JP2000060773A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JP2000060773A JP2000060773A JP10249116A JP24911698A JP2000060773A JP 2000060773 A JP2000060773 A JP 2000060773A JP 10249116 A JP10249116 A JP 10249116A JP 24911698 A JP24911698 A JP 24911698A JP 2000060773 A JP2000060773 A JP 2000060773A
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- Japan
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- nozzle
- wiping
- compressed air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 畳、床、ジュータン等の塵埃等の吸引と共に
濡れた汚れ等の拭き掃除も行なえるように構成し、さら
に湿度に対して強い構造とする。 【解決手段】 一方面側の拭き掃除部とこれに対向する
他方面側の床掃除部とを配して成るノズル本体1を掃除
機本体のノズル接続管5の吸込開口5A側に対し反転回
動可能に取り付け、該ノズル本体1の反転によりノズル
接続管5の吸込開口5Aに対して拭き掃除部の吸込口と
床掃除部の吸込口とが交互に連通するように構成する。
また、拭き掃除部には、弾力性および通気性を有する軟
質な多孔質合成樹脂製の拭き部材7を着脱可能に嵌挿装
着し、ノズル接続管5の吸込開口5Aに連通する底部に
複数の吸込孔8Aを有する拭き部材取付用開口部8を有
する構成とする。さらに、拭き部材取付用開口部8に
は、保湿性または乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性
を有する被覆用シート部材9を拭き部材7の吸込面側を
張着被覆するように取り付ける。
濡れた汚れ等の拭き掃除も行なえるように構成し、さら
に湿度に対して強い構造とする。 【解決手段】 一方面側の拭き掃除部とこれに対向する
他方面側の床掃除部とを配して成るノズル本体1を掃除
機本体のノズル接続管5の吸込開口5A側に対し反転回
動可能に取り付け、該ノズル本体1の反転によりノズル
接続管5の吸込開口5Aに対して拭き掃除部の吸込口と
床掃除部の吸込口とが交互に連通するように構成する。
また、拭き掃除部には、弾力性および通気性を有する軟
質な多孔質合成樹脂製の拭き部材7を着脱可能に嵌挿装
着し、ノズル接続管5の吸込開口5Aに連通する底部に
複数の吸込孔8Aを有する拭き部材取付用開口部8を有
する構成とする。さらに、拭き部材取付用開口部8に
は、保湿性または乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性
を有する被覆用シート部材9を拭き部材7の吸込面側を
張着被覆するように取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畳、床、ジュータ
ン等の塵埃吸引捕集用のノズルを備えた電気掃除機に関
するものである。
ン等の塵埃吸引捕集用のノズルを備えた電気掃除機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば特開平8−294468号公報等に開示されている
ように、吸込具本体の底面の吸込口を、複数の透孔を有
する基台と、弾性力及び通気性を有する弾性体と、弾性
体下面を被う通気性及び塵埃捕集性を有する布状体とか
らなる拭き部材を被い、吸込口と拭き部材との間に可撓
性を有するフラップを配設した電気掃除機が提案されて
いる。
えば特開平8−294468号公報等に開示されている
ように、吸込具本体の底面の吸込口を、複数の透孔を有
する基台と、弾性力及び通気性を有する弾性体と、弾性
体下面を被う通気性及び塵埃捕集性を有する布状体とか
らなる拭き部材を被い、吸込口と拭き部材との間に可撓
性を有するフラップを配設した電気掃除機が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、畳、床、ジュータン等の微細な塵埃等
吸引捕集する機能を有するだけであり、畳、床、ジュー
タン等の塵埃等の吸引と共に被掃除面の濡れた汚れ等の
拭き掃除をも同時に行なうことができないものである。
そのため、電気掃除機で一通り掃除を行なった後に、さ
らに人手により雑巾拭きを行なうかあるいはペーパータ
オル等を備えたモップ式等の拭き掃除具等を別に使用し
て拭き掃除をしなければならず、面倒な掃除作業となる
ため拭き掃除だけをつい省いてしまうのが常であった。
特に従来の電気掃除機は湿度に非常に弱い構造となって
いる。また、従来の化学薬剤を使用したモップ式の拭き
掃除具では、拭き部材に摩擦静電気でもって塵埃が一度
付着してもその付着力はかなり弱いため容易に塵埃が落
下してしまい、しかも化学薬剤等を使用しているため、
拭き掃除後の床等を幼児がなめたり手で擦ったりし、ま
た拭き取れなかった大きめの塵埃物を口に入れてしゃぶ
ったりするので、衛生上非常に危険である等の問題点を
有していた。さらに、従来の床掃除用のノズルは大きく
て重量があり、老人や主婦にとっては毎日の掃除作業が
苦痛であり、特に回転ブラシ式のノズルではジュータン
等の毛足の長いものに対しては奥の微細な塵埃や汚れを
容易に取り除くことができず、しかも高級で高価なジュ
ータンにとってはこれを傷付けてしまう虞れがある。
技術においては、畳、床、ジュータン等の微細な塵埃等
吸引捕集する機能を有するだけであり、畳、床、ジュー
タン等の塵埃等の吸引と共に被掃除面の濡れた汚れ等の
拭き掃除をも同時に行なうことができないものである。
そのため、電気掃除機で一通り掃除を行なった後に、さ
らに人手により雑巾拭きを行なうかあるいはペーパータ
オル等を備えたモップ式等の拭き掃除具等を別に使用し
て拭き掃除をしなければならず、面倒な掃除作業となる
ため拭き掃除だけをつい省いてしまうのが常であった。
特に従来の電気掃除機は湿度に非常に弱い構造となって
いる。また、従来の化学薬剤を使用したモップ式の拭き
掃除具では、拭き部材に摩擦静電気でもって塵埃が一度
付着してもその付着力はかなり弱いため容易に塵埃が落
下してしまい、しかも化学薬剤等を使用しているため、
拭き掃除後の床等を幼児がなめたり手で擦ったりし、ま
た拭き取れなかった大きめの塵埃物を口に入れてしゃぶ
ったりするので、衛生上非常に危険である等の問題点を
有していた。さらに、従来の床掃除用のノズルは大きく
て重量があり、老人や主婦にとっては毎日の掃除作業が
苦痛であり、特に回転ブラシ式のノズルではジュータン
等の毛足の長いものに対しては奥の微細な塵埃や汚れを
容易に取り除くことができず、しかも高級で高価なジュ
ータンにとってはこれを傷付けてしまう虞れがある。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、畳、床、ジュータン
等の塵埃等の吸引と共に濡れた汚れ等の拭き掃除も行な
えるように構成し、しかも湿度に対して強い構造とし、
さらにジュータン等の毛足の長いものに対してもこれを
傷付けることなく奥の微細な塵埃や濡れた汚れ等を容易
に取り除くことができるようにした拭き掃除部・床掃除
部兼用ノズルを備えた電気掃除機を提供することを目的
とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、畳、床、ジュータン
等の塵埃等の吸引と共に濡れた汚れ等の拭き掃除も行な
えるように構成し、しかも湿度に対して強い構造とし、
さらにジュータン等の毛足の長いものに対してもこれを
傷付けることなく奥の微細な塵埃や濡れた汚れ等を容易
に取り除くことができるようにした拭き掃除部・床掃除
部兼用ノズルを備えた電気掃除機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、掃除機本体のノズル接続管の
吸込口側に対し反転回動可能に取り付けられ、且つ一方
面側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の床掃除部
とを配して成るノズル本体を有し、該ノズル本体の反転
によりノズル接続管の吸込開口に対して拭き掃除部の吸
込口と床掃除部の吸込口とが交互に連通されることを特
徴とする。
ため、本発明にあっては、掃除機本体のノズル接続管の
吸込口側に対し反転回動可能に取り付けられ、且つ一方
面側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の床掃除部
とを配して成るノズル本体を有し、該ノズル本体の反転
によりノズル接続管の吸込開口に対して拭き掃除部の吸
込口と床掃除部の吸込口とが交互に連通されることを特
徴とする。
【0006】前記拭き掃除部には、弾力性および通気性
を有する軟質な多孔質合成樹脂製の拭き部材を着脱可能
に嵌挿装着させ、ノズル接続管の吸込開口に連通される
底部に複数の吸込孔を有する拭き部材取付用開口部を有
する構成とすることができる。
を有する軟質な多孔質合成樹脂製の拭き部材を着脱可能
に嵌挿装着させ、ノズル接続管の吸込開口に連通される
底部に複数の吸込孔を有する拭き部材取付用開口部を有
する構成とすることができる。
【0007】前記拭き部材取付用開口部には、前記拭き
部材の吸込面側を張着被覆するように取り付けられる少
なくともリサイクル可能な不織布、布、紙等の保湿性ま
たは乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性を有する被覆
用シート部材を配した構成とすることができる。
部材の吸込面側を張着被覆するように取り付けられる少
なくともリサイクル可能な不織布、布、紙等の保湿性ま
たは乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性を有する被覆
用シート部材を配した構成とすることができる。
【0008】前記被覆用シート部材は、拭き部材取付用
開口部の外周縁部に嵌着される帯環状の締結部材を介し
て被覆用シート部材の周縁部を押さえ込むように取り付
けられた構成とすることができる。
開口部の外周縁部に嵌着される帯環状の締結部材を介し
て被覆用シート部材の周縁部を押さえ込むように取り付
けられた構成とすることができる。
【0009】前記床掃除部側には、延出退避可能に刷毛
状のブラシ部が吸込口よりも後方側に設けられ、床掃除
部を床面上で摺動させるローラーが吸込口よりも前方側
に設けられた構成とすることができる。
状のブラシ部が吸込口よりも後方側に設けられ、床掃除
部を床面上で摺動させるローラーが吸込口よりも前方側
に設けられた構成とすることができる。
【0010】前記ノズル本体には、ノズル接続管の吸込
口側で自重に任せて常に下方に位置付けさせてある金属
製板状のスライド弁が配されていて、該ノズル本体の反
転に伴いスライド弁が落下移動することによりノズル接
続管と、拭き掃除部または床掃除部のいずれか一方との
連通路を閉塞させるように構成することができる。
口側で自重に任せて常に下方に位置付けさせてある金属
製板状のスライド弁が配されていて、該ノズル本体の反
転に伴いスライド弁が落下移動することによりノズル接
続管と、拭き掃除部または床掃除部のいずれか一方との
連通路を閉塞させるように構成することができる。
【0011】前記ノズル本体には、掃除機本体のノズル
接続管の吸込開口に隣接して圧縮空気流通路を並設し、
該圧縮空気流通路の吐出先端部を圧縮空気の圧力で開弁
させるよう逆止弁機構を介して前記床掃除部の吸込口内
に臨ませ、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除部
の吸込口内に吐出させように構成することができる。
接続管の吸込開口に隣接して圧縮空気流通路を並設し、
該圧縮空気流通路の吐出先端部を圧縮空気の圧力で開弁
させるよう逆止弁機構を介して前記床掃除部の吸込口内
に臨ませ、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除部
の吸込口内に吐出させように構成することができる。
【0012】前記ノズル本体には、ノズル接続管の吸込
口側および圧縮空気流通路の流路先端部側で自重に任せ
て常に下方に位置付けさせてある金属製板状のスライド
弁が配されていて、該ノズル本体の反転に伴いスライド
弁が落下移動することによりノズル接続管の吸込口側ま
たは圧縮空気流通路の流路先端部側のいずれか一方を閉
塞させると共に、スライド弁の後方においてノズル接続
管と圧縮空気流通路との間を圧縮空気の圧力で閉弁させ
るよう逆止弁機構を介して連通させるように構成するこ
とができる。
口側および圧縮空気流通路の流路先端部側で自重に任せ
て常に下方に位置付けさせてある金属製板状のスライド
弁が配されていて、該ノズル本体の反転に伴いスライド
弁が落下移動することによりノズル接続管の吸込口側ま
たは圧縮空気流通路の流路先端部側のいずれか一方を閉
塞させると共に、スライド弁の後方においてノズル接続
管と圧縮空気流通路との間を圧縮空気の圧力で閉弁させ
るよう逆止弁機構を介して連通させるように構成するこ
とができる。
【0013】前記スライド弁の後方において配したノズ
ル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止弁機構の吐出角
度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に対して約45°
以内の傾斜角度に設定されている構成とすることができ
る。
ル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止弁機構の吐出角
度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に対して約45°
以内の傾斜角度に設定されている構成とすることができ
る。
【0014】前記逆止弁機構は、弁筐体内部に突設した
針状突起に軽量合成樹脂製のボール弁が圧縮空気の圧力
で当突乃至離反されることにより開弁乃至閉弁されるよ
うに構成することができる。
針状突起に軽量合成樹脂製のボール弁が圧縮空気の圧力
で当突乃至離反されることにより開弁乃至閉弁されるよ
うに構成することができる。
【0015】前記掃除機本体には、吸込用羽根子を回転
駆動させてクリーナー空気を空気タンク内に吸い込むた
めのモーターを内蔵し、且つ空気タンクと前記圧縮空気
流通路とを連通させると共に、該モーターと空気タンク
との間に延設させた前記モーターの出力軸による回転駆
動力を利用して吸い込んだ空気を圧縮させるロータリー
タイプあるいはスクロールタイプのエアーコンプレッサ
ーを配した構成とすることができる。
駆動させてクリーナー空気を空気タンク内に吸い込むた
めのモーターを内蔵し、且つ空気タンクと前記圧縮空気
流通路とを連通させると共に、該モーターと空気タンク
との間に延設させた前記モーターの出力軸による回転駆
動力を利用して吸い込んだ空気を圧縮させるロータリー
タイプあるいはスクロールタイプのエアーコンプレッサ
ーを配した構成とすることができる。
【0016】前記エアーコンプレッサーとモーターとの
間に高分子フィルターを配した構成とすることができ
る。
間に高分子フィルターを配した構成とすることができ
る。
【0017】前記空気タンク内部には、前記エアーコン
プレッサーにより送られてくる圧縮空気を加熱清浄する
ための補助熱源が配されている構成とすることができ
る。
プレッサーにより送られてくる圧縮空気を加熱清浄する
ための補助熱源が配されている構成とすることができ
る。
【0018】以上のように構成された本発明に係る電気
掃除機において、ノズル本体は、これを180°だけ反
転回動させることにより、ノズル接続管の吸込開口に対
して拭き掃除部の吸込口と床掃除部の吸込口とを交互に
連通させる。
掃除機において、ノズル本体は、これを180°だけ反
転回動させることにより、ノズル接続管の吸込開口に対
して拭き掃除部の吸込口と床掃除部の吸込口とを交互に
連通させる。
【0019】拭き部材取付用開口部の底部の吸込孔は、
掃除機本体のエアー吸引力でもって通気性を有する拭き
部材による微細な塵埃等の付着捕集機能や濡れた汚れ等
の拭掃吸着機能を効率アップさせる。このとき、被覆用
シート部材は、通気性を有する拭き部材の微細な塵埃等
や濡れた汚れ等による目詰まりによる通気性不良を回避
させる。このとき、使用済の被覆用シート部材は常に新
規なものに交換されると共に、通気性を有する拭き部材
は一旦拭き部材取付用開口部より取り外してから洗浄後
に再使用することにより、拭き部材自体の耐久性を維持
させると同時に長寿命性を向上させる。しかも被覆用シ
ート部材は、少なくともリサイクル可能なため、環境汚
染対策にも供するものとさせる。
掃除機本体のエアー吸引力でもって通気性を有する拭き
部材による微細な塵埃等の付着捕集機能や濡れた汚れ等
の拭掃吸着機能を効率アップさせる。このとき、被覆用
シート部材は、通気性を有する拭き部材の微細な塵埃等
や濡れた汚れ等による目詰まりによる通気性不良を回避
させる。このとき、使用済の被覆用シート部材は常に新
規なものに交換されると共に、通気性を有する拭き部材
は一旦拭き部材取付用開口部より取り外してから洗浄後
に再使用することにより、拭き部材自体の耐久性を維持
させると同時に長寿命性を向上させる。しかも被覆用シ
ート部材は、少なくともリサイクル可能なため、環境汚
染対策にも供するものとさせる。
【0020】スライド弁は、自重に任せて常に下方に位
置付けさせてあるため、該ノズル本体を反転させるだけ
で、スライド弁が落下移動されてノズル接続管と、拭き
掃除部または床掃除部のいずれか一方との連通路を閉塞
させる。
置付けさせてあるため、該ノズル本体を反転させるだけ
で、スライド弁が落下移動されてノズル接続管と、拭き
掃除部または床掃除部のいずれか一方との連通路を閉塞
させる。
【0021】吸込口よりも後方側に設けられた刷毛状の
ブラシ部と、吸込口よりも前方側に設けられたローラー
とにより、ローラーを介して床掃除部を床面上で前後に
摺動させれば、ブラシ部により毛足の長いジュータンの
奥底の微細なゴミを吹き出させる。
ブラシ部と、吸込口よりも前方側に設けられたローラー
とにより、ローラーを介して床掃除部を床面上で前後に
摺動させれば、ブラシ部により毛足の長いジュータンの
奥底の微細なゴミを吹き出させる。
【0022】逆止弁機構は、圧縮空気流通路の吐出先端
部を圧縮空気の圧力で開弁させ、床掃除部の吸込作動中
に圧縮空気を床掃除部の吸込口内に吐出させるため、吸
込口内でジェット効果を発生させながら床掃除部の吸込
力を効率アップさせる。
部を圧縮空気の圧力で開弁させ、床掃除部の吸込作動中
に圧縮空気を床掃除部の吸込口内に吐出させるため、吸
込口内でジェット効果を発生させながら床掃除部の吸込
力を効率アップさせる。
【0023】また、スライド弁の後方において配したノ
ズル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止弁機構の吐出
角度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に対して約45
°以内の傾斜角度に設定されているため、吸込み抵抗を
軽減させてジェット効果による吸込み能率を向上させ
る。
ズル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止弁機構の吐出
角度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に対して約45
°以内の傾斜角度に設定されているため、吸込み抵抗を
軽減させてジェット効果による吸込み能率を向上させ
る。
【0024】さらに、逆止弁機構は、ノズル本体の反転
に伴いスライド弁が落下移動することによりノズル接続
管の吸込口側または圧縮空気流通路の流路先端部側のい
ずれか一方を閉塞させると共に、スライド弁の後方にお
いてノズル接続管と圧縮空気流通路との間を圧縮空気の
圧力で閉弁させる。
に伴いスライド弁が落下移動することによりノズル接続
管の吸込口側または圧縮空気流通路の流路先端部側のい
ずれか一方を閉塞させると共に、スライド弁の後方にお
いてノズル接続管と圧縮空気流通路との間を圧縮空気の
圧力で閉弁させる。
【0025】エアーコンプレッサーは、モーターと空気
タンクとの間に延設させた前記モーターの出力軸による
回転駆動力を利用して吸い込んだ空気を圧縮させながら
空気タンク内に供給させ、さらに圧縮空気流通路を介し
てノズル本体の狭い吸込口内に吐出させてジェット効果
を発生させる。
タンクとの間に延設させた前記モーターの出力軸による
回転駆動力を利用して吸い込んだ空気を圧縮させながら
空気タンク内に供給させ、さらに圧縮空気流通路を介し
てノズル本体の狭い吸込口内に吐出させてジェット効果
を発生させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1乃至図6において示される
第1の実施の形態における符号1は、拭き掃除用ノズル
と床掃除用ノズルとを兼用させた軽量タイプのノズル本
体であり、該ノズル本体1は、図1に示すように、拭き
掃除部用収納室2と床掃除部用収納室3との上下2室か
ら成り、両収納室2,3に跨がって掃除機本体4のノズ
ル接続管5の吸込開口5A側を連通接続させてある。そ
して、ノズル本体1は、図2に示すように、掃除機本体
4のノズル接続管5の吸込開口5Aを中心軸にしてその
廻りを360°角度に反転回動できるようにし、一方面
側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の床掃除部と
が上下に入れ代われるようにしてある(図1、図4参
照)。尚、ノズル本体1の底面および周囲には床や畳の
掃除の際にこれらを傷付けるようなことのないように厚
手のフェルト部材が取り付けてある。
施の形態を説明するに、図1乃至図6において示される
第1の実施の形態における符号1は、拭き掃除用ノズル
と床掃除用ノズルとを兼用させた軽量タイプのノズル本
体であり、該ノズル本体1は、図1に示すように、拭き
掃除部用収納室2と床掃除部用収納室3との上下2室か
ら成り、両収納室2,3に跨がって掃除機本体4のノズ
ル接続管5の吸込開口5A側を連通接続させてある。そ
して、ノズル本体1は、図2に示すように、掃除機本体
4のノズル接続管5の吸込開口5Aを中心軸にしてその
廻りを360°角度に反転回動できるようにし、一方面
側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の床掃除部と
が上下に入れ代われるようにしてある(図1、図4参
照)。尚、ノズル本体1の底面および周囲には床や畳の
掃除の際にこれらを傷付けるようなことのないように厚
手のフェルト部材が取り付けてある。
【0027】前記ノズル本体1内部のノズル接続管5の
吸込開口5A側には、図1、図2、図4、図5に示すよ
うに、該吸込開口5Aに対向させて防錆ステンレス製等
による金属製板状のスライド弁6が両サイドの案内レー
ル部6Aに係合されて上下方向にスライドできるように
配してあり、自重に任せて常に下方に位置付けさせてあ
る。そして、ノズル本体1の反転に伴いスライド弁6が
落下移動することによりノズル接続管5と、拭き掃除用
収納室2または床掃除部用収納室3のいずれか一方との
連通路を閉塞させるように構成してある。すなわち、ノ
ズル本体1の反転によりノズル接続管5の吸込開口5A
に対して拭き掃除部側吸込口2Aと床掃除部側吸込口3
Aとが交互に連通されるようにしている。
吸込開口5A側には、図1、図2、図4、図5に示すよ
うに、該吸込開口5Aに対向させて防錆ステンレス製等
による金属製板状のスライド弁6が両サイドの案内レー
ル部6Aに係合されて上下方向にスライドできるように
配してあり、自重に任せて常に下方に位置付けさせてあ
る。そして、ノズル本体1の反転に伴いスライド弁6が
落下移動することによりノズル接続管5と、拭き掃除用
収納室2または床掃除部用収納室3のいずれか一方との
連通路を閉塞させるように構成してある。すなわち、ノ
ズル本体1の反転によりノズル接続管5の吸込開口5A
に対して拭き掃除部側吸込口2Aと床掃除部側吸込口3
Aとが交互に連通されるようにしている。
【0028】前記拭き掃除用収納室2には、図1、図
4、図6に示すように、弾力性および通気性を有する軟
質な多孔質合成樹脂製として例えばミクロ単位の微細多
孔を有するスポンジ製等の拭き部材7を周囲内壁面に形
成したフック部8Bを介して着脱可能に嵌挿装着させる
拭き部材取付用開口部8を設けてあり、該拭き部材取付
用開口部8の底部には、複数の吸込孔8Aを任意の間隔
をもって散穿し、前記ノズル接続管5の吸込開口5Aに
連通さてある。また、前記拭き部材取付用開口部8に
は、少なくともリサイクル可能な不織布、布、紙等の保
湿性または乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性を有す
る表面ヒダ付等の被覆用シート部材9を前記拭き部材7
の露出した吸込面側を張着被覆するように取り付けてあ
る。このとき、前記被覆用シート部材9は、拭き部材取
付用開口部8の外周縁部に嵌着されるプラスチック製ま
たは軽金属製等の帯環状の締結部材10を介して被覆用
シート部材9の周縁部を挟持させて押さえ込むように取
り付けてある。上記した使用済の被覆用シート部材9は
常に新規なものに交換されるものとし、使用の際には水
や消毒用アルコール等を含浸させて使用するものであ
る。また、通気性を有する拭き部材7は一旦拭き部材取
付用開口部8より取り外してから洗浄後に再使用できる
ようにしてある。しかも被覆用シート部材9は、再生紙
を使う等少なくともリサイクル可能なものとしてある。
4、図6に示すように、弾力性および通気性を有する軟
質な多孔質合成樹脂製として例えばミクロ単位の微細多
孔を有するスポンジ製等の拭き部材7を周囲内壁面に形
成したフック部8Bを介して着脱可能に嵌挿装着させる
拭き部材取付用開口部8を設けてあり、該拭き部材取付
用開口部8の底部には、複数の吸込孔8Aを任意の間隔
をもって散穿し、前記ノズル接続管5の吸込開口5Aに
連通さてある。また、前記拭き部材取付用開口部8に
は、少なくともリサイクル可能な不織布、布、紙等の保
湿性または乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性を有す
る表面ヒダ付等の被覆用シート部材9を前記拭き部材7
の露出した吸込面側を張着被覆するように取り付けてあ
る。このとき、前記被覆用シート部材9は、拭き部材取
付用開口部8の外周縁部に嵌着されるプラスチック製ま
たは軽金属製等の帯環状の締結部材10を介して被覆用
シート部材9の周縁部を挟持させて押さえ込むように取
り付けてある。上記した使用済の被覆用シート部材9は
常に新規なものに交換されるものとし、使用の際には水
や消毒用アルコール等を含浸させて使用するものであ
る。また、通気性を有する拭き部材7は一旦拭き部材取
付用開口部8より取り外してから洗浄後に再使用できる
ようにしてある。しかも被覆用シート部材9は、再生紙
を使う等少なくともリサイクル可能なものとしてある。
【0029】前記床掃除部用収納室3の床掃除部側吸込
口3A側には、図3に示すように、刷毛状のブラシ部1
1を床掃除部側吸込口3Aよりも後方に設けてあり、ノ
ズル本体1の両サイドに凹設したブラシボタンスペース
12に設けてある操作ボタン(図示せず)をスライドさ
せることによりブラシ部11を床掃除部側吸込口3Aに
対して延出退避可能となるようにしてある。さらに、床
掃除部側吸込口3A側を被掃除面上で摺動させるための
ローラー13を床掃除部側吸込口3Aよりも前方側に左
右一対にして設けてある。
口3A側には、図3に示すように、刷毛状のブラシ部1
1を床掃除部側吸込口3Aよりも後方に設けてあり、ノ
ズル本体1の両サイドに凹設したブラシボタンスペース
12に設けてある操作ボタン(図示せず)をスライドさ
せることによりブラシ部11を床掃除部側吸込口3Aに
対して延出退避可能となるようにしてある。さらに、床
掃除部側吸込口3A側を被掃除面上で摺動させるための
ローラー13を床掃除部側吸込口3Aよりも前方側に左
右一対にして設けてある。
【0030】次に、本実施の形態における使用の一例を
説明するに、予め洗浄させてある拭き部材7を拭き部材
取付用開口部8に嵌挿装着させ、水や消毒用アルコール
等を含浸さてある被覆用シート部材9を拭き部材7の露
出した吸込面側を張着被覆するように取り付け、締結部
材10を介して被覆用シート部材9の周縁部を挟持させ
て押さえ込むようにして固定する。先ず床掃除の際に
は、ノズル本体1の床掃除部側吸込口3A側を下方に向
けて使用する。次いで、拭き掃除の際にはノズル本体1
を180°回転させて拭き掃除部側吸込口2Aを下方に
向けて使用すれば良い。このとき、スライド弁6により
ノズル接続管5と床掃除部用収納室3との連通路が閉塞
されるため、ノズル本体1の床掃除部側吸込口3A側か
ら吸い込むようなことはない。
説明するに、予め洗浄させてある拭き部材7を拭き部材
取付用開口部8に嵌挿装着させ、水や消毒用アルコール
等を含浸さてある被覆用シート部材9を拭き部材7の露
出した吸込面側を張着被覆するように取り付け、締結部
材10を介して被覆用シート部材9の周縁部を挟持させ
て押さえ込むようにして固定する。先ず床掃除の際に
は、ノズル本体1の床掃除部側吸込口3A側を下方に向
けて使用する。次いで、拭き掃除の際にはノズル本体1
を180°回転させて拭き掃除部側吸込口2Aを下方に
向けて使用すれば良い。このとき、スライド弁6により
ノズル接続管5と床掃除部用収納室3との連通路が閉塞
されるため、ノズル本体1の床掃除部側吸込口3A側か
ら吸い込むようなことはない。
【0031】また、図7乃至図10には本発明に係る第
2の実施の形態が示されており、第1の実施の形態を示
した図1乃至図6と同一の構成部分については同一の符
号が付されることでその詳細な説明は省略されている。
この第2の実施の形態にあっては第1の実施の形態にお
ける掃除機本体4に対し、図7、図10に示すように、
紙製のダスト袋21の背後で吸込用羽根子22を回転駆
動させてクリーナー空気を空気タンク23内に吸い込む
ための耐湿性のモーター24を内蔵し、且つ空気タンク
23と後述するパイプ状の圧縮空気流通路とを連通させ
ると共に、該モーター24後方へ延長させた前記モータ
ー24の出力軸24Aによる回転駆動力を利用して吸い
込んだ空気を圧縮させるロータリータイプあるいはスク
ロールタイプのエアーコンプレッサー25を、モーター
24と空気タンク23との間に配してある。また、前記
エアーコンプレッサー25とモーター24との間に幅広
な高分子フィルター26を配し、さらに、掃除機本体4
の上側面には防湿加工したコントロール機材スペース2
7が設けられている。また、ダスト袋21の背後と吸込
用羽根子22との間には交換着脱可能なプレフィルター
28を介在設置してある。
2の実施の形態が示されており、第1の実施の形態を示
した図1乃至図6と同一の構成部分については同一の符
号が付されることでその詳細な説明は省略されている。
この第2の実施の形態にあっては第1の実施の形態にお
ける掃除機本体4に対し、図7、図10に示すように、
紙製のダスト袋21の背後で吸込用羽根子22を回転駆
動させてクリーナー空気を空気タンク23内に吸い込む
ための耐湿性のモーター24を内蔵し、且つ空気タンク
23と後述するパイプ状の圧縮空気流通路とを連通させ
ると共に、該モーター24後方へ延長させた前記モータ
ー24の出力軸24Aによる回転駆動力を利用して吸い
込んだ空気を圧縮させるロータリータイプあるいはスク
ロールタイプのエアーコンプレッサー25を、モーター
24と空気タンク23との間に配してある。また、前記
エアーコンプレッサー25とモーター24との間に幅広
な高分子フィルター26を配し、さらに、掃除機本体4
の上側面には防湿加工したコントロール機材スペース2
7が設けられている。また、ダスト袋21の背後と吸込
用羽根子22との間には交換着脱可能なプレフィルター
28を介在設置してある。
【0032】すなわち、前記掃除機本体4の吸込用羽根
子22、モーター24、エアーコンプレッサー25、空
気タンク23等は共に外枠ケース体30内にユニット形
式に納められていて、該モーター24は、図10に示す
ように、ローター31に出力軸24Aとステーター32
を固定し、外枠ケース体30の前側壁面に形成した例え
ばメッシュ状のクリーンエアー吸込口33側においてロ
ーター31の出力軸24Aに吸込用羽根子22を仕切板
38に固定したベアリング40を介してナット35にて
締結させてある。また、ローター31の後側には整流子
36を設け、整流カーボンブラシ37を接触させてこれ
を給電するようにし、さらにローター31の出力軸24
Aを後方へ延長させ、仕切板39に固定したベアリング
41を介して回転可能に保持させてある。モーター24
を挟んで互いに対向する両仕切板38、39には夫々複
数個の開口38A,39Aを形成し、開口38Aと開口
39Aとの間にはモーター24を避けるようにしてクリ
ーンエアー流通路を設けてある。また、モーター24の
ある外枠ケース体30周壁面には複数の開口42を設
け、クリーンエアーの一部を周囲に吐出させるようにし
てある。前記後方へ延長させてある出力軸24Aの後端
部には前記ロータリータイプあるいはスクロールタイプ
のエアーコンプレッサー25をメタル軸筒部43を介し
て固定してあり、エアーコンプレッサー25後方には空
気タンク23の吸入口23Aを配してある。さらに、前
記空気タンク23内部には、前記エアーコンプレッサー
25により送られてくる圧縮空気を加熱清浄するための
例えばヒーター等の補助熱源44を配してある。これに
より圧縮空気を床掃除部側吸込口3A内に吐出させた際
にジュータン等に付着していたダニや細菌等の殺菌もで
きるのである。このときの圧縮空気の吐出時の温度につ
いては、ダニは乾燥と少しの高温に弱いので、充分に滅
菌できる程度の温度とし、例えばモーター24の駆動時
に発生する熱も利用できるようにしても良い。また、空
気タンク23自体を放熱しなければならない時には、ク
リーナーの排出空気を使用する。
子22、モーター24、エアーコンプレッサー25、空
気タンク23等は共に外枠ケース体30内にユニット形
式に納められていて、該モーター24は、図10に示す
ように、ローター31に出力軸24Aとステーター32
を固定し、外枠ケース体30の前側壁面に形成した例え
ばメッシュ状のクリーンエアー吸込口33側においてロ
ーター31の出力軸24Aに吸込用羽根子22を仕切板
38に固定したベアリング40を介してナット35にて
締結させてある。また、ローター31の後側には整流子
36を設け、整流カーボンブラシ37を接触させてこれ
を給電するようにし、さらにローター31の出力軸24
Aを後方へ延長させ、仕切板39に固定したベアリング
41を介して回転可能に保持させてある。モーター24
を挟んで互いに対向する両仕切板38、39には夫々複
数個の開口38A,39Aを形成し、開口38Aと開口
39Aとの間にはモーター24を避けるようにしてクリ
ーンエアー流通路を設けてある。また、モーター24の
ある外枠ケース体30周壁面には複数の開口42を設
け、クリーンエアーの一部を周囲に吐出させるようにし
てある。前記後方へ延長させてある出力軸24Aの後端
部には前記ロータリータイプあるいはスクロールタイプ
のエアーコンプレッサー25をメタル軸筒部43を介し
て固定してあり、エアーコンプレッサー25後方には空
気タンク23の吸入口23Aを配してある。さらに、前
記空気タンク23内部には、前記エアーコンプレッサー
25により送られてくる圧縮空気を加熱清浄するための
例えばヒーター等の補助熱源44を配してある。これに
より圧縮空気を床掃除部側吸込口3A内に吐出させた際
にジュータン等に付着していたダニや細菌等の殺菌もで
きるのである。このときの圧縮空気の吐出時の温度につ
いては、ダニは乾燥と少しの高温に弱いので、充分に滅
菌できる程度の温度とし、例えばモーター24の駆動時
に発生する熱も利用できるようにしても良い。また、空
気タンク23自体を放熱しなければならない時には、ク
リーナーの排出空気を使用する。
【0033】一方、図8、図9に示すように、前記ノズ
ル本体1には、掃除機本体4のノズル接続管5の吸込開
口5Aに隣接してパイプ状の圧縮空気流通路50を並設
し、該圧縮空気流通路50の吐出先端部を圧縮空気の圧
力で開弁させるよう第1逆止弁機構51を介して略曲線
状にカーブした床掃除部側吸込口3A内に臨ませてあ
り、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除部側吸込
口3A内に吐出させように構成し、さらに、前記ノズル
本体1には、ノズル接続管5の吸込開口5A側および圧
縮空気流通路50の流路先端部側で自重に任せて常に下
方に位置付けさせてある金属製板状のスライド弁52が
配されていて、該ノズル本体1の反転に伴いスライド弁
52が落下移動することによりノズル接続管5の吸込開
口5A側または圧縮空気流通路50の流路先端部側のい
ずれか一方を閉塞させると共に、スライド弁52の後方
においてノズル接続管5と圧縮空気流通路50との間を
圧縮空気の圧力で閉弁させるよう第2逆止弁機構53を
介して連通させるように構成してある。このとき、第2
逆止弁機構53および前記第1逆止弁機構51は共に弁
筐体51A,53A内部に突設した針状突起51B,5
3Bに軽量合成樹脂製のボール弁51C,53Cが圧縮
空気の圧力で当突乃至離反されることにより開弁乃至閉
弁されるように構成する。また、前記した略曲線状にカ
ーブした床掃除部側吸込口3Aに加え、上記した第2逆
止弁機構53の弁筐体53Aの吐出角度θはノズル接続
管5の吸込み流れ方向に対して約45°以内の傾斜角度
に設定し、ノズル接続管5内への逆噴射角度を45°以
内にしてある。このようにすることで、吸込み抵抗が軽
減されてジェット効果による吸込み能率を向上すること
ができるのである。しかもこのような弁筐体53Aの吐
出角度の設定により、前記被覆用シート材9やスポンジ
製の拭き部材7が汚れ過ぎて目詰まりを起こしてモータ
ー24が過負荷状態に至るのを防ぐこともできるのであ
る。尚、上記した圧縮空気を送るためのパイプ状の圧縮
空気流通路50を形成するためのノズル本体1から手元
スイッチのある掃除機本体4までの間の蛇腹ホース部分
は、チューブ状の細いホースでも可能である。また、圧
縮空気流通路50は、2重構造パイプもしくは2本のパ
イプの並列構造のいずれでも良い。さらに、前記床掃除
部用収納室3の床掃除部側吸込口3A側後方に設けたジ
ュータン掃除使用の前記刷毛状のブラシ部11に加え
て、床掃除部側吸込口3Aと第1逆止弁機構51の弁筐
体51Aの吐出口との間にも刷毛状のブラシ部11Aを
延出退避可能に取り付けてある。
ル本体1には、掃除機本体4のノズル接続管5の吸込開
口5Aに隣接してパイプ状の圧縮空気流通路50を並設
し、該圧縮空気流通路50の吐出先端部を圧縮空気の圧
力で開弁させるよう第1逆止弁機構51を介して略曲線
状にカーブした床掃除部側吸込口3A内に臨ませてあ
り、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除部側吸込
口3A内に吐出させように構成し、さらに、前記ノズル
本体1には、ノズル接続管5の吸込開口5A側および圧
縮空気流通路50の流路先端部側で自重に任せて常に下
