JP2000060325A - 水田水管理においてコスト低減を実現できるローカルケーブル方式とした水田水位自動制御システム - Google Patents

水田水管理においてコスト低減を実現できるローカルケーブル方式とした水田水位自動制御システム

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JP2000060325A
JP2000060325A JP10237668A JP23766898A JP2000060325A JP 2000060325 A JP2000060325 A JP 2000060325A JP 10237668 A JP10237668 A JP 10237668A JP 23766898 A JP23766898 A JP 23766898A JP 2000060325 A JP2000060325 A JP 2000060325A
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water
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paddy
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JP10237668A
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English (en)
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Koichi Shinozaki
紘一 篠崎
Sadao Kodama
貞夫 児玉
Kozo Iwano
浩三 岩野
Manabu Kikuchi
学 菊地
Satoshi Ogawa
智 小川
Katsuyoshi Takamura
勝義 高村
Wataru Omiya
渉 大宮
Ken Munakata
研 棟方
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SORIMACHI KK
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Original Assignee
SORIMACHI KK
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大巾な省力化を実現すると共に、実用化に当
たりコストダウンを実現し安価な製品として水田管理を
遠隔地でコンピュータによって自動制御管理するプログ
ラムコントロール方式の水田管理システムを提供するこ
と。 【解決手段】 少なくとも水田の給水口に止水手段とし
て制御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線によ
って送信される制御信号を受信する無線受信装置を介し
て、この制御信号によって前記制御弁を開閉制御し水田
の少なくとも給水を自動制御するように構成して、前記
制御装置による遠隔操作によって水田の水位を自動コン
トロールするように構成し、無線受信装置と有線接続し
て、水田の水位や温度などの水田情報を無線送信する無
線送信装置の数を前記制御部材の数より低減し得るよう
に構成した水田水管理においてコスト低減を実現できる
ローカルケーブル方式とした水田水位自動制御システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田の水位を自動
コントロールして管理する水田水管理においてコスト低
減を実現できるローカルケーブル方式とした水田水位自
動制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水稲栽
培の環境の厳しさ、農業人口の減少や水田管理者の老齢
化などから水田管理の自動化、大巾な省力化を伴った高
度な水田管理システムの開発が要望されている。
【0003】そこで、出願人は水田管理を遠隔地でコン
ピュータによって自動制御管理するプログラムコントロ
ール方式の水田管理システムの開発に取り組み、大巾な
省力化を実現すると共に、実用化に当たりコストダウン
を実現し安価な製品として提供可能な画期的な本発明を
完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】水田の給水若しくは排水を制御して水田の
水位を自動コントロールする水田水位自動制御システム
であって、少なくとも水田の給水口に止水手段として制
御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線によって
送信される制御信号を受信する無線受信装置を介して、
この制御信号によって前記制御弁を開閉制御し水田の少
なくとも給水を自動制御するように構成して、前記制御
装置による遠隔操作によって水田の水位を自動コントロ
ールするように構成し、前記水田若しくは水田付近に設
置された前記制御弁や水位検出センサーなどの制御部材
を所定の前記無線受信装置と有線接続して、前記無線受
信装置の数若しくは前記制御装置に水田の水位や温度な
どの水田情報を無線送信する無線送信装置の数を前記制
御部材の数より低減し得るように構成したことを特徴と
する水田水管理においてコスト低減を実現できるローカ
ルケーブル方式とした水田水位自動制御システムに係る
ものである。
【0006】また、隣接若しくは近接する複数枚の水田
を通水パイプや通水路などの通水手段によって連結し、
各水田の少なくとも給水口に前記制御弁を設け、この制
御弁を夫々所定の前記無線受信装置と有線接続して、少
なくとも前記無線受信装置の数を前記制御弁の数より低
減した構成とし、水田より離れた遠隔地に設置した前記
制御装置より前記無線受信装置へ制御信号を送信し、こ
の無線受信装置により受信した制御信号により前記複数
の各制御弁を同時に開閉制御し、前記複数の水田の水位
を自動コントロールすることを特徴とする請求項1記載
の水田水管理においてコスト低減を実現できるローカル
ケーブル方式とした水田水位自動制御システムに係るも
のである。
【0007】また、前記水田の排水口に止水手段として
制御弁を設け、この制御弁を前記無線受信装置により受
信する制御信号によって開閉制御して自動排水制御し得
るように構成して、前記各制御弁に夫々無線受信装置を
設けて各制御弁を独立に自動制御するか、若しくは前記
各制御弁を所定の前記無線受信装置と有線接続して各制
御弁を同時制御するかを採択可能とした構成としたこと
を特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水田
水管理においてコスト低減を実現できるローカルケーブ
ル方式とした水田水位自動制御システムに係るものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0009】例えば品種や気候や土地条件などの様々な
諸条件、並びに実証データや稲の生育理論あるいは経験
則などをふまえて生育段階や季節時期などの時期区分に
対応して夫々適正な水田の水位管理設定値を決定したパ
ターンモデルに基づく制御プログラムを実行するパソコ
ンなどの制御装置を自宅や管理事務所や作業所などに設
置する。
【0010】この制御装置の操作によって前記制御プロ
グラムによって所定の管理目標に基づく水位設定値に水
田水位を維持すべく、所定の制御信号が遠隔地である水
田へ無線送信される。
【0011】この制御信号は、水田現地の無線受信装置
に受信され、この制御信号に基づいて給水口若しくは排
水口に設けた制御弁が開閉制御される。
【0012】これによって、少なくとも水田への給水量
が自動制御され、例えば前記パターンモデルによって設
定されている水位設定値に水田水位が自動的に所望範囲
内にコントロール管理される。
【0013】また、例えば水田の水位を検出する水位検
出センサーから無線送信されてくる水位情報や、その他
気温や降雨などの気象情報などに基づいて水田水位を調
整すべく制御信号が送信され、水田への給水量が自動制
御され、水田水位が自動コントロールされる。
【0014】また、排水口にも同様に制御弁を設けるこ
とで、給水・排水を自動制御することで一層確実にして
瞬時に所定の水田水位を所望範囲内に自動コントロール
できる。
【0015】従って、遠隔地において、即ち、例えば水
田に出向くこともなく遠隔地での操作によって、例えば
予めプログラムした適正な水田水位に自動コントロール
することができる。
【0016】また、本発明は、前記水田若しくは水田付
近に設置された前記制御弁や水位検出センサーなどの制
御部材を所定の前記無線受信装置と有線接続して、前記
無線受信装置の数若しくは前記制御装置に水田の水位や
温度などの水田情報を制御装置へ無線送信する無線送信
装置の数を前記制御部材の数より低減している。従っ
て、無線送受信装置の削減によって大巾なコストダウン
を図れる。
【0017】また、隣接若しくは近接する複数枚の水田
を通水パイプや通水路などの通水手段によって連結し、
各水田の少なくとも給水口に前記制御弁を設け、この制
御弁を夫々所定の前記無線受信装置と有線接続して、少
なくとも前記無線受信装置の数を前記制御弁の数より低
減した構成とし、水田より離れた遠隔地に設置した前記
制御装置より前記無線受信装置へ制御信号を送信し、こ
の無線受信装置により受信した制御信号により前記複数
の各制御弁を同時に開閉制御し、前記複数の水田の水位
を自動コントロールするように構成すれば、同時管理可
能なブロック毎の水田水位を自動コントロールでき、各
水田毎に本システムを独立に設ける必要がなく、一層大
巾なコストダウンを実現できる。
【0018】また、これらコストダウンを実現するいず
れの制御方式を採用するか否かを夫々採択し組み合わせ
ることで、諸条件に応じた適格な本システムを安価に構
築できることとなる。
【0019】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0020】本実施例は、水田の給水及び排水を制御し
