作方法
JP3281012B2 (ja) 仕切を有する箱の間欠送り装置
EP1527864A1 (en) Device for producing a ring-shaped body
JP2693890B2 (ja) 射出成形機のための材料供給装置
EP1634812A1 (en) A strip of containers having a reinforced structure, and associated filling process

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140716

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees