JP2000060412A - 害虫等の防除方法 - Google Patents

害虫等の防除方法

Info

Publication number
JP2000060412A
JP2000060412A JP10242528A JP24252898A JP2000060412A JP 2000060412 A JP2000060412 A JP 2000060412A JP 10242528 A JP10242528 A JP 10242528A JP 24252898 A JP24252898 A JP 24252898A JP 2000060412 A JP2000060412 A JP 2000060412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
sunlight
under
building
pests
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10242528A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoji Tanaka
喜代治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10242528A priority Critical patent/JP2000060412A/ja
Publication of JP2000060412A publication Critical patent/JP2000060412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】危険な薬剤による駆除を行う必要がなく、作業
性が大幅に改善された害虫等の防除方法を提供するこ
と。 【解決手段】本発明に係る害虫等の防除方法は、建物等
の床下等を害虫等の忌避環境となすことを特徴とし、好
ましい態様としては、建物等の床下等に自然光を導入し
て害虫等の忌避環境を形成すること、より好ましい態様
としては、自然光が太陽光であること、また太陽光を直
接または間接に床下等に導き、床下等で太陽光を拡散す
ることであり、さらに好ましくは太陽光を集光し、光フ
ァイバーを介して床下等に導き、床下等で太陽光を拡散
することである。他の好ましい態様としては、太陽光1
による発電7により得られた電気エネルギーを建物等4
の床下等に導き、床下等5で発光手段8を用いて発光さ
せることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、害虫等の防除方法
に関し、詳しくは白蟻などを薬剤によらずに防除できる
害虫等の防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物等の床下に白蟻が生息すると、建物
の耐久年数は大幅に低下してしまうので、通常、この対
策として白蟻駆除作業が行われている。従来、白蟻駆除
法としては、白蟻用の薬品を白蟻の生息している場所に
向かって散布あるいは噴霧したりする手法が採用されて
いる。
【0003】しかし、この作業は床下という迷路のよう
な狭い場所での作業であるため、非常に煩雑であり、専
門業者でも非常につらいものであった。また薬品を狭い
場所で散布あるいは噴霧することは人間に悪影響が大き
いため、防毒マスクを使用している。防毒マスクは酸素
供給や発熱等を考慮し、使用に際し時間制限があるが、
その限界を知ることは非常に難しく、作業中にその使用
時間の限界を越えて作業を継続してしまう場合があり、
人命が危険にさらされることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、危険な薬剤による駆除を行う必要がなく、作業性が
大幅に改善された害虫等の防除方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る害虫等の防除方法は、建物等の床下等を害虫等
の忌避環境となすことを特徴とする。
【0006】従来の発想は全て害虫等をいかに駆除する
かに注目していたため、害虫等を殺すための薬剤散布な
いし噴霧する手法に固執していたのが実状である。本発
明者は、自ら駆除業者の一員として日夜薬剤による危険
な駆除作業を行っていたが、従来の発想を捨て、その発
想の逆転をはかり、害虫を殺すのではなく、住めない環
境にすればよいこと見い出し、害虫等の忌避環境を形成
することによって、本発明に至ったものである。
【0007】本発明の好ましい態様としては、建物等の
床下等に自然光を導入して害虫等の忌避環境を形成する
ことである。より好ましい態様としては、自然光が太陽
光であることであり、また太陽光を直接または間接に床
下等に導き、床下等で太陽光を拡散することであり、さ
らに好ましくは太陽光を集光し、光ファイバーを介して
床下等に導き、床下等で太陽光を拡散することである。
【0008】本発明の他の好ましい態様としては、太陽
光発電により得られた電気エネルギーを建物等の床下等
に導き、床下等で発光手段を用いて発光させることであ
る。この態様によっても、危険な薬剤による駆除を行う
必要がなく、作業性が大幅に改善された害虫等の防除方
法を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】本発明において、害虫等というのは、建物
等の床下等に生息して建物の床下の土台や柱等を虫食い
状態にしたり、かじったりする昆虫や動物等であり、た
とえば白蟻、ゴキブリ、ネズミ等が挙げられるが、これ
らに限定されない。
【0011】本発明において、建物等には、木造や鉄筋
等の建築物を広く含む。
【0012】本発明においては、建物等の床下等を害虫
等の忌避環境となすことを特徴としているが、ここで害
虫等の忌避環境というのは、害虫等が好んで生息し得な
い環境である。
【0013】忌避環境を形成する手段として、第1に自
然光を床下に導入し、自然光に曝される外部と同様の環
境を形成する方法が挙げられ、第2に太陽光発電により
得られた電気エネルギーを床下等に導き、床下等で発光
手段を用いて発光させる方法が挙げられる。また第3の
方法として、家庭用等の電気を床下に導き、床下等で発
光手段を用いて発光させる方法が挙げられる。
【0014】第1の方法において、自然光としては、太