て水田の水位を自動コントロールする水田水位自動制御
システムであって、水田の給水口と排水口に止水手段と
して制御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線に
よって送信される制御信号を受信する無線受信装置を介
して、この制御信号によって少なくとも前記給水口の制
御弁を開閉制御し水田の少なくとも給水を自動制御する
ように構成して、前記制御装置による遠隔操作によって
水田の水位を自動コントロールするように構成してい
る。
【0021】即ち、先ず本システムの基本構成は、図1
に示すように、水田1枚毎に一式の本システムを設け、
給水口,排水口に夫々制御弁V1,V2と無線送受信装
置M1,M2が設けられ、この無線送受信装置M1,M
2から水位検出センサーL,温度センサーT1,T2に
よる水田情報が制御装置側の無線送受信装置MVOを介
して制御装置PCに送信され、これら水田情報に基づき
所定の水位管理目標を考慮して予めプログラムされてい
る制御プログラムによって、制御弁V1,V2へ制御信
号を無線送信することでON・OFF開閉制御し所定の
水田水位範囲内に保持するように水田の給排水を制御し
て水位を自動コントロール制御するもので、具体的に
は、例えば特願平10−28421号に示す制御システ
ムに構築する。また、この基本構成においては、水田枚
数が増せば、その1枚1枚に同じ構成のシステムが設け
られる。
【0022】これに対して本実施例では、前記基本構成
での前記水田若しくは水田付近に設置された前記制御弁
や水位検出センサーなどの制御部材を所定の前記無線受
信装置とケーブルで有線接続して、前記無線受信装置の
数、本実施例では無線送受信装置の数を前記制御部材の
数より低減し得る構成とし、いわばローカルケーブル方
式に構成している。
【0023】前述した図1に示す本システムの基本構成
の場合、最終的には数枚或いは数十枚といった相当大き
な規模のシステムを考える事となる。従って、そこには
どうしても「スケール・メリット」なるものが課題とな
って来る。
【0024】その点、上記基本形を考えれば、どうして
もそこには図2に示すように圃場の数だけ無線送受信装
置(無線機)の数が多くなり、余りそのスケールメリッ
トは出て来ない。その面への対応策として考え出された
のが本発明構成のポイントとなる前記ローカルケーブル
方式である。
【0025】具体的には図3に示す。
【0026】即ち、一見距離は長くなるがセンサーLは
センサー同志、そして制御弁V(バルブ)はバルブ同志
現地でケーブル接続とし、無線機側にタイムシェアリン
グで処理する切替機能を持たせれば、無線機の数は大巾
に削減され建設コストは著しく低減される事となる。
【0027】また、本実施例においては、図4に示すよ
うに隣接若しくは近接する複数枚の水田を通水パイプや
通水路などの通水手段によって連結し、各水田に設けた
制御弁あるいは制御弁V1,V2も一か所づつとし、夫
々所定の前記無線送受信装置と有線接続して、少なくと
も前記無線送受信装置の数を前記制御弁の数や水田数と
同じかそれより低減した構成とし、水田より離れた遠隔
地に設置した前記制御装置PCより前記無線送受信装置
MV1,MV2へ制御信号を送信し、この無線送受信装
置MV1,MV2により受信した制御信号により前記複
数の各制御弁を同時に開閉制御し、前記複数の水田の水
位を自動コントロールするいわばブロック別方式として
いる。
【0028】これにより、各水田毎に本システムを独立
に設ける必要がなく、大巾なコストダウンを実現できる
ことになる。
【0029】即ち、本実施例の水管理システム本来の狙
いは勿論、圃場個々の状況に合わせて自動的な水管理を
行う事にあるが、前述の如く、そのための建設コストも
又一つの大事な条件である。前記二つのコストダウンを
図る方式もその一部であるが、本実施例ではこれにもう
一つこのブロック別方式をも採用可能に構成している。
【0030】具体的に説明すると、制御対象となる幾つ
かの圃場から隣接するものであり、また殆ど地盤レベル
も等しく、同じ品種を作って、同じ水の管理を必要とさ
れるような条件が揃えば、それにはただ一つの制御系で
何枚かの圃場を同時に制御する方式、即ちブロック別の
制御方式が可能となって来る。
【0031】これに必要なもう一つの条件は、ブロック
を構成する全ての圃場の所有者が同じである事、或いは
同じでなくとも夫々の所有者の同意が得られる事にある
が、集約化或いは営農化の進む昨今ではそれは決して難
しい条件ではない。
【0032】図4にこのブロック方式の構成例を示す。
【0033】即ち、1セットのセンサーLとバルブVで
数区画の圃場同時に制御しようとするものである。
【0034】実用化条件としては、同時にコントロール
されるそれらの圃場について、 夫々の田面(地盤)レベルがほぼ等しいものとなって
いる事。 作られる品種が同じで、水要求に殆ど差のない事。 移植日に殆ど差がなく、一つのパターンで制御可能な
事。 耕作者が同じか、もし違っていてもその実行に同意し