方に位置付けさせてある金属製板状のスライド弁52が
配されていて、該ノズル本体1の反転に伴いスライド弁
52が落下移動することによりノズル接続管5の吸込開
口5A側または圧縮空気流通路50の流路先端部側のい
ずれか一方を閉塞させると共に、スライド弁52の後方
においてノズル接続管5と圧縮空気流通路50との間を
圧縮空気の圧力で閉弁させるよう第2逆止弁機構53を
介して連通させるように構成してある。このとき、第2
逆止弁機構53および前記第1逆止弁機構51は共に弁
筐体51A,53A内部に突設した針状突起51B,5
3Bに軽量合成樹脂製のボール弁51C,53Cが圧縮
空気の圧力で当突乃至離反されることにより開弁乃至閉
弁されるように構成する。また、前記した略曲線状にカ
ーブした床掃除部側吸込口3Aに加え、上記した第2逆
止弁機構53の弁筐体53Aの吐出角度θはノズル接続
管5の吸込み流れ方向に対して約45°以内の傾斜角度
に設定し、ノズル接続管5内への逆噴射角度を45°以
内にしてある。このようにすることで、吸込み抵抗が軽
減されてジェット効果による吸込み能率を向上すること
ができるのである。しかもこのような弁筐体53Aの吐
出角度の設定により、前記被覆用シート材9やスポンジ
製の拭き部材7が汚れ過ぎて目詰まりを起こしてモータ
ー24が過負荷状態に至るのを防ぐこともできるのであ
る。尚、上記した圧縮空気を送るためのパイプ状の圧縮
空気流通路50を形成するためのノズル本体1から手元
スイッチのある掃除機本体4までの間の蛇腹ホース部分
は、チューブ状の細いホースでも可能である。また、圧
縮空気流通路50は、2重構造パイプもしくは2本のパ
イプの並列構造のいずれでも良い。さらに、前記床掃除
部用収納室3の床掃除部側吸込口3A側後方に設けたジ
ュータン掃除使用の前記刷毛状のブラシ部11に加え
て、床掃除部側吸込口3Aと第1逆止弁機構51の弁筐
体51Aの吐出口との間にも刷毛状のブラシ部11Aを
延出退避可能に取り付けてある。
【0034】次に、本実施の形態における動作の一例を
説明するに、図8に示すように、床掃除部の吸込作動中
に床掃除部側吸込口3Aからノズル接続管5側へ塵埃等
を吸い込むと同時に掃除機本体4の吸込用羽根子22、
モーター24、エアーコンプレッサー25、空気タンク
23を経てこれをクリーンエアーに変えてから圧縮空気
流通路50を介して圧縮空気として環流させ、落下位置
にあるスライド弁52により塞き止められて床掃除部側
吸込口3A内に再度吐出させる。このとき、第2逆止弁
機構53は圧縮空気の圧力でボール弁53Cが押し上げ
られて開弁される一方、第1逆止弁機構51は圧縮空気
の圧力でボール弁51Cが針状突起51Bに突き当てら
れて開弁されている。よって、床掃除部側吸込口3Aか
ら吸い込んだ塵埃等を圧縮空気流通路50内に進入させ
ないのである。しかも、圧縮空気は床掃除部側吸込口3
A内でジェット効果を発生させながら床掃除部の吸込力
を効率アップさせるのである。尚、必要のないときには
圧縮空気流通路50を介しての圧縮空気の環流動作を停
止しておけば良い。また、図9に示すように、拭き掃除
部の吸込作動中では拭き掃除部側吸込口2Aからノズル
接続管5側へ塵埃等を吸い込むと同時に掃除機本体4の
吸込用羽根子22、モーター24、エアーコンプレッサ
ー25、空気タンク23を経てこれをクリーンエアーに
変えてから圧縮空気流通路50を介して圧縮空気として
環流させ、落下位置にあるスライド弁52により塞き止
められ、圧縮空気の圧力で開弁状態にされた前記第2逆
止弁機構53を介してノズル接続管5側へ吸引される。
このとき、ノズル接続管5側へ塵埃等を吸い込むと同時
に熱風が入るため湿った塵埃等を乾燥させると共に、ジ
ュータン等に付着していたダニや細菌等を殺菌しながら
吸い込むのである。
説明するに、図8に示すように、床掃除部の吸込作動中
に床掃除部側吸込口3Aからノズル接続管5側へ塵埃等
を吸い込むと同時に掃除機本体4の吸込用羽根子22、
モーター24、エアーコンプレッサー25、空気タンク
23を経てこれをクリーンエアーに変えてから圧縮空気
流通路50を介して圧縮空気として環流させ、落下位置
にあるスライド弁52により塞き止められて床掃除部側
吸込口3A内に再度吐出させる。このとき、第2逆止弁
機構53は圧縮空気の圧力でボール弁53Cが押し上げ
られて開弁される一方、第1逆止弁機構51は圧縮空気
の圧力でボール弁51Cが針状突起51Bに突き当てら
れて開弁されている。よって、床掃除部側吸込口3Aか
ら吸い込んだ塵埃等を圧縮空気流通路50内に進入させ
ないのである。しかも、圧縮空気は床掃除部側吸込口3
A内でジェット効果を発生させながら床掃除部の吸込力
を効率アップさせるのである。尚、必要のないときには
圧縮空気流通路50を介しての圧縮空気の環流動作を停
止しておけば良い。また、図9に示すように、拭き掃除
部の吸込作動中では拭き掃除部側吸込口2Aからノズル
接続管5側へ塵埃等を吸い込むと同時に掃除機本体4の
吸込用羽根子22、モーター24、エアーコンプレッサ
ー25、空気タンク23を経てこれをクリーンエアーに
変えてから圧縮空気流通路50を介して圧縮空気として
環流させ、落下位置にあるスライド弁52により塞き止
められ、圧縮空気の圧力で開弁状態にされた前記第2逆
止弁機構53を介してノズル接続管5側へ吸引される。
このとき、ノズル接続管5側へ塵埃等を吸い込むと同時
に熱風が入るため湿った塵埃等を乾燥させると共に、ジ
ュータン等に付着していたダニや細菌等を殺菌しながら
吸い込むのである。
【0035】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、特に畳、
床、ジュータン等の塵埃等の吸引と共に濡れた汚れ等の
拭き掃除も行なえるように構成でき、しかも湿度に対し
て強い構造とすることができ、さらにジュータン等の毛
足の長いものに対してもこれを傷付けることなく奥の微
細な塵埃や濡れた汚れ等を容易に取り除くことができ
る。
床、ジュータン等の塵埃等の吸引と共に濡れた汚れ等の
拭き掃除も行なえるように構成でき、しかも湿度に対し
て強い構造とすることができ、さらにジュータン等の毛
足の長いものに対してもこれを傷付けることなく奥の微
細な塵埃や濡れた汚れ等を容易に取り除くことができ
る。
【0036】すなわち、本発明は、掃除機本体のノズル
接続管の吸込口側に対し反転回動可能に取り付けられ、
且つ一方面側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の
床掃除部とを配して成るノズル本体を有し、該ノズル本
体の反転によりノズル接続管の吸込開口に対して拭き掃
除部の吸込口と床掃除部の吸込口とが交互に連通される
構成としたので、ノズル本体を180°だけ反転回動さ
せるだけで、拭き掃除部と床掃除部とを交互に切り替え
ることができ、従来のように床掃除の後に別に拭き掃除
具を使用して拭き掃除を行なうというような面倒さや煩
雑さを解消することができる。
接続管の吸込口側に対し反転回動可能に取り付けられ、
且つ一方面側の拭き掃除部とこれに対向する他方面側の
床掃除部とを配して成るノズル本体を有し、該ノズル本
体の反転によりノズル接続管の吸込開口に対して拭き掃
除部の吸込口と床掃除部の吸込口とが交互に連通される
構成としたので、ノズル本体を180°だけ反転回動さ
せるだけで、拭き掃除部と床掃除部とを交互に切り替え
ることができ、従来のように床掃除の後に別に拭き掃除
具を使用して拭き掃除を行なうというような面倒さや煩
雑さを解消することができる。
【0037】前記拭き掃除部には、弾力性および通気性
を有する軟質な多孔質合成樹脂製の拭き部材を着脱可能
に嵌挿装着させ、ノズル接続管の吸込開口に連通される
底部に複数の吸込孔を有する拭き部材取付用開口部を有
するものとしたので、拭き部材取付用開口部の底部の吸
込孔は、掃除機本体のエアー吸引力でもって通気性を有
する拭き部材による微細な塵埃等の付着捕集機能や濡れ
た汚れ等の拭掃吸着機能を効率アップさせることができ