陽光が好ましい。太陽光であれば導入のための設備コス
トはある程度かかるが、その後のランニングコストはか
からず、コスト低減の観点から好ましい。また太陽光に
より湿度の除去が可能となり、床下の構成部材(土台や
柱等)に対する防腐効果がある。
【0015】この方法では、太陽光を直接または間接に
床下等に導き、床下等で太陽光を拡散することが好まし
いが、太陽光を直接に床下等に導くには、屋根を透明に
して、その透明部から直接に床下に導くことが考えられ
る。また間接に導入するには、たとえば1または2以上
の反射鏡を用いることができ、反射鏡からの反射光を床
下に導入し、拡散する。拡散するのは床下全域に害虫等
の忌避環境を形成するためである。
【0016】図1には反射鏡を2つ用いて採光する例が
示されている。図1において、1は太陽光であり、2、
3は反射鏡である。太陽光1は2つの反射鏡によって、
建物4の床下5に導入される。
【0017】図2は、光ファイバー6を用いて床下5に
太陽光1を導入する例である。光ファイバーとしては、
全反射する機能を有する市販のものを用いることができ
る。
【0018】太陽光の採光に際しては、焦点場所の発熱
等を考慮し、床下において、乱反射する機能を付加する
ことが好ましい。乱反射機能を付加するには、たとえば
床下に複数の曇りガラスを配置することが挙げられる。
【0019】また本発明は、床下において、太陽光がほ
ぼ床下全域に拡散することが、害虫の完全な防除の上で
好ましい。
【0020】太陽光を用いる場合、通常太陽の集光可能
な時間は日中6〜8時間程度であるが、その程度の時間
の床下照射によって、害虫にとって忌避環境となり、そ
の場には生息しえず、別の場所に移動する。従って、防
除効果があり、また前述のような防腐効果もある。
【0021】次に第2の方法において、太陽光発電の方
法は特に限定されない。その発電された電気エネルギー
を床下等に導く手段も特に限定されない。
【0022】発光手段としては蛍光ランプや赤色ランプ
等を用いることができ、あるいはこれらの組み合わせて
もよい。
【0023】太陽光による蓄電は昼間行なわれ、その電
気エネルギーを夜間に床下照明として用いると、上述の
害虫防除以外に防犯効果もある。
【0024】図3には、第2の方法を実施するための方
法が示されており、同図において、7は太陽光発電機で
あり、8は蛍光ランプである。
【0025】次に、第3の方法は、家庭用等の電気を床
下において用いるものであり、電気コストはかかるが忌
避環境を形成することはできる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明の実施の形態は上記に限定されず、本発明の思想
の範囲内で、種々の態様をとり得る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、危険な薬剤による駆除
を行う必要がなく、作業性が大幅に改善された害虫等の
防除方法を提供することができ、太陽光を用いることに
より、低コストで害虫防除を可能とし、また太陽光によ
り湿度の除去が可能となり、床下の構成部材に対する防
腐効果がある。
【0028】太陽光発電により得られた電気エネルギー
を用いることによっても、同様に低コストで害虫防除を
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す説明図
【図2】本発明の他の例を示す説明図
【図3】本発明の他の例を示す説明図
【符号の説明】
1:太陽光 2、3:反射鏡 4:建物 5:床下 6:光ファイバー 7:太陽光発電機 8:蛍光ランプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物等の床下等を害虫等の忌避環境となす
    ことを特徴とする害虫等の防除方法。
  2. 【請求項2】建物等の床下等に自然光を導入して害虫等
    の忌避環境を形成することを特徴とする害虫等の防除方
    法。
  3. 【請求項3】自然光が太陽光であることを特徴とする請
    求項2記載の害虫等の防除方法。
  4. 【請求項4】太陽光を直接または間接に床下等に導き、
    床下等で太陽光を拡散することを特徴とする請求項3記
    載の害虫等の防除方法。
  5. 【請求項5】太陽光を集光し、光ファイバーを介して床
    下等に導き、床下等で太陽光を拡散することを特徴とす
    る請求項4記載の害虫等の防除方法。
  6. 【請求項6】太陽光発電により得られた電気エネルギー
    を建物等の床下等に導き、床下等で発光手段を用いて発
    光させることを特徴とする請求項1記載の害虫等の防除
    方法。
JP10242528A 1998-08-13 1998-08-13 害虫等の防除方法 Pending JP2000060412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10242528A JP2000060412A (ja) 1998-08-13 1998-08-13 害虫等の防除方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10242528A JP2000060412A (ja) 1998-08-13 1998-08-13 害虫等の防除方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000060412A true JP2000060412A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17090463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10242528A Pending JP2000060412A (ja) 1998-08-13 1998-08-13 害虫等の防除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000060412A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7240828B2 (en) * 2005-06-07 2007-07-10 Verifone Israel Ltd. Insect repelling point of sale terminal