て頂ける事。 等の条件が付く事になるが、地元各位によればこれら条
件を満たす地区は多いとのことであり、実用性は十分に
ある。
【0035】また、本実施例では、以上の三つの方式を
踏まえた上で、図6に示すように、個別制御方式か若し
くはブロック別方式か、排水制御を制御信号によって自
動制御するか、若しくは制御信号によらないで前記手動
操作による手操作制御(給水弁単独手操作方式)とする
か、前記各制御弁に夫々無線受信装置を設けて各制御弁
を独立に自動制御するか、若しくは前記各制御弁を所定
の前記無線受信装置と有線接続して各制御弁を同時制御
(ローカルケーブル方式)とするかを採択可能とした構
成としている。
【0036】即ち、図5に示すように合計4種類の方式
を採択可能で、様々な諸条件に応じて適宜なシステムを
採択して構築できることとなる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、遠
隔地で水田管理において重要な水位コントロールを遠隔
地から自動制御でき、大巾な省力化を実現すると共に、
実用化に当たりコストダウンを実現し安価な製品として
提供可能な画期的な水田水位自動制御システムとなる。
【0038】特に前記水田若しくは水田付近に設置され
た前記制御弁や水位検出センサーなどの制御部材を所定
の前記無線受信装置と有線接続して、前記無線受信装置
の数若しくは前記制御装置に水田の水位や温度などの水
田情報を無線送信する無線送信装置の数を前記制御部材
の数より低減できる構成のて、大巾なコストダウンを図
れる水田水位自動制御システムとなる。
【0039】また、請求項2記載の発明においては、各
水田毎に本システムを独立に設ける必要がなく、大巾な
コストダウンを実現できる水田水位自動制御システムと
なる。
【0040】また、請求項3記載の発明においては、こ
れらコストダウンを実現する制御方式を採用するか否か
を夫々採択し組み合わせることで、諸条件に応じた適格
な本システムを構築できることとなる水田水位自動制御
システムとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基本構成を示す説明図である。
【図2】本実施例の基本構成によって複数の水田に適用
する場合を示す説明図である。
【図3】本実施例の基本構成を改良し、ローカルケーブ
ル方式とした場合を示す説明図である。
【図4】本実施例の基本構成を改良し、ブロック別方式
とした場合を示す説明図である。
【図5】本実施例の基本構成を含め、各方式の採択組み
合わせによって合計4通りのシステムを構築できること
を示す説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 水田水管理においてコスト低減を実現
できるローカルケーブル方式とした水田水位自動制御シ
ステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田の水位を自動
コントロールして管理する水田水管理においてコスト低
減を実現できるローカルケーブル方式とした水田水位自
動制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水稲栽
培の環境の厳しさ、農業人口の減少や水田管理者の老齢
化などから水田管理の自動化、大巾な省力化を伴った高
度な水田管理システムの開発が要望されている。
【0003】そこで、出願人は水田管理を遠隔地でコン
ピュータによって自動制御管理するプログラムコントロ
ール方式の水田管理システムの開発に取り組み、大巾な
省力化を実現すると共に、実用化に当たりコストダウン
を実現し安価な製品として提供可能な画期的な本発明を
完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】水田の給水若しくは排水を制御して水田の
水位を自動コントロールする水田水位自動制御システム
であって、少なくとも水田の給水口に止水手段として制
御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線によって
送信される制御信号を受信する無線受信装置を介して、
この制御信号によって前記制御弁を開閉制御し水田の少
なくとも給水を自動制御するように構成して、前記制御
装置による遠隔操作によって水田の水位を自動コントロ
ールするように構成し、隣接若しくは近接する複数枚の
水田を通水パイプや通水路などの通水手段によって連結
し、各水田の少なくとも給水口に前記制御弁を設け、
記制御弁や水位検出センサーなどの制御部材を所定の前
記無線受信装置と有線接続して、前記無線受信装置の数
若しくは前記制御装置に水田の水位や温度などの水田情
報を無線送信する無線送信装置の数を前記制御部材の数
より低減し得るように構成したことを特徴とする水田水
管理においてコスト低減を実現できるローカルケーブル
方式とした水田水位自動制御システムに係るものであ
る。
【0006】また、前記水田の排水口に止水手段として