る。しかも、被覆用シート部材は、通気性を有する拭き
部材の微細な塵埃等や濡れた汚れ等による目詰まりによ
る通気性不良を回避させることができる。このとき、使
用済の被覆用シート部材は常に新規なものに交換される
と共に、通気性を有する拭き部材は一旦拭き部材取付用
開口部より取り外してから洗浄後に再使用することによ
り、拭き部材自体の耐久性を維持させると同時に長寿命
性を向上させることができる。しかも被覆用シート部材
は、少なくともリサイクル可能なため、環境汚染対策に
も供するものとできる。
を有する軟質な多孔質合成樹脂製の拭き部材を着脱可能
に嵌挿装着させ、ノズル接続管の吸込開口に連通される
底部に複数の吸込孔を有する拭き部材取付用開口部を有
するものとしたので、拭き部材取付用開口部の底部の吸
込孔は、掃除機本体のエアー吸引力でもって通気性を有
する拭き部材による微細な塵埃等の付着捕集機能や濡れ
た汚れ等の拭掃吸着機能を効率アップさせることができ
る。しかも、被覆用シート部材は、通気性を有する拭き
部材の微細な塵埃等や濡れた汚れ等による目詰まりによ
る通気性不良を回避させることができる。このとき、使
用済の被覆用シート部材は常に新規なものに交換される
と共に、通気性を有する拭き部材は一旦拭き部材取付用
開口部より取り外してから洗浄後に再使用することによ
り、拭き部材自体の耐久性を維持させると同時に長寿命
性を向上させることができる。しかも被覆用シート部材
は、少なくともリサイクル可能なため、環境汚染対策に
も供するものとできる。
【0038】スライド弁は、自重に任せて常に下方に位
置付けさせてあるため、該ノズル本体を反転させるだけ
で、スライド弁が落下移動されてノズル接続管と、拭き
掃除部または床掃除部のいずれか一方との連通路を容易
に閉塞させることができる。また、逆止弁機構は、圧縮
空気流通路の吐出先端部を圧縮空気の圧力で開弁させる
ことができ、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除
部の吸込口内に吐出させることができ、吸込口内でジェ
ット効果を発生させながら床掃除部の吸込力を効率アッ
プさせることができる。しかも、スライド弁の後方にお
いて配したノズル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止
弁機構の吐出角度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に
対して約45°以内の傾斜角度に設定されているため、
吸込み抵抗が軽減されてジェット効果による吸込み能率
が向上すると共に、前記被覆用シート材やスポンジ製等
の拭き部材が汚れ過ぎて目詰まりを起こしてモーターが
過負荷状態に至るのを防ぐこともできる。さらに、掃除
機本体には圧縮空気を加熱清浄するための補助熱源が備
えてあるため、圧縮空気を床掃除部側吸込口内に吐出さ
せた際にジュータン等に付着していたダニや細菌等の殺
菌もできる。
置付けさせてあるため、該ノズル本体を反転させるだけ
で、スライド弁が落下移動されてノズル接続管と、拭き
掃除部または床掃除部のいずれか一方との連通路を容易
に閉塞させることができる。また、逆止弁機構は、圧縮
空気流通路の吐出先端部を圧縮空気の圧力で開弁させる
ことができ、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃除
部の吸込口内に吐出させることができ、吸込口内でジェ
ット効果を発生させながら床掃除部の吸込力を効率アッ
プさせることができる。しかも、スライド弁の後方にお
いて配したノズル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止
弁機構の吐出角度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に
対して約45°以内の傾斜角度に設定されているため、
吸込み抵抗が軽減されてジェット効果による吸込み能率
が向上すると共に、前記被覆用シート材やスポンジ製等
の拭き部材が汚れ過ぎて目詰まりを起こしてモーターが
過負荷状態に至るのを防ぐこともできる。さらに、掃除
機本体には圧縮空気を加熱清浄するための補助熱源が備
えてあるため、圧縮空気を床掃除部側吸込口内に吐出さ
せた際にジュータン等に付着していたダニや細菌等の殺
菌もできる。
【0039】モーターは、空気タンク側に延設させたモ
ーターの出力軸による回転駆動力を利用し、モーターに
よる塵埃等の捕集と同時に、吸い込んだ空気をクリーン
な状態にして圧縮させながら空気タンク内に供給させる
エアーコンプレッサーの駆動にも兼用させたので、掃除
機本体の重量も軽減でき、しかも経済的である。
ーターの出力軸による回転駆動力を利用し、モーターに
よる塵埃等の捕集と同時に、吸い込んだ空気をクリーン
な状態にして圧縮させながら空気タンク内に供給させる
エアーコンプレッサーの駆動にも兼用させたので、掃除
機本体の重量も軽減でき、しかも経済的である。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるノズル本体
の床掃除状態を示す前方から視た断面図である。
の床掃除状態を示す前方から視た断面図である。
【図2】同じくノズル本体の床掃除状態を示す右側面か
ら視た断面図である。
ら視た断面図である。
【図3】同じくノズル本体の床掃除状態を示す底面図で
ある。
ある。
【図4】同じくノズル本体の拭き掃除状態を示す前方か
ら視た断面図である。
ら視た断面図である。
【図5】同じくノズル本体の拭き掃除状態を示す左側面
から視た断面図である。
から視た断面図である。
【図6】同じくノズル本体の拭き掃除状態を示す底面図
である。
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における電気掃除機
全体の側面から視た断面図である。
全体の側面から視た断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるノズル本体
の床掃除状態を示す断面図である。
の床掃除状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるノズル本体
の拭き掃除状態を示す断面図である。
の拭き掃除状態を示す断面図である。
【図10】同じくモーター部分周辺の構成を示す断面図
である。
である。
1…ノズル本体 2…拭き掃除部
側収納室 3…床掃除部側収納室 4…掃除機本体 5…ノズル接続管 6…スライド弁 7…拭き部材 8…拭き部材取
付用開口部 9…被覆用シート部材 10…締結部材 11…ブラシ部 12…ブラシボ
タンスペース 21…ダスト袋 22…吸込用羽
根子 23…空気タンク 24…モーター 24A…出力軸 25…エアーコ
ンプレッサー 30…外枠ケース体 31…ローター 32…ステーター 33…クリーン
エアー吸入口 36…整流子 37…整流カー
ボンブラシ
側収納室 3…床掃除部側収納室 4…掃除機本体 5…ノズル接続管 6…スライド弁 7…拭き部材 8…拭き部材取
付用開口部 9…被覆用シート部材 10…締結部材 11…ブラシ部 12…ブラシボ
タンスペース 21…ダスト袋 22…吸込用羽
根子 23…空気タンク 24…モーター 24A…出力軸 25…エアーコ
ンプレッサー 30…外枠ケース体 31…ローター 32…ステーター 33…クリーン
エアー吸入口 36…整流子 37…整流カー
ボンブラシ
Claims (13)
- 【請求項1】 掃除機本体のノズル接続管の吸込口側に
対し反転回動可能に取り付けられ、且つ一方面側の拭き
掃除部とこれに対向する他方面側の床掃除部とを配して
成るノズル本体を有し、該ノズル本体の反転によりノズ
ル接続管の吸込開口に対して拭き掃除部の吸込口と床掃
除部の吸込口とが交互に連通されることを特徴とする電
気掃除機。 - 【請求項2】 前記拭き掃除部には、弾力性および通気
性を有する軟質な多孔質合成樹脂製の拭き部材を着脱可