WO2008089736A1 (de) * 2007-01-24 2008-07-31 Andreas Aicher Vorrichtung zur abwehr von schädlingen
JP6387501B1 (ja) * 2017-11-16 2018-09-12 アイ・エヌ製薬株式会社 屋内動物忌避装置および屋内動物忌避方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113908A (en) * 1978-02-27 1979-09-05 Susumu Takahara Foundation body of wooden building
JPH02182140A (ja) * 1989-01-01 1990-07-16 Hideyo Niida 新規な害虫忌避装置
JPH06327392A (ja) * 1993-03-22 1994-11-29 Kazuo Kawashima 白蟻駆除装置
JPH104850A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Kiyatsutsu:Kk 白蟻検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113908A (en) * 1978-02-27 1979-09-05 Susumu Takahara Foundation body of wooden building
JPH02182140A (ja) * 1989-01-01 1990-07-16 Hideyo Niida 新規な害虫忌避装置
JPH06327392A (ja) * 1993-03-22 1994-11-29 Kazuo Kawashima 白蟻駆除装置
JPH104850A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Kiyatsutsu:Kk 白蟻検出方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7240828B2 (en) * 2005-06-07 2007-07-10 Verifone Israel Ltd. Insect repelling point of sale terminal
WO2008089736A1 (de) * 2007-01-24 2008-07-31 Andreas Aicher Vorrichtung zur abwehr von schädlingen
JP6387501B1 (ja) * 2017-11-16 2018-09-12 アイ・エヌ製薬株式会社 屋内動物忌避装置および屋内動物忌避方法
WO2019098282A1 (ja) * 2017-11-16 2019-05-23 アイ・エヌ製薬株式会社 屋内動物忌避装置および屋内動物排除装置ならびに屋内動物忌避方法
JP2019088256A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 アイ・エヌ製薬株式会社 屋内動物忌避装置および屋内動物忌避方法
KR20200075886A (ko) * 2017-11-16 2020-06-26 아이엔 세에야쿠 가부시키가이샤 실내 동물 기피 장치, 실내 동물 배제 장치 및 실내 동물 기피 방법
KR102226361B1 (ko) * 2017-11-16 2021-03-10 아이엔 세에야쿠 가부시키가이샤 실내 동물 기피 장치, 실내 동물 배제 장치 및 실내 동물 기피 방법
US11116202B2 (en) 2017-11-16 2021-09-14 I N Pharmaceutical Co., Ltd. Indoor pest repellent device, indoor pest elimination device, and method for repelling pests indoors

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070175085A1 (en) Combination lamp and insect eliminator
US5505017A (en) Flying insect trap using reflected and radiated light
US8845118B2 (en) Illumination system and method
EP3958673B1 (en) An insect trap
WO2010098252A1 (ja) 害虫防除装置
JP4631841B2 (ja) 植物補光照明装置
JP2007289053A (ja) 害虫防除器具及びその取付構造
ITTO970273A1 (it) Trappola per mosche con due o piu' schemi di luce direzionale.
CN106305665A (zh) 一种林业杀虫装置
JP2019162051A (ja) 虫捕集装置及び虫捕集方法
JP2000060412A (ja) 害虫等の防除方法
DE50304521D1 (de) Insektenfalle
JP2007209266A (ja) 捕虫装置
JP3589114B2 (ja) 殺虫装置
CN115868465A (zh) 害虫驱除装置、害虫驱除方法以及害虫驱除系统
JP2004242584A (ja) 捕獲殺虫用照明装置
KR20220010094A (ko) 살충용 해충포집장치
JP7109073B2 (ja) 捕虫装置及び当該捕虫装置を用いた捕虫方法
KR102021366B1 (ko) 포충기
JP4483186B2 (ja) 侵入害虫防除方法、及び侵入害虫防除装置
JP2010193750A (ja) 害虫防除装置
KR20200117397A (ko) 포충기
KR102580341B1 (ko) 써라운드 포충 장치
JP7571698B2 (ja) 害虫駆除装置、害虫駆除方法および害虫駆除システム
JP3759299B2 (ja) 昆虫誘引忌避装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000919