制御弁を設け、この制御弁を前記無線受信装置により受
信する制御信号によって開閉制御して自動排水制御し得
るように構成して、前記各制御弁に夫々無線受信装置を
設けて各制御弁を独立に自動制御するか、若しくは前記
各制御弁を所定の前記無線受信装置と有線接続して各制
御弁を同時制御するかを採択可能とした構成としたこと
を特徴とする請求項1記載の水田水管理においてコスト
低減を実現できるローカルケーブル方式とした水田水位
自動制御システムに係るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0008】例えば品種や気候や土地条件などの様々な
諸条件、並びに実証データや稲の生育理論あるいは経験
則などをふまえて生育段階や季節時期などの時期区分に
対応して夫々適正な水田の水位管理設定値を決定したパ
ターンモデルに基づく制御プログラムを実行するパソコ
ンなどの制御装置を自宅や管理事務所や作業所などに設
置する。
【0009】この制御装置の操作によって前記制御プロ
グラムによって所定の管理目標に基づく水位設定値に水
田水位を維持すべく、所定の制御信号が遠隔地である水
田へ無線送信される。
【0010】この制御信号は、水田現地の無線受信装置
に受信され、この制御信号に基づいて給水口若しくは排
水口に設けた制御弁が開閉制御される。
【0011】これによって、少なくとも水田への給水量
が自動制御され、例えば前記パターンモデルによって設
定されている水位設定値に水田水位が自動的に所望範囲
内にコントロール管理される。
【0012】また、例えば水田の水位を検出する水位検
出センサーから無線送信されてくる水位情報や、その他
気温や降雨などの気象情報などに基づいて水田水位を調
整すべく制御信号が送信され、水田への給水量が自動制
御され、水田水位が自動コントロールされる。
【0013】また、排水口にも同様に制御弁を設けるこ
とで、給水・排水を自動制御することで一層確実にして
瞬時に所定の水田水位を所望範囲内に自動コントロール
できる。
【0014】従って、遠隔地において、即ち、例えば水
田に出向くこともなく遠隔地での操作によって、例えば
予めプログラムした適正な水田水位に自動コントロール
することができる。
【0015】また、本発明は、前記水田若しくは水田付
近に設置された前記制御弁や水位検出センサーなどの制
御部材を所定の前記無線受信装置と有線接続して、前記
無線受信装置の数若しくは前記制御装置に水田の水位や
温度などの水田情報を制御装置へ無線送信する無線送信
装置の数を前記制御部材の数より低減している。従っ
て、無線送受信装置の削減によって大巾なコストダウン
を図れる。
【0016】しかも、隣接若しくは近接する複数枚の水
田を通水パイプや通水路などの通水手段によって連結
し、各水田の少なくとも給水口に前記制御弁を設け、前
記複数の水田の水位を自動コントロールするように構成
したから、同時管理可能なブロック毎の水田水位を自動
コントロールでき、各水田毎に本システムを独立に設け
る必要がなく、一層大巾なコストダウンを実現できる。
【0017】また、これらコストダウンを実現するいず
れの制御方式を採用するか否かを夫々採択し組み合わせ
ることで、諸条件に応じた適格な本システムを安価に構
築できることとなる。
【0018】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0019】本実施例は、水田の給水及び排水を制御し
て水田の水位を自動コントロールする水田水位自動制御
システムであって、水田の給水口と排水口に止水手段と
して制御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線に
よって送信される制御信号を受信する無線受信装置を介
して、この制御信号によって少なくとも前記給水口の制
御弁を開閉制御し水田の少なくとも給水を自動制御する
ように構成して、前記制御装置による遠隔操作によって
水田の水位を自動コントロールするように構成してい
る。
【0020】即ち、先ず本システムの基本構成は、図1
に示すように、水田1枚毎に一式の本システムを設け、
給水口,排水口に夫々制御弁V1,V2と無線送受信装
置M1,M2が設けられ、この無線送受信装置M1,M
2から水位検出センサーL,温度センサーT1,T2に
よる水田情報が制御装置側の無線送受信装置MVOを介
して制御装置PCに送信され、これら水田情報に基づき
所定の水位管理目標を考慮して予めプログラムされてい
る制御プログラムによって、制御弁V1,V2へ制御信
号を無線送信することでON・OFF開閉制御し所定の
水田水位範囲内に保持するように水田の給排水を制御し
て水位を自動コントロール制御するもので、具体的に
は、例えば特願平10−28421号に示す制御システ
ムに構築する。また、この基本構成においては、水田枚
数が増せば、その1枚1枚に同じ構成のシステムが設け
られる。
【0021】これに対して本実施例では、前記基本構成
での前記水田若しくは水田付近に設置された前記制御弁
や水位検出センサーなどの制御部材を所定の前記無線受