能に嵌挿装着させ、ノズル接続管の吸込開口に連通され
る底部に複数の吸込孔を有する拭き部材取付用開口部を
有する請求項1記載の電気掃除機。 - 【請求項3】 前記拭き部材取付用開口部には、前記拭
き部材の吸込面側を張着被覆するように取り付けられる
少なくともリサイクル可能な不織布、布、紙等の保湿性
または乾湿性、さらには通気性、塵埃吸着性を有する被
覆用シート部材を配した請求項2記載の電気掃除機。 - 【請求項4】 前記被覆用シート部材は、拭き部材取付
用開口部の外周縁部に嵌着される帯環状の締結部材を介
して被覆用シート部材の周縁部を押さえ込むように取り
付けられる請求項3記載の電気掃除機。 - 【請求項5】 前記床掃除部側には、延出退避可能に刷
毛状のブラシ部が吸込口よりも後方側に設けられ、床掃
除部を床面上で摺動させるローラーが吸込口よりも前方
側に設けられている請求項1記載の電気掃除機。 - 【請求項6】 前記ノズル本体には、ノズル接続管の吸
込口側で自重に任せて常に下方に位置付けさせてある金
属製板状のスライド弁が配されていて、該ノズル本体の
反転に伴いスライド弁が落下移動することによりノズル
接続管と、拭き掃除部または床掃除部のいずれか一方と
の連通路を閉塞させた請求項1記載の電気掃除機。 - 【請求項7】 前記ノズル本体には、掃除機本体のノズ
ル接続管の吸込開口に隣接して圧縮空気流通路を並設
し、該圧縮空気流通路の吐出先端部を圧縮空気の圧力で
開弁させるよう逆止弁機構を介して前記床掃除部の吸込
口内に臨ませ、床掃除部の吸込作動中に圧縮空気を床掃
除部の吸込口内に吐出させた請求項1または6記載の電
気掃除機。 - 【請求項8】 前記ノズル本体には、ノズル接続管の吸
込口側および圧縮空気流通路の流路先端部側で自重に任
せて常に下方に位置付けさせてある金属製板状のスライ
ド弁が配されていて、該ノズル本体の反転に伴いスライ
ド弁が落下移動することによりノズル接続管の吸込口側
または圧縮空気流通路の流路先端部側のいずれか一方を
閉塞させると共に、スライド弁の後方においてノズル接
続管と圧縮空気流通路との間を圧縮空気の圧力で閉弁さ
せるよう逆止弁機構を介して連通させた請求項1、6、
7のいずれか記載の電気掃除機。 - 【請求項9】 前記スライド弁の後方において配したノ
ズル接続管と圧縮空気流通路との間の逆止弁機構の吐出
角度は、ノズル接続管の吸込み流れ方向に対して約45
°以内の傾斜角度に設定されている請求項8記載の電気
掃除機。 - 【請求項10】 前記逆止弁機構は、弁筐体内部に突設
した針状突起に軽量合成樹脂製のボール弁が圧縮空気の
圧力で当突乃至離反されることにより開弁乃至閉弁され
るものとしてある請求項7乃至9のいずれか記載の電気
掃除機。 - 【請求項11】 前記掃除機本体には、吸込用羽根子を
回転駆動させてクリーナー空気を空気タンク内に吸い込
むためのモーターを内蔵し、且つ空気タンクと前記圧縮
空気流通路とを連通させると共に、該モーターと空気タ
ンクとの間に延設させた前記モーターの出力軸による回
転駆動力を利用して吸い込んだ空気を圧縮させるロータ
リータイプあるいはスクロールタイプのエアーコンプレ
ッサーを配した請求項1、7、8、9、10のいずれか
記載の電気掃除機。 - 【請求項12】 前記エアーコンプレッサーとモーター
との間に高分子フィルターを配した請求項11記載の電
気掃除機。 - 【請求項13】 前記空気タンク内部には、前記エアー
コンプレッサーにより送られてくる圧縮空気を加熱清浄
するための補助熱源が配されている請求項11記載の電
気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10249116A JP2000060773A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10249116A JP2000060773A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060773A true JP2000060773A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17188195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10249116A Pending JP2000060773A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060773A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6792648B2 (en) | 2000-03-28 | 2004-09-21 | Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. | Floor cloth for use in vacuum cleaner and apparatus of vacuum cleaner for rotatably driving the floor cloth |
EP1486156A2 (en) * | 2003-06-13 | 2004-12-15 | Twinbird Corporation | Electric vacuum cleaner with a nozzle comprising a detachable cleaning sheet |
CN110560282A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-12-13 | 中国科学院微电子研究所 | 一种旋涂装置 |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP10249116A patent/JP2000060773A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6792648B2 (en) | 2000-03-28 | 2004-09-21 | Samsung Kwangju Electronics Co., Ltd. | Floor cloth for use in vacuum cleaner and apparatus of vacuum cleaner for rotatably driving the floor cloth |
EP1486156A2 (en) * | 2003-06-13 | 2004-12-15 | Twinbird Corporation | Electric vacuum cleaner with a nozzle comprising a detachable cleaning sheet |
EP1486156A3 (en) * | 2003-06-13 | 2005-08-03 | Twinbird Corporation | Electric vacuum cleaner with a nozzle comprising a detachable cleaning sheet |
US7150069B2 (en) | 2003-06-13 | 2006-12-19 | Twinbird Corporation | Electric vacuum cleaner |
CN1325010C (zh) * | 2003-06-13 | 2007-07-11 | 珍巴多工业股份有限公司 | 电动清扫机 |
CN110560282A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-12-13 | 中国科学院微电子研究所 | 一种旋涂装置 |
CN110560282B (zh) * | 2019-08-22 | 2020-12-29 | 中国科学院微电子研究所 | 一种旋涂装置 |
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