信装置とケーブルで有線接続して、前記無線受信装置の
数、本実施例では無線送受信装置の数を前記制御部材の
数より低減し得る構成とし、いわばローカルケーブル方
式に構成している。
【0022】前述した図1に示す本システムの基本構成
の場合、最終的には数枚或いは数十枚といった相当大き
な規模のシステムを考える事となる。従って、そこには
どうしても「スケール・メリット」なるものが課題とな
って来る。
【0023】その点、上記基本形を考えれば、どうして
もそこには図2に示すように圃場の数だけ無線送受信装
置(無線機)の数が多くなり、余りそのスケールメリッ
トは出て来ない。その面への対応策として考え出された
のが本発明構成のポイントとなる前記ローカルケーブル
方式である。
【0024】具体的には図3に示す。
【0025】即ち、一見距離は長くなるがセンサーLは
センサー同志、そして制御弁V(バルブ)はバルブ同志
現地でケーブル接続とし、無線機側にタイムシェアリン
グで処理する切替機能を持たせれば、無線機の数は大巾
に削減され建設コストは著しく低減される事となる。
【0026】また、本実施例においては、図4に示すよ
うに隣接若しくは近接する複数枚の水田を通水パイプや
通水路などの通水手段によって連結し、各水田に設けた
制御弁あるいは制御弁V1,V2も一か所づつとし、夫
々所定の前記無線送受信装置と有線接続して、少なくと
も前記無線送受信装置の数を前記制御弁の数や水田数と
同じかそれより低減した構成とし、水田より離れた遠隔
地に設置した前記制御装置PCより前記無線送受信装置
MV1,MV2へ制御信号を送信し、この無線送受信装
置MV1,MV2により受信した制御信号により前記複
数の各制御弁を同時に開閉制御し、前記複数の水田の水
位を自動コントロールするいわばブロック別方式として
いる。
【0027】これにより、各水田毎に本システムを独立
に設ける必要がなく、大巾なコストダウンを実現できる
ことになる。
【0028】即ち、本実施例の水管理システム本来の狙
いは勿論、圃場個々の状況に合わせて自動的な水管理を
行う事にあるが、前述の如く、そのための建設コストも
又一つの大事な条件である。前記二つのコストダウンを
図る方式もその一部であるが、本実施例ではこれにもう
一つこのブロック別方式をも採用可能に構成している。
【0029】具体的に説明すると、制御対象となる幾つ
かの圃場から隣接するものであり、また殆ど地盤レベル
も等しく、同じ品種を作って、同じ水の管理を必要とさ
れるような条件が揃えば、それにはただ一つの制御系で
何枚かの圃場を同時に制御する方式、即ちブロック別の
制御方式が可能となって来る。
【0030】これに必要なもう一つの条件は、ブロック
を構成する全ての圃場の所有者が同じである事、或いは
同じでなくとも夫々の所有者の同意が得られる事にある
が、集約化或いは営農化の進む昨今ではそれは決して難
しい条件ではない。
【0031】図4にこのブロック方式の構成例を示す。
【0032】即ち、1セットのセンサーLとバルブVで
数区画の圃場同時に制御しようとするものである。
【0033】実用化条件としては、同時にコントロール
されるそれらの圃場について、 夫々の田面(地盤)レベルがほぼ等しいものとなって
いる事。 作られる品種が同じで、水要求に殆ど差のない事。 移植日に殆ど差がなく、一つのパターンで制御可能な
事。 耕作者が同じか、もし違っていてもその実行に同意し
て頂ける事。 等の条件が付く事になるが、地元各位によればこれら条
件を満たす地区は多いとのことであり、実用性は十分に
ある。
【0034】また、本実施例では、以上の三つの方式を
踏まえた上で、図6に示すように、個別制御方式か若し
くはブロック別方式か、排水制御を制御信号によって自
動制御するか、若しくは制御信号によらないで前記手動
操作による手操作制御(給水弁単独手操作方式)とする
か、前記各制御弁に夫々無線受信装置を設けて各制御弁
を独立に自動制御するか、若しくは前記各制御弁を所定
の前記無線受信装置と有線接続して各制御弁を同時制御
(ローカルケーブル方式)とするかを採択可能とした構
成としている。
【0035】即ち、図5に示すように合計4種類の方式
を採択可能で、様々な諸条件に応じて適宜なシステムを
採択して構築できることとなる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、遠
隔地で水田管理において重要な水位コントロールを遠隔
地から自動制御でき、大巾な省力化を実現すると共に、
実用化に当たりコストダウンを実現し安価な製品として
提供可能な画期的な水田水位自動制御システムとなる。
【0037】特に前記水田若しくは水田付近に設置され
た前記制御弁や水位検出センサーなどの制御部材を所定
の前記無線受信装置と有線接続して、前記無線受信装置
の数若しくは前記制御装置に水田の水位や温度などの水
田情報を無線送信する無線送信装置の数を前記制御部材
の数より低減できる構成のて、大巾なコストダウンを図
れる水田水位自動制御システムとなる。
【0038】しかも、制御弁は各水位毎に設けるものの
各水田毎に本システムを独立に設ける必要がなく、大巾
なコストダウンを実現できる水田水位自動制御システム
となる。
【0039】また、請求項記載の発明においては、こ
れらコストダウンを実現する制御方式を採用するか否か
を夫々採択し組み合わせることで、諸条件に応じた適格
な本システムを構築できることとなる水田水位自動制御
システムとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基本構成を示す説明図である。
【図2】本実施例の基本構成によって複数の水田に適用
する場合を示す説明図である。
【図3】本実施例の基本構成を改良し、ローカルケーブ
ル方式とした場合を示す説明図である。
【図4】本実施例の基本構成を改良し、ブロック別方式
とした場合を示す説明図である。
【図5】本実施例の基本構成を含め、各方式の採択組み
合わせによって合計4通りのシステムを構築できること
を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 貞夫 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 岩野 浩三 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 菊地 学 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 小川 智 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 高村 勝義 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 大宮 渉 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 棟方 研 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水田の給水若しくは排水を制御して水田
    の水位を自動コントロールする水田水位自動制御システ
    ムであって、少なくとも水田の給水口に止水手段として
    制御弁を設け、パソコンなどの制御装置から無線によっ
    て送信される制御信号を受信する無線受信装置を介し
    て、この制御信号によって前記制御弁を開閉制御し水田
    の少なくとも給水を自動制御するように構成して、前記
    制御装置による遠隔操作によって水田の水位を自動コン
    トロールするように構成し、前記水田若しくは水田付近
    に設置された前記制御弁や水位検出センサーなどの制御
    部材を所定の前記無線受信装置と有線接続して、前記無
    線受信装置の数若しくは前記制御装置に水田の水位や温
    度などの水田情報を無線送信する無線送信装置の数を前
    記制御部材の数より低減し得るように構成したことを特
    徴とする水田水管理においてコスト低減を実現できるロ
    ーカルケーブル方式とした水田水位自動制御システム。
  2. 【請求項2】 隣接若しくは近接する複数枚の水田を通
    水パイプや通水路などの通水手段によって連結し、各水
    田の少なくとも給水口に前記制御弁を設け、この制御弁
    を夫々所定の前記無線受信装置と有線接続して、少なく
    とも前記無線受信装置の数を前記制御弁の数より低減し
    た構成とし、水田より離れた遠隔地に設置した前記制御
    装置より前記無線受信装置へ制御信号を送信し、この無
    線受信装置により受信した制御信号により前記複数の各
    制御弁を同時に開閉制御し、前記複数の水田の水位を自
    動コントロールすることを特徴とする請求項1記載の水
    田水管理においてコスト低減を実現できるローカルケー
    ブル方式とした水田水位自動制御システム。
  3. 【請求項3】 前記水田の排水口に止水手段として制御
    弁を設け、この制御弁を前記無線受信装置により受信す
    る制御信号によって開閉制御して自動排水制御し得るよ
    うに構成して、前記各制御弁に夫々無線受信装置を設け
    て各制御弁を独立に自動制御するか、若しくは前記各制
    御弁を所定の前記無線受信装置と有線接続して各制御弁
    を同時制御するかを採択可能とした構成としたことを特
    徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水田水管
    理においてコスト低減を実現できるローカルケーブル方
    式とした水田水位自動制御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104082098A (zh) * 2014-06-06 2014-10-08 长春市先掘科技有限责任公司 一种农田灌溉系统及灌溉方法
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